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文と本と旅と 上林曉精選随筆集|上林 曉, 山本 善行(編集)

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中央公論新社 2022年 中公文庫
ソフトカバー 352ページ
文庫判


- 内容紹介 -
文章、本(古本)、旅、そして酒……。生誕120年を迎えた私小説作家・上林曉が愛し、書き綴った題材を、全生涯にわたるエッセイから精選。井伏鱒二、太宰治をはじめ、阿佐ヶ谷文士たちとの交遊、禁酒生活、思い出の本など、上林随筆の魅力が詰まった珠玉の一冊。愛書家の心に染み入る随想集。文庫オリジナル。

目次より

[文]文学の二十年*/私の小説勉強/嘉村礒多の葉書/僕の文学開眼/武蔵野文章/まともな文章*/私小説十年/本気の勉強/作家の心

[本]荻窪の古本市*/ブランデン氏の記念品/大正の本/古本漁り*/本道楽*/故郷の本箱*/座右の書*/「神曲」が三冊揃う話*/全集について/なつかしき思い出の本/「薔薇盗人」について

[旅]金桁温泉と奴留湯/法隆寺の敬礼/野に出て/甲州御坂峠*/木曽馬籠*/京都の思い出*/旅行上手と旅行下手*/旅の絵葉書*/鎮西遠望*/「イタリアの旅」まえがき/四万十川の舟遊び/伊豆での正月

[酒]古木さん/我が交遊記/文壇酒友録*/阿佐ヶ谷案内*/阿佐ヶ谷会/酒わすれ*/酒解禁*/一酒徒*/二級酒*/酒のこと

[人]酒匂郁也君を憶う/署名帖/山のホテルの人々/川端康成/宇野浩二/正宗白鳥会見記/斎藤謙太郎君の思い出/梅雨――太宰治のことなど/律儀な井伏鱒二/浜本浩との因縁/追憶(堀辰雄)/高根の花/「枯木のある風景」の出来るまで

(*は五月書房版『文と本と旅と』の収録作)


- 著者プロフィール -
上林 曉 (カンバヤシアカツキ) (著/文)
一九〇二年、高知県生まれ。本名・徳廣巖城。東京帝国大学文学部英文科卒。改造社の編集者を経て、作家の道に進む。精神を病んだ妻との日々を描いた『明月記』、『聖ヨハネ病院にて』、脳溢血によって半身不随となった後に発表した『白い屋形船』(読売文学賞受賞)、『ブロンズの首』(川端康成文学賞受賞)など、長きにわたって優れた私小説を書き続けた。八〇年死去。


山本 善行 (ヤマモトヨシユキ) (編集)
一九五六年、大阪府生まれ、関西大学文学部卒。古書店「古書善行堂」店主。著書に『定本古本泣き笑い日記』『関西赤貧古本道』『本の中の、ジャズの話。』。編著に上林曉『星を撒いた街』『故郷の本箱』、寺田寅彦『どんぐり』。共著に『漱石全集を買った日』『新・文學入門』など。

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