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ミシンは触らないの|中前 結花
¥1,870
SOLD OUT
hayaoki books 2025年 ソフトカバー 256ページ B6判 縦182mm 横128mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 作家・山崎ナオコーラさん、絶賛!! デビュー作『好きよ、トウモロコシ。』が大反響の中前結花、待望の第2作。 不器用で不格好なわたしを“だいじょうぶ”にしてくれた言葉を集めたエッセイ集。 凸凹で傷つきやすい、やさしいあなたへ送る一冊。 <書籍概要> 出会ったばかりの人にもらったラブレター、母の涙とともにかけられた言葉で思い出す後悔、できないことばかりで苦しんだときに光をくれた友人の言葉……。 読めばきっと、明日を生きる力が湧いてくる。持ち前のあたたかくやわらかかつユーモラスな筆致で「忘れられない言葉」をまとめたエッセイ集。 装丁は、話題作を多く手がけるブックデザイナー 名久井直子氏が担当。 - 目次 - 排水口とラブレター 思え!!! 恋のバナナ ポニーテール 春のぽたぽた ロマンチックとレコーダー エイキ ミシンとオーブンレンジ 寒い国から 道 花束を君に 理想のひと 宝の山 父の作文 - 著者プロフィール - 中前結花 (ナカマエユカ) (著) 兵庫県生まれ。2010年の上京以降、東京で活動。2017年、「ほぼ日」に掲載されたエッセイが話題となったことを機にさまざまなメディアでエッセイを書くようになり、糸井重里氏や麒麟の川島明氏ほか著名人からも注目を集める。会社員、フリーランスのライター等さまざまな働き方を経て作家に。2023年には初の単著『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)を刊行。目標は、強くてやさしい文章を書くこと。
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ジートコヴァーの最後の女神たち|カテジナ・トゥチコヴァー, 阿部 賢一(訳), 豊島 美波(訳)
¥3,080
新潮社 2025年 新潮クレスト・ブックス ハードカバー 448ページ 四六変型判 縦193mm 横134mm 厚さ26mm - 内容紹介 - 私は「女神」に育てられた。知られざる驚異を描いたチェコのベストセラー。チェコのとある辺境の寒村には、不思議な能力で人々を助ける「女神」と呼ばれる女性たちが生きていた。天候をも左右したというその術に戦争中はナチスが注目し、共産主義時代には弾圧されたことも。チェコに実在した彼女たちの数奇な運命を、その血を受け継ぐ民族誌学者の女性が探っていく。歴史のベールをはぎ取る物語。
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鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布|梨木 香歩
¥649
新潮社 2021年 新潮文庫 ソフトカバー 320ページ 文庫判 縦151mm 横106mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 「土地の名まえ」の背景には、いつも物語がある。そこに暮らす、人々の息遣いがある。峠や湖川など、地形に結びついた名まえ。植物や動物に由来する地名。街道や国境など、人の営みをめぐる地名。音やまなざしから付けられた名まえ。消えた地名、新たに生まれた地名……。空を行き交う鳥や風のように伸びやかに、旅した土地の名まえから喚起される思いを綴る、二作の葉篇随筆を合本した文庫版。
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冬虫夏草|梨木 香歩
¥693
新潮社 2017年 新潮文庫 ソフトカバー 320ページ 文庫判 縦151mm 横106mm 厚さ12mm - 内容紹介 - 亡き友の家を守る物書き、綿貫征四郎。姿を消した忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山中へ旅に出た彼は、道道で印象深い邂逅を経験する。河童の少年。秋の花実。異郷から来た老女。天狗。お産で命を落とした若妻。荘厳な滝。赤竜の化身。宿を営むイワナの夫婦。人間と精たちとがともに暮らす清澄な山で、果たして再びゴローに会えるのか。『家守綺譚』の主人公による、ささやかで豊饒な冒険譚。
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家守綺譚|梨木 香歩
¥605
新潮社 2006年 新潮文庫 ソフトカバー 208ページ 文庫判 縦151mm 横106mm 厚さ7mm - 内容紹介 - 庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。
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優しくない地球でひとが生きのびるための80の処方箋|品田 知美
¥2,420
亜紀書房 2025年 ソフトカバー 256ページ 四六判 縦188mm 横130mm 厚さ18mm - 内容紹介 - ●自分の習慣を変えるのは面倒だけど、出来ることから始めよう。 ●文系と理系をつないで綴る、日常の環境社会学。 地球温暖化、マイクロプラスチックの環境への広がり、SDGsの重要性……。 危機的なのはわかるけど、どうしてそんなことが起きるのか、自分がどうしたらいいのかがわからない。 ・家庭ゴミはどこまで減らすべき? ・ペットボトルを買うのは意識が低いの? ・エコマークは信じていいの? ・電磁波ってなに? ・PFASはそんなに怖い? そんなにガチガチにならないで。 まずは日常から考えて、自分に出来ること、好きなことを80の処方箋から探してみよう。 - 著者プロフィール - 品田 知美 (シナダ トモミ) (著) 社会学者。早稲田大学理工学部卒業。シンクタンクにて環境政策に携わった後、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。城西国際大学福祉総合学部准教授を経て、退職後は駒澤大学・城西国際大学等で講義を続けるかたわら執筆活動に従事。関連する主な著作に長谷川公一・品田知美編著『気候変動政策の社会学──日本は変われるのか』(昭和堂)、橋爪大三郎編著『驀進する世界のグリーン革命──地球温暖化を越え、持続可能な発展を目指す具体的アクション』(ポット出版)などがある。また、主著に『家事と家族の日常生活──主婦はなぜ暇にならなかったのか』(学文社)、『平成の家族と食』(晶文社)等がある。
