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木のみかた 街を歩こう、森へ行こう | 三浦 豊
¥1,100
ミシマ社 2017年 コーヒーと一冊 ソフトカバー 96ページ 四六判 縦18mm 横13mm 厚さ2mm - 内容紹介 - 街のなかにも「森」がいっぱい! 全国3000箇所以上もの森を歩き続ける「森の案内人」の目を通せば、 街なかの道路、路地に自然があふれているのがわかります。 いまの日本の森の現状や、榎や神樹などこれだけは知っておきたい「木」の見つけ方をお届け。 この本を持って、思わず外へ飛び出したくなる! 街のなかで森を見つける方法、教えます。 ○森の案内人がおすすめする 日本全国の「この木、あの森」付き - 著者プロフィール - 三浦豊 (ミウラユタカ) (著/文) 1977年京都市生まれ。森の案内人、庭師。 日本大学で建築を学んだ後、 庭師になるために京都へ帰郷。2年間の修行を経て、日本中を巡る長い旅に出た。 2010年より「森の案内人」として活動をはじめる。
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日本百低山 | 小林 泰彦
¥1,980
山と渓谷社 2024年 ヤマケイ文庫 ソフトカバー 608ページ 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ27mm - 内容紹介 - 1500メートル以下の名山100。 気軽に歩けて、味わい深い、低山歩きの楽しみをイラスト紀行で紹介! 日本全国、標高1500メートル以下の名山を、北海道・東北15山、関東42山、甲信越・東海20山、関西以西23山の、個性豊かな山々を収録。 気軽に出かけて、歴史や伝説などを味わいながら楽しく歩ける、低山ならではの楽しみを、イラスト紀行で紹介した名作がヤマケイ文庫で復活! 2001年刊行の山と溪谷社版を底本とし、原著のイラストを中心に文庫化。 - 目次 - ■内容 【北海道・東北】 藻岩山(北海道)/ニセコアンヌプリ(北海道)/樽前山(北海道)/渡島駒ヶ岳(北海道)/函館山(北海道)/恵山(北海道)/七時雨山(岩手県)/姫神山(岩手県)/太平山(秋田県)/泉ヶ岳(宮城県)/霊山(福島県)/蓬田岳(福島県)/鎌倉岳(福島県)/猫魔ヶ岳(福島県)/小野岳(福島県) 【関東】 筑波山(茨城県)/加波山(茨城県)/男体山(茨城県)/竪破山(茨城県)/八溝山(福島県・茨城県・栃木県)/古賀志山(栃木県)/晃石山(栃木県)/岩櫃山(群馬県)/嵩山(群馬県)/子持山(群馬県)/榛名山(群馬県)/妙義山(群馬県)/鹿岳(群馬県)/稲含山(群馬県)/荒船山(群馬県・長野県)/御荷鉾山(群馬県)/城峰山(埼玉県)/笠山(埼玉県)/秩父三峰山(埼玉県)/武甲山(埼玉県)/棒ノ折山(東京都・埼玉県)/伊豆ヶ岳(埼玉県)/釜伏山(埼玉県)/御岳山(東京都)/大岳山(東京都)/御前山(東京都)/川苔山(東京都)/権現山(山梨県)/高尾山(東京都)/天上山(東京都)/乳房山(東京都)/石老山(神奈川県)/高畑山(山梨県)/扇山(山梨県)/大山(神奈川県)/塔ノ岳(神奈川県)/金時山(神奈川県)/駒ヶ岳(神奈川県)/明神ヶ岳(神奈川県)/鋸山(千葉県)/伊予ヶ岳(千葉県)/富山(千葉県) 【甲信越・東海】 弥彦山(新潟県)/米山(新潟県)/金北山(新潟県)/石割山(山梨県)/大洞山(山梨県・静岡県)/足和田山(山梨県)/長者ヶ岳(山梨県・静岡県)/蛾ヶ岳(山梨県)/身延山(山梨県)/高社山(長野県)/独鈷山(長野県)/霧訪山(長野県)/浜石岳(静岡県)/竜爪山(静岡県)/天城山(静岡県)/高根山(静岡県)/発端丈山(静岡県)/鳳来寺山(愛知県)/本宮山(愛知県)/石巻山(愛知県) 【関西以西】 御在所岳(三重県・滋賀県)/霊仙山(滋賀県)/伊吹山(滋賀県)/武奈ヶ岳(滋賀県)/比叡山(京都府)/愛宕山(京都府)/二上山(奈良県)/三輪山(奈良県)/大和葛城山(奈良県)/多武峰(奈良県)/吉野山(奈良県)/高野山(和歌山県)/六甲山(兵庫県)/先山(兵庫県)/雪彦山(兵庫県)/蒜山(岡山県・鳥取県)/三瓶山(島根県)/弥山(広島県)/琴平山(香川県)/宝満山(福岡県)/英彦山(福岡県・大分県)/鶴見岳(大分県)/開聞岳(鹿児島県) 低山歩きの持ちもの/低山歩きの楽しみ
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奇妙で不思議な土の世界 | 英国王立園芸協会(監修), ウェンジア・タン(イラスト), ジャクリーン・ストラウド, マーク・レッドマイル=ゴードン, 林 健太郎(監修 | 翻訳), 北川 玲(翻訳)
¥2,420
創元社 2024年 ハードカバー 64ページ A4変型判 縦288mm 横237mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 土は、人間を含め、地球上のさまざまな生きものの暮らしを支えてくれる大事な存在ですが、私たちは土の性質や役割についてどれほど知っているでしょうか。 本書では、土の成分やさまざまな土の性質、生きものとのかかわり、自然環境のなかでの役割など、土と土がもたらす恩恵を、科学的な視点からわかりやすく説明しています。 複雑で、興味深い土の世界を楽しみながら学べる、科学絵本の傑作! ***** 土とそのまわりには、いろいろな生きものがいます。昆虫、ミミズ、菌類、そして目には見えない細菌たちが暮らしています。土は、栄養や水、有機物をたくわえて命をはぐくみます。あなたの足元にある土は、じつはとても複雑で興味深い世界なのです。 土はどこにでもありますが、意外と知られていないことがたくさんあります。 ・雨がほとんど降らない砂漠では、植物はどうやって生きのびているのでしょうか? ・ある菌類の大きさは、東京ドーム200個分ほどあるそうですが、信じられますか? ・土の扱い方ひとつで、地球温暖化の進行をおくらせることができると知っていますか? この本を読んで、土の性質や役割、土と生きものの関係を学びましょう! - 目次 - 〈もくじ〉 土はなぜ必要なの? 地球温暖化 土を構成するもの 土の層 土のなかの世界 作物の地上部と地下部 作物を育てる ミミズの仕事 分解 乾いた土 湿った土 美しい湿原 太陽と風と雨 夜に活動する生きもの 菌類の王国 すばらしいミミズたち 驚異のモグラたち 穴掘り名人 背骨のない動物たち アリの国家 小さな生きものたち 微生物のはたらき きらりと光るもの 世界の地表 土から砂へ 月の砂 植物は火星で育つの? 土を科学しよう 土を大切にしよう ことばの説明 監訳者解説 さくいん - 著者プロフィール - 英国王立園芸協会 (エイコクオウリツエンゲイキョウカイ) (監修) 園芸の普及、園芸愛好家への奉仕を目的とするイギリスの特別公益法人。1804年に設立されたロンドン園芸協会を前身とする(1861年に王立勅許取得)。植物に関する情報の発信のほか、世界の園芸動向に影響を与える「チェルシー・フラワー・ショー」の開催、協会所有の伝統的な庭園の維持管理などを行う。 ウェンジア・タン (ウェンジア タン) (イラスト) イラストレーター。メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アート卒業。作画担当:Humongous Fungus (DK Children,2021);Eureka!: A Big Book of Discoveries (Little Tiger, 2021); Up & Down:Explore the World Above and Below! (Victionary, 2018) ほか。 ジャクリーン・ストラウド (ジャクリーン ストラウド) (著/文) ウォーリック大学生命科学部助教。土壌学者。主な研究テーマは、ミミズの生物学および生態学、生物多様性のモニタリング、土壌音響学、市民科学。 マーク・レッドマイル=ゴードン (マーク レッドマイル ゴードン) (著/文) 英国王立園芸協会の土壌および気候変動部門の研究主幹。土壌生物学、生態系における栄養素の循環などのプロジェクトに携わる。 林 健太郎 (ハヤシ ケンタロウ) (監修 | 翻訳) 総合地球環境学研究所教授。北海道大学工学部卒業、同大学院を経て、東京農工大学大学院生物システム応用科学研究科修了。博士(農学)。専門分野は生物地球化学、土壌学。主な研究対象は窒素循環と窒素の持続可能な利用。論文多数。主な著書に『図説 窒素と環境の科学』(朝倉書店)、『薫風のトゥーレ』(幻冬舎)がある。環境科学会論文賞、大気環境学会論文賞、日本土壌肥料学会奨励賞、日本土壌肥料学会賞ほか受賞。
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枯木ワンダーランド 枯死木がつなぐ虫・菌・動物と森林生態系 | 深澤 遊
¥2,640
