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みんなこうして連帯してきた 失敗のなかで社会は変わっていく | ジェイク ホール, 安藤 貴子(訳)
¥2,640
柏書房 2026年 ソフトカバー 382ページ 四六判 - 内容紹介 - “権力者が団結を嫌うのは、それが搾取への抵抗という共通の目的をもつさまざまな人々を一つにするからだ。”(本文より) 過去に芽生えた希望がわたしたちの命綱。だからこそ、権力者にとって「いちばん都合の悪い歴史」を記憶しよう。「アライシップ」という言葉が生まれるずっと以前から存在した、団結と正義のための闘いの歴史に目を向けるための一冊。 【本書の特徴①「分断を超えてつながる!」紡ぎ直されるクィアな社会運動史】 有色の人も、障害のある人も、肥満の人も、移民も、難民も、ホームレスも、セックスワーカーも、フェミニストも、先住民も、気候変動活動家も、労働組合員も、ゲイも、レズビアンも、トランスも、ドラァグも…… 異なる人々が、どのように手を取り合い、社会を変えようとしてきたのか。「失敗」と見なされた運動の中にも、小さな勝利の可能性は埋もれている。労働者階級出身のクィアが綴る、世界に散らばるありえないような(実際にあった)団結の記録。 【本書の特徴②「抗っても変わらない?」絶望を反転する力強い物語たち】 人種差別、移民差別、女性差別、同性愛者差別、トランスジェンダー差別、職業差別、障害者差別、容姿にもとづく差別…… この社会には数えきれない問題がある。それぞれ独立した問題に見えるかもしれないが、その背景には帝国主義、資本主義、家父長制など共通の構造がある。暴力的で搾取的な構造を見逃さず、差異を超えて一致点を見いだし、怒りながらもユーモラスに闘ってきた先人たちの「連帯の歴史」に学ぶことで、いまを生きるわたしたちの闘い方も見えてくるはずだ。 “世間知らずの楽観主義に固執するべきだ、常に肯定的(ポジティブ)であれと主張するべきだと言っているのではない。まるで勝ち目がないのに、状況はそこまで悪くないとあなたを安心させようとする人間ほど腹の立つものはない。状況が悪いことは往々にしてある。場合によっては、本当に悲惨な現実に直面することさえある。だが、どれほど不幸であっても、そのとき必ず全員で生き延びるのだと決意して、できることをやり続けなければならない。世界はもっとよくなるという希望をもち続けるために。”(本文より) - 目次 - はじめに 労働者階級の戦争 虹の連合を築く いたずらをする TERFもSWERFもいらない 同情なんてくそくらえ エイズ危機からの報告 炭鉱夫と変態 デブもフェムもお断り 治療アクセス・キャンペーン 地球なくして未来はない 国境に反対する リプロダクティブ・ライツのためのトランスの闘い 熱いストライキの夏 解放に向かって - 著者プロフィール - ジェイク ホール (ジェイク ホール) (著) 作家、ジャーナリスト。10年以上にわたってインターセクショナリティ(交差性)やクィアカルチャーをテーマに執筆活動をし、『ブリティッシュ・ヴォーグ』誌、『インデペンデント』紙、『ピンクニュース』、『デイズド』誌、『iDマガジン』誌、『ヴァイス』、『リファイナリー29』、『スレート』などに幅広く寄稿している。初の書籍『ドラァグのアート』(未邦訳)は2020年に出版され、いくつもの賞を受賞した。ドンカスター出身の労働者階級のクィアとして、周縁化されたグループの経験に関心をもち続け、長いあいだ語られずにいた複数形の歴史(ヒストリーズ)を紐解くことを目指している。 安藤 貴子 (アンドウ タカコ) (訳) 翻訳者。訳書に『セックスロボットと人造肉――テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか』、『「インターネットの敵」とは誰か?――サイバー犯罪の40年史と倫理なきウェブの未来』などがある。
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新版 女の本屋の物語 | 中西豊子, 上野千鶴子(解説)
¥2,420
晶文社 2026年 晶文社ライブラリー ソフトカバー 268ページ 四六判 縦186mm 横128mm 厚さ18mm - 内容紹介 - このひとがいなかったら……今のわたしはなかった。──上野千鶴子(新版序文、解説、付録対談) 女たちには、これまでもこれからも本屋が必要なんだ。京都で日本初のフェミニスト書店を立ち上げ、WAN(ウィメンズアクションネットワーク)を創設した、すごい女性の知られざる歴史。待望の名著復刊。 1980年代の京都。まだフェミニズムという言葉さえ広く知られていなかった時代に、中西豊子は日本初のフェミニスト書店を立ち上げた。書店は本を売る場所にとどまらず、出版の拠点となり、集会や学びの場となり、悩みを抱えた女性たちの駆け込み寺にもなっていく。その歩みは、一軒の書店の物語であると同時に、日本のフェミニズムの歴史でもある。新版付録として上野千鶴子との対談を収録。 - 目次 - 新版に寄せて(上野千鶴子) はじめに 第一部 ウィメンズブックストア物語 1 ウィメンズブックストアを創る 2 国際フェミニスト・ブックフェア 3 女たちのスペース 4 シスターフッドが生んだ『からだ・私たち自身』 5 日本のウーマン・リブそして女性学 6 ウィメンズブックストアの毎日 7 『資料 日本ウーマン・リブ史』 8 世界のフェミニストを迎えて 9 新たな旅立ち 第二部 フェミニズムと私 10 私の生い立ち 11 主婦業の私 12 私のパートナー 13 一人で生きる 旧版解説 思いは手渡されるために、ある(上野千鶴子) 新版付録 対談 女たちのネットワーク──WANをつくったころ(中西豊子+上野千鶴子) - 著者プロフィール - 中西豊子 (ナカニシトヨコ) (著) 1933年京都市生まれ。京都府立山城高校卒業、のち仏教大学社会学部社会福祉学科卒業。1982年に日本初のフェミニスト書店「ウィメンズブックストア松香堂書店」を開店、1990年に有限会社フェミネット企画を設立。2009年にはNPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)を仲間たちと創設。書店運営、出版、女性たちのネットワークづくりを通じて、市民運動・女性運動・高齢者運動に長く携わってきた。著書に『女の本屋の物語』(ウィメンズブックストアゆう発行、ドメス出版発売、2006年、本書の原版)など。 上野千鶴子 (ウエノチズコ) (解説) 社会学者。東京大学名誉教授。1948年、富山県生まれ。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニア。現在は高齢者の介護とケアの問題についても研究している。京都大学大学院修了後、平安女学院短期大学助教授、京都精華大学助教授、メキシコ大学院大学客員教授、コロンビア大学客員教授などを歴任。1994年、『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。著書に、『家父長制と資本制』(岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女の子はどう生きるか』(岩波ジュニア新書)、『アンチ・アンチエイジングの思想』(みすず書房)など多数。
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松本レトロ建築さんぽ | 梅干野 成央, 米山 文香
¥2,200