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ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?|松本 祐貴
¥1,485
SOLD OUT
星海社 2025年 星海社新書 ソフトカバー 192ページ 新書判 - 内容紹介 - 失踪の赤裸々な事情を経験者たちが大いに語る! 失踪―それは現在の人間関係や社会的立場を捨て、新たな環境で別の人間として生き直すことである。一見するとわれわれの日常から縁遠いように思われる失踪だが、現在日本の行方不明者は年間9万人、およそ1000人に1人にのぼる。本書はそんな近くて遠い存在である行方不明者や残された人々に取材し、失踪の理由から実行の手順、現在の生活までの一部始終を記した本である。失踪者はいかに生き、何を考えているのか? 人生がつらい、逃げたいと思ったことが一度でもある人に捧げる、失踪のリアルを通じて生きづらさと向き合う術を考え直す新しい人生論にして幸福論。 まえがき 第1章 30年間実家に帰らず父と死別したAV男優 第2章 父の失踪 18歳から風俗で働く娘を誰よりも愛していた 第3章 突然、妻がいなくなったーー認知症行方不明の課題 第4章 薬物でスリップと失踪を繰り返す 第5章 持ち前の正義感で人を傷つける事件を起こす 第6章 オカマバー、闇金、ホストを経験し、フランスでスリ集団として暮らす おわりに - 著者プロフィール - 松本 祐貴 (マツモト ユウキ) (著) 編集者・ライター。1977年、大阪府生まれ。雑誌記者、出版社勤務を経て、フリー編集者&ライターに。人物インタビュー、ルポ、医療など幅広いジャンルで執筆・編集を手がける。近年は失踪や孤立といった社会的テーマに注力。著書に『泥酔夫婦 世界一周』(オークラ出版)、『DIY葬儀ハンドブック』(駒草出版)などブックライターとしても多数の作品に関わる。趣味は旅とワイン。
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腰痛文学|井原西鶴, 宮本百合子, 小山勝清, 壺井栄, 十返舎一九, 窪田空穂, 佐左木俊郎, 羽化仙史, 上村松園, ヘルマン・ヘッセ, 寺田寅彦
¥1,430
SOLD OUT
のどまる堂 2025年 ソフトカバー 208ページ 文庫判 縦149mm 横105mm - 内容紹介 - 豊臣秀吉に腰を揉ませて、失脚を企む柴田勝家。 孫の成長を優しく見守る、腰の曲がったおばあさん。 驚きのあまり腰を抜かしてしまう幽霊。 そして、坐骨神経痛に悩み、湯治へ向かう作家――。 「腰の痛み」や「腰の変調」を抱えた登場人物たちを集めた小説、随筆、短歌などのアンソロジー。 番外編に、今から117年前に考案された腰痛対策体操も収録。 時代を超えて人々を悩ませる「腰痛」に、文学から鋭く斬りこむ! イタタタタ - 目次 - 井原西鶴『腰抜けの仙人』 宮本百合子『ソヴェト映画物語 ―「新女性線」―』 小山勝清『秀吉の堪忍 柴田勝家の腰もみ』(羽柴筑前守の巻より) 壺井栄『十五夜の月』 十返舎一九『娑婆は沙汰なしの三々九度。騒ぎは腰を抜かした地獄落とし』(あんぽん丹 下之巻より) 窪田空穂『卓上の灯』、ほか 佐左木俊郎『山茶花』 羽化仙史『さあ、しまった!』(探奇小説 旧情婦より) 上村松園『健康と仕事』 ヘルマン・ヘッセ『最初の一日』(湯治客より) 寺田寅彦『ステッキ』 【番外】『誰でもできる簡易体操』(腰痛対策選)国民体育攻究会 編 - 著者プロフィール - 井原西鶴 (イハラサイカク) (著) 【井原西鶴】一六四二年頃~一六九三年。江戸前期の大坂生まれの浮世草子作者・俳人。 浮世草子では、武士や町人の生活の実態を客観的に描き、日本最初の現実主義的な市民文学を確立した。 代表作に『好色一代男』『日本永代蔵』など。 宮本百合子 (ミヤモトユリコ) (著) 【宮本百合子】一八九九年~一九五一年。東京生まれの小説家、社会運動家。 昭和二年にソビエト連邦へ留学。帰国後、日本プロレタリア作家同盟に加入、翌年に日本共産党へ入党。戦後は日本共産党、新日本文学会、婦人民主クラブの創立と設立に参加した。 代表作に『貧しき人々の群』、『播州平野』など。 小山勝清 (コヤマカツキヨ) (著) 【小山勝清】一八九六年~一九六五年。熊本生まれの小説家。 柳田國男に師事し、民俗学に興味を持つ。その後、少年倶楽部や熊本日日新聞に連載。少年小説『山犬少年』で小学館文学賞をうけた。 代表作に『彦一頓智ばなし』『それからの武蔵』など。 壺井栄 (ツボイサカエ) (著) 【壺井栄】一九〇〇年~一九六七年。香川県生まれの小説家、童話作家。 友人だった宮本百合子らの影響で創作を初め、三八歳で『大根の葉』を発表。五二年に発表した『二十四の瞳』は映画化にされ、広く知られるようになった。 代表作に『母のない子と子のない母と』、『柿の木のある家』などがある。 十返舎一九 (ジッペンシャイック) (著) 【十返舎一九】一七六五年~一八三一年。江戸後期の黄表紙・洒落本・合巻作者。 静岡で生まれで、大坂で浄瑠璃作者となった。その後江戸で、版元の蔦屋重三郎のもとで黄表紙、洒落本、滑稽本などを出版した。 代表作に『東海道中膝栗毛』『江之島土産』など。 窪田空穂 (クボタウツボ) (著) 【窪田空穂】一八七七年~一九六七年。長野生まれの歌人・国文学者。 新聞記者などを経て、母校の早稲田大学教授に着任してからは歌人・国文学者として、精力的に古典研究を行った。文化功労者。 代表する歌集に『まひる野』、『濁れる川』、『木草と共に』など。 佐左木俊郎 (ササキトシロウ) (著) 【佐左木俊郎】一九〇〇年~一九三三年。宮城生まれの小説家。 農家の家に生まれたが没落し、中等教育を受けることができなかった。その後、鉄道員、小学校の代用教員などを経て新潮社に入社。編集者として働く傍ら、故郷を舞台に、農民の実像に迫る作品を発表し、農民文学の旗手として注目された。ほかにも猟奇小説や探偵小説も手掛けたが、多忙がたたり、三二歳の若さで早世した。 