-
図書館を建てる、図書館で暮らす 本のための家づくり | 橋本 麻里, 山本 貴光
¥3,630
新潮社 2024年 ハードカバー 240ページ A5判 縦216mm 横154mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 図書館に住みたい! 2019年末に建ちあがった、膨大な蔵書を収める家〈森の図書館〉。2人の施主が、普請のプロセスや、そこで過ごすなかで考えたことをつづり、デジタルだけでは実現できない、「本のある空間」の効用をさぐる。書架の写真はもちろん、建築家の寄稿や図面類も多数収録。蔵書と家と人との関係をめぐる実践的ドキュメント。
-
パピルスのなかの永遠 書物の歴史の物語 | イレネ・バジェホ, 見田 悠子(翻訳)
¥5,280
作品社 2023年 ちくま学芸文庫 ソフトカバー 552ページ 四六判 - 内容紹介 - ★第57回造本装幀コンクール審査員奨励賞受賞 世界100万部の大ベストセラー スペインでもっとも著名な作家のひとりである著者が贈る、書物の歴史のはじまりを綴った、壮大な一冊。 「今日の読者が来世にあるときもなお、この本は読み継がれゆくだろうという、絶対的な確信がある」――マリオ・バルガス=リョサ 「書物の発明は破壊に対する私たちの粘り強い戦いにおける、最大の偉業かもしれない」(本書より) 約三千年以上にわたる書物の歴史の黎明期にスポットを当て、口承から、巻物、冊子本(コデックス)に至るまでの書物とそれを受け継いできた人々の足跡、図書館の誕生やアルファベットによる革命、読書、書店など、本にまつわる事象をたどる。アリストパネスと喜劇作家に対する司法手続き、サッポーと文学における女性の声、ティトゥス・リウィウスとファン現象、セネカとポスト真実など、現代の社会現象や文学作品、映画にも言及しながら、エッセイの形式で書物の激動の旅が描かれる世界的ベストセラー。 本をつくり、受け継ぎ、守るために戦う――。 目次 プロローグ 第一部 未来に思いを馳せるギリシア 快楽と書物の都市 アレクサンドロス―あきたらぬ世界 マケドニアの友 深淵の縁の均衡――アレクサンドリアの大図書館とムセイオン 炎と暗渠の物語 書物の皮膚 探偵の任務 ホメロス、それは謎と衰退 失われた声の世界――こだまする音のタペストリー アルファベットの穏やかな革命 雲間からとどく声、定まらぬ空もよう 影の読み方を学ぶこと 反抗的な言葉の勝利 最初の書物 移動書店 文化という信仰 驚くべき記憶力の男と前衛派の女性グループ 物語の織り子たち 私の物語を語るのは他者 笑いのドラマとゴミ捨て場の恩恵 言葉との情熱的な関係 書物の毒。書物の儚さ アレクサンドリアの大図書館の三度の崩壊 救命ボートと黒い蝶 こうして私たちはこれほど奇妙ないきものとなった 第二部 ローマの街道 悪名高い都市 敗北の文学 奴隷化の見えない境界線 最初は木だった 貧しい著者、裕福な読者 うら若い一族 書店員――危険な仕事 ページのある書物の揺籃期と成功 湯の宮殿の公共図書館 二人のスペイン人――最初の熱狂者(ファン)と最初の熟練作家 ヘルクラネウム――破壊による保存 検閲と戦うオウィディウス 甘い惰性 書物の内側への旅路と名づけかた 古典(クラシック)とはなにか 正典(カノン)――水生植物の物語 女性の声の断片 永遠のものと信じられていたものは儚かった あえて記憶にとどめること エピローグ――忘れ去られた者たち、名もない者たち 謝辞 訳者あとがき 参考文献 註 索引 - 著者プロフィール - イレネ・バジェホ (イレネ バジェホ) (著/文) (Irene Vallejo)1979年、スペインのアラゴン州サラゴサに生まれる。サラゴサ大学とフィレンツェ大学で古典文献学の博士号を取得。『エル・パイス』紙や『エラルド・デ・アラゴン』紙などでコラムを担当。小説、児童書、コラム集も出版されている。『パピルスのなかの永遠』(2019)は、世界100万部の大ベストセラーとなっている。本屋大賞ノンフィクション部門(2020)、国内最高峰の文学賞であるスペインエッセイ賞(2020)ほか多数を受賞。 見田 悠子 (ミタ ユウコ) (翻訳) (みた・ゆうこ)ラテンアメリカ文学研究者、大学講師。専門はガルシア=マルケス。論文・論考に、「黄金郷の孤独」(『れにくさ』現代文芸論研究室、2013)、「いくつもの世界のひしめく文学」(『ユリイカ』青土社、2014)、「『眠れる森の美女』以降のガルシア゠マルケス」(『〈転生〉する川端康成』文学通信、2022)ほか。訳書に、ジョシュ『バイクとユニコーン』(東宣出版)、サマンタ・シュウェブリン『七つのからっぽな家』(河出書房新社)ほかがある。
