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新版 近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話|近藤 聡乃
¥1,430
ナナロク社 2019年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 現代アート作家、漫画家としても活躍し、『A子さんの恋人』1~5続刊(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1~2続刊( 亜紀書房)が話題の近藤聡乃のはじめてのエッセイ集が、仕様をあらたにお求めやすい価格の「新版」となって新発売です。 新版のための描きおろし「上の空と穴の底」を含む全58篇のエッセイと58点の挿画、漫画2篇を収録。手書き文字もふんだんに使われています。 地味に不思議で、おだやかに怖い。近藤聡乃の日々。 - 著者プロフィール - 近藤聡乃 (コンドウアキノ) (著/文) 1980年、千葉県生まれ。2003年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。現在ニューヨーク在住。2000年のマンガ家デビュー以来。アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐に渡る作品を国内外で発表している。2010年、「YouTube Play. A Biennial of Creative Video」(グッゲンハイムミュージアム)。2011年、個展「KiyaKiya」(ミヅマアートギャラリー)。2018年、森美術館「MAMスクリーン008」。主なマンガ集に『はこにわ虫』(青林工藝舎)、『A子さんの恋人』1~5(以下続刊 KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1~2(以下続刊 亜紀書房)。原画集『近藤聡乃スケッチ原画集「KiyaKiya」』(小社)、作品集『近藤聡乃作品集』(小社)などがある。
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シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店 |シルヴィア・ビーチ, 中山 末喜(翻訳)
¥1,430
河出書房新社 2023年 河出文庫 ソフトカバー 432ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 『ユリシーズ』の出版者として名高い、パリ・オデオン通りにあった伝説的書店の主人が綴る世界文学の舞台裏の歴史的メモワール。
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誰にも相談できません みんなのなやみ ぼくのこたえ |高橋 源一郎
¥825
毎日新聞出版 2023年 毎日文庫 ソフトカバー 248ページ 文庫判 - 内容紹介 - 人生のままならぬ悩み、どうしたらいいの? 「毎日新聞」人生相談の人気回答者の著者が人に言えない悩みにそっと寄り添い、耳をかたむけ、真摯なことばで向き合った。「中絶した経験と向き合えず」「夫のすべてに悪寒が走る」など、話題になった名回答100選を収録!
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危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』|朝日新聞社(編集)
¥1,870
徳間書店 2023年 ソフトカバー 248ページ 四六変型判 縦188mm 横128mm 厚さ19mm - 内容紹介 - 「これは『ナウシカ』の世界を旅する中で、すでに体験したことだ」 コロナウイルス、ウクライナ侵攻、AI問題、気候変動……混迷する現代社会を私たちはどう生きるのか。 朝日新聞デジタルにて、2021年3月に第1シーズン、5月に第2シーズンを配信し、読者から大きな反響を呼んだ「コロナ下で読み解く風の谷のナウシカ」。2022年12月に掲載された最新の第3シーズンを加え、すべてのインタビューをまとめて刊行! コロナウイルスをはじめ、ロシアのウクライナ侵攻、AI問題、ますます激化する気候変動など、混迷化が加速する現代社会を「人類が方向を転換せず、破滅を経験してしまった」仮想の未来を舞台にした宮﨑駿監督の長編漫画『風の谷のナウシカ』を通して連関的に考える。 【収録著者】民俗学者・赤坂憲雄/俳優・杏/社会哲学者・稲葉振一郎/現代史家・大木毅/社会学者・大澤真幸/漫画家・大童澄瞳/映像研究家・叶精二/作家・川上弘美/軍事アナリスト・小泉悠/英文学者・河野真太郎/ロシア文学者・佐藤雄亮/漫画研究者・杉本バウエンス・ジェシカ/文筆家・鈴木涼美/スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫/漫画家・竹宮惠子/生物学者・長沼毅/生物学者・福岡伸一/評論家・宮崎哲弥(五十音順、敬称略)
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自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば|澤口 たまみ
¥2,090