代表作に『熊の出る開墾地』、『黒い地帯』など。 羽化仙史 (ウカセンシ) (著) 【羽化仙史】一八五七年~一九三〇年。渋江保のペンネームのうちのひとつ。江戸生まれの翻訳家、著作家、教師、ジャーナリスト、自由民権家。 科学、数学、地理、歴史、哲学、文学、心理学、催眠術、記憶術、奇術、易学の解説にいたるまで無類の博識ぶりを発揮した。著作も一部雑誌を含め一九五冊にも及び、羽化仙史、渋江不鳴名義では冒険、怪奇、SFなどの小説を執筆した。 羽化仙史の代表作に『冒険小説 月世界探検』、『冒険小説 奇人の航海』などがある。 上村松園 (ウエムラショウエン) (著) 【上村松園】一八七五年~一九四九年。京都生まれの日本画家。 理想化された女性ではなく、普通の女性を描いた美人画や、能の謡曲に登場する女性を再現する題材などで知られる。文化勲章を受章。 代表作に『序の舞』、『焔』、『母子』など。著書に『青眉抄』、『青眉抄その後』がある。 ヘルマン・ヘッセ (ヘルマンヘッセ) (著) 【ヘルマン・ヘッセ】一八七七年~一九六二年南ドイツのカルフ生まれの作家、詩人。 新ロマン主義でデビューしたが、第一次世界大戦時に公然と戦争批判をし、新聞・雑誌からボイコットを受ける。のちにスイスに帰化。以後の作品は、自己の内面追求、文明批評などをテーマとするようになった。ノーベル文学賞受賞。 代表作に『車輪の下』、『デミアン』、『ガラス玉演戯』など。 寺田寅彦 (テラダトラヒコ) (著) 【寺田寅彦】一八七八年~一九三五年。東京生まれの物理学者、随筆家、俳人。 物理・地球物理・気象・地震・海洋物理・応用物理学など多方面を研究した。エックス線結晶構造の研究で学士院恩賜賞受賞。また、夏目漱石に師事し、多くの写生文・科学随筆を発表した。 おもな著作に『藪柑子集(やぶこうじしゅう)』、『地球物理学』など。
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本が生まれるいちばん側で|藤原印刷
¥2,310
ライツ社 2025年 ソフトカバー 232ページ 四六変型判 縦178mm 横130mm - 内容紹介 - 本をつくる人が増えれば、きっと読む人も増える。 そう信じて、個人の本づくりに伴走し続け、 「ZINEの聖地」と呼ばれた印刷会社が長野にある。 ・表紙がダンボールでできた写真集 『隙ある風景』ケイタタ ・個人で1万部以上売っている短歌集 『100年後あなたもわたしもいない日に』土門蘭・寺田マユミ ・大学生がつくった、40ページの初めてのZINE etc… 『300年前のこと』とみたみずき あの本もこの本も、藤原印刷だったんだ! 本書は、長野県松本市にある老舗印刷会社、藤原印刷の三代目・藤原兄弟による、本づくりへの熱い想いを綴った一冊です。 かつては教科書や専門書を中心に黒子として働いていた藤原印刷が、個人の「自分で本をつくりたい」という想いに応え、伴走し続けてきた15年の軌跡。 語られるのは、出版社も書店員も本好きもまだ知らない、印刷所にしか語れない本のこと。 本づくりの常識をくつがえす自由で創造的な取り組みの数々が紹介され、読了後には「こんな本でもアリなんだ!」「わたしでも本をつくれるんだ!」と心が動かされるはずです。 だれかのためでも、売上のためでもない。自分の衝動に従ってつくる。 ――そのよろこびと可能性について、藤原兄弟が自らの言葉でまっすぐに伝えてくれる一冊です。 - 目次 - 【はじめに】 伝えたいのは「つくるよろこび」 【第1章】 本をつくるって最高だ! 【第2章】 人が本をつくる理由 【コラム1】 こんなことでも、本にしていいんだ とみたみずきさん『300年前のこと』 【第3章】 「できない」のない本づくりを実現するために 【コラム2】 DIYは、狂気を宿す ケイタタさん『隙ある風景』 【第4章】 「本をつくりたい」と思ったときに考えること 【おわりに】 本をつくることは、自由になること - 著者プロフィール - 藤原印刷 (フジワラインサツ) (著) 藤原印刷株式会社 戦後ひとりの女性タイピストがはじめた印刷会社。製造業である印刷業でホスピタリティと顧客満足を最も大切にしている。だれもやったことがない仕様に挑むことを得意とし、印刷の駆け込み寺として全国から問い合わせを集める。 印刷屋の本屋(2018)、印刷工場のオープンファクトリー「心刷祭」(2019)などのサービスを立ち上げ。2023年、個性を宿した本づくりを推進する「クラフトプレス」を宣言。今日もどこかで「つくるよろこび」をつくっている。 兄・藤原隆充(ふじはらたかみち) 藤原印刷株式会社 専務取締役 1981年東京都国立市生まれ。大学卒業後コンサルティング会社、ネット広告のベンチャー企業を経て2008年に家業へ。 弟・藤原章次(ふじはらあきつぐ) 藤原印刷株式会社 取締役東京支店長 1984年東京都国立市生まれ。大学1年時からベンチャー企業で営業としてインターンをはじめる。人材系ベンチャーの創業立ち上げメンバーとして参画し、2010年に家業へ。
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あたらしい日常、料理|藤原 奈緒
¥1,980
山と渓谷社 2025年 ソフトカバー 128ページ A5判 - 内容紹介 - 料理家・藤原奈緒さんの初の書籍! 大人気商品、ふじわらのおいしいびん詰め「納豆辣油」のレシピ初公開! 東京から北海道と千葉へ、2拠点生活を始めるまでの料理とエッセイ。 料理は、あなたのお守りになる。クタクタな日こそ調味料に頼っておいしいごはんで自分を満たそう。 いつもの家庭のごはんをより手軽に、さらにおいしくという思いを込めたびん詰め調味料を手がける、料理家・藤原さんのエッセイとレシピをまとめた初めての書籍。 「毎日違うものを作らなくていい」「残り物でおいしいごはんを」「地元の野菜に頼る」「ていねいに作るとおいしい時間が長い」など。毎日がもっと楽に、楽しく料理できるようになる知恵をお伝えする1冊です。 一人暮らしの方や毎日仕事や家事、子育てを頑張っている人、おいしいものを食べるのが好きな人。 そんな人たちに、料理をするのが楽しくなって、自分を助けてくれるごはんの話を伝えます。 - 目次 - ■内容 はじめに はる ごはん、春菊、しらす、レモン塩、焼き海苔 ――レモンとしらす、海苔のおすし ブロッコリー、しめじ、いりこ、味噌 ――ブロッコリーとしめじの味噌汁 豚ひき肉、しめじ、ねぎ、白菜、卵 ――しめじと白菜のしゅうまい キャベツ、大豆、まつたけ、かつおだし、バター ――キャベツと煎り大豆のスープ スペアリブ煮豚、干ししいたけ戻し汁、いりこだし、中華麺 ――一期一会ラーメン 鯛、かぶ、うど、高菜、かつお菜、パクチー、レモン、塩 ――鯛のスープ なつ かつお、青じそ、すりごま、ごはん ――かつおのたたき 豚ひき肉、木綿豆腐、にんにく、しょうが、納豆辣油 ――麻婆豆腐 モロヘイヤ、パクチー、バジル、豚肉、きゅうり、稲庭うどん ――モロヘイヤ/ハーブのかき揚げ かれい、しょうが、めんつゆ ――かれいの煮つけ にら、ささみ、ゴーヤ、卵、納豆辣油 ――万能にらだれ 中華麺、納豆辣油 ――納豆辣油焼きそば あき たら、にんじん、キャベツ、かぶ、トマト ――たらと残り野菜のスープカレー かぶ、ちくわ、がんも、さつま揚げ ――さっと煮おでん 小松菜、しょうが、油揚げ ――小松菜とお揚げのナンプラー炒め 豚肉、きのこ、いんげん、キャベツ ――豚肉と野菜のせいろ蒸し ごはん、梅干し、海苔 ――おむすび まぐろ、たち、つぶ、かすべ ――旬のかんきつで作るぽんず ふゆ にんじん、たまねぎドレッシング ――にんじんフリット たら、じゃがいも、かぶ、白菜、ねぎ、牛乳 ――たらと白い野菜のチャウダー にんにく、たまねぎ、いりこ、パスタ、卵 ――にんにくとたまねぎのパスタ 長芋、ゆりね、梅干し ――長芋、ゆりね、梅干しのスープ 大根、なめこ、豚肉、みつば、白菜 ――なめこおろし鍋 じゃがいも、しいたけ、しめじ、まいたけ、にんにく、バター ――じゃがいものニョッキ バターときのこのソース 【コラム1】名もなき料理をおいしくする、ふじわらのおいしいびん詰め 【コラム2】台所をパワースポットに。自分を喜ばせるごはん作り 今、これから
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台所が教えてくれたこと ようやくわかった料理のいろは|大平 一枝
¥1,980
平凡社 2025年 ソフトカバー 232ページ 四六判 - 内容紹介 - NHK「あさイチ」の「わたしの台所物語シリーズ」に出演中! 数々の台所を取材してきた著者が自身の人生を彩ってきた料理のいろはを綴るエッセイ集。 - 著者プロフィール - 大平 一枝 (オオダイラ カズエ) (著) 作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠文堂新光社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)ほか。「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、金曜エッセイ「あ、それ忘れてました(汗)」(北欧、暮らしの道具店)、「令和・かぞくの肖像」(OIL MAGAZINE)など連載多数。
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人間関係を半分降りる 増補版 気楽なつながりの作り方|鶴見 済
¥880
SOLD OUT
筑摩書房 2025年 ちくま文庫 ソフトカバー 288ページ 文庫判 - 内容紹介 - 人間は醜い。だから少し離れてつながろう! 大ベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者が、悲痛な体験から生きづらさの最終的な解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。友人、家族、恋人。人生で何より人間関係に悩んだ著者が血を流すように自らの体験を元に考え抜き、発見した、解放感のある具体的な解決策。文庫化にあたりその後の状況を増補した。 解説 鴻上尚史 カバーデザイン 鈴木千佳子 - 目次 - 文庫版まえがき まえがき 第1章 友人から一歩離れる 第2章 家族を開く 第3章 恋人をゆるめる 第4章 こうすれば気楽になれる あとがき 文庫版補足1 本を出したあとのこと 文庫版補足2 兄の問題のその後 文庫版あとがき 解説 鴻上尚史 - 著者プロフィール - 鶴見 済 (ツルミ ワタル) 1964年、東京都生まれ。東京大学文学部社会学科卒。複数の会社に勤務した後、90年代初めにフリーライターに。生きづらさの問題を追い続けてきた。精神科通院は10代から。つながりづくりの場「不適応者の居場所」を主宰。著書に『0円で生きる』『完全自殺マニュアル』『脱資本主義宣言』『人格改造マニュアル』『檻のなかのダンス』『無気力製造工場』などがある。 ブログ:鶴見済のブログ(tsurumitext.seesaa.net) X(旧Twitter):鶴見済(@wtsurumi)
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Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ | 山田 詠美(文), 今井 真実(料理)
¥2,860
左右社 2025年 ハードカバー 112ページ 四六判 - 内容紹介 - 今年でデビュー40周年を迎える小説家・山田詠美のデビュー作から2020年代の最新作までの作品に登場する料理を、人気料理家の今井真実がレシピで再現したフルカラーの贅沢な一冊。 『ベッドタイムアイズ』『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』『A2Z』『風味絶佳』『珠玉の短編』『血も涙もある』『肌馬の系譜』ほか、熱血ポンちゃんシリーズのエッセイを含む22作品分の料理を年代ごとにセレクトし、たっぷりの引用とともに紹介します。巻末には山田詠美による書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」、著作リストを収録。年代順の構成で、山田詠美クロニクルとしても楽しめます。 舌だけではない部分で、情感の味わいを知ること。人が深みを増して行くために、大事なレッスンになるだろう。そして、そのことは、本当の意味での「おいしい顔」を作る。いえ、おいしさが顔に滲み出るのである。ーー山田詠美書き下ろしエッセイ「おいしい顔って……」より
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戦前 エキセントリックウーマン列伝 | 平山 亜佐子