-
ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ | 谷頭 和希
¥1,980
青弓社 2023年 ソフトカバー 248ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 1990年代以降の「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす、これまでにない文化論。 - 目次 - プロローグ――ブックオフで神隠しに遭う 序 章 いまこそ、ブックオフを考えよう 第1章 「かたる」――ブックオフはどう語られてきたのか 第2章 「めぐる」――ブックオフから都市を眺めて 第3章 「あそぶ」――ブックオフは原っぱだ! 第4章 「つくる」――ブックオフ文化人たちのこと 終 章 「つながる」――ブックオフが生み出す「公共性」とは 参考文献・ウェブサイト 初出一覧 あとがき 版元から一言 ブックオフから考える。 社会と都市と文化の「つながり」を。 日本全国に約800店舗を構えるブックオフは、多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている。しかしこのような「当たり前」の存在になるまでは、ブックオフをめぐりさまざまな議論が繰り広げられてきた。あるときは出版業界の革命家として、またあるときは破壊者として、そしてまたあるときは新たなサブカル文化の創造者として……。 本書は、ブックオフが誕生した1990年代からのさまざまな「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、そして現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす。 ブックオフはどう語られてきたのか。またその語りに潜むノスタルジーとは。 チェーン店であるブックオフが都市にもたらしたある種の「豊かさ」とは。 ブックオフで「偶然」出合う本の面白さとは。 ブックオフから生まれた音楽、カルチャーとは。なぜアーティストはブックオフからの影響を語るのか。 ブックオフが生み出す公共性とは。「文化のインフラ」の内実とは何か。 チェーンストア論やテーマパーク論で注目を集める新進気鋭の著者が、出版史、都市論、建築論、社会学、政治学、路上観察学など多様な分野の知見を駆使して書き上げたいままでにないブックオフ文化論。 - 著者プロフィール - 谷頭 和希 (タニガシラ カズキ) (著) ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語っている。「東洋経済オンライン」「Web Across」などで連載を執筆、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。2022年に初の単著『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)を上梓。
-
古本屋タンポポのあけくれ | 片岡 千歳
¥2,860
夏葉社 2023年 ハードカバー 317ページ 四六判 - 内容紹介 - 詩を愛する夫婦がはじめた小さな古書店「タンポポ書店」。その愛おしい日々を綴った随筆集を約20年ぶりに復刊。 - 目次 - タンポポ通り 出久根達郎氏のこと 古書店 上 創業のころ 上 出会い 上 伊丹文庫 恩師 愛読書 ばんちゃん 昔話 「タンポポ」のタンポポ 映画『雲がちぎれる時』 万引の話 来客名簿 署名本 出張販売 夫の病気 紫陽花の思い出 「スニーカーのうた」 本の山〔ほか〕 - 著者等紹介 - 片岡千歳[カタオカチトセ] 1935年、山形県堀内村(現、舟形町)生まれ。63年に夫・片岡幹雄とともに高知県高知市で古書店「タンポポ書店」を開店。同店は2004年に閉店するまで多くの人に親しまれた。2008年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
翔ぶ女たち | 小川 公代
¥1,760