築地書館 2023年 ソフトカバー 364ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ24mm - 内容紹介 - 微生物による木材分解メカニズム、菌糸体の意思決定能力、 森の枯木不足が生態系に及ぼす影響、枯木が炭素貯留に役立つ仕組みまで。 日本全国のアカマツ林を巡り歩いたり、リスの食べ残しを舐めてみたり、 探究心旺盛な研究者が身近な枯木の自然誌を解き明かす! 枯れて命を終えた樹木は、それで「終わり」ではない。 樹皮の表面や幹の中で動物や昆虫を養い、菌類に分解されたのちは土に還るまでの間も炭素を貯留するなど、森林生態系や地球全体に関わる重要な働きを持っている。 本書は、これまで注目されてこなかった枯木を起点に広がるニッチな世界を、動物・植物・菌類・土壌・地球環境といったさまざまな視点から描いた、森の見方が変わる一冊だ。 著者は東北大学大学院農学研究科助教で、専門は森林生態学、微生物生態学、生物多様性生態学。 小学生の頃からコケと変形菌に興味を持ち、長じては大学構内の森で変形菌を探したり、標本を布団乾燥機で乾燥させたり、世界中の研究者に声をかけて6カ国での共同研究を行なったりとバイタリティに溢れた人物で、軽快な語り口で読者を知られざる枯木の世界に誘う。 目次 はじめに 1 枯木ホテルの住人たち 第1章 コケ─エメラルドシティ コケ少年 コケは倒木の上に 共生バクテリアの窒素固定能力 クマの縄張りで調査 コケの微塵切り コラム フィールドノートから 第2章 変形菌─森の宝石 変形菌との出会い 大学キャンパスの変形菌 変形菌に来る虫 都市公園の変形菌 変形菌の飼育実験 変形体は何を食べるのか─安定同位体分析 変形菌のお食事メニュ コラム フィールドノートから 第3章 キノコ─記憶し決断するネットワーク キノコはかりそめの姿 黒光りする糞 生きた葉に潜む内生菌 落葉の分解プロセス カワウの糞の影響を調べる─リターバッグ法 菌糸の養分輸送力 菌糸体を飼う 菌糸体の記憶力・決断力 成長方向を決める菌糸の記憶 菌糸体の知能 コラム フィールドノートから 第4章 腐生ラン─菌を食う植物 菌根菌ネットワーク 森林の〝境界〟 地下の菌と地上の植生の関係 菌糸を介した植物間の炭素のやりとり? 炭素を菌に依存する植物 木材腐朽菌を食べるラン 炭素年齢で炭素供給源を探る 腐生ランの種特異的な関係 枯木に絡みつくタカツルラン 新たな疑問 コラム フィールドノートから 第5章 動物たち─庭の丸太実験 庭に置いた丸太 丸太に来たリス リスはどうやってキノコを見つけるのか? コケの分散を助けるリス ビスコの昆虫群集─カメムシ・ケシキスイ・チビヒラタムシ 穿孔性の昆虫たち 昆虫と腐朽型の関係 菌が作るニセの卵、ターマイトボール コラム フィールドノートから 第6章 まだ出会っていない生き物たち─環境DNAで〝見える化〟 見えない微生物を見えるようにする技術 ポリメラーゼ連鎖反応 環境中の有象無象のDNAを読む バクテリアによる窒素固定 菌類を乗りこなすバクテリア マイコウイルス研究が熱い コラム フィールドノートから 2 枯木が世界を救う 第7章 木が「腐る」─お菓子の家で考える 「分解」の重要性 樹木の死 樹洞を作る菌 森の土に埋まる宝物〝肥え松〟 お菓子の家の話 セルロースを守るリグニン 腐朽菌の生き方─どうやってお菓子を食べるか 食べ残しが土を作る 腐朽菌の多様性が高いと分解が遅くなる? 適度に食われて分解促進 コラム フィールドノートから 第8章 森が消える─樹木の大量枯死 北米のマツの大量枯死 ヨーロッパのトウヒの大量枯死 伊勢湾台風がもたらした大台ヶ原の風倒被害 北八ヶ岳の風倒跡地 マツ枯れ ナラ枯れ 森林火災─木炭化が与える影響 火入れで生態系はどう変わるのか コラム フィールドノートから 第9章 枯木が消える─喪失を取り戻せるか エルトンと枯木 枯木ロスによる生物の絶滅 絶滅の負債 絶滅速度の推定 絶滅危惧種 日本の絶滅が危惧される菌類 胞子の散布距離 サルベージ・ロギング─枯木撤去の長所と短所 枯木や老齢木を作り出す─保持林業 ベテラナイゼーション─古木に親しむ コラム フィールドノートから 第10章 枯木の恩恵─生態系サービス 森林バイオマスの利用は〝環境にやさしい〟のか? 誰もが受けている生態系サービス 世界と日本の森林炭素貯留量 温暖化はシロアリの枯木分解を促進する? 巨木や老齢林の炭素貯留はすごい 枯木の貯蔵庫Wood Vault 生態系の安定性とバイオマス利用 コラム フィールドノートから 第11章 次世代の森へ─倒木更新 倒木更新との出会い 東京都立東大和公園 マツ枯れの倒木は実生のホットスポット 倒木更新の王道、トウヒ コケと腐朽型と菌根菌と実生の関係 森林攪乱や気候の影響 トウヒを追ってヨーロッパへ! スギも倒木更新する? 倒木更新と腐朽型の関係 コラム フィールドノートから おわりに 参考文献 索引 - 著者プロフィール - 深澤遊 (フカサワユウ) (著/文) 1979年、山梨県生まれ。信州大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。 日本学術振興会特別研究員(京都大学)、森林組合職員(和歌山県)、 財団法人トトロのふるさと財団職員(埼玉県)を経て、東北大学大学院農学研究科助教。 東北の森に住みつつ、枯木を訪ねて世界中の森をめぐる。 International Mycological Association Keisuke Tubaki Medal、 日本生態学会宮地賞、日本菌学会奨励賞、日本森林学会奨励賞などを受賞。 2021年、独創的な研究に挑戦する若手研究者「東北大学プロミネントリサーチフェロー」に選出される。 著書に『キノコとカビの生態学』(共立出版)、訳書に『地上と地下のつながりの生態学』(共訳、東海大学出版部)、 『枯死木の中の生物多様性』(共訳、京都大学学術出版会)など。 登山、サイクリング、生き物のスケッチ、ジェンベ演奏などが好き。
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樹木の恵みと人間の歴史 石器時代の木道からトトロの森まで | ウィリアム・ブライアント・ローガン, 屋代通子(翻訳)
¥3,520
築地書館 2022年 ハードカバー 384ページ 四六判 - 内容紹介 - 古来、人間は、木を伐ることで樹木の無限の恵みを引き出し、利用してきた。 英国の沼沢地の萌芽更新による枝を使った石器時代の木道、 スペインの12世紀の手入れされたナラの林、 16世紀のタラ漁船のための木材づくり、 野焼きによって森を育んだ北アメリカの先住民、日本の里山萌芽林。 米国を代表する育樹家が、世界各地を旅し、 1万年にわたって人の暮らしと文化を支えてきた樹木と人間の伝承を掘り起こし、 現代によみがえらせる。 目次 ニューヨークを救う木 ヤナギの再生 忘れられた言葉 木とともに生きる 記 憶 失われた技法 不格好な40本のプラタナス 助っ人を探す ヒントはどこに? 新芽がなければ生きられない 踏みはずした木との関係 木との対話を始める 萌芽の地 木の行動に学ぶ 植物、海から陸へ 植物の誕生を促したもの 予備の芽 即興演奏する樹木たち 倒れた樹木に宿る生命 植物たちの旋律──6つの選択 周囲の世界に呼応する 年ふりた樹木の持つ力 枝分かれ(branching) ネットワークの中で生きる 高架下の雑木林(スパゲッティの森) 創造力のある生き物 石器時代の湿地の木道(レヴェルズにて) 萌芽枝の利用 異形の木々 萌芽枝で作られた石器時代の木道 ふたつの木道に使われた1万4000本の枝 街路の発明 同じ森を利用する バ ネ 人の手が促す森の遷移 萌芽の森を保つ技 伐り取られたあとに咲く花々 萌芽林の連鎖 母なるハシバミ 食用・道具・家畜の餌 生け垣を建てる 生け垣の多様な生態系 工芸と科学 家畜のためのもの 囲いこみと生け垣 イングランドの生け垣には1000万の鳥のつがいが暮らす 手に負えるの? 頭と心と手を研ぎすます 侵入する植物たち 不屈のオウシュウニレ 妖精の庭のニレ クローンで生き延びる 探究心旺盛な根 12世紀の森を歩く 手入れされたナラの林 てっぺんが丸められた巨木 萌芽の林 ボート材 16世紀のタラ漁船 木に枝を少しだけ残す──イピナバロのナラ 海底で発見されたバスクのクジラ漁船 バスクの船大工──バカラオ型の船を建造 森に合わせて船を設(つく)計り、船に合わせて森を作る バカラオ型の船の工法 16世紀の工法を再現する 丘の周り 北スペインの渓谷で受け継がれる森の利用 バスク地方レイツァの街 生活を織りなす共有の森 トネリコの更新枝で羊を養う 斧で世界とわたり合う 共有地 複雑な仕組み 未来を記憶する 切って古木を生かす技 500歳のブナに手を入れる どこをどう切るか 木々のリズム 耕せば木は余計に生えてくる サバンナの一画、キリミの村 木々が教える伝統農法 森を酷使する アフリカの大地を見誤った支援 木々に学ぶ支援のあり方 急斜面の農耕を支えるもの 木の葉の飼い葉 フィヨルドの垂直経済 夏の農場の楽しみ 樹木の利用が支えた古代の農場 木を切ると牧草が育つ 4000年続く木の葉の利用 光の楽器 ノルウェーの農民画家 厳しい斜面を農地に 春の訪れと畑仕事 いいスティックを作る カリフォルニア先住民の火入れの知恵 籠という文化 スティックをとるために火を放つ 野焼きによる豊かな恵み 火入れの禁止による木々の変化 籠作りにこめられた知恵 芽吹きの楽園 カリフォルニアのセコイアの森で セコイアの妖精の環 巨木の陰で生きる 火で作られたセコイアの森 木が芽吹かないとき 人の手が産んだ800歳のダグラスファー サーミ人のマツ 針葉樹を生活の糧に 木の実の収穫 野焼きで楽をする 流れ橋 日本の里山再生 遠野の川にかかる流れ橋 狛ネズミの神社 田んぼと里山 里山の危機 名作「平成狸合戦ぽんぽこ」と「となりのトトロ」 桜ヶ丘公園、ボランティアの活躍 トトロのふるさと基金 能登半島の炭焼き──「ハハソ」の再利用 森の中へ 岩手県の3つの試み──植樹林に里山の手法を生かす 木材の地産地消 森の手入れに一般の人をまきこむ 早池峰の神楽 きみといつまでも 個体とはいったい何だろう ボランティアたち 木々は巧みに芽吹き、巧みに生きる ごみの上にできた森 どんな手を使っても──最終処分場に生えた木々 ホワイトのヤナギの言うことには 新たな命の生まれるところ 訳者あとがき 引用文献 索引 - 著者プロフィール - ウィリアム・ブライアント・ローガン (ウィリアムブライアントローガン) (著/文) ニューヨーク植物園で教鞭をとる。 