山と溪谷社 2023年 ソフトカバー 208ページ 18.8 x 12.8 x 1.51 cm - 内容紹介 - 宮澤賢治のおはなしには、自然を見る魅力的な視点が詰まっている。 岩手在住で賢治の後輩でもあるエッセイストが、その言葉を紐とき、自然をより楽しく見るための視点を綴る。 木の芽の宝石、春の速さを見る、醜い生きものはいない、風の指を見る、過去へ旅する… 自然をこんなふうに感じとってみたいと思わせる、宮澤賢治の57のことばをやさしく丁寧に紐といた一冊です。 「銀河鉄道の夜」も「注文の多い料理店」も、宮澤賢治は、おはなしの多くを自然から拾ってきたといいます。 それらの言葉から、自然を見る視点の妙や魅力をエッセイストの澤口たまみさんが優しくあたたかな目線で綴ります。 読めばきっと、こういうふうに自然を感じとってみたい、こんなふうに季節を楽しみたい、と思わせてくれるはずです。 ■内容 プロローグ 宮澤賢治が教え子たちに伝えたこと パート一 立ち止まってみる そばにある感動を見つける パート二 感動するこころと向き合って 発見を言葉にする パート三 新たな発見に出会う 視野を広げて パート四 つまらないものはない 先入観を捨ててみる パート五 暮らしとともにある自然 よりよく自然とつき合う パート六 自然を見つめるこころ 幸せを願う エピローグ 宮澤賢治が遺した、もうひとつの思い
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われらの牧野富太郎!|いとうせいこう(監修), 毎日新聞出版(編集)
¥2,420
毎日新聞出版 2023年 ソフトカバー 176ページ A5判 - 内容紹介 - 愛される植物学者を語り尽くそう! 高野文子/横山譲二/田中伸幸/稲垣典年/海老塚和秀/中島岳志/牧野一浡/額賀じゅんじ/塩田貴志/廣田智恵子/朝井まかて/長田育恵/高知県立牧野植物園/里見和彦/里見由佐(登場順) 2023年の春から放送されるNHK 2023年度前期の連続テレビ小説『らんまん』(主演・神木隆之介)は、「日本の植物学の父」とも言われる牧野富太郎がモデルとなっている。本書は「牧野富太郎愛」を貫き続けるマルチクリエイターのいとうせいこう氏監修によるビジュアル単行本。 牧野博士がかつて行っていた植物採集イベント「牧野植物同好会」を、いとう氏が博士に扮し現代によみがえらせるレポート、牧野博士を研究している識者や関係者のインタビュー、『らんまん』の脚本を担当する長田育恵氏といとう氏の対談、高知県立牧野植物園ガイド、牧野博士が歩いた高知県植物採集ポイントのガイド、博士の蔵書、アートデザインや文学的センスを伝えるコーナー、牧野博士作詞『植物採集行進曲』の一部を紹介する綴じ込み付録など、「牧野ワールド」が満載だ。 カバー表1のイラストは、漫画家でイラストレーターの高野文子氏が担当。 【目次】 牧野富太郎博士、われらのヒーロー! Our Hero Dr. MAKINO! Sprouting Up! 1 牧野博士ヒストリー The Father of Japanese Botany' Makino's Life Tale 2 プランツ・パーティ!!! Plants Party!!! Festival of the Future 3 われらの牧野富太郎! Makino Tomitaro, Our Hero! 4 長田育恵×いとうせいこう 牧野博士の「らんまん人生」を語り尽くそう Life is a Flower Ikue Osada x Seiko Ito 5 われらの牧野植物園ガイド A Worker's Guide to The Makino Botanical Garden 6 牧野富太郎とめぐる植物の旅in高知 A Walkers Travelogue to Kochi in the Footsteps of Makino Tomitaro 7 牧野博士のたのしい蔵書 Makino's Library a homage to plants and a Diversity in Reading 8 牧野富太郎、驚異のセンス Dr. Makino's Aesthetic Art ・Design・ Words! 付録 植物採集行進曲 Plants & Peace on Earth
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わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い|レベッカ・ソルニット, ハーン 小路恭子(翻訳)
¥2,420
左右社 2021年 ハードカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 「ご結婚は?」「ご主人は?」「奥さまは?」「お子さんは?」……。 わたしたちはいつも、無数の問いにさらされ、黙らされてきた。 でもいまや、何かが変わりはじめた。 近年のフェミニズムの大きな動きのなかで綴られた、 沈黙と声をあげることをめぐるエッセイ集。 #MeTooの世界的なうねりを準備した傑作『説教したがる男たち』につづく、 ソルニット節の真骨頂! ブレイディみかこさん推薦、待望の翻訳刊行 ヴァージニア・ウルフについて講演をしたあとのこと。 ある男がこう言った。「ウルフは子どもを産むべきだったと思いますか?」 女性の社会進出が進み、ライフスタイルがどんなに多様化しても、 わたしたちは何度でも何度でも脱力するような問いにさらされて生きている。 さまざまなかたちの暴力を受け、沈黙することを強いられつづけている。 SNSでは声を封じるためのあらゆる嫌がらせと脅しがぶつけられ、 レイプを始めとする性暴力やドメスティック・バイオレンスは一向に減ることがない。 人魚姫は地上で暮らすかわりに声を奪われるお話しだし、 「STAR WARS」三部作でレイア姫以外の女性が話すシーンはわずか63秒間に過ぎず、 女性たちを固定観念に閉じ込める物語は、進化をめぐる科学にまで浸透している。 男と女をめぐるいびつな権力構造をあばき、 辛辣に、ときにユーモラスに、すべてのひとに力を与える傑作エッセイ。 目次 イントロダクション マザー・オブ・オール・クエスチョンズ 1 沈黙は破られる 沈黙に関する簡潔な記録 I 群島を囲む海 II 男はみな孤島 男性の沈黙 III 沈黙と檻 IV 洪水に飲まれた都市 反乱の年 フェミニズム 男たちの到来 七つの死の一年後 レイプ・ジョークをめぐる短くも幸福な近況 2 ブレイキング・ザ・ストーリー 五百万年来の郊外から逃れて 鳩が飛び立ったあとの巣箱 女が読むべきでない八十冊 『ロリータ』について説教したがる男たち 加害者が行方不明 女巨人 謝辞と出典 訳者あとがき - 著者プロフィール - レベッカ・ソルニット (レベッカ ソルニット) (著/文) 1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。