PICKS OF THE WEEK
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中断される死 現代医療はいかに死に方を複雑にしているか | ブレア・ビガム, 中川泉(翻訳)
¥2,860
青土社 2024年 ハードカバー 336ページ 四六判 - 内容紹介 - 医療が発達した現代、何をもって「死」とするのか? 医療や薬の発達によって生と死の間のグレーゾーンがひろがり、死が複雑になった現代。私たちは死を一体どのように捉え、受けとめるべきなのか。ジャーナリストとしても広く発信をする医師が、救急医療の現場で出会った多くの体験をもとに、歴史家や倫理学者といった専門家、ソーシャルワーカーや緩和ケア医、看護師といった医療のプロとの対話から死の受け止め方、ケアの形、死にまつわる難問にこたえていく。
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とまる、はずす、きえる ケアとトラウマと時間について | 宮地尚子, 村上靖彦
¥2,200
青土社 2023年 256ページ 四六判 - 内容紹介 - トラウマ研究と、医療・福祉の現象学の第一人者が、具体と抽象を行き来しながら紡ぎ出す、比類なき対談集。 「学問的な硬い概念では取りこぼされる人間の経験の微細なニュアンスについて、考察することへと宮地さんも私もいざなわれた(「まえがき」より)」――村上靖彦 「表面的な言葉の群れにとどまらない、なにか微かだけれども、底流に流れている大切なものを拾い続けられたらと思う(「あとがき」より)」――宮地尚子