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おいしくってありがとう 味な副音声の本 | 平野 紗季子
¥2,310
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 296ぺージ 四六判 縦188mm 横129mm 厚さ23mm - 内容紹介 - フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト、 『味な副音声 ~ voice of food ~』待望の書籍化! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/?濱ねる/?谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大?進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ - 著者プロフィール - 平野 紗季子 (ヒラノ サキコ) (著) 1991年、福岡県生まれ。フードエッセイスト、フードディレクター。著書に『生まれた時からアルデンテ』、『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』、『味な店 完全版』、『ショートケーキは背中から』など。
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作家とおやつ | 平凡社編集部
¥2,200
平凡社 2025年 ソフトカバー 288ぺージ B6変型判 - 内容紹介 - 毎日の気どらないおやつ、通い慣れた名店の逸品、幼いころ大好きだった忘れられないお菓子……。文豪や現代の人気作家、料理家、漫画家らによるエッセイ、詩、漫画、写真資料など59篇を収録。 【収録作品(掲載順)】 1 おやつの美学 いい時間のつくりかた 長田弘 ゴマじるこの作り方 平塚らいてう 氷 円地文子 窮屈 内田百けん 食は三代 わが思い出の玉子焼き 玉村豊男 『ふるさとの菓子』より 中村汀女 日本菓子と西洋菓子 広津和郎 『陰翳礼讃』より 谷崎潤一郎 第三十七課 お茶時(テイータイム) 岡本かの子 『仰臥漫録』より 正岡子規 ラムネ 徳川夢声 カキ氷とアイスクリーム より 井上ひさし デザート 林望 無考えなこびと 村上春樹 夢のおやつ 角田光代 『桐の花 抒情歌集』より 北原白秋 お茶の時間 水木しげる 2 名店のあの味を 粟ぜんざい──神田〔竹むら〕 池波正太郎 豆と寒天の面白さ 安岡章太郎 蜜豆のはなし 吉行淳之介 大正十二(一九二三)年八月十三日 谷口喜作宛書簡 芥川龍之介 ハート型のビスケット 森三千代 巴里点心舗 木下杢太郎 『日本郷土菓子図譜』全三巻 より 武井武雄 冬は今川焼きを売り夏は百姓/夢屋エレジー 深沢七郎 コウシロウのお菓子 小川糸 わがし いしいしんじ 菓子の楽しみ 弘前・旭松堂「バナナ最中」 土井善晴 梅屋敷 福田屋 若菜晃子 鯛焼きの踊り食い 岡本仁 赤福先輩、相変わらずマジこしてますね! カレー沢薫 3 菓子はノスタルジィ 甘いもの 増谷和子 カステーラ・ノスタルジア 江戸川乱歩 甘党 杉山龍丸 今川焼とお輝ちゃん 沢村貞子 甘い話 岸田國士 父のせつないたい焼き 吉本隆明 小さな白い鳩 立原えりか 図書室とコッペパン 小川洋子 忘れられない味2 森絵都 焼きいもと焼き栗 ウー・ウェン サクマドロップスとポッキー 伊藤まさこ 「うまい棒」にも若ぶる私 伊藤理佐 4 甘味いまむかし 縁日の思い出、ゲンゴロードーナツ 甘糟幸子 それでも飲まずにいられない より 開高健 マロン・グラッセの教え 獅子文六 金平糖 寺田寅彦 バナナ 堀口大學 願望の菓子 宇野千代 菓子の思い出 尾崎士郎 「汗に濡れつつ」より 石川啄木 菓子と文明との関係を論ず 佐藤春夫 茶菓漫談 木村荘八 買食い 片山廣子 アイスクリーム博士 長新太 いちごの風合 田辺聖子 お菓子の国のカスタード姫 片山令子 民芸おやつ 福田里香 最期に食べるもの 平松洋子
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【バーゲンブック】食文化・郷土料理がわかる 世界の国旗弁当 | 青木 ゆり子
¥1,300
誠文堂新光社 2021年 ソフトカバー 304ページ A5判 定価2530円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新古本です。 (定価のおよそ50%〜70%ほどの価格で販売しています) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 内容紹介 - 220ヵ国・地域それぞれを代表する食材を使った「国旗」のお弁当で、世界の食文化と郷土料理を楽しく学べる一冊。 郷土料理、伝統料理、家庭料理だけでなく、時にはかわいい動物や花などのキャラクターを加えてその国らしさをお弁当箱にぎゅっと詰め込んだ、言わば世界の国旗の「キャラ弁」レシピ図鑑です。 お弁当だけはでなく、一皿メニューとしても使えるレシピも掲載します。 見た目でわかりやすいビジュアルとともに、実際に手を動かして作ってみることで、世界の多様な食文化を幅広い世代により親しみやすく理解していただくことを目指しています。 各ページには日本の家庭でも作りやすいレシピに加えて、奥深い国旗や国名の意味、各国の切手に描かれたその国の食材・農業などについて解説しています。 「日の丸弁当」を生んだ日本は、いわば国旗弁当の発祥国。 インターネット時代のグローバル化の流れの中で"Bento"や"Kyaraben"は今や世界に誇れる日本の文化であり、食を通じた国際的な相互理解にも役立てていただけるはずです。 著者は、世界の料理 総合情報ウェブサイト e-food.jp代表の青木ゆり子。 サイトの創設20周年を記念して発表した『世界の郷土料理辞典』(2020)に続き、世界各国の料理レシピ、食文化を紹介する、集大成本の第二弾です。 ■目次抜粋 はじめに 国旗弁当の作り方 付録:世界の国獣・国鳥・国魚 付録:世界の国花・国樹 この本の使い方 キャラクターの作り方 CHAPTER1 アジア インド/インドネシア共和国/カンボジア共和国/シンガポール共和国ほか… CHAPTER2 中東 アフガニスタン・イスラム共和国/アラブ首長国連邦/イスラエル国/イエメン共和国ほか… CHAPTER3 ヨーロッパ アイスランド共和国/アイルランド/アゼルバイジャン共和国/アルバニア共和国ほか… CHAPTER4 アフリカ アルジェリア民主人民共和国/アンゴラ共和国/ウガンダ共和国/エジプト・アラブ共和国ほか… CHAPTER5 北中米 & カリブ アメリカ合衆国/アメリカ領バージン諸島/アンティグア・バーブーダ/イギリス領バージン諸島ほか… CHAPTER6 南米 アルゼンチン共和国/ウルグアイ東方共和国/エクアドル共和国/ガイアナ共和国ほか… CHAPTER7 オセアニア オーストラリア連邦/アメリカ領サモア/キリバス共和国/クック諸島ほか… 索引 - 著者プロフィール - 青木 ゆり子 (アオキ ユリコ) (著) e-food.jp 代表、各国・郷土料理研究家。 調理師のためのハラール研修有識者会議委員(厚生労働省国庫補助事業)、内閣官房 東京オリンピック・パラリンピック推進本部ホストタウン事業「世界のおもてなし料理プロジェクト」「世界のおもてなし料理レガシープロジェクト」講師、NHK文化センター講師、NHKラジオ第1「ちきゅうラジオ」料理ナビゲーター。 雑誌記者等を経て、2000年に世界の料理総合情報サイト「e-food.jp」を設立。 国内外の伝統的な郷土料理を守り、未来につなげるスタンスでサイトを運営。 自ら世界や日本各地を取材し、背景にある歴史や文化とともに郷土料理を紹介している。 著書に『しらべよう!世界の料理 全7巻』(監修・執筆、ポプラ社 )、『日本の洋食』(ミネルヴァ書房)、『世界の郷土料理事典』(誠文堂新光社)、図鑑NEO『せかいのりょうり』(監修、小学館 )。
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新百姓 1号「水をのむ」 View of Paradigmshifters | 一般社団法人新百姓(編集)
¥3,150
ている舎 2023年 ソフトカバー 250ぺージ B5変型判 縦242mm 横182mm 厚さ14mm - 内容紹介 - 封じられた人間の創造性の解放を促す雑誌です。 効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、 人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。 そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探究している人たちの問いと実践の物語を紹介します。 毎号、「水をのむ」「米を食う」「カミを祭る」「遊戯をつくる」など、 古来から人間が行ってきた根源的な営みを1つずつ特集テーマに掲げ、 その意味を深め、捉え直して転回することを試みます。 * * * * * * * * * * * * 【発行部数限定制について】(1号は限定6,966冊) 『新百姓』は発行部数を限定し、増刷を行いません。 裏表紙に印字してある番号「123※/6966」は、「個体番号※総発行部数※」を示すことで、書籍の固有性と価値を証明します。 なお本書の内容自体は、WEBにて日英中3ヶ国語にて、無償で公開いたします。 このような発行部数限定制を導入した背景は、大好きなまちの書店と、そんな書店があるまちの景色を守りたいからです。 書籍自体の発行部数が限定されることで、まちの書店が「ここにしかないもの」のある貴重な場所になっていく。 これは、わたしたちにとって、つくっては余らせ、大量に捨てる現在の出版や流通のあり方とは違う、新しい出版と書店のあり方を模索する試みです。 新しい試みですので、なにかとご不便をおかけすることもあるかもしれません。 ともにこの企みの仲間として、楽しんでいただければ幸いです。 - 目次 - 006 新百姓宣言 027 Chapter1 新百姓的考現学 028 どうすれば都市をもっと自由に遊べるか? フラワーチャリ 036 システムの中でどうすれば冒険を楽しめるか? [インタビュー] 関野吉晴さん 052 ハッキンチェア 056 制服女史 063 Chapter2 特集 水をのむ 1) 文明と物語の視点から 076 そもそも人間にとって「水をのむ」って何? [インタビュー] 中沢新一さん 090 「水をのむ」の始まりって? [探究者へのQ&A] 山極壽一さん 092 人類と「水をのむ」のコンンテキスト 094 「水をのむ」と身体メカニズム 096 サイズ別 地球型生命系にとっての「水」の役割 2) デザインと科学の視点から 108 どうすれば誰もが「水をのむ」で遊べる未来をつくれるか? [インタビュー] 北川力さん 122 どうすれば自分たちで「水をのむ」の仕組みをつくれるか? [インタビュー] ヘンリー・グロガウさん 3) 調和・喜び・からだの視点から 140 どうすれば私たちは「水をのむ」を愛し、楽しめるか? [インタビュー] 牧野俊博さん 146 糸波の構造|若水取りってなんだ? 156 道の具|琉球ガラス 158 いま、うしなわれつつある風景|かばたの水を汲んで飲む 160 [寄稿] 詩人たちの「飲水」事情 施小煒さん 4) 道具と知恵の視点から 170 どうすれば「水をのむ」をこの手でつくり出せるか? [インタビュー] 小濱さん一家 184 「水をのむ」で健康な体をつくるには? [探究者へのQ&A] 森下克也さん 190 「水の器」探究地図 192 ハンドツール|Lifestraw & Sawyer 194 やってみた。|神田川の泥水を啜る 196 一隅から|オノ暮らし 205 Chapter3 新百姓の見方 206 人間の創造性を解放する『建築』って? [寄稿] 連勇太朗さん 208 23世紀の昔話|アリとキリギリス 212 YABABON [001号参考図書] 214 MUSIC / MOVIES 220 『新百姓』99のテーマ 222 なんで『新百姓』は99のテーマを探究するの? 232 新百姓に至る問いの変遷 234 「あなたは間違っていない」001号 編集後記にかえて 236 ヨハクの付録 244 写真解説
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伊丹十三の台所 | つるとはな編集部
¥2,860
つるとはな 2023年 ソフトカバー 159ページ 縦210mm - 内容紹介 - 食いしんぼうですね、伊丹さん! 映画監督、俳優、エッセイスト、なによりひとりの生活者。 表紙のイエローの洋皿は、伊丹十三が独身時代から愛用し、カレーのCM出演の際も自ら持ち込んで使ったもの。子どもたちが小さな頃は納豆スパゲッティを盛る定番でもあったといいます。 若い頃から好みの器を揃え、吟味した道具を使い、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるっていた伊丹十三。 この本では、食にまつわるエッセイをひもときながら、いかに伊丹さんが食べること、作ることを楽しんだかをお伝えします。そして、伊丹さんに影響を受けたさまざまな方々のお話も。 スパゲッティのおいしい召し上り方――細川亜衣 伊丹さんと台所――中村好文 池内家、父の料理――池内万平 ぼくらの好きな伊丹さん――宮脇誠・吉田昌太郎 伊丹十三の料理本――高橋みどり 風邪のときにつくってくれた 親子丼がほんとうにおいしかった――宮本信子 (登場順、敬称略) ほか、映画『お葬式』の舞台となった湯河原の台所の全景、愛用の器、道具類も多数紹介。
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風の飲みもの、光のおやつ 薬草店の幸せなテーブルから | 蓼科ハーバルノート・シンプルズ, 萩尾エリ子, 永易理恵
¥1,870
扶桑社 2025年 ソフトカバー 160ページ A5判 - 内容紹介 - 蓼科ハーバルノート・シンプルズの萩尾エリ子さんが即興で生み出してきた「飲みもの」のアイデアと言葉をベースに、店長であり、長年調理やスイーツの担当を務める永易理恵さんによる「おやつ」のレシピを、蓼科の四季の移ろいとともに紹介。植物と寄り添いながら暮らす日々の喜び、四季の営みをつむぐ、エッセイ+レシピ本。
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ワンダフル・アグリカルチャー 〜ローカル食品店を開業した料理人が農のリアルを綴る〜 | 石井 佳奈
¥1,980
人葉舎 2024年 ソフトカバー 152ページ B5判 - 内容紹介 - 「この食べ物はどこからやってきたのだろう。 ふとそんなことを考えたとき、この本を手に取ってもらえたら最高のめぐり合わせだ。」 ozzkitchen / フードセンターイワセを営む、石井佳奈の初の著書。 ■本の内容 この本では、 ケータリングとローカル食品店の仕事を通して 地域の食材の利用や流通に取り組んできた著者、石井佳奈の目線から、 和歌山県の農家さんの魅力を描き出します。 本書は大きく三 つの内容から構成されています。 • 和歌山で出会った個性豊かな12組の農家さんと、 そこで育てられている食材たちの魅力を伝える取材記事と写真。 • 12組の農家さんそれぞれの旬の食材を活かすオリジナルレシピ。 • 著者がローカルスーパーを経営するに至った経緯、 食に関するエピソード等を綴った人生エッセイ。 本を彩る写真は、那智勝浦町出身の気鋭の写真家である丸山由起さんに 足掛け 1 年かけて撮影していただき、魅力的な写真を通じて 視覚的にも楽しむことのできる本となっています。 ■⽬次 はじめに 第⼀部「春」 卯⽉|ファームゆうき/⽟ねぎのバルサミコグリル 皐⽉|イベファーム/みかんジャム⼊り⽶粉パウンドケーキ ⽔無⽉|⾼橋農園/トマトケチャップ 農と⾷をつなぐ料理⼈への道 Part1「味覚と志の形成編」 第⼆部「夏」 ⽂⽉|にこにこのうえん/ピーマンサルサ素麺 葉⽉|さかな農園/ケールのナムル ⻑⽉|SKYSEA 農園/ロングドュートとベビーリーフのサラダ 農と⾷をつなぐ料理⼈への道 Part2「経験値と⾃⽴編」 第三部「秋」 神無⽉|かたやま農園/⿊⽶おにぎり 霜⽉|海⾃然農苑/春菊のしゃぶしゃぶ 師⾛|元ちゃんファーム/紀州⾥芋の柚⼦煮 農と⾷をつなぐ料理⼈への道 Part3「移住と⾃営編」 第四部「冬」 睦⽉|ビオ・ランド紀の川/⼩松菜と厚揚げの煮物 如⽉|根っこ農園/⼈参のおこめころもフライ 弥⽣|⾒定⾃然農園/まりひめ苺の寒天ゼリー 杜⽒さんと語る、⾷と農業の⾯⽩さ あとがき
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日本の一年、節目の一皿 二十四節気七十二候+行事いろいろ-食で季節を愛でる- | ワタナベ マキ
¥1,980
小学館 2024年 ソフトカバー 160ページ B5判 - 内容紹介 - 季節を五感で味わい、体に取り込む94皿! 二十四節気、七十二候、そして季節の行事を、 著者・ワタナベマキが愛する日々の料理で、 楽しくおいしく読み解きました。 日々の節目を逃さず、大切に食べる94皿です。 「七十二候の二十七番目の候は、『梅子黄』(うめのみきばむ)。 青梅が甘い香りを放って黄色く熟す頃を端的に表しています。 子どもの頃から梅が大好きなので、 毎年、梅仕事を始める目印にしています。 江戸、明治、現代、旧暦から新暦を続く七十二候を読み解くと、 食で季節を愛でることは昔も今も変わらず、 生活に密着していることだと気づきます。 七十二候の言葉の美しさと自分の五感を重ね合わせ、 どうか、日常がより温かさのある時間になりますように。 そして、今日、何を食べよう? 何を作ろう? と迷ったとき、七十二候に立ち戻ってみると 旬の食材も調理法も浮かんできます」 著者のメッセージを心に94皿の料理を目にすると、 古来、日本が大切にしてきた感性が立ちのぼるようです。 雛祭り、イースター、花祭り、八十八夜、夏越の祓、七夕、中秋の名月、クリスマスなど、その他の節目も合わせ、 記憶に残る一皿をぜひ味わってください。 【編集担当からのおすすめ情報】 旬や季節感があいまいになった昨今。 七十二候と料理、数々の料理と行事、 食と重ね合わせることで、私たちのDNAに組み込まれた本来の季節感が取り戻せたようにも感じました。 鮮やかに季節を切り取ったマキさんのそれぞれの一皿。 料理家としての新たな顔を見せていただきました!
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異国の味 | 稲田 俊輔
¥1,650
集英社 2024年 ソフトカバー 200ページ 四六判 縦188mm 横131mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 日本ほど、外国料理をありがたがる国はない! なぜ「現地風の店」が出店すると、これほど日本人は喜ぶのか。 博覧強記の料理人・イナダシュンスケが、中華・フレンチ・イタリアンにタイ・インド料理ほか「異国の味」の魅力に迫るエッセイ。 【目次】 まえがき 日本人と外国料理 chapter1 中華料理 chapter2 ドイツ料理 chapter3 フランス料理 chapter4 タイ料理 chapter5 ロシア料理 chapter6 イタリア料理 chapter7 スペイン料理 chapter8 アメリカ料理 chapter9 インド料理 chapter10 extra edition 東京エスニック あとがき いつかの誰かの未知の味 【著者プロフィール】 稲田俊輔(イナダシュンスケ) 料理人/飲食店プロデュ―サー/「エリックサウス」総料理長。 鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。 2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。南インド料理とミールスブームの火付け役となる。 X(Twitter): @inadashunsukeで情報を発信し、レシピ本、エッセイ、小説、新書と多岐にわたる執筆活動で知られる。 レシピ本『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー』『ミニマル料理』『インドカレーのきほん、完全レシピ』、エッセイ『おいしいもので できている』『食いしん坊のお悩み相談』、小説『キッチンが呼んでる!』、新書『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』『お客さん物語』など著書多数。
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薬草を食べる人びと 北アルプスが生んだ”薬箱のまち”飛騨市 | 垂見 和磨
