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犀の教室 批判的日常美学について 来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて | 難波 優輝
¥1,980
晶文社 2026年 犀の教室 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 強烈にシニカルな議論の中から、迷える人たちへのまっすぐな応援歌が立ち上がってくる。──帯文・鷲田清一 現代は「ちゃんとする時代」。「ちゃんと働く」「ちゃんとした格好をする」……私たちはいつのまにか、ちゃんとすることを当然視し、それができない自分を責めながら生きている。だが、本当にちゃんとしなければならないのだろうか。 社会が要請する「ちゃんとしなければならない」に対して、自分の理由で反抗し、受け流し、交渉するための「道具」を追求すること。それが「批判的日常美学」の試み。 生活にまつわる様々なアイテム──料理、労働、ファッション、清潔感、コミュニケーション、性愛──などを題材に、「丁寧な暮らし」の呪縛から逃れ、いまだ到来しない「ふつうの暮らし」を模索する哲学的考察。他人と世界と自分をより自由に愛せるようになるためのメソッド。 "この本では、「ちゃんとする」という言葉に代表されるような、倫理的なものと美的なものの癒着を見つけ出し、それを断ち切っていく。(…)日常にある美的とされているものに実は倫理的なものが潜んでいることを暴き出す。そして、倫理と美のつながりを健全なしかたで再構成する。この手法を「批判的日常美学」と私は呼ぶ。(…)社会が要請する「ちゃんとしなければならない」に対して、あなたがあなたの理由で反抗し、受け流し、交渉するための「道具」を追求する試み。それが本書で私がやりたいことだ。"(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 序章 来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて 第1章 自炊と恥──料理道徳から距離をとる 第2章 労働廃絶宣言──労働を解体するための感性論 第3章 反ファッション論──みせかけ美徳消費の悪徳 第4章 「性格が悪い人」を差別してもいいのか──「清潔感」からはじめる性格差別の哲学 第5章 分かり合わないことの美学──不同意コミュニケーション論 第6章 愛し方のあいいれなさ──手元規範と共同規範づくり 第7章 被害者サディズムの吹き荒れる時代に、スピリチュアリティにできること? 第8章 新しい快楽主義者たち──猫と廃墟とアナキズム 第9章 陰部の日常──マスターベーションとセックスの美と倫理について 第10章 抑圧に感謝する──奴隷根性と弱さの美学 第11章 夕焼けと電流──生誕した私たちの美的義務について あとがき - 著者プロフィール - 難波優輝 (ナンバユウキ) (著) 1994年生まれ。美学者、会社員。神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。著書に『物語化批判の哲学──〈わたしの人生〉を遊びなおすために』(講談社現代新書、2025年)、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版、2025年)、『性的であるとはどのようなことか』(光文社新書、2025年)、『SFプロトタイピング』(共編著、早川書房、2021年)がある。
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本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話 | 苫野 一徳, 岩内 章太郎, 稲垣 みどり
¥1,056
集英社 2025年 集英社新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 - 自分とは異なる立場や考えの人と、いかに対話し、合意形成していけばよいのか分からない。 それどころか、深刻な信念対立を目の当たりにし、対話への希望を失ってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。 本書は、「本質観取」と呼ばれる哲学の思考法・対話法を、誰もが実践できるようになるための入門書である。 分断をのりこえ、民主主義を成熟させるための対話の極意とは? 実践で活用できるワークシートや、ファシリテーションのコツなども収録。 社会学者 橋爪大三郎氏 とにかくわかりやすくて面白い。実例が豊富なので、 本質観取の哲学対話が、これで誰でもすぐできる。 独立研究者・著作家 山口周氏 対話を通じて、多様な他者と相互承認・共通了解へと至る「本質観取」の方法は、 多数の関係者を束ねるビジネスリーダーにこそ求められます。 苫野一徳 (とまの いっとく) 熊本大学大学院教育学研究科准教授。 著書に『「自由」はいかに可能か』『はじめての哲学的思考』『愛』など多数。 岩内章太郎 (いわうち しょうたろう) 豊橋技術科学大学准教授。 著書に『新しい哲学の教科書 現代実在論入門』『〈私〉を取り戻す哲学』など。 稲垣みどり (いながき みどり) 順天堂大学国際教養学部准教授。 著書に『共生社会のためのことばの教育 自由・幸福・対話・市民性』など。
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チュコトカ 始まりの旅 ユーラシア大陸最東端へ | 後藤 悠樹
¥2,200
柏書房 2026年 ソフトカバー 128ページ A5判 - 内容紹介 - “私にとってその場所との出会いは、故・星野道夫の作品によるものだった。” 手には『旅をする木』と『森と氷河と鯨』、大切に預かったミーシャの家族写真が一枚。 2016年8月、たった一度の旅だった。 【あらすじ】 「チュコトカ」――そこはしばしば「地球の果て」とも称される極北の地で、星野道夫(1952-1996)が急逝する直前に訪れていた場所の一つである。 1996年夏、アラスカの対岸とも言えるチュコトカへの旅で、星野道夫はひときわ印象的な先住民の家族と出会い、その家族の写真を撮影し、日誌に残していた。しかし、一連の旅でまとめる予定であった作品は、彼の突然の逝去により、未完のまま歳月は過ぎていった。 それから20年後の2016年夏、偶然の積み重ねにより、ひとりの写真家が、星野の遺した一枚の家族写真を手に、チュコトカへ向かい、新たな旅を始めた。 きらめくツンドラ、吹きさらしの海獣の骨、先住民チュクチやエスキモーの人々の暮らし、そして星野が写したミーシャの一家との出会い……。 旅はまだ、続くはずだった。 2026年現在、アメリカとの国境に位置するチュコトカは、ロシア・ウクライナを巡る国際情勢の悪化により、事実上、渡航不可能となった。 かの地に生きる人々や自然を、写真と日誌で記録にとどめた、奇跡のような一冊。 【本文より】 “私の人生において、再びチュコト半島へ渡航することはもう難しいのかも知れない。しかし、もし本当に私が、この旅を続けることが叶わなくとも、いつか次の世代がこの小さな本を携え、チュコト半島へ向かうだろう。……いつか訪れるその時のためにこの本をここに記す。”――あとがき “民族の言語の存続とは、親から次の世代へと、たしかに受け継がれるか否かにかかっていますが、この本の旅もまた、途上であるからこそ、それを試されることでしょう。/日本では未だ知られぬチュコトカの、人々の暮らしを伝える作品が誕生したことを、心から喜びたいと思います。”――解説(言語学者・呉人徳司) 【用語について】 「チュコトカ」――ロシア語で「チュコト自治管区」のことを指す。面積は日本の面積のほぼ2倍。しばしばロシアのメディアから「地球の果て」などとも称される。東シベリア、チュクチ、ベーリングという三つの海に囲まれ、広大なツンドラ地帯がその大半を占めている。 「チュコト半島」――チュコト自治管区東端で、ユーラシア大陸最東端にある半島のことを指す。先住民「チュクチ」や「エスキモー」などが暮らしている。 【装丁・構成】 三村淳(星野道夫『長い旅の途上』、『旅をする木』、『森と氷河と鯨』、『星野道夫の仕事』全四巻など、生前より星野道夫作品の数々を手掛ける。その他、開高健『オーパ!』、岡本敏子編『岡本太郎の沖縄』など多数)
