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なぜイヌとヒトは特別に仲が良いのか | 永澤 美保
¥1,034
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 - 可愛くて、従順な性格には意味がある! イヌはなぜこんなにもヒトと相性が良いのか? ヒトがイヌを愛さずにはいられない理由を、イヌ科学の最前線から解き明かす。 イヌは3万年前から私たち人類のそばで生きてきた。さらに、イヌは他の動物に比べて、人間とのコミュニケーション能力に秀でている。どうしてイヌは自然とヒトに懐く性格になったのか?古代から現代まで続くイヌとヒトの絆の不思議に迫る。 - 目次 - はじめに なぜイヌとヒトは特別に仲が良いのか 第一章 イヌとヒトの関係を考える方法 第二章 イヌとヒトを結びつけるものとは?──メカニズム 第三章 イヌとヒトの関係はいつから始まったの?──進化 第四章 イヌはどんな環境で育つのが良い?──発達 第五章 イヌとヒトはどうして一緒に暮らしているの?──機能 - 著者プロフィール - 永澤 美保 (ナガサワ ミホ) (著) 1992年早稲田大学第一文学部卒。ビクターエンタテインメント株式会社、株式会社トミー(現・タカラトミー)などを経て、2008年麻布大学大学院獣医学研究科動物応用科学専攻博士課程修了、学位取得(学術博士)。現在、麻布大学獣医学部動物応用科学科介在動物学研究室教授。著書に『日本の犬――人とともに生きる』『ヒト、イヌと語る――コーディーとKの物語』(いずれも共著、東京大学出版会)『犬のココロをよむ――伴侶動物学からわかること』(共著、岩波科学ライブラリー)などがある。
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ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う | アシュリー・ウォード, 夏目 大(訳)
¥2,200
ダイヤモンド社 2024年 ソフトカバー 736ページ 四六判 縦188mm 横130mm - 内容紹介 - 生き物たちは、驚くほど人間に似ている。 ネズミは冷たい雨に濡れた仲間を助けるためにわざわざ出かけるし、アリは女王のためには自爆だっていとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営しているし、ゾウは亡くなった家族のために葬儀を行う。 あまりよくない面でいえば、バッタは何百万匹の集団になり危機的な飢餓状況になると飢えた群れが仲間に襲いかかるし、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと(手話で)指し示す・・・といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。 過酷な自然界において野生動物たちは生き残りをかけて日夜闘いを繰り広げている。しかし、それだけではない。野生動物たちは仲間と助け合って種をつないできた。 本書は、シドニー大学の「動物行動学」の教授であり、アフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動の数々、自然の偉大な驚異の数々を紹介する。 人間もまた社会性動物であり、生き物たちは、驚くほど私たちに似ている。 動物への古い固定観念を取り払い、ダーウィンの進化論を陳腐化し、「弱肉強食の自然界」という固定観念を打ち破る! 読むと、あなたの「世界観」が変わる、最高に知的刺激のある書。 - 目次 - プロローグ 1章:サバクトビバッタと共喰い 2章:シロアリはコロニーを守るために自爆する 3章:スズメウオが決断するとき 4章:渡り鳥は「群衆の叡智」で空を飛ぶ 5章:ネズミ、都市の嫌われ者が私たちに生き方を教えてくれる 6章:家族の死を悼むゾウ 7章:ライオン、オオカミ、ハイエナが生き延びるための策 8章:クジラ、イルカ、シャチ、最も謎めいた動物 9章:類人猿の戦争と平和 エピローグ 謝辞 訳者あとがき - 著者プロフィール - アシュリー・ウォード (アシュリーウォード) (著) 英国ヨークシャー出身。シドニー大学の動物行動学の教授。ナンキョクオキアミから人類を含む哺乳類まで、動物行動の研究を積み重ねてきた。科学雑誌に100以上の論文を発表し、多くの学術書に引用されている。子供の頃から動物に夢中なり、で、川で釣りをしたり、丸太の下を覗いたりしていました。渓流で化石を探したり、丸太の下を覗いたりして過ごす。本書の元にもなったオーディブルオリジナル『THE SOCIAL LIVES OF ANIMALS』は、英国での宣伝が全くなかったにもかかわらず、2週間にわたってAudibleのチャートでトップを記録している。 夏目大 【訳】 (なつめ・だい)。1966年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。翻訳家。訳書にゴドフリー・スミス『タコの心身問題』(みすず書房)、ジューディア・パール『因果推論の科学』(文藝春秋)など多数。
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世界の台所の間取り | 岡根谷 実里, 桔本 丹(絵)
¥1,980
エクスナレッジ 2026年 ソフトカバー 188ページ A5判 - 内容紹介 - ■間取りがわかる絵と文と写真で、世界各地の台所を探検! ■ 世界各地の家庭の台所を訪れてきた著者が 間取りや道具に注目し、暮らしに息づく知恵と工夫を考察。 部屋の形、物の並び、聞こえてくる音や香り……。 精緻なイラストを眺めながら、時には自分の台所を確かめてみるのもよいでしょう。 ページをめくるごとに発見がある、世界の台所の旅、お楽しみください。 目次 ■目次■ 【フィンランド 北サヴォ県】石窯を中心に生活がまわるあたたかな家 column:引き出しを引くとパン切り台/これがないと始まらないカルヤランピーラッカ/ゴミは細かく分別 【フィンランド ヤムサ】作業場所が点在。家族みんなが台所しごとに関わりやすい家 column:1台二役 可動式カウンター/リビングの薪ストーブで料理の楽しみ/料理は食卓に運ばずセルフで 【ブルガリア カザンラク】ソ連時代の集合住宅。超コンパクトな台所 column:ベランダはガスコンロスペース/こんな狭い隙間にも収納棚/パプリカのチーズ詰めフライ 【インドネシア バリ島】 間取りも信仰で決まる神々の島の台所 column:外の台所には薪窯が二つ/水の神、火の神にお供え/基本の味付け「ブンブ・バリ」 【キルギス イシククル】高原とつながる移動式テント「ボズウィ」の台所 column:搾乳は夏の生活の中心/住まいの屋根「トゥンドゥック」/草原の料理はシンプル 【キルギス アク・クドゥク村】 住まいの形が変わっても土地のリズムが息づく台所 column:生活のなかに牛の放牧/芸術的な麺の引き伸ばし/野菜の煮込みをかけたラグマン 【モンゴル セレンゲ県】少ない資源でやりくりを牛と暮らす草原の小屋 column:乳加工品の物置きゲル/多機能な薪窯/干し肉ボルツのうどん 【インド タミルナードゥ州】水道も石臼もシェアする村の台所 column:「アンミカルで挽くほうが断然おいしい」/食べることも、しばしば外で/定番朝食「ドーサ」の進化 【インド ラジャスタン州】生活感の中の美しさ。自分にとっての足るを知った台所 column:食器棚も鍋もステンレス/二口コンロの手前に作業空間/基本の食事、3 点セット 【タイ 北部山岳地帯】 保存食や道具作りにも囲炉裏が活躍する高床式の台所 column:「縁側」が日中の生活の場/ガスコンロは外来の調理用途に/野草料理と竹細工の食卓 【ブータン ティンプー県】「住宅は国の風景をつくる」伝統息づく幸せの国の台所 column:法律に守られた伝統建築の家/主食は米。