デザイン偉人伝|松田行正 | 尾鷲市九鬼町 漁村の本屋 トンガ坂文庫

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デザイン偉人伝|松田行正

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左右社 2020年
ソフトカバー 328ページ
四六変型判

- 内容紹介 -
グラフィック・デザインの道を切り拓いた16人の偉人たち!
「デザイン」という言葉が生まれる以前からデザインの偉業は成されていた!トリミングの達人・俵屋宗達、オールオーバーの先駆者・モネなど、偉人たちの手法や着想のヒントを時代背景とともに解き明かす。目からウロコのデザイン史!

本の基本構造をつくったアルド・マヌーツィオ 1450?~1515
「アルド・マヌーツィオは、イタリア、ヴェネツィアの出版社兼印刷所アルドゥス工房の主宰者。一五、一六世紀の印刷の隆盛は、それまで修道院の聖職者が独占していた本を一般民衆に広げたところにあった。アルドはこの先頭に立っていた。アルドは、現代の本の世界では当たり前となっていることを、書籍の基本的構造としてはじめて世に示し、一般化させたのだった。それは、聖職者や王侯貴族のものだった本を一般市民に開放したことともいえる。つまり、気晴らしとしての読書の楽しみを知らしめたのだった」

洗練されたグラフデザインで多くの人びとの命を救ったフローレンス・ナイチンゲール 1820-1910
「フローレンス・ナイチンゲールは『近代看護教育の母』と呼ばれている。ただし、ナイチンゲールの功績はそれだけではない。ナイチンゲールは統計学者としても知られていた。後述するクリミア戦争に看護婦として従軍したときの詳細な看護記録をもとにつくった報告書で、ひと目でわかる円グラフなどを使い、病院改革につながる説得力のある論を展開したのだった。いわばデザインの力で関係者の重い腰を上げさせたのだ」

デザイナーにもっとも必要とされる「選ぶこと」を芸術の域にまで高めたマルセル・デュシャン 1887-1968
「建築、プロダクト、グラフィック、あらゆるジャンルのデザイナーにいえることかもしれないが、その仕事の大半は「選ぶこと」に費やされる。「選ぶこと」は雑然とした状況に秩序を与えることだから、デザイナーは、アート・ディレクター、クリエイティヴ・ディレクターなどとも呼ばれる。この「選ぶ」をアート行為のひとつに加え、「選ぶこと」を至高の位置に押し上げたのがマルセル・デュシャンだった」

ほか、16人の偉人たちが登場!

目次
はじめに

1501 携帯できる本をつくったマヌーツィオ
1593 フラットカラーで余白に意味をみつけた等伯
1617?/1924 トリミングの力を魅せたロトチェンコと俵屋宗達
1858 円グラフで統計の力をみせたナイチンゲール
1869 文字を絵として扱ったシェレ
1897 レイアウトに機能美を求めたマラルメ
1904/1947 オールオーバーへの道を開いたモネとポロック
1905 CMデザインの定型をつくったベルンハルト
1912 文字をノイズとして扱ったマリネッティ
1917 「選ぶこと」をみつけたデュシャン
1921 三原色を極めたモンドリアン
1928 周縁レイアウトにこだわったチヒョルト
1932 本の形に黄金比を適用したマーダーシュタイク
1934 スピード感を線に託したローウィ

おわりに
図版引用リスト
参考文献

著者プロフィール
松田行正 (マツダ ユキマサ) (著/文)
本のデザインを中心としたグラフィック・デザイナー。自称デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37 回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。近著として、『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店)、『RED』『HATE ! 』『急がば廻れ』(左右社)、『デザインの作法』 『独裁者のデザイン』(平凡社)、『にほん的』(河出書房新社)などがある。
http://www.matzda.co.jp

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