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5秒日記 | 古賀 及子
¥1,870
ホーム社 2026年 ソフトカバー 256ページ 四六判 縦188mm 横131mm 厚さ19mm - 内容紹介 - ===== 習慣で、というよりも、好きで毎日、日記を書く。 書いているうちに“5秒"が面白いと思うようになった。一日のあらましをまとめるのではなく、ある5秒にぎゅっと注目する。200字かけてみっちり書く。 娘がまだ小学生だった頃、通っていた作文教室に提出する日記を書きあぐねていたときにこの方法を伝えたら、娘は、なるほどと、それからまだ小さかった手できゅっとにぎった鉛筆をノートに走らせ(娘は文字を書くのが、誰かに追いかけられるかのようにいつも速い)、靴下をはいた状態で玄関に立ち、サンダルと靴、どちらを履こうか悩んだことを書いた。いきなり瞬間の逡巡をとらえたから驚いた。 それで、SNSに「5秒のことを200字で」と共有して反響をいただいたのが2021年のことだ。いよいよ私も腕まくりして、あらためて5秒を見つめて書くようになった。 5秒のことを200字で、と言っても、それは厳密なものではけっしてなくって、例えみたいなものだ。だいたい5秒くらいのことを、だいたい200字くらいで、つまり、短い時間のことを意識して観察せんと、心構えをする。暮らしのなかにある、ささいなことにただ気がつきたい。その期待を作文に落とし込んだのが5秒日記だ。 何もないところに、何かある感じがずっとしていた。 (まえがき「5秒のことを200字で書く」より) ===== 『日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと良い』 そんなつぶやきから生まれた、「北欧、暮らしの道具店」の人気連載がついに書籍化! 「鳩サブレーは、はんぶんこが難しい。袋の上から慎重に慎重にふたつになるように割った。娘には別のお菓子があるから、学校から帰ってきた息子と私のふたりで分けた。どうも尾の側のほうが大きそうで、そちらを息子に渡す。私は少食のくせに意地汚く欲ばりで、でも、こういうときは躊躇なく大きなほうを子どもに渡すのだった。大きいほうを渡すときはいつも、山賊の親も子にはこうだろうと思う。」 「冷奴を生姜ではなくわさびで食べようと食卓に出したら、息子が白いご飯にわさびをのせて醤油をかけ、『海鮮丼の瞬間の味』と言って味わっており、私も真似した。海鮮丼そのものの味はしない。けれどたしかに、瞬間の味はする。」(本文より) 日常のささいな瞬間のきらめきがぎゅっと詰まった珠玉の日記エッセイです。 【著者】 古賀及子(こが・ちかこ) 1979年東京生まれ。エッセイスト。著書に『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』(晶文社)、『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)、『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)、『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)等がある。
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寂しさへの処方箋 芸術は社会的孤立を救うか | 平田 オリザ
¥1,056
集英社 2026年 集英社新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 - 今、日本は他国とは違う独特の「寂しさ」「いらつき」「不安」に覆われている。終わりの見えない不況、アジア唯一の先進国からの転落と国力の衰退、そして戦前と同じく、産業構造の変革にともなう「精神(マインド)の構造改革」に再び失敗していること…などがその背景にある。 著者は2001年刊行の『芸術立国論』で「日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!」と提案した。 本書はその試みを現代に合わせてさらに進化させ、モノが飽和しコトの消費が求められる時代に芸術と観光が果たせる役割、社会的孤立を救うための文化による社会包摂の動き、教育や地方が実現可能な少子化対策など、日本の衰退をくい止める新しい処方箋を再提案する。 平田 オリザ (ひらた おりざ) 1962年、東京都生まれ。劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長、青森県立美術館館長。 1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。著書に『名著入門 日本近代文学50選』『22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」』『但馬日記 演劇は町を変えたか』『下り坂をそろそろと下る』『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術』『新しい広場をつくる 市民芸術概論綱要』など多数。
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わたしの服はどこからきてどこへいくの? 服と人とのサステナブルな関係を考える | 鎌田安里紗, マルティンメンド有加
¥2,090
晶文社 2026年 ソフトカバー 252ページ 四六判 - 内容紹介 - ファッションとサステナビリティについてのモヤモヤ、まとめて掘り下げます! 素材についての知識から、愛着ある服を長く着るコツまで、 服と人との良い関係をめぐる7章の報告書。 服にもサステナビリティが大事なことはわかっているけれど、いざ自分の消費行動になるとそれから外れた選択をしてしまい、なんとなくモヤモヤしている……。そんなひとに向けて、服にまつわるさまざまな問題について考えてみました。 著者は「多様で、健康的なファッション産業をつくる」をミッションに、サステナブルファッションに関する教育やコンサルティングを行う一般社団法人の理事2人。 手放した服はどんな運命に? リサイクルされる割合はどのくらい? オーガニック素材はほんとうによいの? 服の値段はどのくらいだと妥当? サステナブルを企業は謳うけれどどこまで信用できる?……そんなあなたの疑問に答えます。ほんとうに心地よい服との付き合い方、いっしょに考えてみませんか? 【目次】 第1章 わたしが着ている服は「大丈夫」なの?──服にまつわるさまざまなモヤモヤ 第2章 わたしが手放した服はどうなるんだろう?──廃棄?リサイクル?それとも? 第3章 わたしは何を着ればいいんだろう?──素材と生産について考える 第4章 わたしは服にいくら払えばいいんだろう?──服の適正価格とは 第5章 わたしはどうすれば服を大切にし、心地よく服と付き合えるんだろう?──愛着のある服を飽きずに長く着るコツ 第6章 わたしは服を売る企業とどう関わっていけばいいんだろう?──グリーン・ウォッシュを見極める 第7章 最後に──わたしたちが描く、ファッションの未来 - 著者プロフィール - 鎌田安里紗 (カマダアリサ) (著) 2009年より、衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響に目を向けることを促す企画を幅広く展開。2020年に一般社団法人unistepsを共同設立。企業・行政・デザイナー・生活者など、多様なステークホルダーと共にファッション産業におけるサステナビリティに関する取り組みを推進する。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。 マルティンメンド有加 (マルティンメンドユカ) (著) 慶應義塾大学総合政策学部卒業後、会計事務所系コンサルティングファームにて企業買収時等のデューディリジェンスに従事。その後渡英、夜間学校で服作りを学びながらPeopleTree ロンドンオフィスのホールセールエグゼクティブ等を務め帰国、2011-19年サステナブルファッションブランドINHEELS代表。アーティストインレジデンスAlmost Perfectコファウンダー。2021年にunistepsに理事として参画。