歩くことがいかに人間の思考と文化に深く根ざしているか広大な人類史を渉猟する『ウォークス 歩くことの精神史』(Wanderlust, 2000)、「マンスプレイ ニング」の語を広めた『説教したがる男たち』(Men Explain Things to Me, 2014)エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、旅や移動をめぐる思索A Field Guide to Getting Lost(2005)、ハリケーン・カトリーナを取材したA Paradise Built in Hell(2009、邦訳『災害ユートピア』)など、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数。 ハーン小路 恭子 (ハーンショウジキョウコ) (翻訳) 米文学者。専修大学准教授。専門分野は二十世紀以降のアメリカ文学・文化。危機意識と文学・文化ジャンルの創成の関係に関心を持つ。
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ちいさなくらしのたねレシピ 改訂新版|早川 ユミ
¥1,980
SOLD OUT
自然食通信社 2023年 ソフトカバー 240ページ A5判 縦205mm 横148mm 厚さ20mm - 内容紹介 - 「生きていることは、くらすこと。くらすことは、つくること。」 高知の山のてっぺんでちくちく手縫いして衣服をつくり、種をまいてちいさな自給自足の暮らしをする。 NHK-Eテレ「暮らしごと ユミさんの土とちくちく」出演でも話題の著者が、たねのまき方・育て方から採れた野菜や果実からつくる料理のレシピ、みそ・梅干し・納豆等の手づくりのわざ、ちくちく手づくりする布小物のつくり方まで、活き活きと紹介。オールカラー。写真多数。 ちいさな畑を耕し、たねまきをする 畑しごとや、つくるくらしは、すこやか 人間の生命活動そのもの それだけで、じゅうぶん、満たされる それだけで、すでに、生きていること こころも、からだも幸福になる ※2017年刊行の旧版(PHP研究所)を増補改訂しました。 目次 まえがき つちから生まれる 第1章 ちいさな畑をつくる 第2章 ちいさな果樹園をつくる 第3章 台所でつくる 第4章 くらしのたねつくり 第5章 ちいさく想う あとがき つちに還る - 著者プロフィール - 早川 ユミ (ハヤカワ ユミ) (著/文) 1957年生まれ。布作家。高知の山のてっぺんでちいさな自給自足の暮らしをする。布を探して、家族でいろんな国を旅する。アジアの手紡ぎ、手織布、藍、黒檀の実、ラックなど草木染め、泥染めの布、山岳少数民族の布、柿渋で染めた布、リトアニア麻布でちくちく手縫いして、衣服をつくり、あちらこちらで展覧会をひらいている。夫である陶芸家の小野哲平の薪の窯たきを手伝い、種をまき、木を植える。 主な著書:『早川ユミのちくちく服つくり』『種まきノート』(アノニマ・スタジオ)、『畑ごはん』(文化出版局)、『くらしがしごと 土着のフォークロア』(扶桑社) 等
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女二人のニューギニア|有吉 佐和子
¥990
河出書房新社 2023年 河出文庫 ソフトカバー 288ページ 文庫判 縦149mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 文化人類学者で友人の畑中幸子が住むニューギニアの奥地を訪ねた滞在記。想像を絶する出来事の連続と抱腹絶倒の二人の丁々発止。
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ひるは映画館、よるは酒 | 田中 小実昌
¥990
筑摩書房 2023年 ちくま文庫 ソフトカバー 384ページ 文庫判 - 内容紹介 - 3本立て、入替無し、飲食持込み自由、そんな映画館を愛した著者が綴った昭和のシネマパラダイス!文庫オリジナル・アンソロジー。解説 荒島 晃宏 3本立て、入替無し、持込み自由 昭和のシネマ・パラダイス! オリジナル・アンソロジー 街のあちこちに映画館と酒場があったあの頃。3本立て、終日入替無し、もちろん全席自由、持込み飲食OK!たまに意外な小動物も出没……。コミさんの愛称で知られた著者が、今日もバスに乗り、弁当を買って、映画館の暗がりに潜り込む。終われば酒場へゴー!映画と酒への思いがあふれるエッセイを選んだ、ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。 解説・荒島晃宏 【目次】 Ⅰ 昭和三十年代末頃… 契ろうてや、ちぎろうてや! 下着のつけ方にこまかな心づかい 流行すると困る〝異色ドキュメント〟 Ⅱ 昼間は映画夜は酒… 昼間は映画夜は酒ほかになにかすることがあるの 二条朱実よ、ふつうのをやろう 川崎映画街 映画館の水飲所 映画を見るについての悩み 掛け持ちの映写技士 アメリカに渡って観た映画 あまく、かなしいハードボイルド 四百円映画館のコップ 弁当食い食い バスか映画か シマらないシネマ たったひとりの主役 田中小実昌賞 映画館部門 武蔵野推理劇場殿 半ズボンも苦労する Ⅲ ガード下の映画館… 目がさめると、明日になる ガード下の映画館 今日は、どちらのポルノを? 冬の陽あかるく ボロは駄目に決定 呉の「とうせんば」 チンボツがえり 菖蒲園はどこだ トノさん、がんばれ 映画は渋谷で 朝陽のさす電車 アテネでバスにのって ハワイの名なし映画館 鶴橋の縄と鞭 恋は盲耳 テニス・シューズの水兵さん 近ごろの侍は、もう…… 口はパクパク クマさんの店 刑事の身内は出るな せんちめんたるオジン 骨こそイノチ 自由を我等に ひかり座まで百メートル 辰味丼五五〇円 松竹直営天ぷらソバ 夏の日のダブリン 女私立探偵の性生活 Ⅳ 昭和末年前後… 池袋の映画館 上野の映画館 浅草の劇場 浅草六区の映画館 さよなら新宿ロマン 自由が丘・大井・蒲田 横浜の映画館 渋谷の映画館 祖父田中小実昌のこと――――田中開 解説―――――――――――荒島晃宏 - 著者プロフィール - 田中 小実昌 (タナカ コミマサ) (著/文) 1925年~2000年。小説家、翻訳家。戦後、復員後、東京大学中退。テキヤ、バーテンダーなど様々な職業を経て、小説家、翻訳家となって活躍。無類の映画好き、酒場好きとしても知られる。
