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家庭料理は郷土料理から始まります。 松田美智子が伝えたい日本の四季の味|松田 美智子
¥2,970
平凡社 2023年 ソフトカバー 264ページ 四六判 - 内容紹介 - 蕎麦米雑炊、納豆汁など、料理研究家・松田美智子が日本各地を訪ね、郷土料理から学んだ知恵を詰め込んだレシピエッセイ。全国お取り寄せリストやホルトハウス房子との対談も収録。
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パルミジャーノをひとふり イタリア旅ごはん帖|貝谷 郁子
¥1,650
SOLD OUT
亜紀書房 2023年 ソフトカバー 176ページ 四六変型判 縦178mm 横128mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 〈イタリア式料理の知恵があなたの人生を楽しくする〉 家庭で、農園やワイナリーで、市場やレストランで……話して、味見して知った、シンプルだけど味わい豊かな食文化。料理研究家がつづる幸せな“旅のおすそわけ” ---------------------- 「イタリアから帰ると、家族や友人におみやげのかわりにその旅で出会った料理の中から印象的でおいしかったものを作っている」 30年以上にわたってイタリア通いを続ける料理研究家がつづる〈旅のおもてなし〉35篇。 目次 ◆はじめに 〈ⅰ〉 ■元気をくれるトマトソース ■パスタの楽しみ ■ゆで過ぎ野菜の大発見 ■カルボナーラの授業 ■煮込みに煮込んだスープパスタ ■味噌とオリーブオイルの出会い ■イタリアのリゾット、日本のリゾット ■地味なリゾット、派手なリゾット ■ピッツァ窯の前で ■ピッツァ占い ■フォカッチャに覚醒 〈ⅱ〉 ■硬いパンの転生 ■いつまで焼くのフリッタータ ■きのこのフルコース ■ミラノ風カツレツ今昔物語 ■サルシッチャ・マジック ■カニカマよ、こんなところに ■披露宴の翌日は ■サラダは刺身か白ごはんか ■オリーブころころ ■全国区のパルミジャーノチーズ ■甘酸っぱい島 〈ⅲ〉 ■目覚めのカフェラッテ ■無塩朝食 ■エスプレッソは飲み物じゃない ■甘々レモンティー ■砂糖感覚 ■イタリアの柿使い ■シチリアの"有名人" ■ふたつの「ミルクの花」 ■市場歩きから ■ワイン蔵のジュース ■いつもワインと水を ■グラッパは「微量」の奇跡 ■リモンチェッロは梅酒 ◆おわりに - 著者プロフィール - 貝谷 郁子 (カイタニ イクコ) (著/文) 料理研究家。和歌山県出身、上智大学文学部卒業。イタリアを中心に国内外を問わず食文化と料理を取材研究。家庭料理の教室開催、メディアでの料理監修、レシピ開発や商品開発、執筆を手がけるほか、イタリア食の旅企画も行っている。『土曜日はイタリアン・キッチン』(宝島社)、『ルッカの幸せな料理から』(主婦の友社)、『幻のヴェネチア魚食堂』(晶文社)、『きょうはイタリアン日和』(PHP研究所)、『ちゃちゃっとイタリアン!』(宝島社)など著書多数。
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キッチンからはじめるSDGs 乾物と米粉でサステナブル・クッキング|サカイ優佳子, 田平恵美(DRY and PEACE)
¥2,200
実生社 2023年 ソフトカバー 144ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 「SDGs」を、どうやったら「自分ごと」にできるでしょうか? 毎日の家事の合間にひと工夫するだけでできることは、たくさんあります! 冷蔵庫の隅で眠る、使いきれなかった野菜を干せば食品ロスを減らせます。 自家製乾物の「かんたん」な作り方のほか、 「もしも」の時に役立つふだん使いのレシピを豊富に紹介。 乾物は「古くさい」「同じ味ばかり」ではありません! さらに一家に一袋、「米粉」があれば、小麦粉は必要ないと知っていましたか? 国内産の米粉を使えば、農村の風景を守ることにつながります。 さあ今日から、サステナブル・クッキングを始めてみましょう! 目次 もくじ はじめに ―― 私たちのキッチンから未来を変えよう 第1章 キッチンから見る! 乾物を使うだけで、暮らしが変わる! 1.すごいぞ、乾物の底力 パパセカ(乾燥じゃがいも)との運命的なであい 東日本大震災のときに見た、ショッキングな光景 2.乾物を使う5つのメリット メリット① 乾物は「いつも」使えて「もしも」の備えとなる メリット② 冷蔵庫がいらないから省エネになる メリット③ 乾物は軽いので輸送時の二酸化炭素排出の削減になる メリット④ 畑での食品ロス削減になる メリット⑤ 家庭での食品ロス削減になる ★もしものときに使いやすい、乾物の例 3.発見! 乾物の新しい使い方 乾物は和食のためのもの、という誤解/乾物は「水」ではなく、「水分」で戻す/乾物を使えばむしろ時短料理になる ★乾物にも旬がある 乾物カレンダー 第2章 野菜を干して乾物にすると、いいことがいっぱい! 1.みんなが野菜を捨てずに干して保存するようになったら? 野菜を干すと、いいことがいっぱい ムダなく使い切れる/多くの種類を常にストック可能/ 好きな形の干し野菜を作れる 2.やってみれば簡単! 野菜の干し方 用意する道具/野菜の干し方3種類/気をつけるポイント/野菜別 気を付けるポイント/Q&A/干した野菜の保存方法/ 干して満足しない! ◇ 乾物シフトのためのヒントレシピ 1 水不要、加熱不要 ツナ缶で戻す切り干し大根 2 フルーツ缶詰で戻す寒天入りスイーツ 3 数種の干し大根のサラダ + ごま&しょうゆドレッシング 4 ヨーグルトで戻した切り干し大根の豚キムチ 5 しょうが風味の干し大根飯 6 乾物スープ 7 切り干し大根と高野豆腐の麻婆 8 車麩のフレンチトースト 9 ドライフルーツと乾燥ほうれん草の白和え 10 ヨーグルトで戻した煎り大豆とりんごのサラダ 11 別茹でなし!3種の干しきのこのパスタ 12 干したごぼうの炊き込みご飯 13 輪切り大根と甘酒のべったら漬け風 第3章 家で米粉を使うだけで、未来が変わる! 1.一家に一袋、米粉があるようになったら? なぜいま、米粉? 田んぼのある風景の価値 主食の米がある安心 一家に一袋米粉があれば、小麦粉も片栗粉もいらない いまこそ、米粉! ◇ 米粉活用レシピ 1 米粉で作るホワイトソース 2 米粉の天ぷら衣 3 水溶き米粉 4 コメティーヤ(米粉で作るトルティーヤ) 5 ストレッペ(米粉で作る手びねりパスタ) 6 にんじんポタージュ 7 黒ごまプリン 8 米粉パンケーキ 9 レモンドーナッツ 10 粉蒸牛肉(牛肉の米粉蒸し) 11 アサリとニラのチヂミ 12 鶏肉の治部煮風ツルンと煮 13 紅茶風味のサクサククッキー 第4章 キッチンでできるサステナブルなアイデア 家で料理をする人が増えたら何が変わる? フードマイレージとは? まだ成長途中の魚を食べないようにしたら? 肉を食べる量をみんながちょっとずつ減らしたら? 食生活を記録することで何が見える? ドレッシングやたれ、手作りできる? いらない食材を誰かに差し上げることができたら? 廃食用油を集めて再利用してくれるサービスがあったら? ペットボトルをスーパーの回収スポットに持っていくとポイントが貯まったら? 量り売りや少量販売が増えたら? コミュニティキッチンの可能性 第5章 楽しくおいしくサステナブルに!乾物カレーのすすめ 1.「乾物カレーの日」って? 2.循環の和で環境を育もう ★2022年 集まらない乾物カレーの日 ★DRYandPEACEの乾物ドライカレー 前書きなど はじめに ― 私たちのキッチンから未来を変えよう 今あなたが食べているものが、誰によって、どこでどんな方法で作られたのかを考えてみたことはありますか? 食べることは、私たちのカラダや心を作ります。 でも、それだけではありません。 私たちが食べることは、家で料理をするにしても、お弁当を買って食べるにしても、外食をするにしても、完全に自給自足の暮らしをしている人以外は、誰かにお金を払っているはずです。そのお金は、巡り巡ってその料理ができるまでの過程にいる誰かの手に渡っていきます。 私たちが食べることは、遠く地球の果ての国の生産者を潤すかもしれない。 私たちが食べることは、地元に田んぼを残すことにつながるかもしれない。 私たちが食べることは、赤とんぼがいる風景を生むかもしれない。 その一方で、私たちが食べることは、ある魚を絶滅に追い込んでいるかもしれない。 私たちが食べることは、どこかの土地を痩せさせているかもしれない。 私たちが意識するかしないかにかかわらず、私たちが何を食べるかという日々の小さな選択が、地球のどこかと繋がっていて、未来の社会を変えていきます。 例えば、日本のスーパーではお馴染みのチリ産のサケ。チリにはもともとサケは棲んでいませんでした。サケの養殖に適していると考えたある商社が、チリにサケを持ち込み、生産を始めました。私たちがチリ産のサケを食べなければ、チリのサケ産業はおそらく衰退してしまうでしょう。 私たちがふだん口にするチョコレート。でも、原料であるカカオの生産者たちの多くは、チョコレートを口にしたことがないのだそうです。児童労働や奴隷に近い状態で働いている人たちがいることで、私たちは安価にチョコレートを口にすることができます。フェアトレードのチョコレートを買うことは、生産者たちに適正な賃金を支払うことに繋がります。 食料自給率が極端に低いといわれる日本。2021(令和3)年度のカロリーベースの食料自給率は38%に過ぎず、食料の多くを海外に依存しています。その一方で、食べることができるにもかかわらず廃棄されている食品ロス〔2020(令和2)年度推計値〕は、522万トン。事業系が275万トン、家庭系が247万トンにも及びます。国民1人当たり、毎日ご飯茶碗1杯に近い量を捨てており、年間では41㎏捨てていることになります。 水を使い、土地を使い、肥料を使い、人が働き、日本の小売店まで運んでくるためにエネルギーを使い、二酸化炭素を排出しながら輸送し、そしてやっと私たちの家まで届いた食材。私たちが食材を廃棄することは、ただ目の前にある食べものを捨てているだけではなく、この全てを無駄にしていることになります。 さらには、廃棄することで、ゴミの回収や焼却処理の過程で、ここでもエネルギーを使い、二酸化炭素を発生させています。水分が多いまま焼却すれば、その水分量が6割程度になるまでは水を燃やしているようなものです。また、ゴミ処理に使われる税金は、他のことに回すことができたかもしれません。 2015年には73億人だった世界の人口は、2050年に97億人に達すると国連は予測しています。一方で、世界の飢餓人口は2021年には8億2800万人にも及んでいます。環境破壊が進み、土壌も痩せ、新たな農業革命が起こることで爆発的な収量アップを期待することもできません。 私たち一人ひとりが意識を変え、未来をより良いものにしたいと願い、小さな行動を起こしていくことが必要とされています。サステナブルな未来への変化は、誰かが起こしてくれるのではなく、私たちのキッチンからこそ始まるのです。 私たちは、2007年から米粉のレシピ研究を、2011年から乾物レシピの研究をしてきました。この本では、私たちが続けてきた活動をご紹介しています。今日からでも小さな行動を起こすきっかけになるようにと思って、レシピも掲載しました。あなたも、自分にできることは何かを考えながら読んでいただけたら嬉しいです。 版元から一言 本書とともに、サステナブルな暮らしへの一歩を踏み出してみませんか? - 著者プロフィール - サカイ優佳子/田平恵美(DRY and PEACE) (サカイユカコ タビラエミ ドライアンドピース) (著) 2002年より、食と社会のつながりを重視した食育ワークショップを各地で開催。 田んぼを残したいという想いから2007年に米粉レシピの研究をスタート。乾物は古くて新しい未来食と捉え、2011年から、現代の食卓に合った活用法を研究している。著書、メディアなどで積極的に発信し、企業とともにレシピや商品を開発するほか、講座開催や講師養成にも力を入れている。著書に『乾物マジックレシピ』(山と渓谷社)など。 facebook https://www.facebook.com/dryandpeace/
