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孤独の科学 なぜ寂しくなるのか なぜつながりを求めるのか | ジョン・T・カシオポ(著), ウィリアム・パトリック(著), 柴田 裕之(訳)
¥1,650
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 464ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 人間とは「つながり」を求める動物である。脳と心のしくみから、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景、対処法まで、現代人が知っておきたい孤独感のすべて。ロングセラーの新装版 - 著者プロフィール - ジョン・T・カシオポ (カシオポ,J T) (著) シカゴ大学ティファニー・アンド・マーガレット・ブレイク殊勲教授。科学的心理学会元会長。認知・社会神経科学センター所長。「社会神経科学」の創始者の一人。 ウィリアム・パトリック (パトリック,W) (著) ハーヴァード大学出版局などを経て著述・執筆協力専業となる。数々の著名人の作品を編集し、ベストセラーを世に送り出してきた。「ジャーナル・オブ・ライフ・サイエンス」誌の創刊者・編集人。 柴田 裕之 (シバタ ヤスシ) (訳) 翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ハラリ『ホモ・デウス』、『21 Lessons』のほか、『孤独の科学』、『統合失調症の一族』、『「死」とは何か』など多数。
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植物のすごい繁殖戦略 花のしくみはこんなに違う! | 保谷 彰彦
¥2,090
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 224ページ 四六判 - 内容紹介 - 花を咲かせない? 受粉しない? 種子をつくらない? 驚きと不思議に満ちた植物の生殖について、さまざまな植物を例に取り上げながら余すことなく紹介する、植物の奥深さを楽しめる一冊。 ・ 植物はこうして命をつないでいる! ・ 虫が来ないときに備える あえて咲かない 受粉しない 虫と風どっちも味方にする ・ 身近に生えている植物なのに驚きと発見の連続! 知られざる受粉のしくみと見事なまでの繁殖戦略! ・ ・ ■もくじ 【1】花の旅のはじまりに いろいろな花/花の誕生/花のつくりの基本/花が咲くのは何のため?/受粉から受精に至るプロセス/送粉のしくみ/送粉者/送粉者を誘い寄せる花/自家受粉と他家受粉/送粉シンドローム ・ 【2】ほかの花と結ばれるしくみ 自他を見分ける/タイミングをずらして交わらない/ 離れていれば交わらない/異なるタイプとつながる/ 花の左右が違う/究極の戦略は広がらない ・ 【3】虫いらずのしくみ 目立たなくていい/咲かずに実を結ぶ/来るものは拒まず、来なくても構わず/イネを知る/じつは二刀流も多い ・ 【4】クローンで殖えるしくみ クローンの種子で殖える/体の一部で殖える ・ 【5】花蜜をめぐるしくみ ただ甘いだけじゃない/花は送粉者だけのものではない/花蜜のありかへ導く/穴をあけて盗む/花蜜に毒を混ぜる ・ 【6】花蜜以外で誘うしくみ 胸部の筋肉がふるえる/植物だって熱をだす/子房を食べてもらう見返りに/あるある詐欺もいろいろ/大きくてよいこともある ・ 【7】まだある、見なれた花のしくみ 調和のとれた集まりで繁栄する/色の変化で知らせる/原始的ではない/この二刀流は古くて新しい - 著者プロフィール - 保谷 彰彦 (ホヤ アキヒコ) (著) 国立科学博物館植物研究部などを経たのち、「たんぽぽ工房」を立ち上げ、サイエンスライターに。著書に『タンポポハンドブック』(文一総合出版)、『ヤバすぎ!!!有毒植物・危険植物図鑑』(あかね書房)など。
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どうぶつのないしょ話 | 佐々木 洋
¥1,980
雷鳥社 2025年 ソフトカバー 224ページ 四六変形判 縦128mm 横168mm 厚さ17mm - 内容紹介 - じつはナマケモノは泳ぎが得意? シロクマの毛は白じゃなくて透明? ダンゴムシは“昆虫”ではなく“エビのなかま”だった!?“知っているつもりだった”思いこみがくつがえる、どうぶつたちの「ほんとうの話」を、写真つきで50個ご紹介します。登場するのは、動物園で人気のライオン、パンダ、ハシビロコウなどのどうぶつから、道ばたで出会える身近ないきものまで。見た目、行動、生き方に隠れたひみつを、こっそりと楽しくひもといていきます。ページをめくるたびに「へぇ~」「そうだったの?」と、意外な発見の連続! 動物園へのおでかけや、お散歩がもっとおもしろくなるはずです。著者は、『ダーウィンが来た!』(NHK)や『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)などで活躍するプロの自然解説者、佐々木洋さん。 経験豊富な自然の知識と、ユーモアのある語り口で、動物の世界の奥深さを伝えます。 - 目次 - 1章 どうぶつえん編 見たままが、ほんとうとはかぎらない…【姿かたちのひみつ】 ・シロクマの毛は白ではなく透明 ・キリンのツノは2本ではなく3本 ・パンダのしっぽは黒ではなく白 ・ラクダのこぶの中身は水ではなく脂肪 ・フクロウにも耳のあるものがいて、ミミズクにも耳のないものがいる ・ものすごく小さなゾウの仲間がいる ・ニホンザルにおでこはほぼない ・コアラにしっぽはない ・シロサイもクロサイも灰色 ・シマウマは縦縞ではなく横縞 ・カモシカはシカではなくウシ コラム 動物園の「訪問者」にもご注目! 2章 どうぶつえん編 そのしぐさには、ちゃんとわけがある…【行動のひみつ】 ・ゴリラは「グー」ではなく「パー」で胸を叩く ・カンガルーのお母さんの袋から顔をだすのは赤ちゃんではなく"幼児" ・狩りをするライオンはオスではなくメス ・レッサーパンダが2本足で立つのは芸ではなく習性 ・ヘビクイワシはクモも食べる ・ゾウは耳だけではなく足の裏でも音をキャッチする ・水に入るのが好きなネコがいる ・動物園のハシビロコウはけっこう動く ・死んだふりをしてもクマに喰われる ・イノシシは急に曲がれる コラム セミの羽化は夜の動物園で 3章 どうぶつえん編 じつはこんな性格だった…【生き方のひみつ】 ・チンパンジーは猛獣 ・ウサギは寂しくても死なない ・バクは夢ではなくリンゴを食べる ・ナマケモノもやるときはやる ・タヌキ汁の中身はタヌキではなくほぼアナグマ ・サルはサルスベリですべらない ・マツの木にとまるのはツルではなくコウノトリ ・カバはおとなしくはなく超危険生物 ・ほとんどの動物は冬眠しない コラム 動物「感」察のススメ 4章 身近ないきもの編 名前や見た目にまどわされて…【姿かたちのひみつ】 ・コイのひげは2本ではなく4本 ・カタツムリの中身をだしてもナメクジにならない ・アオダイショウは青ではなく緑 ・カブトムシは「ツノ」、クワガタは「アゴ」 ・タヌキの両目のまわりの黒い色は、つながっていない ・モンシロチョウの紋の色は白ではなく黒 ・ダンゴムシは昆虫ではなくエビやカニの仲間 ・ウメにウグイスではなくメジロ ・点があるからというより、お天道様へ向かうのでテントウムシ ・カルガモは軽くなく重い ・雨のときによくいるからではなく、飴のにおいがするからアメンボ コラム 「チョウの保育園」を作ろう 5章 身近ないきもの編 すぐそばのふしぎに気づくとき…【行動のひみつ】 ・カメはのろくなく、けっこう速い ・モグラは太陽を浴びても死なない ・コウモリは目からではなく口や鼻から超音波をだす ・チョウもガも、翅を開いてとまることも閉じてとまることもある ・トンビはタカを産む ・セミは1週間ではなく1か月ぐらい生きる ・オシドリは毎年結婚相手を変える ・ドングリに開いた穴は虫が「入ったあと」ではなく「でたあと」 ・トンボは後ろにも下がれる コラム「だるまさんがころんだ」鳥 - 前書きなど - ぼくはこれまで40年以上にわたり、子どもからお年寄りまで、幅広い年代の人たちに自然の魅力を伝え続けています。その中で、国内・国外問わず、数えきれないほどさまざまな土地を訪れました。それは、自然を愛する人を増やすことで、自然をみんなで大切にしていきたいからです。 小さなダンゴムシから大きなゾウまで、観察の対象はほんとうにさまざまですが、それらについて日々解説をしているうちに、多くの人々がちょっとした誤解や思い込みを持っていることに気がつきました。たとえば、「ゴリラはジャンケンのグーの手で胸を叩く」、「翅を開いてとまるのはガ、それをとじてとまるのはチョウ」……。そんなふうに、なぜか信じてしまっている"決まりごと"のような話、みなさんにもきっと思い当たることがあるのではないでしょうか。この本では、そんな思い込みがふわりとくつがえるような、動物たちの「ほんとうの話」をこっそりお届けします。 - 版元から一言 - いま、日本各地の動物園から少しずつ動物が減りつつあります。話題になったように、ジャイアントパンダが中国へ返還されることが決まり、ニュースでも大きく取り上げられました。それに伴い、「動物園に行こう」というきっかけそのものが減ってしまっているのかもしれません。けれど、動物園は本来、普段なかなか出会えない動物たちと出会える、とても貴重な場所です。特に子どもにとっては、実際に動物を目にする体験そのものが、心を動かし、世界を広げてくれるかけがえのないもの。だからこそ、動物たちの姿が少しずつ見られなくなる今、この本を通じて、「動物園に行ってみよう!」という気持ちを届けられたらと思いました。 本書では、パンダやゾウ、シマウマといったおなじみの動物たちにまつわる“意外なほんとう”を、ユーモアあふれる解説で写真とともに紹介しています。動物園で人気のある動物たちだけでなく、街の近くにいる生き物たちも掲載しています。動物や身近な生き物を実際に自分の目で見て、「こんな生き方をしていたんだ!」と感じることで、子どもも大人も、自然の面白さに改めて気づくことができるはずです。 この本が、動物に興味を持つきっかけになり、動物園や身近にある自然に足を運ぶひとつの手がかりになれば――そんな思いを込めて制作しました。 - 著者プロフィール - 佐々木 洋 (ササキ ヒロシ) (著) プロ・ナチュラリスト(プロフェッショナルの自然解説者)。東京都出身、在住。国内外で、「ささき隊長」として40年以上毎日のように自然のすばらしさを伝え続けている。主な出演番組に『ダーウィンが来た!』(NHKテレビ)、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)、『ラジオ深夜便』(NHKラジオ)など。主な著書に『生きものハイウェイ』(雷鳥社)、『きみのすむまちではっけん!となりの「ミステリー生物」ずかん』(時事通信社)、『みんなのまわりの気になる生きもの』(技術評論社)などがある。
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時間とは何か | 池内 了(著), ヨシタケシンスケ(画、イラスト)
¥880
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 128ページ 文庫判 - 内容紹介 - 時間って何だろう? この問いに、私たちはうまく答えることができません。時間は目に見えないし、形がないし。誰にも共通して流れているはずなのに、人により、時により、流れ方や感じ方がさまざまだからです。でも、誰にとってもひとしなみに大切な問題です──。ヨシタケシンスケさんのイラストとともに、時間の本質について思いをめぐらし、この不思議さを考えてみませんか? 時間の旅へ読者をご案内! 目次 はじめに 第1章 時間の感覚 体は時間の感覚器/伸び縮みする時間 第2章 物理時間 時間を決める第一歩/時計の発明 第3章 時間の決め方の歴史 時間の区切り/カレンダー/日本の暦/日本の時間の決め方/標準時/昔の呼び方 第4章 自然が刻む時計 生物のリズム/宇宙のリズム 第5章 過去の時間を測る 宇宙の時間/地球と生物の時間/生命の分子時計 第6章 動物がもつ固有時間 動物の体重と必要なエネルギー/動物の体重と寿命/動物の体重と脈拍の周期/動物 の固有時間 第7章 絶対時間と相対時間 速く運動すると時計がゆっくり動く/タイムマシン 第8章 心理時間 時間どろぼう/心理時間のいろいろ - 著者プロフィール - 池内 了 (イケウチ サトル) (著) 1944年生まれ。宇宙物理学者。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士(物理学)。名古屋大学名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。主な著書に、『なぜ科学を学ぶのか』(ちくまプリマー新書)、『物理学と神』『物理学の原理と法則』(いずれも講談社学術文庫)、『疑似科学入門』(岩波新書)、『科学メガネ読本』(アノニマ・スタジオ)などがある。 ヨシタケシンスケ (ヨシタケシンスケ) (画、イラスト) 973年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。主な著作に『りんごかもしれない』『もうぬげない』(以上、ブロンズ新社)、『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』(以上、PHP研究所)、『しかもフタが無い』『ヨイヨワネ?あおむけ編』『ヨイヨワネ?うつぶせ編』(以上、ちくま文庫)がある。
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夜、寝る前に読みたい宇宙の話 | 野田 祥代
¥990
草思社 2026年 草思社文庫 ソフトカバー 296ページ 文庫判 - 内容紹介 - 空を見上げる余裕もない夜がある。 小さなことで疲れたり、つまずいたり、心が曇ってしまうこともある。 そんなとき、宇宙に思いを向けると、不思議と悩みが遠ざかる気がする。 本書は、宇宙の生い立ちや星の一生、宇宙の構造といった科学的事実をやさしくひもときながら、 人間の存在を宇宙のスケールで見つめ直す視点を提供する。 人間の存在は小さい。だが、その小ささにこそきっと意味がある。 宇宙を知ることは、私たち自身を知ること、その扉を開く一冊。 - 目次 - はじめに――夜、寝る前に心の宇宙旅行をしてみませんか 宇宙に出て大地を思う 宇宙へ――星空に出かけてみたら 水と空気と命のあたりまえ 1――水 水と空気と命のあたりまえ 2――空気と生命 地上の星空 夜空に描くイラスト――星座は深い世界の手前で輝く 太陽と月のある世界 地球のこと――年齢は、太陽のまわりを旅した回数 月のこと 1 ――月の意外な生い立ち 月のこと 2 ――月の満ち欠けと月食 太陽のこと――日の昇る惑星(ホシ) 宇宙の時間割 遠くを見て、過去を知る――猛ダッシュ編 遠くを見て、自分を知る――宇宙カレンダー編 空からのおくりもの 流れ星にねがいを――暗闇で自分と出会う時間 空から岩が落ちてくる 1 宇宙をただよう巨大岩―― 空から岩が落ちてくる 2 ――あなたにできること 人生はあなたが主人公の物語 宇宙から見た自分――科学がくれた俯瞰術 星のふしぎ 地球のふしぎ 命のふしぎ 星のさだめ――ほどよい太陽、ほどよい地球、本を読む私 地球と人のさだめ――地球と人の未来 星と人の往還――星は死んで人になる? 縦方向への旅 現実と空想の月旅行――誰とどんな旅をしましょうか 心の宇宙旅行 広い世界へ(前編)――太陽系の外への旅 広い世界へ(中編)――銀河系への旅 広い世界へ(後編)――未知への旅 それでもまわる地球の上で 星の下でつなぐ知恵と工夫――知恵のリレー ひとつ空の下で―― Under One Sky おわりに 本書に寄せて―― 和歌山大学教授 富田晃彦 謝辞/文庫版のあとがき/主な参考文献 - 著者プロフィール - 野田 祥代 (ノダ サチヨ) (著) 愛知県春日井市出身。名古屋大学理学部物理学科卒、同大学院修了、博士(理学)。国立天文台天文データセンター勤務後、2018年より「あいプラネット」代表。理系文系の垣根をゆるやかにつなぐ「体験型リベラルアーツ® “はてなアカデミー”」エグゼクティブ。親子グループ「やとっこ天文あそび」、宇宙と地球を楽しむ「うちゅう・かがくあそび」などのプロジェクトを手掛ける。「つたえよう 宇宙のふしぎ 星のふしぎ 地球のふしぎ 命のふしぎ」を合言葉に宇宙イベントを各地へ届けている。
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建築のブレークスルー | 西沢 立衛, 平田 晃久, 田根 剛, 小堀 哲夫, 中村 拓志, 畑 友洋, 武田 清明, 高野 洋平+森田 祥子
¥2,750
