-
アナグマ国へ | パトリック・バーカム, 倉光 星燈(翻訳)
¥3,520
新潮社 2021年 ソフトカバー 416ページ 四六変型判 縦191mm 横132mm 厚さ28mm - 内容紹介 - 夕暮れどき、奇妙なたそがれの世界に迷いこんだら、そこはもう「アナグマ国」の入り口だ。アナグマ保護活動家だった祖母の足跡をたどり、イギリスで古くから親しまれてきた謎多きアナグマの生態と受難の歴史を繙き、ウシ型結核の温床として駆除の対象となり大きな社会問題となるまでを丹念に取材。フィールドワークをもとにした精緻な自然描写で、現代における動物と人間のあり方を問うネイチャー・ライティングの傑作。
-
マツタケ――不確定な時代を生きる術 | アナ・チン, 赤嶺 淳訳
¥4,950
みすず書房 2019年 ハードカバー 448ページ 19.6 x 13.8 x 3 cm - 内容紹介 - 「本書は、20世紀的な安定についての見通しのもとに近代化と進歩を語ろうとする夢を批判するものではない。……そうではなく、拠りどころを持たずに生きるという想像力に富んだ挑戦に取りくんでみたい。……もし、わたしたちがそうした菌としてのマツタケの魅力に心を開くならば、マツタケはわたしたちの好奇心をくすぐってくれるはずだ。その好奇心とは、不安定な時代を、ともに生き残ろうとするとき、最初に必要とされるものである」 オレゴン州(米国)、ラップランド(フィンランド)、雲南省(中国)におけるマルチサイテッドな調査にもとづき、日本に輸入されるマツタケのサプライチェーンの発達史をマツタケのみならず、マツ類や菌など人間以外の存在から多角的に叙述するマルチスピーシーズ民族誌。ホストツリーと共生関係を構築するマツタケは人工栽培ができず、その豊凶を自然にゆだねざるをえない不確定な存在である。そうしたマツタケを採取するのも、移民や難民など不安定な生活を余儀なくされてきた人びとである。生態資源の保護か利用かといった単純な二項対立を排し、種々の不確定性が絡まりあう現代社会の分析にふさわしい社会科学のあり方を展望する。 「進歩という概念にかわって目を向けるべきは、マツタケ狩りではなかろうか」。 目次 絡まりあう プロローグ 秋の香 第一部 残されたもの 1 気づく術 2 染めあう 3 スケールにまつわる諸問題 幕間 かおり 第二部 進歩にかわって――サルベージ・アキュミュレーション 4 周縁を活かす フリーダム…… 5 オレゴン州オープンチケット村 6 戦争譚 7 国家におこったこと――ふたとおりのアジア系アメリカ人 移ろいゆきながら…… 8 ドルと円のはざま 9 贈り物・商品・贈り物 10 サルベージ・リズム――攪乱下のビジネス 幕間 たどる 第三部 攪乱――意図しえぬ設計 11 森のいぶき マツのなかからあらわれる…… 12 歴史 13 蘇生 14 セレンディピティ 15 残骸 ギャップとパッチで…… 16 科学と翻訳 17 飛びまわる胞子 幕間 ダンス 第四部 事態のまっただなかで 18 まつたけ十字軍――マツタケの応答を待ちながら 19 みんなのもの 20 結末に抗って――旅すがらに出会った人びと 胞子のゆくえ――マツタケのさらなる冒険 マツタケにきく――訳者あとがき 本書で引用された文献の日本語版と日本語文献 索引 - 著者プロフィール - アナ・チン (アナチン) (著/文) カリフォルニア大学サンタクルス校文化人類学科教授。エール大学を卒業後、スタンフォード大学で文化人類学の博士号を取得。フェミニズム研究と環境人類学を先導する世界的権威。おもにインドネシア共和国・南カリマンタン州でフィールドワークをおこない、森林伐採問題の社会経済的背景の重層性をローカルかつグローバルな文脈からあきらかにしてきた。著書にIn the Realm of the Diamond Queen: Marginality in an Out-of-the-Way Place (Princeton University Press, 1993), Friction: An Ethnography of Global Connection (Princeton University Press, 2004), The Mushroom at the End of the World (Princeton University Press, 2015)など、多数。 赤嶺淳 (アカミネジュン) (翻訳) 一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は東南アジア地域研究・食生活誌学。ナマコ類と鯨類を中心に野生生物の管理と利用(消費)の変容過程をローカルな文脈とグローバルな文脈の絡まりあいに注目し、あきらかにしてきた。著書に『ナマコを歩く――現場から考える生物多様性と文化多様性』(新泉社、2010)『鯨を生きる――鯨人の個人史・鯨食の同時代史』(吉川弘文館、2017)『生態資源――モノ・場・ヒトを生かす世界』(山田勇・平田昌弘との共編著、昭和堂、2018)など。訳書にアナ・チン『マツタケ』(みすず書房、2019)など。
-
羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季 | ジェイムズ・リーバンクス, 濱野 大道(翻訳)
¥1,232
早川書房 2020年 ハヤカワ文庫NF ソフトカバー 432ページ 文庫判 縦157mm 横106mm 厚さ16mm - 内容紹介 - イギリスの湖水地方で600年以上続く羊飼いの家系に生まれた著者が、美しくも厳しい自然と共存する伝統的な羊飼いの生活を綴る
-
とりのずかん ものしりあいうえお | 雨宮 尚子
¥968
白泉社 2020年 ハードカバー 24ページ B5変型判 縦177mm 横177mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 「あっさりつかまるアホウドリ」「すむのはひとのいるところ スズメ」…かわいいイラストとあいうえおのキャッチフレーズで、日本の野鳥56種類をご紹介。 鳴き声、食べ物、見られる季節や場所、渡りの習性、絶滅危惧など、見分け方・観察のポイントがわかったら、この本を持って身近な鳥の観察に出かけてみよう!