講談社 2024年 ソフトカバー 224ページ 四六判 - 内容紹介 - 明治から昭和にかけて活躍した小説家・野上弥生子。 語学力や教養やケア実践を、彼女はその先駆的な仕事にどう活かしたのか。 「ケア」をテーマに研究を続けてきた英文学者の「私」が弥生子の人生に惹かれた理由とは。 文学、映画、アニメ、音楽……現代の表現者たちの言葉をつなげて語る斬新な評論。 ロングセラー『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』著者の最新作。 【目次】 1章 言葉の森を育てた女たち――松田青子と野上弥生子 2章『エブエブ』と文学のエンパワメント――辻村深月と野上弥生子 3章 魔女たちのエンパワメント――『テンペスト』から『水星の魔女』まで 4章 ザ・グレート・ウォー――女たちの語りに耳をすます - 著者プロフィール - 小川 公代 (オガワ キミヨ) (著/文) 1972年和歌山生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史。著書に、『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』(ともに講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)、『ゴシックと身体ーー想像力と解放の英文学』(松柏社)、『文学とアダプテーション――ヨーロッパの文化的変容』『文学とアダプテーション2――ヨーロッパの古典を読む』(ともに共編著、春風社)、『ジェイン・オースティン研究の今』(共著、彩流社)、訳書に『エアスイミング』(シャーロット・ジョーンズ著、幻戯書房)、『肥満男子の身体表象』(共訳、サンダー・L・ギルマン著、法政大学出版局)などがある。
-
本に出会ってしまった。私の世界を変えた一冊
¥2,090
株式会社Pヴァイン 2024年 ele-king books ソフトカバー 240ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 読む人の数だけ物語がある。 人生を揺さぶる「読書という体験」とは。 20人の表現者が描く、本にまつわる濃厚なエッセイを収録。 永井玲衣 スズキナオ 川内有緒 牧野伊三夫 島田潤一郎 磯部涼 古賀及子 大平一枝 今井真実 鳥羽和久 五所純子 後藤護 岡崎武志 浅生ハルミン 森岡督行 嵯峨景子 野中モモ 前田エマ かげはら史帆 星野概念
-
長い読書 | 島田 潤一郎
¥2,530
みすず書房 2024年 ハードカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」 目次 本を読むまで 本を読むまで 大きな書棚から 家に帰れば 『追憶のハイウェイ61』 バーンズ・コレクション 江古田の思い出 遠藤書店と大河堂書店 大学生 『風の歌を聴け』 本を読むコツ 文芸研究会 Iさん すべての些細な事柄 「アリー、僕の身体を消さないでくれよ」 大学の教室で 本と仕事 『言葉と物』 『なしくずしの死』 『ユリシーズ』がもたらすもの 沖縄の詩人 リフィ川、サハラ砂漠 遠くの友人たち 『魔の山』 H君 団地と雑誌 本づくりを商売にするということ 「ちいさこべえ」と「ちいさこべ」 アルバイトの秋くん 本と家族 リーダブルということ 『アンネの日記』 『彼女は頭が悪いから』 子どもたちの世界 宿題 ピカピカの息子 声 そば屋さん 山の上の家のまわり 長い読書 - 著者プロフィール - 島田潤一郎 (シマダジュンイチロウ) (著/文) (しまだ・じゅんいちろう) 1976年高知県生まれ、東京育ち。日本大学商学部会計学科卒業。アルバイトや派遣社員をしながら小説家を目指す。2009年、出版社「夏葉社」をひとりで設立。「何度も、読み返される本を。」という理念のもと、文学を中心とした出版活動を行う。著書に『あしたから出版社』(ちくま文庫 2022)、『古くてあたらしい仕事』(新潮文庫 2024、近刊)、『90年代の若者たち』(岬書店 2019)、『本屋さんしか行きたいとこがない』(同 2020)、『父と子の絆』(アルテスパブリッシング 2020)、『電車のなかで本を読む』(青春出版社 2023)がある。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
-
現代思想2024年6月臨時増刊号 現代思想+ 15歳からのブックガイド
¥1,980
青土社 2024年 ソフトカバー - 内容紹介 - 考えることを人生にプラスする 時代もジャンルも問わず、専門家が選びぬいた一冊を集め、これからを生きる人たちに向けて送る珠玉のブックガイド。表面的なわかりやすさに流されることなく、しかし平易に綴られた文章は、たんに読者に一冊の概要を知らせるのではなく、その書物の向こうに広がる知の宇宙へと読者が旅立つためのスタート地点の役割を果たしてくれるだろう。 