これまで30 年間、木を相手に働いてきた。認定育樹家で、ニューヨーク市を拠点とする樹木管理の会社の創設者兼社長。 ガーデンライターズアソシエーションから数々の賞を受賞しており、「House Beautiful」「House and Garden」「Garden Design」などの雑誌の寄稿編集者、「ニューヨークタイムズ」のレギュラーのガーデンライターでもある。 国際樹芸学会International Society of Arboriculture(ISA)のニューヨーク州支部から2012 年のSenior Scholar 賞を、国際ISA からTrue Professional of Arboriculture 賞を受賞。本書で、最も優れたネイチャーライティングの著作に贈られるジョン・バロウズ賞を受賞。 著書に、『Oak』(『ドングリと文明』日経BP 社)、『Air』『Dirt』などがある。 屋代通子 (ヤシロミチコ) (翻訳) 兵庫県西宮市生まれ。札幌市在住。出版社勤務を経て翻訳業。 主な訳書に『シャーマンの弟子になった民族植物学者の話 上・下』『虫と文明』『馬の自然誌』『外来種のウソ・ホントを科学する』『木々は歌う』(以上、築地書館)、『ナチュラル・ナビゲーション』『日常を探検に変える』(以上、紀伊國屋書店)、『数の発明』『ピダハン』『マリア・シビラ・メーリアン』(以上、みすず書房)など。
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センス・オブ・ワンダー | レイチェル・カーソン, 森田 真生, 西村 ツチカ(絵)
¥1,980
SOLD OUT
筑摩書房 2024年 184ページ 四六判 - 内容紹介 - 「ここにきてよかったね」 この星はすべての生命を祝福している。 世界的ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』待望の新訳 さらにその未完の作品を今京都から書き継ぐ 先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソン。そのカーソンの最後に遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』だ。 本書は独立研究者・森田真生による新訳と、「その続き」として森田が描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成する。カーソンが残した問いかけに応答しつつ、70年後の今を生きる森田の問題意識に基づいた、新しい読み解き、新しい人間像の模索を行う。 ------ 地球の美しさをよく観察し、深く思いをめぐらせていくとき、いつまでも尽きることがない力が、湧き出してきます。鳥の渡りや潮の満ち引き、春を待つ蕾の姿には、それ自体の美しさだけでなく、象徴的(シンボリック)な美しさがあります。 (レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」より) これから生まれてくるすべての子どもたちが、「きてよかったね」と心から思える、そういう世界を作り出していくこと。僕たちが何度でも新たに、それぞれの「センス・オブ・ワンダー」を生き、書き継いでいこうとしているのもまた、このためなのである。 (森田真生「結 僕たちの「センス・オブ・ワンダー」へ」より) ------ - 著者プロフィール - レイチェル・カーソン (レイチェルカーソン) (本文) レイチェル・カーソン:1907-64。アメリカの生物学者。研究の傍ら、大ベストセラー作家に。1962年公害問題を『沈黙の春』で厳しく告発、環境問題の嚆矢となる。『センス・オブ・ワンダー』は1956年に雑誌発表、未完のままに死後単行本化された。ほか著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』などがある。 森田 真生 (モリタ マサオ) (本文) 森田 真生(もりた・まさお):1985年生まれ。独立研究者。京都を拠点に研究・執筆の傍ら、ライブ活動を行っている。著書に『数学する身体』で小林秀雄賞受賞、『計算する生命』で第10回 河合隼雄学芸賞 受賞、ほかに『偶然の散歩』『僕たちはどう生きるのか』『数学の贈り物』『アリになった数学者』『数学する人生』などがある。
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山の辞典 | 織田 紗織, 川野 恭子(著/文)
¥1,650
雷鳥社 2024年 ハードカバー 320ページ A6変形判 - 内容紹介 - 日本は、国土の7割以上が山地を占める「山国」である。 山を知ることは、自国を知ること。 地形が美しい山(地)、山小屋が魅力的な山(荘)、花が微笑む山(花)、海が見える山(海)、紅葉が見事な山(紅)など。本書では「これを楽しむならここ!」という、おすすめの山を10の章に渡って、写真と文章で紹介しています。ページの途中には、 山にまつわるコラムやメッセージ、山の色々な表情を連想させる 龍山千里のコラージュも。すでに登山を楽しんでいる人も、まだ登ったことがない人も、山の風景にドキドキして、そこにいる自分を想像できる1冊です。 前書きなど 「なぜ、わざわざしんどい思いをして山に登るのか」と、よく聞かれる。(一部省略)一番の理由は、山を歩くと生きていることを実感できるのだ。頭を空っぽにしてひたすら登ると、細胞が生まれ変わっていく気がするのだ。ーーー(はじめにより) - 著者プロフィール - 織田 紗織 (オリタ サオリ) (著/文) 浅草橋の写真アトリエギャラリー「写真企画室ホトリ」を主宰。“写真を形あるものに残そう”をテーマに、写真雑貨制作やワークショップを開催。またギャラリーでも公募写真展を企画するなど、様々な写真イベントの企画活動を行っている。著書に『写真を楽しむ133のネタ帖』『フォトブックレシピ』『写真でつくる雑貨』(雷鳥社)などがある。個人レーベル「mt.souvenir」で“山のおみやげ”をコンセプトに、自ら登った山で見た景色を写真にとじこめた作品や、オリジナルデザインの山グッズも制作。好きな山:白馬岳、立山 川野 恭子 (カワノ キョウコ) (著/文) 写真家。日常と山を並行して捉えることにより、自身に潜む遺伝的記憶と死生観の可視化を試みる。撮影、執筆、講師、テレビ出演(NHK「にっぽん百名山」ほか)など、多岐に渡り活動。Steidl Book Award Japan ロングリストノミネート。京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)通信教育部美術科写真コース卒業。著書に『山を探す』(リブロアルテ)、『When an apple fell, the god died』(私家版)、『いちばんていねいでわかりやすい はじめてのデジタル一眼 撮り方超入門』(成美堂出版)などがある。好きな山:黒部源流、尾瀬
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ハーブレッスンブック | 石丸沙織, 長田佳子
¥1,980
SOLD OUT
アノニマ・スタジオ 2024年 ソフトカバー 144ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ11mm - 内容紹介 - メディカルハーバリストの石丸沙織さんと菓子研究家・長田佳子さんは2018年より「herb lesson」を開催してきました。ハーブのテイスティングとそのシェアリングに時間をかけ、教科書的なハーブの知識だけではなく、それらが使う人の心身にどのように響くかを大切にしています。 ハーブティー、ブレンドの考え方、ハーブバス、チンキなどのレメディ、ハーブの風味を味わうお菓子を暮らしに取り入れてみましょう。自分の感覚を大事にする、こころとからだを癒すセルフケアの方法やアイデアをご紹介します。 ハーブとの出逢いを通して、あたらしい自分に出逢える一冊です。 目次 8 はじめに Lesson 1 ハーブと出会う 19 ハーブとは何でしょう? 20 「ハーブと暮らすこと」の意味 21 英国で学んだハーブ療法 22. 