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移民・難民・アート 越境する想像力 | 川上 幸之助(編著) , 髙谷 幸(編著)
¥3,520
ヘウレーカ 2026年 ソフトカバー 372ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ25mm - 内容紹介 - 移民・難民をめぐる問題を、社会のあり方を問う根源的な問いと捉え、アートがそれにどう応答しうるかを多角的に探る論集。 第Ⅰ部「アートの実践と倫理」では、アートが世界に介入することの意味を問い、表現と倫理、実践と責任はいかに交差するのかを検討する。当事者との協働を通じて制度の外部に連帯を築き、不可視化された声を可視化してきた各地のコレクティブやプロジェクトの紹介、美術館という制度の暴力性への批判、移民に依存する社会構造の検証、政治的実践としての表現などの論考を通じ、アートは単なる鑑賞対象を超え、生や倫理に触れる営みとなることが明らかにされる。 第Ⅱ部「周縁からの美術史」は、移民や難民がいかに表象され、あるいは不可視化されてきたのかを、美術史の視点から問い直す。近年のトランスナショナルな視座やディアスポラ研究の潮流を踏まえつつ、19世紀フランスから現代日本までを射程に、帝国主義、亡命、周縁的実践などを扱う諸論考が、美術史の枠組みそのものの再検討を試みる。そこでは、「異質」が芸術実践にもたらす緊張と創造性、そして歴史から消去されてきた表象の力が再発見されていく。 第Ⅲ部「移民・難民をめぐる感性の政治」では、制度的なカテゴリーの手前、あるいはそこからこぼれ落ちる身体の記憶や感情、経験に焦点を当てる。映像や語り、哲学的思考、制度批判的美学、さらにはAIをめぐる実践までを視野に入れながら、移動の時代において、移民・難民の声なき声がいかに芸術を通じて立ち上がるのかを探究する。 - 目次 - なぜ移民・難民とアートなのか(川上幸之介) 移動する人々はいかに「国民」と区別され、制限を受けてきたか(髙谷 幸) 第Ⅰ部 アートの実践と倫理 01 文化を接木する――越境する個人とオルタナティブ・スペース(江上賢一郎) ▼インタビュー 印刻部 ▼インタビュー わくせいプロジェクト(阿部航太/児玉美香) ▼コラム 高齢化する移民女性の実践――カサカランの取り組みから(髙谷 幸/レニー・トレンティーノ) 02 移民・難民とミュージアム(小森真樹) ▼コラム 不可視の支柱――移民が築くマジョリティ社会の足元(川上幸之介) 03 いかにしてアートでものごとを行うか――タニア・ブルゲラによる移民・難民関連プロジェクト(菅原伸也) ▼インタビュー アルフレッド・ジャー 04 テレサ・マルゴレスと「カーラ」の生と死(藤本流位) ▼インタビュー 崔敬華 第II部 周縁からの美術史 05 あなたのマイノリティとしての経験――記録されなかった、ある在日朝鮮人美術家の話 (金 智英) ▼コラム 近代日本に芸術移民した朝鮮人・台湾人の芸術家たちのこと(足立 元) 06 「異国」の人々へのまなざしとその表象をめぐって(請田義人) ▼ コラム 沈黙を編むこと――移民・難民とアートの交差点 07 時代からの逃走――第一次世界大戦下の移民たちによるダダの思想とアナーキー(森 元斎) 08 トランスナショナル・アート・ヒストリー ―― 他なる語りのために(山本浩貴) ▼コラム 引かれる線に無関係であること――重村三雄の調査報告(長谷川 新) 第Ⅲ部 移民・難民をめぐる感性の政治 09 クィアな日系アメリカ人の歴史を書く――TTタケモトの実験映画(菅野優香) ▼インタビュー ミミ・チ・グエン 10 ジャック・ランシエールにおける移民の(脱)規定(鈴木 亘) 11 移民をめぐる「美学/政治」とアート(石田圭子) ▼コラム 語られざる記憶を紡ぐ――移民・難民にとってのアート(川上幸之介) 12 二一世紀のメカニカルタークとその彼方へ――アルゴリズム・移民・ケアをめぐる芸術の政治学(清水知子) おわりに - 著者プロフィール - 川上 幸之介 (カワカミ コウノスケ) (編著) 倉敷芸術科学大学准教授。KAG アートディレクター(gallerykag.jp)。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズMAファインアート科卒。東京藝術大学国際芸術創造研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は現代アート、ポピュラー音楽、キュレーション。著書に『パンクの系譜学』(書肆侃侃房、2024)、共著に『思想としてのアナキズム』(以文社、2024)『表現文化論講義』(ナカニシヤ出版、2025)。キュレーションにPunk! The Revolution of Everyday Life 展、Bedtime for Democracy 展など。 髙谷 幸 (タカヤ サチ) (編著) 東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は社会学、移民研究。著書に『追放と抵抗のポリティクス』(ナカニシヤ出版、2017年)、編著書に『移民政策とは何か』(人文書院、2019年)、編著に『多文化共生の実験室 大阪から考える』(青弓社、2022年)、論文に「現代日本における移住女性の配置の変容と社会的再生産の困難」(「思想」2020年4月号)など。
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しるもの読物 | 木村 衣有子
¥2,200
生きのびるブックス 2026年 ソフトカバー 192ページ 四六判 縦188mm 横127mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 今日も「しるもの」はあなたの傍にある 食にまつわる文章の名手・木村衣有子が「しるもの」がある28の風景を描き出す。 味噌汁、シチュー、冷や汁、コーンスープ、コーヒー、紅茶、めんつゆ……四季折々のしるものにまつわるエッセイ、ブックエッセイに連作短編小説を加えた、著者の新境地! 帯コメント:滝口悠生(小説家) 季節、土地、時代によって形を変える「しるもの」。 その味つけや具材や歴史に思いをいたし筆を向ければ、言葉もまた、ときに随筆に、ときに小説に、と形を変える。 これぞ文芸の椀。 - 目次 - まえがき 早春 豚肉とベーコン シチューの壁 胡麻すりと豚汁 パンと白いシチュー 初夏 トマトの皮と色 きゅうりのしるもの ミネストローネの柄 スコール、冷や汁 盛夏~初秋 とうもろこしの第一印象 アンディ・ウォーホルを知った頃 めんつゆ現代史 自販機とおさげ髪 クリームチキン味 うどんスープ 秋 百合子の果汁、私のジャム コーヒーをはかる 紅茶の入口 りんごジュースをあたためる ペアマグ 冬 出汁と味噌の近況 味噌汁の具を読む インスタントラーメンをえがく女たち おにぎり屋の味噌汁 豆腐 そばやの中華そば レシピの行間を読む料理本 本の中の味噌汁論 器 あとがき - 前書きなど - しょっぱかったり甘かったり、具が入っていたり、なかったり。 液体ゆえに、輪郭は定まらない。自在にかたちを変える。 鍋に満たされた味噌汁、缶入りのコーンポタージュなどにはじまり、果汁やコーヒー豆を挽いて抽出したのみもの、うどんなど麺類を支えるつゆまでをこの本では「しるもの」と呼びたい。 この本では、「ぼく」の一人称での、しるもの友情小説、私のエッセイとブックエッセイ。ふたつ、いや、みっつのスタイルでしるものを表現している。私にとってははじめての試み。 しるものというとやっぱり湯気の立つイメージが先行するものの、そうはいっても、日本の夏が明らかに長く暑苦しくなっている中、夏野菜を使うしるもの、あたためても冷やしてもいいしるものの風景もえがいていたら、物語とエッセイ、どちらの中でも春夏秋冬がくるり一巡りしていたと、気付く。 - 版元から一言 - 食卓の脇役のようで、欠かせない存在でもある「しるもの」。 味噌汁やスープだけでなく、めんつゆやコーヒー、果汁など、さまざまな「しるもの」にスポットライトを当ててみたら、四季の食卓のさまざまな記憶や風景が思い起こされます。 食にまつわる文章を描き続けてきた作家・木村衣有子さんがさまざまな「しるもの」をテーマに、エッセイと小説を交えた新しいスタイルで描きだす意欲作です。 - 著者プロフィール - 木村衣有子 (キムラユウコ) (著者) 作家。1975年栃木県生まれ。 1994年から2001年まで京都在住、『恵文社一乗寺店』『喫茶ソワレ』でアルバイトしながら、フリーペーパー『nounous』、リトルプレス『marie=madeleine』を発行する。2002年より東京の東側に住みつつ、東北に通い続けて今に至る。主な著書に『家庭料理の窓』(平凡社)、『味見したい本』(ちくま文庫オリジナル)、『BOOKSのんべえ』(文藝春秋)、『生活は物語である 雑誌「クウネル」を振り返る』(BOOKNERD)、編著に『昭和 女たちの食随筆』(中公文庫オリジナル)がある。リトルプレス『私的コーヒーAtoZ』『ピロシキビリヤニ』『底にタッチするまでが私の時間 よりぬきベルク通信 1号から150号まで』も好評発売中。 Instagram @hanjiro1002