line2.gif 【目次】 現代思想+ 15歳からのブックガイド 医療 マクニール『疫病と世界史』 文系・理系の枠をこえて楽しめる歴史書 / 美馬達哉 歴史 手塚治虫『アドルフに告ぐ』 「歴史意識」を学ぶということ / 小野寺拓也 政治 マキャヴェリ『君主論』 一度しか生きられない人間はこの世に何を賭けるべきか / 重田園江 思想 加藤典洋『敗戦後論』 「ねじれ」と「よごれ」を生きる / 岩内章太郎 法 リップシュタット『否定と肯定』 悪しき両論併記に堕しないために / 木村草太 多様性 田中宏『在日外国人』 多様性を当たり前のものにするために / 朴沙羅 フェミニズム リッチ『世界の半分、女子アクティビストになる』 立ち上がり、声をあげるときに知っておくべきこと / 北村紗衣 コミュニケーション イプセン『人形の家』 支配するコミュニケーション / 三木那由他 家族 宇佐見りん『くるまの娘』 ありきたりの定義に抵抗し続ける / 信田さよ子 心 木村敏『異常の構造』 「ふつう」の手前から考える / 松本卓也 傷 ハーマン『心的外傷と回復』 あなたの灯火になる言葉 / 岩川ありさ 哲学 西田幾多郎『善の研究』 蒼龍の宝珠 / 浅沼光樹 宗教 石牟礼道子『椿の海の記』 現代の孤独に響く宗教と民衆文化 / 島薗進 文学 ウォーカー『カラーパープル』 暴力に抗うための手紙の連鎖 / ハーン小路恭子 環境 幸田文『木』 ちがう時間を生きるものへの共感 / 青田麻未 占い カーネマン『ファスト&スロー』 もしあなたが、占いを仕事にしようと思うなら。 / 石井ゆかり 科学 池谷裕二『進化しすぎた脳』 脳の特性を知れば、あなたの能力は大躍進 / 小川眞里子 数学 アティヤ『数学とは何か』 アルスとテクネの交叉点 / 丸山善宏 宇宙 小松左京『果しなき流れの果に』 時空を超えた物語と科学革命のめくるめく熱 / 井田茂 自然 辻まこと『あてのない絵はがき』 山の声、人のしるし / 石井美保 AI チャン『あなたの人生の物語』 AIが支配するかもしれない世界で、なんのために生きるのか / 松井哲也 言語 オースティン『言語と行為』 あなたはまだオースティン以前の言語観を生きているのか / 和泉悠 芸術 ビショップ『ラディカル・ミュゼオロジー』 美術館から「現代」を再考する / 小田原のどか 建築 坂牛卓『教養としての建築入門』 雑種的な分解を読み解く / 五十嵐太郎 ファッション バーバー『女の仕事』 「見えない」歴史から衣服をたどる / 平芳裕子 食 白尾悠『サード・キッチン』 多文化社会をつなぐ食 / 阿古真理 仕事 アレント『人間の条件』 仕事することと労働すること / 百木漠 経済 河邑厚徳+グループ現代『負債論・エンデの遺言・貨幣の思想史』 社会を変えるお金 / 小川さやか 身体 ブルデュー『ディスタンクシオン』 身体の社会性 / 石岡丈昇 抵抗 ツァラ『ムッシュー・アンチピリンの宣言』 ダダのほうへ、おもむろに / 森元斎 古典 藤井貞和『古典の読み方』 現代社会で古典を読むということ / 青島麻子 未来 バトラー『キンドレッド』 異なる存在(あるいは異ならない存在)と向き合うタイムスリップ / 宮本道人
-
古本大全 | 岡崎 武志
¥1,100
筑摩書房 2024年 ちくま文庫 ソフトカバー 432ページ 文庫判 - 内容紹介 - 古本ライター、書評家として四半世紀分の古本仕事の集大成。書籍未収録原稿や書き下ろしも多数収録したベスト・オブ・古本エッセイ集。 - 著者プロフィール - 岡崎 武志 (オカザキ タケシ) (本文) 1957年大阪府生まれ。立命館大学卒業後、高校の国語講師を経て上京。出版社勤務の後、フリーライターとなる。書評を中心に各紙誌に執筆。「文庫王」「均一小僧」「神保町ライター」などの異名でも知られる。『女子の古本屋』『古本で見る昭和の生活』(筑摩書房)、『これからはソファーに寝ころんで』(春陽堂書店)、『人と会う力』(新講社)、『読書の腕前』『蔵書の苦しみ』 (光文社)、『古本道入門』(中公文庫)、『憧れの住む東京へ』(本の雑誌社)など多数。
-
本のある空間採集 : 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法 | 政木 哲也
¥2,750
