-
文化財に泊まる。 | 偏愛 はな子
¥1,980
エクスナレッジ 2025年 ソフトカバー 156ぺージ 四六判 - 内容紹介 - ●週末をちょっと特別にする 美しい宿、おいしい旅● 名建築のなかには 宿泊できる・食事ができる文化財の建物もあることをご存じですか? 由緒正しき温泉宿に日本建築史に残るクラシックホテル、 昭和レトロな元商店から明治期の学生を支えた元下宿屋の旅館まで、 その個性はじつに豊かで 訪れる人の好奇心を満たしてくれます。 本書は、国指定・重要文化財を含むそんな宿泊施設をご紹介。 どの施設も一度訪れたら忘れがたく、 何度訪れても新たな発見があるのが魅力です。 文化財のまちあるきマップと 知っていると建築がぐんと面白くなる「文化財の宿を読み解くキーワード」も必見! 唯一無二の宿体験で、ワンランク上の旅をお楽しみください。 ■目次 §週末ゆったり小旅行 ――長野・福島 ・BYAKU Narai(長野・奈良井) ・向瀧(福島・会津) ・湯田中温泉 よろづや(長野・湯田中) ・別所温泉 旅館 花屋(長野・上田) ・Satoyama villa 本陣(長野・松本) ・万平ホテル(長野・軽井沢) §人気温泉地に光る名宿 ――静岡・神奈川 ・新井旅館(静岡・修善寺) ・旅館 おちあいろう(静岡・修善寺) ・沼津俱楽部(静岡・沼津) ・川奈ホテル(静岡・伊東) ・萬翠樓 福住(神奈川・箱根) ・箱根小涌園 三河屋旅館(神奈川・箱根) ・ホテルニューグランド(神奈川・横浜) ・葉山加地邸(神奈川・葉山) ・かいひん荘 鎌倉(神奈川・鎌倉) §いつもの街の特別な宿 ――東京・千葉・埼玉 ・佐原商家町ホテル NIPPONIA(千葉・佐原) ・NIPPONIA 秩父 門前町(埼玉・秩父) ・東京ステーションホテル(東京・丸の内) ・ホテル雅叙園東京(東京・目黒) ・鳳明館(東京・本郷)
-
おいしい雑草図鑑 | 前田 純
¥1,650
扶桑社 2025年 ソフトカバー 144ぺージ B6判 - 内容紹介 - 日本に生育している雑草のほとんどは食べられます。 実は、慣行農法の影響でこの50年で野菜の栄養価が大幅に下がっています。 しかし、野生種である雑草は現代の野菜が失った栄養を豊富に備え、タンパク質や食物繊維が多く、ビタミンやミネラルを豊富に摂取できます。 食べやすいものから、料理の味わいを広げてくれる滋味深く個性的な味わいのものまで味のバリエーションは幅広く、海外では野菜として栽培されているものもあります。雑草はまた、生鮮食料品が手に入りにくくなる、被災時の栄養源としても役立ちます。 そんな、おいしい雑草の魅力と見分け方、おすすめの調理法、生薬としての効能、誤認すると危険な毒草までを、京都大学農学研究科農学専攻雑草学研究室で雑草学を学び、現在は雑草栽培をする会社を立ち上げた「雑草のプロ」で雑草料理研究家の前田 純が、詳しく紹介します。 散歩やハイキングにも持ち出しやすいハンディなサイズながら、充実の情報量で、身近な雑草の魅力を再発見してみませんか? - 目次 - はじめに 雑草をおいしく食べる基本の調理法 採取の服装・道具と採取の方法 この本の使い方 Part.1 道端・あぜの雑草 Part.2 野原・畑地の雑草 Part.3 荒地・河川敷の雑草 Part.4 水田・湿地・海岸の雑草 Part.5 毒草の雑草 索引 - 著者プロフィール - 前田 純 (マエダジュン) (著) 1982年8月、石川県生まれ。雑草料理研究家。京都大学農学研究科農学専攻雑草学研究室で雑草学を学び、在学時より、NPOや野外調査等にて雑草を題材として、ダッチオーブンや七輪等を用いて料理を行う。2015年2月に合同会社つむぎてを設立。休耕田や耕作放棄地で無農薬・無化学肥料の雑草を栽培して、食品や化粧品を販売している。
-
科学メガネ読本 | 池内 了
¥1,870
アノニマ・スタジオ 2024年 ソフトカバー 320ぺージ B6変型判 - 内容紹介 - 幅広い世代に向けて科学に関する多くの書籍を執筆してきた池内了さん。本書は、雑誌「BIG ISSUE」で連載をしている「池内了の市民科学メガネ」の連載100回を記念して80篇に再構成した科学エッセイ集です。 日常を科学的な視点で見て考えることの楽しさコンパクトに、明快、痛快に伝え、科学の目で暮らしを見てみることで面白さや意外な視点を発見できる内容です。 - 目次 - まえがき ◆1章 身体と脳の不思議 1 塩、その知られざる不思議な作用 2 熱中症と低体温症 3 涙は脳をリセットする 4 寒い朝、健やかな眠りのために 5 「時間栄養学」のすすめ 6 血圧と呼吸のリズムが同調するとき 7 「旨いものは別腹」って本当? 8 その美しさに感動する腸内フローラ 9 人の心を惹きつける香りの効能 人工的香りで化学物質過敏症 10 ガムを噛む効用 11 第三の脳、皮膚感覚 12 薄毛と抜け毛が気になっても 13 難聴は認知症を昂進する? 14 ほんわか、ほっこり入浴剤 15 笑いの効用と人間関係の調節 16 塗り絵が流行っているのはなぜ? 17 免疫力って、なに? 18 写真を見る視線にも東洋と西洋の文化の差 19 絵画における右と左 20 プラシーボ効果とノーシーボ効果 21 表情は遺伝する? ◆2章 動物と虫、生態系の謎 22 生物世界のシンクロ現象 23 働きアリの七割は怠け者 24 都会の小鳥が早口になっている? 25 異性を前にすると緊張する鳥 26 失恋したハエのやけ酒 27 モルフォチョウの神秘の輝き 28 色のマジック。驚くべきヤリイカの能力 29 ハサミムシの究極の子育て 30 ゴキブリの愛すべき側面 31 魚に多く含まれる、EPAとDHAの効能 32 霜降り牛と筋肉牛 33 シマウマの縞模様 吸血昆虫との攻防の証し 34 蚊が持つ脅威の能力 35 たくましい、海を渡るチョウ 36 数を数える動物 37 道具を使うイルカ 38 海の酸性化とクジラの受難 39 歌うクジラ 40 春先、三つの出合いの危機 ◆3章 植物と遺伝子とウイルス 41 野菜の鮮度を測る 42 リンゴの皮の輝き 43 バナナの歴史とクローンの弱点 44 古くから珍重されたユズ 45 薬になる身近な雑草 46 花咲か爺さんの灰の謎 47 素敵な花時計 48 町の雑草と田舎の雑草 49 花粉と種子を散布する植物の作戦 50 ゴマの力 51 ダイコンの上手な食べ方 52 香りマツタケ。味シメジ 53 第七の栄養素「フィトケミカル」 54 恐竜が愛したモクレン ◆4章 未来と社会と子どもとの関わり 55 可能性の錯覚 56 叱ることと褒めること 57 近いほど遠い、遠いほど近い 58 寝る子の海馬はよく育つ 59 フィルターバブルと情報の偏り 60 カマキリ占いとすばる占い 61 愛と数学を謳う短歌 62 年をとると時間が経つのが速いわけ 63 ピラミッドは古代の公共事業 64 「三項原理」のすすめ 65 アインシュタインの手紙 66 「女子大生の日」と三人の女性科学者たち 67 「不気味の谷」は乗り越えられるのか 68 日本の科学に未来はあるか 69 オスプレイ=未亡人製造飛行機のわけ ◆5章 月と宇宙と地球の未来 70 緑のオーロラは生命の証 71 貝殻の縞模様が語る地球の歴史 72 宇宙人が地球にやってこないわけ 73 宇宙が四次元であれば 74 夜空はなぜ暗い? 