グラフィック社 2025年 ソフトカバー 208ページ B6判 縦182mm 横128mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 建築が生まれる過程には 思わず人に伝えたくなるような 突破(ブレークスルー)の瞬間がある。 中古のアルファロメオ、田んぼに映る空、地図の空白、外堀公園の蓮池、イチョウの葉、組木のおもちゃ、石拾い、池に浮かぶ古墳…。 - 目次 - 西沢立衛 まちを疾走する中古のアルファロメオ ―箱型からの脱却 (House A) 逆境をイマジネーションに変える直感 (三島のオフィス) 平田晃久 生命のような建築をまちの人々と一緒につくる (太田市美術館・図書館) 隠田に浮かぶ空 ― ShimaとUmi (HARAKADO 田根剛 地図にあった「空白」の発見 (エストニア国立博物館) 「民家の教え」から建築の原点に気づく (Tane Garden House - Vitra Campus) 小堀哲夫 雪と蓮に刻まれた形 (有沢製作所イノベーションセンター) 敷地を歩き回り、語り合うことで見えた風景(東海国立大学機構 Common Nexus) 中村拓志 自由のための設計 ― 孤立した自律から、関係が育む自律へ (風突のケアハウス) ブレークスルーの反転 ― 居続ける歓びを編むために (上野東照宮神符授与所/静心所) 畑友洋 正面のない多方向的な組木アーチ(甲陽園の家) 屋外劇場と自然の丘を重ね合わせる (TOTTEI 緑の丘) 武田清明 路地裏園芸カルチャー×ホテル (SOIL NIHONBASHI HOTEL) 「石拾い」で空間をつくる (SANU NOWHERE) 高野洋平+森田祥子 ため池に古墳を置いてみる (松原市民松原図書館) 驚きの発見から設計案が一気にブレイクスルー (花重リノベーション) - 著者プロフィール - 西沢 立衛 (ニシザワ リュウエ) (著) 建築家。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授。1966年東京都生まれ。 1990年横浜国立大学大学院修士課程修了、妹島和世建築設計事務所入所。 1995年妹島和世とともにSANAA 設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。 平田 晃久 (ヒラタ アキヒサ) (著) 建築家。京都大学教授。1971年大阪府生まれ。1997年京都大学大学院工学研究科修了。 伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2005年平田晃久建築設計事務所を設立。 現在、京都大学教授。2025年よりイエール大学客員教授。 田根 剛 (タネ ツヨシ) (著) 建築家。1979年東京生まれ。ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects代表。 フランス・パリを拠点に活動。 小堀 哲夫 (コボリ テツオ) (著) 建築家。法政大学教授。1971年岐阜県生まれ。 1997年法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了(陣内秀信研究室)。 同年より久米設計。2008年に小堀哲夫建築設計事務所を設立。 中村 拓志 (ナカムラ ヒロシ) (著) 建築家。明治大学理工学部特別招聘教授。1974年東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。 1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。 同年より隈研吾建築都市設計事務所に勤務。2002年に NAP建築設計事務所を設立。 畑 友洋 (ハタ トモヒロ) (著) 建築家。1978年兵庫県生まれ。2003年京都大学大学院工学研究科修了。 高松伸建築設計事務所勤務を経て、2005年畑友洋建築設計事務所設立。 武田 清明 (タケダ キヨアキ) (著) 建築家。1982年神奈川県生まれ。2007年イーストロンドン大学大学院修士課程修了。 2008年より隈研吾建築都市設計事務所に勤務。2019年に武田清明建築設計事務所を設立。 高野 洋平+森田 祥子 (タカノ ヨウヘイ モリタ サチコ) (著) (高野)建築家。千葉大学大学院准教授。1979年愛知県生まれ。2003年千葉大学大学院修了。 同年より佐藤総合計画に勤務。2013年よりMARU。architectureを共同主宰。 (森田)建築家。1982年茨城県生まれ。2008年早稲田大学大学院修了。2010年よりNASCAに勤務。 2010年にMARU。architecture設立。2013年よりMARU。architecture共同主宰。
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英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ | ガイ・バーター(著), 北 綾子(訳)
¥2,970
河出書房新社 2025年 ハードカバー 224ページ A5判 縦218mm 横149mm 厚さ24mm - 内容紹介 - タネはなぜ、自分の進むべき道をまちがえないの? 竹は花? ミミズは地中で何してる?……世界屈指の園芸アドバイザーが驚くべき植物の姿を130のQ&Aで答える。美しくギフトにも最適。 - 著者プロフィール - ガイ・バーター (バーター,ガイ) (著) 1804年創立の英国王立園芸協会園芸チーフアドバイザー。何千人もの園芸家へアドバイスを行う RHS会員諮問として活躍、絶大な信頼を集める。自身も庭師で、四季を通して果物や野菜の栽培を楽しんでいる。 北 綾子 (キタ アヤコ) (訳) 日本女子大学大学院修了。訳書に『鎖された声』『ブラッド・クルーズ』、ロンドンの小悪党シリーズ 『キットとパーシー』『ロブとマリアン』
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アリ先生、おしゃべりなアリの世界をのぞく | 村上 貴弘
¥1,650
扶桑社 2025年 ソフトカバー 240ページ 四六判 - 内容紹介 - アリの生態に魅せられた、“アリ先生”の研究の日々! ・7歳から「いきものがかり」 ・ランニング通勤中にエサ集め ・10時間ぶっ通しで観察(トイレは2分) ・アリ語で寝言を言う などなど、ユニークすぎるエピソードが満載。 知的好奇心を満たす、子どもから大人まで楽しめる科学エッセイです。 巻末には先生のイラストによるアリ図鑑も収録。 アリのおしゃべりが聞ける<特典音声>つき! ※本書は、扶桑社新書『アリ語で寝言を言いました』『働かないアリ 過労死するアリ~ヒト社会が幸せになるヒント』を再構成し、 大幅に加筆修正したものです。 【目次】 はじめに 地球はアリの惑星 Episode1 昆虫少年時代 いつも生き物がそばにいた/鳴いたオンドリと飛んだチャボ/昆虫図鑑に椋鳩十、そしてファーブル/昆虫少年がアクティビストに/「サラリーマンにはなれない」 Episode2 ムツゴロウさんが教えてくれたこと 人生不安に陥った小学生時代/ムツゴロウさんから受けた影響/夢の変遷とたどり着いた大学研究室/オオアリとムネボソアリを間違える/アリってすごくない!? Episode3 ハキリアリの高度な社会 楽園、バロ・コロラド島へ/キノコアリとの運命の出会い/複雑で洗練されたハキリアリの社会/ハキリアリと農業/ハキリアリと祖先的なキノコアリの違い/2:6:2の法則 Episode4 アリ研究者の日々 ランニング通勤と葉っぱ採り/ハキリアリを個人輸入/ハキリアリの飼育/ギアナ高地で職務質問/難しくなった海外調査 Episode5 フィールドワークの物語 フィールドワークの「7つ道具」/腕と脚には「ダニホイホイ」/熱帯雨林でヒンズースクワット/ハキリアリの巣掘り/ハキリアリの巣が滅びるとき Episode6 最終日には気をつけろ! 素の「昆虫好き」に戻るとき/ハキリアリのゴミ捨て場/グンタイアリの中心で/キジムナーのイタズラ/野宿したベンチで足に……/フィールドワークは臆病に Episode7 地味で楽しい行動観察 「ゾーン」に入る/アリの体に印をつける/基本、「楽しい」行動観察/デビュー作で小さな大発見/行動観察の最新事情/じつはスゴいアナログ手法 Episode8 遺伝解析への挑戦 動かない「カドフシアリ」/カドフシアリの脳を解剖する/世界に先駆けた「遺伝解析」/DNA解析法の黎明期/不便だけれどチャンスがあった Episode9 アリは何をしゃべっているのか アリはしゃべる/アリの化学コミュニケーション/きっかけとなった「ある論文」/初めてハキリアリの声を聞いた夜/動物は会話をしているのか?/小型高性能録音装置、2万円也/キノコアリ5種500分の声を録音/難しいプレイバック実験/キュキュキュ、キョ、ギギギ/女王アリの一言/アリは何をしゃべってる? Episode10 アリとコミュニケーションと進化 アリのおしゃべりを求めて/音のコミュニケーションとアリの社会進化/コミュニケーションが必要な仕事/無口なオスアリ/アリの「口」と「耳」/フェロモンより音/アリと腹を割って話してみたい Episode11 人間がアリ社会から学べること 寝ないアリの寿命は短い/不眠不休で育児をするアリ/アリは果たして勤勉か?/「パラサイト夫婦」の生涯/フリーライダー、許せませんか? アリ図鑑 ヨコヅナアリ/ナベブタアリ/ミツツボアリ/ハキリアリ/グンタイアリ/アギトアリ/ウロコアリ/サムライアリ/パラポネラ/ヒアリ/トゲアリ/ウミトゲアリ/サハラギンアリ/アカツキアリ/カクレウロコアリ/骸骨を集めるアリ/ヤドリウメマツアリ/ヤマトムカシアリ/クロヤマアリ/イエヒメアリ おわりに ずっと「見ていたい」 - 著者プロフィール - 村上貴弘 (ミラカミタカヒロ) (著) 岡山理科大学理学部動物学科 教授 1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ! 』ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い。著書に『働かないアリ 過労死するアリ』『アリ語で寝言を言いました』(ともに扶桑社新書)、共著『アリの社会 小さな虫の大きな知恵』(東海大学出版部)など。