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バタをひとさじ、玉子を3コ | 石井 好子
¥880
河出書房新社 2025年 河出文庫 ソフトカバー 264ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ11mm - 内容紹介 - よく食べよう、よく生きよう――元祖料理エッセイ『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』著者の単行本未収録作を集めた食エッセイ集。50年代パリ仕込みのエレガンス溢れる、食いしん坊必読の一冊。 - 著者プロフィール - 石井 好子 (イシイ ヨシコ) (著) 1922年、東京生れ。51年渡仏、パリでシャンソン歌手としてデビュー。帰国後エッセイストとしても活躍。著書に『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』『バタをひとさじ、玉子を3コ』等。本書レシピ版も。
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新版 慶州は母の呼び声 | 森崎 和江
¥880
筑摩書房 2023年 ちくま文庫 ソフトカバー 272ページ 新書判 - 内容紹介 - わたしが愛した「やさしい故郷」は日本が奪った国だった。1927年・植民地朝鮮に生まれた作家の切なる自伝エッセイ、待望の復刊。解説 松井理恵 わたしが愛した「やさしい故郷」は 日本が奪った国だった。 1927 年、植民地朝鮮に生まれた少女―― 『まっくら』『からゆきさん』の著者が綴る17 年間の自伝エッセイ 人間の業を映す独自の作家活動を続けた森崎和江は、日本統治下の朝鮮に生まれた。大邱、慶州、金泉、現地で教師を務める父、温かな母と弟妹、そして「オモニ」たち──歴史的背景を理解せぬまま己を育む山河と町をただひたすら愛した日々に、やがて戦争の影がさす。人びとの傷と痛みを知らずにいた幼い自身を省みながら、忘れてはならぬ時代の記憶を切に綴る傑作自伝。解説 松井理恵 - 目次 - 序 章 第一章 天の川 第二章 しょうぶの葉 第三章 王陵 第四章 魂の火 余 章 あとがき 解説 松井理恵(社会学者、韓国語版『慶州は母の呼び声』共同翻訳者) - 著者プロフィール - 森崎 和江 (モリサキ カズエ) (本文) 詩人、作家。1927年、日本統治下の朝鮮・慶尚北道大邱に生まれる。17歳の頃に単身で朝鮮を離れ、福岡県立女子専門学校へ入学。50年、丸山豊主宰の詩誌「母音」同人となる。58年筑豊に移り、上野英信・谷川雁らと「サークル村」創刊、59年に女性交流誌「無名通信」創刊。著作に『まっくら』『第三の性』『こだまひびく山河の中へ』『奈落の神々』『からゆきさん』『ささ笛ひとつ』ほか多数。2022年逝去。
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水中遺跡はそこにある | 佐々木 ランディ
¥1,320
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 290ページ 新書判 - 内容紹介 - モノ、場所、謎が面白い、いちばん身近な遺跡案内! 蒙古襲来の動かぬ証拠、湖に沈んだ村、数百年前の沈没船が今もつなぐ異国との絆……。 北は北海道、南は沖縄。海なし県にも首都圏にもある面白くて身近な水中遺跡をご紹介! 地域と「うみ」とのつながりの歴史を探究しよう。 - 目次 - 第一章 水中考古学のはじまり 第二章 鷹島海底遺跡と日本の水中考古学 第三章 モノが面白い 1 長崎県 小値賀島──富士山型のインゴット 2 和歌山県 エルトゥールル号──船乗りが使った香水瓶 3 鹿児島県 倉木崎海底遺跡──二三〇〇点の高級陶磁器 4 北海道 開陽丸──ハート型の葵の御紋 第四章 訪ねて面白い 1 福島県 桧原湖──湖に沈んだ村 2 沖縄 ファン・ボッセ号──多良間の美しい「海」と「ことば」 3 神奈川県 相模湾──身近な海の歴史 4 徳島県・高知県 各地に残る災害碑――震災の記憶を受けつぐ 第五章 謎が面白い 1 福岡県 相島海底遺跡──大宰府と平安京のつながり? 2 千葉県 サン・フランシスコ号──トレジャーハンターからの電話 3 広島県 いろは丸──坂本龍馬の? 4 山梨県 本栖湖──「遺跡形成要因」問題の最先端 第六章 ヴァーサ号と世界の水中考古学 - 著者プロフィール - 佐々木 ランディ (ササキ ランディ) (著) 1976年生まれ、神奈川県出身。帝京大学文化財研究所准教授。高校卒業後に渡米し、サウスウェストミズーリ大学卒業後、テキサスA&M大学大学院にて博士号(人類学部海事考古学)取得。日本各地のさまざまな水中遺跡調査に携わるかたわら、水中考古学の普及のため、講演・イベント企画などの活動を続けている。著書に『水中考古学──地球最後のフロンティア』(エクスナレッジ)、『沈没船はタイムカプセル』 (「たくさんのふしぎ」2023年7月号、イラスト・矢野恵司)などがある。
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資本主義を半分捨てる | 青木 真兵
¥990
SOLD OUT
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 176ページ 新書判 - 内容紹介 - 生きづらさに満ちた社会で、資本主義の価値観に縛られず多様なありかたを模索する。都市と山村を行き来して考えた、自分が心地よく生きるための方法とは。 お金になりにくい文化や教育的営みは役に立たないのか? 資本主義的な都市とそこから離れた山村の二つの場所を行き来しながら、自分の感覚にしっくりくる言葉や表現を磨き、自分らしく生きるための道筋を探っていく──。他人の評価や市場のものさしにとらわれず、自分だけの生き方をみつけよう。私たちが抱える「生きづらさ」から抜け出してちょうどよく生きるためにどうすればいいのか。現代を生きる私たちがどうすれば人間らしく暮らせるのか、自分に合った答えを見つけるためのヒントがここにある。 - 目次 - はじめに 「ちょうどよく生きる」とは/「生きづらさ」はどこからくるのか/テクノロジーの発展は悪くない/「自己ニーズ」を大事にできるかどうか 第一章 僕たちが山村に越して分かったこと──二つの原理を行ったり来たり 東吉野村へ移住/なぜ過疎地を選んだのか/合理性と効率性を第一とする社会で/資本の原理に支配される危うさ/あらゆるものを商品とみなす社会/消費社会は快適/生きるとは労働力を商品化すること/数値化することで失われてゆくもの/二つの原理を行き来する柔軟さが必要 第二章 社会全体を学びの場としてとらえる──脱学校、脱病院の思想 都市と山村では自然とのつき合い方が違う/近代と前近代/学校は子どもたちを序列化する制度/学びを学校に限定しない/本来の学びとは何か/社会的価値という物差しから離れる/障がいは社会との関係性の中で生じる/障がいにおける「医学モデル」と「社会モデル」/医学的、社会的評価に委ねすぎてはいけない/数値ではなく自分にとってのちょうどよさを基準にする 第三章 働くとはなにか──ルチャ・リブロとヴァナキュラー なぜ図書館活動をするのか/市場原理に縛られない場所をつくる/「おすそ分け」が活動の原点/生きづらさと向き合いプロセスを「ひらく」試み/労働=賃金なのか?