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世界の食卓から社会が見える|岡根谷 実里
¥2,090
大和書房 2023年 ソフトカバー 312ページ 四六判 縦188mm 横130mm 厚さ19mm - 内容紹介 - 世界各地の家庭に滞在し、その家の人とその土地の食材で料理をして食卓を囲むと、それまで気づかなった疑問が湧いてくる―― ・どうしてここのほうれん草は日本のより味が強いんだろう ・肉とチーズを一緒に食べることが宗教的にだめってどういう理屈だろう ・なぜアボカド産地なのにいいアボカドが買えないのだろう ・ブルガリアの人って本当にヨーグルトをたくさん食べるんだろうか そんな疑問から、食べ物と政治、宗教、環境、教育、気候、民族などとのつながりを解き明かしていく。 台所探検家・岡根谷実里が探る「おいしい/おいしくない」を超えた料理の向こう側の話。 第1章■食と政治 ブルガリア ヨーグルトは本当に「伝統食」か? メキシコ アメリカナイズされるタコス ベトナム 元技能実習生たちが作る精進料理 スーダン パンの普及が生活を揺るがす ★コラム1 おみやげに喜ばれる日本のお菓子は? 第2章■食と宗教 イスラエル マクドナルドにチーズバーガーがない――食べ合わせの謎に迫る インド 世界一厳しい? ジャイナ教の菜食と生命観 ★コラム2 機内食に見るフード・ダイバーシティ 第3章■食と地球環境 ボツワナ アフリカの大地で出会った、タンパク質危機を救う最強の魚 メキシコ アボカド人気が大地を渇かす ★コラム3 世界のサバ缶30種を食べ比べてみた 第4章■食の創造性 フィンランド パンケーキ作りに透けてみえる子ども中心教育 ベトナム 代替肉のルーツを探して寺の台所へ 第5章■食料生産 キューバ 食料配給制が残るオーガニック農業先進国 中国・上海 安心して食べられる野菜を求めて ボツワナ 牛肉大国でなぜ虫を食べるのか? ★コラム4 卵大国の日本、なぜ卵はずっと安いのか? 第6章■伝統食と課題 モルドバ 自家製ワイン文化とアルコール問題 中華文化圏 進化する月餅と増える廃棄 ★コラム5 ラマダンの時期、世界の食欲は増す 第7章■食と気候 ウズベキスタン 日本の野菜は水っぽい? コロンビア 豊富な気候帯が生み出す一杯のスープ ★コラム6 世界の家庭の朝食はパンとシリアル化が進む 第8章■食と民族 パレスチナ 国境よりも堅いオリーブの木と自家製オリーブ漬けの誇り ヨルダン シリア難民がもたらした食文化
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食べられる庭図鑑|良原リエ
¥1,760
アノニマ・スタジオ 2021年 ソフトカバー 200ページ B5変型判 - 内容紹介 - 大きな庭がなくても大丈夫!都会の小さな庭やベランダでも始められる、家庭菜園や庭作りのアイデアをたっぷりご紹介。「野菜」「ハーブ」「果樹」「雑草・野草」など、育てて楽しい、食べて美味しい植物88品種を掲載。一年を通して自然に親しむ暮らしを提案します。 目次 はじめに 庭作りの前に (1)育てる場所 (2)道具 (3)コンテナ (4)土 (5)肥料 (6)種や苗・苗木 (7)植え方 (8)水やり (9)虫との付き合い方 (10)植物を知る 1章 まずはこれから! 簡単栽培 クレソン/葉ネギ/ラディッシュ〈二十日大根〉/サフラン/ベビーリーフ・スプラウト 2章 強さが自慢のハーブ ルッコラ〈ロケット〉/バジル/赤ジソ・青ジソ/ミント/タイム/カモミール/レモングラス/ローズマリー/セージ/オレガノ/フェンネル/パセリ/コリアンダー/エゴマ 3章 虫と無縁のベリー ブラックベリー/ブルーベリー/イチゴ/野イチゴの仲間/ジューンベリー/クワ/グミ/ラズベリー/グーズベリー/クランベリー 4章 花を楽しみ、さらには食べる エンドウ/ボリジ/マロウ/チコリー/フェイジョア/キンモクセイ・ギンモクセイ/エディブルフラワー/チャイブ 5章 勝手に育つ雑草野草 ユキノシタ/ミョウガ/ドクダミ/ヨモギ/ニラ/スベリヒユ/タンポポ 6章 太陽の恵みの夏野菜 トマト/キュウリ/ゴーヤー/オクラ/ナス/ピーマン/インゲン/エダマメ/トウガラシ/スイカ/ヘチマ 7章 植えっぱなしの果樹 ブドウ/イチジク/ユズ/キンカン/レモン/ユスラウメ/ヤマモモ/ビワ 8章 気軽に育てるキッチンガーデン クウシンサイ/レタス・トレビス/シュンギク/ホウレンソウ/ジャガイモ/セロリ/ミツバ/ローリエ 9章 虫と仲良く育てよう コマツナなどのアブラナ科の葉菜/キャベツ・芽キャベツ/コールラビ/カブ/ダイコン/ニンジン 10章 あると楽しい! おすすめ品種 アスパラガス/ラッカセイ/ルバーブ/スイゼンジナ/ツルムラサキ/スイスチャード/シカクマメ/キクイモ/ヒマワリ 11章 サスティナブルな庭作りのヒント ビオトープガーデン/虫と仲良くしよう/鳥を呼ぼう/蝶を呼ぼう/カエルがいれば/雑草と仲良く/我が家の土作り/勝手に育ってもらおう コラム もっと植物と仲良くなるアイデア 台所から育てよう/植物をもっと楽しむアイデア1/刺されないように、でも刺されたら/植物をもっと楽しむアイデア2/気をつけたい、食べられない植物/コンポストをはじめよう/レンタル農園のすすめ/まだまだある! 食べられる身近な植物 おわりに 索引 - 著者プロフィール - 良原リエ (ヨシハラリエ) (著/文) 本業は音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器奏者として、TV、アニメ、CM、ミュージカルなどの演奏、制作に関わる。トイ楽器を用いたライブやコンサート、子ども、親子向けの音楽会、ワークショップなども多数行っている。出産後、料理や庭、インテリア、手作り、リメイク、子育てなど、暮らしにかかわる様々な活動が雑誌やWEBなどで紹介され、ライフスタイルすべてが活動・表現の場になっている。自身の暮らしや手作りのものを紹介しているインスタグラムも人気。著者に『まいにちの子そだてべんとう』『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)、『音楽家の台所』(コノハナブックス)など。 instagram ID : rieaccordion/庭専用instagramID : rieaccordion_garden/http://tricolife.com/
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それでも食べて生きてゆく 東京の台所|大平 一枝
¥1,870
毎日新聞出版 2022年 ソフトカバー 240ページ 四六判 - 内容紹介 - 何も失っていない人などいない。台所から人生の愛おしさを描く感動ノンフィクション! 「こんなに悲しくても料理だけはやると落ち着くんだよね。作ったら食べなきゃだし、ちゃんとお腹がすく」 家族、恋人、夢、健康――大切なものを失いながら、それでもみんな立ち上がり、今日もごはんを作っている。 本書は、台所と食を通じて人生を立て直した人々を描くノンフィクションです。ネグレクトの親から離れ上京した学生、重いアレルギーを持つ子を育てる母、解体寸前の名建築で暮らす女性たち等々......22人の〈喪失と再生〉の物語を収録しています。 「食のプロの台所」の章では、料理家・小堀紀代美さん、フードライター・白央篤司さんも登場するほか、台所から時代の変化を読み解く「台所クロニクル」「台所小論」、取材で出会ったユニークな収納の工夫を写真とともに紹介した「収納宇宙」など、読み応え十分。 「&w」(朝日新聞ウェブマガジン)の大人気連載「東京の台所」書籍版最新作。 目次 はじめに Ⅰ 酒と金魚 「これ、カンドー?」 「好き」のプロ伝道者 二一歳春。実母と縁を切る 愛のあと 台所クロニクル Ⅱ 名建築は東京一不便な台所 本と恋と団地ごはん 八六歳。終わらぬ問いかけ 「この家もらってね」。言い遺してあの女性は逝った 二二年目の本心 ピンクのワンルームで母は [食のプロの台所] ①小堀紀代美さん 「おかゆ、梅干」。忘れられない献立帳 ②白央篤司さん 市井の食描く、フードライターの現在地 収納宇宙Ⅰ Ⅲ 旅立つ前の最後の一杯 料理写真をつまみに酒を飲む男 冷蔵庫、再び ぐでぐで親子 料理をいっさいやめたふたり 台所小論 Ⅳ 自分の機嫌は自分でとる 離婚とコロナと餃子が変えた未来 バレンタインのリスタート 続・深夜の指摘席 収納宇宙Ⅱ おわりに
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日本の珈琲|奥山 儀八郎, 旦部 幸博(解説)
¥1,221
講談社 2022年 講談社学術文庫 ソフトカバー 288ページ 文庫判 - 内容紹介 - 珈琲は、いつ、どのようにして日本に伝わり、広まったのか。世界の珈琲発見伝説・珈琲の異名熟字一覧・日本初の珈琲店の話から、江戸時代の長崎での交流、海外渡航者、はたまた海外漂流者の体験まで――膨大な史料を渉猟し、驚きに満ちた珈琲の歴史を明らかにする。生活文化史の古典である幻の名著、待望の復刊!(序・古波蔵保好/解説・旦部幸博) [本書の内容] 序によせて 古波蔵保好 一、珈琲の始まり 二、世界の珈琲 三、日本の珈琲の始まり 四、珈琲研究に手掛かりを与えた人々 五、日本の珈琲文献 六、珈琲異名熟字ほか 七、日本への渡航者と珈琲 八、海外漂流者の珈琲記事 九、海外渡航者の珈琲記事 十、新日本と珈琲 十一、その後の日本の珈琲 十二、珈琲の栽培 あとがき 解説 旦部幸博 - 著者プロフィール - 奥山 儀八郎 (オクヤマ ギハチロウ) (著/文) 1907-81年。山形県生まれ。版画家。広告版画のパイオニア。上阪雅人、石井研堂に学ぶ。版画作品に、ニッカウヰスキーの版画や、コーヒーの表記を一覧にした木版画「かうひい異名熟字一覧」など多数。著書に『コーヒーの歴史』『日本の木版画』など。
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ウー、うまい!|高峰 秀子
¥836
河出書房新社 2023年 河出文庫 ソフトカバー 256ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 大食いしん坊でもあった大女優・エッセイスト高峰秀子の、国内外の食べ歩きや、うまいもの全般に関する食道楽の記録・随筆オリジナルアンソロジー。ササッとかんたんから、珍しい蛇料理、鳩料理まで。
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ワイン家のオーブン料理|ワイン あけび
¥2,530