-
オオカミと森の教科書 | 朝倉 裕, ささき みえこ(イラスト)
¥1,760
雷鳥社 2014年 ソフトカバー 319ページ B6判 縦190mm - 内容紹介 - オオカミを飼うことはできますか?オオカミはどうして遠吠えをするの?オオカミが人間を育てるってほんとですか?オオカミの基礎知識と楽しいQ&A。耳の先からしっぽまでまるわかり。オオカミは素敵だ。 目次 第1章 オオカミはどうして悪者なの? 第2章 オオカミって、本当はこんな生き物です 第3章 世界のオオカミ絶滅から復活へ 第4章 オオカミのいない森 第5章 オオカミは生態系の守り神 第6章 オオカミよ、日本の森に還れ!
-
ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑2 | 柴山 元彦
¥1,650
創元社 2015年 ソフトカバー 160ページ 四六判 - 内容紹介 - ルビー、サファイア、ガーネット……。憧れの鉱物や宝石は、実は身近な川原や海辺で簡単に見つけられるのです! 水辺で見つかる色とりどりの鉱物・宝石を、現地で見比べやすい原石のままの姿で紹介する、まったく新しい石探し ガイドブック、待望の第2弾! 21種の鉱物図鑑と拾った石の調べ方、磨き方はもちろん、第2巻は採集地ガイドが大幅にボリュームアップ! 石探しに適した全国の川原や海辺を新たに47ヶ所、マップ付きで紹介。周辺の観光情報にふれたミニコラムも充実し た、石探しの旅をますます楽しめる一冊です。 目次 《おもな目次》 Ⅰ.川原や海辺で見つかる鉱物 ガーネット(柘榴石) サファイア ルビー オパール(蛋白石) 孔雀石(マラカイト) 蛇紋石(サーペンティン) 翡翠 かんらん石(オリビン・ペリドット) 菫青石(コーディエライト) 砂金 黄銅鉱 黄鉄鉱(パイライト) 紅柱石(アンダリュサイト) 菱マンガン鉱(ロードクロサイト) 鉄電気石(トルマリン) 水晶(石英) 玉髄(カルセドニー・瑪瑙) カーネリアン(紅玉髄) ジャスパー(碧玉) 黒雲母(バイオタイト) 白雲母(マスコバイト) Ⅱ.鉱物を調べる、楽しむ Ⅲ.鉱物の見つかる川原や海辺 01 北海道 十勝川 02 北海道 音更川 03 北海道 空知川 04 青森県 袰月海岸 05 青森県 青岩海岸 06 岩手県 前浜 07 秋田県 淀川 08 福島県 阿武隈川 09 茨城県 久慈川 10 茨城県 鮎川 11 新潟県 青海海岸 12 新潟県 田塚鼻海岸 13 新潟県 親不知海岸 14 富山県 百瀬川支流 15 石川県 犀川 16 石川県 郷谷川 17 福井県 串小川 18 静岡県 狩野川 19 静岡県 安倍川 20 岐阜県 宮川 21 岐阜県 高原川 22 三重県 雲出川 23 三重県 青山川 24 三重県 板屋川 25 滋賀県 安曇川 26 滋賀県 愛知川 27 滋賀県 野洲川 28 滋賀県 草津川支流 29 京都府 桂川 30 京都府 木津川 31 奈良県 青蓮寺川 32 和歌山県 丹生川 33 兵庫県 猪名川 34 兵庫県 加古川 35 岡山県 本郷川 36 岡山県 成羽川 37 島根県 越目浜 38 島根県 斐伊川 39 山口県 錦川 40 徳島県 奥野井谷川 41 愛媛県 国領川 42 高知県 仁淀川 43 佐賀県 赤瀬黒瀬 44 熊本県 球磨川 45 鹿児島県 川内川 46 鹿児島県 清水浜 47 鹿児島県 駒走浜 コラム 世界の鉱物探し 1 アメリカ・アーカンソー 2 カンボジア・パイリン 3 アイスランド 4 ミャンマー・モゴック 5 アメリカ・アラスカ - 著者プロフィール - 柴山元彦(しばやま・もとひこ) 自然環境研究オフィス代表、理学博士。NPO法人「地盤・地下水環境NET」理事。大阪市立大学、同志社大学非常勤講師。 1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学附属高等学校副校長も務める。定年後、地学の普及のため「自然環境研究オフィス(NPO)」を開設。近年は、NHK文化センター、毎日文化センター、産経学園などで地学野外講座「天然石探し」「親子で化石探し」「名水めぐり」「地学散歩」などの地学関係の講座を開講。また、インドネシアの子供のための防災パンフ(地震、津波、火山)の仕掛け絵本を作成し現地で頒布する、ボランティアの普及活動を行っている。 著書に『宝石探しI、II』『天然石探し』(いずれも東方出版)、『ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑』、『3D地形図で歩く日本の活断層』(ともに創元社)、共著に『自然災害から人命を守るための防災教育マニュアル』(創元社)などがある。
-
ひとりで探せる 川原や海辺のきれいな石の図鑑 | 柴山 元彦
¥1,650
創元社 2015年 ソフトカバー 160ページ 四六判 - 内容紹介 - ルビー、サファイア、ガーネット……。憧れの鉱物や宝石が、じつは近くの川原や海辺で簡単に見つけられるんです! 水辺で見つかる色とりどりの鉱物・宝石を、見比べやすい原石のままの姿で紹介する、まったく新しい石さがしガイドブック。34種の鉱物図鑑とその探し方、全国23か所の採集スポット紹介に加え、地学的な知識や持ちかえった石の磨き方まで詳しく解説。本を持って、川や海に自分だけのきれいな石を見つけに行こう! 目次 1.見つかる鉱物 1.ガーネット 2.サファイア 3.ルビー 4.トルマリン 5.水晶 6.石英 7.玉髄 8.ジャスパー 9.オパール 10.翡翠 11.琥珀 12.砂金 13.自然銅 14.磁鉄鉱 15.黒雲母16.白雲母 17.菱マンガン鉱 18.クジャク石 19.蛇紋石 20.かんらん石 21.菫青石 22.紅柱石 23.針鉄鉱 24.黄鉄鉱 25.黄銅鉱 26.班銅鉱 27.方鉛鉱 28.角閃石 29.緑閃石 30.緑泥石 31.緑簾石 32.紅廉石 33.褐廉石 34.鶏冠石 2.川原で石を探す 1.なぜ川原に鉱物があるか 2.石は3つに分けられる 3.鉱物とは 4.