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【サイン本】コーヒーにミルクを入れるような愛 | くどうれいん
¥1,705
SOLD OUT
講談社 2024年 ソフトカバー 208ページ 四六判 - 内容紹介 - ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。 日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。 ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。 【目次】 飛んじゃったサンキャッチャー なまけ神様 大荷物のこころ ほそい稲妻 すばらしい枝 歯とベンツ 泣きながらマラカス クリーニング・キッス 鬼の初恋 蝙蝠・胡麻団子・氷嚢 夜のマンション 夕陽を見せる いやな手 見ていないし、透かしていない コーヒーと結婚 倒産と失恋 長野さんは陸を泳ぐ へそを出して来た ヤドリギ かわいそうに ミルク 作家みたい 深く蔵す - 著者プロフィール - くどう れいん (クドウ レイン) (著/文) 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書にエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』、歌集『水中で口笛』、小説『氷柱の声』、創作童話『プンスカジャム』、絵本『あんまりすてきだったから』などがある。
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見ることの塩 上 イスラエル パレスチナ紀行 + 見ることの塩 下 セルビア コソヴォ紀行 | 四方田 犬彦
¥2,640
河出書房新社 2024年 ソフトカバー 320ページ / 328ページ 文庫判 - 内容紹介 - (上巻)テルアヴィヴから、「壁」を越えパレスチナへ――街を歩き、対話を重ね、土地の日常から現代のアポリアに対峙する珠玉の紀行文学。 (下巻)ただ見ることを課された旅は、紛争終結から数年後の旧ユーゴ諸国へ。宗教や民族の虚構性を看過し、世界の矛盾を凝視する紀行文学。 - 著者プロフィール - 四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ) (著/文) 1953年生まれ。あらゆるジャンルを横断する批評家。著書『映画史への招待』、『モロッコ流謫』、『日本のマラーノ文学』、『ルイス・ブニュエル』、『詩の約束』、『さらば、ベイルート』など。
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Farm to Table シェフが愛する百姓・浅野悦男の365日 | 浅野 悦男, 成見 智子
¥2,420
SOLD OUT
平凡社 2024年 ソフトカバー 296ページ 四六判 - 内容紹介 - 野菜作りは、道楽だ 農業歴60年以上。スーパーでは見かけることのない野菜やハーブ、食べられる花などを栽培し、飲食店に直接届けている浅野悦男。畑から食卓へ、ひと続きとなる道を拓いた先駆者だ。その一年の仕事をたどり、シェフたちとの交流をとおして磨かれた農業哲学の一端をひもとく。 白い根っこだけが大根だと思うなら、そこで終わり。だけど毎日つぶさに観察していれば、そうじゃないことに気付く人は気付くはずだ。どの状態のものを、どんなふうに使ったら面白いか、おいしいか。レストランの「皿の上」をイメージすることで、可能性はどんどん広がる。1+1が2で終わらず、3にも5にもなるんだ。(「春─萌芽のとき」より) 【本書の構成】 第1部 春夏秋冬 浅野悦男の農と食 春――萌芽のとき 夏――灼熱のとき 秋――練熟のとき 冬――深穏のとき 第2部 匠たちと語るガストロノミーのいま 対談:浅野悦男×奥田政行(「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ) 鼎談:浅野悦男×生江史伸(「レフェルヴェソンス」エグゼクティブシェフ) ×樋口敬洋(サローネグループ統括料理長)
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結婚の社会学 | 阪井 裕一郎
¥1,100
筑摩書房 2024年 ちくま新書 ソフトカバー 320ページ 新書判 - 内容紹介 - 「ふつうの結婚」なんてない。結婚の歴史を近代から振り返り、事実婚、パートナーシップなど、従来のモデルではとらえきれない家族のかたちを概観する。 「ふつうの結婚」なんてない。 友人とも結婚できる社会がすぐそこに。 マーケティングにも役立つ、新たな家族像を示す。 さらに深く学ぶための、充実した読書案内付き。 ・明治前半の離婚率は、いまの倍以上。 ・戦時中、国営の結婚相談所が登場。 ・神前式が普及したのは、高度成長期。 ・日本の婚外子割合は約2%と、極端に低い(EU、OECD平均は40%超)。 ・結婚するカップルの4分の1は再婚。 結婚をめぐる常識は、日々変化しています。事実婚、ステップファミリー、同性パートナーシップ、選択的シングルなど、一対の男女による結婚→出産というモデルではとらえきれない家族のかたちがたくさんあるのです。この本では、国際比較、歴史的比較、理論という三つの視点から、結婚というものをひもといていきます。当たり前を疑ってみることで、「ふつうの結婚」「ふつうの家族」という考え方を相対化できるはずです。 「結婚の常識を疑うというのが本書に通底する問題意識となります。……多くの人が「自分のせい」「自分だけ」と思い詰めている問題が、実は社会的な問題 であるということに気づくというのはきわめて大事なことであり、社会学には それを示す責務があると思っています。」(序章より) 目次 序 章 「結婚」を疑う 第1章 結婚の近代史 第2章 結婚の現代史 第3章 離婚と再婚 第4章 事実婚と夫婦別姓 第5章 セクシュアル・マイノリティと結婚 終 章 結婚の未来 - 著者プロフィール - 阪井 裕一郎 (サカイ ユウイチロウ) (本文) 1981年、愛知県生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。専門は家族社会学。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。福岡県立大学人間社会学部専任講師、大妻女子大学人間関係学部准教授を経て、2024年4月より現職。著書に『仲人の近代』(青弓社)、『事実婚と夫婦別姓の社会学』(白澤社)、共著に『結婚の自由』(白澤社)、『社会学の基礎』(有斐閣)、共訳書にエリザベス・ブレイク『最小の結婚』(白澤社)などがある。