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驚嘆の構造図鑑 | 斎藤 公男, 多田 脩二, 小西 泰孝, 鈴木 啓, 山田 憲明, 大野 博史, 小澤 雄樹, 萩生田 秀之, 田村 恵子
¥2,200
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グラフィック社 2025年 ソフトカバー 160ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 構造技術から読み解く 建築4500年の歴史 ◯ローマ・パンテオンは1800年以上の間、世界一の規模を誇った? ◯鉄筋コンクリートは植木職人が偶然発見した? ◯ドーム建設で人類を悩ませ続けたスラストとは? 人間の歴史は、建築や構造物の歴史ともいわれますが、それは「構造技術の歴史」ともいえるでしょう。古代から現代までの建造物の数々を「構造技術」をめぐる視点から読み解くと、いままで気がつかなかった普遍的価値、しくみやしかけを構想した匠やエンジニアたちの知力や情熱の高さに驚かされるはずです。 ーー斎藤公男(日本大学名誉教授) - 目次 - 古代 1 世界最古の石造建造物 サッカラのピラミッド 2 石造による柱・梁構造物 パルテノン神殿 3 ローマ時代の組積アーチ セゴビアの水道橋 4 ドーム構造の原点にして絶対王者 パンテオン 5 宗教の違いを乗り越えた奇跡の空間 ハギアソフィア 6 地震に強い五重塔 法隆寺五重塔 7 木の組積造・校倉造 正倉院正倉 中世 8 海の中に建てられた大鳥居 厳島神社の大鳥居 9 日本最大の山門 東大寺南大門 10 大仏様の極地 浄土寺浄土堂 11 火災で損傷したパリの象徴 ノートルダム大聖堂 近世 12 サポートなしで建設された大空間 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 13 日本が誇るアーチ橋 錦帯橋 14 「結」の支え合いで建てる 白川郷の合掌造 15 世界初の鉄の橋 アイアン・ブリッジ 16 トラス橋の形式には人の名前が付いている!? 18世紀後半のトラス橋 近代 17 鉄とガラスによるプレファブリケーション クリスタル・パレス 18 石工軍団の夢と挑戦 通潤橋 19 ホリスティックデザインによるサスペンアーチ ロイヤルアルバート橋 20 植木職人がもたらした鉄筋コンクリートの大発明 ジョセフ・モニエの植木鉢 21 木とレンガのハイブリッド構造 富岡製糸場 22 構造的合理性による特異な形態 聖サグラダ・ファミリア教会 23 フランスの美しい鉄の貴婦人 エッフェル塔 24 鋼の恐竜といわれた橋 フォース鉄道橋 25 ツーバイ材が織りなす美しい木造トラス 求道会館 26 卵の殻?貝殻? RCシェルのはじまり カールツァイスのプラネタリウム 27 渓谷につま先立った白い橋 サルギナトベール橋 28 世界で一番小さな有名建築!? ロンドン動物園ペンギンプール 29 滝の上に佇むコンクリートと石とガラスの箱 落水荘 30 シェル構造の開花 アルヘシラスの市場/サルスエラ競馬場 31 究極なまでに水密性を高めた水路橋 アリオスの水路橋 現代 32 素材と構法を極限まで突き詰めた名作とカーテンウォール ファンズワース邸/レイクショア・ドライブ・アパートメント 33 いのちをつなぐグッドデザイン ケルンのダンス場 34 壁柱による浮いた住宅 スカイハウス 35 HPシェルの魔術師 ソチミルコのレストラン 36 首都圏の電波網はタワーからスカイツリーへ 東京タワー/東京スカイツリー 37 神々しい半透明の大理石を透過した光 イェール大学ベイネック稀覯本図書館 38 架橋プロセスをデザイン ダラムの徒歩橋 39 日本を飛翔させた競技場 国立代々木競技場 40 控え柱と貫による日本的架構への挑戦 ホテル東光園 41 代々木と同時期に進行したもうひとつの傑作 東京カテドラル聖マリア大聖堂 42 カテナリー形状によるゲートウエイ・アーチ ジェファーソン・ナショナル・エクスパンション・メモリアル 43 レーモンドの木造集大成 カトリック新発田教会 44 ジオデシック・ドーム 正20面体から球面へ モントリオール万博アメリカ館 45 日本初の超高層 霞ヶ関ビルディング 46 サッカー場4面の広さに架かる大屋根 大阪万国博覧会お祭り広場 47 公園の緑の中に波打つケーブルネット ミュンヘン・オリンピック競技場 48 外殻に柱が林立するチューブ構造のツインタワービル ワールド・トレード・センター(WTC) 49 サイクロイド形状のロングシェルによる沈黙と光の空間 キンベル美術館 50 20世紀を代表する建築界のレジェンド シドニーオペラハウス 51 巨匠の超高層建築 東京海上日動ビルディング本館 52 木のやわらかさを活かした大空間 マンハイムの多目的ホール 53 脅威のレンガ造シェル マッサーロ農業化学工場 54 鋳鋼ガーブレットに込めた思い ポンピドゥー・センター 55 多様な組み合わせが可能な張弦梁構造 ファラデーホール 56 空気が支える巨大ドーム 東京ドーム 57 大きな蛇の目傘をスマートに建てる 出雲ドーム 58 現代版石造アーチ セビリア万国博覧会未来館 59 舞い降りた宇宙船 ニテロイ現代美術館 60 吊り形式の極北・吊床版橋 スランズンの人道橋 61 傾斜アーチによる優美な吊橋 カンポ・ヴォランティン歩道橋 62 チューブとスラブとガラスによるボックス せんだいメディアテーク 63 集積させて超軽量ドームを自然につくる 山口きららドーム 64 ケーブルネットにより支えられたパノラマタワー キレスベルクタワー 65 斜め格子の構造 プラダ青山店 66 自由曲面へ デジタル技術がシェル形態を変える 豊島美術館 67 舞い降りた木の宇宙船 有明体操競技場 68 北海道の原風景となる切妻大屋根 エスコンフィールドHOKKAIDO - 著者プロフィール - 斎藤 公男 (サイトウ マサオ) (著) 1963年日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了。 1973~1991年日本大学理工学部建築学科助教授。1991~2008年 同教授。 2007~2008年 第50代 日本建築学会会長。 2008年より日本大学名誉教授。 多田 脩二 (タダ シュウジ) (著) 1992年日本大学理工学部建築学科卒業。 1995年日本大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。 1995~2003年佐々木睦朗構造計画研究所。 2004年多田脩二構造設計事務所設立。 現在、千葉工業大学教授。 小西 泰孝 (コニシ ヤスタカ) (著) 1995年東北工業大学工学部建築学科卒業。 1997年日本大学大学院理工学研究科修士課程修了。 1997年佐々木睦朗構造計画研究所。 2002年小西泰孝建築構造設計。 2017年より武蔵野美術大学造形学部建築学科教授。 2023年より小西建築構造設計。 鈴木 啓 (スズキ アキラ) (著) 1996年東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。 1996~ 2001年佐々木睦朗構造計画研究所 。 2002年鈴木啓/ASA設立。 2018~2021年国士舘大学理工学部建築学系准教授。 山田 憲明 (ヤマダ ノリアキ) (著) 1997年京都大学工学部建築学科卒業。 1997年増田建築構造事務所。 2012年山田憲明構造設計事務所設立。 大野 博史 (オオノ ヒロフミ) (著) 1997年日本大学理工学部建築学科卒業。 1998年日本国際学生技術研修協会による海外研修。 2000年日本大学大学院理工学研究科建築学科専攻修士課程修了。 2000~2004年池田昌弘建築研究所。 2005年オーノJAPAN設立。 小澤 雄樹 (オザワ ユウキ) (著) 1998年京都大学工学部建築学科卒業。 2000年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。 2000年~2004年TIS&Partners。 2004年~2009年立命館大学理工学部建築都市デザイン学科講師。 2008年エス・キューブ・アソシエイツ共同設立。 現在、芝浦工業大学建築学部教授。 萩生田 秀之 (ハギウダ ヒデユキ) (著) 2002年明治大学大学院理工学研究科博士前期課程修了後、空間工学研究所入社。 2010年よりKAP、2019年より同代表取締役。 2023年より同取締役。 現在、NPO法人teamTimberize副理事長、共立女子大学建築・デザイン学部准教授。 田村 恵子 (タムラ ケイコ) (著) 1990年日本大学理工学部建築学科卒業。 1993年金箱構造設計事務所入社。 現在、金箱構造設計事務所勤務。