鉱物を調べる 5.鉱物はどこでできるのか 3.鉱物の見つかる川原や海辺 1.北海道 宇曽丹川 砂金 2.秋田県 荒川 水晶 3.宮城県 登米沢 砂金 4.新潟県 姫川 玉髄 5.富山県 宮崎海岸 翡翠 6.石川県 大杉谷川 オパール 7.福井県 足羽川 砂金 8.静岡県 土肥海岸 ジャスパー 9.静岡県 天竜川 ガーネット 10.三重県 櫛田川 鶏冠石 11.京都府 木津川 紅柱石 12.大阪府 大和川 ガーネット 13.奈良県 室生川 ガーネット 14.奈良県 竹田川 サファイア 15.和歌山県 紀ノ川 緑泥石 16.兵庫県 加古川 砂金 17.島根県 桂浜 玉髄 18.広島県 木江海岸 大理石 19.愛媛県 関川 ガーネット 20.徳島県 吉野川 緑泥片岩 21.大分県 黒ヶ浜 蛇紋石 22.熊本県 氷川 緑泥石 23.鹿児島県 川尻海岸 かんらん石 4.出かけるまえに、帰ったあとに 1.出かけるときには? (1)準備するもの (2)気をつけること 2.帰ってからの楽しみ (1)川砂から探す (2)石を磨いてみる - 著者プロフィール - 柴山 元彦 (シバヤマ モトヒコ) (著/文) 自然環境研究オフィス代表、理学博士。NPO法人「地盤・地下水環境NET」理事。大阪市立大学、同志社大学非常勤講師。1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学附属高等学校副校長も務める。定年後、地学の普及のため「自然環境研究オフィス」を開設、地学関係の講座を開講したり、インドネシアの子供向け防災パンフの仕掛け絵本の作成及び現地での頒布などの活動を行っている。著書に『自然災害から人命を守るための防災教育マニュアル』(創元社)、『宝石探しI、II』『化石探し』『天然石探し』(いずれも東方出版)、『自然災害から人命を守るための防災教育マニュアル』(共著、創元社)などがある。
-
ときめく化石図鑑 | 土屋 健, 土屋 香
¥1,760
山と渓谷社 2016年 ソフトカバー 125ページ A5判 縦210mm - 内容紹介 - 大好評、新感覚図鑑Book for Discoveryシリーズに待望の「化石」が登場! 化石の美しさ、楽しさ、面白さをご紹介するために、4つのストーリーをご紹介します。 カジュアルで手に取りやすい、今までにない化石入門の一冊です。 Story1 化石の記憶: 化石ハンターメアリー・アニング 化石から生みだされた伝説上の怪物 お守りや薬として使われた化石 江戸時代の人から見た化石 ヴュルツブルクの贋化石 Story2 化石標本室: 化石標本70種の図鑑 Story3 化石を求めて: この本に登場する化石産地 ミネラルショーの歩き方 ミネラルショーレポート 化石標本のお店 化石ミュージアム案内 古生物関連本 DVD&雑貨 街中に眠る化石たち 化石採集の楽しみ 化石の保管・管理 Story4 化石の世界: 化石ってなんだろう? 有名なあの古生物 絶滅した爬虫類たち 古生物の復元の変化 生きた化石 【執筆】土屋香:金沢大学理学部地球学科を卒業後、金沢大学大学院自然科学研究科地球環境学専攻に進学。在学中は白亜紀を中心とした古生物の研究を行う。修了後は恐竜・化石グッズの専門店「ふぉっしる」を立ち上げ、古生物情報サイト「チョット6億年の旅」とともに運営。「ふぉっしる」では古生物学の知識・経験を生かし、良質の化石を提供している。【監修】土屋健(つちや・けん)金沢大学大学院自然科学研究科博士前期課程終了。修士(理学)。オフィスジオパレオント代表、サイエンスライター。科学雑誌『Newton』および関連ムックの記者・編集者、部長代理を経て独立し、現職。
-
ときめく微生物図鑑 | 鏡味 麻衣子, 塩野 正道, 塩野 暁子
¥1,760
山と渓谷社 2016年 ソフトカバー 128ページ A5判 縦210mm - 内容紹介 - 大好評! ときめく図鑑シリーズの11冊目は「微生物」がテーマです。ミクロな世界のときめきワールドをご案内。 プランクトンを中心にときめきの微生物ワールドを紹介いたします。 もくじStory1 微生物の記憶 生き物はどこから発生するか/地球を作りかえたシアノバクテリア/地球の歴史をはかる微生物/人と微生物を「音楽」がつなぐ/ Story2 プランクトン図鑑 ようこそ顕微鏡の世界へ/☆植物プランクトン☆シアノバクテリア/ユレモ/クロオコッカス/ミクロキスティス 《緑藻》クンショウモ/アミミドロ/イカダモ/ムレミカヅキモ/イトクズモ/サヤミドロ/ブルボケーテ/ボルボックス/パンドリナ(カタマリヒゲマワリ)/ボツリオコックス 《アオサ藻》スミレモ 《接合藻》アオミドロ/ツヅミモ/スタウラスツルム/ミクラステリアス/ミカヅキモ 《紅藻》イデユコゴメ 《珪藻》コアミケイソウ/クモノスケイソウ(アラクノイデス)/タラシオシラ/トリセラチウム/ディアトマ/クチビルケイソウ/ディプロネイス/コラム・化石珪藻のいろいろ/《シリカヒゲムシ藻》ディクティオカ/《黄金色藻》サヤツナギ/ニセクスダマヒゲムシ(ウログレナ)/シヌラ 《渦鞭毛藻》ウズオビムシ/ツノオビムシ 《夜光虫》ヤコウチュウ《繊毛虫》ミドリゾウリムシ 《ミドリムシ藻》カラヒゲムシ/ユーグレナ(ミドリムシ) ☆動物プランクトン☆ 《甲殻類鰓脚綱》シダ/ホロミジンコ/ミジンコ/カブトミジンコ/オカメミジンコ/アオムキミジンコ/トゲナシエボシミジンコ/ゾウミジンコ/アルテミア 《甲殻類甲殻類顎脚綱》ケンミジンコ/カラヌス/スイツキミジンコ/モンストリラ/カイミジンコ/ウミホタル 《甲殻類甲殻類軟甲綱》コノハエビ/アミ/ヨコエビ・ワレカラ/コツブムシ/コラム・食って食われてつながる微生物の世界/そのほかのプランクトン Story3 もっと! 微生物 世界は微生物でいっぱい/原核生物バクテリア(細菌)/原核生物アーキア(古細菌)/バクテリアコレクション/真核生物菌類/酵母/カビ/きのこ/菌類コレクション/真核生物地衣類/真核生物変形菌/コラム・ウイルスのデザイン Story4 世界をつなぐ微生物 キーワードは分解/コラム・うんちが土になる…糞土師・伊沢正名さんのうんち記録/微生物を利用する/微生物食品のいろいろ/コラム・世界一くさい、シュールストレミングを食べてみる Story5 ワンダフル微生物ライフ プランクトンを採集する/顕微鏡でプランクトン観察/ コラム・微生物を探す1珪藻化石は泥岩で探す 微生物を探す2有孔虫を見つけよう! / 微生物アート1生きものに美の輪郭を与える 切り絵作家・いわたまいこ 微生物アート2ラブ! 微生物 変形菌グッズ・ひよこまめ雑貨店 鉄の造形プランクトン・宇野君平
