変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館 | 樫永真佐夫(監修), ミンパクチャン(著)
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CEメディアハウス 2025年
ソフトカバー352ページ
四六変型判 縦187mm 横132mm 厚さ23mm
- 内容紹介 -
圧倒的ブツ量(34万7000点)!
果てしなく続く本館展示(全長5キロ)!
各界の著名人たちを惹きつけ、
広報誌には秋篠宮殿下が寄稿!?
太陽の塔の背後にあるモダン建築
それが民族学と文化人類学の聖地
国立民族学博物館(通称「民博」だ!)
ーー展示の舞台裏と
クセ強な研究者たちの日常に迫る
世界最大級のコレクション数をほこる民族学と文化人類学の聖地は、大阪吹田市の万博記念公園にある。黒川紀章による初期の代表建築。特撮ものの悪の秘密組織としてロケ地に使いたいというオファーもあったとか。
民博には、自分の目で確かめないと実感できないカオスが広がっている。
おびただしい数の仮面、民族衣装、儀礼のための怪しげな道具、世界のパンから、墓標まで……「なぜこれを持ってきた?」と言いたくなる不思議な資料の数々を、剥き出しで展示している。
民博は世界を見つめる異世界だ。
にもかかわらず、民博には学芸員がいない。なぜ?
展示の背景には人がいる。
世界中から膨大な資料を集めてきたのは
いったい何者なのか?
民博は普通の博物館ではない。博物館という名の研究所で大学院機能も併せ持つ。だから勤務するのは学芸員ではなく研究者ということになる。
物ではなく、人。
民博の人たちにフォーカスする。
国立民族学博物館教授で広報誌『月刊みんぱく』の編集長を務める樫永真佐夫教授をガイド役に、民博の舞台裏に迫る。ありそうでなかったノンフィクション。
【登場人物】
◎樫永真佐夫教授:本書の案内人。ベトナムの黒タイ族
◎島村一平教授:モンゴルのシャーマン、ヒップホップ
◎広瀬浩二郎教授:触文化、日本の琵琶法師や瞽女
◎河西瑛里子助教:イギリスのペイガニズム、魔女
◎山中由里子教授:比較文学比較文化、驚異と怪異
◎川瀬慈教授:エチオピアの吟遊詩人
◎鈴木英明准教授:インド洋の奴隷や物の交易
◎末森薫准教授:保存科学、敦煌莫高窟
【目次】
第1章 YOUはどうして研究を?
第2章 そんなこんなで秘密基地
第3章 博士たちの異常な愛情
第4章 歩行距離5キロの本館展示
第5章 33万点超のブツを守り抜く砦、収蔵庫
第6章 マニアックな企画展と特別展
第7章 民博と研究者が伝えていくこと
監修者解説 バラバラの目標、たまたまの出会い
- 著者プロフィール -
樫永真佐夫 (カシナガマサオ) (監修)
国立民族学博物館教授/文化人類学者 1971年兵庫県生まれ。2001年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。2010年、第6回日本学術振興会賞受賞。著書に『道を歩けば、神話 ベトナム・ラオス つながりの民族誌』『殴り合いの文化史』(左右社)他多数。2023年より『月刊みんぱく』編集長。ボクシング、釣り、イラスト、料理など、いろいろする変人二十面相。
ミンパクチャン (ミンパクチャン) (著)
ルポライター 市井の国立民族学博物館ファン。
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