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翔びたつ女たち コレット・ドゥブレ淡彩画集|コレット・ドゥブレ(文・絵), 石川美子(著・訳)
¥2,860
ベルリブロ 2025年 ソフトカバー 96ページ A5変型判 縦200mm 横150mm 厚さ8mm - 内容紹介 - パリで活動をつづける画家コレット・ドゥブレは1990年にこう宣言した。「わたしのこころみは「限りない」数の絵によって、先史時代から現代にいたる女性のさまざまな姿形をふたたび描きなおすことである。」無数の美術に描かれた女性像を「引用」して淡彩画(ラヴィ)で物語や背景から解き放ち自由に翔びたたせる。来る日も来る日もつづけられるこの作業から近年の36点を選んで精密なカラー印刷で収録、さらにそれらの引用元の絵を添えることで彼女の視線と美しい彩色の再現に努めた。デリダやビュトールとの共同制作もあるコレット・ドゥブレの日本で初めての作品集。画家による文「月は足もとにあり」の翻訳、これら淡彩画の魅力についてのエッセー「視線は存在を自由にする」の執筆は石川美子による。 - 目次 - 「視線は存在を自由にする」(石川美子) 1990年3月の宣言(コレット・ドゥブレ) Lavis de Colette Deblé ルーベンス《ディアーナとエンデュミオン》 アンブール《インコをもつ女性》 ブロンズィーノ《辺獄へのキリスト降臨》 ドラクロワ《十字軍のコンスタンティノープル入城》 ブロンズィーノ《赤衣の貴婦人の肖像》 ジェラールとフラゴナール《感心な弟子》 ヴァトー《ディアーナの水浴》 アジェ 写真《ヴィレット界隈、アスラン通り、客引きをする娼婦》 ヴァトー《女占い師》 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》 ジェローム《牡羊の角を生やした女性頭部》 ティツィアーノ《サロメ》 彫刻《壺をもつ女性》 ラリック 宝飾《女とトンボを象った胸飾り》 デューラー 版画《メランコリア1》 広告写真 彫刻《女性像》エトルリア骨壺の蓋 マイヨール 彫刻《山》 ドガ《浴槽》 ドガ《女主人のパーティー》 アダン 彫刻《豊穣の女神》 ドガ《浴槽で足をふく女性》 フーケ《聖母子と天使たち》 ジャコメッティ 彫刻《見えないもの》 レジェ 陶芸《両手で撫でられる顔》 ホルスト《願い》 ゾー《旅するジプシー》 テンペスタ《インド諸島の真珠採り》 マネ《プラム酒》 ドラクロワ《オフィーリアの死》 エフラート・ファン・デル・マース《十字架のイエス》 マルテン・ファン・ファルケンボルフ《冬》 プッサン《バッカスの養育》 ブーシェ《ユピテルとカリスト》 「月は足もとにあり」(コレット・ドゥブレ ) - 著者プロフィール - コレット・ドゥブレ (コレットドゥブレ) (文・絵) フランスの画家。1944生まれ。1976年にパリで個展を開いて以来、ヨーロッパ中で数多く個展を催している。1990年代から古今の美術作品に描かれた女性の姿形を「引用」して淡彩画(ラヴィ)を描きつづけている。デリダ、ビュトールなど哲学者や詩人との共同制作、アーティスト・ブックも多い。2004年に日本を訪れて日本画の顔彩に魅きつけられ、以降の作品に用いるようになった。2026年、スイスに近いリュサンジュの城館で半世紀にわたる作品と著作の展覧会が行われる。 石川美子 (イシカワヨシコ) (著・訳) フランス文学者。著書に『山と言葉のあいだ』(ベルリブロ)『ロラン・バルト』(中公新書)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『旅のエクリチュール』(白水社)『自伝の時間』(中央公論社)など。訳書にバルト『零度のエクリチュール』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『ロラン・バルト 喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(以上、みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。
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山と言葉のあいだ|石川 美子
¥2,860