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しぜんの ふしぎ! かがくの わ! ぜつめつした いきもの | 今泉忠明(監修), 川崎悟司(絵)
¥1,650
フレーベル館 2025年 ハードカバー 28ページ 縦270mm 横210mm 厚さ9mm - 内容紹介 - なぜ?と思ったときが学びのスタート! 子どもたちの好奇心の種をまき、考える力を育む、かがく絵本シリーズ。 『ぜつめつした いきもの』では、恐竜などの今は会えない個性豊かな絶滅生物を紹介。そして、今まさに絶滅の危機にある生き物たちのために、これから私たちになにができるのかを考えていきます。 初出「しぜん-キンダーブック」2024年3月号。 - 著者プロフィール - 今泉忠明 (イマイズミタダアキ) (監修) 1944年東京都生まれ。動物学者。文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査、日本列島総合調査、環境省のイリオモテヤマネコ生態調査などに参加。ねこの博物館館長、日本動物科学研究所所長などを歴任。動物の魅力をフィールドワークや、書籍の執筆や監修などを通して幅広く伝えている。 著書に『誰も知らない動物の見かた 動物行動学入門』(ナツメ社)、『気がつけば動物学者三代』(講談社)など多数、監修書に「ざんねんないきもの事典」シリーズ(高橋書店)、「わけあって絶滅しました。」シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。 川崎悟司 (カワサキサトシ) (絵) 1973年大阪府生まれ。イラストレーター。恐竜や古生物をはじめ、様々な生き物のイラストを描き、研究。趣味のイラストを収録したウェブサイト「古世界の住人」を運営し、古生物に関する解説なども行なっている。 著書やイラストに『カメの甲羅はあばら骨』(SBクリエイティブ)、『絶滅したふしぎな巨大生物』(PHP研究所)、『キモイけど実はイイヤツなんです。』(KADOKAWA)、『恐竜大決戦』(実業之日本社)など多数。
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BAUをめぐる冒険 | 坂口 恭平, 石塚元太良(写真)
¥2,860
左右社 2025年 ソフトカバー 272ページ A5判 - 内容紹介 - 「僕はずっと建築家として生きている」 他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。 建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。 インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。 ◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス ◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール ◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」 ◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト ◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動 ◆個人の独創の産物「石の家」 ◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス ◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー ◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか 書名にもなっている「BAU」とはもちろんドイツで生まれた世界初のモダンデザインの学校「BAUHAUS(バウハウス)」から借りたのですが、BAUのドイツ語の意味は辞書によると「家、建築、構造、動物の巣穴、ねぐら」とあります。僕はそれこそ自分なりのBAU=巣穴、ねぐらを表そうとしていると考えるとしっくりきます。小学生の頃、僕がつくったのは自分のためのBAU(巣穴)だったのですね。 家を建てるだけでなく、そこで暮らす人が使う物、生活に喜びを与える芸術、それこそ死にたいということを口にできる安心まで自作するような建築家。 僕はそんな建築家として生きているつもりです。 (「はじめに」より) - 目次 - はじめに バウハウスという生命体 インドと融合するコルビュジエ バルセロナ・モデルニスモという土壌 都市の治療としての建築 死ぬまでライトは格闘を続ける ロサンゼルスで「家」について考えた ポルトの街、二人の建築家、石の家 「まがいもの」の建築家 建築で蘇生した街、ビルバオ コルビュジエの建築を求めて、フランス縦断の旅 コラム ・原点 ・僕の家
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すべては量子力学のせい 「世界一成功した理論」についての傍若無人なガイド | ジェレミー・ハリス, 広林 茂(訳)
¥2,970
草思社 2025年 ソフトカバー 288ページ 四六判 - 内容紹介 - あなたの人生に、量子力学はどういう意味を持っているか? 自由意志から死や意識、社会制度の基盤まで、 実はあらゆることに関係するはずの量子力学の 「意味」に関する大論争を解説! 宗教のように、量子力学には論争が付き物だ。量子力学はすごく大きな成功を収めた理論だけど、宇宙の仕組みを量子力学が厳密にはどう言っているかについて、物理学者たちが文字どおり怒鳴り合いをしているのを僕は見たことがある。量子力学が無限個の並行宇宙を表していると言う人もいれば、“意識”が物理法則の中で特別な役割を果たすと言う人もいる。さらには、将来があらかじめ決まっている宇宙、つまり、僕らの運命がビッグバンの瞬間から封印されていて変えられない宇宙を表していると言う人もいる。――本文より ◆正しいのに意味不明な理論? 量子力学が正しいことはわかっている。 でも、それが何を意味しているのかについて、 物理学者の意見はまったく一致していない。例えば…… ◎私たちの住む宇宙が無限とも思える並行宇宙でできているという説 ◎起こることがすべて――私たちが何を考え、何をするかも含めて――あらかじめ決められているという説 ◎私たちの意識が量子力学的過程に影響を与えているという説 これらの相容れない主張がそれぞれ存在しているといった具合。 実は、これらの説のどれが(あるいは別の説が)正しいか次第で、 「私たちに自由意志はあるか」といった問いへの答えも変わり ひいては法律などの社会制度の根底をなす世界観も覆りかねない――。 難しい数式は一切ナシで、量子力学の奇妙さ、面白さを伝え、 私たちがこの世界について考える際に量子力学が なぜ重要なのかをわかりやすく教える一冊。 <目次より> はじめに 第1章 量子力学には穴がある 第2章 意識による収束と霊魂の物理学 第3章 宇宙と一体化した意識? 第4章 意識による宇宙創造? 第5章 意識が関わらない収束理論 第6章 量子マルチバース 第7章 マルチバース的歴史観 第8章 量子力学は法を崩壊させる 第9章 隠れた変数と政治的圧力 第10章 ボームの量子力学 第11章 意識の未来 謝辞 - 著者プロフィール - ジェレミー・ハリス (ジェレミー ハリス) (著) 物理学者から転じて、シリコンバレーのAI関連の起業家となる。量子力学に関する研究は多くの物理学専門誌に掲載され、最初に設立したSharpestMinds(シャーペストマインズ)社はAIに関する技術指導において世界最大の取引規模を誇り、学生たちにその分野の職を得るまで無償で学びを提供している。また、その後、AIの安全性に関するサービスを提供するGladstone AI(グラッドストーン AI)社を共同で設立した。今も、カナダ、米国、英国の閣僚及び安全保障関連官僚にAIのリスク関連の問題に関して情報提供を行い、また、『Toward Data Science(データサイエンスに向かって)』という公式ポッドキャストを主宰するなど、多方面で活躍している。ポッドキャストで配信されるAI、機械学習、人類の未来に焦点を当てた番組は月間2000万回以上再生されている。 広林 茂 (ヒロバヤシ シゲル) (訳) 東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。米国ブルックヘブン国立研究所研究員として高エネルギー重イオン衝突反応について研究。帰国後、転じて会社員となり、現在はIT系企業の役員を務めるかたわら、翻訳にも取り組む。技術系の実務翻訳を主としてきたが、最近は幅広い分野に活動の場を広げている。訳書に『FBI WAY 世界最強の仕事術』(2022年、あさ出版)、『みのまわりの ありとあらゆるしくみ図解』(共訳、2024年、東京書籍)がある。
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大地と人の物語 地質学でよみとく日本の伝承 | 日本地質学会(編)