英国のハーバリストたち 23 キッチンアポセカリーの役割 24 私のキッチンアポセカリー 26 ハーブを育てるのに大切なこと 28 ハーブの収穫・乾燥・保管の方法 29 種の交換、種の図書館 30 ハーブとの出会い方テイスティングをしてみましょう 34 テイスティングをしてみましょう 36 テイスティングのチェックポイント 38 ある日のテイスティング 40 テイスティングのワークシート Lesson 2 ハーブを愉しむ 44 ハーブティーで味わう 46 ブレンドティーの考え方、作り方 48 48 ハーブバスで活用する 50 50 チンキを作る 54 はちみつを加えたアレンジ 56 はちみつで作るハーブハニーを作る 60 植物油で作る浸出油とリニメント 62 芳香蒸留水を作る 64 暮らしの中でハーブを使う Lesson 3 暮らしの中のハーブレメディ 68 オーツとネトルのビネガーチンキ 70 エルダーフラワーの化粧水 71 ラベンダーのアロエジェル 72 ローゼルのオキシメル 74 ゴールデンミルク 76 ローズマリーとスパイスのリニメント 77 カレンデュラのバーム 78 夏のフットバス 80 カモミールのフットバス 82 セージとタイムのビネガーチンキ 83 カレンデュラとクローブのハーブハニー 84 私のための薬用酒 Lesson 4 ハーブのお菓子 88 ハーブを使ったお菓子作り 90 桃とカモミールのマフィン 92 マグワートとマカダミアナッツのクッキー 94 ズッキーニとフェンネルのブレッド 96 ローズマリーのケーキ 98 バジルとミントのスコーン 100 タイムのパイ、アップルスパイスチャツネ 102 桃のコンポートローズソーダ 103 セージのカスタード 104 エルダーフラワーのチーズケーキ 106 レモングラスとレモンバーベナのババロア 108 パッションフルーツとジンジャーのブリュレ 110 ラベンダーとブラックぺパーのキャラメルムース 112 プラムとローズマリーのアイスクリーム 113 ステビアのレモンゼリー 114 ローゼルのロシアンクッキー Appendix ハーブの手引き 119 ハーブの個性を知る 120 ハーブを手にする前に 122 早春から初夏(春分/3~5月)に使いたいハーブ ローズマリー/セージ/レモンバーム/ローズ/ラベンダー/カルダモン/ネトル/ダンディライオン/マグワート 125 初夏から盛夏 (夏至/6-8月)に使いたいハーブ ミント/ローゼル/ローズヒップ/ターメリック/ブラックペパー/レモングラス/レモンバーベナ 129 晩夏から晩秋(秋分/9-11月)に使いたいハーブ エルダーフラワー&ベリー/リンデン/リコリス/オーツ/クローブ/シナモン/ステビア 133 初冬から晩冬(冬至/12-2月)に使いたいハーブ カモミール/フェンネル/オレンジピール/ジンジャー/タイム/マスタード/カレンデュラ 139 索引 140 ハーブを扱うお店、参考文献 141 プロフィール 142 おわりに - 著者プロフィール - 石丸沙織 (イシマルサオリ) (著/文) 英国メディカルハーバリストMNIMH、アロマセラピストITEC、薬剤師。 薬学部在学中から薬用植物研究に取り組む。その後英国へ留学、ハーブ医学学士コース、ハーブ調剤薬局での勤務、修道院でのボランティア活動や西アフリカでのフィールドトリップなどを通してハーバリストとしての経験を深める。 2011年より奄美大島在住。コミュニティーハーバリストとして「herbs’haven」を主宰、身近なハーブを活用したハーバルヘルスケアを提案している。訳書に『フィンランド発 ヘンリエッタの実践ハーブ療法』(フレグランスジャーナル社)。 www.herbshaven.com 長田佳子 (オサダカコ) (著/文) 菓子研究家。老舗フランス料理店のパティシエ、オーガニックレストランでの経験などのあと、2015年に独立し、「foodremedies」(フードレメディ)の名義で活動をスタート。レメディとは、“癒し”や“治療する”を意味する。2021年春から山梨県に移住し、ワインの貯蔵庫だった倉庫をDIY改装したラボ「SALT and CAKE」を活動の拠点とし、ハーブレッスンやイベントを開催している。 著書に『季節を味わう癒しのお菓子』『はじめてのやさしいお菓子』(ともに扶桑社)などがある。 www.foodremedies.jp
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世界に学ぶ自転車都市のつくりかた 人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン | 宮田 浩介, 小畑 和香子, 南村 多津恵, 早川 洋平
¥2,640
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 子どもも大人も使える便利でエコで健康的な移動手段、自転車。その利用を伸ばす環境整備が、車より人が中心の交通への回帰のため、持続可能な社会のために、世界で進められている。各地の「おのずと自転車が選ばれる」まちづくりを、ニーズ、デザイン、都市戦略から解説し、自転車×まちの未来を展望。設計カタログも収録。 目次 ニーズ――― 人々の暮らしと自転車 デザイン―― 自転車環境のデザインと実装 都市戦略―― 社会の中の自転車政策 まえがき 第1部 世界の先進/新興自転車都市 1章 コペンハーゲン 世界の日常自転車ルネッサンスを刺激する街 ――(宮田浩介) ニーズ 自転車が暮らしに溶け込んだ「ライフ・サイズの街」 デザイン デザイン思考=ユーザー目線の「バイシクル・アーバニズム」 都市戦略 たゆみなき自転車環境整備は民主的な都市のため 2章 オランダ 世界一子どもが幸せな「自転車の国」の設計図 ――(宮田浩介・早川洋平) ニーズ 利用度ナンバー1の国の「ママチャリ」文化 デザイン 圧倒的に安全快適なインフラの充実と洗練 都市戦略 「人の造った国」オランダと自転車の半世紀 3章 ニューヨーク 闘う交通局長がリードした北米のストリート革命 ――(宮田浩介) ニーズ アメリカ随一の都市が求めていた脱・車中心の街路 デザイン 戦略とデータで街路を変えたサディク=カーン交通局長 都市戦略 北米各地で進む、人のためのストリートの復権 4章 ロンドン 自転車を広め、そして忘れた国の日常利用再興 ――(宮田浩介) ニーズ 漱石に「自転車日記」を書かせた街の今 デザイン 自転車の都への回帰というパズルの様々なピース 都市戦略 健やかな発展のための全国的「アクティブ交通」推進 5章 パリ 自転車メトロポリスを現実にする市長のリーダーシップ ――(小畑和香子) ニーズ 自由が乱れ咲く都の交通空間格差 デザイン 強きを抑え平等をもたらす街路再編の本気度 都市戦略 コンパクトでみなにやさしい光の街のビジョン 6章 ドイツ 車依存からの脱却を! 市民が先導するモビリティシフト ――(小畑和香子) ニーズ 道と未来を車から取り戻す鍵としての自転車 デザイン 車中心から人中心へ、自転車インフラ刷新は進行の途上 都市戦略 「自転車の国」の夢を語る車大国の現在地 第2部 日本の自転車政策ーー現状と展望 7章 滋賀 市民発の、ツーリズムによる自転車まちづくりの展開 ――(南村多津恵) ニーズ 環境保護アクションとして始まった湖国の自転車まちづくり デザイン 市民による草の根のサイクルツーリズム整備 都市戦略:自転車まちづくりは市民と行政のチームワークで 8章 日本<総論> 今よりもっと自転車が選ばれる社会へ ――(宮田浩介・早川洋平) ニーズ 顧みられてこなかった豊かな日常自転車文化 デザイン ユーザー目線が抜け落ちた日本の自転車インフラ 都市戦略 日本のまち×自転車の未来をめぐる5つのポイント 9章 設計カタログ 世界品質の自転車通行空間デザイン ――(早川洋平) あとがき - 著者プロフィール - 宮田 浩介 (ミヤタ コウスケ) (著/文 | 編集) 日本自転車大使館(Cycling Embassy of Japan)、バイシクルエコロジージャパン、自転車活用推進研究会所属。専門である語学や文学の経験を活かし、自転車利用を推進する世界各地の人々と交流。ニューヨークの街路改革に関わってきた市民団体が発行するビジョン・ゼロ・シティーズ・ジャーナルに “The Unique Safety of Cycling in Tokyo”(東京における自転車利用の安全面の特性)を寄稿するなど、国内外の自転車政策について発信している。 小畑 和香子 (オバタ ワカコ) (著/文) ドイツ在住。移住以来、会社勤めの傍ら持続可能な交通転換を目指す市民活動に参加。3件の自転車市民決議(州民/市民請求)に携わり署名活動キャンペーンやSNSなどを担当。ADFC(ドイツ自転車クラブ)、VCD(ドイツ交通クラブ)会員。カーゴバイクシェアシステム運営スタッフ。自転車カーゴトレーラー企業勤務。 南村 多津恵 (ミナミムラ タズエ) (著/文) 市民活動コーディネーター、環境カウンセラー。くうのるくらすの創造舎代表。輪の国びわ湖推進協議会運営委員。一般社団法人滋賀グリーン活動ネットワーク・エコ交通研究会の事務局を務め、エコ通勤や自転車通勤の普及に取り組む。共著書に『サイクルツーリズムの進め方』ほか、滋賀と京都で自転車のガイドブック4冊を制作。 早川 洋平 (ハヤカワ ヨウヘイ) (著/文) 日本自転車大使館(Cycling Embassy of Japan)所属。自転車に関する政策や法律の国際比較、実地レポートをブログで発信。政策形成に影響を及ぼした研究の問題点の検証にも取り組んでいる。雑誌掲載論文に「世界の潮流から外れる日本の自転車政策」がある。
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川6 michi | 荒川 晋作, 関川 徳之 , 川
¥1,700
オークラ出版 2024年 ソフトカバー 128ページ B5変形 - 内容紹介 - スケートボードのシーンを撮り続ける撮影者集団「川」が作る書籍シリーズ。 日本全国各地を流れる路上で滑り続けるスケーターたちを追い、とどめるべきと感じた“今”を撮る。 スケーターをはじめ、「川」が出逢った芸術家・作家のインタビューや寄稿も掲載。 写真と文で表現する、スケートボードそのものの様に自由で柔軟な本です。 川 6 michi スケートボードを続けて何になる?行く先は誰も未だ知らず。そのひと漕ぎが道となる。行けばわかるさ。迷ってもいい。ただ穏やかなだけじゃ退屈だ。まだまだ続く未知の道。 出演者 ・戸倉 大鳳 / Taiho Tokura :スケーター ・山岸 史弥 / Fumiya Yamagishi :スケーター ・東芝 美津子 / Mitsuko Toshiba :スケートボード映像作家 ・奥脇 賢二 / Kenji Okuwaki aka jewrry :スケートショップオーナー ・村上兄弟 / Murakami bros :スケートパークビルダー ・エレメントスケートキャンプ / ELEMENT SKATECAMP :未来の可能性に溢れた若者たち ・その他、数多くのスケーターたち