リトルモア 2022年 ソフトカバー 152ページ A5変型判 縦205mm 横152mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 信州の山間の美しい村で暮らす「ワイン家」の人々。 ◆父:イエルカ◆ チェコスロバキア出身の薪ストーブ職人。 手作り薪ストーブ「イエルカのストーブ」は、予約数ヶ月待ちの大人気。 ◆母:悦子◆ 山羊の毛で敷物を織る織物作家。 ◆娘:あけび◆ 雑誌等で活躍する料理家。 長野県松本市で人気のデリカテッセンを営む。 プラハ、アテネ、パリ、シチリア、ピエモンテ……そして信州。 旅と人生の冒険のあいだに生まれた おおらかでかけがえのない、 なにより抜群においしい料理のレシピと、 ほろり甘苦く愛おしいエッセイの数々。 類い稀な、大切な一冊。 [レシピ] ・ハーブと米を詰めたトマト ・鶏のロースト ・イワシと赤玉ねぎのアグロドルチェ ・じゃがいものグラタン ・はちみつ酵母のパン ・リンツの星のクッキー ほか、自宅のオーブンで手軽に作れるものから本格おもてなし料理まで約40品を収録。 [エッセイ] ・祖母のレシピノート ・チェコのクリスマス ・プラハ、そしてフランスへ ・野性と洗練のシチリア ・ピエモンテ、貴族と農民の料理 ・信州の果物 ほか、みずみずしい魅力にあふれた15余のエッセイを収録。 おいしい料理と生きること。 - 著者プロフィール - ワイン あけび (ワイン アケビ) (著/文) 長野県下伊那郡大鹿村の山間の集落に生まれる。高校卒業後、プラハのカレル大学で言語学を学び、その後渡仏。パリのレストランで修業し、ケータリングで独立。その後イタリアに渡り、ピエモンテのリストランテで働きながら料理を学ぶ。また南イタリアを食べ歩きいろいろな味に出会う。2019年に帰国し南信州と鎌倉で料理教室を主宰。2022年11月1日、長野県松本市の女鳥羽川沿いに「欧州総菜Kawazoe(カワゾイ)」を開店。
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食客論|星野 太
¥1,760
講談社 2023年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 傍らで食べるもの――それはだれか? ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。 第一章 共生 第二章 孤食 第三章 口唇 第四章 食客 第五章 海賊 第六章 異人 第七章 味会 第八章 坐辺 第九章 飲食 第十章 寄生(プロローグ) あとがき - 著者プロフィール - 星野 太 (ホシノ フトシ) (著/文) 1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は美学、表象文化論。 主な著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、『美学のプラクティス』(水声社、2021年)、『崇高のリミナリティ』(フィルムアート社、2022年)。主な訳書にジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論――カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020年)などがある。
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発酵ある台所 | 丸瀬 由香里, 森本 菜穂子(写真)
¥1,760
亜紀書房 2023年 ソフトカバー 96ページ B5変型判 - 内容紹介 - 塩麹、醬油麹、味噌、甘酒、豆造……。 ――自家製の発酵調味料で、毎日の料理がもっと豊かに、ラクになる! 私たちにとって、救世主のような“楽をさせてくれる麹調味料” ただ混ぜるだけ。あとは時間がおいしくしてくれます。 目次 【目次】 ◆はじめに 【麹のこと】 塩麹/醬油麹/甘酒/手前味噌/豆造 【ナムル3種】 もやしのナムル/にんじんのナムル/ズッキーニのナムル 【我が家の定番ドレッシング&ソース】 にんじんの塩麹ドレッシング/玉ねぎと醬油麹のドレッシング/塩麹のソース ・きのこの麹そぼろ ・きのこの麹そぼろ餃子 ・きのこの麹そぼろ和え麺 ・セミドライトマトの塩麹漬け ・白身魚とセミドライトマトのハーブ蒸し ・ひじきの塩麹煮 ・ひじきと大根の柚子こしょうナムル ・べジミートの肉味噌 ・いんげんとベジミート肉味噌の炒め物 ・ベジミート肉味噌の3色丼 ・トマトと卵の中華炒め ・醤油麹の花焼売 ・ねぎ塩麹サムギョプサル ・鯵の麹なめろう ・イカとオクラの梅麹和え ・豚の甘酒生姜焼き ・ニラだれ水餃子 【いろいろフリット】 茄子のフリット/山菜の天ぷら/エビとブロッコリーのフリット/ごぼう天の揚げ浸し/鶏天/オニオンリング/鰯の梅紫蘇天ぷら/穴子天/デザートフリット 【春の食卓】 おいなりさん/菜花オイル蒸し/ミモザポテトサラダ/新玉ねぎと空豆のグラタン/山菜の天ぷら/塩麹クラッカー/にんじんの塩麹ドレッシングのグリーンサラダ/桜餡のヴィクトリアケーキ ・ベジミートの麹ドライカレー ・ベジミートのドライカレー和え麺 ・茄子たっぷり塩麹カレー ・菜花のサグカレー ・豆乳ラッシー ・豆造カレー ・ひじきと赤玉ねぎのサラダ 【夏の食卓】 ねぎ塩麹サムギョプサル/ベジミートの肉味噌/炒り卵/茄子のアジアン甘酒ミントマリネ/ナムル3種/ひじきと大根の柚子こしょうナムル/セミドライトマトの和え麺/ピーマンの春巻き/豆乳マヨネーズ/アジアン甘酒ココナッツ汁粉 ・夏野菜の甘酒味噌南蛮 ・とうもろこしの冷たいスープ ・薬味たっぷりしらす和え麺 ・焦がしねぎの中華和え麺 ・アジアン和え麺 ・夏野菜のナポリタン ・ブロッコリーのペペロンチーノパスタ ・つぶしトマトの冷やし中華 【秋の食卓】 蓮根とケッパーの混ぜご飯/かぼちゃとさつまいものデザートサラダ/春菊と干し柿の白和え/きのこのフリット/ブロッコリーのショートパスタ/ミニデーツシナモンクリームサンド/スパイスナッツ ・坊さんの気絶 ・茄子のアジアン甘酒ミントマリネ ・ズッキーニのステーキ 塩麹のソース ・ピーマン煮びたし ・キャベツとおからの塩麹煮 ・白菜とあさりの塩麹蒸し ・叩ききゅうり ・丸ごと椎茸のねぎ味噌マヨネーズ焼き ・丸ごとトマトの炊き込みご飯 ・野菜の麻婆豆腐 ・きのこと鶏団子の薬膳鍋 ・蓮根とケッパーの混ぜご飯 【冬の食卓】 アジアン水餃子/野菜のせいろ蒸し 塩麹のソース/白菜とあさりの塩麹蒸し/根菜塩ラタトゥイユ/ごぼうとオイルサーディンのパスタ/好みのパン/甘酒ショコラケーキ 【材料のこと】 塩/なたね油/地粉/有機てんさい糖/乾燥ベジミート/水餃子の皮・中華麺/平打ち玄米麺/釜揚げしらす/デーツ ・エッグビスケ ・2色の厚焼きほろほろクッキー(プレーン/ショコラ) ・塩麹クラッカー ・アジアン甘酒ココナッツ汁粉 ・ヴィクトリアケーキ/桜餡のヴィクトリアケーキ ・甘酒ショコラケーキ ・チーズケーキ ・デーツシナモンクリームサンド - 著者プロフィール - 丸瀬 由香里 (マルセ ユカリ) (料理) 1983年生まれ。10代の頃に発症した慢性蕁麻疹で体調をくずし、自然食に興味を持つ。 「可笑しなお菓子屋kinaco」としてお菓子を焼きながら、ワークショップやイベントなどで活躍。2016年、結婚を機に鳥取へ移住し、農家の夫との屋号を「丸瀬家」とし、牛舎を改装した活動の場「食べれる森シュトレン」もオープンする。 著書に『可笑しなお菓子屋kinacoのオーガニックな焼き菓子 ビスケ、クッキー、マフィン』(文化出版局)がある。 http://maruseke.jp Instagram:suttoco.kinaco 森本 菜穂子 (モリモト ナホコ) (写真) 1982年生まれ。写真家。2008年~11年、若木信吾氏に師事し、その後独立。 食、旅、ものづくりなどの取材を中心に、雑誌や広告で活動。 2015年~16年には個展「To Eat」、2018年に2人展「banryoku The worth of worthless things」、2019年に個展「Boa Memoria」を開催している。 http://www.nahokomorimoto.net Instagram:nahokomorimoto
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ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85 | 稲田 俊輔
¥1,760
柴田書店 2023年 ソフトカバー 136ページ B5変型判 縦247mm 横187mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 専門店さながらの味があふれる今、新たな輝きを放つ “凛としたかつての家庭料理” の進化形 「かつて普通だった、そして急速に失われつつある日本の家庭料理が、もし今よみがえり、さらには現代の食卓向けに進化を遂げていたら?」 「そのレシピはどこまでシンプルにできるのか?」――著者のそんな思考実験から生まれた85の「ミニマル料理」を、工程写真付きの「基本形」と、味付けや付け合わせを変えた「展開形」に分けて掲載。 「30分チキン」「ミニマル麻婆豆腐」「だけスパ」など、稲田氏がtwitterで発信して大きな話題を呼んだ品も多数収録する。
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土を編む日々 | 寿木 けい
¥1,980
集英社 2021年 ソフトカバー 208ページ 四六判 縦188mm 横131mm 厚さ12mm - 内容紹介 - フォロワー数12万人を超えた寿木氏の「きょうの140字ごはん」は、Twitter開始から12年目となりました。 レシピ満載の既刊『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』はともにロングセラー、エッセイ集『閨と厨』でも読者を魅了し、文筆家としても知られる著者の待望の新刊は、季節をめぐるエッセイと春夏秋冬の野菜料理レシピでまとめられたもの。 Webサイト「よみタイ」大人気連載に書き下ろしを加えました。 撮影は「暮らしの手帖」扉の作品のほか、日々の暮らしをとらえた写真が印象的な砺波周平氏。 完成品ばかりか調理途中の野菜たちの写真も雰囲気たっぷりです。 以下、紹介レシピ。 <春> 独活(うど)と蛤の鍋/トマトを慕うサラダ/ニラのお焼き/春豆のバター蒸し/きんぴらフランス/フライドポテト にんにくの香り/焼き竹の子 山椒の香り/アスパラガスのカリカリのせ <夏> うちのカレー/うめぇトマト 豚しゃぶ/モロヘイヤと豚肉のワンタン/大葉のおむすび/なすびのよごし/焼きおむすびのみょうがあんかけ/真夏の天ぷらと素麺/アボガドとライムの冷たいスープ <秋> 甘じょっぱいローズマリーの焼きいも/れんこんのステーキ/小松菜とマッシュルームのサラダ/かぼちゃのはちみつ煮/三種のきのこの揚げ煮/里芋と白味噌バターのスープ/人参とみかんのラぺ/塩もみキャベツと豚肉の炒めもの <冬> 青菜と焼き餅のおかゆ/大根のすきやき/もやしとベビースターラーメンのレタス包み/柚子とバターのスパゲッティ/酸菜香菜鍋/ねぎと山芋のグラタン/春菊とセリの春巻き/カリフラワーのリゾット 八角の香り 【著者プロフィール】 寿木けい(すずき けい) 富山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社で雑誌の編集者として働きつつ、執筆活動をはじめる。 退社後、暮らしや女性の生き方に関する連載を新聞や雑誌に持つ。2010年からTwitterで140字レシピを発信し、フォロワーは現時点で12万人以上。 著書に『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』、エッセイ集『閨と厨』、『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』がある。 Twitter@140words_recipe https://www.keisuzuki.info/