エクスナレッジ 2026年 ソフトカバー 176ページ A5判 - 内容紹介 - 旧開智学校校舎に代表される擬洋風建築、 城下町の趣がある土蔵造りの町並み、 民芸の精神を宿す建築、 豪華絢爛たる近代和風建築、 そして上高地・北アルプスの山岳建築まで――。 松本のまちの記憶を伝える、44 の建物を紹介。 取り上げている建物(抜粋) 旧開智学校校舎/ちきりや工芸店/松本館/松本民芸館/栞日/松本深志高等学校/ミドリ薬品/おきな堂/旧青柳化粧品店(下町会館)/松本ホテル花月/松本館/ 旧第一勧業銀行松本支店(アルモニービアン)/塩井乃湯/上高地帝国ホテル/碌山美術館 etc…
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政治とは何か | 宇野 重規
¥1,210
講談社 2026年 講談社現代新書 ソフトカバー 272ページ 新書判 - 内容紹介 - 日本の政権党の「裏金」問題を始めとするさまざまな腐敗と不正。トランプ前大統領など世界中での「ポピュリスト」の跋扈、旧社会主義諸国および中国など権威主義国家の台頭・・・近年の世界の政治状況は、「政治」という営みについての従来の常識を揺るがしかねない事象に満ち満ちています。逆に言えば、そういう時代であるからこそ、「正しい」政治のあり方について今一度あらためて、その根本から考えてみる必要があるのではないでしょうか。 そこで本書では、西洋の政治学の基礎を作ったとされるアリストテレスに始まって、様々な思想家達の議論の跡をたどり、そもそも「政治」とはどのような営みとされてきたのかを再度確認することを通して、政治の本質を明らかにしてゆきます。そしてその上で、現代においてどうすれば「正しい」政治、「よりよい」政治は実現可能となるのか、その条件を探ります。 アリストテレスは「人間とは政治的動物である」と言いました。つまり人間にとって「政治」とは、その存在の根本をなす重要な営みの1つだということです。「政治」を抜きにして人間存在はありえない。本書はそのような人間の根本の営みとしての「政治」について知る恰好の1冊であるとともに、平易な政治思想史の教科書としても最適です。 - 著者プロフィール - 宇野 重規 (ウノ シゲキ) (著) 宇野重規(うの しげき) 一九六七年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。主な著書に『政治哲学へ 現代フランスとの対話』(二〇〇五年渋沢・クローデル賞LVJ特別賞受賞)、『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』(以上、東京大学出版会)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社学術文庫、二〇〇七年サントリー学芸賞受賞)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、二〇二一年石橋湛山賞受賞)『保守主義とは何か』(中公新書)などがある。
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怖い熊 傑作アンソロジー | 山と渓谷社(編)
¥2,530
山と渓谷社 2026年 176ページ 四六判 - 内容紹介 - すべて実話。戦慄! 緊張、衝突、激闘、悲劇――生と死が隣り合わせる古今の熊と人の歴史を記録したノンフィクション、および実話をもとにした小説、全15作品を収録。 巻末随筆:澤村伊智(『ぼぎわんが、来る』著者) 目次 ■内容 「手負い熊」今野保 『羆吼ゆる山』(ヤマケイ文庫) 「耕平」吉村昭 『羆撃ち』(ちくま文庫) 「初マタギ」甲斐崎圭 『第十四世マタギ 松橋時幸一代記』(ヤマケイ文庫) 「復讐するクマ」工藤隆雄 『マタギ奇談』(ヤマケイ文庫) 「羆対羆の死闘」西村武重 『山の風物詩』(河出書房新社) 「タキ」今野保 『アラシ』(ヤマケイ文庫) 「熊を殺すと雨が降る」遠藤ケイ 『熊を殺すと雨が降る』(山と溪谷社) 「牧場荒しの大熊を倒す」西村武重 『北海の狩猟者』(ヤマケイ文庫) 「羆風」戸川幸夫 『戸川幸夫動物文学選集4 高安犬物語』(主婦と生活社) 「襲撃された牛舎」久保俊治 『羆撃ち』(小学館文庫) 「まさかの出来事――熊に襲われる」山野井泰史 『アルピニズムと死』(ヤマケイ文庫) 「日高・カムイエクウチカシ山のヒグマ襲撃事故」羽根田治 『人を襲うクマ』(ヤマケイ文庫) 「北千島の人食いヒグマ事件と私」木村盛武 『ヒグマ そこが知りたい』(共同文化社) 「受け継がれる人喰い熊の「DNA」~北見連続人喰い熊事件」中山茂大 『神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史』(講談社) 「星野道夫の死」スティーヴン・ヘレロ 『ベア・アタックス2』(北海道大学出版会) 巻末随筆 澤村伊智
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しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー! 憲法・選挙・『虎に翼』 | カニクラブ, 國本依伸
¥1,870
タバブックス 2025年 ソフトカバー 192ページ 四六判 - 内容紹介 - 目的のないおしゃべりこそ、民主主義の第一歩! しゃべクラシー=おしゃべり+民主主義(デモクラシー)。 『虎に翼』が縁でつながった、共に関西在住の女性3人おしゃべりユニットとベテラン弁護士。法について学び、選挙の行方を憂い、政治、社会、エンタメ、表現など、縦横無尽に語りまくった。緊急発行して話題となったZINE「参政党憲法をかわりに読んでみた。」を大拡張、読んだらきっとあのモヤモヤを誰かとしゃべりたくなる、元気と勇気と笑いにあふれた1冊。 前書きなど まえがきのおしゃべり 1章 法でみんな、生き残ることはできる? 2章 参政党憲法をかわりに読んでみた。 3章 選挙後、これからどうする? おまけ タイトル案をカニクラした - 著者プロフィール - カニクラブ (カニクラブ) (著) 同級生の女3人のおしゃべりユニット。ドラマや映画などを出発点に、フェミニズム、仕事、政治などについて好き勝手に、真剣に、しゃべりあった内容を収録した鼎談型「おしゃべりZINE」を制作・販売する。 國本依伸 (クニモトヨリノブ) (著) 大阪弁護士会所属。2002年弁護士登録。2011年度日弁連海外派遣留学生(UCバークレー)。現在は大阪市内にてクニモト法律事務所を開業するとともに保育園理事長を兼務。
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差別のない本屋に通いたい。 本好き教師の冒険の記録 | 仲川 啓介
¥1,980
キボウ書房 2026年 ソフトカバー 336ページ 四六判 - 内容紹介 - 【キボウ書房発行/ころから発売】 差別を扇動する「ヘイト本」が、本屋に平積みになるのはなぜなのか。私たちに、差別を止める手立てはないのか――。 「差別をなくしたい」と一歩を踏み出した、本好き教師の冒険記と、さまざまな人の知恵がつまったインタビュー集。差別のない本屋に通える社会を、一緒につくっていきませんか。帯コメントは安田浩一さん! - 著者プロフィール - 仲川 啓介 (ナカガワ ケイスケ) (著) 1985年、東京都生まれ。 早稲田大学第一文学部卒業。大学卒業後、東京福祉専門学校の夜間課程と玉川大学の通信教育課程に進み、 介護福祉士の資格と教員免許状を取得。障がい者福祉施設の支援員、私立の特別支援学校の教員を経て、現在は東京都の小学校で教員を務める。