大きなポリタンクで保存/生活に息づく伝統工芸の器 【ヨルダン ワディラム】少ない道具で料理を生み出す砂漠の台所 column:コーヒーのもてなしは今も昔も/砂は多機能な調理器具/調理いらずの朝食 【メキシコ メキシコ州】カウンターを囲んで会話が続く台所 column:陽気でにぎやか、この家らしいタイル張り/「なくても困らない」 ダイニングテーブル/ストリートタコスと家タコス 【ペルー クスコ県】土の壁と石のかまど。家族それぞれの時が流れる台所 column:水仕事は台所の外で/「途中経過」を食べるパパエラダ/食卓はあるけれど小椅子で食べる 【スーダン オベイド】家事も食事もおしゃべりも女性の過ごす場、イスラム家庭の台所 column:働く家電たちがすらり/スィニアを囲む食事/家の裏の細長空間も料理の場 【モロッコ マラケシュ】制約に負けない工夫と精神 狭小台所の空間術 column:オープン棚を布で目隠し/簡易ながら大活躍 小型オーブン/煮込んだ料理は うまみの出たスープが主役 【トンガ ヴァヴァウ島】廃品を利用し台所を自作 庭で生まれる伝統の革新 column:雨水を料理に利用/ココナッツの実の大活躍/ウムの食材は家の庭から 【オランダ ライデン】世界の台所の欠片を集めた私の小さな実験場 column:一家に一台エアフライヤー/レンズ豆煮は日常の味方/食事の型は三点セット
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松本レトロ建築さんぽ | 梅干野 成央, 米山 文香
¥2,200
エクスナレッジ 2026年 ソフトカバー 176ページ A5判 - 内容紹介 - 旧開智学校校舎に代表される擬洋風建築、 城下町の趣がある土蔵造りの町並み、 民芸の精神を宿す建築、 豪華絢爛たる近代和風建築、 そして上高地・北アルプスの山岳建築まで――。 松本のまちの記憶を伝える、44 の建物を紹介。 取り上げている建物(抜粋) 旧開智学校校舎/ちきりや工芸店/松本館/松本民芸館/栞日/松本深志高等学校/ミドリ薬品/おきな堂/旧青柳化粧品店(下町会館)/松本ホテル花月/松本館/ 旧第一勧業銀行松本支店(アルモニービアン)/塩井乃湯/上高地帝国ホテル/碌山美術館 etc…
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イグ・ノーベル賞の受賞者たち | ニュートン編集部
¥1,540
ニュートンプレス 2026年 ニュートン+新書 ソフトカバー 224ページ 新書判 縦173mm 横108mm 厚さ11mm - 内容紹介 - イグ・ノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせる」研究に贈られる賞です。受賞した研究の数々は、一見するとおかしなものに思えます。しかし、その裏側には、科学者としての真摯な姿勢が脈打っているのです。 本書は2016年から2025年にイグ・ノーベル賞を受賞した日本人受賞者たちに迫った1冊です。なぜ、日本人は毎年受賞しているのか? 本書を読み終えたとき、その理由が垣間見えることでしょう。 目次 はじめに 第1章 身体と命の常識を覆す「バイオ・メディカル研究」 2017年 ⽣物学賞:雄と雌で⽣殖器の形状が逆転している昆⾍を発⾒ 2018年 医学教育賞:座位で⾏う⼤腸内視鏡検査 2019年 化学賞:5歳児が1⽇に分泌する唾液の総量を測定 2024年 ⽣理学賞:哺乳類の直腸からの換気(肛⾨呼吸)の発⾒ 第2章 社会と生活の課題を解決する応用科学 2021年 動⼒学賞:歩⾏者同⼠が衝突する理由の実験 2022年 ⼯学賞:円柱形つまみと使用する指の関係性 2023年 栄養学賞:電気を通す箸と⽫による味覚変化 2025年 ⽣物学賞:⽩⿊模様のシマウシに⾍除け効果の発⾒ 第3章 「なぜ?」という衝動が拓く 「知覚と進化のフロンティア」 2016年 知覚賞:股のぞき効果の研究 2020年 ⾳響学賞:ワニもヘリウムガスを吸うと声が変化 おわりに
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怖い熊 傑作アンソロジー | 山と渓谷社(編)
¥2,530
山と渓谷社 2026年 176ページ 四六判 - 内容紹介 - すべて実話。戦慄! 緊張、衝突、激闘、悲劇――生と死が隣り合わせる古今の熊と人の歴史を記録したノンフィクション、および実話をもとにした小説、全15作品を収録。 巻末随筆:澤村伊智(『ぼぎわんが、来る』著者) 目次 ■内容 「手負い熊」今野保 『羆吼ゆる山』(ヤマケイ文庫) 「耕平」吉村昭 『羆撃ち』(ちくま文庫) 「初マタギ」甲斐崎圭 『第十四世マタギ 松橋時幸一代記』(ヤマケイ文庫) 「復讐するクマ」工藤隆雄 『マタギ奇談』(ヤマケイ文庫) 「羆対羆の死闘」西村武重 『山の風物詩』(河出書房新社) 「タキ」今野保 『アラシ』(ヤマケイ文庫) 「熊を殺すと雨が降る」遠藤ケイ 『熊を殺すと雨が降る』(山と溪谷社) 「牧場荒しの大熊を倒す」西村武重 『北海の狩猟者』(ヤマケイ文庫) 「羆風」戸川幸夫 『戸川幸夫動物文学選集4 高安犬物語』(主婦と生活社) 「襲撃された牛舎」久保俊治 『羆撃ち』(小学館文庫) 「まさかの出来事――熊に襲われる」山野井泰史 『アルピニズムと死』(ヤマケイ文庫) 「日高・カムイエクウチカシ山のヒグマ襲撃事故」羽根田治 『人を襲うクマ』(ヤマケイ文庫) 「北千島の人食いヒグマ事件と私」木村盛武 『ヒグマ そこが知りたい』(共同文化社) 「受け継がれる人喰い熊の「DNA」~北見連続人喰い熊事件」中山茂大 『神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史』(講談社) 「星野道夫の死」スティーヴン・ヘレロ 『ベア・アタックス2』(北海道大学出版会) 巻末随筆 澤村伊智
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植物時代 人類進化の種が蒔かれたとき | ディーン・フォーク, 風間賢二(訳), 長谷川眞理子(解説)
¥3,520
青土社 2026年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 植物が人類にもたらした認知革命に迫る! 地上に巣をこしらえる、子どもの落下を防ぐ抱っこ紐を撚る、水面に浮かぶ木材を筏代わりにする……。こうした植物とのかかわりこそが、言語や音楽を生み出す高度な認知革命の土台を築いたのではないか――。これまで人類進化のターニングポイントとされてきた石器時代より"以前"に目を向けた、あたらしい進化史。
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自然に倣う広葉樹の森づくり よみがえる山里|清和 研二
¥2,640