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暦レシピ | 高山なおみ
¥1,760
アノニマ・スタジオ 2023年 ソフトカバー 324ページ B6変型判 - 内容紹介 - 人気日記エッセイ「日々ごはん」シリーズの「おまけレシピ」が待望の書籍化!高山なおみさんの18年間の日々の暮らしから生まれた141メニューのレシピが収録されています。読んで、作って、食べて、おいしく生きるヒントが満載です。 料理家、文筆家である高山なおみさんのロングセラー日記エッセイ『日々ごはん』シリーズは、「おまけレシピ」も大人気。『日々ごはん①~⑫』『帰ってきた日々ごはん①~⑫』の2002年から2019年の18年、通算141メニューを月ごとに収録しています。旬の食材、友人から教えてもらったレシピ、旅先で知った味などなど、住む場所や生活が変わり、料理も変化していきます。どのレシピも少ない食材でシンプルな調理法、コツやポイントが腑に落ちる、ひとつのレシピが見開き完結の構成。食べたいものが自然とみつかる、味わい深い読む料理本です。巻末には「メニュー・収録巻一覧」を収録。日記とあわせて読むと、さらに楽しめます! ■収録レシピ(一部抜粋) 〇1月 ハムと蕪の葉の塩炒め 牡蠣の塩炒り 簡単ちらし寿司 和風ハンバーグ、焼き蓮根と焼き椎茸添え 中国風茄子の味噌炒め 土鍋きのこご飯 たらこスパゲティ 神戸風牛スジ煮込み ひとり鍋(白みそ仕立て) 牡蠣のバター焼き 〇2月 新ごぼうのハンバーグ 鶏と小松菜の中華あんかけ煮 海老のパエリャ風炊き込みご飯 中華風肉団子と白菜の煮込み 蓮根のはさみ揚げ さとうさやと油揚げの甘辛煮 マッシュポテトのムサカ 有頭海老の塩焼き 蕪と蕪の葉の煮びたし 白菜の鍋蒸らし炒め 白菜と豚肉のミルフィーユ鍋 辛子みそマヨネーズ 焼肉味の春雨炒め など - 著者プロフィール - 高山なおみ (タカヤマナオミ) (著/文) 1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書、日記、エッセイ、絵本など多数。
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いかさまお菓子の本 淑女の悪趣味スイーツレシピ|クリスティン・マッコーネル, 野中モモ (翻訳)
¥3,960
国書刊行会 2017年 ハードカバー 284ページ AB判 - 内容紹介 - 25万人以上のフォロワーがいるインスタグラマー、クリスティン・マッコーネルのスイーツレシピ本がついに登場! ティム・バートン、ウェス・クレイヴン、アルフレッド・ヒッチコック、そして怪奇映画俳優ヴィンセント・プライスなど、ホラーやSFからインスパイアされた奇妙で可愛いスイーツは、SNSに写真がアップされるたびに話題をさらってきた。誰もが驚き作りたいと思った、キュートで震えあがるレシピが満載。 スイーツのみならず、写真撮影からインテリア、スタイリングまですべてがクリスティン流に作り上げられた本書は、自由な発想こそが人生を素敵なものにする魔法なのだと教えてくれる。真のクリエイティビティを発揮したい、なにかを始めたいと思っている人にとって、ぴったりの一冊。 目次 はじめに 焼き菓子の基本 ホワイトケーキ チョコレートケーキ バニラバタークリームフロスティング チョコレートバタークリームフロスティング ホームメイド・キャラメル ロイヤルアイシング モデリングチョコレート フォンダン デコレーションの基本 春 フルーツバスケット・デザート ブライドジラ・ケーキ キャットレディ・ゼリー レッドヴェルヴェット宇宙生物ケーキ テキサスの竜巻ファネルケーキ アーモンドバターミルク蜘蛛の巣ケーキ 子猫ちゃんカンノーリ 社交的な蝶々たち ハミングバードケーキ 空飛ぶ円盤クッキー ファベルジェ風イースターエッグケーキ 春のヴィンテージウェディングケーキ 地球ケーキ 夏 クラブケーキ アパラチア風ブレッドプディング ドーナツ・ディナー フェイスハガー イカチョコゼリー ライスクリスピーくまちゃん ペパーミントブラウニーの虫たち エンジェルフードココナッツキャットケーキ 絶叫ベリー マッキノー島ファッジ ドラゴン蜂のレモンバー 秋 塩キャラメルアップルパイ 秋の収穫ウェディングケーキ パンプキンアイスクリーム チョコミントメデューサケーキ 毒りんごパンチ シュガークッキー墓地 ナポリ風モンスターケーキ キャラメルポップコーン猫ちゃん 悪い狼バタースコッチケーキ テラー・ミス ヴァンパイア・ミルクシェイク デヴィルズフードケーキ タランチュラクッキー 冬 シナモンロールスネーク 黒と白のケーキ ヘンゼルとグレーテルのジンジャーブレッドの家 レディット・ケーキ ホワイトブードゥーケーキ サンタクロウズ・クッキー シュガークッキーコテージ 盆栽チョコミントキャンディ バレンタインクッキー~プレデターに捧ぐ~ 楽園の蛇スパイスケーキ 謝辞 訳者あとがき 材料と道具について 材料別・単位換算表 レシピ・材料名索引 - 著者プロフィール - クリスティン・マッコーネル (クリスティンマッコーネル ) (著/文) カリフォルニア州ツイン・ピークス在住。「恐怖クッキーの女王」と呼ばれるフォトグラファー、スタイリスト、熱狂的お菓子作り愛好家、インターネットスター。作品のあらゆる要素を自ら手掛けており、着用している衣装の多くもお手製。雑誌や広告キャンペーンにもひっぱりだこ。 野中モモ ( ノナカモモ ) (翻訳) ライター、翻訳家。 著書に、『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)。訳書に、ロクサーヌ・ゲイ『バッド・フェミニスト』(亜紀書房)、ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社)、『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS)などがある。」
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日本発酵紀行|小倉ヒラク
¥748
KADOKAWA 2022年 角川文庫 ソフトカバー 240ページ 文庫判 - 内容紹介 - 元バックパッカーの小倉ヒラクが2018年夏から8カ月かけて全国の発酵の現場を訪ね歩いた旅行記。本書『日本発酵紀行』はD&DEPARTMENTが手がけるd47 MUSEUMの企画展「Fermentation Tourism Nipponー 発酵から再発見する日本の旅ー」の公式書籍として誕生しました。発酵を通して日本の文化の深層に出会い、今を見つめなおす旅の記録。醤油、味噌、酒といった日本のソウルフードだけでなく、お菓子、漬物、激レア激ウマ発酵食品までを隅々まで歩き出会い食べつくす! 目次 1章 味覚の記憶/東海の旅 2章 現代空間のエアポケット/近畿の旅 3章 魚と酢の通り道/瀬戸内の旅, 4章 微生物の誘う声 離島へ 5章 旅の身体感覚 北へ 6章 ご当地スタンダードの発酵おやつ/関東の旅 7章 発酵から見た経済史/日本の近代化を見直す旅 8章 辺境を生きる知恵/九州の旅 9章 記憶の箱舟 文庫版特別収録 文庫版あとがき - 著者プロフィール - 小倉 ヒラク (オグラ ヒラク) (著/文) 1983年、東京都生まれ、発酵デザイナー。全国の醸造家たちと商品開発やワークショップ、イベント、講演会などを開催。東京農業大学で研究生として発酵学を学び、山梨県に発酵ラボを作り、日々菌を育てている。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。大学で発酵学の講師を務めるほか、海外でも活動。2019年渋谷ヒカリエで発酵ツーリズム展を開催。20年4月には下北沢に『発酵デパートメント』ショップをオープン。主な著書に『発酵文化人類学』(角川文庫)、『発酵する日本』(青山ブックセンター)。
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食と建築土木 : たべものをつくる建築土木|二村 悟, 小野 吉彦(写真), 後藤 治
¥2,530
LIXIL出版 2013年 ソフトカバー 207ページ 縦21mm - 内容紹介 - 食べものつくる建築土木(丸干し大根の大根櫓(宮崎県宮崎市田野町) 柿屋(京都府綴喜郡宇治田原町) ほか) 土地の特性を活かすちえのかたち(木造ビニールハウス(愛媛県伊方町) 遠州灘の砂防(静岡県掛川市) ほか) 山・里の美味しい食べもの(串柿の柿屋(和歌山県伊都郡かつらぎ町) 凍み豆腐干し(福島県福島市) ほか) くらしを守り、くらしを彩る(ナヤ、スベリ(愛媛県伊方町) 壁結(福岡県うきは市)) 海・川のめぐみをうけとるしかけ(海苔ヒビ(三重県南伊勢町) カキ養殖(台湾金門島) ほか)
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菓の辞典|長井史枝, いのうえ彩
¥1,650
雷鳥社 2022年 ハードカバー 256ページ 2.2 x 11.2 x 16 cm - 内容紹介 - ラムセス3世が親しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。 約130種類の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。 お菓子一つひとつが持つストーリーを古代から現代へと並べて掲載。 ぺージをめくるたびに現代へと近づき、まるで「お菓子」で時代を旅する気分に。 ▶十字軍が遠征したり、王族の子女が他国に嫁いだりすると、もれなくお菓子文化が発展していた。 ▶人から人へ、国から国へ。「人が動けばお菓子も動く」だったのです。 「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。 目次 古代のお菓子たち 中世(5~14C) 001 古代の香りただよう濃厚な味わい ..............................................................................................................チーズケーキ P20 002 マフィアも虜にしたリコッタクリーム ...........................................................................................................カンノーリ P22 003 禁じられるほど美しい 復活祭のお菓子 ......................................................................................................カッサータ P24 004 チンギス・ハンも認めた滋養ケーキ.............................................................................................................