ベルリブロ 2023年 ソフトカバー 288ページ 縦194mm 横131mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 山を見つめ人と本を見つめる随筆集。パリ、アヴィニョン、シャモニー、グルノーブル、などの場所。ラスキン、デュマ、スタンダール、永井荷風、幸田文、須賀敦子、などの文章。深い外国体験と東西文学の素養に裏打ちされ、ゆくりなく想起される過去の風景や言葉をきっかけに、人生の美しさと哀しみが綴られる。読み返すたびに静かな感動と新しい発見がある十一の物語。 - 目次 - 遠い記憶の引きだし ラスキンの石の隠れ場 セザンヌの山とミヨー家の庭 沈黙の修道院と黒い鳥 デュマの熊のステーキ シャモニーの裏山のフキ 白いアルヴ川と荷風の物語 名前とは最後のため息 故郷の山に帰るスタンダール 山を生きる人たちの言葉 静かな背中の山と本 - 著者プロフィール - 石川美子 (イシカワヨシコ) (著) 著書に『自伝の時間』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『ロラン・バルト』(中公新書)。訳書にロラン・バルト『零度のエクリチュール』『記号の国』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)、フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。
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遠い声/浜辺のパラソル|川本 三郎
¥2,640
ベルリブロ 2024年 ソフトカバー 216ページ 四六判 縦194mm 横131mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 「自分にとってすでに失われてしまった風景を作り直したい、詩のような小説を書きたい。」遠くの川、遠くの建物、遠くの空。東京の町が変わろうとするあの時代に、少年の日の記憶をたどり、銀座を歩き、橋を渡って川のほとりにたたずみ、海辺の町を訪れながら、静かに書き継がれていた、胸に沁みる42篇。まるで映画のような名品集。 - 目次 - 陸橋/犬を放つ/五つ角/塔/シャムのおばさん/始発電車/川へ/台風の前/都電から見える家/埋立地/路地の町/救済の風景/朝、川へ/鉛筆削り/遠い声/坂のある風景/橋/エアメイル/カポーティの家/枇杷の夏/崖下の家/白いスクリーン/黄色い風/河を渡ってマジック・アワーへ/槐の木の下/アプライトピアノ/橋からの眺め/夜のショウウィンドウ/倉庫の町/試写室のホタル/ペーパーウェイトのある店/ジャワの切手/勝鬨橋/晴海へ/マロニエのある店/原っぱ/ぬいぐるみ/海の見える食堂で/菜の花/わんど/浜辺のパラソル/夏のボール - 著者プロフィール - 川本 三郎 (カワモト サブロウ) (著) 1944年東京生まれ。評論家。著書に『大正幻影』(1990年、新潮社、サントリー学芸賞)『荷風と東京 『断腸亭日乗』私註』(1996年、都市出版、読売文学賞)『林芙美子の昭和』(2003年、新書館、毎日出版文化賞・桑原武夫学芸賞)『白秋望景』(2012年、新書館、伊藤整文学賞)など。訳書にカポーティ『夜の樹』(1994年、新潮文庫)『叶えられた祈り』(1999年、新潮社)、ブラッドベリー『緑の影、白い鯨』(2007年、筑摩書房)、ロンドン『ザ・ロード アメリカ放浪記』(ちくま文庫)など。
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猫にご用心 知られざる猫文学の世界|大久保ゆう(編・訳), ウィリアム・ボールドウィン, ウィリアム・クーム, ジョン・ダンロップ, マリオン・フローレンス・ランシング, アビー・モートン・ディアズ, モード・D・ハヴィランド
¥2,420
日本印刷(株)出版・メディア事業部 2025年 soyogo books ハードカバー 232ページ 四六判 縦195mm 横135mm 厚さ24mm - 内容紹介 - 世界で初めて英語で書かれた小説といわれる、 16世紀イギリスの怪奇譚「猫にご用心」。 「猫には九つの命がある」という伝承の出典ともされている知る人ぞ知る物語が、 翻訳家・大久保ゆうさんによる完訳版としてよみがえりました。 歴史に埋もれた怪奇小説が、本邦初の書籍化です! 猫たちの会話を理解しようと、 主人公・ストリーマ氏は動物の言葉が分かるようになる秘薬を作り出すのですが……。 現実と噂話が錯綜しながら、魔術や宗教の話題が入り乱れ、 人間たちの滑稽な姿が猫の目を通して描かれる世にも不思議な怪奇小説「猫にご用心」。さらに、そこから派生した知られざる猫文学も同時収録。 すべての作品に共通するのは、グリマルキンという猫のキャラクターです。 シェイクスピアからゲゲゲの鬼太郎やファイナルファンタジーまで、 時代と場所を超えてさまざまな作品に登場する「猫の王様・グリマルキン」とは? 「猫にご用心」で初登場したといわれるグリマルキンは、なぜ現代にも生き続けるのか? 奇書と伝承の謎を追う大久保さんのスリリングな解説も巻末に収録しています。 