築地書館 2025年 ソフトカバー 304ページ 四六判 - 内容紹介 - 今、日本中の広葉樹林は再び太くなり、伐りはじめられている。 しかし、我々は本当の森の姿を知らない。 本来の日本の広葉樹林は、さまざまな樹種が混ざり合う多種共存の森だ。 時に針葉樹とも混ざり合う巨木の森だったのである。 広葉樹の森づくりでは、全層間伐と天然更新で地域固有の多様性をもつ巨木林をめざす。 樹木の寿命に合わせ、数百年にわたり利用しながら、年々大径化していく木々は、 数世代にわたり山里の人びとの暮らしを支えていくだろう。 森の恵みをていねいに引き出しながら、 森と山里を真の意味で豊かにする森づくりと林業のあり方を提案する。 - 目次 - 序章 森とどんな関係を築いていこうとするのか 板切れ一つが懐かしい 気づきはじめた人たち 持続しなければ 森に聴く 自然に倣い、木を伐りながら成熟させる 森のそばで生活する人たちを応援する 本書の構成 Ⅰ部 巨木の森――地球を救う 1章 原始の森の巨木たち――記録と記憶から 開拓時代の原始林――大径・通直・高密度の三拍子 江戸時代の禁伐林――庄屋の記録 遠野の古老が語る巨木林 アイヌの古老が語る原始の森 失われた原生林――戦中戦後の大伐採 【コラム1】伐る側の倫理 2章 今に残る老齢林――学術調査から 水辺林 落葉広葉樹林 針広混交林 驚くべき樹齢――丸太の年輪を読む 3章 巨木の森は地球を甦らせる――炭素貯留と吸収による気候変動の抑制 年老いても炭素を貯めている――大径木頼み 大径化する〝樹種〟が重要 大径化する樹種が少ないことの危うさ Ⅱ部 多種共存の森――どのように創られ、どんな恩恵を与えてくれるのか 4章 菌類が創る森の姿――木々の空間分布と種多様性 空間スケールを絞り込む――地球規模から一本の木の周辺まで 木々を孤立させる病原菌――ウワミズザクラとミズキ 【コラム2】老木の下の病原菌は毒性が強い 【コラム3】テンやタヌキに頼る――果肉を消化し遠くへ運ぶ 木々を群れさせる外生菌根菌――コナラとブナ 【コラム4】外生菌根菌とアーバスキュラー菌根菌 群れるか、孤立するかは菌根タイプで決まる 外生菌根菌の驚くべき力――病原菌を防御し土壌の栄養環境を改善する 〝ジャンゼン―コンネル仮説〟を超えて 菌類の種特異性が種多様性をコントロールする――置き換わるか、居座るか 蓄積する菌類の効果 5章 樹種の優占度を決めるもの――菌根タイプ・種子重・最大直径 ECMタイプの樹種の方がAMタイプより優占する 種子が重い樹種ほど優占する 最大直径が大きい樹種ほど優占する 6章 種多様性の恵み――地球で永く生きていくために 種多様性の回復――スギ人工林を広葉樹との混交林にする 水が綺麗になる 生産力が増大する 【コラム5】検証が進む種多様性と生産力の関係 持続する生産力 洪水・渇水を抑制する 【コラム6】人工林を小面積皆伐し混交林に せっかちな人がつくった人工林と森の時間を刻む混交林 Ⅲ部 自然に倣う林業――多種共存の巨木林を目指しながら木材を生産する 7章 全層間伐――良質な大径材生産を可能にする 1 幹を太らす 混み合うECMタイプの一斉林――間伐を待っている 全層間伐が最適――下層間伐は効果小、上層間伐は不合理 間伐率は40%を超えてはならない――林分全体の生産力を減らさないために アーバスキュラー菌根(AM)タイプは弱度の全層間伐――個体群を維持しながら太らす 【コラム7】健全な種子をつくるための個体間距離――花粉の交流を妨げない 間伐率――陽樹は高く陰樹は低く 全層間伐を繰り返す――まだまだ太りつづける―― 【コラム8】直径の頻度分布形でわかる遷移系列 2 良質材をつくる――通直無節のメカニズムと処方箋 種固有の樹形――頂芽優勢と避陰反応 通直な木をつくる――密度管理と常緑針葉樹の側圧効果 後生枝の出やすい種と出にくい種――潜伏芽を貯め込むか否か 環孔材では密度管理に注意する 良質で大径な材をつくるための間伐率 3 天然更新――全層間伐では陰樹が優占 8章 群状間伐――大径化と種多様性を同時に目指す 1 巨木林を目指す 疎林の林相改良――立木密度を上げる 一斉林を異齢林に 回帰年を木の寿命に合わせる――巨木を生産しつづけるシステム 2 天然更新 更新場所の光環境と種子重 【コラム9】明るい場所を好む大種子?小動物を利用するクリとオニグルミ 種子重と実生の定着――種子散布、種子発芽、埋土種子、実生の成長 早い発芽――中種子をもつ遷移後期種の暗い林内で定着するための戦略 幅広い光環境で更新する――イタヤカエデ、ミズナラ 種多様性を最大にする間伐面積 群状間伐地の中央に太い木、まれな木を残す――種子供給と生態系サービスのため 良質大径材生産と種多様性が両立するランドスケープデザイン 明るくなると勢いづく菌根菌――間伐すると種多様性は減る? 【コラム10】常緑樹でササの繁茂を防げないか――地下茎から逃れる 3 人工植栽――なるべく植えない 種子の採取 地形を選ぶ樹種と気にしない樹種 【コラム11】ケヤキの危険分散――急傾斜でも平坦地でも 【コラム12】巨木は肥沃な場所に多い 多様性を次世代に残す――混植と天然更新の併用 9章 水辺林は伐らない、植えない 水辺で群れる木々――まずは自然再生から 山地渓流がつくる多様な微地形と種多様性――人工植栽は難しい ヤナギの目が見分ける微細地形――植栽適地は人の目ではわからない 【コラム13】ヤナギの綿毛――最適な微地形に辿りつく Ⅳ部 森との約束――共に生きていく 10章 木材の価値を決めるもの――森の恵みの大きさ 理念を貫く――山から街まで 森の近くで住みつづけるために――地域を挙げて豊かになる 理念は共有できるか――〝広葉樹を暮らしに活かす山形の会〟に集う人たち 11章 多様性そのものが優れたデザイン 木材利用は森の掟に従う――少数の優占種と多数の非優占種 かけがえのない家族――信州伊那谷の有賀さん 生態デザイン――新潟スノービーチの紙谷さん 実用の美――厳選するアイヌ/回る轆轤 12章 クマとの共生への長い道のり――棲み分けるための根本的方策 クマの本心――太い木の下で腹いっぱい食べたい クリとオニグルミは伐らずに太らす――多様性は相補性 1000万haの防波堤――針葉樹人工林の広葉樹混交 最後の砦――山里に住む人たちをもっと大切に! おわりに - 著者プロフィール - 清和研二 (セイワケンジ) (著) 1954年山形県櫛引村(現・鶴岡市)生まれ。 北海道大学農学部卒業。 北海道林業試験場研究員、東北大学大学院農学研究科教授を経て、現在は名誉教授。 落葉広葉樹の開花から種子散布・発芽、実生成長の仕組みなどの繁殖生態を研究。 その後、森林の多種共存メカニズムの解明に取り組む。 近年は、種多様性回復が生態系サービスを著しく向上させることを観察中。 趣味は焚き火、植物スケッチ、食物の採取と栽培、木工。 著書に『多種共存の森』『樹は語る』『樹に聴く』(以上、築地書館)、 『スギと広葉樹の混交林』(農山漁村文化協会)、 編著・共著に『発芽生物学』『森の芽生えの生態学』(以上、文一総合出版)、 『樹木生理生態学』『森林の科学』(以上、朝倉書店)、『日本樹木誌』(日本林業調査会)、 『樹と暮らす』(築地書館)などがある。
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人に話したくなる土壌微生物の世界 食と健康から洞窟、温泉、宇宙まで|染谷 孝
¥1,980
築地書館 2020年 ソフトカバー 196ページ 四六判 - 内容紹介 - 畑に食卓、さらには洞窟、宇宙まで!? 植物を育てたり病気を引き起こしたり、 巨大洞窟を作ったり光のない海底で暮らしていたり。 身近にいるのに意外と知らない土の中の微生物。 その働きや研究史、病原性から利用法まで、この一冊ですべてがわかる。 家庭でできる、ダンボールを使った生ゴミ堆肥の作り方も掲載。 - 目次 - はじめに 第1章 未知の世界がいま明らかに──人と微生物との関わり 身近な微生物 微生物の発見 病原菌の発見 土壌微生物学のはじまり 土壌微生物学の新時代 第2章 土と微生物 田んぼでは連作障害が起きない!? ──持続的農業と微生物の関係 99%は未知──土壌微生物 反芻動物と微生物──共生微生物1 根粒菌の働き──土壌微生物2 菌根菌、キノコが山を緑に?──共生微生物3 大気を作った微生物──シアノバクテリア 世界遺産を蝕む微生物 虫眼鏡で見る土の微生物 蛍光顕微鏡で見るミクロの世界 培養できない細菌の謎を解く 肥料を逃す脱窒菌 硝化菌──農地では悪玉菌、水環境では善玉菌 硫酸還元菌──水田の悪玉菌 第3章 善玉菌を活用する──微生物資材 様々な微生物資材──効果は本当にある? 乳酸菌の農業への応用──害虫防除に効く? 植物生育促進微生物──期待される微生物資材1 光合成細菌──期待される微生物資材2 家畜ふんや生ごみからエネルギー 第4章 環境を浄化する微生物 石油を分解する微生物 バイレメは安価 農薬や有機溶剤を分解する微生物 第5章 土の中の病原菌 土からやってきた病原菌──温泉に潜む危険 ボツリヌス菌──新技術が生んだ災厄 食中毒菌はどこから来る? 