/ヴァナキュラーな営みとは/自然のリズムを無視しない働き方/人間の精神や文化の持続のために大切なものはなにか 第四章 数値化できないものについて語る──「オムライスラヂオ」 互いに関わり合い、支え合う関係/全体を整える││流動的知性/テクノロジーは大事だが支配されてはいけない/人間らしく生きるために生活を手づくりする/自己ニーズを認め合う関係は互いの尊厳を認め合う関係/素朴な疑問について語り合う雑談の場としてのラジオ/余白の時間と空間をとり戻す/生き物としての感受性を回復する 第五章 尊厳を認め合いながら生きるには──『ジェンダー』 自己ニーズはとても繊細なもの/男性は社会的に優位な側に属している/平等な社会を目指すには/近代社会が理想とした「単一の性」の不自然さ/「他者ニーズ」と「自己ニーズ」を往復しながら生きる/前近代的共同体に潜む抑圧/マイノリティを孤立させない/自ら作った制度や装置に支配されずに生きる - 著者プロフィール - 青木 真兵 (アオキ シンペイ) (著) 1983年埼玉県生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。思想家。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開きつつ、就労支援や若者支援、企業の組織文化づくりなどに携わっている。著書に『手づくりのアジール──「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)、『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、共著に『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、『つくる人になるためにーー若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)など。
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自他の境界線を育てる 「私」を守るバウンダリー | 鴻巣 麻里香
¥990
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 176ページ 新書判 - 内容紹介 - ◆こんな「モヤモヤ」ありませんか? ・断りたかったけどNOと言えなかった。 ・嫌だと言ったけど「あなたのため」と言われた。 ・意見が他人と違った時に自分が間違えていると感じる。 ・スマホを勝手に見られるのが嫌だけどやめてくれない。 ・好きなものを否定されると自分まで拒否されたように感じる。 これらは「境界線(バウンダリー)」で起きている問題です。日常の「モヤモヤ」や「しんどさ」から心と体を守るために、傷ついた自他の境界線を引き直そう。 ◆以下、「はじめに」より抜粋 (…)「私の願い」と「周囲の期待」との間に本当はあるはずの境界線を、バウンダリーと呼びます。 私の願いと周囲の期待、私の不安と周囲の心配、私の考えと周囲の意見、私の気持ちと周囲の気分……それらの間には境界線があり、「私と私以外」をわけています。その境界線は、私たちが自分自身であるためにとても大切なものです。境界線がなければ、私たちは私たち自身の考えや気持ち、願いがなんなのか、わからなくなってしまうからです。 - 目次 - はじめに──私の「生きづらさ」とバウンダリー 日常にありふれているバウンダリーの侵害 心の健康と境界線 第1章 「バウンダリー」は「私は私」の境界線 バウンダリーは「心の皮膚」 私のバウンダリー、いつからあるの? バウンダリーの調節機能 意見表明も子どもの権利 違っていることは「間違っている」ではない バウンダリーが守られることは「権利」が守られること 第2章 もやもや、イライラの正体はバウンダリーの侵害かも? 親子関係とバウンダリー 「あなたのため」と正当化される侵害 友だち関係とバウンダリー 自分が「踏み越える側」になってしまう 恋愛関係とバウンダリー 「好き」と「支配したい」は別 付き合っているのに「しない」はおかしい? バウンダリーとグルーミングの問題 第3章 こころの境界線を育む言葉と行動を知ろう バウンダリーを育む5つのこと 声をきかれるということ 「今ここ」の気持ちを大切にされるということ 生活の安心が守られていること 趣味や「好き!」が大切にされること プライバシーが守られること 第4章 バウンダリーの侵害がひきおこす「生きづらさ」 生きづらいのは個人の問題? 心の傷(トラウマ)とバウンダリー 自分を傷つける「色眼鏡」とは 二次被害(二次加害)とは 困っているはずなのに「困った子」になってしまう 第5章 傷ついたバウンダリーを引き直す 自分のバウンダリーの「クセ」を知ろう 調節機能を育み修復するために 安全でない相手の見抜き方:色々な暴力の形を知る 仲良くなるより上手に距離をとる:言葉と行動を選ぶ 「私は」と「あなたは」を使いこなす:違いを「間違い」にしない 別々のお皿のイメージ:対話をする 第6章 バウンダリーという視点で世の中を見てみよう バウンダリーの揺らぎはソーシャル(社会)の問題 私たちを生きづらくさせるものの正体 私たちを生きづらくさせるもの:貧困 私たちを生きづらくさせるもの:差別 私たちを生きづらくさせるもの:搾取とルッキズム 「力のバランス」の偏りによる侵害 世の中と自分の間にもバウンダリーがある おわりに - 著者プロフィール - 鴻巣 麻里香 (コウノス マリカ) (著) 1979年生まれ。KAKECOMI代表、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー。子ども時代には外国にルーツがあることを理由に差別やいじめを経験する。ソーシャルワーカーとして精神科医療機関に勤務し、東日本大震災の被災者・避難者支援を経て、2015年に非営利団体KAKECOMIを立ち上げ、こども食堂とシェアハウス(シェルター)を運営している。著作・監修に『思春期のしんどさってなんだろう?──あなたと考えたいあなたを苦しめる社会の問題』(平凡社)『わたしはわたし。あなたじゃない。──10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方』(リトル・モア)『「わたし」ってなんだろう?』(全3巻、文研出版)など。
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すごい古典入門 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の基本 言語化できないことに意味はないの? | 古田 徹也
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 104ページ A5判 - 内容紹介 - 私たちは何を言語化することができ、あるいは言語化することができないのか――。20世紀哲学の金字塔『論理哲学論考』をウィトゲンシュタイン研究の第一人者が解説。よくある誤解を丁寧に解きほぐしながら、『論理哲学論考』に挑戦するための準備運動をこの一冊で。入門書の入門を意識した平易さが嬉しい決定版。 【目次】 はじめに 何のために書かれた本なの? 第1章 哲学を終わらせる企み 第2章 世界とは何か? 言語とは何か? 第3章 語りえないことが浮かび上がる 終 章 読んだ後は投げ捨てるべき本か 『論理哲学論考』の翻訳について/次に読みたい本/ 現代の論理学を知るための入門書 ウィトゲンシュタイン略年譜 - 著者プロフィール - 古田徹也 (フルタテツヤ) (著) 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。言語、心、行為の各概念を手掛かりに、主に現代の哲学・倫理学を研究する。 著書に、『言葉の魂の哲学』 (講談社選書メチエ、サントリー学芸賞受賞)、『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHKブックス)、『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』(角川選書)、『不道徳的倫理学講義』(ちくま新書)ほか、多数。
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すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの? | 宇野 重規