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年を重ねて今を彩る 暦の手仕事 | 中川 たま
¥1,980
日本文芸社 2026年 ソフトカバー 192ページ 四六判 右開き 縦188mm 横128mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 旬を凝縮させた保存食、それを日々の食卓に活かす方法、 心と身体を整えるヒントを綴った 『季節を慈しむ保存食と暮らし方 暦の手仕事』から10年。 家族の生活スタイルも変わり、ひとりごはんが当たり前になったという 逗子在住の人気料理家、中川たまさんの 「今に寄り添う暦の手仕事」を綴った新しい1冊ができました。 少し寂しくも、誰かに使っていた時間を自分に使えるようになったら、 手放したり、新しく始めたりするタイミング。 50歳を過ぎて、楽はしたいけど、ちゃんともしたい。 気になる暮らしまわりをダウンサイジングするなかで、 季節を味わう手仕事にも自然に変化が。 仕込む量を減らしたり、より滋味深い食材を手に取るようになったり…。 年を重ねて変わらないもの、また柔軟にそしてシンプルになった 体と心にしみる季節の食と暮らしにまつわるエッセイ&レシピ集です。 <春> うどの甘酢漬け、菜の花の塩漬け、筍のメンマ、豆板醤、新玉ねぎのドレッシング、文旦のマーマレード、わかめの塩麴和え、鯛の昆布漬け など <初夏> 実山椒のオイル漬け、スパイス梅、らっきょうの味噌漬け、新生姜の甘酢漬け、杏の赤じそ漬け、鮎のコンフィ など <盛夏> ハーブ水、赤い果実のマリネ、果実のテリーヌ、トマト梅、グリーンカレーペースト、すだちの水出汁、あじの酢締め など <秋> 花生湯、蒸し栗、菊花の甘酢漬け、いちじくの葉オイル、塩きのこ、バーガンディカラーのジャム、柿酢、いくらの出汁漬け など <冬> 柚子の塩麴漬け、甘酒のべったら漬け、白味噌、酢菜、みかんのコンポート、黒豆、かりんのシロップ、牡蠣のキムチ など ほか、季節ごとのおやつ、ルーティーン、仕込みものを使う料理など、全84品。 目次 年を重ねて今の自分に合う丁寧な暮らし 春/ほろ苦いもの、たけのこ、空豆、新玉ねぎ、春の柑橘、春の魚介、春のおやつ時間、春のルーティーン、春の食卓 初夏/実山椒梅仕事らっきょう、初夏の甘酢漬け、赤じそとあんず、初夏の魚介、初夏のおやつ時間、初夏のルーティーン、初夏の食卓 盛夏/庭のハーブ、夏の赤い果実、トマト、青唐辛子、すだち、盛夏の魚介、夏のおやつ時間、盛夏のルーティーン、盛夏の食卓 秋/落花生、きのこ、秋の香りづけ、栗、柿、菊花、秋色の果実、秋の魚介、秋のおやつ時間、秋のルーティーン、秋の食卓 冬/冬の麴仕事、みかん、かりん、お正月、白菜、冬の魚介、冬のおやつ時間、冬のルーティン、冬の食卓 Column/旬を楽しむ季節のちらし寿司/年を重ねて手放したこと、新しく始めたこと/これから10年のこと - 著者プロフィール - 中川 たま (ナカガワ タマ) (著) 料理研究家。兵庫県生まれ。アパレル勤務を経て、自然食品店勤務から食の世界へ。2004年、ケータリングユニットで活動を始め、2008年に独立。現在は神奈川県・逗子にて夫と娘の3人暮らし。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛けるほか、ジャムなどの保存食や季節のエッセンスを加えた手仕事に日々勤しむ。また自宅に併設した「Atelier Lim」にて、ワークショップやイベントを開催。著書に『季節を慈しむ保存食と暮らし方 暦の手仕事』(小社)、『ふんわり、もちもち。 せいろで蒸しパンとおやつ』(朝日新聞出版)、『ジャムと料理とお菓子 甘さ控えめ、少量作って食べきる』(文化出版局)など多数。
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ねこいる! いる! | たなか ひかる
¥1,650
ポプラ社 2026年 ハードカバー 32ページ B5判 - 内容紹介 - ◎シリーズ累計20万部越え! 迷作『ねこいる!』の第2弾が登場! 長年ねこがいるかいないかそれだけを追求し続けた絵本作家たなかひかるさんが描くねこ絵本。今回はどんなところからねこがとびだすかわかりませんが、子どもたちは笑い大人は癒されることまちがいありません。 最後のページをめくるあなたはこの笑撃にたえられる? 一家に一冊必携の絵本です。
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プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下 | アンディ・ウィアー, 小野田 和子(訳)
¥3,300
早川書房 2026年 ハヤカワ文庫SF ソフトカバー 240ページ 文庫判 - 内容紹介 - 未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。ひとり宇宙へ飛び立った男は、人類を救うミッションに挑む!地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む宇宙飛行士の奮闘を描く、極限のエンターテインメント!
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東西の味 | 稲田 俊輔
¥1,870
集英社 2026年 ソフトカバー 240ページ 四六判 縦188mm 横131mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 分け入っても分け入ってもうまい味! 博覧強記の料理人・イナダシュンスケが、うどん・蕎麦・餃子・から揚げ・ラーメン・すき焼き・お好み焼きなどの王道人気メニューから、日本の味の「東西差」を考えるエッセイ。 ・おいしさの基準は「関西化」している? ・なぜラーメン店の店主は腕を組んで写真に写るのか ・広島VS大阪 仁義なき「お好み焼き論争」の行方 ・日本料理店では「醤油」をなんと呼ぶ? ・餃子には何をつけて食べるべきか…… 身近すぎて誰もが膝打ちする全10章 【目次】 まえがき chapter1 うどん chapter2 お好み焼き chapter3 餃子 chapter4 から揚げ chapter5 ローカルフード周圏論 chapter6 蕎麦 chapter7 ラーメン chapter8 醤油と味噌 chapter9 和食あまから問答 chapter10 東北くいだおれ道中 あとがき 【著者プロフィール】 稲田俊輔 (イナダシュンスケ) 料理人/飲食店プロデュ―サー/「エリックサウス」総料理長。 鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。 2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。南インド料理とミールスブームの火付け役となる。 SNSで情報を発信し、レシピ本、エッセイ、小説、新書と多岐にわたる執筆活動で知られる。 レシピ本『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー』『ミニマル料理』シリーズ、エッセイ『おいしいもので できている』『食いしん坊のお悩み相談』『異国の味』、小説『キッチンが呼んでる!』、新書『お客さん物語』『料理人という仕事』『食の本 ある料理人の読書録』など著書多数。