第6章 堆肥と微生物 堆肥とは? 堆肥の科学 いい堆肥、悪い堆肥とは? いろいろな堆肥を使い分ける 堆肥の善玉菌──放線菌とバチルス 病害抑制効果 段ボールコンポスト──家庭で作る生ごみ堆肥 みんなで作る生ごみ堆肥 地域の生ごみ堆肥化施設──先駆者はちがめプラン 大学による支援 第7章 洞窟の微生物 洞窟はなぜできた? 観光洞で見る微生物の働き トウファ──シアノバクテリアが作る鉱物 ムーンミルク──未解明の柔らかい鍾乳石 イオウ酸化細菌──石膏を作り、巨大洞窟を作る!? 第8章 土壌から宇宙へ 温泉の微生物──最初の生物の子孫? 地殻の微生物──解き明かされるか、地底世界 生命の起源と地球外生命体発見の可能性 - 著者プロフィール - 染谷孝 (ソメヤタカシ) (著) 1953 年東京下町に生まれる。 東京教育大学農学部生物化学工学科卒業。 東北大学大学院農学研究科農芸科学専攻修了、農学博士。 1982 年より産業医科大学医療技術短期大学微生物学助手のち講師。 1994 年から佐賀大学農学部助教授のち准教授を経て教授。 2019 年定年退職、名誉教授。 引き続き招聘教授として研究に携わる(堆肥や野草に含まれる拮抗菌の解明と応用)。 専門は土壌微生物学、環境微生物学。 日本洞窟学会会長、廃棄物資源循環学会九州支部長を歴任。 ケイビング(洞窟探検)は趣味と仕事を兼ね、会員50 名を超える市民ケイビングクラブ「カマネコ探検隊」の事務局長。 土壌微生物学や微生物資材に関する論文多数。
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空間九鬼 | 文脈のカタチ研究会
¥1,980
蜜柑と銀鱗 2025年 ソフトカバー 64ページ A4判変型 - 内容紹介 - 建築学者のマニアックなメガネをかけて漁村を歩くと、暮らしの本質と、海と山にかこまれた生活の空間に魅了される理由が見えてくる… 日本各地の集落を主なフィールドとして、まちに存在する魅力的なカタチを様々な文脈の切り口から捉え、建築的批評性を見出す「文脈のカタチ研究会」による、三重県尾鷲市の漁村「九鬼」の調査記録。
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植物園の歩き方 きれい、心地よい、愛おしい さまざまな「うつくしい」を求めて|カシワイ(著)保谷 彰彦(監修)
¥1,980
グラフィック社 2026年 ソフトカバー 160ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 植物愛好家や散歩好きに向けて、植物園のより深い楽しみ方や新たな発見ができる視点を紹介する一冊。 温室や建物の美しさ、地域固有の多様な植物、絶滅危惧種の栽培、人と植物のつながりなどをアンソロジー形式で紹介します。 - 目次 - Chapter1 祝100年日本最古の温室 京都府立植物園 Chapter2 世界の水生植物に出会う 水生植物みずの森 Chapter3 紫色の雲とトロピカルフルーツの世界 宮崎県立有用植物園 Chapter4 絶滅危惧種を栽培する 筑波実験植物園 Chapter5 カピバラとサボテンになごむ 伊豆シャボテン動物公園 Chapter6 博士の愛した植物と記録の集積地 高知県立牧野植物園 Chapter7 植物のパラダイスがもたらすもの 東南植物楽園 Chapter8 ライラック咲き乱れるアカデミック空間 北海道大学植物園 Chapter9 市民の手で作られた愛され野草園 仙台市野草園 Column 植物園の役割とは?/なぜハスの葉は水をはじく?/野草と雑草の違いとは?/ 絶滅危惧種はどうやって決める?/サボテンは温暖化する世界を救う?/ 赤い花を訪れる動物とは?/新種発見はどんなプロセスで行われる?/ まるで花弁のような苞とは?/花の匂いの役割は? 巻末付録:この本で出会った植物図鑑/全国おすすめ植物園リスト(カバー裏面MAP対応)/索引/おもな参考資料 Epilogue おわりに - 著者プロフィール - カシワイ (カシワイ) (著) 漫画家、イラストレーター。京都市在住。書籍や雑誌の表紙、広告のイラストレーションを数多く担当する。 著書に『風街のふたり』1、2 巻(双葉社)、『107号室通信』(リイド社)、『カシワイ作品集 KASHIWAI ILLUSTRATIONS』(玄光社)などがある。線や余白を大切に、作品を描いている。 好きな植物は、シダ類、苔、リンドウ、神社にあるような大きな樹など。 保谷 彰彦 (ホヤ アキヒコ) (監修) (監修・コラム執筆) 植物学者、⽂筆家。東京⼤学⼤学院博⼠課程修了。博⼠ (学術)。専⾨は植物 (主にタンポポ) の進化や⽣態。
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熊 人類との「共存」の歴史[新版]|べアント・ブルンナー(著), 伊達 淳(訳)
¥2,750
白水社 2026年 262ページ 四六判 - 内容紹介 - 駆除でもなく、保護でもない。 慈愛と畏敬を持って接すべき大切な隣人でありながら、人の生命を脅かす害獣としても扱われる。 二分法では永遠に解くことのできない熊と人間との深い関係性を、豊富な知見から徹底的に引き出した名著。 いま読まれるべき本だと、ぼくは思う。 石川直樹 有史以来、人間は熊と他の動物とは異なる特別な関係を結んできた。原初の人類にとって、熊は「狩る/狩られる」の関係にあり、自然崇拝の象徴でもあった。ところが、時代が下るにつれて家畜を襲う害獣として疎まれるようになっていく。ヨーロッパやアフリカのように絶滅に追いやられた地域もある。 他方、『三びきのくま』、『くまのプーさん』、『ジャングル・ブック』のように、熊ほど人間に愛され、その想像力に訴えかけてきた動物もいない。狩猟家として名を馳せたアメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトの愛称を冠した可愛らしいテディベアに象徴されるように、熊はなぜ人間にとってこれほど矛盾に満ちた存在なのだろうか。 本書では、熊と人が辿ってきた長い歴史を読み解きながら、熊という存在について16の切り口から考察する。幅広い文献を渉猟し、熊にまつわる伝説や言い伝え、さまざまな時代の証言や観察記録、(ときに奇抜な)学説が紹介され、時代ごとに人が熊をどのように見てきたかを概観することができる。 文化史と自然史の交わるところに焦点を当て、今後われわれは熊といかに関係を築いていくべきかを本書は問いかける。 - 目次 - 序文 第1章 熊の辿ってきた道 第2章 変異 第3章 ドウクツグマの謎 第4章 誤解 第5章 異国での発見 第6章 熊の個性 第7章 音、感覚、合図 第8章 ペットとしての熊 第9章 東シベリアでの観察者 第10章 対峙する 第11章 狩る者と狩られる者 第12章 イヌイットとホッキョクグマ 第13章 もっと、もっと近くに 第14章 熊のショー 第15章 熊の代役 第16章 熊恐怖症 エピローグ 謝辞/参考文献に関して 訳者あとがき 図版クレジット/参考文献/索引 - 著者プロフィール - べアント・ブルンナー (ベアント ブルンナー) (著) 1964年生まれ。ベルリン自由大学、ベルリン経済大学を卒業。フリーランスの文筆家、ノンフィション作品の編集者。歴史、文化、科学を横断するさまざまなテーマの著作多数。邦訳に『水族館の歴史』『月』(以上、白水社)がある。最新作はUnterwegs ins Morgenland. Was Pilger, Reisende und Abenteurer erwarteten, und was sie fanden(2024)。 伊達 淳 (ダテ ジュン) (訳) 1971年生まれ。和歌山県那智勝浦町出身。関西学院大学商学部、東京外国語大学欧米第一課程卒業。訳書に、B・オキャロル『マミー』、D・モリス『フクロウ その歴史・文化・生態』『サル その歴史・文化・生態』、T・エンジェル『フクロウの家』、A・エンライト『グリーン・ロード』(以上、白水社)、B・オキャロル『チズラーズ』『グラニー』(以上、恵光社)、B・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる サウンドスケープ生態学と音楽の起源』(みすず書房)、D・モリス『アートにみる身ぶりとしぐさの文化史』(三省堂)がある。
