-
女性議員は「変な女」なのか | 野田 聖子, 辻元 清美
¥1,210
小学館 2025年 小学館新書 ソフトカバー 224ぺージ 新書判 - 内容紹介 - 男社会で働くすべての女性たちへ! 祖父が国会議員の野田聖子と 実家はうどん屋の辻元清美。 生まれも育ちも正反対なのに、 なぜか仲の良いふたり。 「家に帰っても冷蔵庫は空っぽ(涙)」(辻元) 「いい人がいたら紹介するから」(野田) などと、本音トークが炸裂! そんな彼女たちは、 約30年もの間、超男社会の国会の中で、 「女のくせに変な人」と指差されながら、 己の信念に従って、議員を続けてきた。 それゆえ、対談は、 郵政民営化選挙や連立政権での造反など 乗り越えてきた政局や 党派を超えた協力によって成立した NPO法や児童ポルノ禁止法……、 そして現在進行中の選択的夫婦別姓の裏側、 また、次世代の女性議員のために作った塾や 若い議員に寄せる期待にまで話はおよぶ。 セクハラ・パワハラ、 おひとり様の悲哀、 育児・介護に老後など、 働く女性に共通に降りかかる悩みについても 深くえぐってくる。 後半はジャーナリストの長野智子氏をファシリテーターに、 政治家や企業重役の 一定の定数を女性に振り分ける クオータ制についての鼎談。 どう働き、どう政治にコミットしていくかを 改めて考えさせる 元気あふれるふたりのかしまし対談。 【編集担当からのおすすめ情報】 政治の本ですが、 難しいことはそんなに書いてありません。 政治家だからといって特別な人ではなく、 同じようなことで悩んで、挫折して、 幸せを感じて仕事を続けていることが伝わります。 政治について考えてみたいという人の とっかかりとしても最適です。
-
だから、日本の政治はつまらない フランスとの比較でみる日本政治の構造的欠陥 | グットマン ティエリー, グットマン 佳子
¥1,980
花伝社 2025年 ソフトカバー 248ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 世にも奇妙な謎ルール「公職選挙法」が、日本の政治をこんなにもダメにしていた! ・究極の“べからず法”がつくった細かすぎて曖昧な選挙のルール ・現職と有名人に圧倒的有利な、たった2週間の選挙期間 ・世界一高く、それどころか存在自体が意味のない供託金制度 ・従順な国民性は美徳か、それとも足枷か? ・こうすれば、職業政治家は消え、本当に有能な政治家だけが残る フランスを参考にした超実践的提言で、日本の政治をもっと身近に、もっと面白く! - 目次 - 第1章 数字で見る民主主義 ──日本人は欧米人よりも政治に関心が無いのか 第2章 公職選挙法がもたらす「観客民主主義」 ──一般国民の立候補に対する様々な障害 第3章 なぜ、政治に関心を持てないのか ──日本の政治があまり魅力的でない理由 第4章 日本の政治をもっと身近で興味深いモノにするためには ──制度改革と新文化構築の必要性 - 著者プロフィール - グットマン ティエリー (グットマンティエリー) (著) 1970 年フランス生まれ。フランスAix-en-Provence 政治学院卒業。1995 年来日。政治学博士(Aix-Marseille 大学/中央大学大学院)。2001 年以降三重大学勤務。現在、人文学部教授。専門は現代日本政治。 著書は『Nippon Kaigi (Political Nationalism in Contemporary Japan)』(Routledge, 2024)等。 グットマン 佳子 (グットマンヨシコ) (著) 1972 年広島県生まれ。中央大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。2008 年、2016 年、子供2人を現地公立学校に通わせながらフランスに2年間滞在。
-
政治のしくみがわかる本 | 山口 二郎
¥858
岩波書店 2009年 岩波ジュニア新書 ソフトカバー 208ページ 新書判 縦180mm - 内容紹介 - 国会や内閣で政治家たちは何をしているのでしょうか.みなさんが政治を見たり考えたりするときのヒントがたっぷりな1冊です.