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渡り鳥たちが語る科学夜話 | 全卓樹
¥1,760
朝日出版社 2023年 ソフトカバー 192ページ 四六変型判 - 内容紹介 - 島本理生さん推薦! 「科学が照らすものは、この世界に降りそそぐ美しい奇跡なのだ。」 ――真夜中の科学講座、第2幕のはじまりです。 ・月のおもて側にだけある海 ・土星の環から霧雨が降る ・この世界はシミュレーションなのか? ・青年科学者の命を奪ったデーモンコア(魔物の心臓) ・逆張り・冷笑派は強者の勝利を後押しする? ・砂漠に広がる「妖精の環」のひみつ ・ヒマラヤを渡るツルが巻き起こした小さな奇跡 『銀河の片隅で科学夜話』で寺田寅彦賞受賞! 理論物理学者とっておきの20話。 「もしこの書が、読者諸氏の異時空の旅のよきお供となるならば、それは筆者欣快の至りである」 ――著者 著者プロフィール 全卓樹 (ゼンタクジュ) (著/文) 京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。量子グラフ理論本舗/新奇量子ホロノミ理論本家。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在高知工科大学理論物理学教授。著書に『エキゾティックな量子――不可思議だけど意外に近しい量子のお話』(東京大学出版会)などがある。
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外国語の遊園地 | 黒田 龍之助
¥2,420
白水社 2023年 ハードカバー 250ページ 四六判 - 内容紹介 - 夢の外国語ショートショートエッセイ集 海外を旅したいけれど、いつも行けるとは限らない。そもそも昔の世界は、いつだって訪れることができない。そんなとき、かつて旅先で手にしたにぎやかな品々がワクワクさせる空間を作り出し、わたしたちを「外国語の遊園地」に誘ってくれる。目覚まし時計やカレンダー、帽子、ネクタイ、請求書、会員証、しおり、時刻表、卵パックなどなど、これまで著者が長年旧ソ連や東欧を旅してきたなかで出合ったさまざまな「もの」を通して、外国語の魅力を語りかけるショートショートエッセイ集。 目次 はじめに 第i章 外国語のある一日 中古の目覚まし時計 日めくりカレンダー ロンドンの外国語新聞 憧れのスイスえんぴつ 伝統の歯みがき ホームズの帽子 ベオグラードの地下鉄 旅のお供に古典語 釣り銭のないとき 平日箸と週末箸 アル・デンテ無用 ラパンの雨傘と日傘 ヂャーヂャと呼んで もしものときの買物袋 コロッケ・メンチ研究 水筒から飲む瞬間 旧体制のジャケット? 愛されるネクタイ 献立表の文字 メガネをなくさない 美しいオープンサンド 携帯電話のないドラマ 平和のスプリッツァ 効きすぎたソ連の薬 長い長い小説のはなし そして夜は更ける 第ii章 捨てられない外国語 レシートの「ありがとう」 一九六四年のカレンダー ビアホールの請求書 毎日食べよう健康チーズ メニューの解けない謎 ロシア語でホームズ 出身地は地図を指さして 捨てられない紙がしおりになる リトアニアのミス・マープル 友好協会会員証の印紙 魅惑の食品パッケージ 紙が平面とは限らない 第iii章 読み捨てられる外国語 捨てられてしまう前に ピンボケ写真の温かさ 百年前の芬国旅行案内書 時刻表は続くよどこまでも みんなで歌おう愛唱歌集 教科書が宝物という気持ち 試験対策は何処も同じ 白黒の切手カタログ いろんな言語で「一コロナ」 なぜか穏やかな戦時中の暦 昔の名前でちょっと出ています 百科事典を読む横で 第iv章 外国語をめぐるミステリー 「る」で始まる、「る」から始まる 本が紙であること フランス語学習にぴったりの絵本、あるかしら? 読まないで、ながめる すぐに分からなくていい 物語のこつ カフカ的博物館 洋書の『死せる魂』 あとがき 初出一覧 - 著者プロフィール - 黒田 龍之助 (クロダ リュウノスケ) (著/文) 1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授。
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父ではありませんが 第三者として考える | 武田 砂鉄
¥1,760
集英社 2023年 ソフトカバー 232ページ 四六判 - 内容紹介 - 子どものいないあなたにはわからないと言われるけれど—— 「ではない」立場から見えてきたこととは。 「父親とは…」 「母親とは…」 「子育てとは…」 大きな主語で語られ、世の中で幅を利かせる「普通の家族」をめぐる言説への違和感を「父ではない」ライターが遠巻きに考えてみた。 【目次】 「ではない」からこそ 子どもがいるのか問われない ほら、あの人、子どもがいるから あなたにはわからない 子どもが泣いている 変化がない 幸せですか? 「産む」への期待 孫の顔 男という生き物 「お母さん」は使われる もっと積極的に 共感できません 人間的に成長できるのか 子どもが大人になった時 勝手に比較しないで あとがき 【著者プロフィール】 武田砂鉄(たけだ・さてつ) 1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014 年よりライターに。2015年『紋切型社会』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『マチズモを削り取れ』『べつに怒ってない』『今日拾った言葉たち』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなど、さまざまな媒体で連載を執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。