¥2,860
創元社 2025年 ソフトカバー 168ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 神様が引っぱってきた土地、人が変身した岩、火山を噴火させた鬼、地震を起こすナマズ……。 日本各地に残る大地にまつわる神話や伝説を、地質学の観点で考察する文化×地質学の入門書! 一見、荒唐無稽なファンタジーに思われる神話や伝承は、成立した当時の人々なりの見方・考え方に基づいて、物事の由緒や現象を説明し、現代に伝えてきたものである。 人間の想像力を最大限に発揮した物語もあれば、なかには当時の知識では知りえなかったはずの事実が驚くほどうまくフィクションに落とし込まれている場合もある。 本書は、神話・伝承を非科学的だと否定し解体するものではなく、それらのストーリーが現代科学においてはどのように説明される(しうる)現象であるかを考察することで、地球科学のおもしろさと、神話・伝承をつくった人々の思考の豊かさとを味わうものである。 ■おもな目次 刊行によせて 〈第1部 総論〉 第1章 大地から生まれる物語――地球神話への誘い(野村律夫) 第2章 地球をよみとくストーリー――ジオパークの歴史と活動(山﨑由貴子) コラム1 ジオパークことはじめ(矢島道子) 〈第2部 各論〉 第1章 アイヌ民族の伝承とジオパーク――神々【カムイ】と人間【アイヌ】の交わる世界(大野徹人) 第2章 磐梯山の岩なだれが造りだした地形・奇岩――「宝の山」に伝わる伝説と昔話(竹谷陽二郞) 第3章 関東地方の大地震と鯰伝説――地震を起こした鯰の正体は?(天野一男) コラム2 災害教訓を伝える自然災害伝承碑(大塚孝泰) 第4章 大男が射抜いた穴 星穴伝説――奇岩の山・妙義山にまつわる伝説(関谷友彦) 第5章 浅間山と鬼伝説――火山の噴火は鬼のしわざ?(古川広樹) コラム3“さざれ石”と“たもと石”(先山徹) 第6章 糸魚川ジオパークの景観――奴奈川姫と大国主命の伝説からたどる(竹之内耕) 第7章 熊野の神話と火成岩――古事記・日本書紀からみる(此松昌彦) 第8章 豊岡盆地の成り立ちとアマノヒボコ伝説――日本海形成と玄武洞(松原典孝) コラム4 身近にもある? 化け物と化石の接点(荻野慎諧) 第9章 わら蛇の祭と伝説――大蛇が語りかける(先山徹) 第10章 「こし」のヤマタノオロチ 火山説の再考――洪水か、火山噴火か(荻野慎諧) 第11章 国引き神話と島根半島――神が土地を引っ張ってきた!(野村律夫) 第12章 阿蘇カルデラの歴史と神話――地形・地質の特徴からひもとく地震・地球の動き(永田紘樹) コラム5 自然災害と天然記念物(柴田伊廣) おわりに 用語集
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虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯 | 中野 京子
¥1,320
NHK出版 2025年 NHK出版新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 その画家はなぜ、強烈に「知」を求めたのか──? 近代の夜明け前、フンボルトやリンネ、ダーウィンよりはるか昔に、昆虫学という学問が存在しないなか独学で研究を行い、メタモルフォーゼ(変態)の概念を絵によって表現、さらに大西洋を渡って南米を調査旅行し、昆虫や植物の姿を生き生きと描写した破格の女性が17 世紀にいた。小さな虫の中に「神」を見たその女性、マリア・シビラ・メーリアンとは何者だったのか──。科学と芸術が混じり合った豊かな時代の輝かしい偉業を、中野京子が生き生きと蘇らせる。2002 年刊の幻の名著、『情熱の女流「昆虫画家」──メーリアン波乱万丈の生涯』が満を持して復刊! 第一章 フランクフルト時代(~18歳)──小さき虫に神が宿る 第二章 ニュルンベルク時代(~38歳)──科学と芸術の幸福な融合 第三章 オランダ時代(~51歳)──繭の中で変化は起こる 第四章 スリナム時代(~54歳)──悦びの出帆 第五章 アムステルダムでの晩年(~69歳)──不屈の魂は何度も蘇る - 著者プロフィール - 中野 京子 (ナカノ キョウコ) (著) 作家、独文学者。北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。著書に『「怖い絵」で人間を読む』『印象派で「近代」を読む』『「絶筆」で人間を読む』『異形のものたち』(NHK出版新書)、『怖い絵』シリーズ(KADOKAWA)、『名画の謎』シリーズ(文藝春秋)、『美貌のひと』(PHP新書)、『西洋絵画のお約束』(中公新書ラクレ)など多数。
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雪豹の大地 スピティ、冬に生きる | 山本 高樹
¥2,420
雷鳥社 2025年 ソフトカバー 256ページ A5変形判 縦188mm 横148mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 巡り巡る命を、見つめ続けた日々。 ヒマラヤの山奥深くに棲まう幻の獣、雪豹。全世界での推定生息数は8000頭に満たず、険しい高山地帯に生息しているため、野生下では目撃することすら困難とされている動物だ。そんな雪豹たちのあるがままの姿を見届けるため、写真家はインド北部のチベット文化圏、スピティに旅立った。 標高4200メートルの極寒の高地。狩る者と狩られる者の命のやりとり。自然の摂理の中で儚い生を生きる、雪豹、狼、狐、アイベックスなどの動物たち。その傍で、大いなる存在への畏れと祈りとともに暮らす人々。ひと冬の間、彼らとともに過ごした日々の中で、写真家が巡り会ったのは……。 『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で第6回「斎藤茂太賞」を受賞した気鋭の著者による、待望の書き下ろし長編紀行。雪豹や野生動物たちの躍動感のある姿、スピティの祭礼や高地の村の様子など、貴重な写真の数々も収録。 - 目次 - 夏の終わり 雪のない冬 母と子 村での日々 双子の兄妹 雪の到来 狩る者、狩られる者 矢と酒の祭 巡り巡る命 彼らの歌 - 版元から一言 - 雪豹の姿を捉える。その難しさは、様々な書籍や映画などで語られている通り。本書は、『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で第6回「斎藤茂太賞」を受賞した山本高樹さんが、雪豹に会いに行った旅を記した全編書き下ろしの長編紀行です。 しかし、雪豹を撮影した、という一過性の話にとどまらず、雪豹と他の野生動物や現地に住む人々との関係を深く掘り下げた物語こそが、本書の魅力であり、真価だと思います。臨場感溢れる旅の記録を、ぜひお読みいただけると嬉しいです。 - 著者プロフィール - 山本高樹 (ヤマモトタカキ) (文・写真) 著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部のラダックを中心としたチベット文化圏に長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』『ラダック旅遊大全』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。
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花の辞典 | 新井 光史
¥1,650
雷鳥社 2017年 ハードカバー 282ページ A6変形判 縦120mm - 内容紹介 - 大人気「辞典」シリーズ第5弾! さあ、お気に入りの花を見つけましょう! 五感を通して私たちを癒してくれる花は、生活必需品ではないけれども、日常を豊かにしてくれる大切な存在です。 本書では、春、夏、秋、冬と季節ごとに分類した206種類の花を美しい写真とともに掲載し、 さらにはすべての花に花言葉を添えています。 また、花をより知っていただくために巻末コラムを設け、花の買い方から飾り方、長持ちさせる方法、 簡単な花飾り・アレンジのコツなど幅広く網羅。素敵なイラスト入りなので楽しく学べます。 辞典として読むことはもちろん、ハウツー&ビジュアルブックとしても読み応え十分。 デザイン、そして紙質にもこだわりぬいた一冊です。
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草の辞典 野の花・道の草 | 森乃おと, ささきみえこ(イラスト)
¥1,650
雷鳥社 2017年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 野や散歩道でよく出会う、「あの」草花の名を知っていますか? 人気の「辞典シリーズ」第四弾! ! 「ハコベ」「ナズナ」「イヌフグリ」「ワレモコウ」……。 本書は、散歩道でよく見かける春夏秋冬の草花193種の美しい写真と、それぞれの花言葉を載せています。第二章では、草や花にまつわる言い回しや季語、名言などを集め、コラムでは「食事の時間」「お茶の時間」「癒しの時間」に分け、可愛いイラストとともに、〝スイバのスープ〟〝シロツメクサ茶〟〝ドクダミ化粧水〟など、野の草花を使った手づくりの料理やお茶、コスメなどのレシピを紹介します。第三章では薬草・毒草をまとめています。知れば知るほど、野の花や道の草が愛おしくなり、温かな気持ちとなれる一冊です。