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中世ネコのくらし 装飾写本でたどる|キャスリーン・ウォーカー゠ミークル (著), 堀口容子 (著)
¥2,640
美術出版社 2024年 ハードカバー 96ページ 19.7 x 15.8 x 1.4 cm - 内容紹介 - ネコは中世を通じて写本にしばしば描かれました。ネズミと共に大切なペットとして、時には寓話の賢いキャラクターや、悪魔の化身として…様々な姿で表現されてきました。 本書は中世ヨーロッパの装飾写本のなかから、ネコが描かれた美しいページとともに、中世のネコの生活の様子や物語のネコが登場する逸話をご紹介します。中世におけるネコのくらしや人間との関係性を魅力的に描き出した1冊です。 The British Libraryから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『CATS in Medieval Manuscripts(中世装飾写本のネコたち)』の日本語翻訳版です。
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中世イヌのくらし 装飾写本でたどる|キャスリーン・ウォーカー゠ミークル (著), 堀口容子 (著)
¥2,640
美術出版社 2025年 ハードカバー 96ページ 19.7 x 15.8 x 1.4 cm - 内容紹介 - 愛すべき友であり、忠実な仲間、イヌ。その昔から人と共にくらし、友として、仕事のパートナーとして、現在に至るまで親密な関係を築いてきました。 そんなイヌたちは、美しい中世の装飾写本にも様々な姿で登場します。本書は大英図書館の装飾写本コレクションから、装飾写本に描かれた個性的なイヌの絵を集めました。拡大図を多く掲載し、ページの余白に小さく描かれたイヌであっても、じっくり眺めるとその表情の豊かさに驚かされます。 さらに中世の文献を紐解き、中世のイヌにまつわる逸話をご紹介します。飼い主を守り戦う勇敢な忠犬、貴族にかわいがられ贅沢にくらす愛玩犬、イヌに関する不思議な迷信など……中世の人々な豊かな文化と、イヌのくらしぶりに触れてみませんか? The British Libraryから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『DOGS in Medieval Manuscripts』の日本語翻訳版。
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昆虫学事始 日本の昆虫研究を支えた人々 | 奥本大三郎
¥2,640
青土社 2025年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - すべてはここから始まった!稀代のナチュラリストが描く異色の昆虫学史。 日本の昆虫学の先陣を切った松村松年から、『趣味の昆虫採集』を著し手塚治虫など当時の昆虫少年に夢を与えた加藤正世、ファーブル昆虫記を日本で初めて翻訳した大杉栄まで――。明治から昭和にかけて、捕虫網を片手に時代を駆け抜けた六人の虫屋たちの姿をいきいきと描く、苦労あり、笑いありの物語。
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うたい、おどり、建てる 蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)のつくり方 | 木村 奈緒 編
¥3,740
青土社 2025年 ソフトカバー 380ページ A5判 - 内容紹介 - 蟻鱒鳶ル、ここにあり鱒! 東京都港区三田の再開発区域にぽつんと佇むコンクリート造の小さなビル、その名も「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」。蟻鱒鳶ルは、あらかじめ細かな設計図を引かず、現場に身を置き、即興的につくることをめざしてきた。毎日ちがう人がやってきて思い思いに手を動かすその現場には、コンクリート打設に鉄の溶接、はたまた音楽や料理といったさまざまな音が響きわたっていた。本書は、再開発組合から提示された「曳家」直前の約3年間を記した日誌集である。うたい、おどり、そして建てること―― つくる悦びに満ちた、セルフビルドの記録に耳を澄ませよう。
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悲嘆の脳科学 最愛の人を失ったとき脳では何が起きているのか | マリー=フランシス・オコナー(著), 高橋洋(訳)
¥3,080
青土社 2026年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 離別や死別はなぜかくもつらいのか? 悲嘆(グリーフ)研究の第一人者である著者が、神経科学の最新の技術と知見から、大切な人の「不在」が脳に及ぼす影響を解き明かす。脳画像分析から臨床実験まで、あらゆる手法を駆使しながら、この耐えがたき経験のメカニズムに迫る。
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ホーム・スウィート・ホーム | 杉本 彩子(文・絵)
¥3,080
工作舎 2024年 ソフトカバー 248ページ B5変型判 - 内容紹介 - 「生き方の数だけ存在する住まいのかたちを見たい」と家を訪ねる。蝋人形と住む造形作家夫妻の2LDKや、陶芸家夫妻が蘇らせた築150年の京風町家など、16の「おうち」を俯瞰図と400点以上のオールカラーイラストで、考現学の視点から巡る! - 目次 - 序章──家を巡る旅に出る前に ヤドカリの渦紋の中から生まれるかたち 第一章 牙城を築く ・縦横斜めに線が遊ぶ 三角形の箱庭と小さきものの世界 ・螺旋のリズムを内に秘めた 富士塚の傍らのモノリス ・デカダンとまがい物の美学 私が私でいるために ホーム・スウィート・コラム1:家も主役の映画やドラマ その一 第二章 蒐集と向き合う ・造形作家夫妻が集める 蠟人形春子と愉快な仲間たち ・電音土蔵空間から放たれる音響は すべての境界を溶かしていく ・権力者の肖像画が壁を埋める プロパガンダグッズ・コレクターの家 ホーム・スウィート・コラム2:家も主役の映画やドラマ その二 第三章 受け継ぎ活かす ・陶芸家夫妻が蘇らせた 築一五〇年の京風町家 ・絶やさぬ囲炉裏の火のように 受け継がれてゆく小さな家族の物語 ホーム・スウィート・コラム3:住宅建築が観察できる施設案内 第四章 旅の途中でたたずむ ・遊牧民のゲルか、宇宙船地球号か 軽やかに人生を愉しむドームの基地 ・旅の途中のスナップショット 仮住まいのヴィラから眺める異国の街角 ・花から花へと舞い飛ぶ蝶の 生き抜く糧が詰まった小さな部屋で ホーム・スウィート・コラム4:本書の指針となった書籍たち 第五章 ともに生きる ・あざやかに織りなす糸のように 人と自然が交差する空中農園 ・米軍ハウスのバナナの葉蔭 文化の渦から生まれるグルーヴ ・小川のほとりの小さな納屋で 山と谷を蘇らせる守人の叙事詩 終章──記憶の中の家を俯瞰する 増築を重ねて迷宮化した、昭和初期の文化住宅 ・著者の生家 祖父の持ち家 - 著者プロフィール - 杉本 彩子 (スギモト サイコ) (文・絵) 1973年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。デザイン事務所に勤務後、2001年からKucciのペンネームで、立体イラスト、平面イラスト、漫画、デザイン、執筆を手がける。雑誌の立体イラストや、TV報道番組の政治家人形など、造形物制作の他、建築、住宅関係誌、情報誌、絵本、教科書など、幅広い領域で独特なデフォルメを施した俯瞰イラストを制作。『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』(日経BP、2016)に俯瞰イラストを寄稿、『ジャジューカ──モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(太田出版、2017)に、イラスト・文章を寄稿。