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嘘がつけない人 対談と掌篇 Ⅰ 小山田浩子, 大竹昭子
¥990
カタリココ文庫 2021年 ソフトカバー 88ページ 文庫版(w105×h148mm) - 内容紹介 - 同じ文庫サイズ、「工場」「穴」などの作品がある(とわざとらしく書いてますがあの…!)小山田浩子さんと大竹昭子さんの対談に、お互いが執筆した掌編を加えた一冊です。小山田浩子さんといえば、と装画はフィリップ・ワイズベッカーの作品です! (カタリココ文庫より・プレスリリース) <カタリココ文庫>新刊のご案内 『嘘がつけない人』は、小山田浩子と大竹昭子による対談と、両者が書き下ろした二篇の掌篇、「骨董」と「裏焼き」を収めたこれまでにないスタイルのカタリココ文庫です。 小山田の小説作品に描かれているのはごく日常的な光景ですが、読み進むうちにあたかも風景を構成するピースが置き換わり異次元に侵入していくような感覚に引き込まれます。 既知の世界を未知のものに誘導していくのは、全体を俯瞰せずに対象に密着して描いていく改行のほとんどない独特の文体です。 改行しないのではなくて、出来ないのだ、と小山田は述べます。 ふつうに考えたら簡単なはずの改行を入れることがなぜ困難なのか。小山田作品の核心はここにあります。対談ではその謎を幼少期の記憶を遡りながら解いていきます。 文章を書く行為は、なにを描いて、なにを描かないかを選ぶことにより成り立っていますが、この選択を彼女がいかに誠実に、厳密におこなっているかが読み進むにつれて明らかになるでしょう。 掌篇の「骨董」と「裏焼き」は一枚の写真を手がかりにそれぞれが書き下ろしました。 打ち合わせをせずに自由に創作しましたが、二篇とも写っている人物についての物語ではなく、写真という存在そのものに想念をはせる内容になったことを興味深く思います。 このように、同じ写真を見てふたりの作家が作品を書き下ろすというのは、あまり例のない試みです。 掌篇パートの冒頭にその写真が載っていますので、写真と掌篇がどのように関わっているかをお楽しみください。 なお表紙に使われている装画は、小山田のこれまでの作品集と同様にフィリップ・ワイズベッカーの作品を使わせていただきました。 また『嘘がつけない人』というタイトルの由来も本書のなかに見つかります。 小山田作品のファンにとってはもちろんのこと、これから彼女の作品に出会う人々にとっても、本書がその作品世界により深く降りていく吸引力となることを願ってやみません。
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絵にしかできない Ⅰ 諏訪 敦, 大竹昭子
¥1,100
カタリココ文庫 2022年 ソフトカバー 88ページ 文庫版(w105×h148mm) - 内容紹介 - カタリココ文庫10号は画家、諏訪敦と大竹昭子による対談『絵にしかできない』をお届けいたします。諏訪敦は緻密な描法で知られ、絵画制作に注ぎ込むエネルギー、技術、パッションは尋常ではありません。 写真と絵画はどちらも二次元の表現ですので、対象が克明に描きだされている場合、写真と思いちがいすることがよくありますが、具象絵画には長大な時間と根気を求められ、見かけは似ているようでも両者のあいだには大きな隔たりがあります。「写真みたい」という一言で片づけてしまうと決して見えてこない深淵が、そこには横たわっているのです。 スペイン留学を機に日本人の身体が気になってはじめた舞踏家の大野一雄・慶人のシリーズ、父の遺体を描くことで互いの関係を見つめ、死の存在を問うた<father>、満蒙開拓団として大陸に渡った祖父母の足跡を調査して描いた<棄民>シリーズなど、彼の創作は詳細な取材を通して自分の足下を深く掘り下げることからスタートします。その過程はまるで文学者のようです。 本号では2019年9月のトークと朗読会<カタリココ>と、彼のアトリエでおこなったつづきの対談を収録し、巻末には彼の活動歴を示す詳細な年譜を載せました。美術家の図録には年譜がないことが多いので、本号でそれが実現できたのを嬉しく思います。
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本屋の周辺 Ⅰ AROUND THE BOOKSTORE | 松永弾正
¥990
H.A.B 2022年 ソフトカバー A6 - 内容紹介 - 旅をして、本屋に赴き、話を聞く。資料を探り、事実を整理し、書き残す。本屋の歴史を繋げていく。いずれ失われてしまうかもしれない遠い未来のために「そこに本屋があった記憶」を留める本屋訪問記。札幌・函館、松本、松山、熊本ほか、新進の書店から、創業一〇〇年を超える老舗古書店まで、全一八店舗を収録。 (訪問した書店) 高野書店(小田原) 雑貨と本 gururi(谷中) 三崎堂書店(三崎) 港文堂書店(横須賀) 愛媛堂書店(松山) 洲之内徹の古本屋(松山)*文献調査 古書リゼット(鹿児島) 天野屋書店(熊本) 古書汽水社(熊本) ポロポロ書店(宮崎) 大野書店(別府) 栄文堂書店(函館) 並樹書店(札幌) 書肆秋櫻舎(松本) 高美書店(松本) 有文堂書店(三崎町)
