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空間の未来|ユ・ヒョンジュン(兪炫準), オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳)
¥2,200
クオン 2023年 ソフトカバー 372ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 望ましい未来を創造する鍵は、階層間移動を可能にする〈新しい空間〉にある いま韓国でもっとも注目される建築家が、住宅、学校、会社、商業施設、自然環境などの問題を通じて語る、ポストコロナ時代の革新的な都市文明論。 韓国で10万部超のベストセラー 東方神起のチャンミン、SHINeeのオンユらが愛読し、テレビのトーク番組でも絶大な人気を誇る著者の代表作! *本書のカバーにはカラフルなチリが漉き込まれた用紙を用いています。ピンク色などのチリがランダムに表れ、一冊一冊表情が異なります。 - 目次 - 日本語版序文:もっとも似ている二つの国 はじめに:感染症は空間を変え、空間は社会を変える 1章:庭のようなバルコニーのあるマンション 2章:宗教の危機とチャンス 3章:千人の生徒、千通りの教育課程 4章:出勤は続くのか 5章:感染症は都市を解体させるだろうか 6章:地上に公園を生み出す自動運転地下物流トンネル 7章:グリーンベルトの保存と南北統一のためのエッジシティー 8章:商業施設の危機と変化 9章:青年の家はどこにあるのか 10章:国土をバランスよく発展させる方法 11章:空間で社会的価値を作り出す おわりに:気候変動と感染症―新しい時代を作るチャンス 訳者あとがき 前書きなど この本は、新型コロナウイルスの勢いがピークに達した時期に書かれた。現在は日常生活でマスクを外せるほどコロナの影響から解放されつつあるが、ここに書かれた内容はポストコロナ時代にも読まれる価値があると思う。ある人の本性を知るためには、危機に晒された時の様子を見るべきだといわれる。緊迫した危機の状況で本来の姿が現れるからだ。建築と空間、そしてその中の人間と社会も同じだ。コロナ禍のような危機に直面した際に見られる姿が、私たち人間と社会の断面を如実に見せてくれると思う。この本はそうした断面を見ようと努力した、一人の建築家の観察日記だ。私は二〇歳の頃からずっと、空間と人間の関係について考え続けてきた。建築空間は人間の姿を映す鏡と同じだ。建築空間を見ると人間の姿を類推することができる。建築空間が変われば人間は変わり、同じく人間と社会が変われば建築空間も変わる。新型コロナウイルスによって新たに知ることになった人間の姿と、よりよい社会を作るためにどのような空間が必要なのかについて、私の考えをまとめたのが本書だ。 (「日本語版序文」より) - 著者プロフィール - ユ・ヒョンジュン(兪炫準)(著/文) 人文建築家。 弘益大学建築都市学部教授。ユ・ヒョンジュン建築士事務所、およびスペース・コンサルティング・グループ代表建築士。 韓国の延世大学で学士号を、MITとハーバード大学大学院で修士号(建築設計)を取得。その後、世界的な建築家リチャード・マイヤーの設計事務所での勤務を経て現職。 主要な作品として、マグハクトン(Mug Hakdong)・アチウル住宅(PLAIT VILLA)・世宗サンソン教会(The HUG)などがある。またInternational Architecture Award Chicago Athenaeum、German Design Awardなど、国内外で40以上の建築賞を受賞。 建築と社会についてさまざまなメディアで発言するとともに、テレビ番組や自身のユーチューブチャンネル(シャーロック・ヒョンジュン/ 셜록현준)への出演でも注目されている。 著書『都市は何によって生きているのか』『どこで暮らすべきか』『空間が作った空間』『空間の未来』は、韓国の人文社会分野では異例のベストセラーとなった。 オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳) 韓国生まれ、1995年日本留学。東京学芸大学連合大学院学術博士。 新大久保語学院池袋校校長。学習院大学・大妻女子大学で日本文学・ジェンダー・韓国語・日韓関係論など、幅広い講義を担当している。 著書に『臨床文学論 臨床心理学的に読む文学の中の〈わたし〉』(ミンソクウォン)、共著に『キーワードで読む日本文学 春に和歌を、秋には俳句を覚える』(グロセウム)、『楽しく学ぶハングル2』(白帝社)、訳書にキム・オンス『設計者』(クオン)などがある。
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地球再生型生活記 : 土を作り、いのちを巡らす、パーマカルチャーライフデザイン|四井 真治
¥2,090
アノニマ・スタジオ 2023年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 生ゴミを堆肥に変え、土を肥やし、作物を育てる。人が暮らすことで、微生物や生きものの多様性が生まれ、その土地がより豊かになる。人間本来の役割を考え、これからの暮らし方を伝える、パーマカルチャーライフの入門書です。 - 目次 - 1章 人は地球のガン細胞なのか? 地球は巨大な生命体 ガイア理論 ウイルスは地球に免疫細胞 大量絶滅は進化のきっかけをつくってきた 人類の存在意義とは何か 2章 持続可能な暮らしができるまで パーマカルチャーとは何か パーマカルチャーとの出合い 山村の古民家でのパーマカルチャー 等身大のライフスタイルを求めて八ヶ岳へ 家族で始めた持続可能な暮らしの生活実験 林を開墾して得た気付き 農とは何か 植生遷移のコントロール 生活実験の中で気づいた人間本来の役割 竹林の存在で成り立つ持続可能な暮らし 持続可能な暮らしを作るということ 3章 持続可能な暮らしの仕組み 土をつくる(堆肥作り、堆肥小屋など) 農園をデザインする(コンターガーデン、コンパニオンプランツなど) 水をめぐらす(バイオジオフィルター、雨水利用など) エネルギー&資源を活用する(太陽熱、竹、畑の恵みなど) 道具をあつかう(古道具、動力機など) 4章 いのちとは何か 持続可能な暮らしは「土ができる暮らし」(命とは集める。自己組織化) いのちとは何か 40億年続く仕組み(命とは集め、蓄え、死は拡散する。この連続が自己組織化すると循環という持続する仕組みになる) 生物多様性の本当の意味(ポジティブフィードバックほか) 人間の本当の存在意義 巻末:これまでのおもな仕事集
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PIHOTEK 北極を風と歩く|荻田 泰永, 井上 奈奈
¥3,080