-
魚の自然誌 光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説|ヘレン・スケールズ, 林裕美子(翻訳)
¥3,190
築地書館 2020年 ハードカバー 384ページ 四六判 - 内容紹介 - 体の模様・色はなんのためにあるのか、 浮袋が先か肺が先か、 ナマズはハトの捕まえ方をどのように学ぶのか、 群れの中で魚どうしぶつからないのはなぜか、 大きな口で丸呑みする捕食者からいかに逃れるのか、 フグはなぜ自分の毒で中毒しないのか。 世界の海に潜って調査する気鋭の魚類学者が自らの体験をまじえ、 魚の進化・分類の歴史、紫外線ライトで見る不思議な海の世界、 群れ、音、色、狩り、毒、魚の思考力など、 魚にまつわるさまざまな疑問にこたえる。 目次 プロローグ─世界を旅する魚類学者 地球でもっとも成功を収めた生き物 魚をめぐるツアーに出かけよう 私が魚に魅せられた日 魚を眺めるいくつかの方法 世界の海で魚に出会う chapter1 魚とは何か─魚類学の始まり 魚類学が始まる 16世紀の魚に関する3冊の稀覯(きこう)本 ロンドン王立協会を苦境に立たせた本 魚を分類する 生命の樹の中の魚の枝 [コラム] 海の女神セドナ─イヌイットの伝承 chapter2 深みをのぞく─進化の系統樹をたどる旅 生命の樹で最初に出会う魚のグループ─真骨魚類 ミッシングリンクの探索─魚と両生類をつなぐ生き物 浮袋が先か肺が先か─ハイギョ どちらが人間に近いのか─シーラカンスvsハイギョ なぜサメは長寿なのか 顎のない魚の生き残り─ヤツメウナギとヌタウナギ [コラム] ヒラメが笑顔を失ったわけ─イギリス・マン島、伝承 chapter3 色彩の思わぬ力─体色の意味するもの 体色を獲物の色に似せる戦略 太陽光と深海の赤い魚 同種と闘うための体色 紫外線の効果 銀色の魚が水中で姿を隠す方法 生きた魚を描く 雌はなぜ色鮮やかな雄を好むのか 捕食と体色 濁った水が交尾行動を妨げる [コラム] 知恵のあるサケ─アイルランド、伝承 chapter4 海のイルミネーション─光を発する魚たち 深海探査の始まり─光る魚たち 青い光の世界へようこそ─バクテリアという相棒 紫外線ライトで見る秘密の落書き 海の中の不思議な赤色の世界 [コラム] オオナマズ─日本、江戸時代 chapter5 群れを解析する─生き残りの戦略 さまざまな推進力 集団で暮らす─縄張りから群れへ 魚の集団を探索する─スワローリーフ 産卵のために集団をつくる魚たち 魚の追跡調査 回遊する魚は大陸の位置も知っている 性転換する魚 巨大魚の昔と今 [コラム] 偉大な王オシリスとエレファントフィッシュ─古代エジプト、今から2400年前 chapter6 魚の食卓─水中で暮らす魚に共通する課題 ハンターとしての魚 海藻農園をつくるスズメダイ 水中の狩りで発達した器官 電気刺激で見る夢の中を泳ぐ魚 食べたら出す [コラム] もっとも強い毒を持つ魚、バツナゲッダ─アイスランド、16世紀 chapter7 毒を持つ魚─人と魚毒の深い関係 フグはなぜ自分の毒で死なないのか フグとある女性科学者の冒険 フグと生ける屍─ゾンビ伝説 92歳で水深25メートルのフグの巣を観察 [コラム] 巨大魚チプファラムフラ─モザンビーク、伝承 chapter8 太古の海の魚たち─化石魚から進化をさぐる 性器を持つ最古の魚 生物は絶滅する─舌石(ぜっせき)の教え サメ類の繁栄 海の生物の構図が変わった白亜紀の大絶滅 [コラム] 海の医者─ペルシャ、8世紀 chapter9 魚のオーケストラ─海は魚たちのたてる音に満ちている 米国海軍と海の中の不明な音 魚の発声の仕組みをさぐる 耳石(じせき)で音を聞く 目が見えなくても位置を知る方法 音をたよりに生活する魚たち [コラム] 魚と金の靴─中国の唐、9世紀 chapter10 魚の思考力 勝者を好む 魚にだって脳はある 魚の感受性 魚にも福祉を!─アニマルウェルフェア エピローグ 謝辞 訳者あとがき 章扉イラストの魚種一覧 用語解説 おもな参考文献・注釈 索引 - 著者プロフィール - ヘレン・スケールズ (著/文) イギリス生まれ。海洋生物学者。 魚を観察するために数百時間を水の中で過ごしてきた。ダイビングやサーフィンをこなし、ラジオ番組の出演者としてもサイエンス・ライターとしても活躍する。海の語り部として知られ、BBC ラジオ 4 の番組「ザ・インフィニット・モンキー・ケージ」ではロビン・インスとブライアン・コックスとともに深い海の不思議について考え、「取っておきのもの博物館」のコレクションにタツノオトシゴの仮想水槽を寄贈した。BBC サイエンス・フォーカス誌や BBC ワイルドライフ誌には毎号のように記事を執筆している。ラジオのドキュメンタリー番組では夢の水中生活を紹介し、絶滅の危機にある巻貝を追いながら世界中をめぐった。 最新の著書『Spirals in Time』(邦訳『貝と文明──螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで』築地書館)は、王立協会生物部門の出版賞の最終候補に残り、エコノミスト誌、ネイチャー誌、タイムズ紙、ガーディアン紙の年間人気書籍に選ばれ、BBC ラジオ 4 の週間ランキング入りも果たした。 林裕美子 (ハヤシユミコ) (翻訳) 兵庫県生まれ。小学生の 2 年間をアメリカで過ごし、英語教育に熱心な神戸女学院の中高等学部を卒業。信州大学理学部生物学科を卒業してから企業に就職したが、生き物とかかわっていたいと思い直して同大学院理学専攻科修士課程を修了した。主婦業のかたわら英日・日英の産業翻訳を手がけるようになり、子育てが一段落したころから森林、河川、砂浜などの環境保全活動に携わる。現在は福岡県在住。生物学や環境問題の英日出版翻訳に忙しい。 監訳書に『ダム湖の陸水学』(生物研究社)と『水の革命』(築地書館)、訳書に『砂──文明と自然』『貝と文明──螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで』(以上、築地書館)、『日本の木と伝統木工芸』(海青社)、共訳書に『消えゆく砂浜を守る』(地人書館)がある。