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グッバイ・ハロー・ワールド 増補改訂版 | 北村みなみ
¥1,650
rn press 2026年 ソフトカバー 192ページ B6変形判 - 内容紹介 - 気鋭・北村みなみのデビュー作。 第26回手塚治虫文化賞・新生賞の最終候補作品(2022年) 文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員会推薦作品(2022年) 2021年に刊行された『グッバイ・ハロー・ワールド』に描き下ろし4Pを加えた増補改訂版。大型サイズの名作SFコミックが、B6変1Cのコンパクトサイズで復活。 * * * * * * * * テクノロジーの発展は、私たちの未来をどう変えるのか。 世界的なテクノロジーカルチャー誌「WIRED」で連載された、実現可能な技術から想起された10作のSF漫画。 ヴァーチャル空間での初恋、 地球の環境汚染で生まれた新人類、 デジタルの世界で安楽死を選ぶ夫、 移動をしなくなった人間たち。 AR、VR、MR、人工知能、デジタル・ウェルビーイング、アントロポセンなど、これからの未来を生きるためのSF短編集。 - 目次 - INDEX 3000光年彼方より さいごのユートピア 点滅するゴースト サマタイム・ダイアリー 終末の星 幸せな結末 リトルワールドストレンジャー 来るべき世界 夢見る電子信号 [描き下ろし]3000光年彼方まで - 著者プロフィール - 北村みなみ (キタムラミナミ) (著) 静岡県戸田村にて海と山に囲まれ育つ。 現在はフリーのイラストレーター・アニメーション作家・漫画作家として活動中。書籍や雑誌の表紙・挿画、アニメーションMVなどを多数制作。 2021年6月、WIREDの漫画連載をまとめた単行本「グッバイ・ハロー・ワールド」(rn press)を刊行。第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品に選出される。同年7月、イラスト作品集「宇宙(ユニヴァース)」(グラフィック社)を刊行。
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たまごのないしょばなし | しおたにまみこ
¥1,430
ブロンズ新社 2026年 ハードカバー 48ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - やあひさしぶり、不思議な絵童話、第3弾!あるひふと、おもったんだ。「し」をかいてみようかな、って。ろうどくかい「し」をひろうした、たまご。よみおえるとたのんでもいないのに、みんながかってにかんそうをいいはじめ… 目次 第1話あたらしこと 第2話みのむし 第3話みんなのまえで
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六人部屋の十三年間 病室で出会った忘れられない人たち | 頭木 弘樹
¥1,980
晶文社 2026年 ソフトカバー 276ページ 四六判 - 内容紹介 - 六人部屋では人間のすべてが目撃される。病院関係者、つまり人類全員の必読本だ。私たちは皆病院に行く運命なのだから。──東畑開人 入院という激震! 何が壊れ、何が残るのか? おかしくも哀しい、病室の人間模様 「入院とはどういうものか? 入院病棟はどんなところで、医師や看護師や同室の患者との、どんな出会いが待っているのか?」 二〇歳の時に潰瘍性大腸炎を患い、十三年間の闘病生活を送り、その間のほとんどを病院の六人部屋で過ごした著者。病室という、ある種非日常な空間で、人がどんな本音を吐露するのか、人生がどんな別の顔を見せるのか、家族がどんなふうに激震に耐えるのか、それを書き綴るエッセイ。 「病気というのは、ある個人、その家族にだけ、大震災が起きるようなものだ。そこにはさまざまなドラマ、人間模様がある」 入院する予定のある人、今まさに入院中の人にも、入院している家族がいる人にも、さらには入院している人のお見舞いにも最適な、おかしくも哀しい病室文学。 “入院は、したくてする人はほとんどいない。しかも、突然のことが多い。心の準備もなく、いきなり始まる。医師や看護師も自分で選ぶことはできない。通院していた人でも、入院の担当医は外来とは替わることが多い。 同じ病室の患者たちも、「患者仲間」などと言ったりするものの、年齢も職業も趣味もばらばらで、病気さえそれぞれちがうことが多い。何の共通点もない人たちと、いきなり共同生活がはじまるのだ。(…) 病気の心配、お金の心配、仕事の心配、家族の心配など、さまざまな心配が頭の中、胸の内をぐるぐる回る。私はそうした入院、退院をくり返す生活を、十三年間つづけた。“(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 入院したら気をつけるべき10のこと 第1章 人生の空白に気をつけろ! ──六人部屋という不思議な世界 第2章 二人部屋に気をつけろ! ──ふんどしと入れ墨と納豆おじさん 第3章 入院初期の不平等感に気をつけろ! ──六人部屋で口をきくようになるまで 第4章 お金に気をつけろ! ──金持ち父さん貧乏父さん 第5章 家庭崩壊に気をつけろ! ──入院は家族を激しくゆさぶる 第6章 患者だけの時間に気をつけろ! ──医師や看護師の知らない六人部屋 第7章 お見舞いの人に気をつけろ! ──お見舞い八景 第8章 医師や看護師に気をつけろ! ──思い出の医師・看護師たち 第9章 通院や院外のつきあいに気をつけろ! ──通院はつらいよ 番外編 痛い検査に気をつけろ! ──世界の見え方がちがう あとがき 社会復帰にも気をつけろ! - 著者プロフィール 頭木弘樹 (カシラギヒ -ロキ) (著) 文学紹介者。筑波大学卒業。20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)になり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を編訳。以後、さまざまなジャンルの本を執筆している。著書に『絶望読書』(河出文庫)、『食べることと出すこと』(医学書院)、『自分疲れ』(創元社)、『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(青土社)、『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)など、編著のアンソロジーに『絶望図書館』『うんこ文学』(ちくま文庫)、『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)、『放課後によむ短篇集』(理論社)などがある。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーに出演中。
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いま、ここにある神話 | 中沢 新一(文・写真)
¥2,420