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絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界 | 田口 かおり, 米村 知倫(イラスト)
¥1,760
偕成社 2024年 ソフトカバー 183ページ 21cm×15cm - 内容紹介 - 「もう二度と来るもんか!」と思っていたイタリアに留学、絵画修復家に。修復家は、つぎのだれかにバトンをわたすリレー走者のようなもの。きれいになおせばそれでいい? とけて、燃えて、きえてしまうアートをどうする? 悩みはつきません! 絵や彫刻をなおすってどういうこと? 美術作品が生まれたときのすがたをさぐりながら、さまざまな秘密をときあかし、これからのかたちを考える、保存修復の世界。 - 目次 - まえがき 修復家への道 コラム 絶品! リボッリータ 絵画は何でできている? コラム 修復や調査の道具 展覧会の点検編 コラム 作品の下には何がある? 修復する? しない? どちらも正しい コラム チーム制と公開修復 レンブラントの《夜警》 絵画の寿命はどれくらい? 作品はいつ生まれていつ死ぬの? コラム 「なおした場所がわかる修復」って? 保存修復の未来 コラム 作品への暴力、絵画の生態学(エコロジー) あとがき ブックガイド
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日本の不思議な名建築111 | 加藤 純, 傍島 利浩(写真)
¥1,980
エクスナレッジ 2024年 ソフトカバー 176ページ B5変型判 - 内容紹介 - 24の不思議な建物を新たに追加し、 『日本の不思議な建物101』がさらにパワーアップ! 「この建物はどうしてこんな形をしているのか」 「建築的にどんな意味が込められているのか」 「建物の見どころはどこか」 不思議で美しい写真とともに紹介します。
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ドクロ | ジョン・クラッセン, 柴田元幸(翻訳)
¥2,970
スイッチ・パブリッシング 2024年 ハードカバー 112ページ B5変型判 - 内容紹介 - 洗練されたアートワーク。温かくも不気味なストーリー。 訳者・柴田元幸も「最高傑作」と太鼓判を押す、絵本作家ジョン・クラッセンによる新作長篇絵本、ついに刊行‼︎ 日本でもロングセラーとなった『どこいったん』、権威ある児童書の賞である米コールデコット賞と英ケイト・グリーナウェイ賞をW受賞した『ちがうねん』など、その著作が世界中で親しまれている米カルフォルニア在住の絵本作家・イラストレーター、ジョン・クラッセン。そのクラッセンが2023年に発表した新作長篇絵本『ドクロ』、待望の邦訳がついに発売決定です。
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新装 野菜だより | 高山 なおみ
¥2,200
アノニマ・スタジオ 2024年 ソフトカバー 128ページ B5変型判 縦260mm 横195mm - 内容紹介 - 2005年の刊行以来ロング&ベストセラー料理本の新装版。18種類の野菜をメインにした79レシピを収録。シンプルでおいしい、素朴で力強い、高山なおみさんの真髄がつまった、野菜料理の決定版です。 - 著者プロフィール - 高山なおみ (タカヤマナオミ) (著/文) 1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感から生まれた文章への評価も高い。2016年、東京・吉祥寺から、神戸・六甲へ住まいを移し、ひとり暮らしをはじめる。本を読み、自然にふれ、人とつながり、より深くものごとと向き合いながら、創作活動を続ける。日記エッセイや料理書を中心に、エッセイ、絵本など著書多数。
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ネオ日本食 | トミヤマ ユキコ
¥1,980
リトルモア 2024年 ソフトカバー 210ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ16mm - 内容紹介 - ユネスコ(※)は、 「ネオ日本食」を見落としている。 (※)無形文化遺産に「和食」を登録 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 「ネオ日本食」とは:海外から持ち込まれたはずなのに 日本で独自の進化を遂げ、わたしたちの食文化にすっかり 溶け込んでいる食べ物&飲み物。 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- B級グルメ、せんべろ、町中華、ヌン活 ── フード界の次なる最注目キーワードは「ネオ日本食」だ! かつてパンケーキ・ブームを牽引したトミヤマユキコが見出した“新概念”。 本書は、その歴史・魅力・美味しさを徹底的に取材し描き切った、読みものとしても一級の渾身作です。 さあ、身近なのに広大な「#ネオ日本食」の世界へ! [登場する店/会社/人とテーマ] ・「ホットケーキ」 珈琲ワンモア ・「パフェ」 浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica ・「たらこスパゲティ」 スパゲティ ダン ・「ランチパック」 山崎製パン株式会社 ・「ホイス」 有限会社ジィ・ティ・ユー ・「餃子」 ホワイト餃子 野田本店 ・「カツレツ」 ぽん多本家 ・「カレー」 インタビュー=稲田俊輔 +ナポリタン、名古屋めし等の論考も! あなたの好きな、ネオ日本食はなんですか? - 著者プロフィール - トミヤマ ユキコ (トミヤマ ユキコ) (著/文) 1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号(文学)取得。