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冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ | 山本 高樹
¥1,980
雷鳥社 2020年 ソフトカバー 288ページ A5横判 縦188mm 横148mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 第6回「斎藤茂太賞」受賞。一般社団法人日本旅行作家協会(会長/下重暁子、会員数180人)が主催する「斎藤茂太賞」の選考会が2021年7月8日(木)に行われ、第6回受賞作に山本高樹『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』が選ばれました。 インド北部、ヒマラヤの西外れの高地、ザンスカール。冬になると他の都市をつなぐすべての道が雪と氷に閉ざされるが、厳寒期の1、2月になると、凍結したザンスカール川を歩いて行き来できる幻の道が現れる。この「チャダル」と呼ばれる道を辿る旅は、遠い昔からザンスカールの人々によって受け継がれてきた稀有な伝統であり、世界中のトレッカーにとって憧れの旅路でもある。 しかし、冬のザンスカールの真の姿を見届けるには、チャダルを歩いて辿り着ける場所からさらに奥へと踏み込んでいかなければならないことは、あまり知られていない。 ザンスカールの最深部の山中にある僧院では、「プクタル・グストル」という祭礼が行われると伝えられている。真冬のこの祭りを見届けるため、マイナス20℃にもなる極寒の世界の中、著者が約4週間かけて歩きぬいた苛烈な旅を、詳細に記した紀行文。 ふんだんに掲載された真冬の街、人々、生活を捉えた写真は、資料としても価値のある一冊。 - 目次- 第一章 ザオ・ニンパ 第二章 チャダル 第三章 ルンナク 第四章 プクタル 第五章 ミツェ - 著者プロフィール - 山本高樹 (ヤマモトタカキ) (著/文 | 写真) 著述家・編集者・写真家。1969年岡山県生まれ。出版社での勤務を経て、フリーランスに転身。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダック地方に長期滞在して取材を敢行。以来、ラダックでの取材をライフワークとしながら、『地球の歩き方インド』『地球の歩き方タイ』をはじめとする取材・撮影・執筆などで、世界各地を巡る日々を送っている。2015年からはラダックを中心とした地域で現地発着ツアーのガイドも務めている。主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]』(ダイヤモンド社)など。
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図解でわかる14歳からの自然災害と防災 | 社会応援ネットワーク
¥1,650
太田出版 2022年 ソフトカバー 96ページ 25.7 x 18.2 x 0.8 cm - 内容紹介 - 「エレベーターで地震にあったら?」 「ペットも避難所に連れて行っていい?」 こんな時、どうしたらいいんだろう? 日頃の備えから、被災時の対応のしかたまで、 身近で素朴な疑問に専門家がこたえます。 今日から使える知識やテクニックが盛りだくさん! 学級文庫や防災教育、教職員勉強会、地域の防災訓練、授業などに最適な1冊! 「マグニチュードと震度ってどう違うの?」 「富士山って、噴火するの?」 「障がいのあるきょうだいがいます」 「自宅避難中に断水。トイレは?」 「被災地を支援したい」 Q&A方式で読みやすい! わかりやすい! 中高生から特にリクエストの多かった質問から、 防災を“自分ごと"として考えてみよう。 【もくじ】 ●はじめに 災害と向き合う ●PART1 その時、こう動こう 緊急地震速報の音がこわいんだけど…。 地震が来た! どうしよう? エレベーターで地震にあったら、閉じ込められちゃうのかな? 家に帰る途中で大きなゆれ! こんな時、どうしよう? 地震で電車が止まって帰れない。どうしよう? 家族バラバラで連絡も取れない。どうしたらいい? 災害が起きても、家で過ごすことができるの? 余震がこわい。でも、おふろには入っておきたい。大丈夫かな? ●PART2 避難生活に備えよう 自宅避難中に断水。トイレはどうすればいい? 避難所ではどんなことに困るの? 避難する時、何を持っていけばいい?みんなはどうしているの? 避難場所と避難所って、どう違うの? 大きな地震があったら、避難所に行くことになるの? 足腰の弱いおばあちゃんと2人きりで地震にあったらどうしよう? 避難所のトイレのイメージ最悪だけど、大丈夫なの? ペットも家族だから、避難所に連れて行ってもいい? ●PART3 災害の仕組みを知ろう 日本は昔からこんなに災害が多かったの? 「この地震による津波の心配は…」って、よくTVでみるけれど…。 TVでよく専門家が使っているマグニチュードと震度って、どう違うの? 富士山って、噴火するの? 海外ってハリケーンや水害が多いイメージなんだけど…。 日本の避難所や仮設住宅ってすごくしょぼいけど、海外もあんな風なの? 災害映像をみると自然がこわくなる。あんな自然を相手に、防災できるの? 災害や防災をテーマにした本や映画ってあるのかな? ●PART4 判断できるようになろう 被災するかもしれない、ということを実感できない。 防災っていえば地震対策が多いけど、私は大雨対策のことも知りたい。 大雨の時、避難するべきか迷う。どう判断すればいい? もしもの時に役立つ情報、調べ方が知りたい。 耳が聞こえない私にも、災害の時にできることってあるかな? とっさの時に、足りないものはどうやって補えばいいの? 現地には行けないけど、被災地を支援したいな…。 自分がもし被災したらと思うと、こわい。 ●Column 災害を語る 1 雁部那由多 2 小島汀 3 末永寿宣 4 齋藤幸男 ●終わりに 自分ができることからはじめましょう
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ラダック旅遊大全 | 山本 高樹
¥2,200
雷鳥社 2023年 ソフトカバー 224ページ B6変判 縦182mm 横129mm 厚さ16mm - 内容紹介 - ようこそ、空と山々が出会う地へ。 インド北部、ヒマラヤの西外れに位置する山岳地帯、ラダック、ザンスカール、スピティ。平均標高が3500メートルにも達する苛烈な環境にあるこれらの土地では、古くからチベット仏教を信仰する人々が、祖先から受け継いできた素朴な伝統文化と生活様式を守りながら暮らしています。 足かけ十数年にわたってこの地での取材をライフワークとしてきた著者が、その過程で蓄積した膨大な情報を整理してまとめたのが本書となります。各地の街や村、僧院などの詳細な解説をはじめ、2019年に外国人の入域が許可されたばかりの地域の情報や、各地で延伸が続けられる道路の最新状況なども網羅。ラダックを旅するためのガイドブックとして決定版と呼べる内容であるだけでなく、綿密な現地取材に基づいた地域研究書としても価値のある一冊です。 前書きなど 広大なインドの大地、その北の端に、平均標高が3500メートルに達する山岳地帯がある。ラダック、ザンスカール、スピティ。チベット仏教を信仰し、古くからの伝統文化を守り続ける人々が数多く暮らすこの土地に、僕は魅了され、長い間、足繁く通い続けてきた。 かつては知る人ぞ知る場所であったこれらの土地に対する認知度は、最近、格段に高まりつつある。インド国内だけでなく、日本を含めた世界各国においても。数多くのインド映画のロケ地に選ばれた影響や、旅行者がWebでシェアする写真や情報の拡散によるところも大きいのかもしれない。その現象は同時に、表面的なイメージや不確かな情報の氾濫によって、これらの土地が観光資源として無闇に消費され、現地の人々の暮らしや自然環境が消耗し、変質してしまう可能性を生じさせている。 この本で僕は、ラダック、ザンスカール、スピティについて、できるだけありのままの姿を正確に記し、紹介したいと考えた。正確な情報こそが、これらの土地の本来の姿を理解するためにもっとも必要なものだと思うからだ。 この本が、かの地を実際に旅する人の手助けになればうれしいし、いろいろな都合でなかなか訪れることができない人にも、いつかその日が来ることを想像しながら読んでもらえるとうれしい。そして、かの地が直面しているさまざまな課題についても、少し考えてみてほしい。そんな思いを込めながら、僕はこの本を書いている。 ようこそ、空と山々が出会う地へ。 - 著者プロフィール - 山本高樹 (ヤマモトタカキ) (著/文 | 写真) 著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。
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空間の未来|ユ・ヒョンジュン(兪炫準), オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳)
¥2,200