講談社 2026年 講談社選書メチエ ソフトカバー 272ページ 四六変型判 - 内容紹介 - 神話は過去の遺物ではない。神話的思考は死んでいない、それどころか、今もそこにあって、現代人の心の奥で活発な活動を続けている。 ポケモンパレードが開く人生の深淵、デパートの物産展が喚起する贈与への誘惑、ブッダの化身かもしれないアンパンマン…… 日常の奥にひそむ、世界の秘密へダイブせよ。 「神話はインポッシベーグルと同じような2・5次元の世界を生み出す能力を持ったナラティブである。私たちは驚異にみちたそのナラティブを、おもしろおかしく聴きながら、そこに含意されている教訓や世界観について考えたり、他の人たちとそれを共有することによって、共同幻想をつくりだす。私たちが「現実」と呼んでいるものの少なからぬ部分は、このような実際には存在しない2・5次元の不可能物体によってかたちづくられている。私たちの世界はじつは、インポッシベーグルの構造をした神話によって取り囲まれている。」(「プロローグ」より) 【目次】 プロローグ I 女王の虹 デパートの物産展 量子もつれ メタバースの夢 新しい「百姓」 聖地巡礼 人生のバグ 新年を迎える 地霊を食らう旅の友 坂本龍一との巡礼 II ふたつの心 ガルガンチュアの末裔たち 神話とセカイ系 毒舌芸 渚の秘数「3」 岡山の時代 博物館推し 所ジョージという謎 人生はパレードだ III 「アレ」について 量子論の濫用 神宮外苑の再開発 よみがえる昭和歌謡 両性具有の新次元 ストック型勇者 辰年を開く 箱根駅伝というミトロジー 月面に遊び心を IV アンパンマンと熊 まれびと再来 手のひらのエルサレム ゴジラ、日本人の分身 ミニマリズム・コミック 二〇二四年並行宇宙の旅 栃木の底力 神話マニア 水戸黄門 騒々しいお通夜 V アナーキズムは新しい 法医学が人気 イコンとなった写真 「諏訪」を探す 魔法からアニミズムへ おむすびの思想 渋谷へのレクイエム よみがえれ、時代劇 カーゴカルトと世界の右傾化 - 著者プロフィール - 中沢 新一 (ナカザワ シンイチ) (文・写真) 1950年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。思想家・人類学者。 著書に『チベットのモーツァルト』、『雪片曲線論』、『森のバロック』、『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『アースダイバー』シリーズ、『レンマ学』、『野生の科学』、『今日のミトロジー』ほか多数ある。
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言葉と出来事 | 阿部 大樹
¥2,860
作品社 2026年 ソフトカバー 192ページ 四六判 - 内容紹介 - ★作品社公式noteで「あとがき」全文公開中→「言葉と出来事 試し読み」で検索! 精神科医の哲学的断想集。 「この日記にしか見つからない、ここだけの言葉が、 さまよう心のいくつかに、はじめて住処(すみか)を与えてくれた。」 ――古田徹也(哲学者) 「私たちの言葉には、どんな結論にも奉仕してしまうような優柔不断な一面があります。ひとの首に手をかけてはならない理由を挙げるのは易しく、同時に、手をかけるべき場面を挙げるのもまた容易である、というような…。」――本書より ◎附録:特別対談 阿部大樹×古田徹也 【目次】 2023.12.31 年が暮れる 2024.1.12 『ガムテープで風邪が治る』 2024.1.15 色がいっぱい 2024.1.18 言い間違いとパースペクティブについて 2024.1.23 キュビスム 2024.1.30 すごいはやさで、ミサイルみたいに 2024.2.5 バスの床 2024.2.6 数をかぞえる 2024.2.8 寝息の暖かさ 2024.2.11 メジロが踊る 2024.2.13 ありふれた表現について 2024.2.20 喫茶店、うどん 2024.2.26 眼の色について 2024.2.27 行政的なもの 2024.3.4 不動前の本屋に行く 2024.3.9 清潔で、とても明るいところ 2024.3.20 数をかぞえる(その2) 2024.3.22 『見る前に跳べ』 2024.3.25 つまらないことを言う 2024.4.7 フランスの唄 2024.4.15 言葉に厳しい妻 2024.4.17 現代詩の棚F 2024.4.24 気力がない 2024.4.26 コダクローム 2024.4.29 新潟市、北書店 2024.5.6 せっかちなのか? 2024.5.21 Causonis japonica 2024.6.3 また不動前に行く(その2) 2024.6.14 たまに読むと福満さんの子供が大きくなっている 2024.6.16 機械翻訳について 2024.6.18 みすず書房に行く 2024.6.24 アメリカン・スピリットのむらさき 2024.7.7 ニコライ堂のかみなり 2024.7.11 学術書にstyleはあるか、と聞かれて 2024.7.14 パリ、一九一九年 2024.7.21 父母会の集まり 2024.7.28 アセトアミノフェン 2024.7.31 形成なかばの心を記述するための語彙 2024.8.8 正しさの感覚について 2024.8.11 センス・データ説について 2024.8.17 『ばいきんまんと絵本のルルン』 2024.8.24 九〇年代の、雪国の子供 2024.9.4 国語辞典を読む 2024.9.11 祖父の命日 2024.9.18 最後の変装をする 2024.9.21 くるりの岸田さんが好きそうな音楽 2024.9.24 蟻鱒鳶ルのこと 2024.9.29 スイカ割りをする 2024.10.11 生産様式と心理的インセンティブについて 2024.10.12 「芸術と生命において常にそうであるように…」 2024.10.17 小林千秋さんの絵 2024.10.28 言語的animacyについて 2024.10.31 バルセロナに麻畑を撮りにいく 2024.11.5 炊いた米の適温 2024.11.12 『キッチン』 2024.11.14 幼いころを海外で過ごしたひと特有の軽さ 2024.11.15 エル・リシツキー 2024.11.20 摘んでいい花と、よくない花 2024.11.27 父母会(その2) 2024.12.6 いっひ・びん・ぷしひあーた 2024.12.9 世の不満 2024.12.17 夜を駆ける 2024.12.20 子の寝たあとに仕事する 2024.12.21 言葉の本性について 2024.12.24 変奏の概念 2025.1.2 ブックファーストのアトレ大森店は良い 2025.1.6 横になる 2024.1.14 アメリカ、失われた大義 2025.1.20 ポケモンで字をおぼえる 2025.1.26 古田さん柴山さんと話す 2025.1.31 引きつづきポケモン 2025.2.3 「鶴見俊輔がマンガのような大衆文化を評価するのは…」 2025.2.10 『エセー』、高校時代の思い出 2025.2.12 oh, I forgot ... 2025.2.17 カイリューは進化する前は青かった 2025.2.19 デカルトと女性誌の広告 2025.2.23 新潟市、北書店(その2) 2025.3.2 人間の宇宙的運命についての劇的な解釈 2025.3.9 夜を東一条まで歩く 2025.3.14 「折々のことば」 2025.3.20 うれしい、一生おぼえときます 2025.3.24 どうして河童がいるのか 2025.3.26 はじめて本を読む あとがき――日記という形式について - 著者プロフィール - 阿部 大樹 (アベ ダイジュ) (著) 1990年新潟県生まれ。精神科医。著書に『now loading』『Forget it Not』(作品社)、『翻訳目錄』(雷鳥社)。訳書にロバート・ジャーヴィス『国際政治における認知と誤認知』『国際政治における噓と曖昧性』、ジュディス・L・ハーマン『真実と修復』(みすず書房)、H・S・サリヴァン『個性という幻想』(講談社学術文庫)『精神病理学私記』(共訳、日本評論社、第6回日本翻訳大賞受賞)、ヘレン・S・ペリー『ヒッピーのはじまり』(作品社)ほか。