¥2,420
左右社 2025年 ソフトカバー 314ページ 四六判 - 内容紹介 - 〈偉業〉と〈異業〉を成し遂げた、戦前の女20人 「エキセントリック」=風変り、常識外れ、奇抜、突飛の意味。 明治、大正、昭和初期。女性にとって今よりもはるかに抑圧の多かった時代にも、自分の心の声に従って生きたエキセントリックな女たちがいた! 「個性的」という言葉すら生ぬるい女たちの生き様を、愛を込めて描く傑作ノンフィクション。 「水銀事件」で社会デビュー 丹いね子 イタリア人狙撃事件で一躍有名になった少女 深谷愛子 「千人斬り」伝説の女 松乃門三艸子 金色夜叉となった「虚飾の女」 小林孝子 美貌と才気と芸能と社交で東京を背負った女 江木欣々 男のために小指を落とした女 照葉 美貌で神童のバイオリニスト 諏訪根自子 歌に生き恋に生きた女 田中路子 男装のバンカラ陶彫家 月谷初子 世界に向かって気を吐いた女 ラグーザお玉 大陸を駆け回った「シベリヤお菊」 出上キク 芸者から尼になった無手の女 大石米子 「裸ダンサー」「学者芸者」と呼ばれた女 花園歌子 「ドーリー」と呼ばれた女 薩摩千代 「軍艦女史」と呼ばれた女 阿部銀子 「民権ばあさん」と呼ばれた女 楠瀬喜多 一皿のハヤシライスを夢見た女 林禮子 「鉄成金」と呼ばれた女中村照子 芸と神秘に憑かれた女木村駒子 モデルと弟子と愛人に挑戦する女 山田順子
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夢のうた | 左右社編集部(編)
¥2,200
左右社 2025年 ハードカバー 136ページ 四六変形判 縦169mm 横119mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 同時代の歌人100人がうたった100首の〈夢〉の短歌アンソロジー 夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょうーー穂村弘 どこから開いても〈夢〉につながる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夢の入り口、いつもみる夢、叶わなかった夢、満ち足りた夢、夢のなかの街、夢から醒めるとき……100人の歌人がうたった、わたしだけの夢のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/飯田有子/井口可奈/石川美南/伊舎堂仁/伊勢谷小枝子/伊藤紺/伊波真人/井上法子/今橋愛/上坂あゆ美/宇都宮敦/江戸雪/大田美和/大橋なぎ咲/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎まゆみ/小野田光/加賀田優子/笠木拓/加藤治郎/金田光世/椛沢知世/川谷ふじの/川野芽生/北山あさひ/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/黒瀬珂瀾/古賀たかえ/小島なお/斉藤斎藤/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹公人/佐藤弓生/菅原海春/菅原百合絵/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/染野太朗/谷川電話/谷川由里子/田村元/俵万智/千種創一/千葉聡/知花くらら/寺井奈緒美/堂園昌彦/橙田千尋/戸田響子/toron*/永井祐/永井亘/永田和宏/中村美智/中村森/ながや宏高/なべとびすこ/仁尾智/錦見映理子/野口あや子/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱田友郎/早月くら/東直子/平岡直子/藤本玲未/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/水野葵以/水原紫苑/三田三郎/睦月都/望月裕二郎/盛田志保子/安田茜/山川藍/山崎聡子/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/米川千嘉子/渡辺松男 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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雪のうた | 左右社編集部(編)
¥2,200
左右社 2025年 ハードカバー 136ページ 四六変形判 縦169mm 横119mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雪〉の短歌アンソロジー さようならが機能をしなくなりました あなたが雪であったばかりに――笹井宏之 どこから開いても〈雪〉のきらめく、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 寒さの果てにおとずれる、あたらしい雪、まばらな雪、あかるい雪、はげしい雪、しずかな雪、ふりつづく雪、溶けていく雪……100人の歌人がうたった、わたしだけの雪のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/秋月祐一/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石井僚一/石畑由紀子/伊藤紺/乾遥香/井上法子/上坂あゆ美/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/江戸雪/大辻隆弘/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/笠木拓/上篠翔/川野芽生/北辻一展/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/紀野恵/くどうれいん/栗木京子/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小池光/神野優菜/小島なお/小林朗人/佐伯紺/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐原キオ/柴田葵/島楓果/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/竹内亮/竹中優子/立花開/田中槐/谷川電話/谷川由里子/田丸まひる/田宮智美/田村穂隆/俵万智/千種創一/千葉聡/辻聡之/土井礼一郎/堂園昌彦/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井祐/永井亘/中村森/錦見映理子/西村曜/早坂類/橋爪志保/はだし/初谷むい/服部真里子/東直子/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/光森裕樹/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉田隼人/吉田恭大/渡邊新月 