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焔に手をかざして 新版 | 石垣 りん
¥990
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 320ページ 文庫判 - 内容紹介 - 解説 田尻久子(橙書店店主) カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー画 Donchi 「あと五、六年もすれば会社をやめなければならない、という年の暮れ。そこに建つはずのアパートの絵図をたよりに、夕暮れの建築現場を見に行った」──大正に生まれ、戦争を越えて大人になった。定年前になんとか求めた1DK、開いた窓から眺めた世界、綴った言葉、薫った記憶、自分のための自分の部屋に一人で暮す詩人の“ぜいたく”。生活を照らす傑作エッセイ、復刊。 目次 Ⅰ 暮しの周辺 呑川のほとり/通じない/いいなあ・いいわねえ/ぜいたくの重み/貧しい食卓/インスタントラーメン/収穫祭/玄関先のハカリ/街にあかりがついた日/お便り/雨と言葉/二月のおみくじ/弁護/手袋と靴下/着る人・つくる人/巣立った日の装い/なぎさ/女の手仕事/春の土手/器量/くらげ/年の暮れ/電車の音/自分の耳/いたずら/愛車/庭/長い舌/やさしさ/せつなさ/彼岸/コイン・ランドリー/灯が消える/ねむの花/七夕/夏木立/防災の日/曼珠沙華/教育勅語/勤労感謝/冬至 ちくま文庫巻次:い-7-5 焔に手をかざして 新版 文庫 石垣 りん(著) 発行:筑摩書房 文庫判 320ページ 定価 900 円+税 990 円(税込) ISBN978-4-480-44085-3 COPY ISBN 13 9784480440853 COPY ISBN 10h 4-480-44085-2 COPY ISBN 10 4480440852 COPY 出版者記号 480 COPY CコードC0195 0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他 出版社在庫情報在庫あり 初版年月日2026年2月9日 書店発売日 2026年2月12日登録日2025年12月10日最終更新日2026年2月14日 紹介 解説 田尻久子(橙書店店主) カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー画 Donchi 「あと五、六年もすれば会社をやめなければならない、という年の暮れ。そこに建つはずのアパートの絵図をたよりに、夕暮れの建築現場を見に行った」──大正に生まれ、戦争を越えて大人になった。定年前になんとか求めた1DK、開いた窓から眺めた世界、綴った言葉、薫った記憶、自分のための自分の部屋に一人で暮す詩人の“ぜいたく”。生活を照らす傑作エッセイ、復刊。 目次 Ⅰ 暮しの周辺 呑川のほとり/通じない/いいなあ・いいわねえ/ぜいたくの重み/貧しい食卓/インスタントラーメン/収穫祭/玄関先のハカリ/街にあかりがついた日/お便り/雨と言葉/二月のおみくじ/弁護/手袋と靴下/着る人・つくる人/巣立った日の装い/なぎさ/女の手仕事/春の土手/器量/くらげ/年の暮れ/電車の音/自分の耳/いたずら/愛車/庭/長い舌/やさしさ/せつなさ/彼岸/コイン・ランドリー/灯が消える/ねむの花/七夕/夏木立/防災の日/曼珠沙華/教育勅語/勤労感謝/冬至 Ⅱ 言葉・読むこと書くこと…… 綴り方/自信キノコ/先生と詩/顧みて、いま――戦後三十年/心の不買を――ミス三十歳に/写真と詩/焔に手をかざして/田舎のアンデルセン――私の読書遍歴/椅子/私と言葉/買物籠に/言葉のこと Ⅲ ゆかりの人・人 女先生/バスケットはからっぽ/春愁/二人の来訪者/銀行員の詩集/私語/岡崎淑郎先生/私の感じるユーモア/つき合いの芽/細紐/医者と私/人のかたち/茶飲み話/母の子守歌/一本のネムの木/なぎさの穴/福田正夫/かたち Ⅳ この岸で…… 終着駅/フリー・ゴー/暮れのものさし/私はなぜ結婚しないか/可決/四月の合計/夜の海/こしかた・ゆくすえ/写真/軍旗祭/火になる時/深谷/赤坂見附/双葉と両手/「お」の字ぎらい/雪/また来年いらっしゃい/この岸で あとがき/文庫版あとがき 文庫解説 田尻久子 - 著者プロフィール - 石垣 りん (イシガキ リン) (著) 1920年、東京生まれ。詩人。2004年没。高等小学校時代から詩作を始め、少女雑誌に投稿。卒業後、14歳で日本興業銀行に就職し、25歳の時に敗戦を迎えた。1938年、同人誌「断層」創刊。福田正夫に師事する。1959年、第一詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』刊行。1969年に第二詩集『表札など』でH氏賞、1972年に『石垣りん詩集』で田村俊子賞、1979年に『略歴』で地球賞をそれぞれ受賞。エッセイに『ユーモアの鎖国』『焔に手をかざして』『夜の太鼓』などがある。
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増補版 ガザとは何か | 岡 真理
¥1,100
大和書房 2026年 大和文庫 ソフトカバー 352ページ 文庫判 縦150mm 横105mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 累計6.5万部突破!23年10月の攻撃直後に緊急出版された、パレスチナ問題を理解するための必読書に大幅増補の決定版 - 著者プロフィール - 岡 真理 (オカ マリ) (著) 1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。 東京外国語大学アラビア語科卒、同大学大学院修士課程修了。在学時代、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナ問題、アラブ文学と出会う。エジプト・カイロ大学に留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、京都大学大学院人間・環境学研究科教授等を経て現職。 著書に『棗椰子の木陰で 第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社)、『アラブ、祈りとしての文学』『ガザに地下鉄が走る日』(以上みすず書房)、『中学生から知りたいパレスチナのこと』(共著、ミシマ社)ほか。訳書に、ターハル・ベン=ジェッルーン『火によって』(以文社)、サラ・ロイ『なぜガザなのか』(青土社)、イザベラ・ハンマード『見知らぬ人を認識する』(みすず書房)ほか。
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移民・難民・アート 越境する想像力 | 川上 幸之助(編著) , 髙谷 幸(編著)
¥3,520