クオン 2023年 ソフトカバー 372ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 望ましい未来を創造する鍵は、階層間移動を可能にする〈新しい空間〉にある いま韓国でもっとも注目される建築家が、住宅、学校、会社、商業施設、自然環境などの問題を通じて語る、ポストコロナ時代の革新的な都市文明論。 韓国で10万部超のベストセラー 東方神起のチャンミン、SHINeeのオンユらが愛読し、テレビのトーク番組でも絶大な人気を誇る著者の代表作! *本書のカバーにはカラフルなチリが漉き込まれた用紙を用いています。ピンク色などのチリがランダムに表れ、一冊一冊表情が異なります。 - 目次 - 日本語版序文:もっとも似ている二つの国 はじめに:感染症は空間を変え、空間は社会を変える 1章:庭のようなバルコニーのあるマンション 2章:宗教の危機とチャンス 3章:千人の生徒、千通りの教育課程 4章:出勤は続くのか 5章:感染症は都市を解体させるだろうか 6章:地上に公園を生み出す自動運転地下物流トンネル 7章:グリーンベルトの保存と南北統一のためのエッジシティー 8章:商業施設の危機と変化 9章:青年の家はどこにあるのか 10章:国土をバランスよく発展させる方法 11章:空間で社会的価値を作り出す おわりに:気候変動と感染症―新しい時代を作るチャンス 訳者あとがき 前書きなど この本は、新型コロナウイルスの勢いがピークに達した時期に書かれた。現在は日常生活でマスクを外せるほどコロナの影響から解放されつつあるが、ここに書かれた内容はポストコロナ時代にも読まれる価値があると思う。ある人の本性を知るためには、危機に晒された時の様子を見るべきだといわれる。緊迫した危機の状況で本来の姿が現れるからだ。建築と空間、そしてその中の人間と社会も同じだ。コロナ禍のような危機に直面した際に見られる姿が、私たち人間と社会の断面を如実に見せてくれると思う。この本はそうした断面を見ようと努力した、一人の建築家の観察日記だ。私は二〇歳の頃からずっと、空間と人間の関係について考え続けてきた。建築空間は人間の姿を映す鏡と同じだ。建築空間を見ると人間の姿を類推することができる。建築空間が変われば人間は変わり、同じく人間と社会が変われば建築空間も変わる。新型コロナウイルスによって新たに知ることになった人間の姿と、よりよい社会を作るためにどのような空間が必要なのかについて、私の考えをまとめたのが本書だ。 (「日本語版序文」より) - 著者プロフィール - ユ・ヒョンジュン(兪炫準)(著/文) 人文建築家。 弘益大学建築都市学部教授。ユ・ヒョンジュン建築士事務所、およびスペース・コンサルティング・グループ代表建築士。 韓国の延世大学で学士号を、MITとハーバード大学大学院で修士号(建築設計)を取得。その後、世界的な建築家リチャード・マイヤーの設計事務所での勤務を経て現職。 主要な作品として、マグハクトン(Mug Hakdong)・アチウル住宅(PLAIT VILLA)・世宗サンソン教会(The HUG)などがある。またInternational Architecture Award Chicago Athenaeum、German Design Awardなど、国内外で40以上の建築賞を受賞。 建築と社会についてさまざまなメディアで発言するとともに、テレビ番組や自身のユーチューブチャンネル(シャーロック・ヒョンジュン/ 셜록현준)への出演でも注目されている。 著書『都市は何によって生きているのか』『どこで暮らすべきか』『空間が作った空間』『空間の未来』は、韓国の人文社会分野では異例のベストセラーとなった。 オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳) 韓国生まれ、1995年日本留学。東京学芸大学連合大学院学術博士。 新大久保語学院池袋校校長。学習院大学・大妻女子大学で日本文学・ジェンダー・韓国語・日韓関係論など、幅広い講義を担当している。 著書に『臨床文学論 臨床心理学的に読む文学の中の〈わたし〉』(ミンソクウォン)、共著に『キーワードで読む日本文学 春に和歌を、秋には俳句を覚える』(グロセウム)、『楽しく学ぶハングル2』(白帝社)、訳書にキム・オンス『設計者』(クオン)などがある。
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PIHOTEK 北極を風と歩く|荻田 泰永, 井上 奈奈
¥3,080
講談社 2023年 ハードカバー 32ページ A4変型判 - 内容紹介 - 「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。 北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。 頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。 北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。 たった一人、北極を歩いている。 命を支える道具 食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。 氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。 歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より) 「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより) - 著者プロフィール - 荻田 泰永 (オギタ ヤスナガ) (著/文) 北極冒険家。2000年よりカナダ北極圏やグリーンランド、北極海で主に単独徒歩での冒険を実施。これまでに17回の北極行を経験。2018年には日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功。2017植村直己冒険賞受賞。これまでに、北極と南極を1万km以上踏破。 井上 奈奈 (イノウエ ナナ) (著/文) 作家、画家。本に纏わる色々。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続け、近年は絵本作品を発表。2018年絵本『くままでのおさらい』特装版がドイツライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。 主な著作い『ちょうちょうなんなん』『猫のミーラ』『星に絵本を繋ぐ』がある。
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人間がいなくなった後の自然|カル・フリン, 木高 恵子(翻訳)
¥3,740
草思社 2023年 ハードカバー 400ページ 四六判 - 内容紹介 - 人間が消えれば、自然は回復・新生する―― これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。 サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛! 戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、 実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。 世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、 環境人文学の最先端を行く野心作。 「二年間かけて、最悪のことが起きてしまった場所を旅した。戦争、原子炉のメルトダウン(炉心溶融)、自然災害、砂漠化、毒化、放射能汚染、経済崩壊に見舞われた風景である。世界の最悪の場所ばかりを次々に並べる本書は暗黒の書というべきかもしれない。しかし実のところ、本書は救済の書なのである……ある場所が見違えるほど変わってしまい、すべての望みが絶たれたように見えるとき、どのようにして別の種類の生命の可能性を育むのだろうか。」 (本書より) ●目次 第一部:人間のいない間に 第一章 荒地:スコットランド、ウエスト・ロージアンのファイブ・シスターズ 第二章 無人地帯:キプロスの緩衝地帯 第三章 旧農地:エストニア、ハリュ 第四章 核の冬:ウクライナ、チョルノービリ 第二部:残る者たち 第五章 荒廃都市:アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト 第六章 無秩序の時代:アメリカ合衆国、ニュージャージー州、パターソン 第三部:長い影 第七章 不自然な淘汰:アメリカ合衆国、スタテンアイランド、アーサー・キル 第八章 禁断の森:フランス、ヴェルダン、ゾーン・ルージュ 第九章 外来種(エイリアン)の侵略:タンザニア、アマニ 第一〇章 ローズコテージへの旅:スコットランド、スウォナ島 第四部:エンドゲーム 第一一章 啓示:モンセラトの首都 プリマス 第一二章 大洪水と砂漠:アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ソルトン湖 - 著者プロフィール - カル・フリン (カル フリン) (著/文) 作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得。著書にオーストラリアの植民地問題を扱った「Thicker Than Water」がある。 木高 恵子 (キダカ ケイコ) (翻訳) 淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として小学館ホームパルその他で勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校、インタースクール大阪校に通学し、英日翻訳コースを修了。訳書に『ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物』(草思社)がある。
