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世界の土偶 | 譽田 亜紀子
¥3,300
散歩舎 2026年 ソフトカバー 128ぺージ B5判 - 内容紹介 - 「土偶」というと一般的には日本の縄文時代につくられた土製の人形(ひとがた)をさしますが、広義の土偶つまり土でつくられた偶像は、実は世界各地に存在します。 驚くほど巧緻な造形のもの、宇宙人のような謎の姿をしたもの、思わず微笑んでしまうプリミティブなもの、地母神や祖霊をあらわしたもの、異形のものへの畏怖の念が感じられるものなど、さまざまな土偶があります。世界各地の多種多様な土偶からは、そこに込められた人々の願いや世界観など、共通点や相違点などが見てとれます。 そんな世界の土偶を土偶ライターの譽田亜紀子さんがセレクト、日本を含め世界各地から約200体を厳選しました! 見たことのない、ワクワクに満ちた世界の土偶をぜひご堪能ください。 - 目次 - はじめに 2 本書の見方 3 世界の土偶史年表 4 1.アフリカ大陸 6 2.西アジア 18 キプロス島の土偶たち 32 並べて比べる土偶観測室 ROOM1 大きさ・古さ 40 3.地中海 46 4.ヨーロッパ 56 並べて比べる土偶観測室 ROOM2 パーツ 68 5.中央・南・東南アジア 72 6.東アジア 84 並べて比べる土偶観測室 ROOM3 ポーズ 100 7.ラテンアメリカ 104 並べて比べる土偶観測室 ROOM4 世界の女神(ビーナス) 119 おわりに 123 掲載博物館・参考文献 126 - 前書きなど - はじめに 「土偶って世界にもあるんですか?」 10年前、日本の土偶に関する本を出した際、読者さんに言われたのがこの言葉でした。「土偶が好きならメキシコの人類学博物館に行かなきゃダメだよ」と言われたこともありました。それをきっかけに、私の頭のなかには世界の土偶を見てみたいという思いがむくむくと生まれました。メキシコだけでなく、もしかしたら世界中に日本の土偶よりも面白い子たちがいるかもしれない……。 「土偶とは何か」と問われれば、縄文時代に粘土でつくられた人(ひと)形(がた)の焼き物と説明していますが、言葉通りの解釈でいけば土でつくられた偶(人形のこと)であり、時代や地域は関係がないはず。そこで世界に目を向けてみると、さまざまな土偶が各地でつくられていて、日本とはひと味もふた味も違う造形に「なんだこれ!」と心が躍りました。 それを皆さんに見ていただこうと「これは面白い」「こんなグロテスクなものも土偶にする?」「わー、かわいい♡」など、学術的な価値はひとまず脇において、私好みの世界の土偶を集めて本にすることにしたのです。なかには笛だったり花瓶だったりと、土偶ではないものもあります。それでも今回はあえて土偶の仲間としてご紹介していることをご理解いただければ幸いです。どうしても見ていただきたかったのです。 日本の土偶は、妊婦や女性を表しているとされますが、精霊だという研究者もいれば、目に見えない存在(超自然的存在)の具現化だと思っている私のようなものもます。誰にも正解はわかりません。 では、世界の土偶たちはどうでしょうか? 豊穣を祈る女神だったり、邪を祓うものだったり、仮面を被ったシャーマンだったり、時には権力者だったりとさまざまです。さまざまあるのだけれど、それをつくった当時のその地域の人々にとってはかけがえのない存在であり、心を寄せるものだったと思うと、どれもが愛おしく思えてくるのです。 アフリカ大陸から南米大陸までざっとご紹介していますが、ここにあるのは探し出すことができた世界の土偶のほんの一部でしかありません。本書をめくりながら、見たことのない世界の土偶たちが繰り広げる、楽しく豊かな世界にご一緒できたらと願ってやみません。 最後に、突然の申し出にもかかわらず快く各章最初の紹介部分の監修をお引き受けくださった東海大学文学部歴史学科考古学専攻教授の有村誠先生、いろいろな相談にのっていただいた東京文化財研究所文化遺産国際協力センター・保存計画研究室室長の安倍雅史さん、厳しい社会状況下で画像をお貸しくださったイラン国立博物館のホセイン・アジジ・ハラナギさんに、心から感謝を述べたいと思います。 譽田亜紀子 - 版元から一言 - 土偶を紹介する本は数々あれど、世界中の土偶を集めた一般書は今のところありません。 本書を見ると、世界の土偶の多様さや共通点など、いろいろなことに気づかされます。 また同時に、日本の縄文時代の土偶が製作期の長さや年代、デザインなどにおいて、いかに特異なものなのかを改めて感じざるを得ません。 豊富なビジュアルで、大人も子どもも楽しめる1冊です。 - 著者プロフィール - 譽田亜紀子 (コンダアキコ) (編著) 文筆家。岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。奈良県観音寺本馬遺跡の土偶に魅せられ、縄文時代の虜になる。先史時代の人々を探究し、執筆や講演会を精力的に行って現代の暮らしに活かせるエッセンスを発信している。著書に『増補改訂版 はじめての土偶』『新版 土偶手帖』(共に世界文化社)、『知られざる縄文ライフ』『知られざるマヤ文明ライフ』(共に誠文堂新光社)、『土偶界へようこそ』『土偶のリアル』(共に山川出版社)、『「縄文」のヒミツ』(小学館)、『こんだあきこのわたしの偏愛遺跡旅』(新泉社)、『はじめての縄文のくらしえほん』(パイ インターナショナル)など多数。
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日常性の哲学 萩原朔太郎エッセイ・セレクション
¥2,640
鹿美社 2026年 ソフトカバー 312ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 【日本近代詩の父、晩年の思索】 晩年にエッセイの普及に力を注いだ萩原朔太郎。その知られざる軌跡が明らかに。日本文学の行く末を案じた天才詩人が記す50編のエッセイ・セレクション。 - 目次 - はじめに‐日常性の哲学 Ⅰ 気になる人間と文化 言葉のない恋愛 日本の家 幸福について 音楽について 巡査の話 復活した耶蘇の話 日常口語の批判と目的性 日本の女 所得人 室生犀星 野蛮への悦びーー文明の悲哀ーー 北支事変について ホテルと旅館 老年と人生 ダンヂイズムについて 科学への不信 作文の話 公衆道徳について 住宅について 読書と教育について キリスト教の秘密 前欧州大戦の頃 蟻と近代戦争 頼朝の髑髏 我等何をなすべきかーー青年の為にーー Ⅱ 様々なる場所ともの 秋日漫談 ラヂオ漫談 移住日記 夏帽子 動物園 東洋の太鼓 ゴム風船 ゴム長靴 悲しい新宿 我が故郷を語る 春の旅 喫茶店にて 東京風景 風俗時評 Ⅲ 自分とは何者か 孤独な旅人 孤独者の独語 隣人への挨拶 永遠の退屈 学校教師の話 朗らかの話 狼言 秋宵記ーー独身生活についてーー 病床生活からの一発見 Ⅳ 随筆とエッセイ エッセイのない文壇 随筆の革命 解説ー晩年の朔太郎 堀辰雄 編集後記 編者補論ー随筆の思想/エッセイの思想 萩原朔太郎関係年譜 - 前書きなど - 白鳥氏の名づける「日常性の哲学」は、エッセイの訳語としては好訳ではない。だがエッセイの説明として明解であり、日本の文壇に指示することが多分にある(本文より) 近頃日本の文壇では「日常性の哲学」ということが言われて居るが、元来文学者の生活には、常に「哲学する日常性」が必要なのである。即ちゲーテも言っているように、詩人に必要なものは哲学でなくして、哲学する精神である。ベルクソンやデルタイは言う。真の意味の哲学者とは、哲学を学問する人のことでなくして、哲学する精神を気質し、且つメタフィジックを直覚する人のことである。即ち真の哲学者とは所謂「哲学者」の謂でなくして「詩人」の謂である。(本文より) - 版元から一言 - 今まであまり顧みられてこなかった近代詩の父、萩原朔太郎の晩年に書かれたエッセイのセレクションです。
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この身体で生きていく 自分の道を歩む人 | 共同通信社(編著)
¥2,420
亜紀書房 2026年 ソフトカバー 304ぺージ 四六判 縦190mm 横133mm 厚さ24mm - 内容紹介 - 【共同通信・好評連載「からだ⇄世界」書籍化!】 誰かの身体のことを知ることで、世界の捉え方を変える一冊。 もっとたくさんの人生を読みたいくらいでした。 ──川内有緒さん推薦!(ノンフィクション作家) からだの声と向き合い、人生を変えた人びとの姿に、 いまを生き抜くヒントを探る50編! *** 生きる〈手触り〉を取り戻すために。 スマホから得られる知識でわかったつもりになり、 いつのまにか誰かの「正解」を生きようとしてしまう時代に 自分の身体を手がかりに、進むべき道を見出した人びと。 彼ら/彼女らの「人生の物語」に耳を傾け、 ままならない身体を引き受けて歩む姿を描くことで、 生きることの深みと喜びとを伝えるノンフィクション! 