生き物の死にざま はかない命の物語 | 稲垣 栄洋
草思社 2020年
四六判 224ページ
- 内容紹介 -
テレビ、新聞、雑誌、SNS等で多数紹介された
ベスト&ロングセラー『生き物の死にざま』、待望の姉妹編が登場!
涙なくして読めない科学エッセイ。
生き物たちは、晩年をどう生き、どのようにこの世を去るのだろう──
土の中から地上に出たものの羽化できなかったセミ、南極のブリザードの中、
決死の覚悟で子に与える餌を求め歩くコウテイペンギン…
生き物たちの奮闘と哀切を描く珠玉の27話。生き物イラスト30点以上収載。
【項目より】
●羽化をはばまれた夏─セミ
●ある夏の「こぼれ蛍」の孤独─ホタル
●氷の世界で数カ月絶食して卵を守り続ける父─コウテイペンギン
●一年半の子育てを繰り返す母グマと銃声─ツキノワグマ
●“幼稚園”での集団保育と、家族に囲まれた最期─ゴリラ
●化石から見えてきた恐竜たちの愛─オビラプトル
●大回遊の末にたどりついたどんぶり─シラス
ほかに、クジラ、ウナギ、チーター、ヒョウ、ウシ、コチドリ、渡り鳥、日本ミツバチ、
ブロブフィッシュ、カエル、ウスバキトンボ、クマケムシ、雑草、樹木、人間……などなど
目次
Ⅰ 愛か、本能か
1 ペンギン 氷の世界で数カ月絶食して卵を守り続ける父
2 コチドリ 子を守るための「擬傷」と遺伝子の謎
3 ツキノワグマ 一年半の子育てを繰り返す母グマと銃声
4 オビラプトル 化石から見えてきた恐竜たちの愛
5 カバキコマチグモ 最強の毒グモの最期の日は、わが子の誕生日
6 ゴリラ 「幼稚園」での集団保育と、家族に囲まれた最期
7 チーター 狩りも子育ても一身に背負う母の苦難
8 ブロブフィッシュ 世界一“ブサイク”な魚の深海での愛
Ⅱ 生き物と人
9 セミ 羽化をはばまれた夏
10 シラス 大回遊の末にたどりついたどんぶり
11 ウナギ 南方から日本へ向かう三〇〇〇キロの旅の果て
12 ホタル ある夏の「こぼれ蛍」の孤独
13 ゴキブリ 不死身の「生きた化石」
14 ウシ 必ず最後は肉になる経済動物
15 ヒョウ 剝製となった動物たちの悲しみ
16 渡り鳥 バード・ストライクの恐怖
Ⅲ 摂理と残酷
17 カエル モズに串刺しにされたものたちの声なき声
18 クジラ 深海の生態系を育む「母」
19 ウスバキトンボ 熱帯からの日本行きは死出の旅
20 ショウリョウバッタ 干からびても葉を離れない「即身仏」の祈り
21 クマケムシ なぜひたすら道路を横切るのか
22 カタツムリ 動きを操られてしまった臆病な生き物
23 日本ミツバチ 世界最凶のオオスズメバチに仕掛ける集団殺法
Ⅳ 生命の神秘
24 雑草 なぜ千年の命を捨てて短い命を選択したのか
25 樹木 「生と死」をまとって生き続ける
26 X 今あなたがいる、という奇跡
27 人間 ヒト以外の生き物はみな、「今」を生きている
- 著者プロフィール -
稲垣 栄洋 (イナガキ ヒデヒロ) (著/文)
稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院農学研究科教授。農学博士。専門は雑草生態学。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省に入省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現職。著書に、『生き物の死にざま』『身近な雑草のゆかいな生き方』『身近な野菜のなるほど観察記』『蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか』(いずれも草思社)、『身近な野の草 日本のこころ』(筑摩書房)、『弱者の戦略』(新潮社)、『徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか』(東洋経済新報社)、『世界史を大きく動かした植物』(PHP研究所)など。
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