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死の自叙伝 | 金恵順, 吉川凪(翻訳)

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クオン 2021年 新しい韓国の文学シリーズ
ソフトカバー 184ページ
四六変形判 縦184mm 横130mm


- 内容紹介 -
2021年12月、著者 金恵順が東アジアの詩人を表彰するスウェーデンの文学賞「Cikada Prize」を受賞しました!
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死の次に訪れる時間のなかで
すすり泣くリズムたち

「あなたは既に死の中に生まれています」
光州民主化抗争やセウォル号事件など権力の暴力や怠慢によってもたらされた死、そしてすべての無念な死に捧げた「死の自叙伝」49篇と長詩「リズムの顔」。
韓国フェミニズム詩の旗手金恵順が奇抜なイメージ、スピード感、時にグロテスクですらある力強さを存分に発揮し2019年に<詩壇のノーベル賞>と称されるカナダのグリフィン詩賞をアジア人女性として初めて受賞した詩集。

残された者の痛みを抱く詩人は、死後の物語を追いかける。
わたしたちの生は、不完全な死だと告げながら。 三角みづ紀(詩人)


- 目次 -
死の自叙伝
リズムの顔(『翼の幻想痛』より)
『死の自叙伝』あとがき
『死の自叙伝』訳者解説


- 著者プロフィール -
金恵順 (キム ヘスン) (著/文)
1955 年慶尚南道蔚珍生まれ。
詩人、評論家、ソウル芸術大学文芸創作科教授。文学博士。
大学在学中に東亜日報新春文芸に評論が当選し、卒業後の1979 年に季刊誌『文学と知性』で詩人として出発して以来、現在に至るまで韓国フェミニズム詩人の代表走者として活躍してきた。
これまでに『また別の星で』『カレンダー工場の工場長さん、見て下さい』『悲しみ歯磨き 鏡クリーム』『花咲け!豚』『翼の幻想痛』など十数冊の詩集のほか、詩論集を刊行している。金洙暎文学賞、素月詩文学賞、未堂文学賞、大山文学賞を受賞し、『死の自叙伝』英語版によって2019 年グリフィン詩文学賞(The Griffin Poetry Prize)を受賞した。


吉川凪 (ヨシカワナギ) (翻訳)
仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学専攻。文学博士。
著書に『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ─高漢容と仲間たち』、訳書として『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、呉圭原詩選集『私の頭の中まで入ってきた泥棒』、チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』、朴景利『完全版 土地』、崔仁勲『広場』、李清俊『うわさの壁』などがある。
キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。

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