75 番頭さんの無限宇宙論 76 芭蕉は越後で天の川を見たのか? 天文学的芸術鑑賞法(その1)文学編 77 ゴッホの「星月夜」のテクニック 天文学的芸術鑑賞法(その2)絵画編 78 エオルスの竪琴と「もんじゅ」の事故 79 恒星は“核”の世界、惑星は“原子”の世界 80 遥かな宇宙から地球を眺めれば あとがき - 著者プロフィール - 池内了 (イケウチサトル) (著) 1944年生まれ。宇宙物理学専攻。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士(物理学)。名古屋大学大学及び総合研究大学院大学・名誉教授。著書『物理学と神』(講談社学術文庫)、『疑似科学入門』(岩波新書)、『科学の落し穴』『禁断の科学』(以上、晶文社)、『科学者心得帳』(みすず書房)、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)、『科学と人間の不協和音』(角川one テーマ21)、など多数。
-
【バーゲンブック】坂茂の建築現場 | 坂 茂
¥1,500
平凡社 2017年 ソフトカバー 360ページ A5判 定価2860円 バーゲンブック: 定価よりも値引して販売することのできる新品の本です。 (およそ定価の50%〜70%ほどの価格です) 新品とはいえ、経年による劣化などが見られる場合もございますので、ご理解の上ご購入くださいませ。 - 商品紹介 - 「紙の住宅」や震災支援で知られる建築家、坂茂が、自作品のコンセプトを解説する実践的建築論集。写真・スケッチ多数。
-
絵と図でわかる科学事典 ~星の誕生、ロボットの歴史からいびきのメカニズムまで~ | カミーユ・ジュゾー, モルガーヌ・レビュラール, コラン・カラデック, 吉井 大志(監修), 原 正人(訳)
¥2,860
グラフィック社 2025年 ソフトカバー 144ページ B5変型判 縦257mm 横178mm - 内容紹介 あらゆる事象を美しいイラストと簡潔な文章で学ぶ、新感覚の大人向け雑学事典。 1ページに1トピックをインフォグラフィックで解説。 幅広い分野の話題がランダムに配置され、どこからでも楽しめる工夫が施されている。 - 目次 - Nº 1 動物の足跡、Nº 2 指紋、Nº 3 隕石の起源、Nº 4 大規模森林火災、Nº 5 カタツムリの殻、Nº 6 移動式住居、Nº 7 最初の木、Nº 8 ヨガ文献史、Nº 9 自然毒、Nº 10 不死のクラゲ、Nº 11 石油ができるまで、Nº 12 宇宙汚染、Nº 13 水に飲み込まれた都市、Nº 14 動物が死を悼む儀式、Nº 15 プロクセミックス(近接学)の原理、Nº 16 共感のニューロン経路……etc - 著者プロフィール - カミーユ・ジュゾー (著) 作家、ディレクター。 ラジオやポッドキャストでドキュメンタリーからフィクションまでさまざまな番組を手がけるかたわら、執筆活動を行う。 大学で歴史と科学哲学を学び、人間と自然の関係にフォーカスした仕事を多く残している。 吉井 大志 (ヨシイ タイシ) (監修) 2006年岡山大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。 ドイツRegensburg大学、Würzburg大学で博士研究員などを経て、2011年岡山大学・助教として着任。 その後、2014年に准教授、2022年に教授に就任。 専門分野は「時間生物学」「行動遺伝学」、昆虫をもちいて体内時計の神経メカニズムの研究をおこなっている。
-
虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯 | 中野 京子
¥1,320
SOLD OUT
NHK出版 2025年 NHK出版新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 その画家はなぜ、強烈に「知」を求めたのか──? 近代の夜明け前、フンボルトやリンネ、ダーウィンよりはるか昔に、昆虫学という学問が存在しないなか独学で研究を行い、メタモルフォーゼ(変態)の概念を絵によって表現、さらに大西洋を渡って南米を調査旅行し、昆虫や植物の姿を生き生きと描写した破格の女性が17 世紀にいた。小さな虫の中に「神」を見たその女性、マリア・シビラ・メーリアンとは何者だったのか──。科学と芸術が混じり合った豊かな時代の輝かしい偉業を、中野京子が生き生きと蘇らせる。2002 年刊の幻の名著、『情熱の女流「昆虫画家」──メーリアン波乱万丈の生涯』が満を持して復刊! 第一章 フランクフルト時代(~18歳)──小さき虫に神が宿る 第二章 ニュルンベルク時代(~38歳)──科学と芸術の幸福な融合 第三章 オランダ時代(~51歳)──繭の中で変化は起こる 第四章 スリナム時代(~54歳)──悦びの出帆 第五章 アムステルダムでの晩年(~69歳)──不屈の魂は何度も蘇る - 著者プロフィール - 中野 京子 (ナカノ キョウコ) (著) 作家、独文学者。北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。著書に『「怖い絵」で人間を読む』『印象派で「近代」を読む』『「絶筆」で人間を読む』『異形のものたち』(NHK出版新書)、『怖い絵』シリーズ(KADOKAWA)、『名画の謎』シリーズ(文藝春秋)、『美貌のひと』(PHP新書)、『西洋絵画のお約束』(中公新書ラクレ)など多数。
-
ちいさな手のひら事典 野に咲く草花 | Michel Beauvais, いぶきけい(訳)
¥1,980
グラフィック社 2025年 ハードカバー 176ページ 縦150mm 横100mm 厚さ25mm - 内容紹介 フランスの牧草地や川辺、土手、溝、山道などに咲く78種の野の草花を、 クロモカードのレトロでかわいいイラストとともに紹介しています。 植物の基本情報に加え、逸話など多彩な視点から楽しめる一冊です。 - 目次 - 16世紀、死をもたらすナスの異名を持つベラドンナはどんな目的で使用された? トリカブトは何に効く? ゴボウはどうやって繁殖するの? ヤグルマギクが野原から姿を消したのは何故? 石けんのように泡立つ植物とは? 英国でヒナゲシは何を象徴している? …など78項目 - 著者プロフィール - Michel Beauvais (ミシェル ボーヴェ) (著) 自然、植物学、ガーデニングをこよなく愛し、有機野菜、バラ、多年草の育て方や庭のデザインのほか、 自然の散策やアウトドアに至るまで、幅広いジャンルにわたる著作がある。 日本では、『ちいさな手のひら事典 バラ』が翻訳出版されている。 いぶきけい (イブキケイ) (訳) 翻訳家。同シリーズでは『ねこ』『魔女』『月』『占星術』などのタイトルを担当している。