講談社 2023年 ハードカバー 32ページ A4変型判 - 内容紹介 - 「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。 北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。 頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。 北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。 たった一人、北極を歩いている。 命を支える道具 食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。 氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。 歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より) 「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより) - 著者プロフィール - 荻田 泰永 (オギタ ヤスナガ) (著/文) 北極冒険家。2000年よりカナダ北極圏やグリーンランド、北極海で主に単独徒歩での冒険を実施。これまでに17回の北極行を経験。2018年には日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功。2017植村直己冒険賞受賞。これまでに、北極と南極を1万km以上踏破。 井上 奈奈 (イノウエ ナナ) (著/文) 作家、画家。本に纏わる色々。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続け、近年は絵本作品を発表。2018年絵本『くままでのおさらい』特装版がドイツライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。 主な著作い『ちょうちょうなんなん』『猫のミーラ』『星に絵本を繋ぐ』がある。
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Savoir&Faire 土|エルメス財団
¥2,970
岩波書店 2023年 ハードカバー 406ページ 函入 A5判 - 内容紹介 - 自然素材にまつわる知識や技術の共有を目指すエルメス財団の取り組み、スキル・アカデミー。「木」に続く本書は、フランスで編まれた書籍シリーズ〈Savoir &Faire〉から9本を厳選・翻訳、日本語版オリジナルコンテンツを加え、陶芸、アート、歴史、建築、工業、民俗学などさまざまな切り口から、身近な素材である「土」に迫る。カラー図版多数。 - 目次 - 日本語版に寄せて……オリヴィエ・フルニエ 土とやきもの……ユーグ・ジャケ 黒い土と赤い土……赤坂憲雄 Ⅰ 土と生きる 土壌の豊かさと持続可能な農業における粘土の役割……リディア&クロード・ブルギニョン 生の土の建築──その様々な起源から今日まで……ティエリ・ジョフロワ 土と左官から見た日本の建築史……多田君枝 工業用セラミック分野での主な進歩……アンヌ・ルリッシュ ポートフォリオ《日本典型》……柴田敏雄 Ⅱ 土とつくる 技術、欲望、分類、恐怖──土と向き合う現代日本のアート……バート・ウィンザー=タマキ コンテンポラリー・アートにおける土……ジル・A・ティベルギアン ミケル・バルセロ──地形図 アトリエ訪問……ユーグ・ジャケ 土と手を合わせる……カネ利陶料 ポートフォリオ《土と身体》 Ⅲ 土と動く、土は動かす 釉薬……ジャン・ジレル 西洋陶磁略史──そのいくつかの起源から18世紀末まで……クリスティーヌ・ジェルマン=ドナ アドリアン・デュブシェ国立磁器美術館コレクションでたどる磁器の歴史……セリーヌ・ポール 技術と継承──海を越えて産地になるまで……三川内焼 ポートフォリオ《記憶のかけら》……小川待子、高橋マナミ 日本語版あとがき……説田礼子 写真・図版クレジット 著者・訳者略歴
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自然の風景論―自然をめぐるまなざしと表象|西田 正憲
¥2,420
SOLD OUT
清水弘文堂書房 2011年 ハードカバー 392ページ - 内容紹介 - 風景の記憶をたどり、暮らしと美の物語をつむぐ 待望の自然風景論 「自然風景地を知りつくし、深い思索をめぐらす元国立公園管理官(レンジャー)の渾身のライフワークである。紀行文、風景画、現代アート、環境文化、景観保護、自然観光などの幅広い風景文化から、暮らしと美をつなぐ物語をつむぎだし、独創的な風景論を展開している。成熟した現代社会の重要なテーマ=風景の根源的問題を考えさせられる労作である」(国際日本文化研究センター教授 白幡洋三郎) 日本図書館協会選定図書(第2801回 平成24年1月25日選定)
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日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅|ウィニフレッド・バード, 上杉 隼人(翻訳)
¥2,200
亜紀書房 2023年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - 〈北海道から九州まで〉 古代薫る地を往き、食べた、〝原日本〞の風景と暮らしに迫る異文化食紀行 ---------------------- 蕨(ワラビ)/ 蕗(フキ) 屈(コゴミ)/ 楤の木(タラノキ) 薇(ゼンマイ)/ 蕗の薹(フキノトウ) 栃の実(トチノミ)/ 孟宗竹(モウソウチク) 行者大蒜(ギョウジャニンニク)/ 山葵(ワサビ) 若布(ワカメ)/ 天草(テングサ) 海蘊(モズク)/ 茗荷(ミョウガ) 杉菜(スギナ)/ 銀杏(ギンナン) 二輪草(ニリンソウ)/ 大姥百合(オオウバユリ)…… 農耕以前よりこの国で食べられてきた野草や海藻。 「栽培作物」にはない、その滋味あふれる味わいと土地ごとの記憶をたどる旅が、今はじまる。 ──〈和歌の世界に誘われながら、時空を超えた食の旅へ〉 前書きなど 日本の豊饒な自然に触れることで、食料を大切にしたいと思えるし、ささやかな料理の楽しみが味わえる。こうした気持ちは栽培食物からはまず得られない。(「はじめに」より) - 著者プロフィール - ウィニフレッド・バード (ウィニフレッド バード) (著/文) 新聞記者、翻訳者、ライター。米国マサチューセッツ州・アマースト大学で政治学を学ぶ。2005年に来日し、英語教師、ジャーナリストとして活動。長野県松本市、三重県御浜町など地方都市で暮らしながら全国各地へ足を運び、広く日本の野草や海藻文化に触れる。環境問題、科学、建築などに関する記事をThe Japan Times, Kyoto Journal, San Francisco PublicPress, Pacific Standard, NPRなどに寄稿。 翻訳書に、Fox Tales(森見登美彦『きつねのはなし』)、The Pretty Boy in the Attic(西尾維新『屋根裏の美少年』)、Wolf Children:Ame & Yuki(細田守『おおかみこどもの雨と雪』)などがある。 現在はウィスコンシン州ドア郡ワシントン島で家族と生活しつつ、精力的に執筆、翻訳活動を続けている。長く料理に親しみ、天然野菜も栽培野菜も楽しく調理する。 上杉 隼人 (ウエスギ ハヤト) (翻訳) 翻訳者(英日、日英)、編集者、英文ライター・インタビュアー、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現大学院の前身)修了。訳書にマーク・トウェーン『ハックルベリー・フィンの冒険』上・下(講談社青い鳥文庫)、ジョリー・フレミング、リリック・ウィニック『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』(文藝春秋)、『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)、『スター・ウォーズ「マンダロリアン」シーズン1 公式アートブック』(グラフィック社)、マイク・バーフィールド『ようこそ!おしゃべり歴史博物館』(すばる舎)、ミネルヴァ・シーゲル『ディズニーヴィランズ タロット』(河出書房新社)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(共訳、岩波現代文庫)ほか多数。