目次 ・心が暴走するのを止めるには ──物語を紡ぐ言語学者 川添愛 ⅰ 感じる ・考えなくても手が動き出す ──表現者ではなく、陶工として 黒木昌伸 ・点字という光 ──唇をはわせて読む 藤野高明 ・「守姉」が育んだ絆 ――沖縄・多良間島の子育て 佐久本たらま+桃原愛 ・からだをメディアに対話する ──認知症の人と踊るダンサー 砂連尾理 ・トビの意思を拳で受け取る ──猛禽類に学ぶ 菊池晏那 ・島の人と解き明かす感覚障害 ──隠れ水俣病を追って 浴野成生 ・湧き出てくる感覚をフィルムに ──山を撮る 野川かさね ・「手の記憶」を絵や塑像に写す ──マッサージする美術家 池上恵一 ・「あわい」の感覚を取り戻す ──文字や論理を超えて 安田登 ⅱ 超える ・だからAIを超えられる ──物まね芸の極意 コロッケ ・女装という変身 ──メークは人を解放する 山田はるか ・何歳からでも人は変われる ──筋肉と向き合い、得た信念 谷本道哉 ・神経を意識、動き始める足 ──装着型サイボーグで歩く 末武洋一 ・手が動かなくても、心は動く ──分身ロボットで夢を叶えるバリスタ 藤田美佳子 ・しし踊り ──引き出される野性 富川岳 ・個を超えて、延伸する生命 ──三鷹天命反転住宅に住む 本間桃世 ・生前の姿がそこに ──犬型ロボットを家族として 藤本博江 ・「ただの友だち」 ──意味を超えて、共にいる 平田和毅+谷口莉乙 ・堆肥になって地球に還りたい ──有機還元葬という選択 小野梨奈 ⅲ 届ける ・正気を失わせるほどの「何か」を届ける ──「独り」貫く魂の歌 友川カズキ ・いつでもどこでも言葉を ──祖父への思いがつなぐ「聞く文化」 上田渉 ・ローカルな価値を言語化する ──原風景の地で人をつないで 田中輝美 ・渾身のソロ、あるビートボクサーの誕生 ──楽器になる 河村潤哉 ・失われゆく生物たちの海 ──潜る 高島篤志 ・認知症の人の世界を見る ──ケアの現場で深める思索 日高明 ・ここにしかない言葉を探し続ける ──原発の地で紡ぐ物語 奈倉有里 ・熊野のざわめきに、父の声を聴いて ──中上健次との対話 中上紀 ・ふたつのルーツを絵に刻む ──心の浄土説く住職 高橋大我 ・ピカドン、五感で受け継ぐ ──被爆者の生に伴走 村上須賀子+河宮百合恵 ⅳ 輝く ・私だけの美しさを見せる ──義足のモデル 海音 ・一級の食材に血が騒ぐ ──体に落とし込んだ理屈で 奥田透 ・五感を超えて、暗闇の中を突き進む ──全盲のスイマー 高橋オリバー ・季節の移ろいを感じ、いまを紡ぐ手仕事 ──一点物の服を作る 居相大輝 ・ちゃぶ台に込められた「和」の魅力 ──イスラエルから来た非戦の木工職人 ダニー・ネフセタイ ・字と向き合い、変わった人生 ──手書きの人 永井玲子 ・身ひとつで生きる人の格好良さ ──社会を変えるサーカスをプロデュース 田中未知子 ・身体からにじむ生き様を見せる ──ストリップの踊り子 牧瀬茜 ・すべての演劇人のための身体表現メソッド ──人間のあり方を問う 鈴木忠志 ・この顔だから巡り会えた ──一人芝居「悪魔」で問う、見た目問題 河除静香 ⅴ 向き合う ・キャンバスで、一つの魂に向き合う ──マタギ文化に生きる画家 永沢碧衣 ・夫は運命共同体 ──臓器をもらう 早川麻里 ・自然の中で、自分だけの感覚を見つめて ──子どもたちと生きる 諸岡江美子 ・牛が流した涙、刻まれた痛み ──原発事故で迫られた殺処分 松本信夫 ・からだごと笑えば、他者との垣根はなくなる ──スタンダップコメディー 清水宏 ・手が伸びる、理性と衝動のはざまで ──盗みを重ねる 高橋香織(仮名) ・言葉を使わず、他者を感じる ──遊びで培うコミュニケーション 幸野ソロ ・無心で対する果てに「真の自由」 ──音楽を奏でるプロレスラー 矢口壹琅 ・なぜこの場で、こんな死に方を強いられたのか ──沖縄の戦没者遺骨収集 具志堅隆松 ・父に刻み込まれていた戦争 ──虐待の連鎖、トラウマに向き合う 藤岡美千代 上記内容は本書刊行時のものです。
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失くしても、また | 小手鞠 るい
¥2,090
講談社 2026年 ソフトカバー 256ぺージ B6変型判 - 内容紹介 - 大人にだって、きゅん!も、ぐっ……もある。 愛猫を失った夫婦、学校図書館で子どもたちに向き合う司書、久しぶりに集う高校の同級生たち、夢を忘れかけた会社員――。 ひとりでも、ふたりでも、みんなでも。 自分にちょうどの形を見つけて、そうして今日も、生きていく。 第1話 いくつになっても 第2話 さみしくてやさしくてかわいい 第3話 いとおしい大人たちへ 第4話 眠りに落ちるその前に 第5話 ぜんぶ自分のことだから 第6話 愛することと許すこと 第7話 大きく息を吸って 第8話 これはため息じゃない 第9話 忘れても、忘れなくても 第10話 あなたはここにいる - 著者プロフィール - 小手鞠 るい (コデマリ ルイ) (著) 1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からニューヨーク州ウッドストック在住。児童書、エッセイ、小説など、著書多数。サンリオ「詩とメルヘン」賞、「海燕」新人文学賞、島清恋愛文学賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化賞などを受賞。主な著作として『ラスト・ワルツ』『わたしが戦場にいる』『ガラスの森/はだしで海へ』『イズミ』『情事と事情』『晴れ、ときどき雪』『愛の人 やなせたかし』など。
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「らしさ」について考えた | 畑中 章宏
¥2,970
どく社 2026年 ソフトカバー 208ぺージ B6変形判 縦168mm 横120mm 厚さ19mm - 内容紹介 - 民俗学でひもとく 「男らしさ」「女らしさ」「もっともらしさ」「わざとらしさ」…。 押しつけられた「らしさ」に抗しつつ、 豊かな「らしさ」を生みだせないものか ――在野の民俗学者による珠玉の評論集。 大学・高校入試にも多数採用 岩波書店『図書』連載に書き下ろしを加えた待望の書! その「らしさ」は、どこから来て、なぜ私たちを縛るのか? ジェンダー、アイデンティティ、AIと人間…… 今あらゆる場面で問い直されるテーマに、 民俗学という角度から光を当てる。 「何かしらの通念に依拠する『らしさ』群は、曖昧な観念にもとづく規範的な力が不安を助長する(中略)。ただいっぽうで、『らしさ』のない社会も無味乾燥なものである。押しつけられた『らしさ』に抗しつつ、豊かな『らしさ』を生みだせないものか」(本文より) - 目次 - はじめに 子どもらしさ 女らしさ 男らしさ もっともらしさ わざとらしさ 自分らしさ 人間らしさ 日本らしさ たしからしさ おわりにーー大阪らしさ 前書きなど はじめに 日々暮らしていくなかで、「らしさ」の付いた言葉を目にする機会が少なくない。本や雑誌、インターネットをとおして、「らしさ」が目に飛びこんでくる。そして、ある種の強制や拘束力で、「らしさ」は私たちのからだを覆っているようにさえ思われる。 「女らしさ」や「男らしさ」、あるいは「子どもらしさ」といった言葉は、決して耳ざわりがいいものではないのに、とっさに口にのぼせられる。 国語辞典で「らしさ」を引くと、「《接尾語「らしい」の語幹に、接尾語「さ」の付いた語》名詞や形容動詞の語幹に付いて、そのものの特徴がよく出ていることを表す」と記される(『大辞泉』第二版)。また、「そのものにふさわしい様子をしていること、まさにそのものであると判断される程度、などの意の名詞をつくる」(『日本国語大辞典』第二版)とされ、その用例として「自分らしさ」「子供らしさ」「確からしさ」などの「らしさ」が挙げられ、単独で用いた場合には、「その人や物事の特徴」を表わし、「らしさを発揮する」という用例がある。 「らしさ」は、あるものにたいする、理想や期待を担わせる。「女らしさ」や「男らしさ」や「子供らしさ」、それに「日本人らしさ」なども、女性や、男性や、日本人にたいする期待の表明である。「自分らしさ」や「私らしさ」は、その方向が、自分から自分に向けられる。こうした「らしさ」の中身は、時代によって変化する。そして性別や年齢、所属や職業ごとに、だれもが「らしさ」の洗礼を受けてきたのである。 * この本はいまから三年から四年前、右のような書き出しで、雑誌に連載した原稿をもとにしている。事情があって、これまで本として世に出ていなかったのだけれども、そろそろ形にしたいと思うようになったのである。 それにはいくつかの理由がある。ひとつには現在も、「らしさ」が幅を利かしているように見えるからだ。この間に、「らしさ」をめぐる本が数多く出版された。そしてそのほとんどが、「女らしさ」と「男らしさ」にかんするものだ。つまり、いろいろな「らしさ」のなかでも、ジェンダーやセクシュアリティをめぐる「らしさ本」が、次々と刊行されたことになる。 そうした「女らしさ本」や「男らしさ本」にふれた人には、ジェンダーやセクシュアリティについての本書のアプローチは、いささか物足りなく感じるかもしれない。 また、「日本らしさ」や「日本人らしさ」についても、愛国心やナショナリズムとはいえないようなナイーブな態度が目立つようになり、凡庸な排外主義を生みだしている。 「そろそろ形にしたいと思うようになった」のには、また別の理由がある。それはこの連載のいくつもが、大学入試の現代国語の試験問題に使用されてきたことがある。これは著者としては望外の喜びなのだが、「らしさ」が試験問題を作成する人にとって「試験問題らしさ」を感じさせるからだろう。それはともかく著者としても、「○○らしさ」がユニークな切り口であることを再認識したしだいである。 なお本書をいま世に問うにあたり、近年の「らしさ」本を踏まえて、連載に手を加えることもありえたが、連載にはその頃の空気や私の思いが流れ、また私の限界が露呈していることもあり、あえてそのままにしている。ただしそれは言い訳にすぎず、現代の日本の「らしさ」から時代遅れになっている部分もあるため、その点については、この本のために書き下ろした「たしからしさ」でふれることにした。 それではそろそろ、「らしさ」の迷路に迷いこんでいくことにしよう。 - 版元から一言 - 民俗学者の畑中章宏さんによる評論集。民俗学の知見で、「らしさ」という言葉のもつ窮屈さや、多様さをさまざまな「らしさ」をもとにひもときます。装丁もちいさく凛とした上製本で、「書籍らしさ」の感じられる書籍となっています。 - 著者プロフィール - 畑中 章宏 (ハタナカ アキヒロ) (著) 民俗学者。 1962年大阪生まれ。近畿大学法学部卒。平凡社の編集者として、雑誌『月刊太陽』のほか、荒木経惟、佐内正史の写真集の編集にたずさわる。2000年にフリー編集者として独立、2010年頃から著述に重点を移し、災害伝承、民間信仰から流行現象まで、幅広い領域に取り組んでいる。著書に、『宮本常一』(講談社現代新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『廃仏毀釈』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『五輪と万博』(春秋社)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』(晶文社)、『新・大阪学』(SB新書)、『『忘れられた日本人』をひらく』(若林恵との共著、黒鳥社)、『オルタナティブ民俗学』(島村恭則との共著、誠光社)ほか。最新刊は『老いに追われて』(rn press)。