-
魔女の植物園 魔女が大切にする37の植物 | しらとあきこ
¥1,100
山と渓谷社 2025年 ヤマケイ文庫 ソフトカバー 224ページ 文庫判 - 内容紹介 魔女との関わりを知れる38の植物たち! 魔女から身を守る薬草―オレガノ カノコソウ 魔法の杖―アーモンド 女性のための薬草―ヨモギ 「魔女と植物」という組み合わせについてはそれほど違和感を持たれないと思う。というのは、魔女は強烈な有毒植物を使って人間に害を与える邪悪な女性だったというイメージがあり、また、魔女は薬草について豊富な知識を持っていて、それを用いて人のためになる医療行為を行う「賢い女」だったというイメージもある。つまり、良いも悪いも、魔女のイメージは植物と結びついているからだ。 本書は、その「魔女と植物」を結びつける歴史的背景やその関わりを、37種類の植物とそれにまつわる伝説やエピソードとともに解説する。 ※本書は2014年2月に発刊された『不思議な薬草箱 魔女・グリム・伝説・聖書』を再構成し、加筆修正のうえ、文庫化したものです。 - 目次 - ■内容 はじめに 魔女と植物 第1章 魔女がつくる薬草料理 魔女の薬草料理 魔女キルケ―の飲み物/キルケーの作ったキュケオーンのレシピ(麦角菌・蜂蜜・セイヨウオニシバリ・ミント・魔女草・モーリュ・アリウムモリー、クリスマスローズ) ヴァルプルギスの夜の料理 魔女の厨で作る若返りの飲み物/魔女の姿が見える薬草(ハナハッカ・セイヨウカノコソウ) 女魔法使いの野菜畑ラプンツェル (フェルトザラート) 白雪姫が食べた毒リンゴ(セイヨウリンゴ) コラム:将軍マクベスの未来を占う地獄の雑炊(ドクニンジン・イチイ) 第2章 魔力を秘めた植物たち 魔女が空を飛ぶのは植物の力 空飛ぶ軟膏(ヒヨス・ベラドンナ・チョウセンアサガオ・イヌホウズキ・イヌサフラン・アサ・ケシ) 魔法の杖 アロンの杖とアーモンド(アーモンド・アーロンシュタープ) 伝説になったマンドラゴラ(マンドラゴラ) よみがえりの木ネズ(セイヨウネズ) 魔法を解く花 (ハナニラ・アストランティア・マヨール・セイヨウイラクサ) 魔的な力と聖なる力の両方を持った木(セイヨウヤドリギ) この世とあの世をつなぐユリの花(ユリ) 第3章 幸せをもたらす植物 富をもたらす木(セイヨウハシバミ) ホレおばさんからの贈り物~最高の家庭薬(ニワトコ) 女性のための薬草 女神アルテミスの薬草(ヨモギ)/聖母マリアの薬草(ハゴロモグサ)/産婆(助産師)の守り草(ハナハッカ・ニガハッカ) 男性のための薬草(ヘンルーダ・ヤネバンダイソウ・ディル) コラム:大きな病気の救いとなる薬草(ツルニチニチソウ・イチイ) 第4章 魔女の植物がみられるドイツの植物園 薬草と人間の橋渡しをしてきたパイオニア 修道院の薬草園 ザンクトガレン修道院/ライヒェナウ修道院/ミヒャエルシュタイン修道院/メムレーベン修道院 大学付属植物園 ヴュルツブルク大学付属植物園 ハンブルク大学付属植物園 ヒルデガルトの薬草園 ヒルデガルトフォーラム(ライン河畔)・ビンゲン(ライン河畔) ハイデルベルク薬事博物館 コラム:ハンブルクのスパイシー博物館 おわりに
-
ホーム・スウィート・ホーム | 杉本 彩子
¥3,080
工作舎 2024年 ソフトカバー 248ぺージ B5変型判 - 内容紹介 - 「生き方の数だけ存在する住まいのかたちを見たい」と家を訪ねる。蝋人形と住む造形作家夫妻の2LDKや、陶芸家夫妻が蘇らせた築150年の京風町家など、16の「おうち」を俯瞰図と400点以上のオールカラーイラストで、考現学の視点から巡る! - 目次 - 序章──家を巡る旅に出る前に ヤドカリの渦紋の中から生まれるかたち 第一章 牙城を築く ・縦横斜めに線が遊ぶ 三角形の箱庭と小さきものの世界 ・螺旋のリズムを内に秘めた 富士塚の傍らのモノリス ・デカダンとまがい物の美学 私が私でいるために ホーム・スウィート・コラム1:家も主役の映画やドラマ その一 第二章 蒐集と向き合う ・造形作家夫妻が集める 蠟人形春子と愉快な仲間たち ・電音土蔵空間から放たれる音響は すべての境界を溶かしていく ・権力者の肖像画が壁を埋める プロパガンダグッズ・コレクターの家 ホーム・スウィート・コラム2:家も主役の映画やドラマ その二 第三章 受け継ぎ活かす ・陶芸家夫妻が蘇らせた 築一五〇年の京風町家 ・絶やさぬ囲炉裏の火のように 受け継がれてゆく小さな家族の物語 ホーム・スウィート・コラム3:住宅建築が観察できる施設案内 第四章 旅の途中でたたずむ ・遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地 ・旅の途中のスナップショット 仮住まいのヴィラから眺める異国の街角 ・花から花へと舞い飛ぶ蝶の 生き抜く糧が詰まった小さな部屋で ホーム・スウィート・コラム4:本書の指針となった書籍たち 第五章 ともに生きる ・あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園 ・米軍ハウスのバナナの葉蔭 文化の渦から生まれるグルーヴ ・小川のほとりの小さな納屋で 山と谷を蘇らせる守人の叙事詩 終章──記憶の中の家を俯瞰する 増築を重ねて迷宮化した、昭和初期の文化住宅 ・著者の生家 祖父の持ち家 - 著者プロフィール - 杉本 彩子 (スギモト サイコ) (著/文 | イラスト) 1973年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。デザイン事務所に勤務後、2001年からKucciのペンネームで、立体イラスト、平面イラスト、漫画、デザイン、執筆を手がける。雑誌の立体イラストや、TV報道番組の政治家人形など、造形物制作の他、建築、住宅関係誌、情報誌、絵本、教科書など、幅広い領域で独特なデフォルメを施した俯瞰イラストを制作。『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』(日経BP、2016)に俯瞰イラストを寄稿、『ジャジューカ──モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(太田出版、2017)に、イラスト・文章を寄稿。
-
空間九鬼 | 文脈のカタチ研究会
¥1,980
蜜柑と銀鱗 2025年 ソフトカバー 64ページ A4判変型 - 内容紹介 - 建築学者のマニアックなメガネをかけて漁村を歩くと、暮らしの本質と、海と山にかこまれた生活の空間に魅了される理由が見えてくる… 日本各地の集落を主なフィールドとして、まちに存在する魅力的なカタチを様々な文脈の切り口から捉え、建築的批評性を見出す「文脈のカタチ研究会」による、三重県尾鷲市の漁村「九鬼」の調査記録。
-
Loci-01/風景をつくる人 ランドスケープアーキテクトの群像 | 風景パブリッシング
¥1,980