ヘウレーカ 2026年 ソフトカバー 372ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ25mm - 内容紹介 - 移民・難民をめぐる問題を、社会のあり方を問う根源的な問いと捉え、アートがそれにどう応答しうるかを多角的に探る論集。 第Ⅰ部「アートの実践と倫理」では、アートが世界に介入することの意味を問い、表現と倫理、実践と責任はいかに交差するのかを検討する。当事者との協働を通じて制度の外部に連帯を築き、不可視化された声を可視化してきた各地のコレクティブやプロジェクトの紹介、美術館という制度の暴力性への批判、移民に依存する社会構造の検証、政治的実践としての表現などの論考を通じ、アートは単なる鑑賞対象を超え、生や倫理に触れる営みとなることが明らかにされる。 第Ⅱ部「周縁からの美術史」は、移民や難民がいかに表象され、あるいは不可視化されてきたのかを、美術史の視点から問い直す。近年のトランスナショナルな視座やディアスポラ研究の潮流を踏まえつつ、19世紀フランスから現代日本までを射程に、帝国主義、亡命、周縁的実践などを扱う諸論考が、美術史の枠組みそのものの再検討を試みる。そこでは、「異質」が芸術実践にもたらす緊張と創造性、そして歴史から消去されてきた表象の力が再発見されていく。 第Ⅲ部「移民・難民をめぐる感性の政治」では、制度的なカテゴリーの手前、あるいはそこからこぼれ落ちる身体の記憶や感情、経験に焦点を当てる。映像や語り、哲学的思考、制度批判的美学、さらにはAIをめぐる実践までを視野に入れながら、移動の時代において、移民・難民の声なき声がいかに芸術を通じて立ち上がるのかを探究する。 - 目次 - なぜ移民・難民とアートなのか(川上幸之介) 移動する人々はいかに「国民」と区別され、制限を受けてきたか(髙谷 幸) 第Ⅰ部 アートの実践と倫理 01 文化を接木する――越境する個人とオルタナティブ・スペース(江上賢一郎) ▼インタビュー 印刻部 ▼インタビュー わくせいプロジェクト(阿部航太/児玉美香) ▼コラム 高齢化する移民女性の実践――カサカランの取り組みから(髙谷 幸/レニー・トレンティーノ) 02 移民・難民とミュージアム(小森真樹) ▼コラム 不可視の支柱――移民が築くマジョリティ社会の足元(川上幸之介) 03 いかにしてアートでものごとを行うか――タニア・ブルゲラによる移民・難民関連プロジェクト(菅原伸也) ▼インタビュー アルフレッド・ジャー 04 テレサ・マルゴレスと「カーラ」の生と死(藤本流位) ▼インタビュー 崔敬華 第II部 周縁からの美術史 05 あなたのマイノリティとしての経験――記録されなかった、ある在日朝鮮人美術家の話 (金 智英) ▼コラム 近代日本に芸術移民した朝鮮人・台湾人の芸術家たちのこと(足立 元) 06 「異国」の人々へのまなざしとその表象をめぐって(請田義人) ▼ コラム 沈黙を編むこと――移民・難民とアートの交差点 07 時代からの逃走――第一次世界大戦下の移民たちによるダダの思想とアナーキー(森 元斎) 08 トランスナショナル・アート・ヒストリー ―― 他なる語りのために(山本浩貴) ▼コラム 引かれる線に無関係であること――重村三雄の調査報告(長谷川 新) 第Ⅲ部 移民・難民をめぐる感性の政治 09 クィアな日系アメリカ人の歴史を書く――TTタケモトの実験映画(菅野優香) ▼インタビュー ミミ・チ・グエン 10 ジャック・ランシエールにおける移民の(脱)規定(鈴木 亘) 11 移民をめぐる「美学/政治」とアート(石田圭子) ▼コラム 語られざる記憶を紡ぐ――移民・難民にとってのアート(川上幸之介) 12 二一世紀のメカニカルタークとその彼方へ――アルゴリズム・移民・ケアをめぐる芸術の政治学(清水知子) おわりに - 著者プロフィール - 川上 幸之介 (カワカミ コウノスケ) (編著) 倉敷芸術科学大学准教授。KAG アートディレクター(gallerykag.jp)。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズMAファインアート科卒。東京藝術大学国際芸術創造研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は現代アート、ポピュラー音楽、キュレーション。著書に『パンクの系譜学』(書肆侃侃房、2024)、共著に『思想としてのアナキズム』(以文社、2024)『表現文化論講義』(ナカニシヤ出版、2025)。キュレーションにPunk! The Revolution of Everyday Life 展、Bedtime for Democracy 展など。 髙谷 幸 (タカヤ サチ) (編著) 東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は社会学、移民研究。著書に『追放と抵抗のポリティクス』(ナカニシヤ出版、2017年)、編著書に『移民政策とは何か』(人文書院、2019年)、編著に『多文化共生の実験室 大阪から考える』(青弓社、2022年)、論文に「現代日本における移住女性の配置の変容と社会的再生産の困難」(「思想」2020年4月号)など。
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しるもの読物 | 木村 衣有子
¥2,200
生きのびるブックス 2026年 ソフトカバー 192ページ 四六判 縦188mm 横127mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 今日も「しるもの」はあなたの傍にある 食にまつわる文章の名手・木村衣有子が「しるもの」がある28の風景を描き出す。 味噌汁、シチュー、冷や汁、コーンスープ、コーヒー、紅茶、めんつゆ……四季折々のしるものにまつわるエッセイ、ブックエッセイに連作短編小説を加えた、著者の新境地! 帯コメント:滝口悠生(小説家) 季節、土地、時代によって形を変える「しるもの」。 その味つけや具材や歴史に思いをいたし筆を向ければ、言葉もまた、ときに随筆に、ときに小説に、と形を変える。 これぞ文芸の椀。 - 目次 - まえがき 早春 豚肉とベーコン シチューの壁 胡麻すりと豚汁 パンと白いシチュー 初夏 トマトの皮と色 きゅうりのしるもの ミネストローネの柄 スコール、冷や汁 盛夏~初秋 とうもろこしの第一印象 アンディ・ウォーホルを知った頃 めんつゆ現代史 自販機とおさげ髪 クリームチキン味 うどんスープ 秋 百合子の果汁、私のジャム コーヒーをはかる 紅茶の入口 りんごジュースをあたためる ペアマグ 冬 出汁と味噌の近況 味噌汁の具を読む インスタントラーメンをえがく女たち おにぎり屋の味噌汁 豆腐 そばやの中華そば レシピの行間を読む料理本 本の中の味噌汁論 器 あとがき - 前書きなど - しょっぱかったり甘かったり、具が入っていたり、なかったり。 液体ゆえに、輪郭は定まらない。自在にかたちを変える。 鍋に満たされた味噌汁、缶入りのコーンポタージュなどにはじまり、果汁やコーヒー豆を挽いて抽出したのみもの、うどんなど麺類を支えるつゆまでをこの本では「しるもの」と呼びたい。 この本では、「ぼく」の一人称での、しるもの友情小説、私のエッセイとブックエッセイ。ふたつ、いや、みっつのスタイルでしるものを表現している。私にとってははじめての試み。 しるものというとやっぱり湯気の立つイメージが先行するものの、そうはいっても、日本の夏が明らかに長く暑苦しくなっている中、夏野菜を使うしるもの、あたためても冷やしてもいいしるものの風景もえがいていたら、物語とエッセイ、どちらの中でも春夏秋冬がくるり一巡りしていたと、気付く。 - 版元から一言 - 食卓の脇役のようで、欠かせない存在でもある「しるもの」。 味噌汁やスープだけでなく、めんつゆやコーヒー、果汁など、さまざまな「しるもの」にスポットライトを当ててみたら、四季の食卓のさまざまな記憶や風景が思い起こされます。 食にまつわる文章を描き続けてきた作家・木村衣有子さんがさまざまな「しるもの」をテーマに、エッセイと小説を交えた新しいスタイルで描きだす意欲作です。 - 著者プロフィール - 木村衣有子 (キムラユウコ) (著者) 作家。1975年栃木県生まれ。 1994年から2001年まで京都在住、『恵文社一乗寺店』『喫茶ソワレ』でアルバイトしながら、フリーペーパー『nounous』、リトルプレス『marie=madeleine』を発行する。2002年より東京の東側に住みつつ、東北に通い続けて今に至る。主な著書に『家庭料理の窓』(平凡社)、『味見したい本』(ちくま文庫オリジナル)、『BOOKSのんべえ』(文藝春秋)、『生活は物語である 雑誌「クウネル」を振り返る』(BOOKNERD)、編著に『昭和 女たちの食随筆』(中公文庫オリジナル)がある。リトルプレス『私的コーヒーAtoZ』『ピロシキビリヤニ』『底にタッチするまでが私の時間 よりぬきベルク通信 1号から150号まで』も好評発売中。 Instagram @hanjiro1002
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バタをひとさじ、玉子を3コ | 石井 好子