¥1,870
世界文化社 2024年 ソフトカバー 224ページ 四六判 縦188mm 横128mm - 内容紹介 - 「薬草」で地方創生に挑む、唯一無二のまちがあった! ・「唯一無二」の地方創生に挑むまちを描くノンフィクション”究極のまちをつくる”シリーズ創刊。 ・シリーズ第2弾は、「薬草」を健康とまちづくりに活かす、官民のストーリー。 ・カラー写真も豊富、市民の薬草暮らしやプロの薬草料理、薬草事典、食べ方・使い方もご紹介。 岐阜県飛騨市は、高山市と白川村にはさまれた2万人のまち。専門家の薬用植物調査で245種類の薬草が自生するこのまちで、人びとはどんな薬草を食べ、使い、暮らしに取り入れているのか。薬草は市民たちの健康づくりに一役買うだけでなく、交流人口や観光、商品開発につながり、経済効果ももたらしている――本書は、官と民が連携して取り組む「薬草のまちづくり」を描くノンフィクション。市民がよく使う薬草事典や実践レシピ、移住者の薬草ライフ、料理人の薬草会席などカラー写真も豊富で、野草やハーブ好きにも役立つ一冊である。 - 目次 - 第1章薬草が息づくまち 第2章薬草のまちづくりに挑む 第3章飛騨の〝葉っぱビジネス〟 第4章薬草と共に生きる 第5章薬草料理を伝える 第6章人をつなぐ薬草の絵手紙 第7章広葉樹を活かせ 第8章安全・安心を担保する 第9章市民の健康と福祉を守る 巻末飛騨市の人気薬草トップ20 飛騨市の薬草商品開発 - 著者プロフィール - 垂見 和磨 (タルミ カズマ) (著/文) 1965年、岐阜県生まれ。一橋大学社会学部卒。1990年に共同通信社に入社。岐阜支局、名古屋支社を経て97年に本社社会部で検察取材と調査報道を担当。特別報道室などで地方創生を取材、現在、調査部部長職。著書に『北の酒蔵よよみがえれ!』(世界文化社)。共著に『東京地検特捜部』(講談社)など。『文藝春秋』に人口減少や外国人材問題を寄稿、『宇宙飛行士野口聡一の全仕事術』(世界文化社)の編集協力など。
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インドの台所 | 小林 真樹
¥2,970
作品社 2024年 ソフトカバー 304ページ 四六判 - 内容紹介 - 食卓上に置かれた食器、その奥が気になる。 ディープなインド台所紀行! 南アジア各地の食器・調理器具の輸入販売者にして日本屈指のインド料理マニアのアジアハンターが、インドの端から端まで、さまざまな台所をめぐる――。 料理のみならず、食器や調理器具、調理工程に着目し、歴史や文化、社会問題などにも触れながら、これまであまり取り上げられてこなかった「食」の内側を覗き、さらにディープな食世界へと誘う、インド台所紀行! 本書で紹介するのは、北は夏でも朝晩寒いカシミールから、南は呼吸するだけで汗の出るタミルの最南部まで、巨大な冷蔵庫を6台も抱える大富豪から、わずかな身の回り品しか持っていない路上生活者までの、さまざまな調理現場である。(…)一戸一戸の立場や地位、地域は異にしながらも、全体として共通するインド像が浮かび上がってきた」 ――「はじめに」より ◎カラー写真多数 - 目次 - はじめに 北インド カシミールの宴席料理ワーズワーンの世界 シュリーナガル 1 旧市街の奥の堅牢な館 シュリーナガル 2 カシミールの農村探訪 バドガム 秋のパンジャーブの農家メシ アムリトサル 隠されたキッチン オールド・マナーリー ニハーリー屋とナーン屋 オールドデリー 1 インドの中のチベット系住民宅 オールドデリー 2 インド産ファストフードの現在・過去・未来 ニューデリー 1 孔雀が舞いおりる大豪邸 ニューデリー 2 ムグライー料理人たちの連鎖 ルドーリー コラム ムスリム職人の作るヒンドゥー神具 ムラーダーバード 南インド 白米と雑穀のはざまで チェンナイ 1 異国で食べる昭和レトロメシ チェンナイ 2 南インドの働き手問題 チェンナイ 3 並存する二つの台所 ディンディッカル 密林の中の小さな家 プンニャル マーピラのにぎやかな食卓 チャベスリー 沁みる酒、沁みる話 カキナダ1 アーンドラ人の葉皿イメージ カキナダ 2 IT系料理男子のキッチン ベンガルール 1 豊穣なるファイブスター・ホテル ベンガルール 2 コラム インダス文明からの伝統を受け継ぐ人たち マンナル 東インド 「正しい」台所とは何か コルカタ 1 ビハーリー・マン・イン・コルカタ コルカタ 2 路上生活者のキッチン コルカタ 3 コルカタの中華系の台所 コルカタ 4 アッサムの青銅食器 サルテバリ 先住民族たちのハレとケ バスタル ディアスポラ的ネパール料理 カリンポン ネワール族の家事労働 カトマンズ コラム 大地の味のチャーエ コルカタ 西インド 世界最大のスラム街 ムンバイ 1 憧憬と追憶のボンベイ ムンバイ 2 伝統と最新鋭 アーメダーバード 不意打ちの味をもとめて ビーカーネル カッチャーとパッカー サワーイー・マードプル インド屋台のイメージ インドール インド式パン文化の根源 パナジ 1 ゴア・フェニーで白昼夢を パナジ 2 コラム 新しくて古い工場 ムンバイ おわりに - 著者プロフィール - 小林 真樹 (コバヤシ マサキ) (著/文) 東京都出身。インド・ネパールの食器、調理器具を輸入販売している有限会社アジアハンター代表。著書に『日本の中のインド亜大陸食紀行』『日本のインド・ネパール料理店』『食べ歩くインド 増補改訂版』(以上、阿佐ヶ谷書院)がある。
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おいしいもんには理由がある | 土井 善晴
¥1,650
ウェッジ 2023年 ソフトカバー 216ページ 四六判 縦188mm 横127mm - 内容紹介 - 料理研究家・土井善晴さん、キッチンを飛び出して全国の食文化を旅する! その感動と思索、日本の食の底力についてまとめた、著者初の紀行書。 本書は料理研究家・土井善晴さんがキッチンを飛び出して、全国の食文化を訪ね歩いた記録です。 たとえば一子相伝の江戸佃煮を伝える職人や、濃厚な食味の牡蠣を育てる瀬戸内の漁業者、華やかな加賀料理の伝統を守る料亭の主人らに会い、 出羽三山ではもぎ立ての山菜を山小屋の主人と味わう。 風土が生んだ食材と食文化を体感することで紡がれた土井さんの文章は、時に文化論的思索にもおよびます。 著者初の紀行書である本書は、「一汁一菜」とはまた違う視点から日本の食文化を見つめなおす書であり、 土井さんが旅する様子を活写したカラー写真も豊富で、格好の食ガイドも兼ねています。 <本書の目次> ・まえがき ・北海道・東北 日高昆布は万能昆布 (北海道幌えりも町) 出羽、芽吹きの山菜(山形県西川町・鶴岡市) ・関東・中部 一子相伝、江戸の佃煮(東京都台東区) コク豊かな、国産落花生(千葉県八街市) 天下人を育んだ味噌(愛知県岡崎市) 百万石の加賀料理(石川県金沢市) ぴり辛きわ立つ、奥飛騨山椒(岐阜県高山市) ・中国・四国 高知の田舎寿司(高知県高知市) 瀬戸内 国産レモンの島(広島県尾道市) 日生湾のふっくら冬牡蠣 (岡山県備前市・和気町) 古式作りの讃岐和三盆(香川県東かがわ市・高松市) ・近畿 赤福餅と伊勢参り(三重県伊勢市) 豊饒の美味、琵琶湖(滋賀県大津市・近江八幡市) 吉兆と湯木貞一の美学(大阪府大阪市) 「発酵」が作る味(和歌山御坊市・紀の川市・和歌山市) 大阪寿司の世界(大阪府大阪市) 吉野晒しの本葛(奈良県宇陀市) ・九州 香気とうま味の奥八女茶(福岡県八女市) 職人一家の鰹節(鹿児島県枕崎市) 南蛮渡来の甘いもの(長崎県長崎市・平戸市) ・本書に登場する主な取材先 - 著者プロフィール - 土井善晴 (ドイヨシハル) (著/文) 料理研究家。1957年、大阪府生まれ。十文字学園女子大学 特別招聘教授、甲子園大学客員教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」など、多数の料理番組に出演。著書に『一汁一菜でよいという提案』(新潮社)など。
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mitosaya薬草園蒸留所で作る13のこと | 江口 宏志, 山本 祐布子
¥1,870
KADOKAWA 2024年 ソフトカバー 144ページ A5判 - 内容紹介 - 千葉県いすみ鉄道沿いの山ふところ。2017年、長く廃園になっていた「薬草園」に40代の夫婦が移住してきた。 夫は個性派書店「ユトレヒト」の元オーナー、妻はイラストレーターのカップル。 南ドイツで蒸留家の修行をしたとはいえ、まったく畑違いの仕事への転職だ。 二人は「mitosaya薬草園蒸留所」を設立。“自然からの小さな発見を形にする”をモットーに夢中で働く。 楽しいながらも無我夢中の日々のなか、振り返ると約160種の蒸留酒や、季節の恵みを閉じ込めた加工品などをリリースしていた。 本書では6年間にmitosayaで生まれた仕事、家族、居心地、庭、友達、動物、特別なものなどを温かみのある写真とともに紹介する。 - 目次 - はじめに 1 蒸留酒を造る 2 庭を作る 3 居心地を作る 4 住まいを作る 5 料理を作る 6 仕事、家族、人生を作る 7 お茶を作る 8 動物との暮らしを作る 9 ブーケを作る 10 特別なものを作る 11. 友達を/と作る 12 時間を作る 13 循環を作る - 著者プロフィール - 江口 宏志 (エグチ ヒロシ) (著/文) 書店経営等を経て蒸留家の道へ。南ドイツの蒸留所で蒸留技術を学んだのち、日本の優れた果樹や植物から蒸留酒を作る、 mitosaya薬草園蒸留所を千葉県大多喜町に設立。「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、これまでに約160種の蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品などをリリースしている。2023年5月、ノンアルコール飲料の製造・充填を行う都市型のボトリング工場「CAN-PANY」を東京都江東区にオープン。 山本 祐布子 (ヤマモト ユウコ) (著/文) 1977年、東京生まれ東京育ち。京都精華大学テキスタイル学科卒業後、イラストレーターとして活動。雑誌や広告、プロダクトデザインのディレクションなどさまざまな業務に携わる。2017年、千葉県夷隅郡大多喜町に移住。夫(江口宏志)と共に「mitosaya 薬草園蒸留所」の代表取締役として運営に関わる。ノンアルコール部門であるお茶やシロップの生産、来客にむけた料理などを担当。2児の母。犬、猫、鶏の世話もする忙しい日々。