-
貝と文明 螺旋の科学、新薬開発から足糸で織った絹の話まで | ヘレン・スケールズ, 林 裕美子(翻訳)
¥2,970
築地書館 2016年 ハードカバー 368ページ 四六判 - 内容紹介 - 数千年にわたって貝は、 宝飾品、貨幣、権力と戦争、食材など、 さまざまなことに利用されてきた。 人間の命が貝殻と交換され、 幻覚を起こす薬物としても使われ、 医学や工学の発展のきっかけもつくる。 気鋭の海洋生物学者が、 古代から現代までの貝と人間とのかかわり、 軟体動物の生物史、 そして今、海の世界で起こっていることを鮮やかに描き出す。 目次 日本の読者のみなさんへ プロローグ Chapter1 誰が貝殻をつくるのか? 軟体動物は何種類いるのか 熱水噴出孔にいる軟体動物 軟体動物とはどんな生き物か ことの始まり──バージェス頁岩(けつがん) 軟体動物の祖先?──ウィワクシア 軟体動物が先か、貝殻が先か 防弾チョッキに穴をあける歯──削り取り、噛み砕き、つき刺し、銛(もり)を打つ サーフィンを覚えた巻貝──足 1000に1つの殻の使い方──外套膜(がいとうまく) Chapter2 貝殻を読み解く──形・模様・巻き イポーの丘で見つかった巻貝 螺旋の科学 貝殻をつくる四つの原則 貝殻の仮想博物館──考えられる限りの貝殻の形 なぜ形が重要なのか 右巻きと左巻き 自然界のお遊び──模様 マインハルトのシミュレーション・モデル 理論を裏づける証拠 軟体動物の日記を解読する コウイカの模様の解明北極地方の落葉樹林 Chapter3 貝殻と交易──性と死と宝石 貝殻の持つ神秘の力 最古の宝飾品 不平等の兆候 世界中で使われたスポンディルスの貝殻 旅するタカラガイ──貨幣 奴隷とタカラガイ ヤシ油と貝殻貨幣 Chapter4 貝を食べる セネガルのマングローブの森で イギリス人と貝 好ましい海産物? 事件の全容──貝毒による被害の原因 誰がシャコガイを食べたのか カキの森の守護者──ガンビア トライ女性カキ漁業者協会 2日にわたるカキ祭り Chapter5 貝の故郷・貝殻の家 失われたカキ漁 カキと生物群集 カキ漁の復活をめざして カキの冒険 生育の足場になるカキ殻 共同体をつくる炎貝 ヤドカリ──殻をつくるのをやめたカニ 順番待ちするオカヤドカリ ヤドカリに居候する生き物たち Chapter6 貝の物語を紡ぐ──貝の足糸で織った布 海の絹でつくられた伝説の布 ピンナの足糸 シシリアタイラギと海の絹 海の絹の神話と現実 海の絹の産地──ターラントとサルディニア 海の絹を織る姉妹 海の絹の殿堂──足糸(そくし) 極秘の足糸の採取方法 シシリアタイラギと共生する生き物 Chapter7 アオイガイの飛翔 殻をつくるタコ オウムガイの殻 アンモナイトが祖先? 蛇石(へびいし)と雷石(かみなりいし) 肥料になったコプロライト(糞石) アンモナイトかアンモノイドか 白亜紀末の大量絶滅とアンモナイト 19世紀にアオイガイを調べた女性──お針子から科学者へ 自分で殻をつくるアオイガイ アオイガイの奇妙な性行動 ジェット噴射 Chapter8 新種の貝を求めて──科学的探検の幕あけ オウムガイでつくられた器 海外遠征した博物学の先駆者たち 科学的探検の幕あけ 新種の貝を求めて太平洋を横断──ヒュー・カミングの探検 2度目の探検──中南米の太平洋岸 サンゴ三角海域へ──フィリピン諸島 商取引されるオウムガイ カミングの標本と有閑階級 ロンドン自然史博物館に収蔵されたカミングの貝コレクション 貝の図鑑──『アイコニカ』と『シーソーラス』 Chapter9 魚を狩る巻貝と新薬開発 イモガイの秘密をあばく 複合毒素の複雑な作用 貝毒から薬をつくる 生物接着剤になったイガイの足糸 二枚貝がつくり出す液状化現象 割れない殻の秘密──真珠層 巻貝の鉄の鱗 危機に瀕するイモガイ Chapter10 海の蝶がたてる波紋──気候変動と海の酸性化 海の蝶を訪ねて──グラン・カナリア島 海の蝶の不思議な生態 酸性度の問題 石灰化生物たちの困惑 軟体動物が受ける酸性化の影響 死滅への道を歩む海の蝶 海の蝶の糞の役割 生態系を調べる手段 酸性化の時間 海の酸性化と科学者 人間の活動と海 エピローグ 貝の蒐集について 用語解説 謝辞 訳者あとがき 本文に登場する書籍(原著名)の一覧 参考文献 索引 地図 大西洋 イギリス イタリア 太平洋 - 著者プロフィール - ヘレン・スケールズ (ヘレン スケールズ) (著/文) イギリス生まれ。海洋生物学者。 ケンブリッジを拠点に活動している。 学位論文は、巨大な絶滅危惧種の魚をボルネオで探すこと。 カリフォルニアでサメに標識をつけたこともあり、 アンダマン海にある100の島々のまわりでとれる海の生き物のリストをつくるのに1年を費やしたこともある。 BBCラジオにたびたび出演し、サーフィンの科学、サメの頭脳の複雑さなどをテーマに、ドキュメンタリー番組を放送している。 王立地理学会の会員。ケンブリッジ大学で教鞭をとっている。 林 裕美子 (ハヤシ ユミコ) (翻訳) 兵庫県生まれ。信州大学理学部生物学科卒業。同大学院理学専攻科修士課程修了。 おもに生命科学分野の英日・日英の技術翻訳を得意とする、HAYASHI英語サポート事務所を運営。 監訳書に『ダム湖の陸水学』(生物研究社)、『水の革命』(築地書館)、訳書に『砂──文明と自然』(築地書館)、『日本の木と伝統木工芸』(海青社)。 大学で学んだ生物学・生態学の知識を生かすために、さまざまな団体に所属して環境保全活動にも携わる。 宮崎野生動物研究会(アカウミガメ保護)、ひむかの砂浜復元ネットワーク(砂浜保全)、てるはの森の会(照葉樹林の保全)、信州ツキノワグマ研究会など。