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海の辞典 | 中村 卓哉
¥1,650
雷鳥社 2012年 ハードカバー 288ページ 15.2 x 10.2 x 2.6 cm - 内容紹介 - 海にまつわる素敵な言葉を四季折々の美しい海の写真とともに綴る。 目次 1 海の色・音・風 2 波・潮の名前 3 海と海まわりの呼び名 4 海の季節・時間・場所 5 海のたとえ (心・人生 行動・状況・他) 6 海にまつわる大切なことば
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数の辞典 | 澤宏司, 廣﨑遼太朗(イラスト)
¥1,980
雷鳥社 2024年 ハードカバー 336ページ 15.2 x 10.2 cm - 内容紹介 - いざ、目に見えない「数」の世界へ! 現代では「数」を見ない日はありません。朝起きたら時計を見て、昼食を買ったら支払金額を確認し、平均体重や平均年収の話題に一喜一憂し、暗証番号を入力してショッピングを楽しみ、「予測できない」スポーツの試合に胸を熱くします。 辞典シリーズ第12弾では、自然物から離れ、人間の営みともいえる「数」の世界に迫ります。0や1などの数字から、正負の数、三角関数、微分・積分、非ユークリッド幾何学、コンピュータ、現代の未解決問題に至るまで、私たちの生活をかげひなたに支える「数」にまつわる221項目を、小さな辞典にまとめました。 ・学校で習ったけど忘れてしまった数学用語-「平方根」「関数」「虚数」など ・考えれば考えるほど不思議な数の概念-「0」「無限」「次元」「パラドックス」など ・耳にしたことのある言葉-「ベクトル」「指数関数」「アルゴリズム」など ・知ると面白い数学の知識-「ヒルベルトのホテル」「モンティ・ホール問題」など 数学をまなぶ楽しみは、数学者だけでなく、私たち1人1人にあります。「サワ☆博士の数楽たいそう」を主宰する数々(かずかず)企画代表・澤宏司さんの面白く、ときに考えさせられる解説と、グラフィックデザイナー・廣﨑遼太朗さんのウィットに富んだ挿絵も見どころです。一読してわからない項目も、少しだけ背伸びをして新しい知識に触れてみると、時間を経て、ひらめく瞬間が訪れるかもしれません。気になった項目は、より専門的な数学本へと歩みを進めてみてください。 先史時代から現代へと大まかに数学史をたどる構成。数学史/数学者に関する豆知識、関連語の掲載、数学をさまざまな視点で眺める章末コラム4編も収録。 ★本書の324ページに登場するウサギのイラストは、あるルールに従ってページからページへとジャンプしていきます。ウサギのあとを追ってみると…? -- 「数とは何か」の整備、発展は今も続いている。木の実を数えるところから始まった数は、現代においてそこから大きく離れ、それゆえに応用の先が広がった。「1個のリンゴ」は目に見え、よって絵に描けるが、「1」そのものの絵は観たことがない。これが数のもつ役割と宿命である。(「はじめに」より) -- 目次 はじめに Chapter1 先史時代 Chapter2 古代 Chapter3 中近世・近代前期 Chapter4 近代後期 Chapter5 現代 あとがき 索引 Column #1 数学の苦手なこと #2 作図の意義 #3 数学の純粋と応用 #4 数学の成立時期と検索ヒット数 - 前書きなど - 数とはものやことの性質である。収穫した木の実を一族の皆に渡したい。足りるだろうか。あるいは、この先に渡らなければならないいくつもの川がある。約束の日までの昼と夜はあとこれだけ。間に合うか。木の実の数、仲間の数、川の数、残りの日数。賢い者がこれらのあいだの一致や過不足を見出した。目に見えるもの、見えないものと区別をせず、それらがもつ性質として認め、考え、伝えるための道具が「数」だ。 数とは、飛び飛びのきっちりしたものである。1個、2個、3個。リンゴと人の数が同じであれば1つずつ渡せる。ちょうど倍であれば2つずつ渡せる。このような数は今では「整数」と呼ばれる。では、5個を2人で分けてあまった1個をどうするか。ナイフで切って半分ずつ持っていけばよい。ある日、これも数と思えた者がいた。 こうして、数は比やわり算の商のこととなった。5個のリンゴを2人で分ける。100の距離に等間隔で8本の木を植える。5/2=2.5、100/(8+1)=11.111…。わり切れないこともあるけれど、どんな小数でも整数のわり算で表せるはず。だけどあれ? 正方形の対角線の長さは? 円の円周は? 比やわり算のみで表すことに限界を感じ、1辺が1の正方形の対角線は√2、直径が1の円の円周はπと、新しい表現をかたちにした者が数を発展させた。 √2もπも数。負の数、2乗して負になる数も認めよう。こうして数は発展し、その意味するところが広がった。1、2、 3、 …の整数をもとに、そこからなんでも作ることができる。それだけでなく、古代エジプトで円や三角形の性質をかたち作ったときのように、「数とは何か」が整理され、数はルール化された産物になった。 「数とは何か」の整備、発展は今も続いている。木の実を数えるところから始まった数は、現代においてそこから大きく離れ、それゆえに応用の先が広がった。「1個のリンゴ」は目に見え、よって絵に描けるが、「1」そのものの絵は観たことがない。これが数のもつ役割と宿命である。 * 本書の執筆では、2つのことに留意した。 1つは本書をお読みいただいた方が、数学を自分のこととして感じていただけるように心を砕いた。数学に数や方程式は必ずしも必要でなく、ふと気になったことに向き合ったときに数学は始まっている。知識や経験にかかわらず、私たち1人1人と数学のあいだに渡らなければならない川はない。 もう1つとして、本書が数学に親しむためのよいカタログになることを目指した。個人的な話で恐縮だが、私が小学校高学年のころ、3歳上の兄から借りた保健体育の副読本に載っている、スポーツ競技の紹介を読むのが好きだった。見開き2ページで1競技、野球やサッカーだけでなく、数あるマイナーなスポーツのルールや競技場の大きさ、技術や戦略の簡単な説明を読んではドキドキした。のちにそのうちの1つに挑戦することになったが、この本を手に取った方にとっても、本書が同じような機会になることを願っている。 本文は全221項目、あれがあるのにこれがない、その分野は多過ぎと、項目の選択にご異論があろうことは了解している。また一部の項目は数学の範疇にないものもある。これはひとえに私の興味やなじみ具合が影響しているとご了承いただきたい。 * いつかの未来、未知の宇宙人と交流することになったときのことを想像してみる。そのときにはきっと数が役に立つだろう。SF映画『コンタクト』(監督:ロバート・ゼメキス)では、数学が通信の役割を担う。役に立つだけではない。そこで私たちは宇宙人と私たちの「数」の違いを知るであろう。過去と現在、それぞれの時代の数学にずれがあるのと同じだ。数とは何か。便利に使い、時々の必要に応じて発展させたものが数である。ほかに代わりがなく、あまりに身近なそれを言い換えるとすれば、数とは、私たちの営みそのものである。 - 著者プロフィール - 澤宏司 (サワ コウジ) (著/文) 数々企画代表。博士(理学)。1994年早稲田大学理工学部数学科卒。2010年神戸大学大学院理学研究科地球科学惑星科学博士後期課程修了。同志社大学准教授を経て、2024年4月から現職。専門は数理科学、数理論理学。近年は論理と時間・空間の関係に関するモデルの研究に従事。簡単な計算を伴う全身運動プログラム「サワ☆博士の数楽たいそう」主宰。好きな映画監督はポール・バーホーベン。 廣﨑遼太朗 (ヒロサキ リョウタロウ) (イラスト) 1996年生まれ。名古屋出身のグラフィックデザイナー、イラストレーター。 名古屋市立大学芸術工学研究科を修了、その後都内グラフィックデザイン事務所を経て、現在はフリーランスとして活動中。
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「科学知」と「人間知」を結びつけるために わたしの最終講義 | 池内了
¥2,640
青土社 2025年 ソフトカバー 288ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 世界の見方を広げるための九つの科学講義 「「科学的」とはどういうことか」という問いかけから、松尾芭蕉が天の河の美しさを詠んだ俳句の考察まで。わたしたちの生きる世界にある大小さまざまな事柄を科学の視点から捉え直す。
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「土」の本 | 金澤 晋二郎