風景パブリッシング 2025年 ソフトカバー 132ページ B5変形判 縦245mm 横185mm 厚さ10mm - 内容紹介 - これまで公の場で多くを語ることが少なかったランドスケープアーキテクトたち。本誌では第一線で活躍中のアーキテクトたちにそれぞれの原風景からランドスケープアーキテクトの道へ進んだきっかけ、影響を受けたヒト・モノ・コト、そして設計手法について大いに語ってもらいました。それぞれの個性が際立つインタビューをお楽しみください。デザインやモノづくりに関心のある方にとって必読の1冊です。 - 目次 - 1.Imaginative Landscape/上門周二 2.風憩の風景 New York/渡辺博 3.ランドスケープアーキテクトの群像/戸田芳樹 4.デザインの出発点はデザインする意味を考えること/長谷川浩己 5.自然を基盤に据えた社会から未来の風景をつくりだす/平賀達也 6.ランドスケープアーキテクトはゼネラリストの視点を持つスペシャリストである/熊谷玄 7.ランドスケープデザインの世界観に見せられてこの道へ/佐藤宏光 8.対話を大切にみんなでつくる「あるべき姿」/石井秀幸・野田亜木子 9.ランドスケープデザインに心を奪われた3人/オウミアキ・木川薫・市川寛 10.場のポテンシャルを引き出すランドスケープデザイン/大木一 11.「総合デザイン」としてのランドスケープ/藤田久数 - 版元から一言 - Lociは、ランドスケープをテーマにしたシリーズ本です。今後、02、03と定期的に発行していく予定です。 - 著者プロフィール - 風景パブリッシング (フウケイパブリッシング) (編著) ランドスケープに関わることを発信する出版社。
-
ダーチャ 失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ | フョードル・サヴィンツェフ, 石田 亜矢子
¥2,970
グラフィック社 2024年 ソフトカバー 240ページ A4変型判 - 内容紹介 - 本書はソ連時代に都会に住む人びとの別宅として建てられた木造の小屋やコテージである「ダーチャ」を集めた貴重な資料集。 本書は革命、戦争、共産主義の崩壊などを乗り越え、その過程で人びとの生活の不可欠な一部となったダーチャ。その特徴的な歴史的・文化的背景の解説も収録。 - 著者プロフィール - フョードル・サヴィンツェフ (フョードル サヴィンツェフ) (著/文) 1982年、モスクワ生まれ。1999年に写真家として活動をスタートし、AP通信、AFP通信などニュース配信会社の仕事に従事。2003-06年、イタルタス通信のチーフフォトグラファーを務め、その後、個人的な写真プロジェクトを手がけていく。2015年以降、“ドキュメンタリー・アート”と名付けたジャンルのプロジェクトを展開し、ギャラリーでの作品展示をメインに活動している。 石田亜矢子 (イシダ アヤコ) (著/文) 翻訳家。早稲田大学教育学部国語国文科卒、米国デラウエア大学留学。 読売新聞社英字新聞に勤務したのち、フリーランスのアート/デザイン・ライターに転向。 現在、主にアート及びデザイン本の翻訳を手がけている。
-
遺伝子が語る免疫学夜話 | 橋本 求
¥1,980
晶文社 2023年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 「人類はウイルス、細菌、寄生虫との戦いと共生の歴史。読むとやめられなくなる」──養老孟司 リウマチ・膠原病、クローン病、さらに花粉症、アトピー性皮膚炎などの疾患は、なぜ起きるようになったのか? その背景から、人類が何万年もかけて積み重ねてきた進化の物語を読む。 自己免疫疾患(体を守る免疫が逆に自分の体を攻撃する疾患)とは、清潔で快適な環境を求めてきた人類の代償というべき「宿業の病」。そのような病が生まれたのはなぜか? マラリアやインフルエンザなど感染症との戦いの歴史、寄生虫との共生、腸内細菌叢の知られざる力、爬虫類・昆虫などとの毒を介した生存競争、脊椎動物の「顎」の獲得、ネアンデルタール人との混交、農耕革命・産業革命などの生活様式の変化……数々の驚くべきトピックとともに語る、読み出すとやめられない「遺伝子と免疫」の秘密。 目次 序章 「免疫学」から学ぶこと ■第I部 免疫と遺伝子──時空を超えてつながる病 第1章 病原体なき病 第2章 ガラパゴス島の啓示 第3章 史上最悪のインフルエンザ 第4章 コウモリの不吉 第5章 シマウマのステルス戦略 第6章 進化医学の考え方 ■第II部 免疫と環境──運命を異にする双子の姉妹 第7章 「清潔」という病 第8章 昭和の子ども「青洟」のヒミツ 第9章 寄生虫という「古き友」 第10章 腸内細菌のチカラ ■第III部 免疫系の進化──自己免疫とアレルギーの起源 第11章 顎の出現とともに現れた病 第12章 哺乳類の勝利の代償 第13章 旧人類との邂逅と新型コロナ 第14章 農耕革命の光と影 終章 免疫進化のガラパゴス 前書きなど 本書がご紹介するのは、「自己を攻撃する病」がなぜ起きるようになったのかについての夜話です。ただし、その夜話は、できるだけ現代医学の最新のエビデンス(根拠)に基づいてお話ししたいと思っています。根拠として用いたのは、遺伝学やバイオインフォーマティクスの考え方。この最先端の学問を使って、自己免疫疾患やアレルギーといった病気がなぜ起きるようになったのか、その謎について迫りたいと思います。(序章より) - 著者プロフィール - 橋本求 (ハシモトモトム) (著・文・その他) 大阪公立大学医学部膠原病内科学教授。京都大学医学部卒業。京都大学大学院医学研究科・臨床免疫学、大阪大学免疫学フロンティア研究センター研究員、京都大学リウマチセンター講師、などを経て、現職。
-
植物の不思議なちから 古代から語りつがれる72の物語 | ヘマ・マテオス, 山本 朝子(翻訳)
¥2,970
グラフィック社 2024年 ハードカバー 192ページ B5変型判 縦240mm 横170mm - 内容紹介 - 植物は古代より薬効が注目を浴びるとともに、神聖視され、霊的なものと見なされ、医術、魔術、儀式の中心に据えられてきました。 本書では72種の植物を取りあげ、世界各地の伝説や言い伝えなど、さまざまな物語を紹介します。 - 目次 - 不思議な草木、その象徴化 家をまもる/恋に、愛に/悲しみを乗り越える/幸運を招く 薬用植物 心を整える/不安を和らげる - 著者プロフィール - ヘマ・マテオス (ヘマ マテオス) (著/文) バルセロナ大学で哲学と文学を学んだのち、ガーデニング、料理、自然科学など幅広い分野の書籍を執筆。 特に植物と動物に関する幅広い知識を持つ。
-
中世イヌのくらし 装飾写本でたどる | キャスリーン・ウォーカー゠ミークル, 堀口容子(翻訳)
¥2,640