読んでまさに愉快痛快な“猫文学”アンソロジー、ここに誕生!! - 目次 - まえがき 猫にご用心(1553年) ウィリアム・ボールドウィン <猫の王様 伝承編> 「猫の王様」の噂を伝える偽作書簡の抜粋(1780年頃) ウィリアム・クーム 詩篇 猫の王(1800年前後) ジョン・ダンロップ 猫の王様(1908年) マリオン・フローレンス・ランシング編 <猫の王様 物語篇> 猫のアラビア夜話 ― グリマルカン王(抄・1881年) アビー・モートン・ディアズ 猫王グリマルキン伝より ― 『もふもふ民の伝記集』収録(1910年) モード・D・ハヴィランド 解説 訳者あとがき 前書きなど 〈小説〉という文芸形式の源流をたずねる試みが続けられるなか、さまざまな候補が現れましたが、本書ではその説のひとつとして、かつては稀覯書として知る人ぞ知るものであった物語をご紹介いたします。 その作品こそ ― 魔女迫害が高まる前の1553年に書かれ、そのあと〈血まみれメアリ〉の治世を手稿回覧などされながら生き延びて、エリザベス朝の1570年に死後刊行された ― ウィリアム・ボールドウィン『猫にご用心』です。日本だと戦国時代にあたる時期に書かれた一種の幻想怪奇小説で、出版時のタイトルは『「猫にご用心」と題する驚異の物語 ― 様々なる驚くべき信じがたい事柄をも含む ― 読んでまさに愉快痛快』というものでした。 しかしこの『猫にご用心』、薄手のいわゆる英文学史では、まずもって触れられることのない作品です (まえがきより抜粋) - 版元から一言 - 印刷会社が立ち上げた出版レーベル「soyogo books」の第1弾単行本です。 「仕事・学問・研究をたのしむ」をコンセプトに掲げたウェブサイト「soyogo」。このサイトの連載作品を紙の書籍にする出版レーベル「soyogo books」が、最初に選んだテーマは「翻訳」です。 翻訳研究家・大久保ゆうさんにご協力いただき、「英語で書かれた初めての小説」といわれる16世紀の怪奇小説「猫にご用心」全訳が完成しました。 この「猫にご用心」をはじめとして、大久保さんセレクトによる知られざる猫文学作品を併録。全作品に共通するのは、「グリマルキン」という猫のキャラクターです。シェイクスピアからゲゲゲの鬼太郎、ファイナルファンタジーまで、現代のカルチャーにも登場する「グリマルキン」の謎を解き明かす内容にもなっています。 歴史に埋もれた世にも珍しい猫文学の世界を、ぜひお楽しみください。 - 著者プロフィール - 大久保ゆう (オオクボユウ) (編・訳) 1982年生まれ。翻訳家。研究者〈大久保友博〉としての専攻は翻訳論・翻訳文化史、現在は一橋大学言語社会研究科講師、博士(人間・環境学)。16歳から青空文庫に翻訳作品を発表、大学院在学中からフリーランス翻訳家としても活躍。文芸・大衆文化・美術関連の翻訳や著作権についての批評も手がける。訳書に、スコット・L・モンゴメリ『翻訳のダイナミズム│時代と文化を貫く知の運動』、アーシュラ・K・ル=グウィン『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』等多数。 ウィリアム・ボールドウィン (ウィリアム・ボールドウィン) (著) (1526頃~1563) 作家・編集者・説教者。若いころはロンドンで印刷工をつとめながら、出版用の原稿も執筆し、翻訳も行った。英文学史上では、シェイクスピアの種本にもなった『為政者の鑑』(一五五九)の編著者として知られ、今作『猫にご用心』にも登場するフェラーズ氏と共同でその本の編集作業を行っている。エリザベス女王の戴冠後は出版の仕事をやめ、聖職者となって説教活動に励んだという。一五六三年のペスト大流行に際して死没。 ウィリアム・クーム (ウィリアム・クーム) (著) (1742~1823) 諷刺作家・編集者。イギリス一八世紀に大勢いたいわゆる三文文士のひとりで、偽作執筆や筆禍も多く、幾度となく獄中生活を送っている(そのあいだ債務者監獄から許可が出た日に『タイムズ』へ出社して記事を書いたりもしていた)。一連の諷刺画に寄せた詩にちなんで〈シンタックス博士〉とも呼ばれる。 ジョン・ダンロップ (ジョン・ダンロップ) (著) (1755~1820) スコットランドの名士。商人から身を立てて、のち徴税官や行政長官を歴任し、最終的には大都市グラスゴーの市長となった。唱歌を得意とし、自身でも詩や歌を作る陽気な人物であったという。その歌「ゆく年へ乾杯」は年末年始のスコットランド唱歌として今も愛好されている。 マリオン・フローレンス・ランシング (マリオン・フローレンス・ランシング) (著) (1883~1966) 作家・歴史家。ハーバード大学の別館となる女子大学として創設された名門ラドクリフ・カレッジの出身で、修士号を得たのち、長年にわたってケンブリッジ歴史協会の一員として欧米の尚古を探求した。 アビー・モートン・ディアズ (アビー・モートン・ディアズ) (著) (1821~1904) 作家・教師。シングルマザーとして教師業のかたわら家政婦や女工としても働くうち、女性権利運動の必要性を感じて、ボストンで女性教育と女性労働者のためのユニオンを創設している。作家業でも健筆をふるい、児童文学や家庭生活・信仰生活などについての著作がある。 モード・D・ハヴィランド (モード・ディー・ハヴィランド) (著) (1889~1941) 作家・博物学者・探検家。幼いころから野鳥や野生動物・昆虫を愛好する人物で、若くして人類学者の探検旅行に同行したのち、博物学的な随筆や小説で人気を博した。のちケンブリッジ大学であらためて動物学を学び、昆虫と鳥類の専門家となって諸国をめぐった。