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われらの牧野富太郎!|いとうせいこう(監修), 毎日新聞出版(編集)
¥2,420
毎日新聞出版 2023年 ソフトカバー 176ページ A5判 - 内容紹介 - 愛される植物学者を語り尽くそう! 高野文子/横山譲二/田中伸幸/稲垣典年/海老塚和秀/中島岳志/牧野一浡/額賀じゅんじ/塩田貴志/廣田智恵子/朝井まかて/長田育恵/高知県立牧野植物園/里見和彦/里見由佐(登場順) 2023年の春から放送されるNHK 2023年度前期の連続テレビ小説『らんまん』(主演・神木隆之介)は、「日本の植物学の父」とも言われる牧野富太郎がモデルとなっている。本書は「牧野富太郎愛」を貫き続けるマルチクリエイターのいとうせいこう氏監修によるビジュアル単行本。 牧野博士がかつて行っていた植物採集イベント「牧野植物同好会」を、いとう氏が博士に扮し現代によみがえらせるレポート、牧野博士を研究している識者や関係者のインタビュー、『らんまん』の脚本を担当する長田育恵氏といとう氏の対談、高知県立牧野植物園ガイド、牧野博士が歩いた高知県植物採集ポイントのガイド、博士の蔵書、アートデザインや文学的センスを伝えるコーナー、牧野博士作詞『植物採集行進曲』の一部を紹介する綴じ込み付録など、「牧野ワールド」が満載だ。 カバー表1のイラストは、漫画家でイラストレーターの高野文子氏が担当。 【目次】 牧野富太郎博士、われらのヒーロー! Our Hero Dr. MAKINO! Sprouting Up! 1 牧野博士ヒストリー The Father of Japanese Botany' Makino's Life Tale 2 プランツ・パーティ!!! Plants Party!!! Festival of the Future 3 われらの牧野富太郎! Makino Tomitaro, Our Hero! 4 長田育恵×いとうせいこう 牧野博士の「らんまん人生」を語り尽くそう Life is a Flower Ikue Osada x Seiko Ito 5 われらの牧野植物園ガイド A Worker's Guide to The Makino Botanical Garden 6 牧野富太郎とめぐる植物の旅in高知 A Walkers Travelogue to Kochi in the Footsteps of Makino Tomitaro 7 牧野博士のたのしい蔵書 Makino's Library a homage to plants and a Diversity in Reading 8 牧野富太郎、驚異のセンス Dr. Makino's Aesthetic Art ・Design・ Words! 付録 植物採集行進曲 Plants & Peace on Earth
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人間がいなくなった後の自然|カル・フリン, 木高 恵子(翻訳)
¥3,740
草思社 2023年 ハードカバー 400ページ 四六判 - 内容紹介 - 人間が消えれば、自然は回復・新生する―― これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。 サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛! 戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、 実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。 世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、 環境人文学の最先端を行く野心作。 「二年間かけて、最悪のことが起きてしまった場所を旅した。戦争、原子炉のメルトダウン(炉心溶融)、自然災害、砂漠化、毒化、放射能汚染、経済崩壊に見舞われた風景である。世界の最悪の場所ばかりを次々に並べる本書は暗黒の書というべきかもしれない。しかし実のところ、本書は救済の書なのである……ある場所が見違えるほど変わってしまい、すべての望みが絶たれたように見えるとき、どのようにして別の種類の生命の可能性を育むのだろうか。」 (本書より) ●目次 第一部:人間のいない間に 第一章 荒地:スコットランド、ウエスト・ロージアンのファイブ・シスターズ 第二章 無人地帯:キプロスの緩衝地帯 第三章 旧農地:エストニア、ハリュ 第四章 核の冬:ウクライナ、チョルノービリ 第二部:残る者たち 第五章 荒廃都市:アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト 第六章 無秩序の時代:アメリカ合衆国、ニュージャージー州、パターソン 第三部:長い影 第七章 不自然な淘汰:アメリカ合衆国、スタテンアイランド、アーサー・キル 第八章 禁断の森:フランス、ヴェルダン、ゾーン・ルージュ 第九章 外来種(エイリアン)の侵略:タンザニア、アマニ 第一〇章 ローズコテージへの旅:スコットランド、スウォナ島 第四部:エンドゲーム 第一一章 啓示:モンセラトの首都 プリマス 第一二章 大洪水と砂漠:アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ソルトン湖 - 著者プロフィール - カル・フリン (カル フリン) (著/文) 作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得。著書にオーストラリアの植民地問題を扱った「Thicker Than Water」がある。 木高 恵子 (キダカ ケイコ) (翻訳) 淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として小学館ホームパルその他で勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校、インタースクール大阪校に通学し、英日翻訳コースを修了。訳書に『ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物』(草思社)がある。
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世界からコーヒーがなくなるまえに | ペトリ・レッパネン, ラリ・サロマー
¥1,980
青土社 2019年 ソフトカバー 260ページ 四六判 - 内容紹介 - コーヒー革命ははじまっている 大量消費と気候変動のせいで、私たちが今までのようにコーヒーを飲める日は終わりを迎えつつある。コーヒーを次世代にも残すために私たちは何をすべきなのか? 環境に配慮した良心的なコーヒーの生産と消費は可能なのか ?大手企業の利己的な活動を批判するにとどまらず、一人一人の消費者が流されず、倫理的な選択をし、大切に育てられた豆を味わって消費する事が将来へとつながると説く。コーヒーの未来を、また食料の未来を考えるための一冊。
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山の本棚|池内 紀
¥1,980
SOLD OUT
