
旅の彼方 | 若菜 晃子
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アノニマ・スタジオ 2023年
ハードカバー 320ページ
四六変形判
- 内容紹介 -
登山の専門出版社の編集者を経て、文筆家として活躍する著者の旅の随筆集三部作の最終巻。旅の記憶や広がる思考を、読者が追体験できる濃やかで静謐な文章で綴る。旅先は英国やロシア、タイ、ネパール、チリなど。第1集『旅の断片』は第5回斎藤茂太賞を受賞。
- 目次 -
旅の空
ピーターパン/雲のつらなり/浮浪者のふたり/生きる喜び/キャンディまで/物事の理/浮遊する魂
ロシア・カムチャツカのおばさん
キッチン用品のおばさん/ネッカチーフのおばさん/売店のおばさん/ハスカップのおばさん/ホフロマ塗のおばさん/浜辺のおばあさん/バス停のおばさん/トレンチコートのおばあさん
英国 湖水地方の旅
オークの船/フィルとドレイクと片方手袋/スレート/私的地図考/教会のポポーポ/バスバス走る/フレイクジャックス/中国の田部井さん/開かない土産物屋/夜中に嵐が来た話/海と原発/シオンの瞳/The North Pole
旅と書物
はなのすきなうし/ロッテルダムの灯/ヴァリスの光/教会の男/アミエルの日記/ハンス・ブリンカー
忘れじの味
ジャンクスイーツの旅/日本語教師と大判焼/ひよこ豆のスープ/バター茶/ハニービール/スイスのランチバック/ポテトフライとジブラルタル/夜中のスープ/葉包みの正体/葉で包む
タイの午後
夜行列車の風/春のぬくもり/メコンの流れ/国境の町の竜神伝説/ジャックのおばさん/停車場の友/三人の夜店
人々の街角
ペチカのアパート/生きもののいる暮らし/岩棚の家/迷路の卵/花を買う男/アラブストリートにて/ヤドカリのお礼/麦わら帽子/サタラ行きのバス/ロシア人の握手/帽子の男の子/生きているインド/車掌さんの合図
旅のあとさき
紅白の鶴/ノートをつける/帰国後のパーティ/アジアの香り/我が師の恩/平平安安
南アフリカの籠
木が教えてくれた/星座の夜/あなたの籠/ハタオリドリ/花は光の射す方向を/花畑と彩雲/ヨーグルトの容器/海辺の家の椅子/喜望峰で見たもの/帰っていった1ランド/赤い水平線
*滞在国・都市名一覧(地図)
- 著者プロフィール -
若菜晃子 (ワカナアキコ) (著/文)
1968年兵庫県神戸市生まれ。編集者、文筆家。
学習院大学文学部国文学科卒業後、山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。「街と山のあいだ」をテーマにした小冊子『mürren』編集・発行人。
著書に『東京近郊ミニハイク』(小学館)、『東京周辺ヒルトップ散歩』(河出書房新社)、『徒歩旅行』(暮しの手帖社)、『地元菓子』、『石井桃子のことば』(新潮社)、『東京甘味食堂』(講談社文庫)、『岩波少年文庫のあゆみ』(岩波書店)、『街と山のあいだ』(アノニマ・スタジオ)など多数。旅の随筆集第一集『旅の断片』は2020年に第5回斎藤茂太賞を受賞。第二集『途上の旅』に続く第三集が本書。
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