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キッチンからはじめるSDGs 乾物と米粉でサステナブル・クッキング|サカイ優佳子, 田平恵美(DRY and PEACE)
¥2,200
実生社 2023年 ソフトカバー 144ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 「SDGs」を、どうやったら「自分ごと」にできるでしょうか? 毎日の家事の合間にひと工夫するだけでできることは、たくさんあります! 冷蔵庫の隅で眠る、使いきれなかった野菜を干せば食品ロスを減らせます。 自家製乾物の「かんたん」な作り方のほか、 「もしも」の時に役立つふだん使いのレシピを豊富に紹介。 乾物は「古くさい」「同じ味ばかり」ではありません! さらに一家に一袋、「米粉」があれば、小麦粉は必要ないと知っていましたか? 国内産の米粉を使えば、農村の風景を守ることにつながります。 さあ今日から、サステナブル・クッキングを始めてみましょう! 目次 もくじ はじめに ―― 私たちのキッチンから未来を変えよう 第1章 キッチンから見る! 乾物を使うだけで、暮らしが変わる! 1.すごいぞ、乾物の底力 パパセカ(乾燥じゃがいも)との運命的なであい 東日本大震災のときに見た、ショッキングな光景 2.乾物を使う5つのメリット メリット① 乾物は「いつも」使えて「もしも」の備えとなる メリット② 冷蔵庫がいらないから省エネになる メリット③ 乾物は軽いので輸送時の二酸化炭素排出の削減になる メリット④ 畑での食品ロス削減になる メリット⑤ 家庭での食品ロス削減になる ★もしものときに使いやすい、乾物の例 3.発見! 乾物の新しい使い方 乾物は和食のためのもの、という誤解/乾物は「水」ではなく、「水分」で戻す/乾物を使えばむしろ時短料理になる ★乾物にも旬がある 乾物カレンダー 第2章 野菜を干して乾物にすると、いいことがいっぱい! 1.みんなが野菜を捨てずに干して保存するようになったら? 野菜を干すと、いいことがいっぱい ムダなく使い切れる/多くの種類を常にストック可能/ 好きな形の干し野菜を作れる 2.やってみれば簡単! 野菜の干し方 用意する道具/野菜の干し方3種類/気をつけるポイント/野菜別 気を付けるポイント/Q&A/干した野菜の保存方法/ 干して満足しない! ◇ 乾物シフトのためのヒントレシピ 1 水不要、加熱不要 ツナ缶で戻す切り干し大根 2 フルーツ缶詰で戻す寒天入りスイーツ 3 数種の干し大根のサラダ + ごま&しょうゆドレッシング 4 ヨーグルトで戻した切り干し大根の豚キムチ 5 しょうが風味の干し大根飯 6 乾物スープ 7 切り干し大根と高野豆腐の麻婆 8 車麩のフレンチトースト 9 ドライフルーツと乾燥ほうれん草の白和え 10 ヨーグルトで戻した煎り大豆とりんごのサラダ 11 別茹でなし!3種の干しきのこのパスタ 12 干したごぼうの炊き込みご飯 13 輪切り大根と甘酒のべったら漬け風 第3章 家で米粉を使うだけで、未来が変わる! 1.一家に一袋、米粉があるようになったら? なぜいま、米粉? 田んぼのある風景の価値 主食の米がある安心 一家に一袋米粉があれば、小麦粉も片栗粉もいらない いまこそ、米粉! ◇ 米粉活用レシピ 1 米粉で作るホワイトソース 2 米粉の天ぷら衣 3 水溶き米粉 4 コメティーヤ(米粉で作るトルティーヤ) 5 ストレッペ(米粉で作る手びねりパスタ) 6 にんじんポタージュ 7 黒ごまプリン 8 米粉パンケーキ 9 レモンドーナッツ 10 粉蒸牛肉(牛肉の米粉蒸し) 11 アサリとニラのチヂミ 12 鶏肉の治部煮風ツルンと煮 13 紅茶風味のサクサククッキー 第4章 キッチンでできるサステナブルなアイデア 家で料理をする人が増えたら何が変わる? フードマイレージとは? まだ成長途中の魚を食べないようにしたら? 肉を食べる量をみんながちょっとずつ減らしたら? 食生活を記録することで何が見える? ドレッシングやたれ、手作りできる? いらない食材を誰かに差し上げることができたら? 廃食用油を集めて再利用してくれるサービスがあったら? ペットボトルをスーパーの回収スポットに持っていくとポイントが貯まったら? 量り売りや少量販売が増えたら? コミュニティキッチンの可能性 第5章 楽しくおいしくサステナブルに!乾物カレーのすすめ 1.「乾物カレーの日」って? 2.循環の和で環境を育もう ★2022年 集まらない乾物カレーの日 ★DRYandPEACEの乾物ドライカレー 前書きなど はじめに ― 私たちのキッチンから未来を変えよう 今あなたが食べているものが、誰によって、どこでどんな方法で作られたのかを考えてみたことはありますか? 食べることは、私たちのカラダや心を作ります。 でも、それだけではありません。 私たちが食べることは、家で料理をするにしても、お弁当を買って食べるにしても、外食をするにしても、完全に自給自足の暮らしをしている人以外は、誰かにお金を払っているはずです。そのお金は、巡り巡ってその料理ができるまでの過程にいる誰かの手に渡っていきます。 私たちが食べることは、遠く地球の果ての国の生産者を潤すかもしれない。 私たちが食べることは、地元に田んぼを残すことにつながるかもしれない。 私たちが食べることは、赤とんぼがいる風景を生むかもしれない。 その一方で、私たちが食べることは、ある魚を絶滅に追い込んでいるかもしれない。 私たちが食べることは、どこかの土地を痩せさせているかもしれない。 私たちが意識するかしないかにかかわらず、私たちが何を食べるかという日々の小さな選択が、地球のどこかと繋がっていて、未来の社会を変えていきます。 例えば、日本のスーパーではお馴染みのチリ産のサケ。チリにはもともとサケは棲んでいませんでした。サケの養殖に適していると考えたある商社が、チリにサケを持ち込み、生産を始めました。私たちがチリ産のサケを食べなければ、チリのサケ産業はおそらく衰退してしまうでしょう。 私たちがふだん口にするチョコレート。でも、原料であるカカオの生産者たちの多くは、チョコレートを口にしたことがないのだそうです。児童労働や奴隷に近い状態で働いている人たちがいることで、私たちは安価にチョコレートを口にすることができます。フェアトレードのチョコレートを買うことは、生産者たちに適正な賃金を支払うことに繋がります。 食料自給率が極端に低いといわれる日本。2021(令和3)年度のカロリーベースの食料自給率は38%に過ぎず、食料の多くを海外に依存しています。その一方で、食べることができるにもかかわらず廃棄されている食品ロス〔2020(令和2)年度推計値〕は、522万トン。事業系が275万トン、家庭系が247万トンにも及びます。国民1人当たり、毎日ご飯茶碗1杯に近い量を捨てており、年間では41㎏捨てていることになります。 水を使い、土地を使い、肥料を使い、人が働き、日本の小売店まで運んでくるためにエネルギーを使い、二酸化炭素を排出しながら輸送し、そしてやっと私たちの家まで届いた食材。私たちが食材を廃棄することは、ただ目の前にある食べものを捨てているだけではなく、この全てを無駄にしていることになります。 さらには、廃棄することで、ゴミの回収や焼却処理の過程で、ここでもエネルギーを使い、二酸化炭素を発生させています。水分が多いまま焼却すれば、その水分量が6割程度になるまでは水を燃やしているようなものです。また、ゴミ処理に使われる税金は、他のことに回すことができたかもしれません。 2015年には73億人だった世界の人口は、2050年に97億人に達すると国連は予測しています。一方で、世界の飢餓人口は2021年には8億2800万人にも及んでいます。環境破壊が進み、土壌も痩せ、新たな農業革命が起こることで爆発的な収量アップを期待することもできません。 私たち一人ひとりが意識を変え、未来をより良いものにしたいと願い、小さな行動を起こしていくことが必要とされています。サステナブルな未来への変化は、誰かが起こしてくれるのではなく、私たちのキッチンからこそ始まるのです。 私たちは、2007年から米粉のレシピ研究を、2011年から乾物レシピの研究をしてきました。この本では、私たちが続けてきた活動をご紹介しています。今日からでも小さな行動を起こすきっかけになるようにと思って、レシピも掲載しました。あなたも、自分にできることは何かを考えながら読んでいただけたら嬉しいです。 版元から一言 本書とともに、サステナブルな暮らしへの一歩を踏み出してみませんか? - 著者プロフィール - サカイ優佳子/田平恵美(DRY and PEACE) (サカイユカコ タビラエミ ドライアンドピース) (著) 2002年より、食と社会のつながりを重視した食育ワークショップを各地で開催。 田んぼを残したいという想いから2007年に米粉レシピの研究をスタート。乾物は古くて新しい未来食と捉え、2011年から、現代の食卓に合った活用法を研究している。著書、メディアなどで積極的に発信し、企業とともにレシピや商品を開発するほか、講座開催や講師養成にも力を入れている。著書に『乾物マジックレシピ』(山と渓谷社)など。 facebook https://www.facebook.com/dryandpeace/
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ブッシュクラフターズ BUSHCRAFTERS|見城 了