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 120ページ A5判 - 内容紹介 - 民主主義の機能不全がささやかれる今、私たちはいかに自由を失うことなく他者と社会を築けるのか。民主主義論の第一人者である著者が、ルソーの名著から熱きメッセージを読み込む。 「入門書の入門」とも言うべきわかりやすさで、『社会契約論』のキモが100ページのボリュームでわかる! 【目次】 はじめに いまの政治に疑問を感じる人へ 第1章 ルソーはどんな人だったの? 第2章 自由でありつつ人と仲良くするってどういうこと? 第3章 一般意志って結局何なの? 第4章 ルールを作る人と実行する人は別? 終 章 いま『社会契約論』を読む意義って? 『社会契約論』の翻訳について/次に読みたい本 ルソー略年譜 『社会契約論』の翻訳について 次に読みたい本 - 著者プロフィール - 宇野重規 (ウノシゲキ) (著) 1967年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。千葉大学法経学部助教授などを経て、2011年より東京大学社会科学研究所教授。著書に『政治哲学へ』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞特別賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『政治哲学的考察』(岩波書店)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、石橋湛山賞)などがある。
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すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの? | 戸谷 洋志
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 108ページ A5判 - 内容紹介 - 料理をする、仕事をする、語学を勉強する……一生懸命に生きていても、虚しさに囚われるときはある。こんなに頑張って意味ある? 自分の行動は、この世界に何か影響を与えているの? 本書では、多くの人が一日の大半を費やす「働く」という行動に絞り、ハンナ・アーレントの思想に迫る。20世紀のドイツに生まれ、第二次世界大戦下、ユダヤ人差別に苦しみながら、亡命先のアメリカで『人間の条件』を書いたアーレント。現代の私たちが直面する危機とおなじ時代背景の中で誕生した『人間の条件』から、そもそも〈人間の条件〉って何? 空しくない生き方はあるの? と問いながら、アーレントの思想を紐解く一冊。 - 著者プロフィール - 戸谷洋志 (トヤヒロシ) (著) 1988年、東京都生まれ。立命館大学准教授。専門は哲学・倫理学。法政大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。『ハンス・ヨナス 未来への責任 やがて来たる子どもたちのための倫理学』『責任と物語』『詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する』『13歳からの概念思考』など著書多数。
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ゲは言語学のゲ | 吉岡 乾
¥2,090
講談社 2026年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 「言語」のイメージを解きほぐす! 世界には約7000の言語があり、その半分以上が文字のない言語である。そんな「無文字言語」をパキスタン山奥の現地に赴き調査する『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』著者が贈る傑作エッセイ! 感謝をことばで伝えるのはヒト特有の行動である。けれどもそれは、言語がヒト特有のものであるからであって、ありとあらゆる言語文化で感謝を言語化して伝えるという意味ではない。(中略)謝辞も含め、挨拶ことばは、得体の知れない余所者が異言語話者集団の中へぬるりと滑り込んで行くための潤滑油的な働きもする。それは確かだと思う。しかし、その用法も随所で一律というわけではない。どういう場面で用い、どういう場面で用いないのかという匙加減は、語学書に示し切れるほどシンプルなものから、もっと複雑怪奇で一概に説明できないものまである筈だ。(本書より) 目次 1 のっけからお金の話で下世話ですが 2 浮く感謝癖 3 妃のピンとした突起 4 船長は5周目の17歳ですよ、兄弟 5 扱いづらいことばの半人前 6 日本語じゃない報道から言語を彷徨う 7 嘘吐きはヒトの始まり 8 ソシられやすい女たち 9 花は他の名でも同じく香れど 10 おでんが過ぎる生活のすゝめ 11 北の北、外は外 12 癒着する言語と文字 13 右目と左目の年齢 14 逆さは逆さの逆さ 15 生殺与奪はユポ紙の上に 16 内から起こるか外から及ぶか 17 彼らを鬼とは呼ばせない 18 似て非なれど エピローグ クは言語学のク - 著者プロフィール - 吉岡 乾 (ヨシオカ ノボル) (著) 国立民族学博物館准教授、総合研究大学院大学准教授。専門は記述言語学。博士(学術)。1979年12月、千葉県船橋市生まれ。2012年9月、東京外国語大学にて学位取得。2014年より現職。大学院進学を機にブルシャスキー語の研究を開始、その後パキスタン北西部からインド北西部に亙って、いくつかの言語を調査している。著書に『なくなりそうな世界のことば』『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』『フィールド言語学者、巣ごもる。』(いずれも創元社)が、共編著に『しゃべるヒト―ことばの不思議を科学する―』(文理閣)がある。
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日々のあわあわ | 寺井 奈緒美
¥2,200
リトルモア 2026年 ソフトカバー 220ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 歌人、エッセイスト、そして土人形作家として大注目の寺井奈緒美。 歌集『アーのようなカー』、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』『おめでたい人』に続く、待望の最新エッセイ集!\短歌と土人形も/ ■ ○ ▲ □ ● △ ■ ○ ▲ □ ● △ オノマトペ × 短歌・エッセイ・土人形! △ ● □ ▲ ○ ■ △ ● □ ▲ ○ ■ ピロピロ、もちもち、シャキシャキ、 ぴかぴか、ぼそぼそ、ビューン、どよーん、 キイキイ、わたわた、もちゃもちゃ、 ハラハラ、すん、バタバタ、びしょびしょ…… オノマトペに誘われて、 身のまわりのアレコレに目をやると、 日常はとってもオモシロイ! ちょっと落ち込んで、 少し笑って、 変なものに目を奪われ、 奇妙な空想に救われて。 スイスイ読めて、ニヤニヤとほころぶ。 気持ちをゆるゆる緩めてくれる。 共感がヒシヒシ湧きおこる! - - - ◎ わたわたは可愛げがありカリカリも手懐けられそうな雰囲気はある。ギスギスは凶暴で手におえない ◎ オノマトペスイーツ界の大ボスがローソンにいる ◎ 豆乳と牛乳は混ぜていい、麻婆茄子に豆腐を入れていい、生めろんぱんをトースターで焼いてもいい……ほろほろと固定観念が解けていく ◎ 底がびしょびしょの肉まんが許せない ◎ 頼りになるからといってバタバタに多くを背負わせ過ぎてしまった…… - - - 47のエッセイと短歌にくわえて、 オノマトペをテーマにした〈あわあわ短歌〉32首も収録。 カラーで収録した土人形48体に潜むオノマトペもぜひ探してほしい! とぼけたカワイさがブームの予感。 そこはかとない可笑しみがたまらない。 他人のあわあわな日常がクセになる。 - 著者プロフィール - 寺井 奈緒美 (テライ ナオミ) (著) 1985年ホノルル生まれ。愛知育ち、東京在住。歌人、土人形作家。2019年・第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年・短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)、2025年・短歌とエッセイ『おめでたい人』(左右社)刊行。
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「あの選挙」はなんだったのか 2024衆院選・2025参院選を読み解く | 荻上 チキ(編)