美術出版社 2024年 ハードカバー 96ページ 縦197mm 横158mm 厚さ14mm - 内容紹介 - イヌは人類最良の、心の友? 大英図書館の豊かなコレクションでお届けする装飾写本シリーズ、『中世ネコのくらし』に続く第2弾! 人類最良の友にして忠実な仲間、イヌ。気まぐれに自分のしっぽを追いかけて回ることもあれば、血に飢えた獣になることもある生き物。 そんなイヌたちは、美しい中世の装飾写本にも様々な姿で登場します。本書は大英図書館の装飾写本コレクションから、装飾写本に描かれた個性的なイヌの絵を集めました。拡大図を多く掲載し、ページの余白に小さく描かれたイヌであっても、じっくり眺めるとその表情の豊かさに驚かされます。 さらに中世の文献を紐解き、中世のイヌにまつわる逸話をご紹介します。飼い主を守り戦う勇敢な忠犬、貴族にかわいがられ贅沢にくらす愛玩犬、イヌに関する不思議な迷信など……中世の人々な豊かな文化と、イヌのくらしぶりに触れてみませんか? The British Libraryから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『DOGS in Medieval Manuscripts』の日本語翻訳版。
-
日本動物民俗誌 | 中村 禎里, 小松 和彦(解説)
¥1,265
講談社 2024年 講談社学術文庫 ソフトカバー 264ページ 文庫判 - 内容紹介 - 山海の神か、田の神か。贄か、神使か、妖怪か――。 サル・キツネ・オオカミ・クマからネコ・トリ・ムシ・サカナまで、日本人は動物たちをいかに認識し、どのような関係を取り結んできたのか。膨大な民俗資料を渉猟し、山/海、家畜/野生、大きさ、人との類似などの基準によってその歴史と構造を明らかに! 25種の動物ごとの章立てで、「事典」的なニーズにも対応。 (解説:小松和彦) 【本書に登場する主な動物たち】 [キツネ]気高き神の使者は、やがて商業神、憑きものへ [イヌ]化け物の正体を見破る特異な辟邪力 [ネズミ]経典荒らしが転じ、仏法の守護者に? [オオカミ]なぜオオカミだけ? 「産見舞い」に赤飯を [ネコ]擬人化の果てに、愛する人の形代に [サカナ]山神はなぜ毒棘持ちのオコゼを愛したのか [ウサギ]ウサギvs.サルvs.カエル「動物餅争い」の結末は? [カニ]甲に浮かぶ悲運の英雄たちの無念 …… - 著者プロフィール - 中村 禎里 (ナカムラ テイリ) (著/文) 1932-2014年。東京生まれ。立正大学名誉教授。専攻は科学史。著書に『日本のルイセンコ論争』『生物学を創った人びと』『危機に立つ科学者』『血液循環の発見』『日本人の動物観』『狸とその世界』『河童の日本史』『狐の日本史』などがある。
-
犬がいるから | 村井 理子
¥990
筑摩書房 2024年 ちくま文庫 ソフトカバー 192ページ 文庫判 - 内容紹介 - 生後三か月で琵琶湖のほとりにある村井さんちにやってきたのは、とにかくやんちゃで甘えん坊な黒ラブのハリー。双子の息子たちとじゃれあいながらみるみる巨大化し、走るすがたは恵方巻に似ている。「みっしりと生えた黒い毛。長くて固いヒゲ。大きな鼻、口、そして耳。柔らかくて、ふわふわで、まるで巨大なぬいぐるみだ。こんなに穏やかでやさしい生き物がわが家にいて、私の横に寝ているなんて、夢のようだ」。かけがえのない日々をとじこめたイケワンまみれのエッセイ集。 「私の心を覆い尽くしていた黒くて濃い霧のような不安感は、ハリーが、あの大きな体の中に、すべてあっという間に吸い込んでくれた。静かな部屋でハリーと一緒に座っていると、自分の心の中が晴れていくのを感じることができる。今、私の心の中に広がる爽やかな青空は、ハリーがもたらしてくれたものだ。私が手を伸ばすと、ハリーは前脚をその手にそっと重ねてくれる。私が呼ぶと、必ず側に来てくれる。」(本文より) 装画 おざわさよこ カバーデザイン 藤井遥 目次 1 犬がいるから 2 もう一匹の黒ラブ 3 私のガードワン 4 犬はいつも私たちと 5 二日間の別れ 6 ハリーの事件簿① マウスピース失踪事件 7 大型犬にご用心 8 ハリーの事件簿② 夏祭り乱入! 9 秘密兵器投入! 10 天使が浜に舞い降りた 11 はじめての学校 12 散歩の時間 13 双子といっしょに 14 空気読もうよ 15 ハリーの世界 16 入院 17 トレーニング・デイズ 18 もどってきたハリー 19 グッバイ金〇 20 ゆったりした日々 21 バニラをめぐる戦い 22 犬ぞりがしたかった 23 そろそろお年頃 24 自己表現? 25 ただそこにいるだけで ハリーのいる日々 あとがきに代えて ハリーといた日々 文庫版あとがき - 著者プロフィール - 村井 理子 (ムライ リコ) (本文) 翻訳家、エッセイスト。1970年、静岡県生まれ。訳書に『ヘンテコピープルUSA』『ゼロからトースターを作ってみた結果』『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』『エデュケーション――大学は私の人生を変えた』『射精責任』、著書に『犬ニモマケズ』『ハリー、大きな幸せ』『兄の終い』『本を読んだら散歩に行こう』『全員悪人』『家族』『村井さん家の生活』『ある翻訳家の取り憑かれた日常』『義父母の介護』『訳して、書いて、楽しんで エヴリシング・ワークス・アウト』など多数。
-
猫と考える動物のいのち 命に優劣なんてあるの? | 木村 友祐
¥1,320
筑摩書房 2024年 ちくまQブックス ソフトカバー 128ページ 四六変形判 - 内容紹介 - ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、スズメ、カエル、ハクビシン……身の回りには色んな動物がいて、わたしたちは彼らと一緒に住んだり、敵対したり、食べ物にしたりして、共に生きている。わたしたちとは大きくちがう動物のこと、人間のことを、猫たちと一緒に考えよう。 === ようこそ『猫と考える動物のいのち』へ! この本のタイトルを見て「ん? 『動物のいのち』を『猫と考える』って、どゆこと? 」と、いろんな「?」が頭に浮うかんだだろうか。ふふ。 まずは自己紹介をしなきゃだね。ぼくは小説家で、郷里の青森の方言(南部弁)を使った小説とか、ぼくらの社会が抱えた様々な問題をテーマにした小説を書いてきました。だから、動物についての専門家では全然ないのだけど、それでも動物たちについて言うべきことがあるかもしれないと思ったんだ。というのも、動物についてのぼくの見方と、世の中の人々の見方がずれていると思うことがよくあるから。そのズレをはっきりさせることで、この本を手に取ったあなたにも、動物についての新たな見方が生まれたらうれしい。 というわけで、これからぼくは、ふたりの先生と一緒に、ぼくたち人間を取りまく動物たちのことについて、あれこれ考えていきたいと思う。 その先生というのは、うちで一緒に暮らしている猫たちだ。(「第1章 猫はぼくの先生」より) 目次 第1章 猫はぼくの先生 第2章 まったくちがう世界を見ている存在=他者 第3章 動物のことをホントに理解できる? 第4章 ぼくや君の知らない世界 第5章 利用される動物たち 第6章 命ってなんだろね 第7章 命の世界を心の真ん中に - 著者プロフィール - 木村 友祐 (キムラ ユウスケ) (本文) 小説家。1970年、青森県八戸市生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2009年「海猫ツリーハウス」で第33回すばる文学賞を受賞しデビュー。著書に『海猫ツリーハウス』(2010年、集英社)、『聖地Cs』(2014年、新潮社)、『イサの氾濫』(2016年、未来社)、『野良ビトたちの燃え上がる肖像』(2016年、新潮社)、『幸福な水夫』(2017年、未来社)、『幼な子の聖戦』(2020年、集英社/第162回芥川賞候補。2023年に文庫化)、温又柔氏との往復書簡『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』(2020年、明石書店)がある。
