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自由に生きるための知性とは何か | 立命館大学教養教育センター(編集)

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晶文社 2022年
ソフトカバー 454ページ
A5判


- 内容紹介 -
【出口治明さん推薦!】「唯一無二のわたしだけの「からだ」とわたしだけの「物語」、この2つを探求する旅は果てしなく広く深い」

差別ってなんだろう? 自分の“好き”を見つけるには? 経済乱世をどう生きる? ――自分のモヤモヤを問いに変え、他者とともに考えはじめたとき、自由な未来への扉がひらく。第一線で活躍する専門家が集結、学問領域を越えて、自由に生きるための知性を語り尽くす。本書を読んだ一人ひとりに扉がひらかれることを願って――。
目次
はじめに(立命館大学教養教育センター)

【第1部】シンポジウム(立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウムより)
01 基調講演 わたしを発見する知――リベラルアーツと当事者研究(熊谷晋一郎)
02 スピーチ リベラルアーツの現在・過去・未来
02-1 東工大リベラルアーツの挑戦(上田紀行)
02-2 文系と理系の歴史から考える、リベラル・アーツのこれから(隠岐さや香)
02-3 アジア発、“未来の共通言語”となる知とは(山下範久)
03 パネルディスカッション 「能力主義」を越えるリベラルアーツ(熊谷晋一郎×上田紀行×隠岐さや香×山下範久/モデレーター:松原洋子)
質疑応答 「自由」とは、どういうことなのでしょうか?
注の引用・参照文献、ウェブサイト

【第2部】トークセッション(オンライン企画「SERIESリベラルアーツ」全10回より)
【パート1】社会を生きる
01 差別ってなんだろう?――#BlackLivesMatterを通して考える(坂下史子×南川文里)
02 なぜ人はあいまいさを嫌うのか――コントロールしたい欲望を解き放つ(小川さやか×美馬達哉)
03 わたしの“モヤモヤ”大解剖――わがまま論・つながり論を切り口に(飯田豊×富永京子)

コラム1 〈自由〉な空間で生きる、学ぶということ(瀧本和成)

【パート2】人間を考える
04 人間関係のデモクラシー――“家族”から思考する(柳原恵×横田祐美子)
05 食のミライ――フードシステムとヴェジタリアン運動から考える(北山晴一×新山陽子)
06 わたしの“好き”を見つける――映画と音楽を切り口に(大﨑智史×小寺未知留)
07 まちあるきのすゝめ――迷える身体に向けて(加藤政洋×原口剛)
08 経済乱世を生きる――成長と分配と(熊澤大輔×田中祐二)

コラム2 自由に生きる知性とはなにか(田中祐二)

【パート3】学びを続ける
09 その相談、あの本なら、こう言うね。――本が答える人生相談(瀧本和成×山本貴光×吉川浩満)
10 本を読む、ものを書く、編集する――本づくりの現場から(坂上陽子×瀧本和成×山本貴光×吉川浩満)

おわりに(松原洋子)


- 著者プロフィール -
熊谷晋一郎 (クマガヤシンイチロウ) (著/文)
東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。脳性マヒの電動車いすユーザー。専門は小児科学、当事者研究。著書に『リハビリの夜』(医学書院、2009年)、『みんなの当事者研究』(編著、金剛出版、2017年)、『当事者研究と専門知―生き延びるための知の再配置、2018年』(編著、金剛出版)、『当事者研究をはじめよう』(編著、金剛出版、2019年)など。


上田紀行 (ウエダノリユキ) (著/文)
東京工業大学副学長(文理共創戦略担当)・同リベラルアーツ研究教育院教授。専門は文化人類学。特に宗教、癒し、社会変革に関する比較価値研究。著書に『生きる意味』(岩波新書、2005年)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書、2008年)、『愛する意味』(光文社新書、2019年)など。


隠岐さや香 (オキサヤカ) (著/文)
東京大学大学院教育学研究科教授。専門は科学史、科学技術論。著書に『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書、2018年)、『科学アカデミーと「有用な科学」――フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会、2011年、第33回サントリー学芸賞受賞)など。