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世界一クールな気候変動入門 情報を正しく判断するために | ジョン・クック(著), 加納 安彦(監修), 縣 秀彦(訳), 海部 健三(訳), 鴈野 重之(訳), 小西 一也(訳), 小林 玲子(訳)
¥3,190
河出書房新社 2024年 ソフトカバー 176ページ B5変型判 縦189mm 横189mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 「地球温暖化は真っ赤なウソ!」を主張するクセ強めおじさんを相手に、気候変動の基本を学ぶユニークなビジュアル書。認知バイアス、擬似科学について知り、科学的思考力が養われる一冊。 - 著者プロフィール - ジョン・クック (クック,ジョン) (著) クイーンズランド大学地球変動研究所の気候コミュニケーション・フェロー。2013年Environmental Research Letters誌最優秀論文賞受賞。 加納 安彦 (カノウ ヤスヒコ) (監修) 名古屋大学環境医学研究所附属MIRAIC-未来の医学研究センター助教。名古屋大学理学部卒業、大阪大学大学院理学研究科博士課程中退。博士(医学)。専門は科学教育、健康教育。 縣 秀彦 (アガタ ヒデヒコ) (訳) 1961年生。国立天文台准教授、国際天文学連合(IAU)国際普及室所属、総合研究大学院大学准教授。東京学芸大大学院修了(教育学博士)。信濃大町観光大使。NHK高校講座「地学基礎」に出演。 海部 健三 (カイフ ケンゾウ) (訳) 1973年生。一橋大学社会学部を卒業後、社会人生活を経て東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。現在は中央大学法学部教授。生物学のほか、科学論、環境科学の講義を担当している。 鴈野 重之 (カリノ シゲユキ) (訳) 九州産業大学理工学部電気工学科准教授。東京都出身。国際基督教大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術) 。現在は九州産業大学理工学部准教授。専門は天文学、天文教育。 小西 一也 (コニシ カズヤ) (訳) 浅野中学・高等学校教諭。東京学芸大学大学院理科教育専攻物理学講座修了。「第11回『教職課程』懸賞論文」優秀賞受賞。「第5回読売論壇新人賞」佳作入選。ホームページ『基礎から論考する地球温暖化』公開中。 小林 玲子 (コバヤシ レイコ) (訳) 国際基督教大学教養学部卒業。早稲田大学大学院英文学修士。 訳書にティーゲソン『昆虫の惑星』、DK社編『博物館のバックヤードを探検しよう!』、 クック『子どもには聞かせられない動物のひみつ』など多数。
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「なぜ1+1=2なのか?」からはじめる非常識な数学教室 | ユージニア・チェン, 熊谷玲美(訳)
¥2,970
白揚社 2025年 ソフトカバー 432ページ 四六判 縦188mm 横130mm 厚さ27mm - 内容紹介 - ★年間ベストブック2冠達成!(ロサンゼルス・タイムズ紙、ニューサイエンティスト誌)★ ★ウォーターストーンズ(英国書店)・ベストブック受賞!★ 「マイナスにマイナスを掛けると、なぜプラスになるのか?」 「何かを1/10で割るとは、具体的にどういうことなのか?」 「本当に、4+2=2+4なのか?」 「なぜ、円は丸いのか?」 「ストローには、穴は何個あるか? 1つ? 2つ? 0?」 こんな一見シンプルな疑問が、数学の深い世界への扉を開く。 アメリカで大人気の数学者が、教科書的な計算や公式にとらわれない、自由な発想と独創的な思考のプロセスを鮮やかに語る。 学校数学が嫌いだった人こそ楽しめる〝非常識な〟授業のスタートです! ★フランシス・スー(ハーヴィー・マッド大学教授)称賛!★ ――数学を単なる正解探しではなく、創造的発見の営みとして描いた。 ★ジョーダン・エレンバーグ(ウィスコンシン大学教授)推薦!★ ――単なる答えより、『なんで?』を追求したい人のための豊かな数学の旅。 目次 第1章 数学の始まるところ どうして1+1が2になるのか? 数学の起源 抽象化とパズル 抽象的概念は実在するのか? 図形と図形をかけ合わせる 数式と対称性 1+1が2ではないとき 考えをパッケージにする 基本ブロックに分解する 1+1=2になる世界、他 第2章 数学のしくみ -(-1)=1になるのはなぜだろうか? 負の数という概念 0 数学者が不安になるとき 学生の質問の価値 二値vsニュアンス 正解ではなく説明 なぜ0でわれないのか? 0でわれる場合とわれない場合、他 第3章 数学をする理由 1が素数ではないのはなぜか? 意味のない数学 基本ブロックとしての素数 数学教育は何のため? 筆算を習うのはなぜか? 一般化 水たまりに飛び込み、山に登る 意外に有用な数学 プラトン立体の有用性 無限、他 第4章 よい数学 直感と論理 循環小数とは何なのか? 微積分学の始まり 数学トリックの隠れた価値 抽象的ジグソーパズル 複素数 数学と植民地主義 ラマヌジャンとハーディ、他 第5章 文字 関係を考える 2次元空間 数式で図形を描く方法 直線が直線に見えないとき 文字で表すことの威力、他 第6章 式 「暗記」と「内面化」の違い 観覧車と波 サインとコサイン 三角関数の公式の意味 円と四角 面積の概念 πとは何か? 円が円形に見えないとき ×÷+-の計算順に思うこと、他 第7章 図 2+4=4+2になるのはどうしてだろうか? 「すべての等式はうそ」 ブロックで数えることの奥深さ なぜグラフを描くのか? 特徴を「翻訳」する 数学者ナイチンゲール ニュアンスを含む可換性 数学的編み込み 抽象構造を視覚的にとらえる 私の人生のグラフ、他 第8章 物語 星形には角が何個あるか? 円には辺が何本あるか? ストローの穴は何個か?、他 エピローグ 数学はどこまで“リアル”? - 著者プロフィール - ユージニア・チェン (ユージニアチェン) (著) シカゴ美術館附属美術大学サイエンティスト・イン・レジデンス、ロンドン市立大学名誉フェロー。著書に『世界は圏論でできている』(森北出版)、『数学教室πの焼き方』(原書房)、『Beyond Infinity』『The Art of Logic』『x + y』(以上、未邦訳)など多数。アメリカ・イリノイ州シカゴ在住。 熊谷玲美 (クマガイレミ) (訳) 翻訳家。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了。訳書にキース・サイファート『菌類の隠れた王国』(白揚社)、ハリー・クリフ『宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか』『物質は何からできているのか』(以上、柏書房)、エマ・チャップマン『ファーストスター』(河出書房新社)、スティーブ・ニコルズ『虫・全史』(日経ナショナルジオグラフィック社)、デイビッド・バリー『動物たちのナビゲーションの謎を解く』(インターシフト)など多数。