現在、東北芸術工科大学芸術学部准教授。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーについて書く一方、大学教員として、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。2021年から手塚治虫文化賞選考委員。24年からNHK高校講座「家庭総合」(NHK Eテレ)でMC。主な著作に『パンケーキ・ノート おいしいパンケーキ案内100』(リトルモア)、『40歳までにオシャレになりたい!』(扶桑社)、『夫婦ってなんだ?』(筑摩書房)、『少女マンガのブサイク女子考』(左右社)、『10代の悩みに効くマンガ、あります!』(岩波ジュニア新書)、『女子マンガに答えがある「らしさ」をはみ出すヒロインたち』(中央公論新社)、『労働系女子マンガ論!』(タバブックス)、『文庫版 大学1年生の歩き方』(清田隆之との共著、集英社文庫)などがある。
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耳をすませば | チョ・ナムジュ, 小山内 園子(翻訳)
¥1,870
筑摩書房 2024年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - 『82年生まれ、キム・ジヨン』著者のデビュー作にして傑作! 抜群の聴力を持つ少年がテレビのサバイバル番組に出場し……。著者インタビューも必読! - 著者プロフィール - チョ・ナムジュ (チョ ナムジュ) (本文) チョ・ナムジュ:1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。放送作家を経て、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』、2019年『サハマンション』、2020年『ミカンの味』、2021年『私たちが記したもの』、2022年『ソヨンドン物語』刊行。邦訳は、『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子訳、ちくま文庫)、『彼女の名前は』『私たちが記したもの』(小山内園子、すんみ訳)、『サハマンション』(斎藤真理子訳)いずれも筑摩書房刊。『ミカンの味』(矢島暁子訳、朝日新聞出版)。『ソヨンドン物語』(古川綾子訳、筑摩書房)が近刊予定。 小山内 園子 (オサナイ ソノコ) (翻訳) 1969年生まれ。東北大学教育学部卒業。NHK報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。 訳書に、『破果』(ク・ビョンモ、岩波書店)、『大仏ホテルの幽霊』(カン・ファギル、白水社)、『女の答えはピッチにある――女子サッカーが私に教えてくれたこと』(キム・ホンビ、白水社)など。すんみとの共訳書に、『私たちにはことばが必要だ』(イ・ミンギョン、タバブックス)、『彼女の名前は』、『私たちが記したもの』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)などがある。
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実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ | 宇野重規, 若林恵(著/文)
¥1,100
中央公論新社 2024年 中公新書 ソフトカバー 320ページ 新書判 - 内容紹介 - デジタルが社会を変える時代。だが技術の進展は分断を生み、民主主義の後退と政治の機能不全は深刻だ。なぜ私たちは民主主義を実感できないのか? 本書では、大転換期を生きたトクヴィルの思索と行動を手がかりに、選挙ではなく行政府に、政党ではなく結社(ファンダム)に注目。分断を乗り超える、「実験」の民主主義像を提示する。民主主義論の大家が名編集者と力を合わせ、社会課題を探り出し、新しい政治構想を描く。 - 著者プロフィール - 宇野重規 (ウノシゲキ) (著/文) 1967年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は、政治思想史、政治哲学。千葉大工法経学部助教授などを経て、東京大学社会科学研究所教授。著書『政治哲学へ』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞特別賞)、『トクヴィル――平等と不平等の理論家』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、石橋湛山賞)、『日本の保守とリベラル』(中公選書)など。 若林恵 (ワカバヤシケイ) (著/文) 1971年生まれ。平凡社『月刊太陽』編集部、『WIRED』日本版編集長を経て、2000 年にフリー編集者として独立。雑誌、書籍、展覧会の図録などを多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2018年、黒鳥社設立。著書に、『さよなら未来』(岩波書店)、『次世代ガバメント』(日本経済新聞社)、『NEXT GENERATION BANK』(日本経済新聞社)、『GDX 行政府における理念と実践』(黒鳥社)。
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ザ・ロード アメリカ放浪記 | ジャック・ロンドン, 川本 三郎(翻訳)
¥968