山下範久 (ヤマシタノリヒサ) (著/文)
立命館大学グローバル教養学部教授。専門は歴史社会学・社会理論。著書に『教養としての世界史の学び方』(編著、東洋経済新報社、2019年)、『現代帝国論―現代史の中のグローバリゼーション』(日本放送出版協会、2008年)、訳書に『知の不確実性――「史的社会科学」への誘い』(イマニュエル・ウォーラーステイン著、山下範久監訳、藤原書店、2015年)など。


松原洋子 (マツバラヨウコ) (著/文)
立命館大学 副学長・同大学院先端総合学術研究科教授。専門は科学史、生命倫理学、科学技術社会論。著書に『優生学と人間社会――生命科学の世紀はどこへ向かうのか』(講談社現代新書、2000年)、『生命の臨界―争点としての生命』(編著、人文書院、2005年)、『シリーズ生命倫理学 11 遺伝子と医療』(丸善出版、2013年)など。


坂下史子 (サカシタフミコ) (著/文)
立命館大学文学部教授。専門はアメリカ研究、アフリカ系アメリカ人の歴史と文化。著書に『よくわかるアメリカの歴史』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)、『私たちが声を上げるとき――アメリカを変えた10の問い』(共著、集英社新書、2022年)。


南川文里 (ミナミカワフミノリ) (著/文)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は社会学・アメリカ研究。近年の研究テーマは、アメリカ多文化主義の形成と変容。著書に、『アメリカ多文化社会論〔新版〕――「多からなる一」の系譜と現在』(法律文化社、2022年)など。


小川さやか (オガワサヤカ) (著/文)
立命館大学先端総合学術研究科教授。専門は文化人類学。研究テーマは、タンザニアの商人たちのユニークな商慣行や商売の実践。主な著書に『都市を生きぬくための狡知――タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』(世界思想社、2011年)、『チョンキンマンションのボスは知っている―アングラ経済の人類学』(春秋社、2019年)など。


美馬達哉 (ミマタツヤ) (著/文)
立命館大学先端総合学術研究科教授/脳神経内科医師。脳神経内科の臨床と同時に、社会学の手法で、医療や生に関わる人文学的研究を行う。近年は救急現場での患者選別(トリアージ)を調べている。著書に、『生を治める術としての近代医療―フーコー『監獄の誕生』を読み直す』(現代書館、2015年)、『感染症社会――アフターコロナの生政治』(人文書院、2020年)など。


飯田豊 (イイダユタカ) (著/文)
立命館大学産業社会学部教授。専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。近年の研究テーマはテレビやビデオの考古学など。著書に『テレビが見世物だったころ――初期テレビジョンの考古学』(青弓社、2016年)、『メディア論の地層―1970大阪万博から2020東京五輪まで』(勁草書房、2020年)など。


富永京子 (トミナガキョウコ) (著/文)
立命館大学産業社会学部准教授。専門は社会運動論。近年の研究テーマは、現代日本の社会運動がもつ文化的側面に関する研究、戦後若者文化における社会的権利要求への揶揄・攻撃・冷笑の研究。著書に『みんなの「わがまま」入門』(左右社、2019年)、『社会運動と若者―日常と出来事を往還する政治』(ナカニシヤ出版、2017年)など。


瀧本和成 (タキモトカズナリ) (著/文)
立命館大学文学部教授・文学研究科長。専門は日本近代文学。研究テーマは20世紀初頭の文学。共編著書に『明治文学史/大正文学史』(晃洋書房、1998/2001年)、『明治文芸館Ⅰ~Ⅳ』(嵯峨野書院、1999~2005年)、『石川啄木事典』(おうふう、2001年)、『韓流百年の日本語文学』(人文書院、2009年)など。


柳原恵 (ヤナギワラメグミ) (著/文)
立命館大学産業社会学部准教授。博士(学術)。専門は女性史、ジェンダー史。著書に『〈化外〉のフェミニズム――岩手・麗ら舎読書会の〈おなご〉たち』(ドメス出版、2018年)など。


横田祐美子 (ヨコタユミコ) (著/文)
立命館大学衣笠総合研究機構助教。専門は現代フランス哲学。著書に『脱ぎ去りの思考――バタイユにおける思考のエロティシズム』(人文書院、2020年)、翻訳書にカトリーヌ・マラブー『抹消された快楽――クリトリスと思考』(西山雄二との共訳、法政大学出版局、2021年)など。