-
種から種へ 命つながるお野菜の一生 | 鈴木純
¥2,640
雷鳥社 2021年 ソフトカバー 304ページ B6判 - 内容紹介 - 植物観察家・鈴木純が、今度は野菜にずんずん近づく! ふだん食卓でなにげなく食べている野菜。わたしたちが目にしている野菜の姿は、どれも命の途中のほんのひとコマ。種から種へ、人間に食べられることなく命を全うしていく野菜の姿に驚愕!野菜を「食べ物」ではなく「生き物」として観察した6年間の記録を、マンガのようなコマ割りで楽しめます。 『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』の著者の二作目です。 目次 はじめに 第一章 種を食べるお野菜 第二章 実を食べるお野菜 第三章 葉っぱを食べるお野菜 第四章 茎・花を食べるお野菜 第五章 地下部分を食べるお野菜 鈴木家の庭 野菜プレートを食べる コラム おわりに - 著者プロフィール - 鈴木純 (スズキジュン) (著/文 | 写真) 植物観察家。1986年、東京生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加。中国で2年間砂漠緑化活動に従事する。帰国後、仕事と趣味を通じて日本各地に残る自然を訪ね歩き、2018年にフリーの植物ガイドとして独立。主に街中を舞台にした植物観察会を多く開催している。現在は、保育や教育の現場に赴くことが多く、雑誌・新聞・テレビ番組の製作協力なども行う。著書に『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』(雷鳥社)
-
子どもと一緒に覚えたい 野鳥の名前 | 山﨑宏 (監修), momo編集部 (編集), 加古川利彦 (イラスト)
¥2,090
マイルスタッフ : インプレス 2018年 ハードカバー 144ページ 縦200mm - 内容紹介 - 「子どもと一緒の覚えたい 道草の名前」のシリーズとして、展開する第2弾の「野鳥」。 都会の市街地でも気軽に見られる身近な野鳥の名前、生態、特徴などを紹介するアート図鑑。 自然にあまり興味のない人でも思わず手に取りたくなる美しい上製本です。 一般的な野鳥図鑑と異なり、マニア向けの数の多さではなく、1つ1つをディープに解説。 それぞれの野鳥の特徴や生態だけでなく、鳴き方や聞きなし、居場所、間違えやすい野鳥も紹介。 一目で分かるドングリとの比較による縮尺図と、野鳥の声をスマホで聞けるQRコード付き(バードリサーチ)。 子どももお母さんも「可愛い! 」と言いたくなる愛らしい写真もたくさん使っています。
-
子どもと一緒に覚えたい 木の実の名前 | 加古川利彦, 小南陽亮
¥2,090
マイルスタッフ : インプレス 2021年 ハードカバー 144ページ 縦200mm - 内容紹介 - ボタニカルアートで描く、木の実の図鑑。実物大の写真から、うんちくまで。ずっととっておきたい1冊です。
-
子どもと一緒に覚えたい 道草の名前 | 加古川 利彦(絵), 稲垣 栄洋(監修)
¥2,090
マイルスタッフ : インプレス 2017年 ハードカバー 144ページ 縦200mm - 内容紹介 - 道草の相棒 スミレ タンポポ ツクシ オオイヌノフグリ シロツメクサ ヘビイチゴ カラスノエンドウ ナガミヒナゲシ ヘクソカズラ〔ほか〕
-
かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学 | 田中修, 丹治 邦和
¥1,430
山と渓谷社 2021年 ソフトカバー 240ページ 18.8 x 12.8 x 2.5 cm - 内容紹介 - 最新の研究で分かった植物の香りのすごさ! アロマオイルなど、植物から作り出す香りには様々な効果・効能があります。 なぜ、植物は香るのか? そして、なぜそれがヒトの心と体に作用するのか? ベストセラー『植物はすごい』(中公新書)の植物学者と気鋭の脳神経学者のコラボによる植物ノンフィクション。 キモクセイやバラ、シソ、ユズなど、なじみのある植物たち全63種類に関して、最新の研究成果に基づき解説します。 第一章 若返りとダイエットの香り 第二章 色香で惑わす官能の香り 第三章 リラックス効果をもたらす身近な香り 第四章 ウイルスや細菌を撃退する香り 第五章 健康を支えてくれる優れものの香り 第六章 万能感半端ない香りといえば... 第七章 ざんねんな香りに秘められた真実 第八章 密かに香って、自分や仲間を守る香り
-
もしも動物と話せたら?! | ジェイソン・ビッテル, 今福 道夫, ケルシー・バゼル(イラスト), 松藤 留美子(翻訳)
¥2,200
化学同人 2021年 ハードカバー 64ページ 縦298mm 横244mm 厚さ10mm - 内容紹介 - ことばを話すのは人間だけだと思っていますか? じつは、人間にわからないだけで、動物どうしもコミュニケーションをとっています。食べものを手に入れるため、おたがいに助け合うため、好きだって気持ちを伝えるため。動物たちがどのようにコミュニケーションをとっているのかを、イラストとともにやさしく解説します。 目次 【目で見る】 支配のポーズ/服従のポーズ/ダンス/鳥類の場合/目/死んだふり/光/色/けいこく色/合図のことば 【耳で聞く】 歌/けいこくの合図/吠える声/チンパンジーの場合/ふしぎな音/コウモリの場合/すてきな振動/まさつで音を出す生き物 【においと味】 おしっこ/うんち/化学物質で守る/ヘビの場合 【電気やタッチ】 タッチ/ジェスチャー/電気信号
-