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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雨のうた | 左右社編集部(編)
¥2,200
左右社 2025年 ハードカバー 136ページ 四六変形判 縦169mm 横119mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈雨〉の短歌アンソロジー 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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海のうた | 左右社編集部(編)
¥2,200
左右社 2024年 ハードカバー 136ページ B6変形判 縦166mm 横120mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈海〉の短歌アンソロジー 海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている――五島諭 どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 目次 海のうた 著者紹介・出典
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花のうた | 左右社編集部
¥2,200
左右社 2025年 ハードカバー 136ページ 四六変形判 縦169mm 横119mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈花〉の短歌アンソロジー 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/くどうれいん/工藤吉生/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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松明のあかり 暗くなっていく時代の寓話 | バリー・ユアグロー, 柴田元幸(訳)
¥1,540
SOLD OUT
twililight 2025年 ソフトカバー 88ページ B6変形判 縦172mm 横105mm - 内容紹介 - アメリカ合衆国在住の作家バリー・ユアグローがトランプ政権下のアメリカに住む不安を小説に。 『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』からわずか5年。ユアグローから再び届いた「アメリカのいまを伝える」緊急文書。 「ここに収められた物語は心の、思いきっていえば魂の訴えである。」(柴田元幸) “昨年の大統領選で、本書の収録作「彼」で言及される「彼」の元とおぼしき人物が、七千万以上の国民に支持されて大統領に復帰して以来、合衆国から暗い知らせが届かない日はない。そして、七千余万の人たちのうちかなりの人数にとっては、それら暗い知らせも暗くはなく、ひょっとすると喝采すべき明るい知らせなのかもしれない、と思うと気持ちはますます暗くなる。 とはいえ、そんな吞気なことを言っていられるのも、あくまで当方は外国にいて、いまのところは直接、精神的にも物理的にも甚大な害は被っていないからだろう――いまのところは。が、暗さの渦中にいる人々は、どんな思いで生きているのか? バリー・ユアグローから届いたこれらの寓話は、そのひとつの実例を伝えてくれる“ (訳者あとがきより) -- 『松明のあかり』作者からのメッセージ 2020年、コロナ・ウィルスがニューヨークで猛威を振るっていたときに私は『ボッティチェリ』を書きました。そしていま、別の疫病のさなかに『松明のあかり』を書きました。今回は全米で猛威を振るっている政治的な疫病です。この本に収めた一連の寓話は、切羽詰まった警鐘であり、助けを求める訴えであり、自分が子供のころに移ってきた国でいま為されているさまざまな酷(むご)いことに対する苦悶の叫びです。日々押し寄せてくる、アメリカのみならず世界中を危険にさらしている暴虐、非道、噓のただなかで生きる、その痛みに満ちた経験を、これらの物語は想像力を通して綴っています。ところどころで暗いユーモアを使ってもいますが、絶望に陥らないため、ただ単に絶叫してしまわないために笑うのです。日本の読者の皆さんに、アメリカにいる私たちが、私たちの多くが、いまだ人間でいること、なんとか人間らしさを保ち、私たちの名において日々為されていることに深い恐怖を覚えていることをわかっていただければと思います。『ボッティチェリ』を素晴らしい本にしてくれたチームが、この『松明のあかり』も素晴らしい本にしてくれたことに感謝します。 バリー・ユアグロー 2025年7月20日 柴田元幸訳 -- 《感想コメント》 小川洋子さん 「民主主義の断末魔の声が響く中、まさに急送文書のように届けられた 貴重な一冊。掌にのるこの一冊が、あかりとなるよう、祈るような思いです。」 -- 佐川亜紀さん 「現在の危機の本質を鮮明に描いていて、この通りと心射抜かれる思いです。 「ここが国境だと我々が言ったらそこが国境なんだ」の時代、仲間も自分もついにミイラに! 「勝ち誇る」テックライトの旗の下、ゴミとして捨てられる運命! 事態はここまで来ていますね。 日本も同じ。」 -- 管啓次郎さん 「小さな、すごい本。内容はもちろん、出版プロジェクトとして類例なくすごい。ユアグローさんと柴田さんの友情が、歴史に対抗する。耳をかたむけよう。」 -- 高柳誠さん 「決して対岸の火事とは思えないくらい(事実此岸の火事でもあるのですが)、心底恐いですね。 存在自体(形而上も形而下も含めて)が脅かされる恐怖というか、 言い換えれば、観念的にも生理的にもじわじわとくる怖さを感じました。」 ― 早助よう子さん 「落ち込むことがあったので、こういう大きな流れにのみこまれないユアグローの蛮勇に、しみじみ励まされました。よい本ですね。「君は何をした?」がとりわけ好きです。」 - 目次 - 松明のあかり ドッキリ 国境 カット! 何か 情報 埃 揺り木馬 光沢 地図帳 ティーカップ のたうつ 彼 ゴヤ 塹壕の日々 気をつけて 飾り戸棚 危険 君は何をした? 墓 逃れる 枕の下に見つかったさまざまな政府のリスト 訳者あとがき - 著者プロフィール - バリー・ユアグロー (著) 南アフリカ生まれ、10歳のときアメリカへ移住した。 『一人の男が飛行機から飛び降りる』『たちの悪い話』 『ケータイ・ストーリーズ』(いずれも柴田元幸訳、新 潮社刊)など、詩的で白日夢のごとき超短篇で知られ る。ニューヨーク市クイーンズ区ジ ャクソン・ハイツ在住。当地での苛烈なコロナ禍の体 験が、『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』(2020年、 柴田訳で ignition gallery 刊)および『東京ゴースト・ シティ』に活かされている。 柴田元幸 (シバタモトユキ) (訳) 翻訳家・アメリカ文学研究者。1954年東京都生まれ。 ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、 スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、 レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンド ンなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、 『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイ スン & ディクスン』で日本翻訳文化賞、また2017年に 早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』 (スイッチ・パブリッシング)責任編集。
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【サイン本】群青のハイウェイをゆけ | きくち
¥1,980
hayaoki books 2025年 ソフトカバー 272ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ17mm 尾鷲市須賀利町も登場! - 内容紹介 - ときに身軽な散歩のようで、ときに切実な祈りのような、週末の旅の記録。 「うらやましい感受性と文才」「すぐれた短編小説のよう」 ブログで絶賛コメント殺到!! 謎のはてなブロガーきくち、待望の初書籍です。 2010年代から現在まで、青年期と共にあった短い旅の記録をまとめた短編集。旅行記19編とエッセイ6編を収録。装丁は吉岡秀典氏(セプテンバーカウボーイ)、装画を漫画家の森泉岳土氏が担当しています。 巻末にはカラーの写真ページも。さらに、本に登場する場所をまとめたマップ(Googleマップ)もご覧いただけます。 ▼作家 くどうれいんさん、phaさん推薦!! 「わたしがひとつの街だったなら、きくちさんのような旅人の眼差しを心待ちにすると思う」(くどうれいんさん/作家) 「やっぱり旅に出ないといけない。じっとしていると人生に飲み込まれて、何もわからなくなってしまうから」(phaさん/作家) ///以下、本文より/// 真鶴は、駅から海まで緩やかな下り坂が続いている。小さな港があり、美味しい鮮魚が居酒屋で楽しめる。適度な間隔で家並みが続き、夜になればぽつりぽつりと街灯がともり、港も暖色の明かりがこぼれている。波止場に腰かけて酒を飲もうものなら、それはもうとても素晴らしいことのように思えるのだ。(神奈川県・真鶴町) * ソウルはしとしとと寂し気に雨が降っており、日本の梅雨に似た雨雲が一面を覆っていた。韓国人と日本人の7月の心象風景は似たようなものなのかもしれない。もしかしたら北朝鮮人もそうなのだろうか。(韓国・ソウル) * 「僕たち、いつまでこんなことできるんでしょうね」と加藤が言った。 僕は「別に一泊二日で出かけるくらい、いつでもできるでしょ」と答えた。心の中では同じように、うっすらと喪失感のようなものを感じていた。30代になると、油断をするとすぐ、失われるものへの感傷が忍びこんでくるのだ。(ベトナム・ホーチミン) * すっと家を出て、ちょっと寝てる間に盛岡に着き、焼肉・冷麺ができたのだから、海に行かなくても今年の夏はこれで十分だと思った。(岩手県・盛岡市) * 今日どこに泊まるのかも決めていない。とりあえず適当に南下を続けているわけだが、天気さえよければ、うまい弁当を食べ適当に走っていくのも悪くないものである。(福島県・浜通り) * 突然、アジフライが食べたいなと思った。しかも、その辺のアジフライということではなく、とびきり美味しいやつがいいなあと思った。そういうことがときどきある。(千葉県・木更津市) /// 目次 秋風の速度はどれくらい。静かで小さな真鶴の夜(神奈川県・真鶴町) 2014年、香港。雨傘が揺れる街(香港) 戦後日本の傑作カクテル”雪国”を生んだバーテンダーの酒を飲みに、酒田のバー「ケルン」へ(山形県・酒田市) 日本最北、酒田のキャバレー白ばらのママは言った「あなたがおむつをはいていた頃にはね」(山形県・酒田市) 【エッセイ】大学入学の春、初めて学んだのはケンカのコツだった 青森の霊場恐山へ。イタコに口寄せられし祖父に会う(青森県・恐山) 【エッセイ】本当の夜の真っ暗 埼玉県の“さいたま”の起源を探しに真夜中の埼玉へ(埼玉県・行田市) 天変地異をおさめるために、埼玉の隠れ名物なまずを食べに行く(埼玉県・吉川市) 【エッセイ】坂と酒の街、神楽坂で過ごしたうたかたの日々 ソウルで平壌式冷麺を食べ、北朝鮮を見にイムジン河へ行く(韓国・ソウル) 三重縦断の旅、スーパーの明かりは僕たちを照らす(三重県・須賀利町) 【エッセイ】野良トイレットペーパー売り ホーチミンへ。