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夫は松田龍平じゃないけれど | 堀 静香
¥2,200
百万年書房 2026年 ソフトカバー 208ページ 四六変形判 縦128mm 横177mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 思ったことをそのまま書く。 家庭内で王様と呼ばれる歌人・エッセイストの、いきいき元気に考え過ぎる日々。 『せいいっぱいの悪口』『がっこうはじごく』著者、最新エッセイ集--。 - 目次 - はじめに 目をつぶらない あかるい巨大倉庫 なみなみのワイン だぼだぼのパーカー 「夫を松田龍平にしてください」 六つの季節 ほこりまみれの犬 夫の二日酔い なだれるところ 蟹がいる 生き物の気配 いつか死ぬオムライス マイ・マインドフルネス 晴れの日のおかやまへ ボーダーを着て 資さんのかまぼこ スクールバッグの底 祈らなくても来る明日 わたしの好きな夏祭り 一瞬のこと はずかしやりが やわらかい水 あたま抱けば さびしいのは九月 夢みたいやな おしぼりの熱 やわらかい月 [夫婦往復書簡] きのうはたくさん雨が降ったね 笑うもんか あたらしいタイヤ 書かなくなってから 急いでないし ここにいます おわりに 版元から一言 野生グマの恐ろしさを実演するため、不意打ちで夫に襲いかかる(いきいき) 家主の吹くオカリナにあわせて踊る(元気に) うれしいな、つまらないな、変だな、死ぬんだな(考えすぎる) - 著者プロフィール - 堀 静香 (ホリ シズカ) (著) 一九八九年神奈川県生まれ。山口県在住。上智大学文学部哲学科卒業。歌人、エッセイスト。短歌同人「かばん」「西瓜」所属。私立中高一貫校で非常勤講師として国語を教えている。著書にエッセイ集『せいいっぱいの悪口』『がっこうはじごく』(共に百万年書房)、『わからなくても近くにいてよ』(大和書房)、歌集に『みじかい曲』(左右社)がある。第50回現代歌人集会賞受賞。
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植物とともに生きる 里山文庫の暮らし実験室 | 前田 知里
¥2,750
KADOKAWA 2026年 ソフトカバー 336ページ A5判 右開き - 内容紹介 - 日本では廃れつつある薬草文化の源流を追い求め、インドのジャングル、ときには、新疆(しんきょう)ウイグル自治区のタクラマカン砂漠を縦断し、ときには、電気水道公共交通のないブータンの農村を訪ね歩き、植物利用や保存食の聞き書きを行ってきた伝え人、漢方のメッカといわれる奈良・日本最古の道「山辺の道」にアトリエを持つ里山文庫の前田知里による紀行エッセイ(タイ、ラオス、ベトナム、中国、台湾、韓国、ブータン、インド)と野草・薬草を使った暮らしに役立つレシピ集です。料理、保存食、スイーツ、お茶、民間植物療法、薬酒、染色、お香など、古来の知恵の数々を考え方や構造から研究し、自然を取り入れた暮らしを実践できるヒントが満載の一冊です。 - 目次 - はじめに 10 第1章 奈良、山辺の道で暮らす 13 第2章 暮らしの源流を求めて アジアの森へ 33 第3章 アジア薬草紀行 65 タイ編 66 ラオス編 81 ベトナム編 92 中国編 105 台湾編 10 韓国編 118 ブータン編 129 インド編 140 第4章 暮らしに役立つ野草の使い方 153 野草とともに暮らす知恵 154 食べられる野草の見分け方と採集について 155 Spring 春先の野草 169 Summer 初夏の野草 166 Autumn 秋の野草 170 Winter 冬の野草 175 野草のアク抜きと下処理の基本 179 野草を長く楽しむために 保存と発酵 182 野草の多彩な活用法 自然の恵みを暮らしに取り入れる 192 香りと効能を楽しむ「薬酒」 194 野草料理を楽しむ 198 1週間の野草献立モデル 202 野草でセルフケア 癒す・整える 213 暮らしに活かす、「陰陽」と「五行」の知恵 213 植物とともに暮らす小さな習慣 220 自然のリズムと身体を整える サーカディアンリズムと東洋医学の知恵 221 1日のリズムを整える 234 五行で味わう、季節と体を整えるお茶の時間 230 野草茶のブレンド学 238 五行で整える、私の季節茶 244 おすすめの生薬リスト 246 植物の力を暮らしに生かすために 植物を分解して考える 258 薬草を使った湿布 チェンマイで学んだお手当 262 香りで整える 深呼吸で整える、心と暮らしの調香術 264 吸うレメディ 香薬を小瓶につめて 266 焚くレメディ 草のお香で、暮らしに火を灯す 268 野草線香作り 270 野草と色素 植物の色を取り入れる 272 色素の抽出と染色 276 天然の媒染剤を作ろう 284 入浴剤でヘルスケア 286 整う入浴レシピ 288 オーラルケアに使える 野草マウスウォッシュ、歯みがき粉 290 手作り歯みがき粉キット 292 暮らしの中に、いつでも深い森の気配 294 クスノキの葉で作る、防虫香袋 296 第5章 12ヶ月の野草レシピ[実践編] 299 Spring 再生と新生 300 Summer 涼を楽しむ 312 Autumn 潤いを与える 320 Winter 温める養生 326 おわりに 334
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季刊日記 2号: 日記のくるしみ/日記と植物
¥2,178
日記屋 月日 2026年 ソフトカバー 240ページ 14.8 x 1.6 x 21 cm - 内容紹介 - 【21人の1週間】多様な執筆者による、同じ1週間の日記 榎本空/大白小蟹/大前粟生/小原晩/小指/齋藤陽道/斎藤真理子/佐藤友子/島田潤一郎/瀬戸夏子/絶対に終電を逃さない女/土門蘭/富田ララフネ/難波優輝/西村佳哲/ひらりさ/藤岡みなみ/藤本和剛/マンスーン/村上慧/山口祐加 【特集1:日記のくるしみ】 インタビュー:瀬尾夏美 エッセイ:長島有里枝、原田 裕規 読者投稿「日記がつづかない!」 【特集2:日記と植物】 ロング日記:滝口悠生 インタビュー:乗代雄介、守安涼(おかやま旅筆会) エッセイ:鈴木純 レビュー:オザキフラワーパーク 【その他】 雑誌のすみで ◉仕様 『季刊日記 2号』特集:日記のくるしみ/日記と植物 発行:日記屋 月日 書籍設計:明津設計 ◉発行元「日記屋 月日」について 日記を書くこと、読むこと、それぞれの魅力をひろめていくための拠点として、2020年4月1日、東京・下北沢に店舗を構えました。取り扱う商品は「日記本」と呼ばれる日付の付いた本のみで、出版社から発売される新刊書籍・古書のほか、リトルプレスやzineなど、自主制作本の取扱いにも力を入れています。 このほか、日記だけを集めた即売会イベント、オンラインコミュニティ、ワークショップなどを運営しています。 2024年4月に出版部を立ち上げ、日記に関する書籍を刊行しています(既刊に『誕生日の日記』)。私たちは、日記を書く・読むという行為や、文章そのものに関心を持ち、それを楽しむ人たちにとっての拠点でありたいと考えています。
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季刊日記 創刊号: 特集:日記のたのしみ/日記とホラー
¥2,178
