魚の自然誌 光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説|ヘレン・スケールズ, 林裕美子(翻訳) | 尾鷲市九鬼町 漁村の本屋 トンガ坂文庫

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魚の自然誌 光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説|ヘレン・スケールズ, 林裕美子(翻訳)

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築地書館 2020年
ハードカバー 384ページ
四六判

- 内容紹介 -
体の模様・色はなんのためにあるのか、
浮袋が先か肺が先か、
ナマズはハトの捕まえ方をどのように学ぶのか、
群れの中で魚どうしぶつからないのはなぜか、
大きな口で丸呑みする捕食者からいかに逃れるのか、
フグはなぜ自分の毒で中毒しないのか。

世界の海に潜って調査する気鋭の魚類学者が自らの体験をまじえ、
魚の進化・分類の歴史、紫外線ライトで見る不思議な海の世界、
群れ、音、色、狩り、毒、魚の思考力など、
魚にまつわるさまざまな疑問にこたえる。

目次
プロローグ─世界を旅する魚類学者
地球でもっとも成功を収めた生き物
魚をめぐるツアーに出かけよう
私が魚に魅せられた日
魚を眺めるいくつかの方法
世界の海で魚に出会う

chapter1 魚とは何か─魚類学の始まり
魚類学が始まる
16世紀の魚に関する3冊の稀覯(きこう)本
ロンドン王立協会を苦境に立たせた本
魚を分類する
生命の樹の中の魚の枝
[コラム] 海の女神セドナ─イヌイットの伝承

chapter2 深みをのぞく─進化の系統樹をたどる旅
生命の樹で最初に出会う魚のグループ─真骨魚類
ミッシングリンクの探索─魚と両生類をつなぐ生き物
浮袋が先か肺が先か─ハイギョ
どちらが人間に近いのか─シーラカンスvsハイギョ
なぜサメは長寿なのか
顎のない魚の生き残り─ヤツメウナギとヌタウナギ
[コラム] ヒラメが笑顔を失ったわけ─イギリス・マン島、伝承

chapter3 色彩の思わぬ力─体色の意味するもの
体色を獲物の色に似せる戦略
太陽光と深海の赤い魚
同種と闘うための体色
紫外線の効果
銀色の魚が水中で姿を隠す方法
生きた魚を描く
雌はなぜ色鮮やかな雄を好むのか
捕食と体色
濁った水が交尾行動を妨げる
[コラム] 知恵のあるサケ─アイルランド、伝承

chapter4 海のイルミネーション─光を発する魚たち
深海探査の始まり─光る魚たち
青い光の世界へようこそ─バクテリアという相棒
紫外線ライトで見る秘密の落書き
海の中の不思議な赤色の世界
[コラム] オオナマズ─日本、江戸時代

chapter5 群れを解析する─生き残りの戦略
さまざまな推進力
集団で暮らす─縄張りから群れへ
魚の集団を探索する─スワローリーフ
産卵のために集団をつくる魚たち
魚の追跡調査
回遊する魚は大陸の位置も知っている
性転換する魚
巨大魚の昔と今
[コラム] 偉大な王オシリスとエレファントフィッシュ─古代エジプト、今から2400年前

chapter6 魚の食卓─水中で暮らす魚に共通する課題
ハンターとしての魚
海藻農園をつくるスズメダイ
水中の狩りで発達した器官
電気刺激で見る夢の中を泳ぐ魚
食べたら出す
[コラム] もっとも強い毒を持つ魚、バツナゲッダ─アイスランド、16世紀

chapter7 毒を持つ魚─人と魚毒の深い関係
フグはなぜ自分の毒で死なないのか
フグとある女性科学者の冒険
フグと生ける屍─ゾンビ伝説
92歳で水深25メートルのフグの巣を観察
[コラム] 巨大魚チプファラムフラ─モザンビーク、伝承

chapter8 太古の海の魚たち─化石魚から進化をさぐる
性器を持つ最古の魚
生物は絶滅する─舌石(ぜっせき)の教え
サメ類の繁栄
海の生物の構図が変わった白亜紀の大絶滅
[コラム] 海の医者─ペルシャ、8世紀

chapter9 魚のオーケストラ─海は魚たちのたてる音に満ちている
米国海軍と海の中の不明な音
魚の発声の仕組みをさぐる
耳石(じせき)で音を聞く
目が見えなくても位置を知る方法
音をたよりに生活する魚たち
[コラム] 魚と金の靴─中国の唐、9世紀

chapter10 魚の思考力
勝者を好む
魚にだって脳はある
魚の感受性
魚にも福祉を!─アニマルウェルフェア

エピローグ

謝辞
訳者あとがき
章扉イラストの魚種一覧
用語解説
おもな参考文献・注釈
索引

- 著者プロフィール -
ヘレン・スケールズ (著/文)
イギリス生まれ。海洋生物学者。
魚を観察するために数百時間を水の中で過ごしてきた。ダイビングやサーフィンをこなし、ラジオ番組の出演者としてもサイエンス・ライターとしても活躍する。海の語り部として知られ、BBC ラジオ 4 の番組「ザ・インフィニット・モンキー・ケージ」ではロビン・インスとブライアン・コックスとともに深い海の不思議について考え、「取っておきのもの博物館」のコレクションにタツノオトシゴの仮想水槽を寄贈した。BBC サイエンス・フォーカス誌や BBC ワイルドライフ誌には毎号のように記事を執筆している。ラジオのドキュメンタリー番組では夢の水中生活を紹介し、絶滅の危機にある巻貝を追いながら世界中をめぐった。
最新の著書『Spirals in Time』(邦訳『貝と文明──螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで』築地書館)は、王立協会生物部門の出版賞の最終候補に残り、エコノミスト誌、ネイチャー誌、タイムズ紙、ガーディアン紙の年間人気書籍に選ばれ、BBC ラジオ 4 の週間ランキング入りも果たした。

林裕美子 (ハヤシユミコ) (翻訳)
兵庫県生まれ。小学生の 2 年間をアメリカで過ごし、英語教育に熱心な神戸女学院の中高等学部を卒業。信州大学理学部生物学科を卒業してから企業に就職したが、生き物とかかわっていたいと思い直して同大学院理学専攻科修士課程を修了した。主婦業のかたわら英日・日英の産業翻訳を手がけるようになり、子育てが一段落したころから森林、河川、砂浜などの環境保全活動に携わる。現在は福岡県在住。生物学や環境問題の英日出版翻訳に忙しい。
監訳書に『ダム湖の陸水学』(生物研究社)と『水の革命』(築地書館)、訳書に『砂──文明と自然』『貝と文明──螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで』(以上、築地書館)、『日本の木と伝統木工芸』(海青社)、共訳書に『消えゆく砂浜を守る』(地人書館)がある。

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