Art of Wildbird | 水中 伸浩
¥1,760
青菁社 2020年 ソフトカバー 72ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 本書は、同じ鳥をじっくりと時間を掛けて観察し、自分の中にあるイメージを形にする長期撮影を基本スタイルとして 「生息環境を取り入れた美しい写真」をテーマに撮影を続ける滋賀県在住の野鳥写真家・水中伸浩氏待望の初写真集。 時間を掛けたからこそ撮れる写真もあると信じて貫いてきたスタイル。 時には鳥そのものよりも重視する背景へのこだわり。 絵作りに不必要と思われるものは何としても入れないその細部まで考えられた美しい野鳥写真の数々は必見。 そして、これまで封印されてきた「夜のゴイサギ」もついに解禁です。
-
文鳥のヒミツ | 海老沢 和荘, グラフィック社編集部(著/文)
¥1,650
グラフィック社 2021年 ソフトカバー 144ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 小鳥専門医による、初めての文鳥本! かわいい文鳥のことをもっと深く知れる! 健康で長生きに育てるヒントがたくさん 目次 <目次> 1章 かわいさのヒミツ おもち姿のヒミツ・赤い色のヒミツ・目のヒミツ・首のヒミツ・おしりのヒミツ・ももひきのヒミツ・ぴょんぴょん跳びのヒミツ・羽のヒミツ・水浴びのヒミツ・寝姿のヒミツ・にぎられ文鳥のヒミツ・あたたかさのヒミツ・ヒナのヒミツ・シニア鳥のヒミツ・心のヒミツ 2章 暮らしのヒミツ 文鳥と暮らすということ・ごはんのヒミツ・シードのヒミツ・ペレットのヒミツ・ペレット図鑑・副食のヒミツ・おやつのヒミツ・サプリのヒミツ・光と温度のヒミツ・発情のヒミツ・メスの発情期の特徴・ヒナの食事・ハンドリング自然育雛 3章 病気・健康管理のヒミツ 文鳥の病気の背景・飼い主さんもできる!自宅健康チェック・ベスト体重の見つけ方・個体差を忘れないで・健康診断のススメ・自宅でできる!病院に行く前の応急処置・文鳥の主な病気 - 著者プロフィール - 海老沢 和荘 (エビサワ カズマサ) (著/文) 横浜小鳥の病院院長。 鳥専門病院での臨床研修を経て、1997年にインコ・オウム・フィンチ、その他小動物の専門病院を開院。 鳥類臨床研究会顧問、日本獣医エキゾチック動物学会、日本獣医学会、Association of Avian Veterinarians所属。
-
動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声 | ペーター・ヴォールレーベン, 本田 雅也(翻訳)
¥1,760
早川書房 2018年 ソフトカバー 288ページ 四六判 - 内容紹介 - 子ネコを養う母カラス、公平な餌やりを人間に求めるウマ……動物たちは豊かな心をもち、時に、種を超えて交流する。世界的ベストセラー作家でもある森林管理官が、長年の経験と科学的な裏付けをもとに、生き物の心を描く、傑作ネイチャー・ノンフィクション!
-
PHOTO ARK 鳥の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト | ジョエル・サートレイ, ノア・ストリッカー, 川上 和人 (監修), 藤井 留美 (翻訳)
¥2,200
日経ナショナルジオグラフィック社 2018年 ソフトカバー 240ページ 20 x 20 x 2.8 cm - 内容紹介 - 大きな反響を呼んだ「フォト・アーク」プロジェクト。世界中の動物園・保護施設・研究所などで飼育されている動物全種を一人で撮影するという、壮大なプロジェクトです。写真家ジョエル・サートレイは、「存在すら知らない相手を守ることはできない」という理念のもと、10年以上にわたり撮影を続けてきました。 今回はサートレイ自身も思い入れが強い、鳥を取り上げます。色も姿も多様な鳥たちの写真約350枚、280種以上を収録。世界各地の珍しい鳥、美しい鳥、変わった鳥など、まだまだ知られていない鳥を紹介します。 ※本書の売り上げの一部を「フォト・アーク」プロジェクトに寄付します。 ※プロジェクト予定数の半分を達成した段階で成果をまとめた写真集『PHOTO ARK 動物の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト』(日経ナショナル ジオグラフィック社)も好評発売中です。 【目次】 序文(ジョエル・サートレイ)はじめに(ノア・ストリッカー) 1.鳥という生き物 2.第一印象 3.飛翔 4.食べ物 5.次の世代 6.鳥の頭脳 7.未来 著者紹介 謝辞 フォト・アークとは メイキング 章各章扉の写真について 鳥名索引 【著者紹介】 ジョエル・サートレイ<写真・序文> ナショナル ジオグラフィックのフェローとして「ナショナル ジオグラフィック」誌を中心に活躍している。独自のユーモア感覚と、米中西部人らしい堅実さで、世界中で絶滅の危機にある生物や風景を記録に残すことをライフワークにしている。生物と生息環境を救うために、25年かけて行うフォト・アーク(写真版ノアの箱舟)プロジェクトを開始した。ナショナル ジオグラフィック誌のほか、オーデュボン、スポーツ・イラストレイテッド、ニューヨーク・タイムズ、スミソニアンといった定期刊行物にも寄稿している。主な著書に『PHOTO ARK 動物の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト』(日経ナショナル ジオグラフィック社)、『ナショナルジオグラフィックの絶滅危惧種写真集』(スペースシャワーネットワーク)、『ずっと ずっと かぞく』(ハーパーコリンズ・ジャパン、近刊)などがある。世界中を旅するサートレイだが、妻キャシーと3人の子どもが待つ米国ネブラスカ州リンカーンの自宅に戻るのが何よりの楽しみだ。 ノア・ストリッカー<文> 米国の雑誌バーディングの編集委員。著書の『鳥の不思議な生活』(築地書館)など、米国では鳥に関する3冊の書籍を出版している。雑誌をはじめ各種メディアへの寄稿も多く、これまで訪れた国は50カ国近い。南極大陸やスバールバル諸島などの探検ガイドも務める。米国オレゴン州にある自宅の裏庭には、これまで115種の鳥がやってきたという。 川上 和人<日本語版監修> 1973年、大阪府生まれ。鳥類学者。農学博士。国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員。『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社)、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』(技術評論社)『外来鳥ハンドブック』(文一総合出版)『美しい鳥 ヘンテコな鳥』(笠倉出版社)などの著書のほか、図鑑も多数監修している。