¥2,420
株式会社Pヴァイン ソフトカバー 240ぺージ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 地球も、私たちの体も、過去も未来も、 すべて「土」の上に成り立っている! 「土」ってなんだ!? 土の博士がお話しします。 半世紀以上「土」を研究してきた日本の土研究の第一人者、 土壌微生物/農学博士の金澤晋二郎の単著がついに刊行! ●「土」の問題がなぜここまで重要か ●良い「土」と悪い「土」とは何か ●「土」が生活にもたらす影響 ●「土」と健康の重要な関係 ●日本ではどこの「土」が良いのか ●どうすれば「土」をよくできるか ●江戸時代、どれほどの苦労があって東京で野菜を栽培できる土壌にしたか ●宇宙農業とは何か 写真、イラスト、図表を交えて実践的でわかりやすく解説! 四六判/240頁+別丁8頁 [目次] 献辞 はじめに イントロダクション 第一章 「土」の誕生と微生物 第二章 世界の「土」と、日本の「土」 Column 「温故知新」が導く御神木 “海岸黒松” の再生技術 第三章 「森」は生命の源 Column 竹には大きな未来がある 第四章 「土」の薬膳 Column 土ピープル 微生物視点から見る、土と体のつながり/土から育つバラへの思い/植物愛による、生誕土壌再生への挑戦 第五章 土壌研究と緑茶栽培 Column アートで表現する土 第六章 「土」に還すコンポストの可能性 Column 地産地消コンポストシステム 第七章 物質循環、分解のその先へ 第八章 宇宙農業の可能性 おわりに 謝辞 主要な研究と内容 [著者プロフィール] 金澤晋二郎 株式会社金澤バイオ所長。土壌微生物学農学博士、中国河南省科学院名誉教授、九州バイオリサーチ研究会会長。1942年北海道小樽市生まれ。東大大学院農学系研究科修了。鹿児島大学農学部助教授、九州大学大学院農学研究院教授を経て、2016年に金澤バイオ研究所を設立。日本土壌肥料学会学会賞(1986年)、第13回 国際土壌科学会議(西ドイツ)土壌生物部門最優秀賞(1986年)、愛・地球賞―Global 100 Eco-Tech Awards(1986年)、第13回 微量元素の生物地球化学会議『福岡観光コンベンションビューロー国際会議開催貢献賞』(2017年)など受賞歴多数。
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ホーム・スウィート・ホーム | 杉本 彩子
¥3,080
工作舎 2024年 ソフトカバー 248ぺージ B5変型判 - 内容紹介 - 「生き方の数だけ存在する住まいのかたちを見たい」と家を訪ねる。蝋人形と住む造形作家夫妻の2LDKや、陶芸家夫妻が蘇らせた築150年の京風町家など、16の「おうち」を俯瞰図と400点以上のオールカラーイラストで、考現学の視点から巡る! - 目次 - 序章──家を巡る旅に出る前に ヤドカリの渦紋の中から生まれるかたち 第一章 牙城を築く ・縦横斜めに線が遊ぶ 三角形の箱庭と小さきものの世界 ・螺旋のリズムを内に秘めた 富士塚の傍らのモノリス ・デカダンとまがい物の美学 私が私でいるために ホーム・スウィート・コラム1:家も主役の映画やドラマ その一 第二章 蒐集と向き合う ・造形作家夫妻が集める 蠟人形春子と愉快な仲間たち ・電音土蔵空間から放たれる音響は すべての境界を溶かしていく ・権力者の肖像画が壁を埋める プロパガンダグッズ・コレクターの家 ホーム・スウィート・コラム2:家も主役の映画やドラマ その二 第三章 受け継ぎ活かす ・陶芸家夫妻が蘇らせた 築一五〇年の京風町家 ・絶やさぬ囲炉裏の火のように 受け継がれてゆく小さな家族の物語 ホーム・スウィート・コラム3:住宅建築が観察できる施設案内 第四章 旅の途中でたたずむ ・遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地 ・旅の途中のスナップショット 仮住まいのヴィラから眺める異国の街角 ・花から花へと舞い飛ぶ蝶の 生き抜く糧が詰まった小さな部屋で ホーム・スウィート・コラム4:本書の指針となった書籍たち 第五章 ともに生きる ・あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園 ・米軍ハウスのバナナの葉蔭 文化の渦から生まれるグルーヴ ・小川のほとりの小さな納屋で 山と谷を蘇らせる守人の叙事詩 終章──記憶の中の家を俯瞰する 増築を重ねて迷宮化した、昭和初期の文化住宅 ・著者の生家 祖父の持ち家 - 著者プロフィール - 杉本 彩子 (スギモト サイコ) (著/文 | イラスト) 1973年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。デザイン事務所に勤務後、2001年からKucciのペンネームで、立体イラスト、平面イラスト、漫画、デザイン、執筆を手がける。雑誌の立体イラストや、TV報道番組の政治家人形など、造形物制作の他、建築、住宅関係誌、情報誌、絵本、教科書など、幅広い領域で独特なデフォルメを施した俯瞰イラストを制作。『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』(日経BP、2016)に俯瞰イラストを寄稿、『ジャジューカ──モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(太田出版、2017)に、イラスト・文章を寄稿。
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空間九鬼 | 文脈のカタチ研究会
¥1,980
SOLD OUT
蜜柑と銀鱗 2025年 ソフトカバー 64ページ A4判変型 - 内容紹介 - 建築学者のマニアックなメガネをかけて漁村を歩くと、暮らしの本質と、海と山にかこまれた生活の空間に魅了される理由が見えてくる… 日本各地の集落を主なフィールドとして、まちに存在する魅力的なカタチを様々な文脈の切り口から捉え、建築的批評性を見出す「文脈のカタチ研究会」による、三重県尾鷲市の漁村「九鬼」の調査記録。
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僕には鳥の言葉がわかる | 鈴木 俊貴
¥1,870
小学館 2025年 ソフトカバー 264ページ 四六判 - 内容紹介 - ようこそ シジュウカラの言葉の世界へ 山極壽一先生(総合地球環境学研究所所長)絶賛! 「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは 現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」 :::::::::::::::::::::::: NHK『ダーウィンが来た!』をはじめ国内外のメディアが注目する気鋭の若き動物言語学者による初の単著、ついに刊行! 古代ギリシャ時代から現代に至るまで、言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった。 その「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。 動物学者を志したきっかけ、楽しくも激ヤセした森でのシジュウカラ観察の日々、鳥の言葉を科学的に解明するための実験方法などを、軽快に綴る。 シジュウカラへの情熱と愛情あふれるみずみずしい視点に導かれるうちに、動物たちの豊かな世界への扉が開かれます。読後に世界の見え方が変わる一冊。巻頭口絵にはシジュウカラたちのカラー写真が、巻末にはシジュウカラの言葉を聞ける二次元コードつき。 【編集担当からのおすすめ情報】 本書の草稿を拝読したとき、何より感動したのは、鈴木先生が「シジュウカラのことが好きだ、もっと知りたい」というまっすぐな気持ちで、自然の中に身を置いて根気強く鳥たちをよく観察する姿勢でした。文系、理系、アウトドア派、インドア派問わず、何かを「好き」と思う気持ちを大事にすることで、日常生活の中でも新鮮な驚きや気づきが得られ、ひいては世界的な発見にまで繋がる--これは読者の皆さまにとっても、ポジティブなメッセージとなることと思います。 ちなみに、初の単著となる本文内のイラストはすべて鈴木先生自身によるもの! こまかなところまでかわいらしく描かれているのは、愛と興味をもって丁寧に相手を観察する鈴木先生ならではのタッチです。ぜひお楽しみください。 - 目次 - はじめに 鳥たちの世界へ 小鳥が餌場で鳴く理由 救いと拷問のキャベツ ヒロシ先生の思い出 巣箱をかけた話 都会の住宅事情 繁殖の観察 修士課程の秋と冬 巣箱荒らしの犯人 大発見! ヒナの力 パースの思い出 動物の博士 実家の巣箱 ヒナ救出大作戦 井の中の蛙 シジュウカラに言葉はあるのか? 「ジャージャー」はヘビ! シジュウカラは文を作る ルー語による文法の証明 「ぼく・ドラえもん」実験 翼のジェスチャー カエル人間救出作戦 動物言語学の幕開け おわりに 特別付録 シジュウカラの鳴き声を聞いてみよう 参考文献