※トンガ坂文庫もご掲載いただいております!! 学芸出版社 2023年 ソフトカバー 192ページ A5判 - 内容紹介 - ---書店観察の新しいかたちがここに。--- 永江朗さん推薦!全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、空間を実測・図解した一冊。オルタナティブな小拠点に凝縮された、店主の創意工夫、地方や都市の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。 目次 はじめに ○東北・関東甲信越 青森県 まわりみち文庫|飲み屋小路にひっそりと積まれた木箱書架 新潟県 今時書店|現役高校生がデザインした書籍との対話空間 宮城県 book cafe 火星の庭|ひとりでいる人に寄り添う、都市のシェルター的本棚 栃木県 BOOK FOREST 森百貨店|地元の子どもと世界をつなぐ絵本のブックツリー 群馬県 REBEL BOOKS|デザイナー店主がつくりあげたブルーグレーのローカル基地 東京都 気流舎|2間角のシュタイナー建築はカウンターカルチャーの聖地 東京都 Readin’ Writin’ BOOKSTORE|40㎡の巨大壁面書架を見下ろすまちの奥座敷 東京都 Title|本が主となった民家の9m書架&隠れ家カフェ 東京都 COW BOOKS|ステンレスの内装の中で熟成された古書のある居場所 長野県 栞日|書物が発するメッセージを拡声させるアップサイクル書架 長野県 遊歴書房|門前町の一角で時空を超える、世界地図を体現したギャラリー型書架 *Column1 2時間1本勝負の「実測」 ○北陸・東海・近畿 富山県 ひらすま書房|旧郵便局のタイムレスな空間が引き寄せる古書と人の縁 石川県 オヨヨ書林 新竪町店|ぼんやりのんびり本を探せる大うなぎの寝床 石川県 石引パブリック|美大生たちの目を奪う巨大書架のビジュアルブック 静岡県 ひみつの本屋|私的に本と出会う、元映画館のチケットブース 静岡県 みんなの図書館さんかく|一箱本棚でつくる駅前商店街の溜まり場 静岡県 フェイヴァリットブックスL|友だちの家に擬態した本好きの楽園 愛知県 TOUTEN BOOKSTORE|カフェバーカウンターは奥に伸びる書架への入口 三重県 トンガ坂文庫|漁村でつくりあげた本のある暮らしとポップな異世界 三重県 USED BOOK BOX|内法80㎝四方の極小図書館 大阪府 toi books|都会の5坪空間に光る54のインデックス棚 大阪府 居留守文庫|増殖しつづける木箱で埋め尽くされた本の迷宮 大阪府 LVDB BOOKS|長屋を貫く鋼管足場書架と静けさをまとう書物たち 京都府 誠光社|6枚の袖壁がつくるほどよい没入感 京都府 ba hutte.|極薄敷地から通りに滲み出す超私的選書空間 奈良県 とほん|商店街に新風を吹き込む軽やかな角材ストラクチャー 奈良県 人文系私設図書館ルチャ・リブロ|辺境でこそ出会える1冊が待つ、山中の開架閲覧室 和歌山県 本屋プラグ|椅子も机も書架になる、自由奔放な居心地 *Column2 「作図」は孤独な作業 ○中国・四国 岡山県 蟲文庫|美観地区の古民家で交錯する店主の世界と本の世界 岡山県 451BOOKS|シンボリックな螺旋階段で巡る書架のキューブ 広島県 弐拾dB|深夜の元医院建築で本に没入する催眠的読書体験 広島県 READAN DEAT|レトロビルの佇まいを再編集した3つの小空間 鳥取県 汽水空港|セルフビルドで変化しつづける湖畔の書店小屋 島根県 artos Book Store|もの・人・音楽を本でつなぐ交易空間の配置計画 山口県 ロバの本屋|バイタリティとユーモアで山奥の元牛舎をセルフリノベ 香川県 本屋ルヌガンガ|大階段から棚板まで、本と目が合う一瞬を設計する 香川県 へちま文庫|本を引き立てる家具と読みたくなる風景 愛媛県 書房ドミンゴ|駄菓子屋的な距離感で近所の子どもの好奇心をかきたてる *Column3 本のある空間とまちの関係 ○九州・沖縄 福岡県 MINOU BOOKS|本との出会いを誘発する賑やかな窓際書架 福岡県 ナツメ書店|元時計店の意匠と呼応する精緻な配架計画 熊本県 橙書店|ひしめく本と人との遭遇を静かに見守るカウンター 鹿児島県 古書リゼット|ビルの共用部を書店空間とした本箱のパッサージュ 沖縄県 市場の古本屋 ウララ|つい足を止めてしまう、通りにはみ出た個性派本棚 全国 BOOK TRUCK|フェスから団地まで、出会いを詰め込んで走る移動書店 *Column4 予定調和ではない本との出会い 店舗情報 おわりに
-
ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場|関口 竜平
¥1,870
大月書店 2023年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - たった一人で独立書店を立ち上げ、反差別をかかげた果敢な発言でも注目される「本屋lighthouse」の若き店主による単著。知への信頼が揺らぐ時代に、誰もが生きられる空間をつくるための実践と思考の書。 [目次] はじめに 1 本屋になるまでの話 2 メディア/クリエイターとしての本屋 3 ひとりの人間としての本屋 4 本屋にとっての反ヘイト・反差別とは 5 差別は道徳では解決しない 6 出版業界もまた差別/支配構造の中にある 7 セーファースペースとしての本屋 8 教室としての本屋 9 ユートピアとしての本屋 おわりに