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このロボで、行けるところまで行くしかないのだ。 | スズキ ナオ
¥1,650
幻冬舎 2026年 ソフトカバー 188ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 食べられなくなった、傷が治りにくくなった、寂しくなった。 ポジティブな目標なしで、どう生きていくか――。 なんと平凡な中年だろうか――。 缶チューハイ片手にふらっと散歩が趣味の、中年フリーライター。 歳を重ねるにつれ寂しさが積もる日々を綴る、書き下ろしエッセイ。 親戚一同が集い、伯父と伯母の金婚式を屋形船で祝った日の夜、父から渡された席順表。いつかこの紙を見てこの日のことを思い出すかもしれないと、リュックにしまった。「そしてまた、捨てられない紙が増えていく」より 暗い話ができる友人が久しぶりに会えるはずだった日の朝、突然亡くなった。今でも不意に電話がかかってくるような気がする。――「ずっと会えなかった人からの電話」 息子がキャプテンを務める小学校のミニバスケチーム最後の公式戦を観戦。息子のチームがブザービートで勝ったのを見届けた帰り、発泡酒を飲みながらどんどん涙が出た。「ずっと忘れられない試合を見た」より ライターとして飲食店を取材するという仕事があるけれど、最近、急激に食べられる量が減ってしまった。食べることを心の底から楽しめた時間は、せいぜい10年ほどしかなかったのではないだろうか。「食べられないという悲しみ」より 社会学者・岸政彦氏との特別対談「『こうはなりたくない』だけで生きていく」収録。
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たのしくわかる歴史総合の授業 高校生とつむぐ全60テーマ | ゆい~る(編), 岩井 淳(編)
¥2,200
えにし書房 2026年 ソフトカバー 240ぺージ B5判 縦257mm 横182mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 静岡県下で歴史教育に取り組み、授業づくりをまなび合うサークル「ゆい~る」を運営する高校教員が、日本史と世界史の有機的な総合を目指して積み重ねた授業実践の成果をまとめた、「歴史総合の授業」のための参考書。「歴史総合」科目の基本的な枠組みを押さえつつ、授業の自然な流れを再現する構成にし、モノ資料を多く使って具体的でわかりやすい議論を展開。また静岡という地域からの問いを重視しつつ、周辺的な地域にも目配りし、日本史と世界史を結びつける努力を続けている教師たちの実践記録でもある。 - 目次 - 序文……岩井 淳 まえがき…松井秀明 Ⅰ 歴史の扉 1 「サツマイモ」ってどんなイモーー過去・現在・未来をめぐる「歴史総合」授業開き……良知永行 2 「チューリップ」の歴史からーーあなたはどこに注目して歴史総合の授業を学びたいですか?……松井秀明 3 ハイジからみる近代化ーー19世紀後半の社会の変化について考えてみる……島﨑和彦 Ⅱ 史資料の使い方 4 「沖縄返還」の新聞記事を比較するーー資料を使うポイントは?……良知永行 5 オーラル・ヒストリーの活用ーー個人史から全体史へ……中山敬司 Ⅲ 近代化と私たち 6 18 世紀の東アジアの政治と経済ーー清の政治や外交は東アジア諸国にどんな影響を与えた?……曾布川美乃里 7 18 世紀の国際商業の「影」ーー不満・怒り・悲しみを抱いた人びとはだれか?……良知永行 8 産業革命のもとで働く人びとーーグローバル化のもとで働く私たちとの共通点は?……良知永行 9 13 植民地の独立とその後の国づくりーーその独立は世界にどのような影響を与えたのだろうか?……水野彰紀 10 『人権宣言』を読むーー「理性の光」はどこまで届いた?……良知永行 11 ナポレオンの光と影ーーナポレオンの登場をヨーロッパの人々はどう評価したのか?……曾布川美乃里 12 大西洋をこえて広がった革命ーーあなたが当時のハイチの人びとならナポレオンに何を語る?……良知永行 13 岩倉使節団が見た欧米とアジア ーー岩倉使節団はどの国をモデルに新しい国づくりをしようとしたのだろうか?……伊藤和彦 14 クリミア戦争ーー1853 年に、ロシアが日本に開国をせまったのはなぜだろう?……松井秀明 15 南北戦争によるアメリカの「変化」を問うーー南北戦争により黒人奴隷は自由を獲得したのか?……良知永行 16 アジア初の近代憲法の「新しさ」と「古さ」ーー西欧の進出を防ぐ役割をはたしたのか?……良知永行 17 南アジアと東南アジアの植民地化ーー植民地支配に「利益」はあるのか?……伊藤和彦 18 アヘン戦争の衝撃ーー戦争を避ける道はなかったのか?……伊藤和彦 19 開国の経済的・社会的影響ーー開国した日本が生きる道はどちらか?……伊藤和彦 20 廃藩置県から西南戦争へーー民衆にとっての明治新政府とは?……中山敬司 21 明治初期日本の外交と東アジアの国際秩序ーーアイヌにとっての「幸せ」って何だろう?……伊藤和彦 22 自由民権運動と大日本帝国憲法の成立ーー自由民権運動の人々の願いはかなえられた?……松井秀明 23 アフリカ分割の歴史 ーー22 世紀のアフリカはどんな社会発展(近代化)を目ざすと良いだろうか?……良知永行 24 日清戦争と中国分割ーー近代日本初の対外戦争「日清戦争」の実像を表すネーミングは?……良知永行 25 日露戦争ーー戦争が引き起こした「悲しみ」とは?……松井秀明 26 日本の産業革命ーーおしん・みねはどういう生活をしたのか?……中山敬司 27 植民地化とアジアの抵抗 ーー日本がアジア諸国と連帯する道を選択したら、どのような可能性が生まれるのか?……松井秀明 Ⅳ 国際秩序の変化や大衆化と私たち 28 第一次世界大戦ーーどのような戦争で、これまでの戦争と何が違うのか?……村松孝則 29 第一次世界大戦と感染症ーーなぜ「スペイン風邪」は世界中で流行したのだろうか?……伊藤和彦 30 ロシア革命とシベリア出兵ーーシベリア出兵の教訓を後世の人たちにどのように伝えますか?……松井秀明 31 第一次世界大戦後の国際秩序をどうつくるかーー平和な世界は実現するのか?……伊藤和彦 32 東アジアの民族運動ーー「マンセー!」 の声は実現するのか?……伊藤和彦 33 インドの民族運動ーー「塩の行進」が来た! あなたはどうする?……良知永行 34 大衆社会とファシズムーー大衆社会の未来は明るいか?……良知永行 35 全国水平社の成立と衡平社ーー大正デモクラシーに限界はあったのか?……中山敬司 36 世界恐慌と日本ーー助け合いではなく、戦争を選んだのはなぜか?……松井秀明 37 ファシズムと若者ーーヒトラーユーゲントは戦争の加害者か被害者か?……良知永行 38 満洲国とスペイン内戦ーーピカソはゲルニカのどこに“ 平和への願い” を描き込めた?……松井秀明 39 日中戦争と戦時下の日本ーー日本兵の実態と中国の抵抗……中山敬司 40 日系人から見たアジア太平洋戦争のはじまりーー日本人? それともアメリカ人?……伊藤和彦 41 原爆投下ーーなぜ被爆者の思いは届かないのか?……伊藤和彦 42 国連憲章と日本国憲法のあいだーー第二次世界大戦の悲惨な経験をどう活かすか?……伊藤和彦 43 朝鮮戦争ーー日本は朝鮮戦争にどう関わったのか?……松井秀明 44 日本国憲法の誕生ーー憲法に込められた人びとの願いとは何か?……伊藤和彦 45 女性からみた戦後改革ーー房枝やベアテの願いは実現したのか?……伊藤和彦 46 在日コリアンからみた日本の「独立」ーー日本人? それとも外国人?……伊藤和彦 Ⅴ グローバル化と私たち 47 パレスチナの子どもたちの声に耳を傾けるーーパレスチナ問題は遠い問題なのか?……良知永行 48 ダーバン宣言(2001 年)を読むーーアフリカの人びとは未来に向けて旧宗主国に何を求める?……良知永行 49 日本とドイツの戦後史ーー東アジアの地域統合は進むのか?……伊藤和彦 50 カネミ油症事件を追体験するーー高度経済成長の光と影とは……松井秀明 51 ベトナム戦争と沖縄・静岡県を繋ぐーー静岡で何があったのだろう?……中山敬司 52 石油危機はなぜ、どのようにして起こったかーーイラン革命はどのような革命であったのか?……島﨑和彦 53 アジアの経済成長 ーー東南アジア諸国連合(ASEAN)の取り組みは、東アジアにおける平和構築のモデルとなるか……良知永行 54 21 世紀、私たちは核兵器をどうするーー未来へ向けての高校生のメッセージ……良知永行 55 「国際貢献」と憲法9 条ーーロシアによるウクライナ侵攻。日本にできることは何だろう?……伊藤和彦 56 第二次世界大戦後、ヨーロッパの地域統合はどのようにすすんだかーーその成果と課題は何か?……島﨑和彦 57 情報通信技術発展と環境問題への対応 ーースマホ時代を歴史的にみるとどうとらえることができるのか?……島﨑和彦 Ⅵ 探究活動 58 生徒と学ぶ戦争体験(中国残留日本人孤児)……中山敬司 59 生徒と学ぶ出征兵士の手紙―市野さんは出発する直前にどんな手紙を書いているのだろうか?……村松孝則 Ⅶ 歴史教育論 60 歴史教育から考える複合国家ーー主権国家再考とブリテン革命……岩井 淳 あとがき……良知永行 - 著者プロフィール - 岩井 淳 (イワイ ジュン) (編) 1956年生まれ。1990年から2022年まで静岡大学人文学部(後に人文社会科学部と改称)に勤務。現在は静岡大学名誉教授。専門分野はイギリス近世・近代史。主として①ピューリタン革命期の千年王国論・終末論、②イギリスを中心とした複合国家論、③歴史教育に関心がある。①では『千年王国を夢みた革命』(講談社選書メチエ、1995年)、『ピューリタン革命の世界史』(ミネルヴァ書房、2015年)が代表作。②では『ピューリタン革命と複合国家』(山川出版社、2010年)、『ヨーロッパ近世史』(ちくま新書、2024年)、岩井編『複合国家から読み解く世界史』(山川出版社、2024年)などがある。③では2010年に静岡歴史教育研究会を立ち上げ、教員養成に努めたほか、高校歴史教育研究会編『資料と問いから考える歴史総合』(浜島書店、2022年)を分担執筆。
