
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 | メイソン・カリー, 金原瑞人 (翻訳), 石田文子 (翻訳)
¥1,980 税込
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フィルムアート社 2016年
ソフトカバー 384ページ
B6判
- インターン生 尾崎萌美さんによる紹介文 -
副題にある「クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」という言葉に興味をそそられました。勝手に頭の中で歴史に名を残した・残している人は私たちとはかけ離れた考えの下生活をしていると思い込みがちです。しかし、彼らも私たちと同じで、ご飯を食べ、家族と過ごし、娯楽を楽しむのです。この本に書いてある日課は「朝起きて、仕事をするまで」だけではなく、まるである一日を区切っているかのように描いてくれています。例えるのなら、YouTubeで最近よく見かけるVlogの文字版のようなものではないでしょうか。
四六時中、数学のことばかり考えている数学者。ピアノは好きなのに作曲の時間を取ることのできないピアニスト。毎日毎日決まった時間に書く作家等々。本人たちは気づいていないかもしれませんが、きっとユーモアがあったに違いありません。自分とはかけ離れていると感じていた人が意外と身近に感じられます。もちろんその逆もあります。しかし、そういった方の自分の仕事へ捧げる情熱はより感じられるでしょう。本を読む時、音楽を聴く時に彼らの「日課」を思い出せば、作品から感じられるものは今までと全く違うものになるはずです。
いつの間にか毎日同じことをしていることがあるかもしれません。私は「ルーティーン」と「日課」は少し違うような気がしています。私の中での「ルーティーン」の位置づけは、「物事がうまくいくように行う儀式のようなもの」。しかし「日課」は「生活の一部」と考えています。それが無ければその日一日の生活のリズムが崩れてしまう。これは正しい解釈ではないかもしれませんが、二つを区別するためにこのように分けています。
「今から読書をしよう!」と意気込むよりも、好奇心を持ち楽しみながら読むことをお勧めしたいと思います。
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