小さい午餐 | 小山田 浩子
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twililight 2024年
ソフトカバー 272ページ
四六判
- 内容紹介 -
広島在住の芥川賞作家・小山田浩子の初めての食エッセイ集。
自宅で小説を書いている小山田さんが外でお昼を食べるという小さい冒険、非日常について書いたエッセイです。
“誰だってお昼を食べるし、その場所は自由に決めていい”
見たこと感じたことを書いていくうちにどんどん虚実が混ざって、 エッセイでありながら私小説でもあり、でも、確かに体感したこと。
“誰もがハッピーなアワーを過ごす権利がある、 それを忘れないようにする。 ちょっと酔っている、でもまだ普通に歩ける。”
“暗くなったり考えこんだり泣けたり、調子に乗って失敗したりもする 日々ですが、お昼ご飯がある程度おいしく楽しく食べられたらありがたい、 大丈夫だ、と感じます。どこで生まれても、暮らしていても、誰もが食べたい ようにお昼ご飯を食べられる世界であるよう、強く願っています。”
装画は塩川いづみ。
- 目次 -
まえがき
居酒屋の日替わり定食
ラーメン店のラーメン
喫茶店の天丼
カフェの野菜チキンサンド
喫茶店の豚しゃぶサンド
2度目のラーメン
とんかつ店のロース定食
別府冷麺
町中華の中華丼
東京駅であんみつ
タピオカ屋のタピオカ
ブライアントパークでピタサンド
回転寿司の寿司
ラーメン店のラーメンライス
イギリスでサンドイッチと機内食
ディストピア、ブリトーとビーフンとピザ
お肉の弁当
ラーメン屋の肉野菜炒め麺
スタッフによるビュッフェ
中華の黄ニラ
山の公園の麺類
呉のクリームパイ
喧嘩つけ麺
広島のお好み焼き
思い出の汁なし坦々麺
ファミレスのハッピーアワー
- 著者プロフィール -
小山田浩子 (オヤマダヒロコ) (著/文)
1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』
『小島』、エッセイ集『パイプの中のかえる』『かえるはかえる』がある。
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