-
台湾書店百年の物語 書店から見える台湾 | 台湾独立書店文化協会, 郭雅暉(翻訳), 永井一広(翻訳)
¥2,420
エイチアンドエスカンパニー 2022年 ソフトカバー 256ページ A5変型判 縦210mm 横135mm - 内容紹介 - 書店と社会は相互に影響し合いながら変化していく。一九〇〇年代から二〇〇〇年代まで。各年代の代表的な書店から描く台湾文化の百年史。 「現在のわたしたちにとって、将来どのような書店が出現するかを予想するのは難しいことだろう。しかし今まで存在していた、あるいは今でも存在している書店を歴史的な観点から眺めることで、書店、特に実店舗の書店が社会にどのような影響を与えているのか、私たちも読者も更に詳しく知ることができるはずだ。 そして書店、特に独立書店は本の販売以外に、この社会にどんなものを創造できるのかについても!」(本文より) 第一篇 日本統治時代の書店 一 近代的書店の黎明期 新高堂 瑞成書局 蘭記書局 二、文化協会時代(一九二〇年代) 文化書局、国際書局 中央書局 興文齋 三、飛躍する時代の書店(一九三〇年代) 鴻儒堂 大陸書店 日光堂(三民書局) 【地方書店漫遊一、高雄の独立書店についての思い出】 第二編 言論統制の時代 一、百万民族大移動の哀歌(一九四〇年代) 世界書局、商務印書館、正中書局、中華書局 大同書局 牯嶺街の露店古本屋 二、ゆっくり歩き出す時代(一九五〇年代) 三民書局 南方書局 周夢蝶の露店 三、海賊版王国となってしまった時代(一九六〇年代) 敦煌書局 文星書店 長榮書局(志文出版社) 【地方書店漫遊二、風が吹く軒で書物を広げて読めば、古き道が私の顔を照らしてくれる。台南中正路商圏書店系図】 第三篇 書籍業界が飛躍する時代 一、書籍業界の盛んな年代(一九七〇年代) 遠景出版社(飛頁書餐廳) 南天書局 書林書店 二、百花繚乱の日々(一九七〇年代) 重慶南路の書店街 山民書局(豐原三民書局) 光華商場の古本屋 三、消費時代の到来(一九八〇年代~) 金石堂文化廣場とその他のチェーン店 誠品書店 瓊林書苑、古今集成、讀書人文化廣場、田納西書店 【地方書店漫遊三、書店散歩 台南篇】 【地方書店漫遊四、書店散歩 嘉義篇】 第四篇 独立の声 一、独立書店の芽生え(一九八〇年代) 唐山書店 明目書社、結構群 水木書苑 二、自分の声を上げる時代(一九九〇年代) 女書店 晶晶書庫 洪雅書房 三、台湾に根を下ろす書店たち (一九九〇年代) 台灣e店、台灣本土文化書局 春成書店 天母書廬 【地方書店漫遊五、「じっとしていられない奴ら」 私の宜蘭書店考察ノート】 第五篇 書店における転換期 一、インターネット時代の到来(二〇〇〇年代) 舊香居 草祭二手書店 時光二手書店 二、独立書店の新生(二〇〇〇年代) 小小書房 有河book 凱風卡瑪兒童書店 三、捨てられぬ理想(二〇〇〇年代) 東海書苑 闊葉林書店 「草葉集」から「註書店」 【地方書店漫遊六、重慶南路書店街について 私の一風変わった独立書店の経験と夢】 郭雅暉 (カクマサキ) (翻訳) 台湾・彰化生まれ。 国立台湾師範大学・関西学院大学卒業。 現在、日本在住・会社員 永井一広 (ナガイカズヒロ) (翻訳) フォルモサ書院店主 大阪市生まれ。 会社員を経て、2018年に古書店「フォルモサ書院」を開業。台湾渡航歴多数。 著書に『台湾滞在紀行~心の中の遠い故郷~』(フォルモサ書院、2021)
-
本が語ること、語らせること | 青木海青子, 青木真兵
¥1,870
SOLD OUT
夕書房 2022年 ソフトカバー 184ページ 四六変型判 縦170mm 横120mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 本を真ん中にすると、自然と心が開放されていく。 本に助けられてきた司書が語る、本と図書館と人生のはなし 奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて6年。夫・青木真兵とともに、山村にひっそりたたずむこの図書館を運営してきた司書・青木海青子による、初めてのエッセイ集です。 人と接するのが苦手で、本という「窓」を持つことで心に明かりを灯してきた著者が、自らの本棚を開放することで気づいたのは、「図書館」の本質的な効用でした。 本棚を前に、まるで鎧を脱ぐようにぽつりぽつりと悩みを打ち明け始める人、お互いの新たな面を発見する友人同士、世界とつながる感覚を得る人……。