日記屋 月日 2025年 14.8 x 1.2 x 21 cm - 内容紹介 - あなたは日記をつけたことがありますか? 夏休みの宿題として、友達との交換日記として、業務上の日報として、SNSの日々の投稿として――私たちは、生まれてから死ぬまでの間に、何度も日記に出会います。 日記は、まず日付ではじまります。あとは今日見たもの、感じたこと、考えたことなど、なんでも自由に書いていくことができます。最も自由な形式、といえるかもしれません。 あなたは日記を読んだことがありますか? 日記は、必ずしも自分ひとりのために書かれたものばかりではありません。最近では、商業出版される書籍はもちろん、個人でつくられるZINEやリトルプレスも含めて、日記の本がとても増えています。 SNSでは「見られる」ことが強く意識される一方、生成AIが出力した投稿も見分けがつかないようになりました。日々を生きる人間の「私」に近いことばへの関心が、これまで以上に高まっています。 私たちは、日記を書くこと/読むことの魅力を、さまざまな角度から深めていけるような雑誌をつくりたいと考え、ここに『季刊日記』を創刊することにしました。日本はもちろん、おそらく世界でも類を見ない、日記の専門誌です。 たっぷり日記を読める「25人の1週間」を定番企画として、毎号さまざまな特集を組んでいきます。創刊号の特集は「日記のたのしみ」「日記とホラー」です。 今日から日記がたのしくなる、これまでにない文芸誌の誕生です。 【25人の1週間】 多様な執筆者による、同じ1週間の日記 安達茉莉子/伊藤亜和/猪瀬浩平/小沼理/北尾修一/こうの史代/古賀及子/こだま/桜林直子/図Yカニナ/武田砂鉄/ドミニク・チェン/鳥トマト/蓮沼執太/葉山莉子/ピエール瀧/東直子/浮/藤原辰史/堀合俊博/前田隆弘/牧野伊三夫/松浦弥太郎/柚木麻子/尹雄大 【特集1:日記のたのしみ】 対談:植本一子 × pha「すぐ手元から始める、表現のヒント」 インタビュー:福尾匠 × 荘子it「シットとシッポにきく」 エッセイ:金川晋吾/蟹の親子/ネルノダイスキ/品田遊 レビュー:me and you(竹中万季、野村由芽) 【特集2:日記とホラー】 対談:大森時生 × 山本浩貴(いぬのせなか座)「なぜホラーと日記がブームになったのか」 エッセイ:初見健一/柿内正午 レビュー:林健太郎 【その他】 座談会:株式会社インテージ × 日記屋 月日「日記をつけるプラットフォームを作りたい」 読者投稿 次号予告:「日記のくるしみ/日記と植物」
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左川ちか詩集|左川 ちか(著), 川崎 賢子(著)
¥792
岩波書店 2023年 ソフトカバー 236ページ 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ10mm - 内容紹介 - 左川ちか(1911-36)は昭和初期のモダニズムを駆け抜けた女性詩人。日本近代詩の隠された奇蹟とされた。「緑」「植物」「太陽」「海」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、清新で全く独自の詩として結実した。爽快な言葉のキーセンテンスは、読む者を捉えて離さない。初の文庫化。 - 目次 - 詩 篇 昆虫 朝のパン 私の写真 錆びたナイフ 黒い空気 雪が降つてゐる 緑の焰 出発 青い馬 緑色の透視 死の髯 季節のモノクル 青い球体 断片 ガラスの翼 循環路 幻の家 記憶の海 青い道 冬の肖像 白と黒 五月のリボン 神秘 蛋白石 夢 白く 緑 眠つてゐる The mad house 雲のかたち 風 雪の日 鐘のなる日 憑かれた街 波 雲のやうに 毎年土をかぶらせてね 目覚めるために 花咲ける大空に 雪の門 単純なる風景 春 舞踏場 暗い夏 星宿 むかしの花 他の一つのもの 背部 葡萄の汚点 雪線 プロムナアド 会話 遅いあつまり 天に昇る メーフラワー 暗い歌 果実の午後 花 午後 海泡石 夏のをはり Finale 素朴な月夜 前奏曲 季節 言葉 落魄 三原色の作文 海の花嫁 太陽の唄 山脈 海の天使 夏のこゑ 季節の夜 The street fair 1.2.3.4.5. 海の捨子 詩集のあとへ(百田宗治) 左川ちか詩集覚え書 左川ちか小伝 補 遺 墜ちる海 樹魂 花 指間の花 菫の墓 烽火 夜の散歩 花苑の戯れ 風が吹いてゐる 季節 小 文 Chamber music 魚の眼であつたならば 春・色・散歩 樹間をゆくとき 校異 解説(川崎賢子) - 著者プロフィール - 左川 ちか (サガワ チカ) (著) 1911-1936年。詩人。北海道余市生れ。『詩と詩論』『椎の木』等の雑誌に、詩を発表、注目されたが、24歳で夭逝。没した年に『左川ちか詩集』(昭森社)がまとめられた。 川崎 賢子 (カワサキ ケンコ) (著) 文芸・演劇評論家。立教大学特任教授。『彼等の昭和』(白水社)でサントリー学芸賞受賞。近現代日本のモダニズム文学・文化研究。
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霧に貌|田村 穂隆
¥2,200
書肆侃侃房 2026年 ハードカバー 144ページ 四六判 - 内容紹介 - 蜘蛛のようにあなたを好きで眼球にあぶら波打つ日の暮れだった 第一歌集『湖とファルセット』で現代歌人協会賞&現代歌人集会賞をW受賞した著者、待望の第二歌集。 【収録歌より】 鐘みたいにからだぜんぶを震わせてみたい おおきな前歯を見せて 鈴の音の絶えてしずかな冬の田に白磁が産んだ白磁のこども 鳥の胃に溶かされてゆく青虫の暗いあおぞらいちどっきりの ながく待つことの寒さの対岸に石の扇をふる手がみえる 小神殿(エディキュール) ねむるあなたの口腔に永久歯あり書物のごとく 【目次】 Ⅰ ぬるい水 輪唱 結露 一輪車 襖 解析 氷河 雪は裸 夏の昼と夜と朝 仏間 虫みたいに胸を 長者ヶ森 夏の離島 二重跳び 塩壺 Ⅱ 公民館 構想 誤飲の秋 牛と鏡 兄の名前 Ⅲ その沼へ ひかる首輪 砂と箱 砂を吐く わらいはじめる 口蓋垂 歯を見せて 霧に貌 黒い鳥居 海の無言、空の無言 綺麗な縄 改札 あとがき - 著者プロフィール - 田村 穂隆 (タムラ ホダカ) (著) 1996年生まれ、島根県出身。「塔」所属。第一歌集『湖とファルセット』(現代短歌社)で第48回現代歌人集会賞、第67回現代歌人協会賞を受賞。
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月ぬ走いや、馬ぬ走い|豊永 浩平
¥770
講談社 2026年 講談社文庫 ソフトカバー 416ページ 文庫判 - 内容紹介 - 第67回群像新人文学賞、第46回野間文芸新人賞、第11回沖縄書店大賞(小説部門)トリプル受賞! 琉球大学在学中、21歳での鮮烈なデビュー作! 沖縄に生きるアメリカルーツの男子小学生、片足を失い幻肢痛に苦しむ米兵と結婚したコザの女性、特攻へ向かう旧日本軍将校──。14人の語りを通して、戦中から現代までの沖縄の80年史を描き、その因果の物語を辿る。 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』は、沖縄の近現代、連鎖する暴力、死者と記憶と時間といった明らかな主題や情報が霞んでしまうほど詩的で恍惚的な文章に満ち、読後にそのすべてが名状しがたい体験として迫り残り匂いたつ。抜群のリズムと声によるこの容赦のない疾走はまったくの才能である。 ──川上未映子 島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。 ―― 島田雅彦 十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。 ―― 古川日出男 「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば) ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ! - 著者プロフィール - 豊永 浩平 (トヨナガ コウヘイ) (著) 2003年、沖縄県那覇市生まれ。琉球大学人文社会学部卒業。2024年、『月ぬ走いや、馬ぬ走い』で第67回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作で第46回野間文芸新人賞、第11回沖縄書店大賞(小説部門)を受賞する。2026年1月、初の長篇小説『はくしむるち』を刊行。