山と溪谷社 2023年 ソフトカバー 472ページ 18 x 12.8 x 3.24 cm - 内容紹介 - 古今東西、山と人、自然から生まれた言葉の森を、池内紀と歩く。 山岳関連書だけでなく、その選書はエッセイ、詩集、民俗学、小説、図鑑、技術書など多種多様。 ドイツ文学者にてエッセイイストであり、登山、散歩、旅を愛した池内紀が描く「山」の本の世界。 153回という、『山と溪谷』でも指折りの長期連載を単行本化! ■内容 『飯田蛇笏集成』飯田蛇笏 『楢山節考』深沢七郎 「照葉樹林文化論」中尾佐助 『越後山岳』日本山岳会越後支部 編 「高野聖」泉 鏡花 『山びとの記 木の国 果無山脈』 宇江敏勝 「湖畔手記」葛西善藏 『友へ贈る山の詩集』串田孫一、鳥見迅彦 編著 『日本山嶽志』高頭 式 編纂 『戸隠の絵本』津村信夫 『ヒマラヤ文献目録』薬師義美 編 『高安犬物語』戸川幸夫 『山の人生』柳田國男 編 『強力伝』新田次郎 『富士山』草野心平 「秋山記行」鈴木牧之 『猪・鹿・狸』早川孝太郎 『蒙古高原横断記』東亜考古学会蒙古調査班 『川釣り』井伏鱒二 『山びこ学校』無着成恭 編 『星三百六十五夜』野尻抱影 『太古の呼び声』ジャック・ロンドン 辻井栄滋 訳 『愛酒楽酔』坂口謹一郎 「戦場の博物誌」開高 健 『魚の四季』末広恭雄 『犬と狼』平岩米吉 『手仕事の日本』柳 宗悦 『柳宗民の雑草ノオト』柳 宗民 『民俗のふるさと』宮本常一 『花の知恵』モーリス・メーテルリンク 高尾 歩 訳 『吉野の民俗誌』林 宏 「山男について ほか」南方熊楠 『金谷上人行状記 ある奇僧の半生』横井金谷 『私の古生物誌 未知の世界』吉田健一 『ムササビ その生態を追う』菅原光二 『[図解]焚火料理大全』本山賢司 『山の声』辻まこと 『新編 百花譜百選』木下杢太郎 前川誠郎 編 『夢の絵本 全世界子供大会への招待状』茂田井 武 『チャペックの犬と猫のお話』カレル・チャペック 石川達夫 訳 「補陀落渡海記」井上 靖 『動物園の麒麟』 ヨアヒム・リングルナッツ 板倉鞆音 編訳 『チロル傳説集』山上雷鳥 『伊佐野農場図稿』森 勝蔵 石川 健 校訂 石川明範、山縣睦子 解説 『僕と歩こう 全国50遺跡 考古学の旅』森 浩一 『登山サバイバル・ハンドブック』栗栖 茜 『人生処方詩集』エーリッヒ・ケストナー 小松太郎 訳 『リゴーニ・ステルンの動物記 北イタリアの森から』マーリオ・リゴーニ・ステルン 志村啓子 訳 『種の起原』チャールズ・ダーウィン 八杉龍一 訳 『森の不思議』神山恵三 『気違い部落周游紀行』きだみのる 『北アルプストイレ事情』信濃毎日新聞社 編 『百物語』杉浦日向子 『孤島の生物たち ガラパゴスと小笠原』小野幹雄 『娘巡礼記』高群逸枝 堀場清子 校注 『ファーブル記』山田吉彦 『きのうの山 きょうの山』上田哲農 『恐竜探検記』R・C・アンドリュース 小畠郁夫 訳・解説 『道具が語る生活史』小泉和子 『奈良大和の峠物語』中田紀子 『アルプスのタルタラン』アルフォンス・ドーデー 畠中敏郎 訳 「日本九峯修行日記」野田泉光院 「霊の日本」小泉八雲 大谷正信、田部隆次 訳 『日本の島々、昔と今。』有吉佐和子 『檜原村紀聞 その風土と人間』瓜生卓造 『日本の職人』遠藤元男 『山のABC』畦地梅太郎、内田耕作、尾崎喜八、串田孫一、深田久彌 編集 『虫の文化誌』小西正泰 『日本の放浪芸』小沢昭一 『雨飾山』直江津雪稜会 編 『酸ケ湯の想い出』白戸 章 語り 逢坂光夫 聞き手 『知床紀行集』松浦武四郎 『たたらの里』影山 猛 『越後の旦那様 高頭仁兵衛小伝』日本山岳会 編 『図説雪形』斎藤義信 『金毘羅信仰』守屋 毅 編 『サルのざぶとん 箱根山動物ノート』田代道彌 『照葉樹林文化とは何か 東アジアの森が生み出した文明』佐々木高明 『山で唄う歌』戸野 昭、朝倉 宏 編 『富嶽百景』葛飾北斎 鈴木重三 解説 『窪田空穂随筆集』窪田空穂 大岡 信 編 『にっぽん妖怪地図』阿部正路、千葉幹夫 編 『富士山に登った外国人 幕末・明治の山旅』山本秀峰、村野克明 訳 『星の文化史事典』出雲晶子 編著 『日本の食風土記』市川健夫 『山に生きる人びと』宮本常一 『植物一日一題』牧野富太郎 『日本之山水』河東碧梧桐 『日本アルプスの登山と探検』ウェストン 青木枝朗 訳 『伊予の山河』畦地梅太郎 『甲斐の落葉』山中共古 『現代日本名山圖會』三宅 修 『平野弥十郎 幕末・維新日記』桑原真人、田中 彰 編著 『山野記』つげ義春 編 『幻談』幸田露伴 『三角形』ブルーノ・ムナーリ 阿部雅世 訳 『江戸時代 古地図をめぐる』山下和正 『どうして僕はこんなところに』ブルース・チャトウィン 池 央耿、神保 睦 訳 『鉄道旅行案内』 『山野河海の列島史』森 浩一 『山の幸』山口昭彦 解説 木原 浩、平野隆久 写真 『甲斐の歴史をよみ直す 開かれた山国』網野善彦 『クマグスの森 南方熊楠の見た宇宙』松居竜五 ワタリウム美術館 編 『マルハナバチ 愛嬌者の知られざる生態』片山栄助 『対訳 技術の正体』木田 元 マイケル・エメリック 訳 『昭和自然遊び事典』中田幸平 『山岳霊場御利益旅』久保田展弘 『井月句集』井上井月 復本一郎 編 『きのこの絵本』渡辺隆次 『木馬と石牛』金関丈夫 『クモの網』船曳和代 新海 明 『写真句行 一茶生きもの句帖』小林一茶 句 高橋順子 編 岡本良治 写真 『火山列島の思想』益田勝実 『写真集 花のある遠景』西江雅之 『自然の猛威』町田 洋、小島圭二 編 『霊山と日本人』宮家 準 『ときめくカエル図鑑』高山ビッキ 文 松橋利光 写真 桑原一司 監修 『音楽と生活 兼常清佐随筆集』杉本秀太郎 編 『建築家の名言』Softunion 編 『町並み・家並み事典』吉田桂二 『新修 五街道細見』岸井良衛 『新 道具曼陀羅』村松貞次郎 岡本茂男 写真 『日本山海名産図会』 『秋風帖』柳田國男 『日本フィールド博物記』菅原光二 写真・文 『民間学事典』鹿野政直、鶴見俊輔、中山 茂 編 『東京下町1930』桑原甲子雄 『花の神話学』多田智満子 福澤一郎 装画 『絵図史料 江戸時代復元図鑑』本田 豊 監修 『東京徘徊 永井荷風『日和下駄』の後日譚』冨田 均 『幸田露伴 江戸前釣りの世界』木島佐一 訳・解説 『幕末下級武士の絵日記 その暮らしと住まいの風景を読む』大岡敏昭 『菅江真澄遊覧記』菅江真澄 内田武志、宮本常一 編訳 『天一美術館』 『谷内六郎の絵本歳時記』谷内六郎 絵と文 横尾忠則 編 『津浪と村』山口弥一郎 石井正己、川島秀一 編 『古道巡礼 山人が越えた径』高桑信一 『井伏鱒二全詩集』井伏鱒二 『JTBの新日本ガイド 名古屋 三河湾 美濃 飛驒』 『湯治場通い』野口冬人 『東海道五十三次ハンドブック』森川 昭 『科の木帖』宇都宮貞子 『光の街 影の街 モダン建築の旅』海野 弘 平嶋彰彦 写真 『ぼくは散歩と雑学がすき』植草甚一 『新版 娘につたえる私の味』辰巳浜子 辰巳芳子 『富士山の噴火 万葉集から現代まで』つじよしのぶ 『カントリー・ダイアリー』イーディス・ホールデン 岸田衿子、前田豊司 訳 『日本列島 地図の旅』大沼一雄 『山の文学紀行』福田宏年 『近世紀行文集成 第一巻 蝦夷篇』板坂耀子 編 『木』幸田 文 『和菓子を愛した人たち』虎屋文庫 編著 『神主と村の民俗誌』神崎宣武
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キッチンからはじめるSDGs 乾物と米粉でサステナブル・クッキング|サカイ優佳子, 田平恵美(DRY and PEACE)
¥2,200
