佐藤春夫中国見聞録 星/南方紀行 |佐藤春夫 | 尾鷲市九鬼町 漁村の本屋 トンガ坂文庫

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佐藤春夫中国見聞録 星/南方紀行 |佐藤春夫

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中央公論新社 2021年
文庫判 352ページ


- 内容紹介 -
「あまり日本語で話をしない方がいい。皆、日本人を嫌っているから」―――中華民国初期の内戦最前線を行く「南方紀行」、名作「星」など運命のすれ違いを描く9編。


 佐藤春夫は戦前の二十数年間に中国を三度訪れた。一九二〇年、台湾から対岸の福建省へ。七年後には杭州・南京へ。しかし時代は田漢・郁達夫との友情に暗い影を落とす……。

「南方紀行」では東アジア初の社会主義実験都市・ショウ州を訪れているほか、「曾遊南京」で明らかになる蒋介石とのすれ違いなども興味深い。

 また、「わが支那游記」は長らく行方不明であったが近年発見された。


文庫オリジナル。〈編集・解説〉河野龍也〉


目次

・星


・南方紀行 厦門採訪冊 

  厦門の印象/章美雪女士の墓/集美学校/

  鷺江の月明/ショウ州/朱雨亭の事、その他 


・市井の人々-大陸逸聞-

  老青年 

  南京雨花台の女 


・ 交遊の思い出-郁達夫・田漢-

  西湖の遊を憶う 

  秦淮画舫納涼記 

  曾遊南京 


・わが支那游記 


・旧友に呼びかける


- 著者プロフィール -
佐藤 春夫 (サトウハルオ) (著/文)

一八九二(明治二十五)年和歌山県東牟婁郡新宮町(現・新宮市)に生まれる。一九一〇年上京後、与謝野寛・生田長江に師事。また永井荷風に学び、慶應義塾大学在籍中から「スバル」「三田文学」で詩歌と評論に早熟の才を示した。一九一八(大正七)年、谷崎潤一郎の推挙により文壇に登場。青春の憂愁を詠う『田園の憂鬱』や、探偵小説『指紋』、ユートピア小説『美しき町』など、洒脱なロマンに独自の作風を示し、新進流行作家となった。一九三五(昭和十)年より芥川賞の初代選考委員を務め、戦中・戦後にわたって長く文壇で重きをなした。著作は、詩歌から小説、戯曲、評伝、童話など多岐にわたり、『殉情詩集』『維納の殺人容疑者』『晶子曼陀羅』『わんぱく時代』などがある。一九六四年死去。

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