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僕はひとりで 夜がひろがる 立原道造 全詩+物語|立原 道造, 杉田 淳子(編)
¥1,210
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 416ページ 文庫判 - 内容紹介 - 「私らの夢はどこにめぐるのであらう/ひそかに しかしいたいたしく/その日も あの日も賢いしづかさに?」(「晩き日の夕べに」より)。24歳と8か月という若さで生涯を閉じた詩人・立原道造。「いま」と「ここ」にはないものへむけて夢見られ、構築された透明なことばたち。他にないその瑞々しさが、今もなお輝き続ける永遠の詩人でもある。本書は生前に発表されたすべての詩と物語3篇を収め、決定版と呼べる作品集になる。 カバーデザイン 名久井直子 協力 市谷の杜 本と活字館 - 目次 - 詩 夜の詩篇 断章 問答/夕方/コツプ/清閑/[夜が すれちがひながら]/流れ/[少年が]/《夜》/古典的な夜/夜曲/黄昏[片仮名の《リ》と]/黄昏[一日の最後の光線が庭にさよならする]/眠られない夜/よいもの/夜/[かなしみは]/冬/風の話/[日暮に近い部屋のなかで]/詩/夜の歌/[僕のなかを掠めるものは] 手づくり詩集 さふらん [ガラス窓の向うで]/[腦髄のモーターのなかに]/[コツプに一ぱいの海がある] /[忘れてゐた]/[庭に干瓢が乾してある]/[高い籬に沿つて]/[胸にゐる]/[長いまつげのかげ]/[昔の夢と思ひ出を]/[ゆくての道]/[月夜のかげは大きい]/[小さな穴のめぐりを] 日曜日 風が……/唄/春/日記/旅行/田園詩/僕は/暦/愛情/帽子/跋…… 散歩詩集 魚の話/村の詩 朝/村の詩 昼/村の詩 夕/食後/日課 萱草に寄す HYACINTH・EDITION No. 1 〈SONATINE No. 1〉 はじめてのものに/またある夜に/晩き日の夕べに/わかれる昼に/のちのおもひに 〈夏花の歌〉 [空と牧場のあひだから]/[あの日たち] 〈SONATINE No. 2〉 虹とひとと/夏の弔ひ/忘れてしまつて 暁と夕の詩 HYACINTH・EDITION No. 2 或る風に寄せて/やがて秋……/小譚詩/眠りの誘ひ/真冬の夜の雨に/失なはれた夜に/溢れひたす闇に/眠りのほとりに/さまよひ/朝やけ 連作〈優しき歌〉 優しき歌―序の歌/優しき歌 Ⅰ 爽やかな五月に Ⅱ 落葉林で Ⅲ さびしき野辺 Ⅳ 夢のあと Ⅴ また落葉林で/午後に/樹木の影に―優しき歌―/[夢みたものは] 詩篇 子供の話/村ぐらし/詩は/初冬[身動きの出来ない程の]/小さな墓の上に/燕の歌/静物/枯木と風の歌/旅装/一日は……/風のうたつた歌[最初の雪の日に私は]/風のうたつた歌[一日 草はしやべるだけ]/天の誘ひ/風に寄せて[さうして小川のせせらぎは]/傷ついて、小さい獣のやうに/雲の祭日/民謡―エリザのために/手紙/夏の旅/離愁/雨の言葉/憩らひ―薊のすきな子に―/夏の弔ひ[嘗てのやうに、それは]/旅の手帖―その日、生田勉に―/孤独の日の真昼/葬送歌/天の籠/切抜画/夏へ/フアンタスチツク/ヴアカンス/八月旅情の歌/窓下楽/旅人の夜の歌 FRAULEIN A. MUROHU GEWIDMET/みまかれる美しきひとに/夜想楽 「夏への四つのプレリユウド」から/虹の輪 「夏への四つのプレリユウド」から/風と枯木の歌/甘たるく感傷的な歌/逝く昼の歌/ゆふすげびと/予後/薄明/浅き春に寄せて/ひとり林に……/うたふやうにゆつくりと……/追憶―野村英夫に/石柱の歌/不思議な川辺で/真冬のかたみに…… HeinrichVogeler gewidmet/初冬[けふ 私の中で]/晩秋/歌ひとつ/ふるさとの夜に寄す/午後に/歌ひとつ―暗い心の夕ぐれに―/何処へ? Herrn Haga Mayumi gewidmet/夜に詠める歌/反歌/わがまどろみは覚めがちに/或る晴れた日に/初夏/草に寝て…… 六月の或る日曜日に/風に寄せて[しかし 僕は かへつて来た]/月の光に与へて/麦藁帽子/優しき歌 一、朝に 二、また昼に/唄/魂を鎮める歌/メヌエツト 物語 生涯の歌 春のごろつき かろやかな翼ある風の歌 立原道造略年譜 編者解説 詩人前夜の夜の詩 杉田淳子 出版に寄せて 宮本則子 - 著者プロフィール - 立原 道造 (タチハラ ミチゾウ) (著) 1914-39年。詩人。東京府立第三中学校時代から短歌 を作り、第一高等学校時代には短歌雑誌『詩歌』に発表した。その後、三好達治に触発されて詩作に転じ、堀辰雄や室生犀星に傾倒、詩誌『四季』の同人になった。1937年に東京帝大工学部建築科を卒業、同年建築事務所に入所、詩集『萱草に寄す』を刊行する。しかし、次第に健康を害し、1939年2月に四季社の主催による第1回中原中也賞の受賞が決定するも、翌月わずか24歳8か月で病没。 杉田 淳子 (スギタ ジュンコ) (編) 東京生まれ。編集者。編著に『向田邦子ベスト・エッセイ』寺山修司『さみしいときは青青青青青青青』『アンソロジー カレーライス!! 大盛り』(ちくま文庫)など。本書編者。
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増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる 答えを急がず立ち止まる力|谷川 嘉浩, 朱 喜哲, 杉谷 和哉
¥1,320
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 432ページ 文庫判 - 内容紹介 - 変化の激しい現代社会で、どう自分の足場を築くことができるのか。 安易な解決に走らず、問いとともに生きる方法はあるのか。 哲学者と公共政策学者が、陰謀論から生成AIまで議論する。 令和の人文を象徴する鼎談が、約4万字の増補をくわえて文庫化。 解説 三宅香帆 - 目次 - はじめに 第一の対話――2022/04/04 ▼イントロダクション ナラティヴと陰謀論をめぐって 第1章 「一問一答」的世界観から逃れる方法――陰謀論、対人論証、ファシリテーション 第2章 自分に都合のいいナラティヴを離れる方法――フィクション、言葉遣い、疲労の意味 第二の対話――2022/05/07 ▼イントロダクション 地球を覆い尽くすアテンションエコノミー 第3章 「アイヒマンにならないように自分の頭で考えよう」という言葉に乗れない理由――コンサンプション(消費)、アテンション(注目)、インテンション(意図) 第4章 信頼のためには関係が壊れるリスクを負わねばならない――マーケティング、トラスト、脱常識 第5章 「言葉に乗っ取られない」ために必要なこと――SNS、プライバシー、言葉の複数性 第三の対話――2022/07/16 ▼イントロダクション 徳と観察をめぐって 第6章 自分のナラティヴ/言葉を持つこと――倫理、相対化、ナッジ 第7章 公と私を再接続するコーポラティヴ・ヴェンチャー――関心、実験、中間集団 第8章 イベントとしての日常から、エピソードとしての日常へ――観察、対話、ナラティヴ 第四の対話――2025/08/05 第9章 ネガティヴ・ケイパビリティにとって孤独とは何か――政治、クラフト、オルタナティヴ 第10章 AI時代の言葉を哲学する―― ケア、孤独、熱狂 第11章 言葉はごまかせないもの――メタファー、沈黙、責任 解説 三宅香帆「饒舌な時代に、それでも言い淀む瞬間」 索引 - 著者プロフィール - 谷川 嘉浩 (タニガワ ヨシヒロ) (著) 1990年、兵庫県生まれ。