
見えないものを探す旅 旅と能と古典 | 安田登
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亜紀書房 2021年
ソフトカバー 160ページ
四六変型判
- 内容紹介 -
いつもの風景が、その姿を変える
単なる偶然、でも、それは意味ある偶然かもしれない。
世界各地へ出かけ、また漱石『夢十夜』や三島『豊饒の海』、芭蕉など文学の世界を逍遥し、死者と生者が交わる地平、場所に隠された意味を探し求める。
能楽師・安田登が時空を超える精神の旅へといざなう。
私たちには、「見えないもの」を見る力が備わっています。
「目」を使わないでものを見る力です。(まえがきより)
目次
■ はじめに
■ 旅
▶ 敦盛と義経
▶ 奄美
▶ チベットで聴いた「とうとうたらり」
▶ 復讐の隠喩
▶ 人待つ男
▶ 孤独であることの勇気
▶ ベトナムは美しい
▶ 生命の木
■ 夢と鬼神――夏目漱石と三島由紀夫
▶ 『夢十夜』
▶ 待ちゐたり
▶ 太虚の鬼神――『豊饒の海』
■ 神々の非在――古事記と松尾芭蕉
▶ 笑う神々――能『絵馬』と『古事記』
▶ 謡に似たる旅寝
▶ 非在の蛙
■ 能の中の中国
▶ 西暦二千年の大掃除
▶ 時を摑む
▶ 麻雀に隠れた鶴亀
▶ 超自然力「誠」
▶ 神話が死んで「同」が生まれる
■ 日常の向こう側
▶ 心のあばら屋が見えてくる
▶ レレレのおじさんが消えた日
▶ 掃除と大祓
▶ 死者は永遠からやってくる
■あとがき
- 著者プロフィール -
安田 登 (ヤスダ ノボル) (著/文)
下掛宝生流能楽師。1956年千葉県銚子市生まれ。
高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。現在、関西大学特任教授。
著書に『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』、シリーズ・コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』(ともにミシマ社)、『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『あわいの時代の『論語』 ヒューマン2.0』(春秋社)、『野の古典』(紀伊國屋書店)など多数。
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