-
量子力学の100年 | 佐藤 文隆
¥2,420
青土社 2024年 ソフトカバー 240ページ 四六判 - 内容紹介 - 第一人者がみた量子力学の軌跡。その魅力と不思議。 1920年代、ド・ブロイ、ボーア、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、ディラックなどが現在の量子力学の礎となる成果を続々と発表した。そして1926年、ボーアの手によって「コペンハーゲン解釈」がなる。ユネスコは2025年に量子力学百年を記念する取り組みを行うことを決議した。この間の量子力学の道のりは、アインシュタインの反対などに代表されるように紆余曲折ありつつも、不思議と魅力にみちたものだった。しかしいまや量子コンピュータから生成AIまで、あらゆるところに量子力学は存在している。はたしてそれは何故か、そもそも量子力学とは何で、そしていまどのような姿をしているのか。日本を代表する物理学者が、自らの目でみてきた量子力学の歴史を詳述する。
-
みんなの社会的処方 人のつながりで元気になれる地域をつくる | 西 智弘, 岩瀬 翔, 西上 ありさ, 守本 陽一, 稲庭 彩和子, 石井 麗子, 藤岡 聡子, 福島 沙紀
¥2,200
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 孤立という病に対し薬ではなく地域の人のつながりを処方する「社会的処方」。日本での実践はまだ始まったばかりだ。いま孤立しているかどうかや、病気や障がいの有無、年齢に関わらず、「誰もが暮らしているだけで自分の生き方を実現できるまち」をどうつくるか。世界と日本の取り組みに学び、これからのビジョンを示す一冊。 - 目次 - はじめに 社会的処方はもっと自由でいい ■Chapter1 社会的処方の「3つの理念」 人間中心性 エンパワメント 共創 「支援する」とはどういうことか 社会的処方の「型」 社会的格差と、広がる自己責任論 ■Chapter2 孤独・孤立の現状 若者を含めた「居場所」はどのように作れるのか REPORT│小杉湯│西 智弘 90年間建ち続けてきた「場」としての力 社会に必要な、インフラとしての銭湯 「開くのではなく、閉じない」からの相補う関係性 小杉湯「的な場」が持つ、社会的処方としての意義:社会的行方不明者をつくらない 社会的処方の進化 Green/Blue Social Prescribing REPORT│Nami-nications│西智弘 サーフィンを通じてつながる Nami-nications アダプティブ・サーフィンが変えていくもの Green/Blue Social Prescribingの広がり 働かざるもの食うべからず「ではない」 ■Chapter3 社会的処方と世界・日本の動き REPORT│イギリス・フルーム│岩瀬翔 イギリス・フルーム 誰もがリンクワーカーになれる町 MakeaSpark まずは何か動き出そう 「人間の道しるべ」作戦 おせっかい住民をエンパワメントする コロナ禍を経て本質を掴んだ市民リンクワーカー達 ヘリテージコネクター/グリーンコミュニティコネクター 世界の社会的処方の現在地 言葉が全てではない 日本における「モデル事業」 名張と養父 REPORT│名張市│西上ありさ 厚労省モデル事業:名張市/ステイホームダイアリーと社会的処方の展開 REPORT│養父市│守本陽一 厚労省モデル事業:養父市 様々なセクターがまずつながる 医療を起点とした社会的処方の実践 養父市におけるリンクワーカー養成講座 小規模多機能な公共空間「だいかい文庫」 「孤独・孤立対策推進法」とその意義 ■Chapter4 社会のなかで生きることが元気につながる EPISODE│オバケのタムタム&studio FLAT│西智弘 バリアを超えて才能を届ける StudioFLATの取り組み 障がいのある無しに関わらず、良いものは良い アートと障がいと社会的処方的な意義 アートを通じて、人と社会がつながっていく REPORT│アートと社会的処方│稲庭彩和子 アートはずっと存在している。それはなぜなのか? アートと文化でウェルビーイングを増進 「とびらプロジェクト」と社会的処方の共通項 私たちの目指すこと アートコミュニケータとソーシャルな鑑賞法 「きく力・みる力」がケアする力になる REPORT│Dance Well│西智弘 Happy! Dance Well 美術館の内外、そしてアート作品を利用して自らを表現する 身体表現を使って、他人と会話する ダンスレッスンではないのに、結果的にダンスになっている アートがもつ力で変わっていったAさん アートが持つ「ケアの力」 無意識の差別をこえていく REPORT│高齢者福祉施設 西院│西智弘 「要介護」? 関係なく夢は叶えられる 「はたらく」こと=生きるをつくること 「参加」からはじめる 就労とお金の問題 ■Chapter5 暮らしているだけで元気になれるまちをつくる おせっかいのエンパワメントは意外と効く REPORT│おせっかい会議│石井麗子 地域おせっかい会議の風景 コミュニティナースと健康おせっかい まちの身近な存在、郵便局がおせっかいのハブになる 「共感・挑戦・ネットワーク」の実践支援プロセス まちへ飛び出し声を拾い続ける事務局 社会的処方の視点からみた地域おせっかい会議 やればやるほど楽しいことが大きくなる おせっかいが育む優しい目 REPORT│ほっちのロッヂ│藤岡聡子 診療所とまちの居場所が複合された「ほっちのロッヂ」 発地(ほっち)にある森小屋を起点に 私たちは人の何を捉えているのか 自分の関心のあることに掛け合わせていく ケアする・される関係性の逆転は台所から 大切な人を亡くした人が、「あのね…」と話せる部屋があるといい─福島沙紀 おわりに この本で伝えたかったつのこと 暮らしの保健室・川崎/社会的処方研究所はどうなっているか/社会的処方の未来 - 著者プロフィール - 西 智弘 (ニシ トモヒロ) (著/文) 川崎市立井田病院医師/一般社団法人プラスケア代表理事 2005年北海道大学卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」や「社会的処方研究所」の運営を中心に、「病気になっても安心して暮らせるまち」をつくるために活動。