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私たちはみんな、失敗を知っている | 白石果林, 小指, こだま, 野口理恵, 村井光男, 川内有緒, 北尾マーモット, 花田菜々子, 末井昭
¥1,320
百万年書房 2026年 ソフトカバー 232ぺージ 四六変形判 縦170mm 横128mm 厚さ14mm - 内容紹介 - 巷に溢れる〈サクセスの秘訣〉は聞き飽きました。 あなたの失敗談を聞かせてください。 - 目次 - 離せなかった 白石果林 失敗は幸福のはじまり 小指 いい人だと思われたくてお金を貸しました こだま 夏の日 野口理恵 本をつくってきて失敗をしたことがない 村井光男 私のもとに残った成分 川内有緒 丸い窓の家 北尾マーモット 失踪の練習さえも失敗 花田菜々子 終わりよければすべてよし 末井昭 - 著者プロフィール - 白石果林 (シライシ カリン) (著) 1989年生まれ、さいたま市在住。法政大学現代福祉学部卒。大学や一般企業に勤めたのち、2020年にフリーライターに転身。女と金にだらしない父と、アルコールに依存し暴力を振るう母のもとで育った経験から、家族の問題や依存症などをテーマに取材・執筆を行う。百万年書房の学校「エッセイの技法」第1期生。 小指 (コユビ) (著) 漫画家、随筆家。1988年横浜市生まれ。著書に『偶偶放浪記』(白水社)、『宇宙人の部屋』(ROADSIDERS)。他、自主制作本多数。本名の小林紗織名義では画家としても活動している。 こだま (コダマ) (著) 作家、エッセイスト。2017年に私小説『夫のちんぽが入らない』でデビュー。エッセイ集に『ここは、おしまいの地』『縁もゆかりもあったのだ』など。2026年に初の創作小説『けんちゃん』、往復書簡こだまといりえ『虫の時間』刊行。 野口理恵 (ノグチ リエ) (著) rn press代表。文芸誌「USO」編集長。書籍を制作する傍らで文筆活動を行う。著書は『私が私らしく死ぬために 私のお葬式ハンドブック』(rn press)、『生きる力が湧いてくる』(百万年書房)。健康体。 村井光男 (ムライ ミツオ) (著) 1976年東京都生まれ。新卒で出版社に入社するも3年で解雇となり、成り行きで立ち上げた個人出版社も2年で頓挫。復職した出版社の倒産を機に、2008年にナナロク社を設立。詩歌を中心に、写真集、絵本、エッセイなど、これまでに刊行したすべての本で、編集または制作を担当している。 川内有緒 (カワウチ アリオ) (著) ノンフィクション作家。アメリカ、南米、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどを執筆。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、『ロッコク・キッチン』でドゥマゴ文学賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』、『ロッコク・キッチン』の共同監督を務める。 北尾マーモット (キタオ マーモット) (著) 1984年生まれ。大学卒業後、民間企業で働いたのち教師に転身、特別支援学校に勤務 する。百万年書房の学校「エッセイの技法」第1期生。筆名の名付け親は北尾修一氏。エホバの証人の宗教2世として育った経験や、教師の日々などをnoteに書く。趣味は焚き火とひとり往復書簡。[email protected] 花田菜々子 (ハナダ ナナコ) (著) 1979年東京都生まれ。書店員としてさまざまな本屋で20年ほど勤めたのち、現在は東京・高円寺で『蟹ブックス』を営む。著書に自身の実体験を綴った『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)など。 末井昭 (スエイ アキラ) (著) 1948年岡山県生まれ。工員、キャバレー、イラストレーターなどを経て、1975年にセルフ出版(現・白夜書房)設立に参加。編集者として『ウイークエンド・スーパー』『写真時代』『パチンコ必勝ガイド』など、15誌ほどの雑誌を創刊。退社後はエッセイストとして8冊の本を出す。著書『自殺』が第30回講談社エッセイ賞を受賞。親父バンド「ペーソス」のサックス担当。
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ジブンの世界はジンブンでできている2 ―現場で実践する哲学者×病いと身体を考える社会学者×古本をめくる宗教研究者― | 堀越 耀介, 山田 理絵, 木村 悠之介
¥2,750
ジブンジンブン 2026年 ソフトカバー 300ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 研究って、こんなに自由だ。 哲学者×社会学者×宗教学者、越境する人文知があなたの世界の見方を耕す、インタビュー&対談集第2弾! AIが「答え」をくれる時代だからこそ、私たちはもっと「問い」を自由に深められたら―― 企業経営の現場で、病いと社会の間で、あるいは古本市で……現場に足を運び、問いを耕す人文系研究者たちの視点を味方につければ、世界はもっと深く「ジブンごと」になる。彼ら彼女らは、いったいどんな道をたどって、現在地にたどりついたのか? 哲学者・社会学者・宗教学者、それぞれの目から、世界はどんなふうに見えているのか? AI時代に何を学ぶべきか迷うあなたも、自分の身体や生き方に違和感を抱くあなたも。中学生から大人まで、あなたの世界を拡張し、豊かにする「ジンブン学」の実践、シリーズ第2弾! ■本書に登場する研究者たち 堀越耀介:現場で実践する哲学者。子どもたちの教育の場から企業の開発チームまで、領域を越えて「哲学対話」を実践している 山田理絵:病いと身体を考える社会学者。摂食障害の歴史社会学的研究を進めながら、タトゥー、刑務所での処遇など多彩なテーマに取り組む 木村悠之介:古本をめくる宗教研究者。神田の古書市に通い、近現代の神道や大衆宗教メディアから当時の世相を読み解く ■もくじ ・まえがき ・第一部 現場で実践する哲学者 孤独な少年が見つけた「哲学」/「哲学科なんて就職ないぞ」を振り切って/運命を決めたオープンキャンパス/大学院で挫折寸前/「子どものための哲学」との出会い/企業のチームに「常駐」する哲学者/哲学×ビジネスのブルーオーシャン ほか ・第二部 病いと身体を考える社会学者 跳び箱が跳べなかった小学生/イギリス留学での「挫折」/「構築主義」という衝撃の出会い/明治の新聞に「拒食症」を見つけた/「べてるの家」で過ごした一週間/見過ごされてきた受刑者の摂食障害/タトゥーから考える「身体」と「社会」 ほか ・第三部 哲学者と社会学者と宗教学者、それぞれが見ている世界を知る 大正時代の怪しいDM/大黒様の通販カタログ/「宗教だったらいいけど神社はだめ」な儀礼って?/「自分はずっと周縁にいる」/古本市で芋づる式に史料を探す/「久しぶりに外に出ました」/哲学対話は人を癒せるか/「江戸幕府を作ったのは誰か」では終わらない/「初詣は鉄道会社が創った」のウソ/心中の名所が縁結びスポットに?/推し活は宗教か ほか ・あとがき ・ブックリスト ■ジブンジンブン編集部について 「ジンブン学をジブンごとに」を合言葉に、人文学の面白さを発信する出版社。2018年、東京大学在学中に結成。同大学の学園祭で、人文学研究の魅力を紹介する展示「ジブン×ジンブン」を出展し、3日間で1500人を動員。2025年から出版社として活動を本格始動。2025年8月、シリーズ第一弾を刊行。書籍やワークショップを通じて、人文学のエッセンスを日常生活に取り入れる楽しさを伝えている。 - 著者プロフィール - 堀越耀介 (ホリコシヨウスケ) (著) 東京大学共生のための国際哲学研究センター上廣共生哲学講座特任研究員。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。専門は教育哲学、哲学プラクティス。企業や学校での哲学対話を実践し、近年は特にビジネス分野における哲学の社会実装に取り組んでいる。著書に『世代と立場を超える職場の共通言語のつくり方』(クロスメディア・パブリッシング、二〇二五年)『哲学はこう使う』(実業之日本社、二〇二〇年)など。 山田理絵 (ヤマダリエ) (著) 社会構想大学院大学コミュニケーションデザイン研究科助教。学術振興会特別研究員(DC2)、東京大学総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生哲学講座特任助教などを経て、現職。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は社会学。日本における摂食障害の歴史と社会調査、タトゥー・いれずみについての歴史・社会調査などを行う。二〇二五年から、シリーズ企画「身体との共生のために ~21世紀の自己と身体をめぐる対話~」を主催している。 木村悠之介 (キムラユウノスケ) (著) 二〇二三年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専修博士課程単位取得満期退学、博士(文学)。現在東北大学大学院国際文化研究科特任研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)。専門は近現代史における宗教・神道。主な共著に、『思想史講義【明治篇Ⅱ】』(ちくま新書、二〇二三年)、『日本人無宗教説』(筑摩選書、二〇二三年)がある。
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隣り合う | 青野 暦
¥2,420