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バスクの修道女 畑と庭の保存食 | 丸山 久美
¥3,080
グラフィック社 2024年 ソフトカバー 288ページ A5変型判 縦148mm 横210mm - 内容紹介 - 一般の人が立ち入ることのできない修道院の中では、できるだけ自給自足の生活を重んじています。 畑では四季折々の野菜を育て、庭の木々にはたわわに果物が実り、香り高いハーブも茂っています。 たくさん収穫した野菜や果物を料理をし、食べきれないものは保存食にして季節をまたいで大事に食べます。 本書では修道女たちが実際に作っている保存食、ジャム、コンポート、シロップ漬け、オイル漬け、酢漬けなどの加工方法、そしてそれらを使った料理を紹介します。 - 目次 - はじめに/修道院とは/修道女たちの1日/おもな保存食の種類/長期保存するために/春の保存食/夏の保存食/秋の保存食/冬の保存食/庭のハーブを使って/ご近所さんのおすそ分け(ホワイトアスパラガス、カタクチイワシ、ビンナガマグロ)/コラム(修道院の養鶏、バスクのリキュール、秋のごちそう・鶏肉のテリーヌ、肉の保存食・豚肉のスパイス漬け)など - 著者プロフィール - 丸山 久美 (マルヤマ クミ) (著/文) 料理家。 スペイン家庭料理教室「mi mesa」主催。アメリカへ留学後、ツアーコンダクターとして世界各国を廻る。 1986年からスペイン・マドリードに14年在住。 家庭料理をベースにしたスペイン料理を習得しながら修道女たちと長年に渡り、交流しながら料理を学ぶ。 2021年に刊行された『バスクの修道女 日々の献立』(グラフィック社)は修道院の“ものを無駄にしない、そして旬の食材を使ってシンプルな料理を作る”精神に多くの読者から共感を得る。
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バスクの修道女 日々の献立 | 丸山 久美
¥3,080
グラフィック社 2021年 ソフトカバー 384ページ A5変型判 縦182mm 横257mm - 内容紹介 - 修道院の料理には、私たちが今必要としているヒントがたくさん詰まってます。 簡単、時短、経済的、残さないで使い切る工夫、保存食。 また、幸せな気持ちにしてくれるデザートなど。 バスクは、山と海の幸、春夏秋冬の気候に恵まれ、 独自の食文化が受け継がれ、発展を遂げてきました。 バスク料理は、スペインを代表とする味。 本書はバスクの修道女たちから教えてもらった料理、文献からの料理も交え、 日本の食材でも美味しく作れるレシピにアレンジし、献立方式でご紹介します。 - 目次 - はじめに/修道院とは/修道女たちの1日/朝食、昼食、夕食/ パンと二皿料理、そしてデザート/特別な日/修道女の毎日のご飯がお手本/ 春の献立/四旬節の食事/復活祭の食事/夏の献立/秋の献立/冬の献立 - 著者プロフィール - 丸山 久美 (マルヤマ クミ) (著/文) 料理家。スペイン家庭料理教室「mi mesa」主催。 アメリカへ留学後、ツアーコンダクターとして世界各国を廻る。 1986年からスペイン・マドリードに14年在住。 家庭料理をベースにしたスペイン料理を習得しながら修道院を巡り、 修道女たちから料理を学ぶ。
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【バーゲンブック】石井好子のヨーロッパ家庭料理 | 石井好子
¥1,300
河出書房新社 2021年 ソフトカバー 198ページ B5変判 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新品の本です。 (およそ定価の50%〜70%ほどの価格です) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 商品紹介 - ヨーロッパ各地の家々を訪ね、レストランでは味わえない家庭の味、食卓の風景を取材した料理指南書にして第一級の食紀行。堀井和子、平松洋子の解説エッセイを収録。幻の料理本、復刻新装版。
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【バーゲンブック】ナイルレストラン−ナイル善己のやさしいインド料理 | ナイル 善己
¥1,100
世界文化社 2014年 ソフトカバー 111ページ B5変判 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新品の本です。 (およそ定価の50%〜70%ほどの価格です) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 商品紹介 - みんなが作りたい「スパイスカレー」と「おかず」。味づくりの基本ルールが、この1冊できちんと分かる!北インド料理、南インド料理に分類、違いが楽しめます。【担当編集者からオススメの一言】 インド料理って難しい?いえいえ、作り方は単純です。「味のもと」さえ作れば、「味のもと」と具を一緒に炒めたり煮たり、「味のもと」で マリネして一緒に炒めたり。
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はじめての胃もたれ 食とココロの更新記 | 白央 篤司
¥1,980
太田出版 2024年 ソフトカバー 224ページ 四六判 - 内容紹介 - 昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。フードライターの白央篤司さんが、加齢によって変化する心身をなだめながら、作って食べる日々を綴った手探りエッセイ。 “加齢に伴う変化の体感は楽しい。だって、「歩く」「しゃべる」「自転車に乗れる」といった、幼少期の成長に伴う「できるようになった」の記憶は、もはや曖昧だもの。一方、中年の「できなくなった」は、ちゃんと自覚ができる。観察も対処もできる。つまり、人の機能的変化をじっくり味わえるのは、中年の特権なのだ。高齢者になれば、再びそれは難しくなるのだから。” -- ジェーン・スーさん(コラムニスト)推薦! 「あなたの胃は、もう昔のあなたの胃ではないのですよ」 そう気づかせてくれたのは、牛カルビだった。 もうすぐ50歳。調子にのって食べすぎると胃がもたれる。お腹いっぱいが苦しい。量は変わらないのに、ぜんぜん痩せない……老いを痛感することが増える日々。 人生の折り返し地点を迎えて、いままでのようにいかないことがどんどん増えていく。でも厚揚げやみょうが、大根おろしみたいに、若い頃にはわからなかったおいしさを理解することだって同じくらいあるはず! いまこそ、自身を見つめ直して「更新」してみませんか? ----- 昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう。老化は誰でも起こるもの、さっさと早いうちにセルフケアして、より良い状態をキープしていかないと時間がもったいない。人生で食事を楽しめる回数なんて、毎日減ってゆくばかりだ。しなくていい無理をして、あるいは調子に乗り過ぎて飲食して、胃もたれで週末を苦しんで過ごすようなミスは繰り返しちゃいけない。(と、書きつつも私はまだたまにやってしまうけれど……)それに、つらいことばかりでもない。食における好みの変化は、若い頃には分からなかったおいしさを理解できるようになる、という側面もある。「昔はこんなもの、全然好きじゃなかったのに」なんてひとり食卓でつぶやいてしまうこと、ないだろうか。食べたくなくなるもの、食べにくくなるものの数と同じぐらい、新たな好物が見つかっていくという豊かな道もあるのだ。(「はじめに」より) - 目次 - はじめに 第一章 いろんなところにガタが来る はじめての胃もたれ お腹いっぱいがこわい カルビ世代から大根おろし世代へ 衰えを語り合える関係はいいものだ 増えるばかりのメンテ・アイテム! 物価高の中、頼れるあいつ 耐脂性の問題と具だくさん汁の豊かさ アンケートその① 誕生日はいまやうまいものを食う口実に 春の食卓 第二章 手探りで向き合う つまづいて、歩いて、お茶を淹れる やせない体 なすときゅうりと、非現実的もいいとこな夢 厚揚げ、みょうが、そして苦みが好きになる 日傘のすすめ&「男のくせに」 自分の機嫌とり上手になりたい 夏の食卓 第三章 無理なく変わっていく 私と酒と酒場のこと、これまでのこと 隙あらば野菜を足すムーブメント 「いつもより気持ち少なく」の節塩ライフ グジュとたま子のこと 台所の思い出話① 台所の思い出話② みなさんにアンケート② 秋の栗、そして父のこと 第四章 決めつけない方が人生は面白い 魚よ、おろそかには食わんぞ ―私のレシピ微調整― 無理なときは無理しないにたどり着くまで 私なりの“半”作りおき、そして使い切り術のあれこれ お弁当から考える「ちゃんと作る」ということ 台所の思い出話③ ハワイの名物料理ポキに学ぶ 冬の原稿の伴走者、煮込み料理 第五章 執着と無頓着 男達よ、もっと自分をいたわろう 和菓子に惹かれていく 友達も携帯もいらない 30代で決意したふたつのこと 50代の歩み方 いなり煮に教わる あとがき 著者プロフィール 白央篤司 (ハクオウ アツシ) (著/文) フードライター、コラムニスト。1975年生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経てフリーに。日本の郷土料理やローカルフード、現代人のための手軽な食生活の調え方と楽しみ方、より気楽な調理アプローチをメインに企画・執筆する。メインテーマは「暮らしと食」。著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)、『自炊力』(光文社)、『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)、『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)など。
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もういちど、あなたと食べたい | 筒井 ともみ
¥737