パン・デピス P26 005 凸凹の格子模様がトレードマーク ........................................................................................ワッフル(ゴーフル) P28 006 お菓子作りの発展に大貢献したパン? ...............................................................................................................エショデ P32 007 タータンチェックは英国菓子のほこり ......................................................................................ショートブレッド P34 008 世界最古の”生命の“ クッキー .....................................................................................................................レープクーヘン P36 009 塩味から始まったフランス家庭菓子 ..............................................................................................................................フラン P38 010 ひと切れずつ食べながらクリスマスを待つ ...............................................................................................シュトレン P40 011 ローマ皇帝も魅せられたエレガントなケーキ ....................................................ガトー・ド・サヴォワ P42 012 サヴォイア家のフィンガービスケット .....................................サヴォイアルディ&ザバイオーネ P44 013 甘酸っぱい禁断の実のお菓子 ..............................................................................................................................アップルパイ P46 014 アーモンドが主役の白いゼリー ..................................................................................................................ブランマンジェ P48 近世(15~17C) 015 セザンヌの故郷に生まれた小さな銘菓 .................................................................................................................カリソン P52 016 ドーム型の大きなパン菓子 ..................................................................................................................................パネットーネ P54 017 古代から珍重された薬効ケーキ .................................................................................................ジンジャーブレッド P56 018 じっくりゆっくり焼いた年輪模様...........................................................................................................バウムクーヘン P57 019 決め手は修道士の真っ赤なリキュール .......................................................................ズッパ・イングレーゼ P58 020 建築家が作った初のセミフレッド .......................................................................................................................ズッコット P60 021 船上料理人が考案した蒸し料理 .........................................................................................................................................プリン P62 022 不名誉な名前の大人気デザート ............................................................................................................................トライフル P64 023 優雅な香りのヴィエノワズリー ........................................................................................................................ブリオッシュ P66 024 フランスで花開いたイタリアみやげ ...........................................................................................................................マカロン P68 025 ワインの産地に生まれた逸品 ...................................................................................................................................................カヌレ P72 026 悪酔いしないカーニバル菓子 ................................................................................クラプフェン&ボンボローニ P74 027 宗教心の詰まった小さな丸いパイ .................................................................................................................ミンス・パイ P76 028 エピファニーを祝う王様のお菓子 .............................................................................................ガレット・デ・ロワ P78 029 世界デビューしたアーモンドタルト .....................................................................................................アマンディーヌ P82 030 スプーンで割って食べれば幸せになる ................................................................................クレーム・ブリュレ P84 031 薄い生地で巻いたオーストリア銘菓 ..........................................................アプフェルシュトゥルーデル P86 032 主人の名をあげたアーモンド菓子 .......................................................................................................................プラリーヌ P88 033 修道女がつくった偶然の産物 .......................................................................................................スフォリア・テッラ P90 034 はじまりはクルミつきの丸い揚げ菓子 ..................................................................................................................ドーナツ P92 035 粥から生まれた王妃お気に入りのスイーツ ..................................................................................................クレープ P94 036 伝統のダークチェリージャムをはさんで ......................................................................................ガトー・バスク P96 037 その名は「クリーム入りキャベツ」 .....................................................................................................シュークリーム P98 038 歯がたたない固焼きビスケット .....................................カントゥッチ(ビスコッティ・ディ・プラート) P99 039 マリー・アントワネットご所望の朝食 ...........................................................................................................クグロフ P100 近代(18~19C) 040 抜群の汎用性はふたつの材料から........................................................................................................................メレンゲ P108 041 世間をザワつかせた愛の名前 ..........................................................................................................