実生社 2023年 ソフトカバー 144ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 「SDGs」を、どうやったら「自分ごと」にできるでしょうか? 毎日の家事の合間にひと工夫するだけでできることは、たくさんあります! 冷蔵庫の隅で眠る、使いきれなかった野菜を干せば食品ロスを減らせます。 自家製乾物の「かんたん」な作り方のほか、 「もしも」の時に役立つふだん使いのレシピを豊富に紹介。 乾物は「古くさい」「同じ味ばかり」ではありません! さらに一家に一袋、「米粉」があれば、小麦粉は必要ないと知っていましたか? 国内産の米粉を使えば、農村の風景を守ることにつながります。 さあ今日から、サステナブル・クッキングを始めてみましょう! 目次 もくじ はじめに ―― 私たちのキッチンから未来を変えよう 第1章 キッチンから見る! 乾物を使うだけで、暮らしが変わる! 1.すごいぞ、乾物の底力 パパセカ(乾燥じゃがいも)との運命的なであい 東日本大震災のときに見た、ショッキングな光景 2.乾物を使う5つのメリット メリット① 乾物は「いつも」使えて「もしも」の備えとなる メリット② 冷蔵庫がいらないから省エネになる メリット③ 乾物は軽いので輸送時の二酸化炭素排出の削減になる メリット④ 畑での食品ロス削減になる メリット⑤ 家庭での食品ロス削減になる ★もしものときに使いやすい、乾物の例 3.発見! 乾物の新しい使い方 乾物は和食のためのもの、という誤解/乾物は「水」ではなく、「水分」で戻す/乾物を使えばむしろ時短料理になる ★乾物にも旬がある 乾物カレンダー 第2章 野菜を干して乾物にすると、いいことがいっぱい! 1.みんなが野菜を捨てずに干して保存するようになったら? 野菜を干すと、いいことがいっぱい ムダなく使い切れる/多くの種類を常にストック可能/ 好きな形の干し野菜を作れる 2.やってみれば簡単! 野菜の干し方 用意する道具/野菜の干し方3種類/気をつけるポイント/野菜別 気を付けるポイント/Q&A/干した野菜の保存方法/ 干して満足しない! ◇ 乾物シフトのためのヒントレシピ 1 水不要、加熱不要 ツナ缶で戻す切り干し大根 2 フルーツ缶詰で戻す寒天入りスイーツ 3 数種の干し大根のサラダ + ごま&しょうゆドレッシング 4 ヨーグルトで戻した切り干し大根の豚キムチ 5 しょうが風味の干し大根飯 6 乾物スープ 7 切り干し大根と高野豆腐の麻婆 8 車麩のフレンチトースト 9 ドライフルーツと乾燥ほうれん草の白和え 10 ヨーグルトで戻した煎り大豆とりんごのサラダ 11 別茹でなし!3種の干しきのこのパスタ 12 干したごぼうの炊き込みご飯 13 輪切り大根と甘酒のべったら漬け風 第3章 家で米粉を使うだけで、未来が変わる! 1.一家に一袋、米粉があるようになったら? なぜいま、米粉? 田んぼのある風景の価値 主食の米がある安心 一家に一袋米粉があれば、小麦粉も片栗粉もいらない いまこそ、米粉! ◇ 米粉活用レシピ 1 米粉で作るホワイトソース 2 米粉の天ぷら衣 3 水溶き米粉 4 コメティーヤ(米粉で作るトルティーヤ) 5 ストレッペ(米粉で作る手びねりパスタ) 6 にんじんポタージュ 7 黒ごまプリン 8 米粉パンケーキ 9 レモンドーナッツ 10 粉蒸牛肉(牛肉の米粉蒸し) 11 アサリとニラのチヂミ 12 鶏肉の治部煮風ツルンと煮 13 紅茶風味のサクサククッキー 第4章 キッチンでできるサステナブルなアイデア 家で料理をする人が増えたら何が変わる? フードマイレージとは? まだ成長途中の魚を食べないようにしたら? 肉を食べる量をみんながちょっとずつ減らしたら? 食生活を記録することで何が見える? ドレッシングやたれ、手作りできる? いらない食材を誰かに差し上げることができたら? 廃食用油を集めて再利用してくれるサービスがあったら? ペットボトルをスーパーの回収スポットに持っていくとポイントが貯まったら? 量り売りや少量販売が増えたら? コミュニティキッチンの可能性 第5章 楽しくおいしくサステナブルに!乾物カレーのすすめ 1.「乾物カレーの日」って? 2.循環の和で環境を育もう ★2022年 集まらない乾物カレーの日 ★DRYandPEACEの乾物ドライカレー 前書きなど はじめに ― 私たちのキッチンから未来を変えよう 今あなたが食べているものが、誰によって、どこでどんな方法で作られたのかを考えてみたことはありますか? 食べることは、私たちのカラダや心を作ります。 でも、それだけではありません。 私たちが食べることは、家で料理をするにしても、お弁当を買って食べるにしても、外食をするにしても、完全に自給自足の暮らしをしている人以外は、誰かにお金を払っているはずです。そのお金は、巡り巡ってその料理ができるまでの過程にいる誰かの手に渡っていきます。 私たちが食べることは、遠く地球の果ての国の生産者を潤すかもしれない。 私たちが食べることは、地元に田んぼを残すことにつながるかもしれない。 私たちが食べることは、赤とんぼがいる風景を生むかもしれない。 その一方で、私たちが食べることは、ある魚を絶滅に追い込んでいるかもしれない。 私たちが食べることは、どこかの土地を痩せさせているかもしれない。 私たちが意識するかしないかにかかわらず、私たちが何を食べるかという日々の小さな選択が、地球のどこかと繋がっていて、未来の社会を変えていきます。 例えば、日本のスーパーではお馴染みのチリ産のサケ。チリにはもともとサケは棲んでいませんでした。サケの養殖に適していると考えたある商社が、チリにサケを持ち込み、生産を始めました。私たちがチリ産のサケを食べなければ、チリのサケ産業はおそらく衰退してしまうでしょう。 私たちがふだん口にするチョコレート。でも、原料であるカカオの生産者たちの多くは、チョコレートを口にしたことがないのだそうです。児童労働や奴隷に近い状態で働いている人たちがいることで、私たちは安価にチョコレートを口にすることができます。フェアトレードのチョコレートを買うことは、生産者たちに適正な賃金を支払うことに繋がります。 食料自給率が極端に低いといわれる日本。2021(令和3)年度のカロリーベースの食料自給率は38%に過ぎず、食料の多くを海外に依存しています。その一方で、食べることができるにもかかわらず廃棄されている食品ロス〔2020(令和2)年度推計値〕は、522万トン。事業系が275万トン、家庭系が247万トンにも及びます。国民1人当たり、毎日ご飯茶碗1杯に近い量を捨てており、年間では41㎏捨てていることになります。 水を使い、土地を使い、肥料を使い、人が働き、日本の小売店まで運んでくるためにエネルギーを使い、二酸化炭素を排出しながら輸送し、そしてやっと私たちの家まで届いた食材。私たちが食材を廃棄することは、ただ目の前にある食べものを捨てているだけではなく、この全てを無駄にしていることになります。 さらには、廃棄することで、ゴミの回収や焼却処理の過程で、ここでもエネルギーを使い、二酸化炭素を発生させています。水分が多いまま焼却すれば、その水分量が6割程度になるまでは水を燃やしているようなものです。また、ゴミ処理に使われる税金は、他のことに回すことができたかもしれません。 2015年には73億人だった世界の人口は、2050年に97億人に達すると国連は予測しています。一方で、世界の飢餓人口は2021年には8億2800万人にも及んでいます。環境破壊が進み、土壌も痩せ、新たな農業革命が起こることで爆発的な収量アップを期待することもできません。 私たち一人ひとりが意識を変え、未来をより良いものにしたいと願い、小さな行動を起こしていくことが必要とされています。サステナブルな未来への変化は、誰かが起こしてくれるのではなく、私たちのキッチンからこそ始まるのです。 私たちは、2007年から米粉のレシピ研究を、2011年から乾物レシピの研究をしてきました。この本では、私たちが続けてきた活動をご紹介しています。今日からでも小さな行動を起こすきっかけになるようにと思って、レシピも掲載しました。あなたも、自分にできることは何かを考えながら読んでいただけたら嬉しいです。 版元から一言 本書とともに、サステナブルな暮らしへの一歩を踏み出してみませんか? - 著者プロフィール - サカイ優佳子/田平恵美(DRY and PEACE) (サカイユカコ タビラエミ ドライアンドピース) (著) 2002年より、食と社会のつながりを重視した食育ワークショップを各地で開催。 田んぼを残したいという想いから2007年に米粉レシピの研究をスタート。乾物は古くて新しい未来食と捉え、2011年から、現代の食卓に合った活用法を研究している。著書、メディアなどで積極的に発信し、企業とともにレシピや商品を開発するほか、講座開催や講師養成にも力を入れている。著書に『乾物マジックレシピ』(山と渓谷社)など。 facebook https://www.facebook.com/dryandpeace/