¥2,090
山と渓谷社 2023年 ソフトカバー 176ページ 四六判 - 内容紹介 - 自然を感じるプリミティブなキャンプスタイル ブッシュクラフトの世界への誘い 自然の素材を使って、生活の道具を作るブッシュクラフト。 ライターを使わないで火を起こし、木をつかってタープを張る。 11組のブッシュクラフターによる、キャンプスタイルをご紹介。 ■内容 「ブッシュクラフト」を操る11組のキャンプスタイル 01久保俊治 02川口 拓 03越山哲老 04長野修平 05相馬拓也 06長谷部 雅⼀ 07ブリティッシュブッシュクラフト 08酒井 隼人 09山本 未央 10猪野 健太 11軍幕野営会 【ブッシュクラフターズ・コラム】 ファイヤウッドキャリーの作り方/レイジートラッカーズヒッチ/器の作り方/ランタンハンガーの作り方/バトニングハンマーの作り方/ きりもみ式着火の方法/木製簡易テーブルの作り方/簡易トライポッドの作り方/ファイヤーリフレクターの作り方
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カラハリが呼んでいる | ディーリア・オーエンズ, マーク・オーエンズ, 小野 さやか(翻訳), 伊藤 紀子(翻訳), 伊藤 政顕(監修)
¥1,430
早川書房 2021年 ハヤカワ文庫NF ソフトカバー 704ページ 文庫判 縦157mm 横106mm 厚さ27mm - 内容紹介 - 若き日のディーリア・オーエンズと夫が、美しく過酷なカラハリの自然と暮らした研究の日々を綴る、ネイチャー・ライティングの傑作。
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マル農のひと|金井 真紀, 道法正徳(監修)
¥1,870
左右社 2020年 ソフトカバー 248ページ 四六判 - 内容紹介 - 爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!! 瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。 2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。 目次 はじめに 登場人物 第1部 農の伝道師、道法正徳さんのはなし シンプルでまったく新しい農法ができるまで 農法を伝えるために、東へ西へ え? 縛るだけでいいの? チャラ男、技術指導員になる すべては、ひとつの疑問から始まった ひとを見ないで、ミカンを見る 大切なのは石ころじゃった ちょっといっぷく1 改めてミカンについて考える かっこいい先輩、現る 禁断の縛り」との出会い その栽培方法はデマですよ あっと驚く植物ホルモン! いままでのせん定はまちがっていました ガリレオになった日 そしてついに、本格的な左遷…… 手抜きして、いいミカンをつくる くだものも野菜も仕組みは同じ 道法スタイルの伝道師となる 第2部 それぞれの農の挑戦 道法スタイルの実践者たち ゲルに住み、リンゴを育てる 林貴士さん 父親に隠れて道法スタイルを実践する ヘイさん ちょっといっぷく2 肥料はいいやつか、悪いやつか 自然栽培を研究する科学者 矢野美紀さん 酪農から転身し、無肥料リンゴを模索する 松村暁生さん 震災後の福島で、電力およびワインをつくる 山田純さん ちょっといっぷく3 自然農法とか有機農業とか 兵庫・丹波に住まう農の達人 橋本慎司さん 走り続ける公務員と水俣病のはなし 福田大作さん おわりに DOHO STYLE 応援隊 - 著者プロフィール - 金井 真紀 (カナイ マキ) (著/文) 1974年生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て、2015年より文筆家、イラストレーター。著書に『世界はフムフムで満ちている』『酒場學校の日々』(いずれも皓星社)、『はたらく動物と』(ころから)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『サッカーことばランド』(ころから)、『虫ぎらいはなおるかな? 』(理論社)など。農業経験は、田植えの手伝いをわずかに5回ほど。 道法正徳 (ドウホウ マサノリ) (監修) 1953年広島県呉市豊浜町豊島生まれ。肥料・農薬を施さない安全でおいしい果樹・野菜づくりの提案、地球環境に重要な地下水を守る農業技術の普及に努めている。国内外で指導、講演を行う。株式会社グリーングラス代表。著書に川田健次名義で『高糖度連産のミカンづくり』(農山漁村文化協会)、監修した本に『道法スタイル 野菜の垂直仕立て栽培』(学研プラス)など。
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南米野外料理 アサード|ユルゲン・ケルネッガー, 田中 ケン, アディ・ビッターマン, フランツ・グレーシング, レオ・グラードゥル
¥3,190
グラフィック社 2020年 ハードカバー 224ページ B5変型判 縦240mm 横190mm - 内容紹介 - 鉄網で焼いて、塩だけで味付けをした肉を家族や仲間と囲んで食べる。南米の伝統的な野外料理、アサード。その料理法と精神をベースにアウトドア料理としてブラッシュアップした4人の料理人たちが送る「アサード」の指南書! 目次 序文/グリル/著者紹介/肉の部位(欧米式vs南米式の部位の定義)/基本のエレメント(熾火・肉・塩・時間)/メソッド(グリルのメソッドと道具の準備)/レシピ(鶏・豚・牛・ジビエと羊・魚介類・野菜と副菜・果物とデザート・基本レシピ)/おわりに(チームと謝辞・おくづけ) - 著者プロフィール - ユルゲン・ケルネッガー (ユルゲン ケルネッガー) (著/文) 「アサドール・デ・カサ・アサード」が認定するアサード職人。 仕事の傍ら、共著者の一人、レオ・グラードゥルとグリルコースを定期的に主宰。グリルの実践と知識の伝播に勤しむ。 他2人(アディ・ビッターマン、フランツ・グレーシング)も含め、いずれの著者もグリル料理の世界チャンピオンなど、野外料理のエキスパートである。 田中 ケン (タナカ ケン) (監修) アウトドアを取り入れることで、生活はもっと快適になるを信念に『快適生活研究家』として各メディアで活動。 アウトドアイベントも数多く手がける傍ら環境問題にも力を注ぐ。 著書に『田中ケンのOUTSIDECOOKING』(実業之日本社)、『アウトドア達人パパの快適家族術』(モダン出版)、DVD『A・Good Time Outdoor』シリーズ(中録サービス)の監修などがある。
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海の辞典 | 中村 卓哉
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2012年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 海にまつわる素敵な言葉を四季折々の美しい海の写真とともに綴る。 目次 1 海の色・音・風 2 波・潮の名前 3 海と海まわりの呼び名 4 海の季節・時間・場所 5 海のたとえ (心・人生 行動・状況・他) 6 海にまつわる大切なことば
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空の辞典 | 小河俊哉
¥1,650
SOLD OUT
雷鳥社 2014年 ハードカバー 319ページ 15.2 x 10.2 - 内容紹介 - 写真に癒され、お天気の勉強にもなる、手の平サイズの魅せる辞典! 四季や天候をあらわす空の言葉を、 雲・風・雨・雪・霧・光・色 の7つのテーマにわけて紹介。言葉にはそれを表す写真が添えられ、目で確認しながら、より具体的に意味を理解することができます。また、空はときどき、わたしたちの心を癒してくれるときがあります。そんなメッセージもところどころにさりげなく登場し、辞典でありながらも、心の栄養となるエッセンスも含んだ本です。老若男女問わず、プレゼントにも最適!
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菜の辞典 | 長井史枝, 川副美紀 (イラスト)
¥1,650
雷鳥社 2019年 ハードカバー 320ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 1年中目にするものから、ちょっと珍しいものまで、約180種の野菜を、美しいイラストとともに紹介。旬の時期・選び方・保存方法・食べ方・栄養素・効能効果なども端的に掲載。辞典シリーズらしいオシャレさ、可愛らしさはそのままに、実用としての使いやすさも兼ね備えた1冊です。 目次 はじめに この本の使い方 各栄養素のはたらきと食事摂取基準 からだを癒す野菜 ベジブロス インデックス - プロフィール - 長井史枝 (ナガイフミエ) (著/文) ライター。野菜ソムリエ。リトルプレス『BonAppétit』発行人。人物インタビューや店舗取材のほか、料理・スイーツのレシピ本制作にも多く関わる。著書に『田舎・郊外でお店、はじめました。』(雷鳥社)、関連書籍に『オープンサンドレシピブック』(誠文堂新光社)など。 川副美紀 (カワゾエミキ) (イラスト) イラストレーター。女子美術大学産業デザイン科卒。植物・ガーデニング・料理・スイーツ・インテリアなど、生活の身近な情景を描く。著書に『ケーキ物語』『クッキー物語』(講談社)、『あかちゃんスイートメモリー』(梧桐書院)など。