金銭の介在しない「彼岸の図書館」で静かに生まれる知と心の不思議な循環は、読むということ、本がそこにあることの新たな可能性を示唆しています。 エッセイの間には、ルチャ・リブロで日々行われている独自のレファレンスサービスの延長として、身近な人から寄せられた悩みに3冊の本で答えた8つの記録[司書席での対話]を収録。 本好きな人にはもちろん、日々の生活に頑張りすぎている人にもそっと手渡したい、気持ちがほぐれる優しい一冊です。 私はルチャ・リブロを開けることを通じて、「閉じた世界に窓をつくろうとしている」のかもしれません。つくろうとしているのは、自分自身のためだけでなく、みんなで一緒に外を眺められる広くて大きな窓です。(本書より) 目次 はじめに お元気でしたか 窓を待つ 司書席での対話1 コロナ禍でリアル会議、どうする? 「公」を作る 司書席での対話2 「婚活」を始めたけれど 謎のおかえし 待つのが好き 司書席での対話3 働かない夫となぜ暮らしているのか 自助を助ける 他者を知る仕組みとしての図書館 怪獣の名づけと 司書席での対話4 自分を語る言葉が見つからない 本が語ること、語らせること 本に助けられた話1 二冊の絵本 本に助けられた話2 「わたしは疲れてへとへとだ。一つの望みも残っていない」 司書席での対話5 「趣味」と言われて 蔵書構築の森 言葉の海に、潜る、浮かぶ 司書席での対話6 評価って何? 真っ暗闇を歩く 七転八倒踊り 司書席での対話7 最近、SNSが苦痛です 司書席での対話8 自分の考えを持ちたい 交差する図書館 図書館の扱う時間のはなし 本に助けられた話3 貸してもらった本 土着への一歩 - 著者プロフィール - 青木海青子 (アオキミアコ) (著/文) 「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」司書。 1985年、兵庫県神戸市生まれ。約7年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともに奈良県東吉野村にルチャ・リブロを開設。2016年より図書館を営むかたわら、「Aokimiako」の屋号での刺繍等によるアクセサリーや雑貨製作、イラスト制作も行っている。青木真兵との共著に『彼岸の図書館――ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』『山學ノオト2』(エイチアンドエスカンパニー)がある。 青木真兵 (アオキシンペイ) (著/文) 「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。 1983年、埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。妻・海青子との共著のほか、『手づくりのアジール――「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)などがある。
-
あの本屋のこんな本 本屋本書評集Ⅰ | 雅子ユウ
¥990
H.A.B 2022年 ソフトカバー 84ページ 文庫判 - 内容紹介 - 「本屋の本を読む。」 ただただ本屋について書かれた本を読み、それを紹介した書評集。といいつつ本屋の定義は曖昧で、取次など流通関連の本も多く収録。著者の守備範囲から、ISBNの付いていない昭和の本も発掘した本を売る人の本を読む本(Book of Bookstore's Book)第一弾。 (紹介した本) 『街の本屋はねむらない』 著:奈良敏行+田中淳一郎 出版社:アルメディア ISBN:4900913073 発行:1997/6/13 『大海原―さらなる発展に向けて』 著:藤野邦夫 出版社:太洋社 ISBN:なし 発行:1996/12/20 『本屋な日々 青春篇』 著:石橋毅史 出版社:トランスビュー ISBN:9784798701677 発行:2018/6/20 『ブックセラーズ・ダイアリー』 著:ショーン・バイセル 訳:矢倉尚子 出版社:白水社 ISBN:9784560098554 発行:2021/8/10 『ヨキミセサカエル 本の街・神田神保町から』 著:柴田信 出版社:日本エディタースクール出版部 ISBN:4888881723 発行: 1991/2/20 『神保町「書肆アクセス」半畳日記』 著:黒沢説子、畠中理恵子 出版社: 無明舎出版 ISBN:4895443035 発行: 2002/5/20 『本屋がアジアをつなぐ 自由を支える者たち』 著:石橋毅史 出版社:ころから ISBN:9784907239411 発行: 2019/8/15 『本の未来を探す旅 