ピュイ・ダムール P110 042 ポルトガルの国民的菓子 ...................................................................................................................パステル・デ・ナタ P112 043 貝殻の形がまとうバターの芳香 .......................................................................................................................マドレーヌ P113 044 華やかな帽子をケーキに仕立てて .........................................................................................................シャルロット P114 045 パリ最古の菓子店の看板商品.................................................................................................................................................ババ P116 046 有名な型になった「できそこない」 .................................................................................................ガトー・マンケ P118 047 小さなシューで作るピエス・モンテ .......................................................................................クロカンブッシュ P120 048 ドイツ・バイエルン地方がルーツの冷菓 ......................................................................................................ババロア P122 049 じっくり時間をかけた栗の砂糖漬け .....................................................................................マロン・グラッセ P123 050 誰もが認めるチョコレートケーキの王様 ......................................................................................ザッハトルテ P124 051 命名はパン・菓子職人の__________守護聖人から ..................................................................................................サントノレ P126 052 美食家の名を冠したババの兄弟 ............................................................................................................................サバラン P128 053 パイの名は、椰子の葉、ハート、豚の耳......................................パルミエ(シュバインスオーレン) P130 054 パリジャン最愛のキュートなシュー菓子 ....................................................................................................エクレア P132 055 ブルダルー通りの大人気タルト ...........................................................................................タルト・ブルダルー P134 056 バターの香りに酔う小さな焼き菓子 .....................................................................................................................サブレ P136 057 シューを修道女の姿に模して.......................................................................................................................ルリジューズ P138 058 スコットランド生まれの愛され菓子 .................................................................................................................スコーン P140 059 チョコレートをはさんだ”貴婦人のキス“ .........................................................バーチ・ディ・ダーマ P144 060 名前の由来はアラビアの港町 ..................................................................................................................................................モカ P146 061 ブルターニュ産の有塩バターをたっぷり .........................................................................クイニー・アマン P148 062 シンプルが基本のバターケーキ ...........................................................................................................カトル・カール P149 063 創作は敬愛する英国女王のため ...............................................ヴィクトリアサンドイッチケーキ P150 064 ”千枚の葉“ という詩的な名前 ...........................................................................................................................ミルフイユ P152 065 歌姫お気に入りの天国の味 ..................................................................................................トルタ・パラディーゾ P154 066 ヴィクトリア時代の市松模様のお菓子 ..............................................................バッテンバーグケーキ P156 067 映えるお菓子の考案は出張料理人 .......................................................................................................ヴァシュラン P158 068 「金の延べ棒」の味を堪能して ..............................................フィナンシェ&ヴィジタンディーヌ P160 069 車輪を模したリングシュー .......................................................................................................................パリ・ブレスト P162 070 再現困難なエスコフィエの逸品 ...........................................................................................................ピーチ・メルバ P164 071 英国皇太子が命名した炎のデザート .....................................................................クレープ・シュゼット P166 072 コーヒーと好相性の濃厚ケーキ ......................................................................................................................ブラウニー P168 073 逆さまにして完成する飴色タルト ....................................................................................................タルト・タタン P169 074 カスタードの海にメレンゲの島 ............................イル・フロッタント(ウー・ア・ラ・ネージュ) P170 075 薪型のケーキを食べてミサを待つ ..........................................................................ビュッシュ・ド・ノエル P172 076 パンとスイーツ、ふたつの顔 ......................................................................................................アメリカンマフィン P174 077 飲み物を奪われた人々の苦肉のアイデア..................................................................................................サンデー P176 078 フランス発祥の「最中」的な洋菓子 .................................................................................................ダッコワーズ P178 079 イギリスの伝統的なクリスマス菓子 ...................................................................クリスマス・プディング P180 080 甘酸っぱいクリームにメレンゲをたっぷり ............................................................