北山晴一 (キタヤマセイイチ) (著/文)
立教大学名誉教授。専門は社会史、社会学、社会デザイン学。長らく欲望論、消費論、アイデンティティ論、親密社会論の4つの問題軸をもとに研究教育活動を展開。著書に『衣服は肉体になにを与えたか――現代モードの社会学』(朝日選書、1999年)、『世界の食文化16 フランス』(農文協、2008年)など。


新山陽子 (ニイヤマヨウコ) (著/文)
京都大学名誉教授。専門は、農業経済学、フードシステム論、食品安全学。近年の研究テーマは食環境とフードシステムなど。著書に『フードシステムの構造と調整』『消費者の判断と選択行動』(編著、昭和堂、2020年)など。


大﨑智史 (オオサキサトシ) (著/文)
立命館大学映像学部講師。専門は、映画研究、視覚文化論。近年の研究テーマは、特殊効果・視覚効果の美学的考察。論文に「モンスターに触れること――『キング・コング』における特殊効果のリアリティ」(日本記号学会編『叢書セミオトポス15 食の記号論 食は幻想か?』新曜社、2020年)など。


小寺未知留 (コデラミチル) (著/文)
立命館大学文学部准教授。専門は音楽学。近年の研究テーマは、サウンド・アートの歴史、音楽心理学の研究史。論文に「マックス・ニューハウスは何を『音楽』と呼んだのか」(『美学』第72巻1号、2021年)など。


加藤政洋 (カトウマサヒロ) (著/文)
立命館大学文学部教員。専門は人文地理学、沖縄研究。近年はおもに沖縄島中部の基地都市コザ、そして京都の料理文化について研究している。共著『おいしい京都学――料理屋文化の歴史地理』が近刊予定。


原口剛 (ハラグチタケシ) (著/文)
神戸大学文学部教員。専門は社会地理学、都市論。近年のテーマはロジスティクス等の概念をめぐる地理理論研究、および港湾労働史研究。著書に『叫びの都市――寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者』(洛北出版、2016年)など。


熊澤大輔 (クマザワダイスケ) (著/文)
立命館大学経済学部非常勤講師。専門は恐慌・景気循環論、数理マルクス経済学。近年は国際貿易がもたらす労働配分や世界的な搾取などにも関心。著書に『最強のマルクス経済学講義』(共著、ナカニシヤ出版、2021年)など。


田中祐二 (タナカユウジ) (著/文)
立命館大学経済学部名誉教授。専門は国際経済学、長期理論としての為替レート、北欧の国家と市民社会、自由の哲学。単著に『新国際分業と自動車多国籍企業――発展の矛盾』(新評論、1996年)、「高度福祉社会の成長経済」(『立命館経営学』2013年)、「国民的生産性格差と比較優位――Nordic Modelと対外直接投資」(『立命館経済学』2020年)など。共著に『地域経済はよみがえるか――ラテン・アメリカの産業クラスターに学ぶ』(小池洋一共著、新評論、2010年)、『地域共同体とグローバリゼーション』(中本悟共著、晃洋書房、2010年)。


山本貴光 (ヤマモトタカミツ) (著/文)
文筆家、ゲーム作家、ユーチューバー。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書に『マルジナリアでつかまえて』(全2巻、本の雑誌社、2020/2022年)、『記憶のデザイン』(筑摩書房、2020年)、吉川浩満との共著に『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。――古代ローマの大賢人の教え』(筑摩書房、2020年)など。


坂上陽子 (サカノウエヨウコ) (著/文)
2003年、河出書房新社に入社。シリーズ「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」など単行本編集を経て、2019年1月より『文藝』編集長を務める。担当書籍に『想像ラジオ』(いとうせいこう、2013年)、『平家物語 犬王の巻』(古川日出男、2017年)、『大阪』(岸政彦、柴崎友香、2021年)など。


吉川浩満 (ヨシカワヒロミツ) (著/文)
文筆家、編集者、ユーチューバー。著書に『理不尽な進化 増補新版――遺伝子と運のあいだ』(ちくま文庫、2021年)、山本貴光との共著に『人文的、あまりに人文的――古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』(本の雑誌社、2021年)など。YouTubeチャンネル/ポッドキャスト「哲学の劇場」を山本と運営。

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