筑摩書房 2024年 ちくま文庫 ソフトカバー 288ページ 文庫判 - 内容紹介 - 無賃乗車の技術、刑務所でのサバイバル、貧窮ホーボー生活…「短篇の名手」J・ロンドンが10代の頃のアメリカ大陸放浪を語る隠れた名作。 大陸横断列車にタダ乗り、刑務所でのサバイバル、極貧ホーボー生活、 ホラ話の技術、19世紀末アメリカの光景、さまざまな人々との出会い。 ジャック・ロンドン、面白すぎる冒険実話。 『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアックも憧れたジャック・ロンドン。 その原点は、10代のアメリカ大陸放浪にあった! 【内容紹介】 1892年アメリカ、16歳のジャック・ロンドンは初めて放浪の旅に出た。列車にタダ乗りして大陸を巡る旅は、苦しいながらも自由で、信じられない出来事の連続だった。無賃乗車や騙りの技術、刑務所でのサバイバル、警察との追跡劇、忘れがたいホーボー(放浪者)の仲間たち……『野性の呼び声』で知られる作家が、若き日の冒険を語る。生気に満ちた文体と鋭い視点が光る、アメリカ文学の隠れた名作。 「私が〝放浪の旅〟に出たのは、そうせざるを得なかったからであり、ジーンズに汽車 賃を持っていなかったからであり、そして、〝同じ仕事〟を一生続けるようには人間が 出来ていなかったからである。──まあ、旅に出ていたほうが楽だったからだ。」(本文より) 装画 カチナツミ カバーデザイン 大倉真一郎 目次 1 貨車のすきまに 2 食卓の幸運 3 鞭打ちの光景 4 刑務所の生活 5 作業所の囚人たち 6 最高の放浪者 7 ロードキッドの社会学 8 二千人の放浪者の行進 9 デカの追跡 訳者解説 川本三郎 写真資料 - 著者プロフィール - ジャック・ロンドン (ロンドン ジャック) (本文) 1876年、サンフランシスコ生まれ。1916年没。工場労働者、船員、ホーボーなどを経て、1903年に『野性の呼び声』で一躍人気作家に。「短篇の名手」として知られ、小説やルポルタージュなど多くの作品を残した。邦訳に『白い牙』『どん底の人びと』『マーティン・イーデン』『火を熾す』『犬物語』などがある。 川本 三郎 (カワモト サブロウ) (翻訳) 1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、近著に『映画の木洩れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』など。
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古代技術 | ヘルマン・ディールス, 平田 寛(翻訳)
¥1,540
筑摩書房 2024年 ちくま学芸文庫 ソフトカバー 368ページ 文庫判 - 内容紹介 - 戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、化学まで。古代ギリシアを中心とした臨場感あふれる技術史講義。図版多数。解説 三村太郎 === 古代ギリシアを中心とした技術史であり、当時の科学技術水準の高さを豊富な実例で伝える。著者ヘルマン・ディールスは、『ソクラテス以前哲学者断片集』の編纂者としても知られる古典文献学の権威。取り上げる技術は、戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、時計、化学技術まで幅広く、登場人物もアルキメデス、ホメロス、ヘロン、ウィトルウィウス、デモクリトスなど縦横無尽だ。史料や文学作品を駆使し、精緻な文献学的知識と古物再現への情熱をもって行われた、臨場感あふれる古代技術講義。 === 錠、飛び道具、自動聖水装置から、 通信術、着色術、目覚まし時計まで。 驚きの創造力! 目次 第一講 ギリシア人の科学と技術 第二講 古代の戸と錠 第三講 蒸気機械、自動装置、?賃金表示機 第四講 古代の通信術 第五講 古代の飛び道具 第六講 古代の化学 第七講 古代の時計 解説 古代ギリシア技術史の始まり(三村太郎) - 著者プロフィール - ヘルマン・ディールス (ディールス ヘルマン) (本文) 1848-1922年。ドイツの古典文献学者。ボン大学卒。ベルリン大学教授、科学アカデミー会員などを歴任。『ソクラテス以前哲学者断片集』の編者として知られる。 平田 寛 (ヒラタ ユタカ) (翻訳) 1910-1993年。西洋科学史家。早稲田大学名誉教授、元日本科学史学会会長。著書に『科学の起原』『科学の考古学』など多数。
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三淵嘉子 日本初の女性弁護士 | 長尾 剛
¥858
朝日新聞出版 2024年 ソフトカバー 224ページ 文庫判 - 内容紹介 - 時は昭和、「女性は裁判官になれない」という法曹界に怒りを燃やす人物がいた。彼女の名は、和田嘉子──のちの三淵嘉子。「女の法律家など」と言われた時代に、日本初の女性弁護士のひとりとして奔走した嘉子の夢と生き様、戦いを描く傑作評伝。
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個人書店が選ぶ、いま読んでほしい 海の本
¥1,760
みなとラボ出版 2024年 ソフトカバー 130ページ W120mm×H188mm ※トンガ坂文庫の選書もご掲載いただいております。 - 内容紹介 - みなとラボのウェブサイト上で連載していた、全国各地の個人書店主が「海」をテーマに4冊の本を選ぶ企画「Read the Sea」。この度、2023年2月〜2024年3月に掲載した37名の書店主による選書、コメントに加え、2つの対談、大学教授、JAMSTEC研究員、司書による海に関する本の話を追加し、書籍化いたしました。 タイトルは『個人書店が選ぶ、いま読んでほしい 海の本』。絵本、小説、エッセイ、写真集、冒険記など、多岐にわたるジャンルの本がセレクトされています。多様な海の一端を知ることで、海への解像度が少し上がるのではないでしょうか。海と本は、どちらの世界も広く深い。無数にある本の中から1冊を選びとることはたやすくはありません。本書が、みなさんが本の大海原へと船を漕ぎ出すためのオールになれば、と考えています。 詳細はこちら:https://3710lab.com/news/7139/
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塔のない街 | 大野 露井
¥2,420
河出書房新社 2024年 ハードカバー 192ページ 四六変型判 縦198mm 横139mm 厚さ19mm - 内容紹介 - 「窓通信」「狂言・切り裂きジャック」「舌学者、舌望に悶舌す」……ロンドンという「劇場」を舞台に気鋭の翻訳家が贈る、デビュー小説にして空前のモラトリアム(!?)文学、ついに刊行! 【推薦文】 野崎歓氏(フランス文学者)、絶賛! 華麗にして可憐、瑞々しく花開いた作品群は日本文学の枠を軽々と越えてゆく。 この作者、ただものではない!