-
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 | 川上 和人
¥649
新潮社 2020年 新潮文庫 ソフトカバー 288ページ 文庫判 - 内容紹介 - 鳥類学者、それは神に選ばれし存在である。スマートな頭脳に加え、過酷なフィールドにいつでも出張できる体力が必要なのだから。かわいいメグロからの採血。噴火する孤島への上陸。ある日は吸血カラスの存在に驚き、ある夜は蛾の襲来に震え……。美女たちよ、わたしに近づくな。やけどするぜ。生き物を愛する人にも、そうでもない人にも、絶対に楽しめる、汗と笑いの自然科学エッセイ。
-
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る | 川上 和人
¥781
新潮社 2018年 新潮文庫 ソフトカバー 441ページ 文庫判 - 内容紹介 - 鳥類学者はおおいに恐竜を語っていいのだ。ティラノサウルス、アパトサウルス、地上に君臨した恐竜の子孫こそ鳥なのだから。ということで、本邦が誇る現生鳥類研究者の化石時代への大航海が始まる。どんな色でどのように鳴いたのか。樹上に巣を作るものはいたのか。鳥類の進化を辿り、恐竜の生態を復元する、野心的試み。抱腹絶倒しつつ知的興奮を存分に味わえる、とびきりの科学エッセイ。
-
猫はこうして地球を征服した 人の脳からインターネット、生態系まで | アビゲイル・タッカー, 西田美緒子(翻訳)
¥2,420
インターシフト 2017年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 愛らしい猫にひそむ不思議なチカラーー 世界中のひとびとを魅了し、リアルもネットも席巻している秘密とは? ★全米ベストセラー ★年間ベストブック&賞、多数! 猫はいま多くのひとびとを魅了し、 世界各地の都市・自然の生態系で増え続け、 インターネットでも爆発的人気を得ています。 一見、か弱そうにみえる猫の魔法のようなチカラーー 本書はその秘密を解き明かします。 ・もともと人類はネコ科と敵対していたのに、なぜ猫に惹きつけられるのか? ・猫はひそかに人を手なずけている ・なついていても、野生の遺伝子は残したまま ・ヒトの進化にネコ科が貢献している ・実は猫はネズミ退治に役立たない(基本、何の役にも立たない)。 ・・では、なぜ人との長いつきあいが続いてきたのか? ・脳を操る寄生生物が、猫から人に感染する(3人に1人が感染)。 ・・性格が変わるなどの影響力を、第一線の研究者が明かす ・なぜインターネットで猫が大人気なのか? ・私たちは室内猫に、してはいけないことをよくやっている ・「猫を飼うと健康に良い」・・って本当? ・将来、猫は垂れ耳になり、剣歯が生えてくる可能性も ・・・ほか、猫をもっと理解し愛するための「猫学」決定版! 「私はこの本を通して、ネコという動物をあるがままに、 戦略と物語をもった力強い生きものとして理解することが重要だと論じてきた。 このような目でネコを見ることによって、 私たちは自分自身を理解し、自分が何をできるかを完全に知ることができる」 ーー本書より ★ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー! ★『フォーブス』誌、『ライブラリー・ジャーナル』、『スミソニアン』誌 ーー年間ベスト・サイエンス・ブックス ★バーンズ&ノーブルの「ディスカバー・グレイト・ニューライターズ」賞 ★世界12カ国で刊行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::著者:: アビゲイル・タッカー ライター。スミソニアン協会(スミソニアン博物館などの運営元)が発行する『スミソニアン』誌の記者。 彼女の記事は、毎年、最も優れた科学読み物を選ぶ「ベストアメリカン・サイエンス&ネイチャー・ライティング」に掲載。大の猫好き。 ::目次:: はじめに: 地球の小さな征服者 第1章: 滅亡と繁栄 第2章: なついていても野生を残す 第3章: ネコに魔法をかけられて 第4章: エイリアンになったネコたち 第5章: ネコから人間の脳へ感染する 第6章: 人間はネコに手なずけられている 第7章: 次世代のネコたち 第8章: なぜインターネットで大人気なのか - 著者プロフィール - アビゲイル・タッカー (アビゲイルタッカー) (著/文) ライター。スミソニアン協会(スミソニアン博物館などの運営元)が発行する『スミソニアン』誌の記者。 彼女の記事は、毎年、最も優れた科学読み物を選ぶ「ベストアメリカン・サイエンス&ネイチャー・ライティング」に掲載。 また、コロンビア大学のマイク・バーガー賞、ナショナル・ヘッドライナー賞なども受賞している。 大の猫好き。 西田美緒子 (ニシダミオコ) (翻訳) 翻訳家。訳書は、キャスリン・マコーリフ『心を操る寄生生物』、チャールズ・フォスター『動物になって生きてみた』、 ペネロペ・ルイス『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』など、多数。