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ブッシュクラフターズ BUSHCRAFTERS|見城 了
¥2,090
山と渓谷社 2023年 ソフトカバー 176ページ 四六判 - 内容紹介 - 自然を感じるプリミティブなキャンプスタイル ブッシュクラフトの世界への誘い 自然の素材を使って、生活の道具を作るブッシュクラフト。 ライターを使わないで火を起こし、木をつかってタープを張る。 11組のブッシュクラフターによる、キャンプスタイルをご紹介。 ■内容 「ブッシュクラフト」を操る11組のキャンプスタイル 01久保俊治 02川口 拓 03越山哲老 04長野修平 05相馬拓也 06長谷部 雅⼀ 07ブリティッシュブッシュクラフト 08酒井 隼人 09山本 未央 10猪野 健太 11軍幕野営会 【ブッシュクラフターズ・コラム】 ファイヤウッドキャリーの作り方/レイジートラッカーズヒッチ/器の作り方/ランタンハンガーの作り方/バトニングハンマーの作り方/ きりもみ式着火の方法/木製簡易テーブルの作り方/簡易トライポッドの作り方/ファイヤーリフレクターの作り方
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カラハリが呼んでいる | ディーリア・オーエンズ, マーク・オーエンズ, 小野 さやか(翻訳), 伊藤 紀子(翻訳), 伊藤 政顕(監修)
¥1,430
早川書房 2021年 ハヤカワ文庫NF ソフトカバー 704ページ 文庫判 縦157mm 横106mm 厚さ27mm - 内容紹介 - 若き日のディーリア・オーエンズと夫が、美しく過酷なカラハリの自然と暮らした研究の日々を綴る、ネイチャー・ライティングの傑作。
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マル農のひと|金井 真紀, 道法正徳(監修)
¥1,870
左右社 2020年 ソフトカバー 248ページ 四六判 - 内容紹介 - 爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!! 瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。 2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。 目次 はじめに 登場人物 第1部 農の伝道師、道法正徳さんのはなし シンプルでまったく新しい農法ができるまで 農法を伝えるために、東へ西へ え? 縛るだけでいいの? チャラ男、技術指導員になる すべては、ひとつの疑問から始まった ひとを見ないで、ミカンを見る 大切なのは石ころじゃった ちょっといっぷく1 改めてミカンについて考える かっこいい先輩、現る 禁断の縛り」との出会い その栽培方法はデマですよ あっと驚く植物ホルモン! いままでのせん定はまちがっていました ガリレオになった日 そしてついに、本格的な左遷…… 手抜きして、いいミカンをつくる くだものも野菜も仕組みは同じ 道法スタイルの伝道師となる 第2部 それぞれの農の挑戦 道法スタイルの実践者たち ゲルに住み、リンゴを育てる 林貴士さん 父親に隠れて道法スタイルを実践する ヘイさん ちょっといっぷく2 肥料はいいやつか、悪いやつか 自然栽培を研究する科学者 矢野美紀さん 酪農から転身し、無肥料リンゴを模索する 松村暁生さん 震災後の福島で、電力およびワインをつくる 山田純さん ちょっといっぷく3 自然農法とか有機農業とか 兵庫・丹波に住まう農の達人 橋本慎司さん 走り続ける公務員と水俣病のはなし 福田大作さん おわりに DOHO STYLE 応援隊 - 著者プロフィール - 金井 真紀 (カナイ マキ) (著/文) 1974年生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て、2015年より文筆家、イラストレーター。著書に『世界はフムフムで満ちている』『酒場學校の日々』(いずれも皓星社)、『はたらく動物と』(ころから)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『サッカーことばランド』(ころから)、『虫ぎらいはなおるかな? 』(理論社)など。農業経験は、田植えの手伝いをわずかに5回ほど。 道法正徳 (ドウホウ マサノリ) (監修) 1953年広島県呉市豊浜町豊島生まれ。肥料・農薬を施さない安全でおいしい果樹・野菜づくりの提案、地球環境に重要な地下水を守る農業技術の普及に努めている。国内外で指導、講演を行う。株式会社グリーングラス代表。著書に川田健次名義で『高糖度連産のミカンづくり』(農山漁村文化協会)、監修した本に『道法スタイル 野菜の垂直仕立て栽培』(学研プラス)など。
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大きな 大きな 大きな 足あと: もし全人類がひとりの超巨人だったら|ロブとトム・シアーズ, きたむら さとし (翻訳)
¥2,420
創元社 2022年 ハードカバー 96ページ 18.1 x 1 x 25 cm - 内容紹介 - 全人類が1人の巨人に! 地球の未来は?! 人類すべてを合体させて、 ひとりの超巨人を作ってみる。 超巨人になった〈わたしたち〉は、 地球の未来のために何ができるかな? 地球に存在する 数字だけだったら想像するのも難しい 大きなものや多いものを、 わかりやすいサイズに合体させて、 いろんなものと比べてみると、 びっくりするようなことがあらわれた! 〈合体人間〉 地球生物への最大の脅威、 そしてまた最大の希望。 ・目はサッカーコート大に! ・64mの〈合体ホホジロザメ〉もひとつかみ! ・地球一周3時間で走れる! そんな超巨人が巻き起こすものは…… ********* ◆斎藤幸平先生 推薦! (東京大学准教授、 大ベストセラー『人新世の「資本論」』著者) すごい科学実験から見えてくる現実と、 この地球で、みんなが仲良く生きていくためのヒント。 そしたら次に資本主義の良くない点も見えてくるはず (本当に負荷をかけているのは誰だろう?) ********* わたしたち人類は80億人もいる。 みんな息をして、食べ、そわそわして、 むずかしいことを考えたりしている。 とにかく、ものすごい数だ…… ……そうかな? 人類すべてを合体させて、 ひとりの超巨人を作ってみる。 すごく賢い生き物 とは言えないかもしれないけれど、 〈合体人間〉は少しずつ気づき始める。 自分たちがこの地球という惑星の未来に、 どんな問題を引き起こしてしまったかを。 