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。著書に『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法』(学芸出版社)、『緩和ケアの壁にぶつかったら読む本』(中外医学社)、『がんになった人のそばで、わたしたちにできること』(中央法規出版)他多数。 岩瀬 翔 (イワセ カケル) (著/文) 式根島診療所所長 西上 ありさ (ニシガミ アリサ) (著/文) studio-L 守本 陽一 (モリモト ヨウイチ) (著/文) 一般社団法人ケアと暮らしの編集社代表理事/兵庫県豊岡保健所 稲庭 彩和子 (イナニワ サワコ) (著/文) 独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター 石井 麗子 (イシイ レイコ) (著/文) 一般社団法人プラスケア 藤岡 聡子 (フジオカ サトコ) (著/文) 軽井沢町・大きな台所と診療所があるところ ほっちのロッヂ共同代表 福島 沙紀 (フクシマ サキ) (著/文) 一般社団法人プラスケア
-
ROOM 測って描いたインテリアデザイナーの部屋72 | NIKKEN SPACE DESIGN
¥1,980
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 160ページ 四六判 - 内容紹介 - インテリアデザイナーたちの住まいを実測スケッチで再現。住人が大切にしている家具や雑貨、食事など暮らしぶりの記録には、プロならではの設えは勿論、住まいへの飾らないこだわりと愛情が溢れ出る。一人暮らし、二人暮らし、三人以上の住まい別に、住宅・インテリア関係者をはじめ、住まい好きなら誰でもほっこり楽しめる間取り図集 - 目次 - はじめに 手で測って描くことのススメ ●1人暮らし Room for One #01 偏愛的趣味の部屋 #02 好きが凝縮された部屋 #03 エスニックな部屋 #04 ナチュラルーム #05 DIYルーム #06 置きものたちと暮らす部屋 #07 ほぼバルコニー #08 ええかんじの部屋 #09 吹き抜けブロックルーム #10 趣味を愛する秘密基地 #11 ミニマリストのメゾネット #12 読書家の住処 #13 ビッキーの男の部屋 #14 単身赴任の部屋 #15 サボテンと暮らす部屋 #16 音人の住処 #17 「マフィア」の住処 #18 ミニマルシェアハウス #19 スパイスの効いた北欧家具の部屋 #20 シェフ’s ルーム #21 THE・女子の部屋 #22 料理系男子の住処 #23 音人の住処2 #24 細ながーい部屋 #25 ギタリストの住処 #26 愛しい家具に囲まれた家 #27 青いラグの部屋 #28 イケてるプリンスキャッスル #29 和室とテラスがある家 #30 こだわり屋の部屋 #31 都心の景色と暮らす部屋 #32 はじまりの住処 [DESIGNER’S CHOICE:椅子編] ●2人暮らし Room for Two #33 アウトドア夫婦の住処 #34 湘南ベース #35 愛猫家のダンディハウス #36 チェアコレクターハウス #37 北欧家具と愛犬ジジの家 #38 スカイツリーが見える部屋 #39 酒蔵の家 #40 ひとつなぎのワンルーム #41 心地よいこだわりの部屋 #42 TATAMI のある部屋 #43 太陽の塔が見える部屋 #44 偏愛的趣味の部屋2 #45 いい夫婦の部屋 #46 嗜好の住処 #47 毎日温泉に入れる家 #48 スキップフロアの家 #49 坪庭とガレージのある住処 #50 天窓から空が見える家 #51 スパイス香るヴィンテージハウス #52 運河を臨むリノベルーム #53 彫刻家とデザイナーの住処 [DESIGNER’S CHOICE:照明編] ●3人以上の暮らし Room for Three and More #54 京の家 #55 緑あふれる家族の拠所 #56 5人と2匹の憩いの住処 #57 ホワイトハウス #58 丁寧な暮らしの部屋 #59 スイートなホーム #60 狭小敷地の積層の家 #61 白とRANCHUの家 #62 カフェのある家 #63 高台のテラス #64 テラスに挟まれた部屋 #65 趣味没頭 実家部屋 #66 和洋混沌ルーム #67 ゾウさんとキリンさんとミツさんの家 #68 超建築家的住処 #69 スカイツリーが見える部屋2 #70 特大リビングハウス #71 自然を楽しむ大きな窓の家 #72 紫の住処 [DESIGNER’S CHOICE:スケッチツール編] [小宇宙を測って描く ご自宅訪問&実測ドキュメント] おわりに - 著者プロフィール - NIKKEN SPACE DESIGN (ニッケンスペースデザイン) (著/文) 施工・物販部門を持たないデザインファームとして国内最大規模を誇るインテリアデザイナー集団。日建設計のインテリア部・オフィスデザインセンターから1994年に独立。感性と技術を駆使し、付加価値が高く新たな体験をもたらす空間を生み出している。「デザイナーズプラットフォーム」として、国内はもちろん世界中のプロジェクトに携わり進化を続ける。
-
数の辞典 | 澤宏司, 廣﨑遼太朗(イラスト)
¥1,980
SOLD OUT
雷鳥社 2024年 ハードカバー 336ページ 15.2 x 10.2 cm - 内容紹介 - いざ、目に見えない「数」の世界へ! 現代では「数」を見ない日はありません。朝起きたら時計を見て、昼食を買ったら支払金額を確認し、平均体重や平均年収の話題に一喜一憂し、暗証番号を入力してショッピングを楽しみ、「予測できない」スポーツの試合に胸を熱くします。 辞典シリーズ第12弾では、自然物から離れ、人間の営みともいえる「数」の世界に迫ります。0や1などの数字から、正負の数、三角関数、微分・積分、非ユークリッド幾何学、コンピュータ、現代の未解決問題に至るまで、私たちの生活をかげひなたに支える「数」にまつわる221項目を、小さな辞典にまとめました。 ・学校で習ったけど忘れてしまった数学用語-「平方根」「関数」「虚数」など ・考えれば考えるほど不思議な数の概念-「0」「無限」「次元」「パラドックス」など ・耳にしたことのある言葉-「ベクトル」「指数関数」「アルゴリズム」など ・知ると面白い数学の知識-「ヒルベルトのホテル」「モンティ・ホール問題」など 数学をまなぶ楽しみは、数学者だけでなく、私たち1人1人にあります。「サワ☆博士の数楽たいそう」を主宰する数々(かずかず)企画代表・澤宏司さんの面白く、ときに考えさせられる解説と、グラフィックデザイナー・廣﨑遼太朗さんのウィットに富んだ挿絵も見どころです。一読してわからない項目も、少しだけ背伸びをして新しい知識に触れてみると、時間を経て、ひらめく瞬間が訪れるかもしれません。気になった項目は、より専門的な数学本へと歩みを進めてみてください。 