ソウル』 編著:内沼晋太郎+綾女欣伸 出版社:朝日出版社 ISBN:9784255010014 発行: 2017/6/1 『本の未来を探す旅 台北』 編著:内沼晋太郎+綾女欣伸 出版社:朝日出版社 ISBN:9784255010847 発行: 2018/12/10 『書店本事 台湾書店主43のストーリー』 文:郭怡青 絵:欣蒂小姐 訳:小島あつ子、黒木夏兒 出版社:サウザンブックス社 ISBN:9784909125125 発行:2019/6/27 『日中友好に生涯を捧げた岡山人 内山完造の世界』 著:猪木正美 出版社:日本文教出版 ISBN:9784821253197 発売日: 2020/10/19 『花甲録』 著:内山完造 出版社:岩波書店 ISBN:なし 発行: 1960/9/20 『本屋一代記 京都西川誠光堂』 著:松木貞夫 出版社:筑摩書房 ISBN:4480853464 発行: 1986/11/10 『有的外博 丸善創業者早矢仕有的の知の環』 著:原田幸四郎 出版社:喜追書房 ISBN:9784600002961 発売日:2020/10/14 『出版流通とシステム』 著:村上信明 出版社:新文化通信社 ISBN:なし 発行: 1984/6/8 『ものがたり・東京堂史』 著:田中治男 出版社:東京出版販売株式会社 ISBN:なし 発売日:1975/12/25 『業務日誌余白―わが出版販売の五十年』 著:松本昇平 出版社:新文化通信社 ISBN:なし 発売日:1981/2/25 『私の人生』 著:栗田確也 出版社:栗田書店 ISBN:なし 発売日:1968/6/1 『日本出版販売史』 著:橋本求 出版社:講談社 ISBN: なし 発売日: 1964/1/17 『書店ほどたのしい商売はない』 著:上村卓夫 出版社:日本エディタースクール出版部 ISBN:9784888883740 発行:2007/3/5 (出版社紹介文より)
-
学びのきほん 本の世界をめぐる冒険 | ナカムラクニオ
¥737
NHK出版 2020年 ソフトカバー 104ページ A5判 - 内容紹介 - 誰も教えてくれなかった、教養としての「本の世界史」 「本が読まれなくなった」と言われる現代。でも、本当にそうなのか。本がたどってきた道のりを振り返ると、本と私たちとの新しいつながりが見えてくる。本はどのように誕生し、どう発展してきたのか。過去を学ぶことで見えてくる、本の現在、未来、そして本好でも知らない知識の数々--。本のこれまでの「きほん」とこれからの「きほん」が分かれば、読書がいっそう面白くなる。世界の事情に最も詳しい著者による、今すぐ誰かに話したくなる、学校では教えてくれない「本にまつわる教養講座」。 - 著者プロフィール - ナカムラクニオ (ナカムラ クニオ) (著/文) 1971年東京都生まれ。東京・荻窪にあるブックカフェ「6次元」店主。フリーランスで美術や旅番組などのディレクターとして番組制作に携わり、これまで訪れた国は50か国以上。金継ぎ作家としてROKUJIGEN KINTSUGI STUDIOを立ち上げ、全国でワークショップを開催。著書に『人が集まる「つなぎ場」のつくり方』(CCCメディアハウス)、『パラレルキャリア 新しい働き方を考えるヒント100』(晶文社)、『村上春樹の文章術』(筑摩書房)、『世界の本屋さんめぐり』(産業編集センター)など多数。
-
遊読365冊 | 松岡正剛
¥1,980
工作舎 2018年 ソフトカバー 224ページ 縦193mm 横118mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 1981年雑誌『遊 読む』誌上に一挙掲載された伝説のブックガイドついに復活! 『千夜千冊』の原点。「読書は男のケンカだ」の33冊から「読書で一番遠いところへ行く」ための31冊まで、百字一冊でブックコスモスを駆け巡る。09章39冊は荒俣宏選書。松岡正剛の「読書術講義」併録。 目次 本の自分と本分 松岡正剛が選ぶ365冊の遊学 01 読書はイマジネーションにはじまる 02 読書は男のケンカだ 03 読書が記憶の気配をふるわせる 04 読書で自分をあらためて知る 05 読書は見るものかもしれない 06 読書でジャパネスクに耽る 07 読書が生命と宇宙の謎をとく 08 読書は大いなる遊戯である 09 読書を荒俣宏にまかせてしまう 10 読書そのものを読書する 11 読書が歴史の矛盾を告示する 12 読書で一番遠いところへ行く このまま読んでそのままへ 【附録】読書術講義より 気楽に読んで乗ってゆく 注記と補足―365冊の道の記憶 書名・作品名索引 人名索引 読書という面妖な行為について