¥2,200
青弓社 2026年 ソフトカバー 272ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 「あの選挙」で何が変わり、変わらなかったのか。民意の本当の姿とは。選挙と向き合うための知見を、政治学やデータ分析、アメリカ政治、ジェンダー平等、SNSマーケティング、ジャーナリズム、哲学対話の専門家たちがそれぞれの視点から解説する入門書。 - 目次 - まえがき 荻上チキ 第1章 自民党はなぜ負けたのか?――消えた小選挙区ボーナスと有権者のリスク認識 飯田 健 1 自民党票の行方 2 消えた小選挙区ボーナス 3 暮らし向き評価と自民党離反 4 悲観的な暮らし向きの見通しと政党のリスク認識 第2章 並立制はどのように日本政治の混迷を深めたのか?――二〇二四年衆院選・与野党逆転の計量分析 菅原 琢 1 衆院並立制と政党政治 2 比例区の多党化と小選挙区の与野党逆転――二〇二四年衆院選結果の概略 3 激化した野党間の候補者の競合 4 立憲民主党候補を支えた国民民主党の党勢拡大 5 共産党大量擁立の影響の評価 6 小選挙区で不利な国民民主党 7 再考を迫られる並立制 第3章 誰が野党を支持しているのか?――脅かされる立憲民主党と躍進する「第三極」 秦 正樹 1 日本政治の分岐点としての二〇二四年衆院選 2 比較のなかの二〇二四年衆院選 3 「立憲民主党の伸び悩み」を科学する 4 新たなステージへ向かう野党 第4章 なぜ民主党は負けたのか?――二〇二四年アメリカ大統領選挙にみるリベラルの敗因 三牧聖子 1 二〇二四年大統領選トランプ再選の衝撃 2 「変化」を訴えられなかったハリス 3 「リベラル」から後退していったハリス 4 気候変動対策で後退したハリス 5 トランプを「平和」の候補にみせたガザ政策の失敗 コラム1 女性が選挙に立候補するとはどういうことか?――「FIFTYS PROJECT ワークショップ報告書 統一地方選挙に出馬した女性候補者が体験した制度課題および社会課題についての調査」をもとに 能條桃子 第5章 いま、メディアは選挙をどう動かしているのか? 辻 愛沙子/荻上チキ 1 選挙とインターネットというメディア 2 選挙を動かしたのはどのメディアだったのか 第6章 二〇二五年参院選は誰が勝ったのか?――日本政治の新たな局面 秦 正樹 1 二〇二五年参院選は「日本政治の転換点」か 2 世論における二〇二五年参院選の意味 3 二〇二五年参院選は誰が「勝った」のか 4 日本政治の新局面としての二〇二五年参院選 第7章 参政党の「躍進」はなぜ起きたのか?――都議選参政党投票者への追跡調査から 荻上チキ/中村知世 1 参政党支持者の基本属性 2 参政党を支持しつづけた人/離脱した人 3 ファクトチェックとメディア接触の影響 4 参政党支持者と外国人嫌悪 5 「YouTube」と陰謀論の親和性 6 参政党支持とは何か コラム2 選挙はマイノリティーの声を聞くことができているか? 安田菜津紀 第8章 選挙を考えるとはどういうことなのか?――政治と社会と暮らしをめぐる哲学対話 永井玲衣 あとがき 荻上チキ - 版元から一言 - 執筆者:荻上チキ/飯田 健/菅原 琢/秦 正樹/三牧聖子/能條桃子/辻 愛沙子/中村知世/安田菜津紀/永井玲衣(掲載順) 2024年衆院選と2025年参院選、「あの選挙」は一体なんだったのか? 民主党政権を挟みながらも、自公政権が長く続いてきた日本政治。2024年の衆院選では、与党が過半数を割るという大きな変化が起こった。この変化は、期待されていたような「政権交代への作用」を実際に生み出したのだろうか。驚きや戸惑い、さらには予想外の熱気など、様々な反応がみられるなかで、「あの選挙」の結果と過程から何を学び、どのように理解すべきなのか。その全体像はいまだにみえていない。 国民民主党の躍進、立憲民主党の伸び悩み、日本維新の会の凋落、参政党の急速な伸長、多様化する少数政党、そして自民党と公明党の連立与党の衆参両院での過半数割れによって生まれた新たな政権の枠組み。いまの政治状況は、本当に国民が望んだものであり、「民意」が反映された結果なのだろうか。 ・「あの選挙」で起こったこと/起こらなかったこと ・「あの選挙」で変わってしまったこと/変わらなかったこと ・「あの選挙」で届いた声/届かなかった声…… 選挙のたびに入れ替わる、注目政党や選挙手法のトレンド。目まぐるしく変わる状況を前に一度立ち止まり、考え、対話するための土台となる知見を、政治学、データ分析、アメリカ政治、ジェンダー平等、SNSマーケティング、ジャーナリズム、哲学対話の専門家たちがそれぞれの視点から解説。そして、そこからみえる「民意」の本当の姿とは。 「あの選挙」から「次の選挙」へ進んでいくために。 いまだからこそ知っておきたい、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書の第2弾。 - 著者プロフィール - 荻上 チキ (オギウエ チキ) (編著) 評論家。ストップいじめ!ナビ代表理事。社会調査支援機構チキラボ所長。ラジオ番組『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)メインパーソナリティ。著書に『社会問題のつくり方』(翔泳社)、『いじめを生む教室』(PHP研究所)など多数。 社会調査支援機構チキラボ (シャカイチョウサシエンキコウチキラボ) (企画) 2021年設立。社会的な議論が必要なトピックスについて実態調査をおこない発信。私たちの暮らす環境や構造がもたらす問題を明らかにしたうえで、解決課題に持続的に取り組む。これまでに手がけたプロジェクトは「ストーカー規制法改正に向けたつきまとい実態調査」「「宗教2世」当事者1,131人への実態調査」「芸能・メディア分野におけるハラスメントや圧力問題についての実態調査」「2025年東京都議選・参院選 有権者の政治意識 継続調査」など。 「社会調査支援機構チキラボ」(https://www.sra-chiki-lab.com) 飯田 健 (イイダ タケシ) (著) 同志社大学法学部政治学科教授。専門は日本とアメリカの有権者の選挙での投票行動・世論。著書に『有権者のリスク態度と投票行動』(木鐸社)、共著に『政治行動論』(有斐閣)、『計量政治分析』(共立出版)など 。 菅原 琢 (スガワラ タク) (著) 政治学者。専門は政治過程論。選挙と政治についてデータをもとにした分析を世に広く提供し、メディアなどの調査や分析のアドバイザーも務めている。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」、政治の計量分析に特化したニュースレター「菅原琢の政治分析」を運営。著書に『データ分析読解の技術』(中央公論新社)、『世論の曲解』(光文社)、共著に『調査の論理』(勁草書房)、『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会)、『平成史【完全版】』(河出書房新社)など。 秦 正樹 (ハタ マサキ) (著) 大阪経済大学情報社会学部准教授。専門は政治心理学・実験政治学。日本における野党政治や陰謀論・フェイクニュースの受容メカニズムについての実証研究。著書に『陰謀論』(中央公論新社)など。 三牧 聖子 (ミマキ セイコ) (著) 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門はアメリカ政治外交史。著書に『Z世代のアメリカ』(NHK出版)、『戦争違法化運動の時代』(名古屋大学出版会)、共著に『トランプのアメリカ』(東京大学出版会)など。 能條 桃子 (ノウジョウ モモコ) (著) FIFTYS PROJECT代表。2019年、デンマーク留学中に若者の政治参加を促すNO YOUTH NO JAPAN設立。20年、一般社団法人化。22年、「政治分野のジェンダー不平等、私たちの世代で解消を」と掲げ20代・30代の女性、ノンバイナリーなどの立候補を呼びかけ支援するFIFTYS PROJECT設立(一般社団法人NewScene代表理事)。慶應義塾大学大学院経済学研究科修士卒。「TIME」誌が選ぶ次世代の100人 TIME100 NEXT 2022選出。 辻 愛沙子 (ツジ アサコ) (著) arca代表取締役/クリエイティブディレクター。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性がある事業作り」と「世界観にこだわる作品作り」の2つを軸にして広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。