先史時代から現代へと大まかに数学史をたどる構成。数学史/数学者に関する豆知識、関連語の掲載、数学をさまざまな視点で眺める章末コラム4編も収録。 ★本書の324ページに登場するウサギのイラストは、あるルールに従ってページからページへとジャンプしていきます。ウサギのあとを追ってみると…? -- 「数とは何か」の整備、発展は今も続いている。木の実を数えるところから始まった数は、現代においてそこから大きく離れ、それゆえに応用の先が広がった。「1個のリンゴ」は目に見え、よって絵に描けるが、「1」そのものの絵は観たことがない。これが数のもつ役割と宿命である。(「はじめに」より) -- 目次 はじめに Chapter1 先史時代 Chapter2 古代 Chapter3 中近世・近代前期 Chapter4 近代後期 Chapter5 現代 あとがき 索引 Column #1 数学の苦手なこと #2 作図の意義 #3 数学の純粋と応用 #4 数学の成立時期と検索ヒット数 - 前書きなど - 数とはものやことの性質である。収穫した木の実を一族の皆に渡したい。足りるだろうか。あるいは、この先に渡らなければならないいくつもの川がある。約束の日までの昼と夜はあとこれだけ。間に合うか。木の実の数、仲間の数、川の数、残りの日数。賢い者がこれらのあいだの一致や過不足を見出した。目に見えるもの、見えないものと区別をせず、それらがもつ性質として認め、考え、伝えるための道具が「数」だ。 数とは、飛び飛びのきっちりしたものである。1個、2個、3個。リンゴと人の数が同じであれば1つずつ渡せる。ちょうど倍であれば2つずつ渡せる。このような数は今では「整数」と呼ばれる。では、5個を2人で分けてあまった1個をどうするか。ナイフで切って半分ずつ持っていけばよい。ある日、これも数と思えた者がいた。 こうして、数は比やわり算の商のこととなった。5個のリンゴを2人で分ける。100の距離に等間隔で8本の木を植える。5/2=2.5、100/(8+1)=11.111…。わり切れないこともあるけれど、どんな小数でも整数のわり算で表せるはず。だけどあれ? 正方形の対角線の長さは? 円の円周は? 比やわり算のみで表すことに限界を感じ、1辺が1の正方形の対角線は√2、直径が1の円の円周はπと、新しい表現をかたちにした者が数を発展させた。 √2もπも数。負の数、2乗して負になる数も認めよう。こうして数は発展し、その意味するところが広がった。1、2、 3、 …の整数をもとに、そこからなんでも作ることができる。それだけでなく、古代エジプトで円や三角形の性質をかたち作ったときのように、「数とは何か」が整理され、数はルール化された産物になった。 「数とは何か」の整備、発展は今も続いている。木の実を数えるところから始まった数は、現代においてそこから大きく離れ、それゆえに応用の先が広がった。「1個のリンゴ」は目に見え、よって絵に描けるが、「1」そのものの絵は観たことがない。これが数のもつ役割と宿命である。 * 本書の執筆では、2つのことに留意した。 1つは本書をお読みいただいた方が、数学を自分のこととして感じていただけるように心を砕いた。数学に数や方程式は必ずしも必要でなく、ふと気になったことに向き合ったときに数学は始まっている。知識や経験にかかわらず、私たち1人1人と数学のあいだに渡らなければならない川はない。 もう1つとして、本書が数学に親しむためのよいカタログになることを目指した。個人的な話で恐縮だが、私が小学校高学年のころ、3歳上の兄から借りた保健体育の副読本に載っている、スポーツ競技の紹介を読むのが好きだった。見開き2ページで1競技、野球やサッカーだけでなく、数あるマイナーなスポーツのルールや競技場の大きさ、技術や戦略の簡単な説明を読んではドキドキした。のちにそのうちの1つに挑戦することになったが、この本を手に取った方にとっても、本書が同じような機会になることを願っている。 本文は全221項目、あれがあるのにこれがない、その分野は多過ぎと、項目の選択にご異論があろうことは了解している。また一部の項目は数学の範疇にないものもある。これはひとえに私の興味やなじみ具合が影響しているとご了承いただきたい。 * いつかの未来、未知の宇宙人と交流することになったときのことを想像してみる。そのときにはきっと数が役に立つだろう。SF映画『コンタクト』(監督:ロバート・ゼメキス)では、数学が通信の役割を担う。役に立つだけではない。そこで私たちは宇宙人と私たちの「数」の違いを知るであろう。過去と現在、それぞれの時代の数学にずれがあるのと同じだ。数とは何か。便利に使い、時々の必要に応じて発展させたものが数である。ほかに代わりがなく、あまりに身近なそれを言い換えるとすれば、数とは、私たちの営みそのものである。 - 著者プロフィール - 澤宏司 (サワ コウジ) (著/文) 数々企画代表。博士(理学)。1994年早稲田大学理工学部数学科卒。2010年神戸大学大学院理学研究科地球科学惑星科学博士後期課程修了。同志社大学准教授を経て、2024年4月から現職。専門は数理科学、数理論理学。近年は論理と時間・空間の関係に関するモデルの研究に従事。簡単な計算を伴う全身運動プログラム「サワ☆博士の数楽たいそう」主宰。好きな映画監督はポール・バーホーベン。 廣﨑遼太朗 (ヒロサキ リョウタロウ) (イラスト) 1996年生まれ。名古屋出身のグラフィックデザイナー、イラストレーター。 名古屋市立大学芸術工学研究科を修了、その後都内グラフィックデザイン事務所を経て、現在はフリーランスとして活動中。
-
草の辞典 野の花・道の草 | 森乃おと, ささきみえこ(イラスト)
¥1,650
雷鳥社 2017年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 野や散歩道でよく出会う、「あの」草花の名を知っていますか? 人気の「辞典シリーズ」第四弾! ! 「ハコベ」「ナズナ」「イヌフグリ」「ワレモコウ」……。 本書は、散歩道でよく見かける春夏秋冬の草花193種の美しい写真と、それぞれの花言葉を載せています。第二章では、草や花にまつわる言い回しや季語、名言などを集め、コラムでは「食事の時間」「お茶の時間」「癒しの時間」に分け、可愛いイラストとともに、〝スイバのスープ〟〝シロツメクサ茶〟〝ドクダミ化粧水〟など、野の草花を使った手づくりの料理やお茶、コスメなどのレシピを紹介します。第三章では薬草・毒草をまとめています。知れば知るほど、野の花や道の草が愛おしくなり、温かな気持ちとなれる一冊です。
-
海の辞典 | 中村 卓哉
¥1,650
雷鳥社 2012年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 海にまつわる素敵な言葉を四季折々の美しい海の写真とともに綴る。 目次 1 海の色・音・風 2 波・潮の名前 3 海と海まわりの呼び名 4 海の季節・時間・場所 5 海のたとえ (心・人生 行動・状況・他) 6 海にまつわる大切なことば