twililight 2026年 ソフトカバー 256ページ B6変形判 縦155mm 横128mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 「穀雨のころ」で文學界新人賞を受賞。 同年、詩集『冬の森番』(思潮社、2021)でエルスール財団新人賞現代詩部門を受賞した青野暦による待望の第一小説集。 些細なこと、取るに足りないこと、ささやかなこと。わからなくても、隣にいること。そんな私たちの世界を描くよろこびに溢れる五短篇。 “ひとがぼんやりと生きていて、ただ何かをみつめるうちに、それがいままさに花弁をひらいた花だと気づくように、生きていると時が咲くときがある。みているこちらも、同時に、いつのまにか芽吹いている。”(「草雲雀日記抄」より) 《推薦文》 「小説を読むよろこびとかなしみは、誰かに出会うよろこびとかなしみなのだった。そんな当たり前の、でたらめな幸福を思い出させてくれる、君に出会えて本当によかった。」 ーー九段理江 装画・デザイン:横山雄 - 目次 - 穀雨のころ 夢と灰 草雲雀日記抄 透明 隣り合う - 著者プロフィール - 青野暦 (アオノ コヨミ) (著) 2021 年、小説「穀雨のころ」で文學界新人賞を受賞。 同年、詩集『冬の森番』(思潮社、2021)などの成果で、 エルスール財団新人賞現代詩部門受賞。
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作家と本屋 | 平凡社編集部
¥2,200
平凡社 2026年 ソフトカバー 280ページ B6変型判 - 内容紹介 - 本を買う愉しみ、幼い頃に通った本屋、古本屋めぐりの喜び……作家や書店主らによるエッセイ、漫画など47篇を紹介。大好評の「作家と〇〇」シリーズ第10弾。 【収録作品(掲載順)】 1 今日も、本を買う 千日前 川上弘美 「画家」改め「買書家」宣言 横尾忠則 本の話だとすぐ古本屋歩きのことになる 植草甚一 田端日記より 芥川龍之介 書を愛して書を持たずより 小川未明 本のない本屋 吉行淳之介 押入れの中の夢 山川直人 丸善と三越より 寺田寅彦 2 子どもの頃、あの本屋で 本屋さんさえあれば… 恩田陸 大いなる勘違い 千早茜 書棚の空きスペース 長野まゆみ 小さな島の本屋さん 湊かなえ 本屋さんの冒険 みうらじゅん 極上の迷宮 松岡正剛 薄暗い店で見たあざやかな赤い表紙 矢川澄子 3 古本の愉しみ 本場・大阪で出会えた大興奮の一冊 三浦しをん 古書音羽館 滝口悠生 古本屋さんとデモの関係 嶽本野ばら 古本屋の作法指南 岡崎武志 古本泣き笑い日記より 山本善行 古本のたのしみ 遠藤周作 古本屋の話 澁澤龍? ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記より グレゴリ青山 古本屋 上林暁 耽奇日録より 内堀弘 4 書店主との攻防 「不良少年入門」より この本を盗め 寺山修司 無口な書店さすらい人 荒俣宏 本屋のみつくろい 堀田善衞 赤本描きの思い出 手?治虫 ウットリ堂書店1 サイン会はしません 長嶋有 5 旅先の本屋にて ザ・ワールド・イズ・マイ・ブックストア 4 山崎まどか 書物の森を旅して 皆川博子 子どもの本屋さん 石井桃子 旅先での本屋 立原正秋 出会い─ジル・ドゥルーズ 大岡昇平 巴里の本屋 獅子文六 外国の書店さん 安野光雅 チェコ語知らずの古本屋巡り 南陀楼綾繁 6 本屋は居場所 書店は私も大好きだ 山崎ナオコーラ 混乱書店 穂村弘 あの頃のようには本を愛せなくなってしまった 又吉直樹 蟹ブ店番日記より pha 本屋さん 増田れい子 ある書店への感謝 池澤夏樹 丸善のおもいで 佐多稲子 されく 田尻久子 啓文堂書店桜上水店 島田潤一郎 著者略歴・出典
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おうちでタコス!! タコスはメキシコ版おにぎりだ! | minokamo
¥1,870
主婦と生活社 2026年 ソフトカバー 112ページ A5判 縦146mm 横210mm 厚さ11mm - 内容紹介 - ◆世界的に大ブームのタコスを自宅で!自由に!楽しもう!!◆ Netflixのドキュメンタリー番組「タコスのすべて」から火がつき、世界的にブームとなっているタコス。 実はトルティーヤ(皮)は手軽に作れ、具材は何でもOK、サルサ(ソース)をかけてくるっと巻けば、バラエティ豊かなタコスが次々誕生! その懐の深さは、まさに「メキシコ版おにぎり」。野菜もたっぷり食べられて、実はヘルシーなタコス。彩り豊かで楽しく、食材の組み合わせは無限!! メキシコに思いをはせながら、日本のキッチンで生まれたタコスを 粉ものを得意とする料理家・minokamo(ミノカモ)さんがたっぷりご紹介します。 - 目次 - 【indice(もくじ)】 Parte1 minokamo流 定番タコス Parte2 肉・魚介のボリュームタコス Parte3 卵・野菜・豆のおそうざいタコス Parte4 minokamo流 メキシコ料理 【スペシャル対談】 「サルシータ」森山光司シェフに聞く メキシコ人にとって、タコスとは? 【Column】 市販のおそうざいでタコス! 餃子の皮でタコス! 葉ものでタコス! チーズタコス&トルティーヤチップス お弁当タコス、アウトドアタコス レモンビールのすすめ - 著者プロフィール - minokamo (ミノカモ) (著) 料理家、写真家、中医薬膳師。岐阜県美濃加茂市出身。 東京のアトリエと岐阜の古民家を拠点に活動。土地の食材や昔ながらの調理法を学びながら、今の時代に合う形で、無理なく続けられる日常のごはんを提案。料理を通して「生きるための知恵」を伝える。料理写真やスタイリングも自身で手がけ、人を喜ばせる「食」をトータルで提案している。著書に『粉100、水50でつくる すいとん』『つつむ料理 ~焼売/餃子/肉まん/おやき』(ともに技術評論社)、『みそ味じゃないみそレシピ』(池田書店)、『体を強くする豆腐料理』(すみれ書房)など。
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動物はふしぎ ゴリラと暮らした霊長類学者と、アザラシと泳いだ獣医が語り合う | 山極 寿一, 小菅 正夫
¥2,090
ポプラ社 2026年 ソフトカバー 191ページ 四六判 - 内容紹介 - 【野生×動物園】 異色の動物対談本! 動物たちには、まだまだ「ふしぎ」が溢れている。 目が金色に光るゴリラ、人を怖がらないアザラシ、仲間に嘘をつくサル…。動物の目線で世界を眺めると、見える世界が広がってくる。 ゴリラと暮らした霊長類学者・山極寿一と、アザラシと一緒に泳いだ獣医・小菅正夫が、動物たちの姿を語り合う。 野生と動物園、それぞれの環境で生きる「人間ならざるものたち」から学ぶ、幸せに生きるためのヒントとは。世界が広がる動物観察本! ★主に野生の動物を語る人:山極寿一 ゴリラを研究することで、「家族の起源」を探っている。 博士課程2年より、ゴリラの調査を開始。コンゴ民主共和国、ルワンダへ赴く。帰国後、日本モンキーセンターのリサーチフェローに。また京都大学の霊長類研究所助手としてコンゴに2度、それぞれ10か月間、家族と一緒に滞在して研究を続け、その後もたびたびアフリカを訪れる。2014年に京大総長に就任。2021年、総合地球環境学研究所・所長に就任。 ★主に動物園の動物を語る人:小菅正夫 獣医として、主に動物園の動物たちと長年かかわっている。 旭山動物園に獣医として就職。飼育係長、副園長などを経て園長に。当時、閉園の危機にあった動物園を、動物が本来持っている能力を引き出して自然な姿を見せる「行動展示」などにより復活させた。 2009年、旭川市旭山動物園を定年退職。2015年、札幌市環境局参与(円山動物園担当)に就任。 ■目次 来園案内 はじめに 山極寿一 第1章 何歳になってもワクワクは止まらない 第2章 絵本から動物園へ――子どもは動物を通じて世界を知る 第3章 野生と飼育下――それぞれの動物たちの姿 第4章 人間の好奇心はどこから来たのか 第5章 動物は食に対して本当に保守的なのか 第6章 動物園の動物たちが生き生きと暮らすために 第7章 子どもたちの好奇心の行方 おわりに 小菅正夫
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なぜ人は自分を責めてしまうのか | 信田 さよ子
¥968
筑摩書房 2026年 ちくま新書 ソフトカバー 224ページ 新書判 - 内容紹介 - 自責感とうまくつきあう。 当事者の言葉を辞書として、私たちを苦しめるものの正体に迫る。公開講座をもとにした、もっともやさしい信田さよ子の本。 - 目次 - まえがき 第1章 母はまだ重い 1 「母と娘」の時代の幕開け 精神分析のなかの女/フェミニスト・カウンセリング/アダルト・チルドレン/被害という概念の広がり/『母が重くてたまらない』へ 2 母と娘のいま 母娘問題のはじまり/毒母、毒親という言葉/母の老い/自分の限界は甘く見積もる/亡くなった親 3 母を俯瞰する 定義にこめたもの/母親の三大原因説/謝罪になっていない謝罪/母と娘は和解できない 4 グループの力 解釈を一切しない/母親研究/言いっぱなし・聞きっぱなし/生育歴が母親研究になる/母を俯瞰する/不均衡な力関係の表れ方/母が怖くなくなるような状態を目指す 第2章 共依存を読みとく 1 共依存とシステム家族論 当事者の言葉/アルコール依存症の治療現場から/システム家族論の登場/システム家族論の影響 2 支配としての共依存 共依存の発展/従来の共依存理解の限界/依存ではなく支配/「あなたのために」が不幸のはじまり/言葉が現実をつくる/母の愛のいかがわしさ/被害者権力/パターナリズム 3 母と娘の共依存 母のケアが力を奪う/あなたがいないと生きていけない/女性と共依存/共依存的な人にどう対処するか/共依存的になってしまうとき/被害者は無力化されているのではない/権力は状況の定義権/支配の根幹 4 複雑化したトラウマ 苦しみと鈍感さ/ありふれている共依存/支配性を自覚する 第3章 母への罪悪感と自責感 1 近代と母性愛 母と娘に関する3冊/罪悪感の正体/つくられた家族像/母性愛のふたつの柱 2 母のミソジニー 精神分析にとって女とは何か/阿闍世コンプレックス/受け継がれる母性信仰/ミソジニー 3 母性愛と罪悪感・自責感 反出生主義/虐待の影響としての自責感/母性愛なんてものはない 4 第三者の介入 最良の第三者は、父であるべき/キーワードの整理 第4章 逆算の育児 1 子どもとは何か アルコール依存症とフェミニズムの合流/年代のはじめの孤立/ACの親のように、じゃない育児/子どもという存在 2 親の言葉による支配 親の暴言/自立という言葉/人に迷惑をかけずに生きることはできない/家族と差別/加害と被害をひっくり返す/普遍的な価値を利用する支配 3 幸せでいる義務 抑圧移譲/強迫的なケア/子どもの前では幸せでいる義務がある/閉ざされた家族/幸せなふりをする 4 とりかえしはつく 子どもの恐怖/子ども以外の存在から支えられること/子どもが許せない気持ち/とりかえしがつかないことはない 第5章 なぜ人は自分を責めてしまうのか 1 自責感と規範の関係 規範を取り込む/規範の一貫性 2 「すべて自分が悪い」という合理性 感情を抱けない/子どもの文脈/たったひとつの合理性 3 根源的受動性 子どもは責任ゼロで生まれてくる/孤独感は高級な感覚/虐待の罪 4 自責感のあらわれ 自傷はサバイバル/アディクション/接触障害/性的な問題/反転する自責感/家族と正義/あなたは悪くない 5 これからの旅へ グループの意味/ヴィクティム・ジャーニー あとがき 索引 - 著者プロフィール - 信田 さよ子 (ノブタ サヨコ) (本文) 1946年、岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問。お茶の水女子大学哲学科卒、同大学院修士課程児童学専攻修了。著作に『母が重くてたまらない』『家族と国家は共謀する』『暴力とアディクション』など多数。
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アンチ・スポーツの哲学 | 難波 優輝
¥990
朝日新聞出版 2026年 朝日新書 ソフトカバー 232ページ 新書判 - 内容紹介 - スポーツは人格を育て、勇気を与え、仲間をつなぎ、連帯感を高めて国民を元気づけると言われる。だが、本当にそうなのか。本書は、美談の陰で覆い隠されてきたスポーツ観を問い直し、「ほんとうのスポーツ」の姿を探っていく。
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共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版 | 信田 さよ子
¥858
朝日新聞出版 2026年 朝日文庫 ソフトカバー 224ページ 文庫判 - 内容紹介 - DVやアルコール・ギャンブル依存、引きこもりの息子と母、いつもダメ男を選んでしまう女性……。問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ事態は悪化してしまうのだろう。家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて、田房永子氏が解説を寄稿。
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手芸とエンパワメント | 山崎 明子
¥2,200
晶文社 2026年 ソフトカバー 232ページ 四六判 - 内容紹介 - 女たちは家庭のなかでつねに手を動かしてきた。妻として、母として、あるいは社会を支えるために。手芸は女性に与えられた役割だった一方で、母と娘の縦のつながり、教室やメディアをとおした横のつながりを育み、居場所をつくり、女性たちを支える側面ももっている。誰かに捧げる手芸の時代から自分のための手芸の時代へ――。連綿と続く女たちのものづくりの歴史をひもとき、手芸がもつエンパワメントの力を問い直す。 「これは針を持つ私たちへのエールだ!」 神尾茉利(刺繍作家・美術家) 「手芸は手のひらからはじまる冒険であり、革命。 この本はそう確信させてくれる。」 松田青子(小説家) - 目次 - 0.手芸とジェンダー 好きなのに好きと言えない 1.手芸に与えられてきた役割 2.「手芸家」たちの昭和 3.誰かに捧げる手芸/私のための手芸 4.「お母様方へ」――愛情と手芸 5.横のつながり 一緒に手芸をしよう 6.縦のつながり 受け継がれる手芸 7.ケアと手芸――周縁化された人たちの手 おわりに - 著者プロフィール - 山崎明子 (ヤマサキアキコ) (著) 1967年、京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学生活環境科学系教授。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論。著書に『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)、『「ものづくり」のジェンダー格差』(人文書院)、共著に『歴史を読み替えるジェンダーから見た日本史』(大月書店)、『視覚表象と音楽』(明石書店)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『〈妊婦〉アート論』(青弓社)、『問いかけるアイヌ・アート』(岩波書店)、『現代手芸考』(フィルムアート社)など。
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共異体の人類学 | 石倉 敏明
¥3,520
作品社 2026年 ハードカバー 368ページ 四六判 - 内容紹介 - ★作品社公式noteで「序論」全文公開中→「共異体の人類学 試し読み」で検索! 共に生きる、を問う。 多元化・多中心化する転換期の世界において、〈共同体〉という原理で社会を捉えることが難しくなりつつある――異なる存在が異なったまま形成されるような〈共同体〉のオルタナティヴの集合体を、私たちは想定することができるだろうか? 人類学者としてインド・ネパールや日本の東北地方を中心に各地でフィールドワークを行なう一方で、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に参加するなど実践的に芸術に取り組む著者が、〈共同体〉に代わる原理として〈共異体〉を提唱する。人類学と芸術を往還しながら、その概念を再創造し拡張することで、〈共異体〉の人類学的理解の地平を拓く。気鋭の人類学者による待望の初単著。 「本書に登場する共異体は身体であり、社会関係であり、記号表現であり、技術の様態であり、政治思想であり、芸術表現やデザインであり、地域の歴史であり、同時にそれら以上のものでもある。」――本書より ◎装画:是恒さくら《鮭人》 【目次】 序論 共異体はなぜそう呼ばれるのか 第1部 「共異体論」序説 1 知の共異性をめぐって――アグノトロジーと存在論の人類学/2 外臓と共異体の人類学(聞き手:唐澤太輔) 第2部 共異体をめぐるフィールドワーク 1 共異体のフィールドワーク――多島海からの世界制作へ向けて/補遺1 多良間島のウプリ行事/補遺2 島々の伝承をめぐって――創作神話「宇宙の卵」の背景/2 Cosmo-Eggs 宇宙の卵/3 「地表空間」をめぐる旅と創造――生の軌道としての民族誌的芸術/4 生と死をふくむ風景――神話から考える未来の死との関係/5 魂の共異体としての遠野/6 獣の肉を食い、獅子の腹から生まれる――獣頭芸能に見る複数種の想像力 第3部 芸術人類学の拡張 1 「共異体」としてのキメラ――人間と動物のあいだに/2 アートと人類学の地殻変動/3 サイボーグ・複数種・堆肥体――ダナ・ハラウェイによるコンタクト・ゾーンの拡張/4 異化されたゾミアの物語――アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』をめぐって/5 トールキンと現代の神話――準創造という概念をめぐって/6 「包み」と贈与 贈り物の根底を支えるもの 第4部 共異体としてのジオカルチャー 1 鳥海山麓 ジオカルチャー/2 鳥海山麓 野生めぐり/3 コンタクト・ゾーンとしての秋田――『木村伊兵衛の秋田』をめぐって/4 魂と世界の表現について――「表現の生態系」展のために/5 鬼とパンク 天龍村坂部冬祭りについて/6 「東北」の芸術は可能か?/7 危機を乗り越える二つの方法 あとがき - 著者プロフィール - 石倉 敏明 (イシクラ トシアキ) (著) (いしくら・としあき) 1974年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程単位取得満期退学。多摩美術大学芸術人類学研究所助手、明治大学野生の科学研究所研究員などを経て、現在、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻教授。専門は芸術人類学、神話学。共編著に『〈動物をえがく〉人類学――人はなぜ動物にひかれるのか』(岩波書店)、『Lexicon 現代人類学』(以文社)、共著に『野生めぐり――列島神話の源流に触れる12の旅』(淡交社)など。2019年、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示《Cosmo–Eggs|宇宙の卵》に参加。
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パンク・ガーデニング宣言 エコロジカルで型破りな庭園論 | エリック・ルノワール, 北代美和子(訳)
¥2,640