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理カオラウとは(ベトナム・ホーチミン) カイコー・タケシ・マティーニで夜は更けて(ベトナム・ホーチミン) 【エッセイ】じゃあね、東京 チャオプラヤ川で溺れませんように(タイ・バンコク) 雨の盛岡。一人焼肉からの冷麺で夏は終了(岩手県・盛岡市) 福島県浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかに食べる(福島県・浜通り) 千葉、奇跡のアジフライを探す旅(千葉県・木更津市、館山市) 武者小路実篤が作った社会主義っぽい村落共同体へ行く(埼玉県・毛呂山町) 青森とかいう寂しい街(青森県・青森市) 【エッセイ】恒星と惑星 結婚式前夜、香川のディスコで、クイーンとステップを(香川県・高松市) 2025年、香港の銀河のひかり(香港、深圳) - 著者プロフィール - きくち (キクチ) (著) 1991年生まれ。埼玉県在住の会社員。2016年よりブログ『今夜はいやほい』で、夜中にこっそり出かけたりひそひそ酒を飲んだりした遊びの記録を綴る。「ほぼ日通信WEEKLY」「SUUMOタウン」などさまざまなメディアでエッセイを執筆。X(Twitter):@zebra_stripe_
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作家と山 | 平凡社編集部
¥2,200
平凡社 2025年 ソフトカバー 304ページ B6変型判 - 内容紹介 - 大好評の「作家と〇〇」シリーズ、最新刊は山。昔の文豪から当代一のベストセラー作家まで、みんな山にハマっていた! 登山の楽しみを描いたエッセイ、詩などを収録。 【収録作品(掲載順)】 なだれ 井伏鱒二 1 日本アルプス 槍ケ岳紀行 芥川龍之介 涸沢の岩小屋のある夜のこと 大島亮吉 霊気 豊島与志雄 案内人風景 百瀬慎太郎 三俣蓮華岳への思い 辻邦生 白馬連峰──山という別世界の花 池澤夏樹 奥穂と校了 若菜晃子 南アルプス 吉田博 駒鳥の谷 野尻抱影 真夏の急登 沢野ひとし 2 さまざまな山旅 雪中富士登山記 小島烏水 「山上湖へ」より 若山牧水 霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ 徳田秋声 八ガ岳に追いかえされる 梅崎春生 稜線を泳ぐ 南木佳士 十勝の朝 中谷宇吉郎 英彦山に登る 杉田久女 阿蘇外輪 小杉放庵 山小屋の一夜 畦地梅太郎 山と温泉 小林百合子 『崩れ』より 幸田文 水源へ 安岡章太郎 尾ノ沼谷 志水哲也 最高の登山 石川直樹 ウェストンの初登攀をたどる 服部文祥 ? 山へのあこがれ、山の愉しみ 筑波 岩本素白 富士山頂から東京を見る 新田次郎 漫談・火山を割く 牧野富太郎 雷鳥尾行記 田淵行男 山のコドモ 岡本かの子 低山登山は楽しい 安西水丸 クルコノシェ山地から 出久根育 コツコツ地道に 本上まなみ 3 山の哲学 山に登る 萩原朔太郎 凹面谷 串田孫一 霧とサルオガセ 北杜夫 初登山に寄す 今西錦司 山は如何に私に影響しつつあるか 田部重治 山の魅力 木暮理太郎 登山家という言葉 深田久弥 登山趣味 正宗白鳥 「登山好き」が思うこと 湊かなえ なぜ登るのか 小手鞠るい 山へ入る日・山を出る日 石川欣一
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ただいま装幀中|クラフト・エヴィング商會
¥1,100
筑摩書房 2025年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 192ページ 新書判 - 内容紹介 - 二人でデザインすることは、こんなにも楽しい! リボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように、ちくまプリマー新書の装幀を続けて20年、500冊。 アイディアは台所のテーブルで生まれる。パソコンは二人で一台。 「ノイズ」や「ほつれ」こそが魅力。愛は必需品――。 二人組創作ユニット「クラフト・エヴィング商會」が語る、装幀という仕事。 ちくまプリマー新書500巻記念! - 目次 - 1 本は平面でありながら立体でもある ――どうして装幀の仕事をすることになったか 2 つかず離れずというのがちょうどいいんです ――どんなふうに二人でデザインをしているか プリマー新書*装幀セレクション 3 リボンをかけた小箱をプレゼントするように ――「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」 4 「何もしない」っていうのは、どうでしょう ――「過程」があってこその「結果」なんです 「あとがき」の代わりに - 著者プロフィール - クラフト・エヴィング商會 (クラフトエヴィングショウカイ) (著) 吉田浩美と吉田篤弘による制作ユニット。著書に『ないもの、あります』(2025年本屋大賞「超発掘本!」)『クラウド・コレクター雲をつかむような話』『すぐそこの遠い場所』『おかしな本棚』がある。吉田浩美の著作として『a piece of cake』、吉田篤弘の著作として、『月とコーヒー』『おやすみ、東京』『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『遠くの街に犬の吠える』『雲と鉛筆』など。著作の他に装幀の仕事を数多く手がけ、2001年、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞している。ちくまプリマー新書の装幀を創刊より担当。
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カラダは私の何なんだ?|王谷 晶
¥891
河出書房新社 2023年 河出文庫 ソフトカバー 192ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ10mm - 内容紹介 - 私は私を全肯定! 髪は美しく、カラダはほっそり、爪は短くキレイに、子供は早く産んで……女のカラダにかけられた呪いを解く爆走エッセイ『どうせカラダが目当てでしょ』を改題。文庫版書き下ろし収録。 - 著者プロフィール - 王谷 晶 (オウタニ アキラ) (著) 1981年東京都生まれ。著書に、『ババヤガの夜』、小説集『完璧じゃない、あたしたち』など。