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【サイン本】ナンセンスな問い 友田とんエッセイ・小説集Ⅰ | 友田とん
¥2,200
SOLD OUT
エイチアンドエスカンパニー 2023年 ソフトカバー 224ページ 四六変型判 縦178mm 横121mm - 内容紹介 - 本屋には行く。なぜなら、体にいいからだ。 「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より) 『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』の著者による、待望の作品集。連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。 目次 まえがき 本屋に行く「共同開発されたうどんをめぐって」 アウレリャノはTシャツを着たか? 本屋に行く「時々負ける水戸黄門」 旅日記を書きはじめると 本屋に行く「思考はやがて発酵して妄想となり」 東京で会いましょう 本屋に行く「それは慣用句か?」 串揚げ屋の向こうへ 本屋に行く「本屋に行かない」 正解は一つではないが 本屋に行く「丘を越えて」 いつだって私にはドトールがあった 本屋に行く「古井由吉をドトールで読む」 とにかく書いている 本屋に行く「付録を探す」 眠れない夜に 本屋に行く「すすめられた本」 返礼品 本屋に行く「縁」 本町で地下鉄を乗り換えたことがある 本屋に行く「続いている首塚」 積み重なっていく日常の先に 私の応援狂時代 スーパーの息子 あとがき 版元から一言 執筆活動と同時に、出版社「代わりに読む人」も立ち上げ活動する著者による、エッセイ、小説集。 そもそも出発地点を間違えているにも関わらず、真摯な眼差しから追求される「ナンセンスな問い」は、著者独特の可笑しさを伴いながら、読者を今までとは異なる地点へ連れて行ってくれます。 - 著者プロフィール - 友田とん (トモダトン) (著/文) 作家、編集者。京都府生まれ。可笑しさで世界をすこしだけ拡げるひとり出版レーベル「代わりに読む人」代表。博士(理学)。 大学では経済学、大学院では数学(位相幾何学)を研究し二〇〇七年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務する傍ら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマ東京で発表。同書を書店に置いてもらうため営業(行商)しながら全国を巡る。その後、「代わりに読む人」を立ち上げ、独立。自著のほか『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行している。 著書に『『百年の孤独』を代わりに読む』、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズ(代わりに読む人)。共著に『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂出版部)。ほか、寄稿多数。
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ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む | 太田靖久, 友田とん
¥1,980
双子のライオン堂 2022年 ソフトカバー 196ページ B5判 縦182mm 横128mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 双子のライオン堂書店で、2020年末から始まった小説家の太田靖久さんと作家・編集者の友田とんさんによる「作ったZINEを本屋に売り込みする話」連続対談イベントが本になりました! おふたりは、ZINEを作り、売り歩き、いろんなひとや本屋さんと出会い、新しいことに挑戦し続けました。イベントでは、その時その時の課題や新しい取り組みについて、意見交換をし、時に観客を巻き込んで大変盛り上がりました。その熱量をとじこめました。 本書は、ZINEやリトルプレスを作って配布販売している人はもちろん、「何かやりたいけど一歩が出せない」と悩んでいる人にも、勇気を与える一冊になっています。 目次 まえがき 作ったZINEを本屋に売り込みする話 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りのいまとこれから 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINEの活動の拡張 太田さん友田さんの問答対談!本屋と本気で遊ぶ文芸活動~ZINE作りから始まった展示と出版の実践~ コラム ~ZINEの妙味(太田靖久) ~作って、売って、考えたこと。(友田とん) あとがき - 著者プロフィール - 太田靖久 (オオタヤスヒサ) (著/文) 小説家。2010年「ののの」で新潮新人賞。著書『サマートリップ 他二編』/『ののの』、共著『犬たちの状態』(写真・金川晋吾)など。そのほか、文芸ZINE『ODD ZINE』の編集、様々な書店でのイベン トや企画展示、「ブックマート川太郎」の屋号でオリジナルグッズ等の 制作や出店も行っている。 友田とん (トモダトン) (著/文) 作家・編集者。日常や文学に可笑しさを見出すエッセイや小説を発表する。2018年に著書『『百年の孤独』を代わりに読む』を自主製作し、全国を行商や営業したことをきっかけに、2019年に出版レーベル・代わりに読む人を立ち上げる。自著『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズの他、『うろん紀行』(わかしょ文庫著)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一著)、文芸雑誌「代わりに読む人」を刊行している。