¥880
河出書房新社 2025年 河出文庫 ソフトカバー 264ページ 文庫判 縦149mm 横105mm 厚さ11mm - 内容紹介 - よく食べよう、よく生きよう――元祖料理エッセイ『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』著者の単行本未収録作を集めた食エッセイ集。50年代パリ仕込みのエレガンス溢れる、食いしん坊必読の一冊。 - 著者プロフィール - 石井 好子 (イシイ ヨシコ) (著) 1922年、東京生れ。51年渡仏、パリでシャンソン歌手としてデビュー。帰国後エッセイストとしても活躍。著書に『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』『バタをひとさじ、玉子を3コ』等。本書レシピ版も。
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新版 慶州は母の呼び声 | 森崎 和江
¥880
筑摩書房 2023年 ちくま文庫 ソフトカバー 272ページ 新書判 - 内容紹介 - わたしが愛した「やさしい故郷」は日本が奪った国だった。1927年・植民地朝鮮に生まれた作家の切なる自伝エッセイ、待望の復刊。解説 松井理恵 わたしが愛した「やさしい故郷」は 日本が奪った国だった。 1927 年、植民地朝鮮に生まれた少女―― 『まっくら』『からゆきさん』の著者が綴る17 年間の自伝エッセイ 人間の業を映す独自の作家活動を続けた森崎和江は、日本統治下の朝鮮に生まれた。大邱、慶州、金泉、現地で教師を務める父、温かな母と弟妹、そして「オモニ」たち──歴史的背景を理解せぬまま己を育む山河と町をただひたすら愛した日々に、やがて戦争の影がさす。人びとの傷と痛みを知らずにいた幼い自身を省みながら、忘れてはならぬ時代の記憶を切に綴る傑作自伝。解説 松井理恵 - 目次 - 序 章 第一章 天の川 第二章 しょうぶの葉 第三章 王陵 第四章 魂の火 余 章 あとがき 解説 松井理恵(社会学者、韓国語版『慶州は母の呼び声』共同翻訳者) - 著者プロフィール - 森崎 和江 (モリサキ カズエ) (本文) 詩人、作家。1927年、日本統治下の朝鮮・慶尚北道大邱に生まれる。17歳の頃に単身で朝鮮を離れ、福岡県立女子専門学校へ入学。50年、丸山豊主宰の詩誌「母音」同人となる。58年筑豊に移り、上野英信・谷川雁らと「サークル村」創刊、59年に女性交流誌「無名通信」創刊。著作に『まっくら』『第三の性』『こだまひびく山河の中へ』『奈落の神々』『からゆきさん』『ささ笛ひとつ』ほか多数。2022年逝去。
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水中遺跡はそこにある | 佐々木 ランディ
¥1,320
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 290ページ 新書判 - 内容紹介 - モノ、場所、謎が面白い、いちばん身近な遺跡案内! 蒙古襲来の動かぬ証拠、湖に沈んだ村、数百年前の沈没船が今もつなぐ異国との絆……。 北は北海道、南は沖縄。海なし県にも首都圏にもある面白くて身近な水中遺跡をご紹介! 地域と「うみ」とのつながりの歴史を探究しよう。 - 目次 - 第一章 水中考古学のはじまり 第二章 鷹島海底遺跡と日本の水中考古学 第三章 モノが面白い 1 長崎県 小値賀島──富士山型のインゴット 2 和歌山県 エルトゥールル号──船乗りが使った香水瓶 3 鹿児島県 倉木崎海底遺跡──二三〇〇点の高級陶磁器 4 北海道 開陽丸──ハート型の葵の御紋 第四章 訪ねて面白い 1 福島県 桧原湖──湖に沈んだ村 2 沖縄 ファン・ボッセ号──多良間の美しい「海」と「ことば」 3 神奈川県 相模湾──身近な海の歴史 4 徳島県・高知県 各地に残る災害碑――震災の記憶を受けつぐ 第五章 謎が面白い 1 福岡県 相島海底遺跡──大宰府と平安京のつながり? 2 千葉県 サン・フランシスコ号──トレジャーハンターからの電話 3 広島県 いろは丸──坂本龍馬の? 4 山梨県 本栖湖──「遺跡形成要因」問題の最先端 第六章 ヴァーサ号と世界の水中考古学 - 著者プロフィール - 佐々木 ランディ (ササキ ランディ) (著) 1976年生まれ、神奈川県出身。帝京大学文化財研究所准教授。高校卒業後に渡米し、サウスウェストミズーリ大学卒業後、テキサスA&M大学大学院にて博士号(人類学部海事考古学)取得。日本各地のさまざまな水中遺跡調査に携わるかたわら、水中考古学の普及のため、講演・イベント企画などの活動を続けている。著書に『水中考古学──地球最後のフロンティア』(エクスナレッジ)、『沈没船はタイムカプセル』 (「たくさんのふしぎ」2023年7月号、イラスト・矢野恵司)などがある。
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資本主義を半分捨てる | 青木 真兵
¥990
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 176ページ 新書判 - 内容紹介 - 生きづらさに満ちた社会で、資本主義の価値観に縛られず多様なありかたを模索する。都市と山村を行き来して考えた、自分が心地よく生きるための方法とは。 お金になりにくい文化や教育的営みは役に立たないのか? 資本主義的な都市とそこから離れた山村の二つの場所を行き来しながら、自分の感覚にしっくりくる言葉や表現を磨き、自分らしく生きるための道筋を探っていく──。他人の評価や市場のものさしにとらわれず、自分だけの生き方をみつけよう。私たちが抱える「生きづらさ」から抜け出してちょうどよく生きるためにどうすればいいのか。現代を生きる私たちがどうすれば人間らしく暮らせるのか、自分に合った答えを見つけるためのヒントがここにある。 - 目次 - はじめに 「ちょうどよく生きる」とは/「生きづらさ」はどこからくるのか/テクノロジーの発展は悪くない/「自己ニーズ」を大事にできるかどうか 第一章 僕たちが山村に越して分かったこと──二つの原理を行ったり来たり 東吉野村へ移住/なぜ過疎地を選んだのか/合理性と効率性を第一とする社会で/資本の原理に支配される危うさ/あらゆるものを商品とみなす社会/消費社会は快適/生きるとは労働力を商品化すること/数値化することで失われてゆくもの/二つの原理を行き来する柔軟さが必要 第二章 社会全体を学びの場としてとらえる──脱学校、脱病院の思想 都市と山村では自然とのつき合い方が違う/近代と前近代/学校は子どもたちを序列化する制度/学びを学校に限定しない/本来の学びとは何か/社会的価値という物差しから離れる/障がいは社会との関係性の中で生じる/障がいにおける「医学モデル」と「社会モデル」/医学的、社会的評価に委ねすぎてはいけない/数値ではなく自分にとってのちょうどよさを基準にする 第三章 働くとはなにか──ルチャ・リブロとヴァナキュラー なぜ図書館活動をするのか/市場原理に縛られない場所をつくる/「おすそ分け」が活動の原点/生きづらさと向き合いプロセスを「ひらく」試み/労働=賃金なのか?/ヴァナキュラーな営みとは/自然のリズムを無視しない働き方/人間の精神や文化の持続のために大切なものはなにか 第四章 数値化できないものについて語る──「オムライスラヂオ」 互いに関わり合い、支え合う関係/全体を整える││流動的知性/テクノロジーは大事だが支配されてはいけない/人間らしく生きるために生活を手づくりする/自己ニーズを認め合う関係は互いの尊厳を認め合う関係/素朴な疑問について語り合う雑談の場としてのラジオ/余白の時間と空間をとり戻す/生き物としての感受性を回復する 第五章 尊厳を認め合いながら生きるには──『ジェンダー』 自己ニーズはとても繊細なもの/男性は社会的に優位な側に属している/平等な社会を目指すには/近代社会が理想とした「単一の性」の不自然さ/「他者ニーズ」と「自己ニーズ」を往復しながら生きる/前近代的共同体に潜む抑圧/マイノリティを孤立させない/自ら作った制度や装置に支配されずに生きる - 著者プロフィール - 青木 真兵 (アオキ シンペイ) (著) 1983年埼玉県生まれ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。思想家。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開きつつ、就労支援や若者支援、企業の組織文化づくりなどに携わっている。著書に『手づくりのアジール──「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)、『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、共著に『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、『つくる人になるためにーー若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)など。