リアルイベント、商品企画、ブランドプロデュースまで、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションをおこなう。2019年春、女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマにした「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年秋から24年3月まで、報道番組『news zero』にて水曜パートナーをレギュラーで務める。多方面にわたって、作り手と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。 中村 知世 (ナカムラ チヨ) (著) 社会調査支援機構チキラボ特任研究員。教育社会学者、博士(教育学)。東京大学非常勤講師、放送大学客員准教授。地方の高校教育環境をジェンダーの視点から研究。主な論文に「高校教育とジェンダー秩序」(「教育学研究」第92巻第3号)。 安田 菜津紀 (ヤスダ ナツキ) (著) 認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録しつづけている。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。著書に『国籍と遺書、兄への手紙』(ヘウレーカ)ほか。 永井 玲衣 (ナガイ レイ) (著) 人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらく。問いを深める哲学対話や、政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」などでも活動。著書に『これがそうなのか』(集英社)、『さみしくてごめん』(大和書房)、『世界の適切な保存』(講談社)、『水中の哲学者たち』(晶文社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
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自炊の風景 | 山口 祐加
¥1,760
NHK出版 2025年 ソフトカバー 208ページ 四六判 - 内容紹介 - 生活も人も料理も毎日少しずつちがう。その日にしかない偶然があるから、自炊は面白い 「山口さんの凛として痛快な料理道中記を読めば確信できる、一期一会の幸福はいつも自炊が運んでくれるということを。」三浦哲也(映画研究者) 「名もなき料理について、こんなにも考える人がいる。自炊ができないと苦しむ人に、こんなにも近づこうとする人がいる。そんな人がいる社会は、きっと息のしやすい社会なはずだ。」永井玲衣(作家) 人間が毎日の天気を決められないように、毎日の料理だってすべてはコントロールできない。だからこそ、その日しかできない偶然の料理があり、生活の中から生まれる光のようなものを感じる。おいしい・おいしくないだけではジャッジできない、素人料理の素晴らしさを共有したくて、この本を書いた。(「はじめに」より) 食、暮らし、旅、家族・友人などさまざまな場面で料理の片鱗に触れて心が動いた瞬間を、ありのままに綴った自炊料理家・山口祐加初のエッセイ集。初めて料理をした7歳の頃から、料理家としての独立を経て、世界の自炊を求めて海外を訪ね歩いた現在までに食べてきた食卓の数々の風景を凝縮し、豊富な写真とともに17のレシピも収載。「自炊」にとことん向き合い、著者と料理との関係性を浮き彫りにする、いま最注目の料理家の日常の記録。 【「自炊」ってなんだ】 自炊料理家漂流記/料理の「コツ」ってなんだろう?/私が自炊を教える理由/冷蔵庫の食材テトリス/母のめんつゆ炒め/おばあちゃんの質素なお雑煮/「今日のごはん、何がいい?」って聞かれたら、何と答えるのが正解なのか/畑仕事と資本主義社会/秘密の汁かけ飯/一人暮らしで得た自炊の自由/一人ごはん実験室/友達を家に呼んで食べる時に考えていること/料理と偶然出会うこと/先に食べてるよ/繰り返しの毎日に飽きないために 【未知の自炊を求めて世界へ】 海の向こうの自炊/手の動きが美しい国、台湾/チヂミには酢醬油につけた玉ねぎを/「敵にレシピは教えないでしょう?」/インド人青年のミッドナイトパスタ/自分で選ぶ・作る生活/フランス人から学んだコース料理の美学/おいしいミネストローネの秘密/パリ郊外の友達の家にて、冷蔵庫にあるもので自炊/メキシコで作る働き者のためのハンバーグ/未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理/ペルーの山奥で暮らすおばあちゃんの食卓/料理家の海外持ち物リスト/ラオスは原始の料理が残る国 【そして、自炊は続く】 忘れたくない家、街/未完成の食卓/食欲さんの家出/クリスマスぎらい/作り置きの出産祝い/春は風味を食べる季節/現代おせち批評/岡山で出会った「じゃぶじゃぶ」と「牡蠣飯」/75歳の自炊の先輩/つわりと食生活/二度と作れないカレー/献立に「なる」 - 著者プロフィール - 山口 祐加 (ヤマグチ ユカ) (著) 自炊料理家。1992年生まれ、東京都出身。出版社、食のPR会社を経て独立。7歳から料理に親しみ、料理の楽しさを広げるために料理初心者に向けた料理教室「自炊レッスン」や小学生向けの「オンライン子ども自炊レッスン」、レシピ・エッセイの執筆、ポッドキャスト番組「聞くだけでごはんができるラジオ」など多岐にわたり活動中。著書に『世界自炊紀行』『軽めし 今日はなんだか軽く食べたい気分』、共著に『自分のために料理を作る自炊からはじまる「ケア」の話』(星野概念)、『自炊の壁 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法 』(佐々木典士)など多数。
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あなたのモヤモヤに効く世界文学 恋愛から仕事、親子関係、中年危機まで | 堀越 英美
¥1,980
筑摩書房 2025年 ソフトカバー 208ページ 四六判 - 内容紹介 - モヤったときこそ、世界文学! 職場の先輩が「マナー警察」 → 『風と共に去りぬ』を! 親がネットの影響で差別発言 → 対策は『ドン・キホーテ』に! 推しの結婚相手が「匂わせ女」 → 『ジェイン・エア』のヒロインが参考に! 恋愛、仕事、親との関係、子育て…etc. 困った時こそ世界文学。 現代人の「お悩み」に、カフカ『変身』やブロンテ『嵐が丘』、ハクスリー『すばらしい新世界』など 23 の名著で答える、痛快・世界文学案内! ――― 時代や国を超えて愛読される名作には、「あるある」な感情がどのような構造から生まれるのかを、広い視野からとらえたものが多く存在します。(中略) 文学の“効用”をわかりやすくお伝えするべく、架空の「お悩み」に対して文学作品で答えるという構成でまとめたのが本書です。――「はじめに」より ――― 目次 はじめに 第一章 恋とか結婚とか 1 配偶者をクズに取られそう →『月と六ペンス』がおすすめ 2 推しの結婚相手が「匂わせ女」でつらい →『ジェイン・エア』がおすすめ 3 主婦は自分より家庭を優先すべき? →『春にして君を離れ』がおすすめ 4 結婚生活がマンネリ気味 →『ボヴァリー夫人』がおすすめ 5 結婚に向かない人ばかり好きになる →『嵐が丘』がおすすめ 6 ロジカルすぎて生涯の伴侶に出会えない →『アンナ・カレーニナ』がおすすめ 第二章 仕事はつらいよ 7 仕事にやりがいがない →『タタール人の砂漠』がおすすめ 8 フリーランスになったことを後悔 →『ロビンソン・クルーソー』がおすすめ 9 職場の「マナー警察」に嫌われている →『風と共に去りぬ』がおすすめ 10 仕事を休みたいが職場に迷惑をかけられない →『変身』がおすすめ 11 なんでもハラスメント扱いの現代にうんざり →『恥辱』がおすすめ 第三章 親がしんどい 12 老親がネット動画の影響で差別発言する →『ドン・キホーテ』がおすすめ 13 ダメ出ししてくる実家を出たい →『青い城』がおすすめ 14 「お母さんヒス構文」に対処するには? →『高慢と偏見』がおすすめ 第四章 子育てもしんどい 15 妻が子どもを生みたがらない →『フランケンシュタイン』がおすすめ 16 お金をかけて育てた子どもがバカにしてくる →『ゴリオ爺さん』がおすすめ 17 中学受験させる?