あらゆる数値や統計とまた 「合体理論」を利用した この〈自然科学絵本〉は あなたを含めたすべての人類のための、 自己発見の旅になるでしょう。 【もくじ】 世界には80億ちかい数の人間がいる。 ここで、ちょっと考えてみよう。 世界中の人間をすべて1か所に集めたとしたら 人間を全部まとめた、たったひとりの巨人を思い浮かべてみる 合体マシン 地球上の人間みんなが集まって、ひとつの体に 〈合体人間〉 目はサッカーコートとおなじくらいの大きさ 長い足で走れば地球一周3時間きっかりで走れる 〈わたしたち〉って、そうとう頭がいい? 野生のトラをすべて誘い出して合体させてみる 〈わたしたち〉つまり〈合体人間〉だけが巨大なわけじゃない 〈合体アフリカゾウ〉が年々どれだけ縮んでいるか見てごらん 海はずいぶんさびしいところになってしまった 〈合体イヌ〉 〈合体食べ物〉 人類は、ものをムダにしてしまうところがある 〈合体希少鉱物〉 地球全体が呼吸困難におちいりはじめている 地球はもう穴だらけ 〈わたしたち〉は木を切り倒すのも大好きだ 海に捨てているプラスチックのことを考えてみる 〈わたしたち〉もひどい状況の中にいる 過去に生きていた990億人分の人間のオバケ 地球上のすべての生物を合体させてみる でかいゴミのかたまり 巨大な脳全部を使って新しいゴールに向かったなら 大きな挑戦
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しんぴんよりもずっといい リサイクルのおはなし | ロバート・ブローダー(作), レイク・バックリー(絵)
¥1,650
SOLD OUT
パタゴニア 2022年 ハードカバー 44ページ A4変型判 縦216mm 横273mm - 内容紹介 - 「たすけてー!」 チリの海で遊んでいたイシドラとフリアンは泣き声を聞きました。それは捨てられた漁網に絡まったアシカの悲鳴でした。海の友だちを自由にしてあげたふたりは、この網をどうしたらいいか考えます。そして巣を作っていた鳥の助けを借りて、それをもう一度役立つものにリサイクルします。それは「しんぴんよりもずっといい」ものでした。 『しんぴんよりもずっといい:リサイクルのおはなし』は、子どもたちに問題を投げかけ、その解決策をどのように見つけるかを教えてくれる感動的な物語であり、海洋汚染の危険性について学びを与え、自然界と健全な関係を築くことを促します。 - 著者プロフィール - ロバート・ブローダー (作) 児童書作家のロバート・ブローダーは出版社であるRipple Grove Pressの創業者であり、パタゴニア初の絵本『しんぴんよりもずっといい』の著者。他の作品にSimon and Schuster出版の『Crow & Snow』、Kirkusのレビューで星を授与されたLittle Bigfoot出版の『Our Shed』などがある。バーモント州レイク・シャンプレーンの近くに妻と娘、2匹の猫、1匹の老犬とともに住み、日の出の直前にコーヒーを飲んでランニングに出るのが趣味。RobertBroder.com レイク・バックリー (レイク バックリー) (絵) カリフォルニア出身のレイク・バックリーはニューヨーク・シティを拠点にディレクター、クリエイティブ・ディレクター、イラストレーターとして活躍。パタゴニアとの関係は、彼女が自転車で全国を横断しながら女性が所有する農場を調査するための環境助成金を受けた2013年にはじまった。それ以来、Google、MIT、Nest、Instagram、YouTube、TEDx、SAP、ウォルマート、ブレオ、MTVなどに加え、パタゴニアがクライアントとなったことに喜びを感じている。彼女の作品はVimeoのスタッフピックに選ばれ、SPDアワード金賞を受賞し、NOWNESSやサンダンス映画祭やウォーカー・アート・センターなどで取り上げられたほか、ノルウェー国立美術館では常設展示されている。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで教壇に立ち、プリンストン大学の年次デザイン会議で演説した経験もある彼女の作品のスタイルは多様で、構想を視覚的に表現するのに最も効果的な方法を見つけることをつねに目指している。
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南米野外料理 アサード|ユルゲン・ケルネッガー, 田中 ケン, アディ・ビッターマン, フランツ・グレーシング, レオ・グラードゥル
¥3,190
グラフィック社 2020年 ハードカバー 224ページ B5変型判 縦240mm 横190mm - 内容紹介 - 鉄網で焼いて、塩だけで味付けをした肉を家族や仲間と囲んで食べる。南米の伝統的な野外料理、アサード。その料理法と精神をベースにアウトドア料理としてブラッシュアップした4人の料理人たちが送る「アサード」の指南書! 目次 序文/グリル/著者紹介/肉の部位(欧米式vs南米式の部位の定義)/基本のエレメント(熾火・肉・塩・時間)/メソッド(グリルのメソッドと道具の準備)/レシピ(鶏・豚・牛・ジビエと羊・魚介類・野菜と副菜・果物とデザート・基本レシピ)/おわりに(チームと謝辞・おくづけ) - 著者プロフィール - ユルゲン・ケルネッガー (ユルゲン ケルネッガー) (著/文) 「アサドール・デ・カサ・アサード」が認定するアサード職人。 仕事の傍ら、共著者の一人、レオ・グラードゥルとグリルコースを定期的に主宰。グリルの実践と知識の伝播に勤しむ。 他2人(アディ・ビッターマン、フランツ・グレーシング)も含め、いずれの著者もグリル料理の世界チャンピオンなど、野外料理のエキスパートである。 田中 ケン (タナカ ケン) (監修) アウトドアを取り入れることで、生活はもっと快適になるを信念に『快適生活研究家』として各メディアで活動。 アウトドアイベントも数多く手がける傍ら環境問題にも力を注ぐ。 著書に『田中ケンのOUTSIDECOOKING』(実業之日本社)、『アウトドア達人パパの快適家族術』(モダン出版)、DVD『A・Good Time Outdoor』シリーズ(中録サービス)の監修などがある。
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海の辞典 | 中村 卓哉
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2012年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 海にまつわる素敵な言葉を四季折々の美しい海の写真とともに綴る。 目次 1 海の色・音・風 2 波・潮の名前 3 海と海まわりの呼び名 4 海の季節・時間・場所 5 海のたとえ (心・人生 行動・状況・他) 6 海にまつわる大切なことば
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空の辞典 | 小河俊哉
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2014年 ハードカバー 319ページ 15.2 x 10.2 - 内容紹介 - 写真に癒され、お天気の勉強にもなる、手の平サイズの魅せる辞典! 四季や天候をあらわす空の言葉を、 雲・風・雨・雪・霧・光・色 の7つのテーマにわけて紹介。言葉にはそれを表す写真が添えられ、目で確認しながら、より具体的に意味を理解することができます。また、空はときどき、わたしたちの心を癒してくれるときがあります。そんなメッセージもところどころにさりげなく登場し、辞典でありながらも、心の栄養となるエッセンスも含んだ本です。老若男女問わず、プレゼントにも最適!