草思社 2026年 ソフトカバー 120ページ A5判 - 内容紹介 - お金も時間もないけど、自然を愛したい人に送る、「反骨的な庭づくり」のすすめ! 資金や手入れなど、ハードルが高く感じるガーデニングですが、それとは趣を異にした、 完璧な管理をあえて手放し、自然の生命にゆだねるエコロジカルな庭造り=「パンク・ガーデニング」を提唱! 「パンク」とは、単なる反抗ではなく、反・完璧主義やローコスト、DIY精神などを含めた合理的かつ野性的な哲学を指す。 あらゆる場所の可能性を認識し、改善し、生物多様性を回復し、自然への再注目を高めるように私たちを促す。 危機の時代に捧げる、実践的かつ哲学的な1冊! ◎パンク・ガーデン語録 ・自然は最悪の場所に根を張ることができるのに気づいたことはないだろうか? ・パンク・ガーデンを実践するとはつまり、実践する時点ですでに、不変と見えるものを変える能力が、自分にはあると感じることである。 ・本書は園芸のマニュアルではない。 ・もっとも、パンクは自分がエコロジストだとは知りさえもしなかったのだが。 ・ひとつの庭というものはいつでも唯一無二の冒険である。 ・雑草というものは存在しない。ただ、生えてほしくない場所にたまたま生えてしまった草があるだけだ ・パーマカルチャーでは、家畜は一時しのぎではない。 ・(借景について)「景観を盗む」というのは、よく考えてみれば、結極のところ、かなり違反的な行為ではある。 ・パンク度 : 認めよう。この言葉にはなんの意味もない。 「ホメロスは言った。『人間には3つの職業しかない。王と詩人、そして指導者である』。ホメロスがエリック・ルノワールを知っていたら、そこに『園芸家』を加えただろう!」 フランス国営鉄道グループ事務局長 ステファーヌ・ヴォランによる「序」より - 目次 - 序 第1章 庭(修飾語はなしで) 第2章 パンク・ガーデン 第3章 庭を効率的に「パンク化」するための裏技 第4章 パンク・ガーデンの困難点 付録 - 著者プロフィール - エリック・ルノワール (エリック ルノワール) (著) 景観デザイナー、造園家、園芸家、苗木商。パリ生まれ。パリ市立ブルイユ園芸学校卒業。景観設計と造園にエコロジー的視点を導入。植物が本来もつ生命力に注目して庭園の概念を根本的に改革し、自然のサイクルを尊重した新しい庭づくりを目指す。2018年、「Le concours Jardiner Autrement」(異なるやり方の園芸コンクール)優勝。2019年、本書でサン=フィアクル賞受賞。その他の著作に『Créer simplement un bassin de jardin』(2013)、『Plantes aquatiques & de terrains humides』(2016)、『Le grand traité du jardin punk』(2021) 、『Manuel magique de mon jardin』(2025)などがある。2011年、ブルゴーニュに土地を購入し、実験的な庭園ル・フレリアルを開園。生物多様性の維持、資源保全などの問題に取り組むとともに、知識の伝達や教育啓蒙活動にも力を入れている。 北代美和子 (キタダイ ミワコ) (訳) 翻訳家。上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻修士課程修了。日本通訳翻訳学会元会長。訳書にエルサ・モランテ『『嘘と魔法』ジャン・ルオー『名誉の戦場』(以上、河出書房新社)、クレスマン・テイラー『届かなかった手紙』(文藝春秋)、ビリー・クルーヴァー『ピカソと過ごしたある日の午後』(白水社)、『シャルロット・ペリアン自伝』『イサム・ノグチ エッセイ』(以上、みすず書房)、フランチェスカ・スコッティ『亀たちの時間』(現代書館)、ロランス・コセ『新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ』ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『未完の人生 ハンス・ウルリッヒ・オブリストは語る』(以上、草思社)ほか多数。
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戦争と五人の女 | 土門 蘭
¥1,848
河出書房新社 2026年 ソフトカバー 312 ページ 四六判 - 内容紹介 - 『ほんとうのことを書く練習』(ダイヤモンド社)が大ヒット、話題の著者による初小説! ・ 女であることが、戦争だった。 1953年、広島県呉市。 軍港の町の片隅で、からだを売りながら、それでも誰の支配も受けずに生きようとする女たちがいた。 戦争は終わったはずなのに、貧困も暴力も差別も、失われた尊厳も、なお彼女たちの日々を締めつけている。 そんな町を走り抜ける、「7月31日、町が焼かれる」という不穏な噂――。 歴史の表舞台には決して残らない場所で、女たちは傷つき、ぶつかり合い、それでも生を繋ごうとする。 ・ 「過酷なのにひどく美しい」 「衝撃の読書体験」 「涙を止められなかった」――反響続々! ・ 息苦しいほど生々しく、息を呑むほど美しい 時代も国境も貫く必読のヒストリカルサスペンス - 著者プロフィール - 土門 蘭 (ドモン ラン) (著) 1985年広島県生まれ、京都府在住。著書に『死ぬまで生きる日記』、『経営者の孤独。』、『ほんとうのことを書く練習』など。
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織物以前 タパとフェルト | 石倉 敏明
¥1,980
LIXIL出版 2017年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 76ページ 縦21mm - 内容紹介 - 織物へと技術が進化する以前から伝わる原初の布は、身近にある素材と単純な行為によって生み出された。南太平洋の島々に伝わるタパは、成長の早い植物の樹皮を打ち延ばして作られる。一方、フェルトは、縮絨性のある羊毛を圧縮した布で、ユーラシアの遊牧民たちの中で生まれた。衣だけでなく、儀式、結界、インテリア等の用途を持つこれらの布は、どちらも大胆さと繊細さが絡み合う意匠や風合いに、原初のものならではの力強さがある。 本書では、貴重な古写真から原初の布の風景を巻頭グラビアに、タパ研究の第一人者・福本繁樹氏による南太平洋のタパ紀行と東西アジアでフィールド調査を行った長野五郎氏によるフェルト紀行を図版展開。布の技術の広がりや機への発展なども考察しながら、装飾や衣文化の原点に立ち返る。 ■目次 □南太平洋のタパ パプアニューギニア ・人間を見つめるタパへの旅 福本繁樹 ・模様に込められた意味 福本繁樹 フィジー トンガ サモア ・精神的なタパと物質的なタパ 福本繁樹 □遊牧民のフェルト 新疆ウイグル自治区 トルコ ・工程を記録する方法 ・フェルト製敷物に見られる多様な技法 イラン ・織フェルト加工と羊毛素材の特性 長野五郎 織物以前のはなし──南太平洋から 福本繁樹 布と紙の起点を探る新機軸 坂本勇 綿打ち弓考──北欧からユーラシア大陸、日本まで 長野五郎
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旅食中毒記 | 熊谷 七恵
¥2,200
書肆侃侃房 2026年 ソフトカバー 240ページ 四六判 - 内容紹介 - この星は、美味しいものであふれている ペルー、ドイツ、クロアチア、イラン…… 訪れた土地で恋した料理、その背景に流れる人々との記憶をたどる旅食エッセイ ---------- 塀をくぐると、軒下で若い女性がちょうどラヴァシュを焼いていた。美しい人だった。少しアンニュイな雰囲気、はっきりとした輪郭、奥ゆかしい顔立ち。生地を回し伸ばす仕草、クッションに張り付けていく動き、鉄板に叩きつける力強さ。流れるように繰り返される全ての瞬間が美しかった。そっとカメラを向けると、静かに微笑んで、そして焼き続ける。しばらく見惚れていると、奥から先ほどの男性がお茶を運んできてくれた。来訪者にお茶を出す文化はこんな生活資源の限られた山奥にも根付いているのか。 「バフティアリ族を訪ねて イラン」より - 目次 - はじめに 星空の上を歩く ボリビア アヒ・アマリージョの誘惑 ペルー エブリデイトマトパスタ スペイン だまされてマックーダ モロッコ カオソーイに恋して タイ 命がけの市場メシ タイ 草原のプリンス モンゴル 草原の教え モンゴル サンドイッチと夜明けのレアヒェ ドイツ プラハで楽しむ食堂グルメ チェコ アイバルのある生活 モンテネグロ クジラのツナサンド クロアチア 羊飼いの鍋 ハンガリー カレー革命 バングラデシュ バングラデシュ風どら焼き バングラデシュ 海辺の街を歩く ギリシャ オスマン帝国を食す トルコ バフティアリ族を訪ねて イラン 詩と哲学とフルーツ料理 イラン 番外編 モハメッド おわりに - 著者プロフィール - 熊谷七恵 (クマガイ ナナエ) (著) 1999年北海道生まれ。歯科医師、写真家、文筆家。大学在学中に一年間の食を記録したフォトエッセイを制作したことをきっかけに、食べることの意味、その背景にあるものについて考えはじめる。現在は食を通して世界を知るおもしろさを探究しながら活動の場を広げている。現地のものは何でも食べるがお腹がよわい。気がつくとカレーを食べている。本書が初の著書。
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あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々 | 石倉 敏明
¥1,210
中央公論新社 2026年 中公文庫 ソフトカバー 256ページ 文庫判 - 内容紹介 - 1920年から終戦まで日本の統治下にあったパラオ。 そこには南洋庁という役所が置かれ、 作家の中島敦をはじめ、日本から移り住む者も多かった。 「楽園」と呼ばれた島で、日本人移民と現地島民が織りなす 暮らし、そして「戦争」のリアルとは――。 各地で拾い集めた、80年前の「日常」の証言。 植民地支配の歴史を、そこに暮らした人々の視点から 見つめなおすルポルタージュ。 〈巻末対談〉中島京子 - 著者プロフィール - 寺尾紗穂 (テラオサホ) (著) 一九八一年、東京都生まれ。音楽家。文筆家。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。二〇〇六年に『愛し、日々』でシンガーソングライターとしてデビュー。〇七年、ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。近作に『たよりないもののために』『君は私の友達』。CMナレーションや音楽製作も多く手がける。 音楽活動の傍ら文筆家としても活動し、一八年から二年間、朝日新聞書評委員を務める。著書に『評伝 川島芳子』『原発労働者』『あのころのパラオを探して』『彗星の孤独』など、編著に『音楽のまわり』がある。