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自他の境界線を育てる 「私」を守るバウンダリー | 鴻巣 麻里香
¥990
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 176ページ 新書判 - 内容紹介 - ◆こんな「モヤモヤ」ありませんか? ・断りたかったけどNOと言えなかった。 ・嫌だと言ったけど「あなたのため」と言われた。 ・意見が他人と違った時に自分が間違えていると感じる。 ・スマホを勝手に見られるのが嫌だけどやめてくれない。 ・好きなものを否定されると自分まで拒否されたように感じる。 これらは「境界線(バウンダリー)」で起きている問題です。日常の「モヤモヤ」や「しんどさ」から心と体を守るために、傷ついた自他の境界線を引き直そう。 ◆以下、「はじめに」より抜粋 (…)「私の願い」と「周囲の期待」との間に本当はあるはずの境界線を、バウンダリーと呼びます。 私の願いと周囲の期待、私の不安と周囲の心配、私の考えと周囲の意見、私の気持ちと周囲の気分……それらの間には境界線があり、「私と私以外」をわけています。その境界線は、私たちが自分自身であるためにとても大切なものです。境界線がなければ、私たちは私たち自身の考えや気持ち、願いがなんなのか、わからなくなってしまうからです。 - 目次 - はじめに──私の「生きづらさ」とバウンダリー 日常にありふれているバウンダリーの侵害 心の健康と境界線 第1章 「バウンダリー」は「私は私」の境界線 バウンダリーは「心の皮膚」 私のバウンダリー、いつからあるの? バウンダリーの調節機能 意見表明も子どもの権利 違っていることは「間違っている」ではない バウンダリーが守られることは「権利」が守られること 第2章 もやもや、イライラの正体はバウンダリーの侵害かも? 親子関係とバウンダリー 「あなたのため」と正当化される侵害 友だち関係とバウンダリー 自分が「踏み越える側」になってしまう 恋愛関係とバウンダリー 「好き」と「支配したい」は別 付き合っているのに「しない」はおかしい? バウンダリーとグルーミングの問題 第3章 こころの境界線を育む言葉と行動を知ろう バウンダリーを育む5つのこと 声をきかれるということ 「今ここ」の気持ちを大切にされるということ 生活の安心が守られていること 趣味や「好き!」が大切にされること プライバシーが守られること 第4章 バウンダリーの侵害がひきおこす「生きづらさ」 生きづらいのは個人の問題? 心の傷(トラウマ)とバウンダリー 自分を傷つける「色眼鏡」とは 二次被害(二次加害)とは 困っているはずなのに「困った子」になってしまう 第5章 傷ついたバウンダリーを引き直す 自分のバウンダリーの「クセ」を知ろう 調節機能を育み修復するために 安全でない相手の見抜き方:色々な暴力の形を知る 仲良くなるより上手に距離をとる:言葉と行動を選ぶ 「私は」と「あなたは」を使いこなす:違いを「間違い」にしない 別々のお皿のイメージ:対話をする 第6章 バウンダリーという視点で世の中を見てみよう バウンダリーの揺らぎはソーシャル(社会)の問題 私たちを生きづらくさせるものの正体 私たちを生きづらくさせるもの:貧困 私たちを生きづらくさせるもの:差別 私たちを生きづらくさせるもの:搾取とルッキズム 「力のバランス」の偏りによる侵害 世の中と自分の間にもバウンダリーがある おわりに - 著者プロフィール - 鴻巣 麻里香 (コウノス マリカ) (著) 1979年生まれ。KAKECOMI代表、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー。子ども時代には外国にルーツがあることを理由に差別やいじめを経験する。ソーシャルワーカーとして精神科医療機関に勤務し、東日本大震災の被災者・避難者支援を経て、2015年に非営利団体KAKECOMIを立ち上げ、こども食堂とシェアハウス(シェルター)を運営している。著作・監修に『思春期のしんどさってなんだろう?──あなたと考えたいあなたを苦しめる社会の問題』(平凡社)『わたしはわたし。あなたじゃない。──10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方』(リトル・モア)『「わたし」ってなんだろう?』(全3巻、文研出版)など。
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すごい古典入門 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の基本 言語化できないことに意味はないの? | 古田 徹也
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 104ページ A5判 - 内容紹介 - 私たちは何を言語化することができ、あるいは言語化することができないのか――。20世紀哲学の金字塔『論理哲学論考』をウィトゲンシュタイン研究の第一人者が解説。よくある誤解を丁寧に解きほぐしながら、『論理哲学論考』に挑戦するための準備運動をこの一冊で。入門書の入門を意識した平易さが嬉しい決定版。 【目次】 はじめに 何のために書かれた本なの? 第1章 哲学を終わらせる企み 第2章 世界とは何か? 言語とは何か? 第3章 語りえないことが浮かび上がる 終 章 読んだ後は投げ捨てるべき本か 『論理哲学論考』の翻訳について/次に読みたい本/ 現代の論理学を知るための入門書 ウィトゲンシュタイン略年譜 - 著者プロフィール - 古田徹也 (フルタテツヤ) (著) 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。言語、心、行為の各概念を手掛かりに、主に現代の哲学・倫理学を研究する。 著書に、『言葉の魂の哲学』 (講談社選書メチエ、サントリー学芸賞受賞)、『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHKブックス)、『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』(角川選書)、『不道徳的倫理学講義』(ちくま新書)ほか、多数。
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すごい古典入門 ルソー『社会契約論』 民主主義をまだ信じていいの? | 宇野 重規