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社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法 | 西 智弘, 西上 ありさ, 出野 紀子, 石井 麗子, 藤岡 聡子, 横山 太郎, 守本 陽一, 森田 洋之, 井階 友貴, 村尾 剛志
¥2,200
学芸出版社 2020年 ソフトカバー 224ページ 四六判 - 内容紹介 - --------------------------- 市民活動が誰かの薬になるらしい。 それなら100歳まで生きてみたい。 コミュニティデザイナー 山崎亮 --------------------------- 山崎亮さん(studio-L、コミュニティデザイナー)推薦! 認知症・鬱病・運動不足による各種疾患…。医療をめぐるさまざまな問題の最上流には近年深まる「社会的孤立」がある。従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」を処方する「社会的処方」。制度として導入したイギリスの事例と、日本各地で始まったしくみづくりの取り組みを紹介。 近年注目が高まっている「社会的処方」に関する初めての書籍です! 目次 はじめに はじまりは一人の婦人からだった ■1章 目に見えない「孤立」という病 地域とのつながりが未来を照らす つながりがないことは寿命を縮める 日本において本当に社会的孤立は存在するのか? イギリスにおける社会的孤立と「孤独担当大臣」 イギリスの社会的処方 イギリスの社会的処方の例 言葉ではなくアートで対話する「drawing life」 社会的処方は人を「健康」にすることを目的にするのではない マイナスをプラスにするのではなくプラスをダブルプラスへ! ■2章 社会的処方のカナメ リンクワーカー 「暮らしの保健室」ができるまで 暮らしの保健室は「対話を通じて自らを取り戻す場所」 リンクワーカーとはつながりを作る人 例えばこんなリンクワーカー:ブロムリー・バイ・ボウセンター ABCD:どんな人でも地域を良くする力を持っている! リンクワーカーの育て方:BBBCの場合 日本では「みんながリンクワーカー」にしようよ 制度にするのか、文化にするのか 「みんながリンクワーカー」になることで、あなたも楽になる 私たちが考える「リンクワーカーらしさ」とそのスキル 日本のリンクワーカー:コミュニティユースワーカー ■3章 社会的処方を市民の手で 市民による意思決定支援 Lay navigatorとCo-Minkan 公民館とCo-Minkan 社会的処方研究所 社会的処方研究所を大きく変えた「アカギさんの事例」 孤独を愛する人は、つなげる必要はない? ■4章 まちに医療者が関わる 日本で広がる社会的処方① 医師が屋台をひいて、コーヒーを配る 医療で人は呼べないという原体験 「医療者である○○さん」から「モバイル屋台の○○さんは医療者だった」に 巻き込むことで、その人らしさを内包する 巻き込まれることで、気づいたら健康になる街へ 小規模多機能なモバイル屋台の役割 食べることを通じて孤立を防ぐ 「みんなで食べる」が生きるを支える タバコはやめられるか?愛煙家座談会と愛煙家登山 禁煙するつもりなし! 愛煙家で集まろう 愛煙家で山に登ろう 愛煙家で主張しよう 何が人を動かすのか ■5章 暮らしを彩る年の差フレンズ 日本で広がる社会的処方② 高齢者と学生が一つ屋根の下で暮らす次世代下宿「京都ソリデール」 まちに帰属する「書生生活」 高齢者住宅のあらたな取り組み 「仕事付き高齢者住宅とは」 全国に広がる「ごちゃまぜ」の社会 ■6章 リンクワーカーからみた社会的処方のタネ 「本」を媒介にして人がつながっていく こすぎナイトキャンパス 「かってにやると、おもしろくなる」 連鎖するまちの文化 身体を流れる音楽 福祉施設×劇場「アーティストとともに過ごす時間」 アートの世界に広がる社会的包摂(social inclusion) アートの力で高校中退者を減らす 劇場からもっとも遠い人たちに、アートを届ける 「進化系スナック?」 対話式カレー屋の目指す未来 こども食堂と丸亀市「ばば食堂あんもち部屋」 ばば食堂に「帰る」子どもたち おわりに 「はじまりの婦人」にもう一度会えたら - 著者プロフィール - 西 智弘 (ニシ トモヒロ) (著/文) 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科医師 一般社団法人プラスケア代表理事 2005年北海道大学卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立が んセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。一方で、一般社団法人プラス ケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」や「社会的処方研究所」の運営を中心に、「病気になっても安心して暮らせるまち」をつくるために活動。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。