させない? →『すばらしい新世界』がおすすめ 18 サバイバルできる野生児に育てたい →『ハックリベリー・フィンの冒けん』がおすすめ 第五章 人生いろいろ、悩みもいろいろ 19 わけもなく毎日が憂鬱 →『ダロウェイ夫人』がおすすめ 20 ネットでの誹謗中傷がやめられない →『ジキルとハイド』がおすすめ 21 年の差婚バッシングに傷つく →『緋文字』がおすすめ 22 自分の人生が無意味に思える →『タイタンの妖女』がおすすめ 23 大学生ノリがしんどい →『フラニーとズーイ』がおすすめ あとがき - 著者プロフィール - 堀越 英美 (ホリコシ ヒデミ) (著) 堀越 英美(ほりこし・ひでみ):1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒。著書に『女の子は本当にピンクが好きなのか』『不道徳お母さん講座』『スゴ母列伝』『モヤモヤしている女の子のための読書案内』『紫式部は今日も憂鬱』『親切で世界を救えるか』『エモい古語辞典』『ささる引用フレーズ辞典』など、訳書に『世界は私たちのために作られていない』『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界』『ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる』『「女の痛み」はなぜ無視されるのか?』などがある。
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山の時刻(とき) | 小林百合子(著), 野川かさね(写真)
¥2,178
パイ インターナショナル 2025年 ソフトカバー 224ページ A5変型判 縦204mm 横151mm - 内容紹介 - 山や自然が刻むリズム、そこに流れる時間に身をゆだねると、たいていのことは、きっとなんとかなると思えてくる。 一瞬で過ぎ去ってしまう、儚く美しい山の情景。それに目を凝らし、撮影を続ける写真家・野川かさねが撮り溜めてきた膨大な写真の中から珠玉の作品を厳選。それらからインスピレーションを得て生まれた四季折々、山にまつわる120の言葉と散文を収録し、「山に流れる時間」を刻んだビジュアルエッセイ。山での一瞬を焼き付けた129 枚の写真と、120点の言葉。それらは瞬間であり、点であり、時刻である。そのすべてをつなぎ合わせた時、ひと筋の「山の時間」が生まれる。「街の時間」とは異なる、おおらかで美しい流れに身をゆだねた時、これまで気づかなかった、ささやかでも大切なものが見えてくる。 - 著者プロフィール - 小林百合子 (コバヤシユリコ) (著) 編集者/1980 年兵庫県生まれ。映像制作会社、出版社勤務を経て独立。山や自然、暮らしや食にまつわる雑誌や書籍の編集・執筆を多く手がける。著書に『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の生き方哲学』(山と溪谷社)、野川かさねとの共著に『山小屋の灯』(山と溪谷社)『山と山小屋』(平凡社)『山と高原』(小社刊)。女性クリエイ ター8人からなる登山出版ユニット「ホシガラス山岳会」主宰としても活動し、書籍に『一生ものの、山道具』『山登りのいろは』『あたらしい登山案内』『最高の山ごはん』(すべて小社刊)。2023 年より北海道に暮らし、北の自然についても表現する。 野川かさね (ノガワカサネ) (写真) 写真家/1977年神奈川県生まれ。山や自然をテーマに作品を発表する。写真集に『山と鹿』(ユトレヒト)、『Above Below』(Gottlund Verlag)『with THE MOUNTAIN』(wood/water records)。著書に『山と写真』(実業之日本社)『think of your mountain』(BCCKS)。主な展示に「VIEWING MOUNTAIN」(KOKUYO think of things 2018)「東京写真月間2019「山を生きる人々」-山と共に-」(ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道 2019)「study/FOREST」 (pieni onni 2022)「study MOUNTAIN 山の探求」(田淵行男記念館2023)「FRAGMENT」(NADAR 京都大山崎 2024)など。
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増補改訂版 お菓子の包み紙 | 甲斐 みのり
¥1,870
グラフィック社 2026年 ソフトカバー 160ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 著者が土地土地のお菓子屋を訪ね、味わい、思い出とともに大切に仕舞っておいたコレクションのなかから、 200を越える店のアイテムを収録。 美しく、愛らしいデザインを、洋菓子店、和菓子店、著名な作家が手がけたものなどの章別に紹介します。 - 著者プロフィール - 甲斐 みのり (カイ ミノリ) (著) 文筆家。1976年静岡生まれ。大阪芸術大学卒業後、数年を京都で過ごし、現在は東京にて活動。 旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築など、 女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。 街歩きや手みやげなどをテーマにしたカルチャースクールの講師も務める。 近著に『全国かわいいおみやげ』(サンマーク出版)、『一泊二日 観光ホテル旅案内』(京阪神エルマガジン社)、 『新装版 はじめましての郷土玩具』(グラフィック社)など。2025年に作家生活20周年を迎えた。
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昆虫学事始 日本の昆虫研究を支えた人々 | 奥本大三郎
¥2,640
青土社 2025年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - すべてはここから始まった!稀代のナチュラリストが描く異色の昆虫学史。 日本の昆虫学の先陣を切った松村松年から、『趣味の昆虫採集』を著し手塚治虫など当時の昆虫少年に夢を与えた加藤正世、ファーブル昆虫記を日本で初めて翻訳した大杉栄まで――。明治から昭和にかけて、捕虫網を片手に時代を駆け抜けた六人の虫屋たちの姿をいきいきと描く、苦労あり、笑いありの物語。
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うたい、おどり、建てる 蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)のつくり方 | 木村 奈緒 編
¥3,740
青土社 2025年 ソフトカバー 380ページ A5判 - 内容紹介 - 蟻鱒鳶ル、ここにあり鱒! 東京都港区三田の再開発区域にぽつんと佇むコンクリート造の小さなビル、その名も「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」。蟻鱒鳶ルは、あらかじめ細かな設計図を引かず、現場に身を置き、即興的につくることをめざしてきた。毎日ちがう人がやってきて思い思いに手を動かすその現場には、コンクリート打設に鉄の溶接、はたまた音楽や料理といったさまざまな音が響きわたっていた。本書は、再開発組合から提示された「曳家」直前の約3年間を記した日誌集である。うたい、おどり、そして建てること―― つくる悦びに満ちた、セルフビルドの記録に耳を澄ませよう。
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ユリイカ2026年1月号 特集=アリ・アスター -『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』、そして『エディントンへようこそ』へ-
¥1,980