哲学者。京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師。著作に『増補改訂版 スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー携書)、『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(ちくまプリマー新書)など。 朱 喜哲 (チュ ヒチョル) (著) 1985年、大阪府生まれ。哲学者。大阪大学社会技術共創研究センター招へい准教授ほか。著作に『〈公正〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『人類の会話のための哲学』(よはく舎)、『バラバラな世界で共に生きる』(NHK出版新書)など。 杉谷 和哉 (スギタニ カズヤ) (著) 1990年、大阪府生まれ。公共政策学者。岩手県立大学総合政策学部准教授。著作に『日本の政策はなぜ機能しないのか?』(光文社新書)、『エビデンスの罠』(PHP新書)など。
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長い一日|滝口 悠生
¥1,045
講談社 2026年 講談社文庫 ソフトカバー 368ページ 文庫判 - 内容紹介 - 小説家の夫と妻は、住み慣れた家からの引っ越しを考え始めた。長いつきあいの友人たちやまわりの人々、日々の暮らしの中でふと抱く静かで深い感情、失って気づく愛着、交錯する記憶。かけがえのない時間を描く、著者4年ぶりの長編小説。 「どこまでも伸びる一日。そして過ぎてみれば、たった一日。」(本書より) - 著者プロフィール - 滝口 悠生 (タキグチ ユウショウ) (著) 1982年、東京都生まれ。2011年、「楽器」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、『愛と人生』で野間文芸新人賞を受賞。2016年、「死んでいない者」で芥川賞を受賞。他の著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』がある。
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すべての、白いものたちの|ハン・ガン, 斎藤 真理子(訳)
¥935
河出書房新社 2026年 河出文庫 ソフトカバー 200ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ11mm - 内容紹介 - アジア唯一のブッカー賞受賞作家の代表作がついに文庫化。「白いもの」をめぐる詩的散文が喚起する、破壊と再生の記憶。ワルシャワと朝鮮半島を結ぶ、はかなくも偉大ないのちの物語。 - 著者プロフィール - ハン・ガン (ハン ガン) (著) 1970年生まれ。韓国の作家。邦訳著書に『菜食主義者』(李箱文学賞、ブッカー賞受賞)『少年が来る』『ギリシャ語の時間』『すべての、白いものたちの』『回復する人間』『引き出しに夕方をしまっておいた』等。 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) (訳) 翻訳家。訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』チョン・セラン『フィフティピープル』チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと』等。
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幸福人生まっしぐら|宇野 千代
¥990
大和書房 2026年 だいわ文庫 ソフトカバー 224ページ 文庫判 縦150mm 横105mm 厚さ11mm - 内容紹介 - NHK連続テレビ小説「ブラッサム」モデルは宇野千代! 40年前の大ベストセラーを新編集。脳科学者・中野信子さんによる解説付! - 目次 - 第一章 「美しい」は愉しい 私のきものはフランス文学/「まア、としとったゴキブリみたい」/ 君は色が黒くて美しい/単純明快がシックで知的/ あなた自身の眼玉で選ぶ/私はヴィナス/たった一度のチャンス/ ええい、と覚悟をきめた/一つの不幸ですべての幸福を塗りつぶさない/ どんな顔つきの人になりたいか/温泉マークのない町/ さまざまな年の瀬があった/真の美は変わらない/桜ほど美しいものはない/忘れられないもの/小説を書くこと、きものを創ること、それが喜び 第二章 辛いことでも逃げ出さない 四回も歩いた道/恋愛しているときの気持とそっくり/念力によって/ 花のパリで醤油が散った/出来ないなんて言わないで/雀の命/ すべては人真似から始まる/辛いことを征服するたった一つの方法/ 案出する。それが私の生き甲斐である/ いま、あなたに現れている能力は氷山の一角/すみちゃんの可能性 第三章 そのとき私が思ったこと ぴたっと欲しいもの/そう言うことも有り得る/「ははア、これだな」/ 騙されてもよい/一番書きたいと思ったものが残る/ それは肉親の未練なのか/こんなに男を号泣させる女とは/ し続けるということ/横着者の不養生/お洒落の原動力 第四章 私はいま、仕合せである 確信を持つこと唯一つ/「くたびれた」とは決して言わない/ 祖母には人に気を兼ねる習慣がない/祖母は子供の本で平仮名を覚えた/ 祖母は何でも自分でするのが好きである/ 私と祖母は血がつながっていない。しかし、/ 死を予測しない百歳の気力/心が体を守る/ 私が始めて建てた家には台所がなかった/ これで、もう決して家は建てない/化粧した仙人/ 「千代さん、お晴れなことじゃったのう」 第五章 われながら呆れたものである 私の汽車弁当/どでかい道楽/あなたは何のマニアか/ 雪の中で滑っている写真/入れ上げ会の発足/私はいま二十八人ぼっち/ やり始めると上手になる/風邪ひき越後の旅/蓬もあるし/ これが私の夢である/まったく麻雀は面白い/ あとがき 解説 中野信子 執着を手放す「メタ認知」の天才! - 著者プロフィール - 宇野 千代 (ウノ チヨ) (著) 明治30(1897)年、山口県玖珂郡岩国町(現岩国市)に生まれる。女流作家の草分け。行動することが生きることであった。結婚4回離婚4回、恋多き女性であったが文学への姿勢は常に真摯、波乱万丈の人生であった。日本初のファッション誌「スタイル」創刊、また着物デザイナーとしても活躍。元祖・元気で素敵な女性の幸福な生き方本は次々とベストセラーになり宇野千代ブームを巻き起こす。1990年文化功労者として顕彰される。 主な作品に、小説『色ざんげ』『おはん』『刺す』『淡墨の桜』、エッセイに『生きて行く私』『幸福は幸福を呼ぶ』、ムックに『宇野千代 女の一生』他多数。 平成8(1996)年逝去。享年98。