著書に『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『「残された時間」を告げるとき』(青海社)、『がんを抱えて、自分らしく生きたい がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉』(PHP研究所)がある。 西上 ありさ (ニシガミ アリサ) (編集) studio-L 出野 紀子 (デノ ノリコ) (編集) studio-L 石井 麗子 (イシイ レイコ) (編集) 一般社団法人プラスケア コミュニティーナース 藤岡 聡子 (フジオカ サトコ) (著/文) 福祉環境設計士 横山 太郎 (ヨコヤマ タロウ) (著/文) 医療法人社団晃徳会 横山医院 在宅・緩和クリニック院長 守本 陽一 (モリモト ヨウイチ) (著/文) 公立豊岡病院 森田 洋之 (モリタ ヒロユキ) (著/文) 南日本ヘルスリサーチラボ代表 井階 友貴 (イカイ トモキ) (著/文) 福井大学医学部地域プライマリケア講座講師 村尾 剛志 (ムラオ タケシ) (著/文) 丸亀市産業文化部文化課市民会館建設準備室長
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ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生 | 笛美
¥1,760
亜紀書房 2021年 ソフトカバー 304ページ 四六判 縦188mm 横130mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 「#検察庁法改正案に抗議します」のTwitterデモ仕掛け人による、初の著作! 男性中心の広告業界でがむしゃらに働いてきた20代。 気が付けば、同世代の男性は結婚し、仕事でも飛躍している。 なのに自分は彼氏もできない。 焦って婚活したものの、高学歴・高所得・仕事での成功が壁となる。 容姿で判断されたり、会議で意見が通らなかったり、男性との賃金格差だったり、ーーなんだか辛くて生きにくい。 あるとき、その理由がわかった。 それは、女性がひとりで生きていくことが難しくなるように、男性に依存しなければいけないように、この社会が作られているからだった。 「…………ぜんぶ運命だったんかい。私の運命は、この社会の構造の上に敷かれたものだったんだ」 ひとりの女性がフェミニズム、そして社会活動に目覚めるまでを涙と笑いで綴るエッセイ集。 目次 ■ おじさん社会と女子の青春 ■ おじさん社会と婚活女子 ■ おじさん社会の真実 ■ おじさん社会からの脱落 ■ おじさん社会への逆襲 ■ 声を上げてみたくなったら ■ あとがき - 著者プロフィール - 笛美 (フエミ) (著/ 文) 2020年5月8日にTwitterに広がった「#検察庁法改正案に抗議します」を作った張本人。ハッシュタグは瞬く間に拡散し、400万を超すツイートを生み出し、Twitterトレンド大賞2020の2位に。現在も広告関連の仕事をしている。
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あさいち | 大石可久也(イラスト), 輪島・朝市の人びと
¥1,100
福音館書店 1984年 かがくのとも絵本 ハードカバー 28ページ 縦253mm 横232mm 厚さ7mm - 内容紹介 - 朝市は、海でとれたもの、畑でとれたものを持ちよる商いの場。そこには潮のかおりと土のにおいがたちこめていて、人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもあります。石川県「輪島朝市」の活気ある風景を描いた、1980年刊行の本作品。令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた被災地の、一日も早い復興への願いを込めて復刊します。本作品の利益は、能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社に寄付いたします。 - -著者プロフィール 大石可久也 (オオイシカクヤ) (イラスト) 1924年、兵庫県に生まれる。兵庫師範学校を卒業後、小学校教師をしながら洋画を勉強し、展覧会やコンクールで受賞多数。40歳で退職して作家活動に入り、北国の風物を描いた数々の絵画作品を手がけた。絵本に『ほっけりょう』(「かがくのとも」1982年2月号)など。2018年没。
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生理用品の社会史 | 田中 ひかる
¥1,056
KADOKAWA 2019年 角川ソフィア文庫 ソフトカバー 304ページ 文庫判 - 内容紹介 - 日本女性の生活を大きく変えた画期的な商品「アンネナプキン」。その誕生は、ほんの50年ほど前のことである。女性の社会進出を支えた商品開発の裏には、一人の女性経営者の一筋縄ではいかないドラマがあった――。植物、絹、脱脂綿、ビクトリヤなど、不便で不快だった古い経血処理の方法から、欧米ほどタンポンの使用が普及しなかった理由まで。一大ビジネスへと発展した、女性史にとどまらない日本社会の変遷を明らかにする。 目次 はじめに 第一章 ナプキンがなかった時代の経血処理―植物から脱脂綿まで 第二章 生理用品の進化を阻んだ月経不浄視―「血の穢れ」の歴史 第三章 生理用品が変えた月経観―アンネナプキンの登場 第四章 今日の生理用品―ナプキンをめぐる“イデオロギー” おわりに 文庫版あとがき 引用・参考文献 生理用品関連年表 アンネ社広告資料 - 著者プロフィール - 田中 ひかる (タナカ ヒカル) (著/文) 1970年東京生まれ。学習院大学法学部卒業後、非常勤講師を経て専修大学大学院修士課程で歴史学、横浜国立大学大学院博士課程で社会学を専攻(学術博士)。