-
アメリカの未解決問題 | 竹田 ダニエル, 三牧 聖子
¥1,045
集英社 2025年 集英社新書 ソフトカバー 224ページ 新書判 縦173mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 今、もっとも注目されるZ世代ジャーナリストと、アメリカを語るうえで欠かせない研究者が緊急対談! 民主主義の真実〈リアル〉とは? メディアの偏見〈バイアス〉とは? ドナルド・トランプが再選された2024年の米大統領選挙と並走しながら、米国を見つめてきた論客が対話。 超大国のリアルと、山積する“未解決問題”について議論する。 「反ユダヤ主義」には過剰反応しつつイスラエルのジェノサイドを黙認する大手メディアの矛盾、中国やロシアの言論統制を糾弾しつつ米国内のデモ取り締まりは擁護する自国の民主主義への絶望――。 今、アメリカの価値観は一体どうなっているのか。 日本が影響を受けざるをえない国の分岐点と未来、そして新たな日米関係のあり方が見えてくる一冊。 【目次】 はじめに――カマラ・ハリスの敗北で「リベラルは終わった」のか? 第1章 日本から見えないアメリカ 第2章 バイデンはなぜ嫌われたのか? 第3章 世界の矛盾に気づいたZ世代の抵抗 第4章 ポスト・アメリカン・ドリームの時代に 第5章 日米関係の未解決問題 第6章 これからの「アメリカ観」 おわりに 【著者プロフィール】 竹田ダニエル (たけだ だにえる) ジャーナリスト、研究者。1997年生まれ。米国・カリフォルニア出身、在住。 カリフォルニア大学バークレー校研究員。著書に『世界と私のAtoZ』『ニューワード ニューワールド』ほか。 三牧聖子 (みまき せいこ) 同志社大学大学院准教授。1981年生まれ。専門は米国政治外交史。 著書に『Z世代のアメリカ』、共著に『私たちが声を上げるとき』『自壊する欧米』等がある。
-
さらば,男性政治 | 三浦 まり
¥1,078
岩波書店 2023年 岩波新書 ソフトカバー 298ぺージ 新書判 縦173mm 横107mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 男性政治とは、男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である。ジェンダー平等な社会を目指す推進力が生まれているが、男性政治の最後の砦、永田町がその流れを阻んでいる。こうした日本の現実を超えて、女性も、男性も、マイノリティも、誰もが生きやすい社会への道を探る。 - 目次 - はじめに 第1章 男性ばかりの政治 第2章 二〇年の停滞がもたらしたもの――ジェンダー平等後進国が作り出した生きづらさ―― 第3章 女性を排除する日本の政治風土と選挙文化 第4章 女性に待ち受ける困難――障壁を乗り越える―― 第5章 ミソジニーとどう闘うか 第6章 なぜクオータが必要か 第7章 ジェンダー平等で多様性のある政治に向けて 謝辞 引用文献 - 著者プロフィール - 三浦 まり (ミウラ マリ) (著/文) 1967年東京都生まれ.慶應義塾大学卒業,カリフォルニア大学バークレー校大学院修了.Ph.D(. 政治学).2021年,フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章. 現在─上智大学法学部教授 専攻─現代日本政治論,ジェンダーと政治 著書─『 私たちの声を議会へ──代表制民主主義の再生』(岩波書店),『社会への投資〈個人〉を支える〈つながり〉を築く』(編集,同),『日本の女性議員──どうすれば増えるのか』(編集,朝日新聞出版),『女性の参画が政治を変える──候補者均等法の活かし方』(共編,信山社),『日本政治の第一歩』(共編,有斐閣),『ジェンダー・クオータ──世界の女性議員はなぜ増えたのか』(共編,明石書店)など.