新潮社 2024年 新潮文庫 ソフトカバー 336ページ 文庫判 縦151mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 大切な思い出はいつだって‶食〟とともにある。松田優作と食べたにぎり寿司、佐野洋子が作ってくれた野菜炒め煮、樹木希林に伝えた玄米の味噌雑炊、深作欣二が大好きだったキムチ鍋……。かれらと囲んだ味や匂いは、やがて私の肉となり血となった。映画「それから」「失楽園」等で知られる脚本家が、俳優や監督たちとの出会いと別れ、そして忘れられない食事を振り返る美味しくも儚いエッセイ集。
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ノスタルジア酒場 東欧旧社会主義国のお酒とおつまみ事情&レシピ70 | イスクラ
¥1,870
グラフィック社 2024年 ソフトカバー 168ページ A5判 - 内容紹介 - 東欧旧社会主義国の夜を彩ったカクテルレシピとおつまみを紹介。また、ビール、ワイン、ウォッカの各国での発達と衰退の歴史など、社会主義国の知られざる一面が垣間見えるレシピ集。レトロなラベルやコースターのコレクションも必見。 目次 1 お酒事情とカクテルレシピ 2 各国のおつまみレシピ コラム 所変われば、呼び名も変わる ある日のメニュー表 ネオンの夜 タバコがすべてを解決してくれた ソ連のタバコ ポーランドのタバコ ハンガリーのタバコ 赤いオウムの夜/カカドゥ・バー ぶらりひとり酒 - 著者プロフィール - イスクラ (イスクラ) (著/文) 福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。旅行会社勤務を経て、2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨を販売するウェブショップ「イスクラ」をオープン。2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエルプラネット」、2016年東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。同店閉鎖後「イスクラ」の運営を継続しつつ、旧社会主義国の食文化を再現しレシピをまとめた『社会主義食堂』や、東欧諸国の雑貨デザインをまとめた『コメコンデザイン』のリトプルプレスをシリーズで執筆している。著書に『ノスタルジア食堂』『ノスタルジア喫茶』『ノスタルジア第2食堂』(すべてグラフィック社)、『オストモダン1東ドイツ』『オストモダン2東ヨーロッパ』(ともに大福書林)。 @DDRplanet https://iskra.ocnk.net
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レシピ以前の料理の心得 日々の料理をもっとおいしく | 上田 淳子
¥1,980
青幻舎 2024年 ソフトカバー 264ページ A5判 - 内容紹介 - ビギナーはもちろん、「そこそこ」できる人にこそ読んでほしい! いつものごはんが「とびきり」おいしくなる、 料理研究家界きっての理論派・上田淳子の極意がここに。 文筆家・料理研究家 ツレヅレハナコ 簡単なのにオシャレなフレンチから、家族に振る舞う日常の料理まで、 シンプルで作りやすいレシピとわかりやすい説明で、テレビや雑誌で大人気の上田淳子さん。 本書は、通常のレシピで触れられないレシピのことわり(理由)の部分を丁寧に解説した、著者初となる「読む料理本」です。 調味料を入れるタイミング。食材の切り方の理由。 そうしたレシピの裏側を理解することで、おのずと応用力が身につき、レシピに捉われすぎることなく自分の料理が確立するようになります。 自分や振る舞う相手が何をどう食べたいか。 そのうえで、どういう調理法を採用するか。 日々なんとなく作っていた料理の味が、ぐっと見違えるようになるはずです。 コンテンツ例 ● 蒸し鶏は「塩糖水」でやわらかジューシー ● ショウガ焼き、決め手はおろし玉ねぎ ● ビーフステーキは、肉の厚みを定規で測る ● だし巻きのだしの量の最適解 ● 肉じゃがは、だしを使わないほうがうまくいく ● クリスピーな鶏のから揚げ ● フランス人が愛する春のホワイトアスパラ ●本場のラタトゥイユ - 著者プロフィール - 上田淳子 (ウエダジュンコ) (著/文) 料理研究家。神戸生まれ。辻学園調理技術専門学校卒業後、同校の西洋料理研究議員を経て渡欧。フランスのミシュラン星つきレストラン、シャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)など料理修業を積み、帰国して料理研究家として独立。自宅で料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌など多数のメディアで活躍。確かな技術とわかりやすい解説に定評がある。著書に『フランス人が好きな3種の軽い煮込み。』(誠文堂新光社)、『大人のミニマルレシピ』(世界文化社)など多数。ポッドキャスト番組「料理たのしくなる相談室」配信中。
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明けても暮れても食べて食べて | はらぺこめがね
¥2,310
筑摩書房 2024年 ソフトカバー 128ページ A5変形判 - 内容紹介 - 人気絵本作家であり根っからの食いしん坊が、日々の暮らしの中で「食べる」ことに真正面から向き合い、それを描くことで生まれた絵と文章を詰め込んだ初の画文集 - 著者プロフィール - はらぺこめがね (ハラペコメガネ) (本文) 原田しんやと関かおりによる夫婦イラストユニット。2005年京都精華大学デザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て2008年にイラストレーターとして独立。2011年はらぺこめがねを結成。絵本に『フルーツポンチ』(ニジノ絵本屋)、『やきそばばんばん』(あかね書房)、『くだものさがしもの』(PHP研究所)、『かんぱい よっぱらい』(岩崎書店)、『みんなのおすし』(ポプラ社)、『にくのくに』(教育画劇)などがある。 また「ごちそんぐDJの音楽」(DJみそしるとMCごはん)のジャケットアートを担当するなど「食べ物と人」をテーマに幅広く活動している。
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菜の辞典 | 長井史枝, 川副美紀 (イラスト)
¥1,650
雷鳥社 2019年 ハードカバー 320ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 1年中目にするものから、ちょっと珍しいものまで、約180種の野菜を、美しいイラストとともに紹介。旬の時期・選び方・保存方法・食べ方・栄養素・効能効果なども端的に掲載。辞典シリーズらしいオシャレさ、可愛らしさはそのままに、実用としての使いやすさも兼ね備えた1冊です。 目次 はじめに この本の使い方 各栄養素のはたらきと食事摂取基準 からだを癒す野菜 ベジブロス インデックス - プロフィール - 長井史枝 (ナガイフミエ) (著/文) ライター。野菜ソムリエ。リトルプレス『BonAppétit』発行人。人物インタビューや店舗取材のほか、料理・スイーツのレシピ本制作にも多く関わる。著書に『田舎・郊外でお店、はじめました。』(雷鳥社)、関連書籍に『オープンサンドレシピブック』(誠文堂新光社)など。 川副美紀 (カワゾエミキ) (イラスト) イラストレーター。女子美術大学産業デザイン科卒。植物・ガーデニング・料理・スイーツ・インテリアなど、生活の身近な情景を描く。著書に『ケーキ物語』『クッキー物語』(講談社)、『あかちゃんスイートメモリー』(梧桐書院)など。
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菓の辞典|長井史枝, いのうえ彩
¥1,650
雷鳥社 2022年 ハードカバー 256ページ 2.2 x 11.2 x 16 cm - 内容紹介 - ラムセス3世が親しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。 約130種類の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。 お菓子一つひとつが持つストーリーを古代から現代へと並べて掲載。 ぺージをめくるたびに現代へと近づき、まるで「お菓子」で時代を旅する気分に。 ▶十字軍が遠征したり、王族の子女が他国に嫁いだりすると、もれなくお菓子文化が発展していた。 ▶人から人へ、国から国へ。「人が動けばお菓子も動く」だったのです。 「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。 目次 古代のお菓子たち 中世(5~14C) 001 古代の香りただよう濃厚な味わい ..............................................................................................................チーズケーキ P20 002 マフィアも虜にしたリコッタクリーム ...........................................................................................................カンノーリ P22 003 禁じられるほど美しい 復活祭のお菓子 ......................................................................................................カッサータ P24 004 チンギス・ハンも認めた滋養ケーキ.............................................................................................................パン・デピス P26 005 凸凹の格子模様がトレードマーク ........................................................................................ワッフル(ゴーフル) P28 006 お菓子作りの発展に大貢献したパン? ...............................................................................................................