レモンメレンゲパイ P182 081 港町で生まれたマーマレードの副産物 .......................................................................ダンディー・ケーキ P184 082 イギリス名門校の大らかなデザート ............................................................................................イートン・メス P186 083 イギリスの真っ赤な夏のごちそう ......................................................................................サマー・プディング P188 084 祖先は古代の咳止めキャンディー.................................................................................................................マシュマロ P190__ 現代(20C~) 085 ヨーロッパの最高峰に思いを馳せて ..........................................................................................................モンブラン P198 086 ルーツは酪農家のごちそう ...........................................................................................................クレメ・ダンジュー P200 087 バレリーナのプリンは恋人のため ......................................................................................................パンナ・コッタ P202 088 アル・カポネ一味が賞賛したお菓子 ................................................................................トルタ・カプレーゼ P204 089 ケーキの王様は日本オリジナル .........................................................................................................ショートケーキ P206 090 モチーフは世界的バレリーナのチュチュ .............................................................................................パヴロヴァ P208 091 ドイツの黒い森のケーキ ......シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(フォレ・ノワール) P210 092 20 年間ベールに包まれていたレシピ .............................................................................................シフォンケーキ P212 093 アメリカ生まれの人気ナンバーワンクッキー ........................チョコレートチップクッキー P213 094 老舗ホテルから生まれた名作デザート ...........................................................プリン・ア・ラ・モード P214 095 イギリス政府が推した野菜ケーキ ..........................................................................................キャロットケーキ P216 096 大女優が命名した南仏のタルト ..........................................................................................................トロペジェンヌ P218 097 優雅さはモナ・リザの微笑みのごとく ..................................................................................................................オペラ P220 098 元気になれるイタリアンスイーツ ..................................................................................................................ティラミス P222 099 赤いいちごをパリのバラに見立てて ....................................................................................................................フレジエ P224 100 完全完璧なコールドデザート ..........................................................................................................................................パフェ P226 はじめに P2 いろいろなワッフル 作り方、食べ方、形の違い P30 フランス各地のマカロン 由来と特徴 P70 ガレット・デ・ロワの模様(レイエ) 自然のモチーフに願いを込めて P80 アフタヌーン・ティーの楽しみ方 由来と知っておきたいマナー P142 Column 1 人物index P102 2 氷菓 P192 3 チョコレート P194 発酵菓子とワイン アレンジレシピとペアリング P229 お菓子MAP P236 おわりに P244 INDEX P247 BIBLIOGRAPHY P252 前書きなど はじめに アマンドのリングシュークリームは、いつも忘れた頃にわが 家にやってきた。夜半前の父のみやげに困惑しつつ、家族でたっ ぷりのダブルクリームを頬張る至福。「生菓子は食べてしまわ ないと」と、誰かが粉糖まみれの口で言い訳したが、お菓子に は少しの罪悪感など瞬時に払拭する力があった。嗜好はさて おき、お菓子ほど然もない記憶を朗らかに残す食べ物はないと 思う。ネガティブな感情も、それなりに和らげてくれるからあ りがたい。私たちが生まれて初めて惹かれる味は「母乳」に感 じる「甘味」だというが、それも納得する。甘味は人生の折節 や喜怒哀楽にふさわしい特別な味なのだ。 仕事で食べ物に関わるようになった頃は、何よりも新しい味 や情報を見つけることにワクワクしていた。しかし、興味の方 向は歳なりに軌道修正されてきた。今は、既存のものを探って 魅力をひとつふたつと発見し、それを肴に味わい直すのが心地 いい。最新のスイーツ情報や革新的なレシピを発見するわけで もない、このスローな愉しみを共有していただけるなら嬉しい。 本書では、130あまりのお菓子の起源と形跡を探って『菓 の辞典』なりの順番で紹介している。できれば誕生順にと考え たが、残念ながらお菓子に出生届はない。それでもいくつかに は誕生の記述があり、他に口伝により認知されてきたもの、何 かのきっかけで突如脚光を浴び、あるいは改名や改良されて出 現したものなど、お菓子がたどってきた道は千差万別だ。その 一つ一つの運命に思いを寄せながら、数多ある逸話の一端と、 関わる話題を「世界の菓史」として紹介しようと思う。 本書を手にとって下さったみなさんのおやつの時間、幸せな 味覚の一片のスパイスになることを願って。 著者プロフィール 長井史枝 (ナガイフミエ) (著) ライター。2007年、リトルプレス『Bon Anppétit』 を立ち上げ取材・執筆活動を始める。スイーツ・ 料理のレシピ本制作に多く関わるほか、人物イ ンタビューや店舗取材も手がける。野菜ソムリエ。 著書に『田舎・郊外でお店、はじめました。』、 『菜の辞典』(雷鳥社)、関連書籍に『オープンサ ンドレシピブック』、『スイーツ便利百科』(誠文 堂新光社)、『Café Lisetteのお菓子』(エンターブ レイン)など。 いのうえ彩 (イノウエアヤ) (著) 京都府出身。美術工芸高校で日本画を3年間学 び、渡米。カリフォルニア州立大学の芸術学部 を卒業。帰国後はフリーランスとしてイラストと デザイン制作を行う。長年の憧れであった「ガ リ版(謄写版)」を入手して以来、その特徴的な 線に魅了される日々を送る。主にガリ版で原画を 描き、それを元に、自らデザイン制作なども行う。 www.ayaipaper.jp
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料理がたのしくなる料理|こてらみや
¥1,980
KTC中央出版 2022年 ソフトカバー 120ページ B5判 - 内容紹介 - くいしんぼうな料理家・こてらみやさんの日常ごはんのアイデアたっぷりの料理本。ベランダごはん 、ラクに作れるこねないパン、今日も明日もたのしめるメイン、買い置き食材の展開など、普段の料理がアップデートする86品 。 目次 □はじめに 毎日、台所に立ちます。 出かける用事がなければ、朝、昼、晩と三食作り、仕事のときには一日じゅう料理をしています。 「料理がストレスになりませんか?」と聞かれることがありますが、自分の好きなものを作っているからたのしいし、むしろストレス発散の役目を果たすことすらあります。 たとえばパン作りは、なぜか忙しいときほど作りたくなります。混ぜ合わせただけのものが、時間をかけることでふっくらと膨らみ、最後にはおいしいパンになる。使う粉や気温の違いで焼き上がりが変わり、まるで実験をしているようなたのしさがあります。パン屋さんのパンにはかなわなくても、自分で作るからこその焼き立ての味とたのしさがあるから、パン作りはやめられません。 おかず作りは、ベースの食材が同じでも、調味料や調理法を変えるとまったく違う料理になるところがめっぽうおもしろい。その日の天候や体調と相談しながら、どんな料理にしようかと思いをめぐらせ、イメージ通りにおいしくできたときのうれしいことといったら! ちょっとした工夫が、たのしさにつながるのでしょうね。 でも、ごはん作りは毎日のことなので、がんばりすぎないようにしています。毎度毎度、何品もおかずを作っていると、洗いものが増えるし疲れてストレスになってしまいます。そういときは、大好きなおうどんやおどんぶりで軽めにすませています。反対に、余裕があるときや友人たちと食卓を囲むときは、おかずをいろいろ作ってゆっくり食事をたのしんでいます。 この本には、毎日のごはん作りをできるだけたのしんだりおもしろがったりしてもらえるように、さまざまなタイプのレシピをぎゅっと詰め込みました。台所から一歩離れてベランダで作ったり、こねずにのんびりパンを焼いたり、たっぷり仕込んで次の日は別の料理に変身させたり、お財布にやさしい食材で飽きない味を簡単にこしらえたり、気持ちに余裕のあるときにお菓子を作ってみたり・・・。 