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植物のすごい繁殖戦略 花のしくみはこんなに違う! | 保谷 彰彦
¥2,090
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 224ページ 四六判 - 内容紹介 - 花を咲かせない? 受粉しない? 種子をつくらない? 驚きと不思議に満ちた植物の生殖について、さまざまな植物を例に取り上げながら余すことなく紹介する、植物の奥深さを楽しめる一冊。 ・ 植物はこうして命をつないでいる! ・ 虫が来ないときに備える あえて咲かない 受粉しない 虫と風どっちも味方にする ・ 身近に生えている植物なのに驚きと発見の連続! 知られざる受粉のしくみと見事なまでの繁殖戦略! ・ ・ ■もくじ 【1】花の旅のはじまりに いろいろな花/花の誕生/花のつくりの基本/花が咲くのは何のため?/受粉から受精に至るプロセス/送粉のしくみ/送粉者/送粉者を誘い寄せる花/自家受粉と他家受粉/送粉シンドローム ・ 【2】ほかの花と結ばれるしくみ 自他を見分ける/タイミングをずらして交わらない/ 離れていれば交わらない/異なるタイプとつながる/ 花の左右が違う/究極の戦略は広がらない ・ 【3】虫いらずのしくみ 目立たなくていい/咲かずに実を結ぶ/来るものは拒まず、来なくても構わず/イネを知る/じつは二刀流も多い ・ 【4】クローンで殖えるしくみ クローンの種子で殖える/体の一部で殖える ・ 【5】花蜜をめぐるしくみ ただ甘いだけじゃない/花は送粉者だけのものではない/花蜜のありかへ導く/穴をあけて盗む/花蜜に毒を混ぜる ・ 【6】花蜜以外で誘うしくみ 胸部の筋肉がふるえる/植物だって熱をだす/子房を食べてもらう見返りに/あるある詐欺もいろいろ/大きくてよいこともある ・ 【7】まだある、見なれた花のしくみ 調和のとれた集まりで繁栄する/色の変化で知らせる/原始的ではない/この二刀流は古くて新しい - 著者プロフィール - 保谷 彰彦 (ホヤ アキヒコ) (著) 国立科学博物館植物研究部などを経たのち、「たんぽぽ工房」を立ち上げ、サイエンスライターに。著書に『タンポポハンドブック』(文一総合出版)、『ヤバすぎ!!!有毒植物・危険植物図鑑』(あかね書房)など。
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建築のブレークスルー | 西沢 立衛, 平田 晃久, 田根 剛, 小堀 哲夫, 中村 拓志, 畑 友洋, 武田 清明, 高野 洋平+森田 祥子
¥2,750
グラフィック社 2025年 ソフトカバー 208ページ B6判 縦182mm 横128mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 建築が生まれる過程には 思わず人に伝えたくなるような 突破(ブレークスルー)の瞬間がある。 中古のアルファロメオ、田んぼに映る空、地図の空白、外堀公園の蓮池、イチョウの葉、組木のおもちゃ、石拾い、池に浮かぶ古墳…。 - 目次 - 西沢立衛 まちを疾走する中古のアルファロメオ ―箱型からの脱却 (House A) 逆境をイマジネーションに変える直感 (三島のオフィス) 平田晃久 生命のような建築をまちの人々と一緒につくる (太田市美術館・図書館) 隠田に浮かぶ空 ― ShimaとUmi (HARAKADO 田根剛 地図にあった「空白」の発見 (エストニア国立博物館) 「民家の教え」から建築の原点に気づく (Tane Garden House - Vitra Campus) 小堀哲夫 雪と蓮に刻まれた形 (有沢製作所イノベーションセンター) 敷地を歩き回り、語り合うことで見えた風景(東海国立大学機構 Common Nexus) 中村拓志 自由のための設計 ― 孤立した自律から、関係が育む自律へ (風突のケアハウス) ブレークスルーの反転 ― 居続ける歓びを編むために (上野東照宮神符授与所/静心所) 畑友洋 正面のない多方向的な組木アーチ(甲陽園の家) 屋外劇場と自然の丘を重ね合わせる (TOTTEI 緑の丘) 武田清明 路地裏園芸カルチャー×ホテル (SOIL NIHONBASHI HOTEL) 「石拾い」で空間をつくる (SANU NOWHERE) 高野洋平+森田祥子 ため池に古墳を置いてみる (松原市民松原図書館) 驚きの発見から設計案が一気にブレイクスルー (花重リノベーション) - 著者プロフィール - 西沢 立衛 (ニシザワ リュウエ) (著) 建築家。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授。1966年東京都生まれ。 1990年横浜国立大学大学院修士課程修了、妹島和世建築設計事務所入所。 1995年妹島和世とともにSANAA 設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。 平田 晃久 (ヒラタ アキヒサ) (著) 建築家。京都大学教授。1971年大阪府生まれ。1997年京都大学大学院工学研究科修了。 伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2005年平田晃久建築設計事務所を設立。 現在、京都大学教授。2025年よりイエール大学客員教授。 田根 剛 (タネ ツヨシ) (著) 建築家。1979年東京生まれ。ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects代表。 フランス・パリを拠点に活動。 小堀 哲夫 (コボリ テツオ) (著) 建築家。法政大学教授。1971年岐阜県生まれ。 1997年法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了(陣内秀信研究室)。 同年より久米設計。2008年に小堀哲夫建築設計事務所を設立。 中村 拓志 (ナカムラ ヒロシ) (著) 建築家。明治大学理工学部特別招聘教授。1974年東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。 1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。 同年より隈研吾建築都市設計事務所に勤務。2002年に NAP建築設計事務所を設立。 畑 友洋 (ハタ トモヒロ) (著) 建築家。1978年兵庫県生まれ。2003年京都大学大学院工学研究科修了。 高松伸建築設計事務所勤務を経て、2005年畑友洋建築設計事務所設立。 武田 清明 (タケダ キヨアキ) (著) 建築家。1982年神奈川県生まれ。2007年イーストロンドン大学大学院修士課程修了。 2008年より隈研吾建築都市設計事務所に勤務。2019年に武田清明建築設計事務所を設立。 高野 洋平+森田 祥子 (タカノ ヨウヘイ モリタ サチコ) (著) (高野)建築家。千葉大学大学院准教授。1979年愛知県生まれ。2003年千葉大学大学院修了。 同年より佐藤総合計画に勤務。2013年よりMARU。architectureを共同主宰。 (森田)建築家。1982年茨城県生まれ。2008年早稲田大学大学院修了。2010年よりNASCAに勤務。 2010年にMARU。architecture設立。2013年よりMARU。architecture共同主宰。
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アリ先生、おしゃべりなアリの世界をのぞく | 村上 貴弘
¥1,650