エショデ P32 007 タータンチェックは英国菓子のほこり ......................................................................................ショートブレッド P34 008 世界最古の”生命の“ クッキー .....................................................................................................................レープクーヘン P36 009 塩味から始まったフランス家庭菓子 ..............................................................................................................................フラン P38 010 ひと切れずつ食べながらクリスマスを待つ ...............................................................................................シュトレン P40 011 ローマ皇帝も魅せられたエレガントなケーキ ....................................................ガトー・ド・サヴォワ P42 012 サヴォイア家のフィンガービスケット .....................................サヴォイアルディ&ザバイオーネ P44 013 甘酸っぱい禁断の実のお菓子 ..............................................................................................................................アップルパイ P46 014 アーモンドが主役の白いゼリー ..................................................................................................................ブランマンジェ P48 近世(15~17C) 015 セザンヌの故郷に生まれた小さな銘菓 .................................................................................................................カリソン P52 016 ドーム型の大きなパン菓子 ..................................................................................................................................パネットーネ P54 017 古代から珍重された薬効ケーキ .................................................................................................ジンジャーブレッド P56 018 じっくりゆっくり焼いた年輪模様...........................................................................................................バウムクーヘン P57 019 決め手は修道士の真っ赤なリキュール .......................................................................ズッパ・イングレーゼ P58 020 建築家が作った初のセミフレッド .......................................................................................................................ズッコット P60 021 船上料理人が考案した蒸し料理 .........................................................................................................................................プリン P62 022 不名誉な名前の大人気デザート ............................................................................................................................トライフル P64 023 優雅な香りのヴィエノワズリー ........................................................................................................................ブリオッシュ P66 024 フランスで花開いたイタリアみやげ ...........................................................................................................................マカロン P68 025 ワインの産地に生まれた逸品 ...................................................................................................................................................カヌレ P72 026 悪酔いしないカーニバル菓子 ................................................................................クラプフェン&ボンボローニ P74 027 宗教心の詰まった小さな丸いパイ .................................................................................................................ミンス・パイ P76 028 エピファニーを祝う王様のお菓子 .............................................................................................ガレット・デ・ロワ P78 029 世界デビューしたアーモンドタルト .....................................................................................................アマンディーヌ P82 030 スプーンで割って食べれば幸せになる ................................................................................クレーム・ブリュレ P84 031 薄い生地で巻いたオーストリア銘菓 ..........................................................アプフェルシュトゥルーデル P86 032 主人の名をあげたアーモンド菓子 .......................................................................................................................プラリーヌ P88 033 修道女がつくった偶然の産物 .......................................................................................................スフォリア・テッラ P90 034 はじまりはクルミつきの丸い揚げ菓子 ..................................................................................................................ドーナツ P92 035 粥から生まれた王妃お気に入りのスイーツ ..................................................................................................クレープ P94 036 伝統のダークチェリージャムをはさんで ......................................................................................ガトー・バスク P96 037 その名は「クリーム入りキャベツ」 .....................................................................................................シュークリーム P98 038 歯がたたない固焼きビスケット .....................................カントゥッチ(ビスコッティ・ディ・プラート) P99 039 マリー・アントワネットご所望の朝食 ...........................................................................................................クグロフ P100 近代(18~19C) 040 抜群の汎用性はふたつの材料から........................................................................................................................