説教したがる男たち|レベッカ・ソルニット, ハーン 小路恭子(翻訳)
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左右社 2018年
ハードカバー 208ページ
四六判
- 内容紹介 -
相手が女性と見るや、講釈を垂れたがる男たち。
そんなオヤジたちがどこにでもいること自体が、
女性たちが強いられている沈黙、世界の圧倒的な不公正そのものだ。
今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、
#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなったソルニットの傑作、待望の邦訳!
女性は日々、戦争を経験している。
どんなに頑張っても、話すこともできず、自分のいうことを聞いてもらおうとすることさえ、ままならない。
ここはお前たちの居場所ではない。
男たちは根拠のない自信過剰で、そう女性を沈黙に追い込む。
ソルニット自身がその著者とも知らず、「今年出た、とても重要な本を知っているかね」と話しかけた男。
彼にそんな態度を取らせている背景には、男女のあいだの、世界の深い裂け目がある。
性暴力やドメスティック・バイオレンスは蔓延し、それでいて、加害者の圧倒的割合が男性であることには触れられない。
女性たちの口をつぐませ、ときに死に追いやる暴力の構造をあばき出し、
想像力と言葉を武器に、立ち上がる勇気を与える希望の書。
目次
1 説教したがる男たち
2 長すぎる戦い
3 豪奢なスイートで衝突する世界
4 脅威を称えて
5 グランドマザー・スパイダー
6 ウルフの闇
7 変態に囲まれたカサンドラ
8 #女はみんなそう
9 パンドラの箱と自警団
謝辞
訳者あとがき
- 著者プロフィール -
レベッカ・ソルニット (レベッカ ソルニット) (著)
1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。歩くことがいかに人間の思考と文化に深く根ざしているか広大な人類史を渉猟する『ウォークス 歩くことの精神史』(Wanderlust, 2000)、エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、旅や移動をめぐる思索A Field Guide to Getting Lost(2005)、ハリケーン・カトリーナを取材したA Paradise Built in Hell(2009、邦訳『災害ユートピア』)など、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数。
ハーン 小路恭子 (ハーンショウジ キョウコ) (翻訳)
米文学者。金沢大学国際基幹教育院准教授。専門分野は二十世紀以降のアメリカ文学・文化で、小説やポップカルチャーにおける危機意識と情動のはたらきに関心を持つ。
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