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暦レシピ | 高山なおみ
¥1,760
アノニマ・スタジオ 2023年 ソフトカバー 324ページ B6変型判 - 内容紹介 - 人気日記エッセイ「日々ごはん」シリーズの「おまけレシピ」が待望の書籍化!高山なおみさんの18年間の日々の暮らしから生まれた141メニューのレシピが収録されています。読んで、作って、食べて、おいしく生きるヒントが満載です。 料理家、文筆家である高山なおみさんのロングセラー日記エッセイ『日々ごはん』シリーズは、「おまけレシピ」も大人気。『日々ごはん①~⑫』『帰ってきた日々ごはん①~⑫』の2002年から2019年の18年、通算141メニューを月ごとに収録しています。旬の食材、友人から教えてもらったレシピ、旅先で知った味などなど、住む場所や生活が変わり、料理も変化していきます。どのレシピも少ない食材でシンプルな調理法、コツやポイントが腑に落ちる、ひとつのレシピが見開き完結の構成。食べたいものが自然とみつかる、味わい深い読む料理本です。巻末には「メニュー・収録巻一覧」を収録。日記とあわせて読むと、さらに楽しめます! ■収録レシピ(一部抜粋) 〇1月 ハムと蕪の葉の塩炒め 牡蠣の塩炒り 簡単ちらし寿司 和風ハンバーグ、焼き蓮根と焼き椎茸添え 中国風茄子の味噌炒め 土鍋きのこご飯 たらこスパゲティ 神戸風牛スジ煮込み ひとり鍋(白みそ仕立て) 牡蠣のバター焼き 〇2月 新ごぼうのハンバーグ 鶏と小松菜の中華あんかけ煮 海老のパエリャ風炊き込みご飯 中華風肉団子と白菜の煮込み 蓮根のはさみ揚げ さとうさやと油揚げの甘辛煮 マッシュポテトのムサカ 有頭海老の塩焼き 蕪と蕪の葉の煮びたし 白菜の鍋蒸らし炒め 白菜と豚肉のミルフィーユ鍋 辛子みそマヨネーズ 焼肉味の春雨炒め など - 著者プロフィール - 高山なおみ (タカヤマナオミ) (著/文) 1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書、日記、エッセイ、絵本など多数。
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料理と毎日 12か月のキッチンメモ | 今井真実
¥1,925
CCCメディアハウス 2023年 ソフトカバー 280ページ 四六判 - 内容紹介 - いつもの食材で知らない味に出会う食日記。 何気ない幸せを感じる日々の中に、意外な調理法、組み合わせ、食べ方、献立、すぐにやってみたくなる食事のヒントが盛りだくさん。 noteで大反響!気鋭の料理家・今井真実のリアルな毎日ごはん。 毎日のごはんがちょっとの工夫で美味しくなるレシピや献立、料理の楽しみ方などを、思わずフフッと笑顔になる日々の日記と一緒に綴ります。時短、簡単、節約もほどほどに大切にしつつ、食べる喜びと何気ない日常の幸せと食の喜びがしみじみと伝わる1冊です。 掲載料理 ・焼き芋とマスカルポーネ ・気軽な牛ステーキ ・セロリとニラの餃子 ・筍、ブロッコリーの唐揚げ ・いいかげんロールキャベツ ・ラム肉の梅シロップ炒め ・ゴーヤのベトナム風サラダ ・カリカリオクラ ・タコのポテサラ など 約 230 品 - 著者プロフィール - 今井真実 (イマイマミ) (著/文) 料理家。 神戸市生まれ 。 「 作った人が嬉しくなる料理を 」 という考えを元に 、雑誌、 web 媒体 、 企業広告をはじめ 、 多岐にわたるレシピ製作を担当 。 noteに綴るレシピや Twitter での発信が注目を集める 。 著書に 『 毎日のあたらしい料理』 KADOKAWA 、 『 いい日だった 、 と眠れるように 』 左右社がある 。
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泣いてちゃごはんに遅れるよ | 寿木 けい
¥1,540
幻冬舎 2021年 ソフトカバー 200ページ 四六判 - 内容紹介 - ままならない日も、涙に舵はとらせない。 料理、家族、仕事、社交。笑顔と涙、頑固と寛容、面倒と小さな喜び――。 女の人生のやりくりを描く25篇のエッセイ。 一生懸命生きてるのは、みんな同じじゃないですか 家のことに手をかけているとき、どういきていったら良いか――どう生きてはいけないか――ということだけは、分かっている気がする。(本文より) 台所から、生き方を考える。 『わたしのごちそう365』で話題の著者最新刊! 〈目次〉 ・かまどの神様 自己紹介に代えて ・食いしん坊の心得 ・ゴム手袋に告ぐ ・こたこたなもん ・三月の蓑、八月の鯨 ・ルイさんの声 ・二四〇〇年の家事 ・不祝儀袋 ・桜の木、檸檬の木 ・手のひらの東京 ・同級生 ・新宿ケセラセラ ・終戦記念日のシュプレヒコール ・叱るという字、裁くという字 ・日記 ・ただ白いクロスを汚したくないだけ ・空飛ぶ手紙 ・結婚小景 ・ホテルニューオータニの朝 ・母の長い春休み ・体との約束 ・ブラック アンド ホワイト ・気働き ・木陰の贈り物 ・泣いてちゃごはんに遅れるよ
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増補自己を見つめる | モニーク・ロフェイ, 岩瀬徳子 (翻訳)
¥1,980
左右社 2021年 放送大学叢書 ソフトカバー 325ページ - 内容紹介 - この本を読んで、もう一度前向きに生きようと思った。 ニーチェやハイデッガーらのことばをまじえ、 崩れ落ちそうになる気持ちを支え引き締めてくれる静かなロングセラー。 多くの熱心な聴講生を集めた伝説の講義から生まれた名著に、 著者が愛読してやまなかったふたりの哲学者への追悼を込めた2篇を増補した新装版。
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ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発 | 山崎佳代子