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有名建築事典 イラスト&解説500
¥2,750
学勢出版社 2026年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - 建築士試験の分析や学会賞受賞作、世界遺産や国宝を含む建築史上の重要作品などから、建築を学ぶ人が必ず知っておきたい「有名」500作品を厳選。気鋭の執筆陣による簡潔でコアな解説と特徴を捉えた手描きイラストで、設計のヒント、試験対策、建築巡りに大重宝。学生・実務者から建築ファンまで誰もが使える必携の事典! - 目次 - 第1章:神殿/教会堂/モスク (アブ・シンベル神殿/アミアン大聖堂/光の教会・・・) 第2章:寺院/神社/茶室 (伊勢神宮/安楽寺八角三重塔/出雲大社庁の舎・・・) 第3章:宮殿/城郭 (ヴィッラ・アドリアーナ/ヴェルサイユ宮殿/シャイヨ宮・・・) 第4章:戸建住宅(邸宅・民家・都市住宅・別荘) (箱木家住宅/コアのあるH氏のすまい/古澤邸・・・) 第5章:集合住宅 (フランクリン通りのアパート/タウンハウス諏訪/SHAREyaraicho・・・) 第6章:教育施設 (旧開智学校/宮代町立笠原小学校/瑞浪市立瑞浪北中学校・・・) 第7章:医療施設 (パイミオのサナトリウム/情緒障害児短期治療施設・・・) 第8章:博物館/美術館 (大英博物館/水戸芸術館/長野県立美術館・・・) 第9章:音楽堂/劇場 (テアトロ・オリンピコ/都城市民会館/歌舞伎座・・・) 第10章:図書館/公民館 (ストックホルム市立図書館/国立国会図書館関西館/石川県立図書館・・・) 第11章:商業施設 (角屋/バスティーユ高架橋/道の駅ましこ・・・) 第12章:集会施設 (バシリカ・パラディアーナ/ワールド記念ホール/直島ホール・・・) 第13章:宿泊施設 (旧帝国ホテル本館/倉敷アイビースクエア/ヘリタンス・カンダラマ・・・) 第14章:官庁施設 (イギリス国会議事堂/香川県庁舎/雲南市庁舎・・・) 第15章:生産施設(オフィス・研究施設・工場) (富岡製糸場/ノアビル/コペンヒル・・・) 第16章:運動施設 (コロセウム/国立代々木競技場/札幌ドーム・・・) 第17章:交通施設(駅舎・空港・船着場) (パリメトロのエントランス/関西国際空港/上州富岡駅・・・) 第18章:広場/公園/工作物/パヴィリオン (イシュタル門/バルセロナ・パヴィリオン/リトル・アイランド・・・) 第19章:集落/まちづくり/エリアデザイン/パブリックスペース (白川郷/ドックランズ再開発計画/富山市のコンパクトなまちづくり・・・) コラム(章末9か所に掲載) 西洋建築史と有名建築 日本の建築文化と有名建築 建築家の受賞作と有名建築 建築士の教養と有名建築 建築資料と有名建築 与条件と有名建築 環境配慮と有名建築 構造と有名建築 建築家の職能と有名建築 所在地マップ(世界/日本) 索引(作品名/人物・設計組織名/用語) 有名建築の理解を深める次の100冊 - 著者プロフィール - 種田 元晴 (タネダ モトハル) (編著) 文化学園大学造形学部建築・インテリア学科准教授、日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師。博士(工学)、一級建築士。専門は日本近現代建築史・意匠論、建築設計。1982年生まれ。法政大学大学院工学研究科博士後期課程修了。種田建築研究所、東洋大学助手などを経て、2019年より現職。2022年~メドウアーキテクツパートナー。著書に『立原道造の夢みた建築』(単著/鹿島出版会、2016)、『世界建築史15講』(共著/彰国社、2019)、『建築のカタチ』(共著/丸善、2020)、『日本の図書館建築』(共著/勉誠出版、2021)、『建築思想図鑑』(共著/学芸出版社、2023)、『はてしなき現代住居』(共著/フィルムアート社、2024)など。2017年日本建築学会奨励賞受賞。 江本 弘 (エモト ヒロシ) (著) 明石工業高等専門学校建築学科准教授、博士(工学)、一級建築士。専門は近現代建築史。1984年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。著書に『歴史の建設:アメリカ近代建築論壇とラスキン受容』(東京大学出版会、2019)、共著に『建築をあたらしくする言葉』(TOTO出版、2024)、監訳書にR. M. ヴォイチュツケ『未完の美術館:調和にむかって─ル・コルビュジエの建築思想と国立西洋美術館』(Echelle-1、2023)など。第8回東京大学南原繁記念出版賞(2018)を経て、2022年、『歴史の建設』で日本建築学会著作賞受賞。 岡北 一孝 (オカキタ イッコウ) (著) 岡山県立大学デザイン学部建築学科准教授、博士(学術)、一級建築士。専門は西洋建築史。1981年生まれ。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形科学専攻修了、日本学術振興会特別研究員PD(大阪大学)、京都美術工芸大学建築学科教員を経て、2022年より現職。共著書に『ブラマンテ:盛期ルネサンス建築の構築者』(NTT出版、2014)、『古典主義再考I 西洋美術史における「古典」の創出』(中央公論美術出版、2020)など。 落合 正行 (オチアイ マサユキ) (著) 日本大学理工学部まちづくり工学科准教授、博士(工学)、一級建築士。専門は建築計画、建築設計、空間デザイン。1980年生まれ。日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了後、株式会社山中新太郎建築設計事務所勤務、2011年PEA.../落合建築設計事務所設立。2014年より現職。設計作品に「ワカミヤハイツ あだち農まちプロジェクト」「上池台の住宅 いけのうえのスタンド」「富士山・白糸ノ滝テラス SHIRAITO GENERALSTORE」など。主な受賞に、2017年日本建築学会作品選集新人賞、グッドデザイン賞2018・ベスト100、2021年日本建築士会連合会 第1回建築作品賞 奨励賞・U40建築賞など。 勝原 基貴 (カツハラ モトキ) (著) 金沢工業大学建築学部講師、博士(工学)、一級建築士。専門は日本近代建築史。1984年東京生まれ。日本大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了、日本大学理工学研究所、文化庁国立近現代建築資料館、千葉大学特任研究員を経て現職。著書に『分離派建築会:日本のモダニズム建築誕生』(京都大学出版会、2020)、『クリティカル・ワード 現代建築』(フィルムアート社、2022)など。論文に『大正・昭和戦前期における岸田日出刀の近代建築理念に関する研究』(博士論文、2016)など。 関村 啓太 (セキムラ ケイタ) (著) 読売理工医療福祉専門学校専任講師、京都橘大学工学部建築デザイン学科非常勤講師、修士(工学)、一級建築士。専門は建築史・都市史。1982年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了、民間企業勤務等を経て現職。著書に、『図解建築計画の知識』(共著/オーム社、2020)、『住まいの百科事典』(共著/日本家政学会編、丸善出版、2021)、連載「測量史と建築文化」(『測量』、日本測量協会、2023~25)。 中山 佳子 (ナカヤマ ヨシコ) (著) 株式会社中山佳子設計企画 代表取締役、日本大学理工学部建築学科非常勤講師。一級建築士。「プロジェクトデザインで共感を空間化する」をコンセプトに、建築、都市、グラフィックまで領域横断的な空間デザインを手掛ける。1987年生まれ。横浜国立大学大学院建築・都市スクールY-GSA修了、山本理顕賞(専攻首席)。株式会社日本設計を経て現職。著書に『多拠点で働く─建築・まちづくりのこれから─』(ユウブックス、2023)など。設計作品に「INOKASHIRA2.0(まちと公園を纏う家)」「バスターミナル東京八重洲 第1期エリア」等。主な受賞に、ドイツ・iFデザインアワード、日本建築学会作品選集、JIA優秀建築選、日本空間デザイン賞銅賞、グッドデザイン賞、他多数。 松尾 智恵 (マツオ チエ) (著) 明星大学建築学部建築学科准教授、たにおか設計社 代表取締役。一級建築士、構造設計一級建築士、修士(理学)。専門は、建築構造(構造設計、構造デザイン、空間構造、構造最適化)。1978年生まれ。法政大学工学部建築学科卒業。シュツットガルト大学大学院修了(ドイツ)。川口衞構造設計事務所を経て現職。共著に『構造設計を仕事にする』(学芸出版社、2019)、『日本の構造デザインガイドブック』(建築技術、2023)など。 光永 威彦 (ミツナガ タケヒコ) (著) 明治大学理工学部建築学科准教授、博士(工学)、一級建築士、設備設計一級建築士、技術士(衛生工学部門)。専門は建築設備・給排水衛生設備。1983年生まれ。明治大学大学院建築都市学専攻修了。株式会社山下設計を経て現職。共著に『建築を変える 拡張排水システムの設計法』(彰国社、2022)など。設備設計作品「長崎市新庁舎(延べ床面積50,000㎡超の大規模庁舎で初のZEB Ready取得)」他多数。 野村 彰 (ノムラ アキラ) (絵) 1958年生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科卒業。一級建築士。イラスト担当書に『カラー版 図説 建築の歴史』『図解ニッポン住宅建築』『図説 やさしい構造力学』(いずれも学芸出版社)などがある。