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月経と犯罪 “生理”はどう語られてきたか | 田中 ひかる
¥2,640
平凡社 2020年 ハードカバー 192ページ 四六判 - 内容紹介 - 「女は生理の時、カッとして頭にきて何をするのかわからない」――。 女性は生理があるから罪を犯す、と信じられていた時代があった。 その言葉の根拠を確かめ、信じられてきた理由を歴史的資料からひもとく。 〈目次〉 第1章 犯罪における月経要因説と「新しい女」たち アナーキスト大杉栄を刺した「新しい女」神近市子/「変態性慾」研究の先駆者クラフト=エビング/月経時の芝居見物は精神疾患を招くのか/「タブー」から「富国強兵の礎」へ/女優松井須磨子――自殺現場に残された「一滴の美しい血」/渡辺淳一『女優』に描かれた須磨子の月経/松井須磨子、自殺の真相/与謝野晶子も襲われた「ある時期」の猛烈なヒステリー 第2章 女性犯罪論の起源 ロンブローゾ――売春婦は生まれながらの犯罪者/現行犯逮捕の八割以上が月経中?/明治の女子教育論――女子は健康で鈍なのがよい/日本初の女性犯罪論『犯罪論及女性犯人』/女性犯罪論の古典『婦人と犯罪』/「幻の名著」はなぜ生まれたのか/婦人問題論争と『婦人と犯罪』 第3章 猟奇犯罪の時代 猟奇的事件が多発した1920年代 女性犯罪の三要素――ヒステリー・痛覚の鈍麻・月経/『近代犯罪研究』――犯罪の影には女あり/女は「詐欺顔」/経血の害悪――植物は枯れ、金属は錆び、犬は発狂/放火は女の犯罪か/女の取り調べの際には四週間待て?/「性的関係」――大逆事件から万引きまで/「虚偽の強姦」多発の真相/男の「幻想」、女の「内面化」「利用」 第4章 生理休暇と精神鑑定 女性教員の「生理的故障」/「女工」たちの深刻な「母性破壊」/「職業婦人に生理休暇を!」/のちの首相片山哲「月経要因説」を語る/「生理休暇」をめぐる攻防/「生理休暇」取得率0.9%の背景/初経教育の質が、女性の人生を左右する/月経が必ず問われた精神鑑定/「婦人犯罪」へのアンチテーゼ 第5章 月経要因説の精神医学的解釈 魔女、悪女、毒婦、狐/「レズビアンのサド・マゾ」はホルモンの影響か/女子受刑者たちの犯罪時月経状態/初潮・無月経が犯行を決定づけるのか/月経周期の矛盾/はじめに月経不順あり/「謎の注射」を無視した精神鑑定/月経は「性的葛藤」を想起するか/月経時の女の仕事を信用しない女 第6章 月経要因説の心理学的解釈 「迷信」が月経時の犯罪を招くのか/『旧約聖書』や『コーラン』も忌み嫌った「血の穢れ」/なぜ女だけが「血の池地獄」に堕ちるのか/日本初の女性検事は女をどう見ていたか/「ネガティブな気分」はなぜ起こるのか/偽薬効果が意味するもの 第7章 「犯罪におけるPMS要因説」 「月経前症候群」が「月経前不快気分障害」に改められた理由/毛深い女は犯罪者予備軍? - 著者プロフィール - 田中 ひかる (タナカ ヒカル) (著/文) 歴史社会学者
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こんな世の中に誰がした? ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために | 上野 千鶴子
¥1,760
光文社 2024年 ソフトカバー 208ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 不均衡な社会に生きるすべての女性の人生に寄り添い、自身の贖罪とともにエールを送る、上野千鶴子渾身の一冊。 “わたしはこれまで何度も「どうせ世の中は変わらない」という諦めの声を聞いてきました。でも、そうでしょうか。(中略)あなたには、ほんの少しでも社会を変える力があります。いまよりちょっとでもマシな社会を、あとから来る人たちに手渡すために。”――序章より
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最後の講義 完全版 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい | 上野 千鶴子
¥1,496
主婦の友社 2022年 ソフトカバー 232ページ 四六判 - 内容紹介 - 「あなたは人生最後の日に何を語りますか」という問いに答えて各界の著名人が1度きりの特別講義をしてくれるNHKの人気番組「最後の講義」。本書は社会学者の上野千鶴子さんのテレビでは放送されなかった未放映部分を含む完全版をお届けします。上野さんの研究、実は「主婦」から始まりました。家事が不払い労働であること、家事、育児、介護、看護がすべて一人の女性の負担になっていること。お嫁さんがやっていた介護が仕事になっていったことなど、ずっと女性の幸せのために研究してこられた上野さんの女性学・ジェンダー学の問題点も歴史もわかります。時代の先頭を走り続け、私たちの生きやすい社会を作ってくれた先輩からのエールに胸が熱くなること間違いありません!