-
女性政治家が増えたら何が変わるのか | 秋山 訓子
¥1,045
集英社 2023年 集英社新書 ソフトカバー 208ぺージ 新書判 縦173mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 今、「女」が選挙で勝つためのキーコンテンツになりつつある!? 与野党を問わず、政治家は女性の存在と女性にまつわる政策を“頼みの綱”にしているのだ。 日本の政治がいかに変わりつつあるのか――。 女性初の朝日新聞政治部次長を務めた著者が、海外の事例を含めて丹念に取材し、データとともにひもとく。 多様化が進んだ現代では政治家も多様性が求められており、分断を広げるだけでは真の男女平等につながらない。 女性政治家が増えれば〈誰もが〉生きやすい社会になるということを可視化する、新しい論点。 民主主義を機能させるのはあなたです! 【目次】 第1章 地方で芽吹く変化 第2章 女性議員が増えると政治の何が変わるのか 第3章 今、杉並区で起きていること 第4章 女性議員を増やすには 第5章 もっと女性議員を増やすには~海外編 第6章 国政は変わるのか 【著者プロフィール】 秋山訓子(あきやま のりこ) 朝日新聞編集委員。 東京生まれ。東京大学文学部卒業。ロンドン政治経済学院にて修士、筑波大学にて博士号を取得。 朝日新聞入社後、政治部、経済部、AERA編集部などを経て現職。 政治やNPO・市民社会、多様性・ジェンダーなどを中心に取材。 著書に『女は「政治」に向かないの?』『コーヒーを味わうように民主主義をつくりこむ』ほか。
-
女性議員を増やしたい ZINE | 濵田真里
¥1,100
タバブックス 2023年 ソフトカバー 58ページ B6判 - 内容紹介 - ジェンダーギャップ指数で日本は政治分野が146カ国中139位。なぜ日本には女性議員が少ないのか。 政治家=スーツを着た男性、家庭と両立できない仕事という固定概念、さらに可視化されにくい女性議員・候補者へのハラスメント。 変化する社会課題解決に向け、多様な人々が政治参画するための第一歩を考えます。 これまでずっと男性主体で続いてきた「政治」を解体し、もっと多様な人たちが関われるものにする作業を、たくさんの人たちと一緒にやっていきたい。1人でも多くの人に、女性議員を増やすためにできることを見つけてほしいという思いから、このZINEを作成しました。 【目次】 はじめに 1章 女性議員はどれくらいいる? 2章 なぜ女性を増やす必要がある? 3章 女性議員が増えない理由 4章 女性議員に対するハラスメント問題 5章 女性議員・候補者のサポート活動 6章 私たちにできること 応援・ボランティア・バイスタンダー 付録① 選挙ボランティアのしおり 付録② こどもと一緒に選挙ボランティアしてみよう!リーフレット 付録③ もっと知りたい人のためのおすすめ本リスト
-
若者の戦争と政治 20代50人に聞く実感、教育、アクション | 仕事文脈編集部(編)
¥1,870
タバブックス 2024年 ソフトカバー 232ページ B6変形判 縦137mm 横110mm 厚さ14mm - 内容紹介 - むしろ「学ばなかったこと」のほうが印象深いかも(26歳) 「先生だから政治的意見は言えない」と、"中立"であることにこだわっていたのが印象的(23歳) 「社会や政治に無関心な若者」は、こうして生まれたー 1994~2004年生まれ、20代50人に聞いた、戦争と政治。 「慰安婦」の文字が教科書から消され、戦争における加害の歴史を学ばなかった。 性教育がバッシングされ、激しいジェンダーバックラッシュが起こった。 生きづらさを自己責任で丸め込まれ、「ゆとり」や「さとり」と後ろ指をさされる。 第2次安倍政権下で義務教育期を過ごしたかれらは、当時の政治や教育にどう影響され、何を感じてきたのか。生まれ育った1994-2024年の政治、教育、文化、社会の動きを年表で振り返るとともに、若者たちの声を聞く1冊。 戦争を起こさないようにするのは誰か。問われなければいけないのは政治だ。(寄稿 武田砂鉄) - -前書きなど 弊社発行の雑誌『仕事文脈vol.24』(2024年5月)で、「〈戦争〉をどう捉えていますか? 20代に聞く実感、教育、アクション」という記事を掲載しました。終戦から80年近くが経ち、戦争が遠いものとなっている一方、SNSを開けばウクライナ侵攻やパレスチナでのジェノサイドの情報がリアルタイムで流れてくる、そんな状況で現在20代の若い世代は「戦争」にどんなイメージを抱いているのか。それを聞いてみるために、学校でどのように学んだか、どんな情報を持っているか、具体的に行動していることはあるか、などについて12名にアンケートをとりました。その回答は、どれも真摯にテーマに向き合い、具体的な体験を自分のことばで書いてくれたものでとても読み応えがありました。 若者は、社会に無関心と言われるが、それはなぜか。その背景が垣間見られるような回答の数々を受け、もう少しこのテーマを深めてみるために企画したのが、本書です。 今回、「戦争」とともに関心が薄いとみられている「政治」についての問いを立て、20代50人に調査を行いました。それぞれについて子ども時代に受けた教育や情報のことを聞くとともに、戦争、政治について考えていること、行動していることを自由に書いてもらいました。 平成の時代から令和の初期の頃、社会情勢や政治はどうだったか、どんな教育が行われていたのか、かれらの育ってきた過程と併せて、「若者」について考えるきっかけになればと思います。