¥2,860
左右社 2023年 ハードカバー 288ページ 2.2 x 12.8 x 18.8 cm - 内容紹介 - 確かな歩幅で選ばれた詩人の言葉が、背中を向けようとする歴史を今に留める。――堀江敏幸 この世界のすべての水は故郷の水とどこかでつながっている。この鋭く優しい描写に身をゆだねれば、知らなかった土地にも泳いでいける。――奈倉有里 バルカン半島の国セルビア在住の詩人・山崎佳代子による最新エッセイ集。二千年の間に百五十もの戦争によって破壊され、そのたび蘇ったことから不死鳥に例えられる首都・ベオグラード。その地から、ヨーロッパ第二の大河と呼ばれるドナウ河に繫がる小さな支流をめぐり、時間の旅が始まる―― 本書に記録した町や村は、いずれもベオグラードに劣らず、苛酷な歴史をくぐりぬけてきた。それぞれの町、それぞれの村が、それぞれの過去を秘めている。ラキアと呼ばれる土地の火酒やワイン、肉料理やチーズの味、人々の暮らしぶりには、土地の風が香り、小さな水のささやきが聞こえるだろう。小さな水たちは、ドイツの「黒い森」から流れ出るドナウ河に溶け込んで、黒海へ旅を続けていく。あなたの旅が始まろうとしている。今は形を失ったもの、見えないものに思いを馳せるとき、土地はあなたの書物となる。よき旅を祈る。――「旅がはじまろうとしている」 プロローグ 旅がはじまろうとしている 地球は震えている 東京からベオグラードへ 秋の海、ではなく ドナウをくだりスメデレボの古城へ 石、風、火 ドナウをわたりルーマニアへ 村、水、炎 モラバ川をたどってゴロビリェへ 橋と子供 サバからドナウへ哀しみは流れ 鳩たちの砦 ドナウをくだり古城ゴルバッツへ 廃屋のある情景 ミロブシティツァ川をたどりルタニ山へ 移動の詩人ベンツロビッチ ラーチャ川からドナウへ 寒い日々の物語 ドナウをのぼりノビサドへ 円卓会議の故郷 ドナウをのぼりスレムスキー・カルロウツィへ 『ドリナの橋』へ船の旅 ドリナ川をのぼりビシェグラードへ 茜色の大聖堂 イバル川をたどりジチャ修道院へ 水の妖精 ドナウをくだりレペンスキー・ビルへ はるかな薔薇色の国 サバ川の岸辺から 丘に眠る人々 ドリナ川をたどりバリェボへ 水のはじまり ドリナ川からターラ山の水源をたどって 骸骨の物語 ニシャバ川をたどりニーシュへ 大地は力を尽くして ドリナ川をわたりロパレ町へ 聖なる水とクジャク ドナウをたどり東セルビアへ ベオグラード物語 ドナウがサバ川と出会うとき 人形たちの声 バニツァ強制収容所記念館にて 子供と小鳥 ドナウに浮かぶ大戦争島から エピローグ 旅のための書物たち 初出一覧
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ショートケーキを許す | 森岡 督行
¥1,870
雷鳥社 2023年 仮フランス装 176ページ B6変型判 縦172mm 横128mm 厚さ11mm - 内容紹介 - ──愛するとは何でしょうか? 愛するとは許すということ。ショートケーキを許す。深いな。なんて。(「ショートケーキを許す」より) ふわふわのスポンジと生クリームと苺。この「日本型ショートケーキ」は、およそ100年前に日本で生まれ、今日まで独自の進化を遂げてきました。 本書は森岡書店代表の著者が、ショートケーキを愛するもの=「ショートケーキ応援団」として綴る、書き下ろしエッセイです。登場するのは25店のショートケーキ。一つひとつのショートケーキをいただく度に、物語が広がります。ショートケーキのまわりにある出来事、人物、建築、完全な思い込みによる妄想などなど。 100年前から私たちの時間に寄り添ってくれているショートケーキ。ショートケーキとは何か?コラム「日本型ショートケーキの誕生」ではその起源に関する新たな資料も出現!ショートケーキのまわりにある時間をご堪能ください。 目次 はじめに 風のように 新宿が好きになる理由 新宿駅東口のまぼろし いい時間とは 果てない夢 ショートケーキがなくても パリと新橋と新幹線 ウェイトレスの方のしぐさから ショートケーキを許す ショートケーキは話す 結婚式の思い出 季節を贈る悦び 目の前が開けてくる ショートケーキの女神 12歳のあなたに 三島由紀夫に差し入れするなら 単純と反復 次はショートケーキにとまります ショートケーキがプロポーズ ゴンドラにのってショートケーキを 「ショートケーキ道」の起源 ショートケーキとコーラ 二重の悦び 江戸時代のショートケーキ ショートケーキのすれ違い ショートケーキは和菓子 コラム ・ショートケーキのルーツ・日本型ショートケーキの誕生・ショートケーキの日 おわりにかえて お店一覧(掲載順) 銀座ウエスト 本店、タカノフルーツパーラー新宿本店、自家焙煎珈琲 凡、パティスリーアラボンヌー 赤坂本店、資生堂パーラー、銀座千疋屋、巴裡 小川軒 新橋店、成城アルプス、帝国ホテル、ホテルニューグランド、東京會舘、千疋屋総本店 日本橋本店、資生堂パーラー ザ・ハラジュク、銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ、和光アネックス、山の上ホテル、The Okura Tokyo、東京ステーションホテル、パレスホテル東京、洋菓子のゴンドラ、メゾン・ド・フルージュ 苺のお店、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京、近江屋洋菓子店、ホテルニューオータニ - 著者プロフィール - 森岡 督行 (モリオカ ヨシユキ) (著/文) 1974年山形県生まれ。森岡書店代表。著書に『荒野の古本屋』(小学館文庫)、『800日間銀座一周』(文春文庫)などがある。共著の絵本『ライオンごうのたび』(あかね書房)が全国学校図書館協議会が選ぶ「2022えほん50」に選ばれる。現在、小学館「本の窓」オンラインにて『銀座で一番小さな書店』を、資生堂『花椿』オンラインにて『銀座バラード』を連載中。「森岡製菓」の屋号でお菓子の販売とプロデュースも手掛ける。