扶桑社 2025年 ソフトカバー 240ページ 四六判 - 内容紹介 - アリの生態に魅せられた、“アリ先生”の研究の日々! ・7歳から「いきものがかり」 ・ランニング通勤中にエサ集め ・10時間ぶっ通しで観察(トイレは2分) ・アリ語で寝言を言う などなど、ユニークすぎるエピソードが満載。 知的好奇心を満たす、子どもから大人まで楽しめる科学エッセイです。 巻末には先生のイラストによるアリ図鑑も収録。 アリのおしゃべりが聞ける<特典音声>つき! ※本書は、扶桑社新書『アリ語で寝言を言いました』『働かないアリ 過労死するアリ~ヒト社会が幸せになるヒント』を再構成し、 大幅に加筆修正したものです。 【目次】 はじめに 地球はアリの惑星 Episode1 昆虫少年時代 いつも生き物がそばにいた/鳴いたオンドリと飛んだチャボ/昆虫図鑑に椋鳩十、そしてファーブル/昆虫少年がアクティビストに/「サラリーマンにはなれない」 Episode2 ムツゴロウさんが教えてくれたこと 人生不安に陥った小学生時代/ムツゴロウさんから受けた影響/夢の変遷とたどり着いた大学研究室/オオアリとムネボソアリを間違える/アリってすごくない!? Episode3 ハキリアリの高度な社会 楽園、バロ・コロラド島へ/キノコアリとの運命の出会い/複雑で洗練されたハキリアリの社会/ハキリアリと農業/ハキリアリと祖先的なキノコアリの違い/2:6:2の法則 Episode4 アリ研究者の日々 ランニング通勤と葉っぱ採り/ハキリアリを個人輸入/ハキリアリの飼育/ギアナ高地で職務質問/難しくなった海外調査 Episode5 フィールドワークの物語 フィールドワークの「7つ道具」/腕と脚には「ダニホイホイ」/熱帯雨林でヒンズースクワット/ハキリアリの巣掘り/ハキリアリの巣が滅びるとき Episode6 最終日には気をつけろ! 素の「昆虫好き」に戻るとき/ハキリアリのゴミ捨て場/グンタイアリの中心で/キジムナーのイタズラ/野宿したベンチで足に……/フィールドワークは臆病に Episode7 地味で楽しい行動観察 「ゾーン」に入る/アリの体に印をつける/基本、「楽しい」行動観察/デビュー作で小さな大発見/行動観察の最新事情/じつはスゴいアナログ手法 Episode8 遺伝解析への挑戦 動かない「カドフシアリ」/カドフシアリの脳を解剖する/世界に先駆けた「遺伝解析」/DNA解析法の黎明期/不便だけれどチャンスがあった Episode9 アリは何をしゃべっているのか アリはしゃべる/アリの化学コミュニケーション/きっかけとなった「ある論文」/初めてハキリアリの声を聞いた夜/動物は会話をしているのか?/小型高性能録音装置、2万円也/キノコアリ5種500分の声を録音/難しいプレイバック実験/キュキュキュ、キョ、ギギギ/女王アリの一言/アリは何をしゃべってる? Episode10 アリとコミュニケーションと進化 アリのおしゃべりを求めて/音のコミュニケーションとアリの社会進化/コミュニケーションが必要な仕事/無口なオスアリ/アリの「口」と「耳」/フェロモンより音/アリと腹を割って話してみたい Episode11 人間がアリ社会から学べること 寝ないアリの寿命は短い/不眠不休で育児をするアリ/アリは果たして勤勉か?/「パラサイト夫婦」の生涯/フリーライダー、許せませんか? アリ図鑑 ヨコヅナアリ/ナベブタアリ/ミツツボアリ/ハキリアリ/グンタイアリ/アギトアリ/ウロコアリ/サムライアリ/パラポネラ/ヒアリ/トゲアリ/ウミトゲアリ/サハラギンアリ/アカツキアリ/カクレウロコアリ/骸骨を集めるアリ/ヤドリウメマツアリ/ヤマトムカシアリ/クロヤマアリ/イエヒメアリ おわりに ずっと「見ていたい」 - 著者プロフィール - 村上貴弘 (ミラカミタカヒロ) (著) 岡山理科大学理学部動物学科 教授 1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ! 』ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い。著書に『働かないアリ 過労死するアリ』『アリ語で寝言を言いました』(ともに扶桑社新書)、共著『アリの社会 小さな虫の大きな知恵』(東海大学出版部)など。
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すべては量子力学のせい 「世界一成功した理論」についての傍若無人なガイド | ジェレミー・ハリス, 広林 茂(訳)
¥2,970
草思社 2025年 ソフトカバー 288ページ 四六判 - 内容紹介 - あなたの人生に、量子力学はどういう意味を持っているか? 自由意志から死や意識、社会制度の基盤まで、 実はあらゆることに関係するはずの量子力学の 「意味」に関する大論争を解説! 宗教のように、量子力学には論争が付き物だ。量子力学はすごく大きな成功を収めた理論だけど、宇宙の仕組みを量子力学が厳密にはどう言っているかについて、物理学者たちが文字どおり怒鳴り合いをしているのを僕は見たことがある。量子力学が無限個の並行宇宙を表していると言う人もいれば、“意識”が物理法則の中で特別な役割を果たすと言う人もいる。さらには、将来があらかじめ決まっている宇宙、つまり、僕らの運命がビッグバンの瞬間から封印されていて変えられない宇宙を表していると言う人もいる。――本文より ◆正しいのに意味不明な理論? 量子力学が正しいことはわかっている。 でも、それが何を意味しているのかについて、 物理学者の意見はまったく一致していない。例えば…… ◎私たちの住む宇宙が無限とも思える並行宇宙でできているという説 ◎起こることがすべて――私たちが何を考え、何をするかも含めて――あらかじめ決められているという説 ◎私たちの意識が量子力学的過程に影響を与えているという説 これらの相容れない主張がそれぞれ存在しているといった具合。 実は、これらの説のどれが(あるいは別の説が)正しいか次第で、 「私たちに自由意志はあるか」といった問いへの答えも変わり ひいては法律などの社会制度の根底をなす世界観も覆りかねない――。 難しい数式は一切ナシで、量子力学の奇妙さ、面白さを伝え、 私たちがこの世界について考える際に量子力学が なぜ重要なのかをわかりやすく教える一冊。 <目次より> はじめに 第1章 量子力学には穴がある 第2章 意識による収束と霊魂の物理学 第3章 宇宙と一体化した意識? 第4章 意識による宇宙創造? 第5章 意識が関わらない収束理論 第6章 量子マルチバース 第7章 マルチバース的歴史観 第8章 量子力学は法を崩壊させる 第9章 隠れた変数と政治的圧力 第10章 ボームの量子力学 第11章 意識の未来 謝辞 - 著者プロフィール - ジェレミー・ハリス (ジェレミー ハリス) (著) 物理学者から転じて、シリコンバレーのAI関連の起業家となる。量子力学に関する研究は多くの物理学専門誌に掲載され、最初に設立したSharpestMinds(シャーペストマインズ)社はAIに関する技術指導において世界最大の取引規模を誇り、学生たちにその分野の職を得るまで無償で学びを提供している。また、その後、AIの安全性に関するサービスを提供するGladstone AI(グラッドストーン AI)社を共同で設立した。今も、カナダ、米国、英国の閣僚及び安全保障関連官僚にAIのリスク関連の問題に関して情報提供を行い、また、『Toward Data Science(データサイエンスに向かって)』という公式ポッドキャストを主宰するなど、多方面で活躍している。ポッドキャストで配信されるAI、機械学習、人類の未来に焦点を当てた番組は月間2000万回以上再生されている。 広林 茂 (ヒロバヤシ シゲル) (訳) 東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。米国ブルックヘブン国立研究所研究員として高エネルギー重イオン衝突反応について研究。帰国後、転じて会社員となり、現在はIT系企業の役員を務めるかたわら、翻訳にも取り組む。技術系の実務翻訳を主としてきたが、最近は幅広い分野に活動の場を広げている。訳書に『FBI WAY 世界最強の仕事術』(2022年、あさ出版)、『みのまわりの ありとあらゆるしくみ図解』(共訳、2024年、東京書籍)がある。
