韓国について知っておきたい30のこと | 真鍋 祐子
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平凡社 2026年
ソフトカバー 248ぺージ
四六判
- 内容紹介 -
2024年末に尹錫悦元大統領が突如宣布した「非常戒厳令」に対し、多くの議員や市民が国会へと駆けつけ、約6時間後に非常戒厳を解除させた。
尹大統領の弾劾を求めるデモには100万人を超える市民が集い、色とりどりの旗やペンライトを手にした様子が日本のメディアやSNSでもたびたび紹介された。
大統領を退任へ追いこむ韓国政治のダイナミズムはどこから生まれるのか?
植民地支配からの解放と南北分断、済州4・3と光州事件、
民主化の達成と現実、フェミニズム運動の高まり、
ハン・ガンのノーベル文学賞受賞……
激動の近現代史から見えてくる韓国社会のすがた。
いま私たちが隣国の歴史に向き合うための基本書。
【本書より】
この本は、韓国の人びとがどのように歴史を認識し、記憶し、語っているのかに焦点をあてます。1948年の大韓民国政府の樹立から大まかな年代順に歴史をなぞりますが、しばしば話が前後したり、時系列が逆転したり、同じ出来事が何度も語られたりするでしょう。そうすることで、2024年の非常戒厳令のような事態がなぜくり返されたのか、より深い理解ができるのではないでしょうか。(中略)
朝鮮半島の近現代史を語ることは、日本の近現代史を語ることでもあります。この本で語る韓国の歴史は、大日本帝国統治時代の圧倒的な影響をふまえ、在日朝鮮人の視点も大切にしながら、戦後の日本が朝鮮半島の歴史にどう介入してきたのかを強く意識したものになるでしょう。――「プロローグ」
【目次】
プロローグ|「12・3非常戒厳」を止めた歴史のトラウマ
第1部|1945年~79年|
韓国はどのように成立したか
「韓国」はいつ成立したのか/はじまりとしての「済州4・3」/日本は朝鮮戦争で何をしたのか/植民地体制を引き継いだ国家システム/格差の拡大と社会運動の高まり/国交正常化と在日朝鮮人への弾圧 ほか
第2部|1980年~90年代|
強まる軍事独裁と民主化運動
「ソウルの春」から光州事件へ/国境を越えた連帯/ 6月民主抗争と新しい憲法/民主化は本当に達成されたのか/「慰安婦」問題を人権問題として考える/並立するふたつの歴史観/国家による監視、思想弾圧はなくならない ほか
第3部|2000年代~|
韓国社会はどのように変わってきたのか
韓国の大統領制とは/「反日」「親日」「恨」言葉から考える日韓関係/韓国映画が描く女性と家父長制/セウォル号沈没事故とトラウマの治癒/変わるデモの形と変わらないもの/フェミニズム運動の高まり/ハン・ガンが描いた死者と生者の関係/光州から見える韓国、日本、世界 ほか
- 著者プロフィール -
真鍋 祐子 (マナベ ユウコ) (著)
1963年北九州市生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は朝鮮地域研究。1991年3月から2年間、韓国・大邱市の啓明大学日本学科で客員専任講師を務める。著書に『烈士の誕生――韓国の民衆運動における恨の力学』『増補 光州事件で読む現代韓国』『自閉症者の魂の軌跡――東アジアの「余白」を生きる』、訳書に朴來群『韓国人権紀行――私たちには記憶すべきことがある』、崔吉城『恨の人類学』、監修書に『越境のアーティスト 富山妙子』などがある。
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レビュー
(133)