メレンゲ P108 041 世間をザワつかせた愛の名前 ..........................................................................................................ピュイ・ダムール P110 042 ポルトガルの国民的菓子 ...................................................................................................................パステル・デ・ナタ P112 043 貝殻の形がまとうバターの芳香 .......................................................................................................................マドレーヌ P113 044 華やかな帽子をケーキに仕立てて .........................................................................................................シャルロット P114 045 パリ最古の菓子店の看板商品.................................................................................................................................................ババ P116 046 有名な型になった「できそこない」 .................................................................................................ガトー・マンケ P118 047 小さなシューで作るピエス・モンテ .......................................................................................クロカンブッシュ P120 048 ドイツ・バイエルン地方がルーツの冷菓 ......................................................................................................ババロア P122 049 じっくり時間をかけた栗の砂糖漬け .....................................................................................マロン・グラッセ P123 050 誰もが認めるチョコレートケーキの王様 ......................................................................................ザッハトルテ P124 051 命名はパン・菓子職人の__________守護聖人から ..................................................................................................サントノレ P126 052 美食家の名を冠したババの兄弟 ............................................................................................................................サバラン P128 053 パイの名は、椰子の葉、ハート、豚の耳......................................パルミエ(シュバインスオーレン) P130 054 パリジャン最愛のキュートなシュー菓子 ....................................................................................................エクレア P132 055 ブルダルー通りの大人気タルト ...........................................................................................タルト・ブルダルー P134 056 バターの香りに酔う小さな焼き菓子 .....................................................................................................................サブレ P136 057 シューを修道女の姿に模して.......................................................................................................................ルリジューズ P138 058 スコットランド生まれの愛され菓子 .................................................................................................................スコーン P140 059 チョコレートをはさんだ”貴婦人のキス“ .........................................................バーチ・ディ・ダーマ P144 060 名前の由来はアラビアの港町 ..................................................................................................................................................モカ P146 061 ブルターニュ産の有塩バターをたっぷり .........................................................................クイニー・アマン P148 062 シンプルが基本のバターケーキ ...........................................................................................................カトル・カール P149 063 創作は敬愛する英国女王のため ...............................................ヴィクトリアサンドイッチケーキ P150 064 ”千枚の葉“ という詩的な名前 ...........................................................................................................................ミルフイユ P152 065 歌姫お気に入りの天国の味 ..................................................................................................トルタ・パラディーゾ P154 066 ヴィクトリア時代の市松模様のお菓子 ..............................................................バッテンバーグケーキ P156 067 映えるお菓子の考案は出張料理人 .......................................................................................................ヴァシュラン P158 068 「金の延べ棒」の味を堪能して ..............................................フィナンシェ&ヴィジタンディーヌ P160 069 車輪を模したリングシュー .......................................................................................................................パリ・ブレスト P162 070 再現困難なエスコフィエの逸品 ...........................................................................................................ピーチ・メルバ P164 071 英国皇太子が命名した炎のデザート .....................................................................クレープ・シュゼット P166 072 コーヒーと好相性の濃厚ケーキ ......................................................................................................................ブラウニー P168 073 逆さまにして完成する飴色タルト ....................................................................................................タルト・タタン P169 074 カスタードの海にメレンゲの島 ............................イル・フロッタント(ウー・ア・ラ・ネージュ) P170 075 薪型のケーキを食べてミサを待つ ..........................................................................