どうか皆さんにも〝料理がたのしくなる料理〟が見つかりますように! こてらみや 1章 ベランダで作り、ベランダで食べる 〇晴れた日にはバーベキュー 焼き野菜のマリネ 16 メキシカンチキン 18 サルサのもと 20 トマトのサルサ ミントのサルサ アボカドのサルサ フラワートルティーヤ 21 〇揚げものはベランダで お好み天ぷら 22 さきいかとごぼうのかき揚げ 23 鶏のおかきから揚げ 24 インド天ぷらパコラ 25 グリーンチャツネ 25 〇野菜を干してナムルを作ろう 野菜のぱりぱり干し 27 干し野菜のぱりぱりナムル 27 ぱりぱりナムルのビビンパ 28 甘辛ミンチ 29 ぱりぱりナムルのキンパ 30 ぱりぱりナムルのビビン麺 31 オサルの料理雑記① ベランダ料理の道具たち 2章 パンを焼いたことのないあなたへ こねないプレーンパン 37 レーズンとくるみの田舎パン 42 パンべルデュ 43 甘納豆リュスティック 44 残りもの野菜のピザ 46 レモンとクリームチーズのピザ 46 オサルの料理雑記② おいしさを支える縁の下の力持ち 3章 きょうも明日もたのしめるおかず パプリカチキン 54 次の日の一品 パプリカとチキンのトマトパスタ 55 スペアリブと玉ねぎの黒酢煮 56 ◎次の日レシピ 野菜あんかけ焼きそば 57 エスニックローストポーク 58 ◎次の日レシピ エスニック和え麺 59 さばサラダ 60 ◎次の日レシピ さばサンド 61 イタリアン肉じゃが 62 ◎次の日レシピ 63 野菜たっぷりミートローフ 64 ◎次の日レシピ ひよこ豆のキーマカレー 65 鶏とれんこんの中華煮 68 ◎次の日レシピ 鶏れんこんご飯 69 4章 買い置き食材でちょいと作る ●ちくわがあれば…… 76 ちくわとじゃがいもの炊いたん かやくご飯 ちくわとキャベツのしそ炒め ちくわの粕汁 ちくわと長いもの和グラタン ●豆腐があれば…… 80 春菊の白和え風サラダ 豆腐の冷やし餃子 炒り豆腐 豆腐のガパオ風 かみなり丼 ●油揚げがあれば…… 84 お揚げさんと焼きかぶのホットサラダ バラいなり きざみきつねおうどん お揚げさんと白菜の炊いたん 衣笠丼 ●さば缶があれば…… 88 さばカレー さばチゲ さば大根 さば缶ぶっかけうどん さばとキャベツのラープ風サラダ ●豚バラ肉があれば…… 92 豚肉と大根の酢醤油炒め 豚肉とキャベツの味噌バタ鍋 豚バラとトマトの青じそ炒め 豚しゃぶとレタスのにらだれサラダ カリカリ豚の和風ポテサラ ●卵があれば…… 96 玉子サンド 玉丼 貧乏人のパスタ うどんカルボナーラ 和風天津丼 ●ちりめんじゃこがあれば…… 100 おじゃこときゅうりのさっぱり酢そうめん おじゃこと大根のナンプラー炒め じゃこ焼き飯 おじゃことピーマンの炊いたん おじゃこの冷や汁 5章 甘いもので心をゆるめる 〇小豆を煮てみませんか? あんこ 108 ぜんざい 108 あんこで…… あんバターバゲット 110 食べたらいちご大福 110 ぜんざいで…… 冬至かぼちゃ 112 夏のココナッツミルクぜんざい 113 〇焼き菓子のおやつ レモンとカルダモンのカトルカール 114 カラメルりんごケーキ 116 白味噌京久 118 - 著者プロフィール - こてらみや (コテラミヤ) (著/文) フードコーディネーター・料理家。京都・祇園生まれ。申年のオサル好き。子どもの頃より京料理やおばんざいに接して育つ。また、実家が西洋骨董店を営んでいるため、器やグラスをこよなく愛す。レシピ制作、スタイリングまで、食の総合的なコーディネーターとして活躍中。スパイスや香味野菜など「香り」を生かした料理や、保存食、常備菜を使った料理の著書多数。なかでも『魔法のびん詰め』(三笠書房)は10万部を越えるベストセラー。「キユーピー3分クッキング」(CBC放送)レギュラー出演中。 Instagram:@osarumonkey
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ノスタルジア食堂 東欧旧社会主義国のレシピ63|イスクラ
¥1,760
グラフィック社 2020年 ソフトカバー 160ページ A5変型判 - 内容紹介 - 東欧から中央アジアまでの旧社会主義国で食された料理を再現したレシピ本。 当時の器やカトラリーなどで彩られた料理写真はさながら現地の食堂を彷彿させる。 陶器の産地やかつての雰囲気を色濃く残す食堂の数々を紹介する旅のコラムも満載。 目次 1章 前菜 サラダとスープ 2章 メインディッシュ 肉と卵の料理 3章 米料理、ベーカリーフードとデザート 所変われば、呼び名も変わる/禁断の脂身「サーロ」 ソヴィエトの普段使いの食器 憧れの食堂を探しに 魅惑のストリートフード - 著者プロフィール - イスクラ (イスクラ) (著/文) 1975年生まれ。福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。 旅行会社勤務を経て、2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨を販売するウェブショップ「イスクラ」をオープン。 2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエルプラネット」、2016年東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。 同店閉鎖後「イスクラ」の運営を継続しつつ、旧社会主義国の食文化を再現しレシピをまとめた『社会主義食堂』(本書のベースとなったもの)や、東欧諸国の雑貨デザインをまとめた『コメコンデザイン』のリトプルプレスをシリーズで執筆している。 著書に、『共産主婦』(社会評論社)。
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ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56|イスクラ
¥1,760
グラフィック社 2021年 ソフトカバー 176ページ A5変型判 - 内容紹介 - ソヴィエト連邦15共和国のおやつや飲み物レシピ56点を紹介。 またそれらにまつわるパッケージ400種類の掲載も圧巻です。 レトロかわいい、大人も子供も懐かしい味とお菓子の包み紙で、在りし日のソ連の味が楽しめます。 目次 1章 飲み物、スナックと乳製品 2章 ソヴィエト連邦各国の甘いもの <コラム> 幻のハルヴァ ソヴィエトキャラクターのヒーローたち 西と東のアリョンカ お菓子の缶 ソ連規格のクラシックケーキ - 著者プロフィール - イスクラ (イスクラ) (著/文) 福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。 旅行会社勤務を経て、2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨を販売するウェブショップ「イスクラ」をオープン。 2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエルプラネット」、2016年東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。 同店閉鎖後「イスクラ」の運営を継続しつつ、旧社会主義国の食文化を再現しレシピをまとめた『社会主義食堂』や、東欧諸国の雑貨デザインをまとめた『コメコンデザイン』のリトプルプレスをシリーズで執筆している。 著書に『共産主婦』(社会評論社)、『ノスタルジア食堂』(グラフィック社)。
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レシピとよぶほどのものでもない わたしのごちそう365|寿木 けい
¥979
河出書房新社 2020年 文庫判 224ページ - 内容紹介 - Twitter人気アカウント「きょうの140字ごはん」初の著書が待望の文庫化。新レシピとエッセイも加わり、生まれ変わります。シンプルで簡単なのに何度も作りたくなるレシピが詰まっています。 - 著者プロフィール - 寿木 けい (スズキ ケイ) (著/文) 文筆家。富山県出身。2010年よりTwitterで「きょうの140字ごはん」を発信。早稲田大学を卒業後、出版社に勤務。主な著書に『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』(小学館)などがある。
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ノスタルジア第2食堂 東欧旧社会主義国のレシピ60|イスクラ
¥1,760
SOLD OUT
グラフィック社 2022年 ハードカバー 160ページ A5変型判 縦148mm 横210mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 旧社会主義国で食された料理を再現したレシピ本、『ノスタルジア食堂』第2弾。 社会主義時代の器やカトラリーによるスタイリングは前著を踏襲し、 在りし日の食卓を思わせる各国のカフェや器のコラム、可愛らしいペーパナプキンなど、更に充実のコラムも必見! 目次 とりあえずスーパーを覗こう!/主食や付け合わせのチョイス/本書の取り扱い地域 アルバニア/アルメニア/アゼルバイジャン/旧ユーゴスラヴィア諸国/ブルガリア/ ベラルーシ/クロアチア/チェコ/旧東ドイツ/ジョージア/ハンガリー/カザフスタン/キルギス/ラトビア/リトアニア/マケドニア/モルドバ/ポーランド/ルーマニア/ロシア/スロヴァキア/スロヴェニア/ウクライナ/ウズベキスタン の料理 ザピエカンカを食べてみよう!/ちょっといいカフェ(ドイツ、ハンガリー、ポーランド)/所変われば呼び名も変わる/テーブルの上の名脇役/ポーランドの白い食器と茶色の食器/東ドイツのプラスチック製品/思い出を形に(鉄道ショールーム/労働者のための思い出食堂・集会所) - 著者プロフィール - イスクラ (イスクラ) (著/文) 福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。旅行会社勤務を経て、 2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨を販売するウェブショップ「イスクラ」をオープン。 2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエルプラネット」、 2016年東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。 同店閉鎖後「イスクラ」の運営を継続しつつ、旧社会主義国の食文化を再現しレシピをまとめた 『社会主義食堂』(本書のベースとなったもの)や、 東欧諸国の雑貨デザインをまとめた『コメコンデザイン』のリトプルプレスをシリーズで執筆している。 著書に、『共産主婦』(社会評論社)、『ノスタルジア食堂』『ノスタルジア喫茶』(共にグラフィック社)。 @DDRplanet
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ohashi_to | 疋田千里
¥1,650
ソフトカバー 16ページ H148×W210mm(A5横) - 内容紹介 - 写真家の疋田千里さんがが旅した”おはしのある国”の記録、第二弾。 主に香港とベトナム、さらにロンドン・チャイナタウンなどで”おはしがある風景”を撮影 開くと”おはしが似合う料理”のレシピが載った帯付き。 雁垂れカバーの裏にはエッセイと旅日記