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【古本】愛なき世界 | 三浦しをん

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中央公論新社 2018年
ハードカバー 466ページ
四六判


状態:大変良い
カバーにオレなどありますが、綺麗な状態です。


- 大学生インターン 尾崎萌美さんによる紹介文 -
一つのことに没頭する、極める。それもまた一種の「愛すること」だと言えるでしょう。

植物のシロイヌナズナを研究対象とし、それが人生の全てであるように日々を生きる大学院生の本村紗英。円服亭という昔ながらの料理を出す食堂で見習いとして働く藤丸陽太はその彼女に恋をします。

三度の飯よりシロイヌナズナと考える本村は「愛のない世界を生きる植物の研究に、すべてを捧げると決めています。」と断言しています。オールマイティというより、むしろ一つのことにじっくり向き合う性格です。本村に恋をした藤丸。告白をしてバッサリと断られますが、彼女の所属する松田研究室のメンバーの人々と親密になっていきます。さらに素直な性格の藤丸は本村に惹かれつつ、植物へもまた興味を抱いていくのです。

著者である三浦しをんさんの比喩や専門的な内容も魅力的。細胞を見るために顕微鏡を覗いた先に広がる銀河。死神のようなムードを漂わせる研究室の教授。思わず笑ってしまったり、少し複雑で考えたりしてしまうような表現があちこちに散りばめられています。

恋愛小説とはいうものの、少女漫画や恋愛ドラマにあるような展開が起こるのではありません。一つのことに没頭して研究を続ける学生と、恋愛に奥手だけど一途な見習い料理人。さらにその周りを囲む個性的な登場人物。その中で少しずつ見えてくる全く違う世界に生きる人々との共通点。

私にとっては日常である大学生活。それが舞台となるこの小説は、身近であり憧れるものでもありました。何か一つのことに打ち込める、つまり「愛せる」ということはかっこいい。恋愛小説でありながら、それだけがメインではないこの本を開くと抱き始めるこの気持ちは、読み終えるまで私の中から離れることはありませんでした。

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