青土社 2025年 ソフトカバー 254ページ - 内容紹介 - 『エディントンへようこそ』公開記念! 『ヘレディタリー/継承』(2018)、そして『ミッドサマー』(2019)によって世界中の注目を集めたアリ・アスターは、不安定な精神、居心地の悪さの極致としての恐怖や不条理なユーモア、悪夢のような映像によって個人的な物語を紡ぎ続けている。母親の埋葬に向かう旅路を描いた『ボーはおそれている』(2023)から2年、来たる12月12日にはコロナ禍のアメリカを舞台とした『エディントンへようこそ』が公開される。社会の分断を主題とした本作は、その営為においていかに位置づけられるのか。変化する「不安症」を見据える特集号。 line2.gif 特集*アリ・アスター――『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』、そして『エディントンへようこそ』へ ❖インタビュー 映画をつくり、世界を構築する / アリ・アスター 聞き手=編集部 ❖閉ざされた街へようこそ 流し流される日常――政治的ホラーコメディのいま / 新田啓子 エディントンとウェスタン――アリ・アスターは西部劇の星空の下で何を描いたか / 川本徹 針に光があたるまで――アリ・アスターのフィルモグラフィーにおける手芸表象の移り変わり / 石田由希 ❖おぞましさの構造 アリ・アスターの「抜き感」について / 斜線堂有紀 アリ・アスターとの時間 / 大森時生 ❖イラスト① 『ヘレディタリー/継承』 / ヒグチユウコ ❖ 奇妙で不気味な(悲)喜劇 「不気味なもの」の彼岸――アリ・アスターと「思考なき無意識」 / 冨塚亮平 アリ・アスターはおそれている――作家の完璧さと制作の行方 / 堅田諒 アリ・アスター作品における優越の笑い / 藤原萌 憑依と所有――アリ・アスターとJホラーの距離 / 宮本法明 ❖対談 箱庭との距離を測る / 山中瑶子×大島依提亜 ❖箱庭の外へ 「エレベイテッド・ホラー」を(遠く)離れて / 風間賢二 アリ・アスターとA24 / 上條葉月 ❖イラスト② It’s him / 冬虫カイコ ❖夏至祭は暴かれる カタルシスの生け贄――『ミッドサマー』における解放される女と焼かれる女 / 鷲谷花 恋人/家族『ミッドサマー』――囚われの楽園で生きることへの願望 / 小西真理子 残酷な女神が支配する / 河西瑛里子 不安と恐怖の先に――ボビー・クーリックの音楽と審美的感覚 / 對馬拓 ❖おそろしく、魅力的な 夕闇の子どもたち / 岸裕真 恐怖を隠すならホラー映画の中 / 灰谷魚 切り取られた顔――アリ・アスター初期二作が訴える解放のヴィジョン / セメントTHING ❖みんなを不安にさせるもの それははじめからあなたの知っているそれではない――アリ・アスター短篇作品の奇妙な出来事 / 新城大地 否定的内在――『ヘレディタリー/継承』における情動と水平 / 長尾優希 「ヘッド・トラウマ」経験としての映画『ヘレディタリー/継承』 / 西川秀伸 受難と支配の臨界を撮る――新世代のユダヤ系作家アリ・アスターが示すユダヤ性の反転について / 矢倉喬士 ❖資料 アリ・アスター主要作品解題 / 伊藤弘了・桑原真子 ❖忘れられぬ人々*51 故旧哀傷・大宮北小の同級生たち / 中村稔 ❖物語を食べる*43 だから荒野へ、亡命せよ / 赤坂憲雄 ❖詩 花の名残 他二篇 / 中村稔 ❖ユリイカの新人 乳白色の夜は無花果の香り / ながさきふみ ❖われ発見せり 「当事者研究って大変ですね」 / 小田視希
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オブジェの店 瀧口修造とイノセンス | 寺村 摩耶子
¥2,640
青土社 2020年 ソフトカバー 360ページ 四六判 - 内容紹介 - 笑い・驚き・思索――日常を挑発する! オブジェとは、モノ、目の前にある物体をいう。突然の予期せぬ出会いの如く出現するオブジェは、人を当惑させ、解明困難な「謎」へと誘う。使用目的と無関係なモノの意味とは? 便器を芸術というデュシャンをはじめ、ムナーリ、ブルトン、瀧口修造、タルホ、井上洋介、宇野亜喜良、佐々木マキ……、文学・美術・絵本に出現したオブジェは人の深層意識・無意識を顕在化させ、不思議・驚異へと挑発し続ける! 本邦初の本格的オブジェ論。
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口の立つやつが勝つってことでいいのか | 頭木 弘樹
¥1,980
青土社 2024年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。 どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。
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脱走論 うつの時代の新しい倫理 | フランコ・ベラルディ(ビフォ)(著), 杉村昌昭(訳)
¥3,300
青土社 2025年 ソフトカバー 248ページ 四六判 - 内容紹介 - 脱走こそ、唯一可能な倫理的選択にして合理的戦略である 経済成長の神話を支え暴力を生み出しつづける、あらゆる行為を放棄すること。ここにこそ荒廃する時代を生き延びる唯一の道がある。世界を覆う「うつ状態」を資本主義社会に対する抵抗として積極的に捉え返した、退行の時代のための新たなマニフェスト。
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POSSE リニューアル号(vol.61) 特集:選挙以外で社会を変える/ネット以外で社会を変える | POSSE編集部
¥1,760
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堀之内出版 2026年 ソフトカバー 178ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ10mm - 内容紹介 - 【リニューアル号】 「小さな声と大きな変革をつなぐ雑誌」POSSEが、デザインを新たにリニューアル! 特集:選挙以外で社会を変える/ネット以外で社会を変える 第二特集:「働いて働いて働く」発言のどこが問題なのか? 世界は選挙(だけ)では決まらない──。 選挙のたび無力感に苛まれているすべての人に。 【巻頭言より】 “今回の特集は、「選挙以外で社会を変える/ネット以外で社会を変える」です。2025年12月現在、日本では物価高騰が続き、生活は厳しさを増しています。不安を抱えている人たちは多いはずです。しかし、貧困や労働問題に取り組むはずの政党が人気を集めているとは言えません。それどころか、一見正反対に見える高市政権や、参政党が大きな支持を得ているように見えます。こうした現実を前に、選挙のたび無力感に苛まされている方も多いのではないでしょうか。 そんな中で、私たちは社会を変えるための「希望」を見出そうと考えています。ただし、それは「これまでのやり方で大丈夫」ということではありません。 気づけば私たちは、SNSで誰かを攻撃したり、慰め合ったり、選挙が近づけば、政党について書き込むことばかりして、それで社会を変えている気になっていないでしょうか。この社会と闘い、社会を変えるための方法は、本当にそこにあるのでしょうか。 「選挙」と「ネット」。社会を変えるための私たちの想像力は、この2つに縛られすぎています。そんな思いから、雑誌『POSSE』は今回、新たにリニューアルしました。” 目次 【特集:選挙以外で社会を変える/ネット以外で社会を変える】 リベラルの敗北は止まらない 真の希望とは ──フェミニスト・政治学者ナンシー・フレイザー来日インタビュー ナンシー・フレイザー 左派に本当に必要なのは、選挙の勝利ではない ──左傾化する若者(ジェネレーション・レフト)の新局面 キア・ミルバーン 右派も左派もアルゴリズムからは逃れられない ──現代を覆う「レント資本主義」解説 佐々木隆治 選挙以外で/ネット以外で社会を変えるには ──参政党、NY市長選、排外主義、メガソーラーetc… POSSE座談会 【第二特集:「働いて働いて働く」発言のどこが問題なのか?】 過労死遺族が語る「働き方改革」の裏側 ──「働いて働いて働く」時代の長時間労働 過労死遺族対談 報道される過労死はたったの「4%」? ──なぜ人は「もっと働きたい」と欲望するのか 今野晴貴×斎藤幸平 スキマバイトで介護される時代 ──ウーバー以降、労働法の最前線 川上資人×今野晴貴 締め切りの支配から逃げるには? ──資本主義を変える「遊び」の哲学 難波優輝 = = = = = 連載 スポーツとブラック企業 体育会系言葉・話法を考える 常見陽平 コラム Mrs.GREEN APPLE「ライラック」は2020年代の労働歌か? 岩本菜々×坂倉昇平 ブックレビュー 定期購読・寄付・会員 バックナンバー紹介 POSSE活動紹介 編集後記