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 120ページ A5判 - 内容紹介 - 民主主義の機能不全がささやかれる今、私たちはいかに自由を失うことなく他者と社会を築けるのか。民主主義論の第一人者である著者が、ルソーの名著から熱きメッセージを読み込む。 「入門書の入門」とも言うべきわかりやすさで、『社会契約論』のキモが100ページのボリュームでわかる! 【目次】 はじめに いまの政治に疑問を感じる人へ 第1章 ルソーはどんな人だったの? 第2章 自由でありつつ人と仲良くするってどういうこと? 第3章 一般意志って結局何なの? 第4章 ルールを作る人と実行する人は別? 終 章 いま『社会契約論』を読む意義って? 『社会契約論』の翻訳について/次に読みたい本 ルソー略年譜 『社会契約論』の翻訳について 次に読みたい本 - 著者プロフィール - 宇野重規 (ウノシゲキ) (著) 1967年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。千葉大学法経学部助教授などを経て、2011年より東京大学社会科学研究所教授。著書に『政治哲学へ』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞特別賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『政治哲学的考察』(岩波書店)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、石橋湛山賞)などがある。
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すごい古典入門 アーレント『人間の条件』 なぜ働かなきゃいけないの? | 戸谷 洋志
¥1,100
中央公論新社 2026年 ソフトカバー 108ページ A5判 - 内容紹介 - 料理をする、仕事をする、語学を勉強する……一生懸命に生きていても、虚しさに囚われるときはある。こんなに頑張って意味ある? 自分の行動は、この世界に何か影響を与えているの? 本書では、多くの人が一日の大半を費やす「働く」という行動に絞り、ハンナ・アーレントの思想に迫る。20世紀のドイツに生まれ、第二次世界大戦下、ユダヤ人差別に苦しみながら、亡命先のアメリカで『人間の条件』を書いたアーレント。現代の私たちが直面する危機とおなじ時代背景の中で誕生した『人間の条件』から、そもそも〈人間の条件〉って何? 空しくない生き方はあるの? と問いながら、アーレントの思想を紐解く一冊。 - 著者プロフィール - 戸谷洋志 (トヤヒロシ) (著) 1988年、東京都生まれ。立命館大学准教授。専門は哲学・倫理学。法政大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。『ハンス・ヨナス 未来への責任 やがて来たる子どもたちのための倫理学』『責任と物語』『詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する』『13歳からの概念思考』など著書多数。
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ゲは言語学のゲ | 吉岡 乾
¥2,090
講談社 2026年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 「言語」のイメージを解きほぐす! 世界には約7000の言語があり、その半分以上が文字のない言語である。そんな「無文字言語」をパキスタン山奥の現地に赴き調査する『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』著者が贈る傑作エッセイ! 感謝をことばで伝えるのはヒト特有の行動である。けれどもそれは、言語がヒト特有のものであるからであって、ありとあらゆる言語文化で感謝を言語化して伝えるという意味ではない。(中略)謝辞も含め、挨拶ことばは、得体の知れない余所者が異言語話者集団の中へぬるりと滑り込んで行くための潤滑油的な働きもする。それは確かだと思う。しかし、その用法も随所で一律というわけではない。どういう場面で用い、どういう場面で用いないのかという匙加減は、語学書に示し切れるほどシンプルなものから、もっと複雑怪奇で一概に説明できないものまである筈だ。(本書より) 目次 1 のっけからお金の話で下世話ですが 2 浮く感謝癖 3 妃のピンとした突起 4 船長は5周目の17歳ですよ、兄弟 5 扱いづらいことばの半人前 6 日本語じゃない報道から言語を彷徨う 7 嘘吐きはヒトの始まり 8 ソシられやすい女たち 9 花は他の名でも同じく香れど 10 おでんが過ぎる生活のすゝめ 11 北の北、外は外 12 癒着する言語と文字 13 右目と左目の年齢 14 逆さは逆さの逆さ 15 生殺与奪はユポ紙の上に 16 内から起こるか外から及ぶか 17 彼らを鬼とは呼ばせない 18 似て非なれど エピローグ クは言語学のク - 著者プロフィール - 吉岡 乾 (ヨシオカ ノボル) (著) 国立民族学博物館准教授、総合研究大学院大学准教授。専門は記述言語学。博士(学術)。1979年12月、千葉県船橋市生まれ。2012年9月、東京外国語大学にて学位取得。2014年より現職。大学院進学を機にブルシャスキー語の研究を開始、その後パキスタン北西部からインド北西部に亙って、いくつかの言語を調査している。著書に『なくなりそうな世界のことば』『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』『フィールド言語学者、巣ごもる。』(いずれも創元社)が、共編著に『しゃべるヒト―ことばの不思議を科学する―』(文理閣)がある。
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日々のあわあわ | 寺井 奈緒美
¥2,200
リトルモア 2026年 ソフトカバー 220ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 歌人、エッセイスト、そして土人形作家として大注目の寺井奈緒美。 歌集『アーのようなカー』、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』『おめでたい人』に続く、待望の最新エッセイ集!\短歌と土人形も/ ■ ○ ▲ □ ● △ ■ ○ ▲ □ ● △ オノマトペ × 短歌・エッセイ・土人形! △ ● □ ▲ ○ ■ △ ● □ ▲ ○ ■ ピロピロ、もちもち、シャキシャキ、 ぴかぴか、ぼそぼそ、ビューン、どよーん、 キイキイ、わたわた、もちゃもちゃ、 ハラハラ、すん、バタバタ、びしょびしょ…… オノマトペに誘われて、 身のまわりのアレコレに目をやると、 日常はとってもオモシロイ! ちょっと落ち込んで、 少し笑って、 変なものに目を奪われ、 奇妙な空想に救われて。 スイスイ読めて、ニヤニヤとほころぶ。 気持ちをゆるゆる緩めてくれる。 共感がヒシヒシ湧きおこる! - - - ◎ わたわたは可愛げがありカリカリも手懐けられそうな雰囲気はある。ギスギスは凶暴で手におえない ◎ オノマトペスイーツ界の大ボスがローソンにいる ◎ 豆乳と牛乳は混ぜていい、麻婆茄子に豆腐を入れていい、生めろんぱんをトースターで焼いてもいい……ほろほろと固定観念が解けていく ◎ 底がびしょびしょの肉まんが許せない ◎ 頼りになるからといってバタバタに多くを背負わせ過ぎてしまった…… - - - 47のエッセイと短歌にくわえて、 オノマトペをテーマにした〈あわあわ短歌〉32首も収録。 カラーで収録した土人形48体に潜むオノマトペもぜひ探してほしい! とぼけたカワイさがブームの予感。 そこはかとない可笑しみがたまらない。 他人のあわあわな日常がクセになる。 - 著者プロフィール - 寺井 奈緒美 (テライ ナオミ) (著) 1985年ホノルル生まれ。愛知育ち、東京在住。歌人、土人形作家。2019年・第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年・短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)、2025年・短歌とエッセイ『おめでたい人』(左右社)刊行。