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菜の辞典 | 長井史枝, 川副美紀 (イラスト)
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2019年 ハードカバー 320ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 1年中目にするものから、ちょっと珍しいものまで、約180種の野菜を、美しいイラストとともに紹介。旬の時期・選び方・保存方法・食べ方・栄養素・効能効果なども端的に掲載。辞典シリーズらしいオシャレさ、可愛らしさはそのままに、実用としての使いやすさも兼ね備えた1冊です。 目次 はじめに この本の使い方 各栄養素のはたらきと食事摂取基準 からだを癒す野菜 ベジブロス インデックス - プロフィール - 長井史枝 (ナガイフミエ) (著/文) ライター。野菜ソムリエ。リトルプレス『BonAppétit』発行人。人物インタビューや店舗取材のほか、料理・スイーツのレシピ本制作にも多く関わる。著書に『田舎・郊外でお店、はじめました。』(雷鳥社)、関連書籍に『オープンサンドレシピブック』(誠文堂新光社)など。 川副美紀 (カワゾエミキ) (イラスト) イラストレーター。女子美術大学産業デザイン科卒。植物・ガーデニング・料理・スイーツ・インテリアなど、生活の身近な情景を描く。著書に『ケーキ物語』『クッキー物語』(講談社)、『あかちゃんスイートメモリー』(梧桐書院)など。
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草の辞典 野の花・道の草 | 森乃おと, ささきみえこ(イラスト)
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2017年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 野や散歩道でよく出会う、「あの」草花の名を知っていますか? 人気の「辞典シリーズ」第四弾! ! 「ハコベ」「ナズナ」「イヌフグリ」「ワレモコウ」……。 本書は、散歩道でよく見かける春夏秋冬の草花193種の美しい写真と、それぞれの花言葉を載せています。第二章では、草や花にまつわる言い回しや季語、名言などを集め、コラムでは「食事の時間」「お茶の時間」「癒しの時間」に分け、可愛いイラストとともに、〝スイバのスープ〟〝シロツメクサ茶〟〝ドクダミ化粧水〟など、野の草花を使った手づくりの料理やお茶、コスメなどのレシピを紹介します。第三章では薬草・毒草をまとめています。知れば知るほど、野の花や道の草が愛おしくなり、温かな気持ちとなれる一冊です。
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石の辞典 | 矢作ちはる, 内田有美 (イラスト)
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2019年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - トンガ坂文庫でも人気のある雷鳥社さんの辞典シリーズ。 本物そっくりの石はなんと全てイラスト。 石も、ページをめくるごとに硬度が上がって硬くなっていくという面白いこだわり。 自然が生み出した美しい造形の石が115点、 さらに世界中の石にまつわる文化や伝承まで幅広く収録されています。 手のひらサイズで持ち歩きにも便利なのもポイントです。
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波の地図 | 原田佳夏, なかひらまい(イラスト)
¥1,650
雷鳥社 2021年 ハードカバー 320ページ 新書判 - 内容紹介 - 「波」は、海の波だけではない!? 数々の文様に描かれたり、「波乱万丈」「人波にもまれる」といった慣用表現に使われたり、「電波」「音波」など物理の世界は「波」だらけだったりする。 本書は「文化としての波」をテーマに、知っているようで知らなかった波の森羅万象を楽しむ本。数多くの文献資料をもとにした文章と楽しいイラストで構成。肩の凝らないアート本としても楽しめます。 目次 まえがき プロローグ 波の一生 第1章 みえる波 第2章 波のかたち 第3章 波のすがた 第4章 みえない波 第5章 波のある地名 あとがき 版元から一言 現代を生きる私たちは「役に立つ」ことや「意味がある」ことが好きだ。何故なら、瞬時に判断し選択することが大切で有能だと思い込んでいるからだ。だから「役に立たない」ことや「意味が分からない」ことを遠ざけてしまう。 そんなふうに無駄を排除して生産性の高い行動をとっている現代の私たちは、何故かとても疲れている。 どこかに行きたい――そう思った時も私たちは地図を眺める。 あとがきより - 著者プロフィール - 原田佳夏 (ハラダヨシカ) (著/文) 物語屋。「朗読歌劇そらのおと」座付作家。ユング心理学研究会理事。出身・大分の地元に材を取ったオリジナル作品など舞台脚本多数。講談台本も手掛ける。映画脚本『老親』(監督:槙坪夛鶴子/2000年)、著作『脚本を書こう!』(青弓社)、120字小説『すゆ噺』他。映像・舞台・音声脚本、短編小説等、「物語」を書き続けている。小劇団の座付作家を経た後、物語屋として独自の路線を歩む。 「朗読歌劇そらのおと」https://solanote.org/ なかひらまい (ナカヒラマイ) (イラスト) 画家・作家。ユング心理学研究会理事。多摩美術家協会会員。セツ・モードセミナー卒業。著作『スプーの日記』シリーズ三部作(トランスビュー)。古代伝承研究本『名草戸畔(なぐさとべ)古代紀国の女王伝説』(スタジオM.O.G)。毎日新聞・大阪本社版連載童話『貝がらの森』(スタジオM.O.G)。物語創作、伝承研究、絵画、イラスト制作などを通して日夜、独自の視点でモノノケの世界の本質を探求している。 http://studiomog.ne.jp/
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作ろう草玩具 : 身近な草や木の葉でできる|佐藤 邦昭
¥1,320
築地書館 2016年 ソフトカバー 127ページ 縦210mm - 内容紹介- カタツムリ バッタ ヘビ 馬っこ 火の鳥 ネコジャラシの馬 ススキの傘 麦わらの手かご 麦わらのホタルかご 麦わらのガラガラ〔ほか〕