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女の子だから、男の子だからをなくす本 | ユン・ウンジュ, イ・へジョン(絵), ソ・ハンソル(監修), すんみ(訳)
¥2,200
エトセトラブックス 2019年 ハードカバー 60ページ B5判 縦257mm 横182mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 最新のジェンダー知識と、子どもたちのエンパワメントのために、 韓国の「ジェンダー教育」現場で生まれたロングセラー! 日本でもメディア紹介多数、全国の小・中・高校で読まれています。 性別の枠組みから自由になって これから必要なジェンダーの知識を得る 子どもと大人で読む絵本 「女の子はリーダーになれない」 「女の子は気を遣いましょう」「男の子は運動しなきゃ」「男の子は泣いはいけない」などなど…子どもたちを縛る「ことば」がなぜいけないのか。具体的に解説し、そこから自由になるためにはどうしたらいいのか、カラフルで楽しいイラストとともに導きます。 *日本語版は小学3年生以上のルビがついていますが、大人が読んでも学べる内容です。 【目次より】 ●あなたの体をありのまま好きになろう ●「かわいい」は言わせない ●パパを変えよう ●あなたがどちらがわにいるかを知ろう ●わたしたちがくらしている世界の、女と男 …など「自分らしく」生きられる社会にするためのトピック満載 【カバー裏より】 「女の子は女らしく」「男の子は男らしく」ってことばを聞いたことあるかな。 〈性別〉によって行動がきめられているという意味なんだって。 でもちょっと待って。 一体そんなことだれが決めたわけ!? そんなみんなをしばる「きめつけ」をいますぐやめるために、 なにがまちがっていて、どうしたらみんなが自由になれるか知ろう。 そうすれば、きっと女の子も男の子もステキな人になれるから。 - 著者プロフィール - ユン・ウンジュ (ユン ウンジュ) (著) 子どものころ、差別や不平等なルールに非常に不満の多い女の子でした。差別に立ち向かい、本当にいい人になろうと思っていたのですが、 いまだにあまりステキな人にはなれていないので子どものころの自分に恥ずかしい思いをしています。恥ずかしさを少しでもなくしていまよ りマシな人になるため、おばあさんになるまで一生懸命に努力するつもりです。書いた本には『食べ物、ちゃんと食べる方法』『食欲をそそ るいろいろな世界の食べ物』などがあります。 イ・へジョン (イ ヘジョン) (絵) 「女の子らしく」話し、行動するのがずっと苦手でした。この本に絵を描きながら、これまでの自分がどれほど性別という枠組みにとらわれ ていたか、改めて実感することができました。子どもたちが「女らしさ」「男らしさ」という枠組みにとらわれることなく、自分らしさを存分 に発揮し、自信を持って暮らしてほしいと心から願っています。文と絵を手掛けた本に『ぶらぶら 町の観察記』が、絵を描いた本に『服、 ちゃんと着る方法』『韓国スポーツ 最初の英雄たち』『子どもフェミニズム学校』『イ・サンヒ先生が教えてくれる人類の話』『誰がチョコレー トをつくっているんだろう』『子どものために子どもが集まった』『湿地は息をする土地なんだ』などがあります。 ソ・ハンソル (ソ ハンソル) (監修) 小学校教員。フェミニズムの教え方を研究する小学校教員の集まり「初等性平等研究会」代表。共著に『フェミニスト先生が必要だ』が ある。「初等性平等研究会」は2016年に作られた団体で、2017年ある小学校教員が授業でソウルクィア文化祭の写真を見せたことが批 判されたため、オンラインで「#私たちにはフェミニスト先生が必要です」というハッシュタグ運動を行った。2018年に第七回イ・ドンミョン 人権賞を受賞。 すんみ (スンミ) (訳) 翻訳家・ライター。早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書にキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)、チョン・セラン『屋上で会いましょう』(亜紀書房)、共訳書にリュ・ジョンフン他『北朝鮮 おどろきの大転換』(河出書房新社)、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』(タバブックス)などがある。