ビュッシュ・ド・ノエル P172 076 パンとスイーツ、ふたつの顔 ......................................................................................................アメリカンマフィン P174 077 飲み物を奪われた人々の苦肉のアイデア..................................................................................................サンデー P176 078 フランス発祥の「最中」的な洋菓子 .................................................................................................ダッコワーズ P178 079 イギリスの伝統的なクリスマス菓子 ...................................................................クリスマス・プディング P180 080 甘酸っぱいクリームにメレンゲをたっぷり ............................................................レモンメレンゲパイ P182 081 港町で生まれたマーマレードの副産物 .......................................................................ダンディー・ケーキ P184 082 イギリス名門校の大らかなデザート ............................................................................................イートン・メス P186 083 イギリスの真っ赤な夏のごちそう ......................................................................................サマー・プディング P188 084 祖先は古代の咳止めキャンディー.................................................................................................................マシュマロ P190__ 現代(20C~) 085 ヨーロッパの最高峰に思いを馳せて ..........................................................................................................モンブラン P198 086 ルーツは酪農家のごちそう ...........................................................................................................クレメ・ダンジュー P200 087 バレリーナのプリンは恋人のため ......................................................................................................パンナ・コッタ P202 088 アル・カポネ一味が賞賛したお菓子 ................................................................................トルタ・カプレーゼ P204 089 ケーキの王様は日本オリジナル .........................................................................................................ショートケーキ P206 090 モチーフは世界的バレリーナのチュチュ .............................................................................................パヴロヴァ P208 091 ドイツの黒い森のケーキ ......シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(フォレ・ノワール) P210 092 20 年間ベールに包まれていたレシピ .............................................................................................シフォンケーキ P212 093 アメリカ生まれの人気ナンバーワンクッキー ........................チョコレートチップクッキー P213 094 老舗ホテルから生まれた名作デザート ...........................................................プリン・ア・ラ・モード P214 095 イギリス政府が推した野菜ケーキ ..........................................................................................キャロットケーキ P216 096 大女優が命名した南仏のタルト ..........................................................................................................トロペジェンヌ P218 097 優雅さはモナ・リザの微笑みのごとく ..................................................................................................................オペラ P220 098 元気になれるイタリアンスイーツ ..................................................................................................................ティラミス P222 099 赤いいちごをパリのバラに見立てて ....................................................................................................................フレジエ P224 100 完全完璧なコールドデザート ..........................................................................................................................................パフェ P226 はじめに P2 いろいろなワッフル 作り方、食べ方、形の違い P30 フランス各地のマカロン 由来と特徴 P70 ガレット・デ・ロワの模様(レイエ) 自然のモチーフに願いを込めて P80 アフタヌーン・ティーの楽しみ方 由来と知っておきたいマナー P142 Column 1 人物index P102 2 氷菓 P192 3 チョコレート P194 発酵菓子とワイン アレンジレシピとペアリング P229 お菓子MAP P236 おわりに P244 INDEX P247 BIBLIOGRAPHY P252 前書きなど はじめに アマンドのリングシュークリームは、いつも忘れた頃にわが 家にやってきた。夜半前の父のみやげに困惑しつつ、家族でたっ ぷりのダブルクリームを頬張る至福。「生菓子は食べてしまわ ないと」と、誰かが粉糖まみれの口で言い訳したが、お菓子に は少しの罪悪感など瞬時に払拭する力があった。嗜好はさて おき、お菓子ほど然もない記憶を朗らかに残す食べ物はないと 思う。ネガティブな感情も、それなりに和らげてくれるからあ りがたい。私たちが生まれて初めて惹かれる味は「母乳」に感 じる「甘味」だというが、それも納得する。甘味は人生の折節 や喜怒哀楽にふさわしい特別な味なのだ。 仕事で食べ物に関わるようになった頃は、何よりも新しい味 や情報を見つけることにワクワクしていた。しかし、興味の方 向は歳なりに軌道修正されてきた。今は、既存のものを探って 魅力をひとつふたつと発見し、それを肴に味わい直すのが心地 いい。最新のスイーツ情報や革新的なレシピを発見するわけで もない、このスローな愉しみを共有していただけるなら嬉しい。 本書では、130あまりのお菓子の起源と形跡を探って『菓 の辞典』なりの順番で紹介している。できれば誕生順にと考え たが、残念ながらお菓子に出生届はない。それでもいくつかに は誕生の記述があり、他に口伝により認知されてきたもの、何 かのきっかけで突如脚光を浴び、あるいは改名や改良されて出 現したものなど、お菓子がたどってきた道は千差万別だ。その 一つ一つの運命に思いを寄せながら、数多ある逸話の一端と、 関わる話題を「世界の菓史」として紹介しようと思う。 本書を手にとって下さったみなさんのおやつの時間、幸せな 味覚の一片のスパイスになることを願って。 著者プロフィール 長井史枝 (ナガイフミエ) (著) ライター。2007年、リトルプレス『Bon Anppétit』 を立ち上げ取材・執筆活動を始める。スイーツ・ 料理のレシピ本制作に多く関わるほか、人物イ ンタビューや店舗取材も手がける。野菜ソムリエ。 著書に『田舎・郊外でお店、はじめました。』、 『菜の辞典』(雷鳥社)、関連書籍に『オープンサ ンドレシピブック』、『スイーツ便利百科』(誠文 堂新光社)、『Café Lisetteのお菓子』(エンターブ レイン)など。 いのうえ彩 (イノウエアヤ) (著) 京都府出身。美術工芸高校で日本画を3年間学 び、渡米。カリフォルニア州立大学の芸術学部 を卒業。帰国後はフリーランスとしてイラストと デザイン制作を行う。長年の憧れであった「ガ リ版(謄写版)」を入手して以来、その特徴的な 線に魅了される日々を送る。主にガリ版で原画を 描き、それを元に、自らデザイン制作なども行う。 www.ayaipaper.jp