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コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言|キアンガ=ヤマッタ・テイラー(編), Political Feelings Collective(訳)
¥3,520
花伝社 2025年 ソフトカバー 376ページ 四六判 - 内容紹介 - 「黒人女性が自由であるならば、他のすべての人が自由であることを意味する。なぜなら、私たちが自由であるためには、すべての抑圧システムの破壊が必要だからだ――」 60~70年代の革命的ブラックフェミニスト集団「コンバヒーリバー・コレクティヴ」。「インターセクショナリティ」という言葉が生まれるはるか前に、性や人種の連動(インターロッキング)する抑圧を捉えようとした彼女たちの記念碑的ステートメント全文が、ついに本邦初邦訳! - 著者プロフィール - キアンガ=ヤマッタ・テイラー (キアンガヤマッタテイラー) (編) ノースウェスタン大学でアフリカ系アメリカ人研究の博士号を取得し、プリンストン大学助教授を歴任。著書に『#BlackLivesMatterから黒人解放へ』など。『ソウルズ――黒人の政治、文化、社会についての批評誌』、『ガーディアン』、『ロサンゼルス・タイムズ』、『ボストン・レビュー』、『ニュー・リパブリック』、『アルジャジーラ・アメリカ』、『ジャコビン』、『イン・ディーズ・タイムズ』、『ニュー・ポリティクス』、『国際社会主義レビュー』などへ寄稿。2016年にはラナン財団から「文化的自由・特に注目すべき書籍」賞を受賞。 Political Feelings Collective (ポリティカルフィーリングスコレクティヴ) (訳) 関東圏を中心に活動する翻訳出版集団。2020年、上映団体ノーマルスクリーンによる映画『タンズ アンタイド』の上映の際、字幕翻訳に関わったメンバーが、この映画の中で引用されている詩人、オードリ・ロードの読書会を開催。コロナ禍においてオンラインで1年以上にわたって続けられたこの読書会は、ブラックフェミニズム関連の翻訳や研究を行う翻訳出版集団へと展開する。2021年にはオードリ・ロード著作集と本書『コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言』の2冊の刊行を目指しクラウドファンディングを実施。「政治的感情」を探究するという理念のもと、翻訳とあわせZINEなどの制作を通じて、執筆活動も行う。
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金子文子 反逆の思想 「人間の絶対平等」を求めて|安元 隆子
¥2,750
皓星社 202 6年 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 金子文子没後100年。新たな文子像がたちあがる。 ⾦⼦⽂⼦(1903- 1926)の思想を、著書『何が私をこうさせたか』をはじめとする記録からたどる、画期的な論考です。⽂⼦は、裁判の中で次のように語っています。 「総ての⼈間は完全に平等であり、従つて総ての⼈間は⼈間であると云ふ、只⼀つの資格に依つて⼈間としての⽣活の権利を完全に且つ平等に享受すべき筈のものであると信じております。 」 (『朴烈、⾦⼦⽂⼦裁判記録』より) 人間はみな平等、というのは今では当たり前の考え方かもしれませんが、⽂⼦がこのような主張をしたのは⼤正時代、天皇制国家の時代でした。天皇もまた「総ての人間」であり「完全に平等」という、当時の日本国家を否定するような文子の思想は、⽂⼦の中にどのように芽⽣え、醸成されていったのでしょうか。 具体的には、第1部では⽂学研究的なアプローチで⾦⼦⽂⼦の表現を読み解くという今までにない試みから、第2部は⽂⼦が受容したマックス・シュティルナーや⽯川啄⽊などの思想から、⽂⼦が⾃死を選ぶまでの末期の思想に至るまでを検証します。「⼈間の絶対平等」を掲げてひたすらに⽣き、闘い抜いた⼈間・⾦⼦⽂⼦の新たな姿を、描き出します。 - 目次 - はじめに 1 「人間の絶対平等」を掲げた金子文子 2 獄中手記『何が私をこうさせたか』 3 本著の構成 序章 1 検閲と編集者の関与 2 文学として読む『何が私をこうさせたか』 3 「私」の探求 Ⅰ 『何が私をこうさせたか』を読む 第一章 父と母 1 迷信家・運命論者の父 2 依頼心が強く性に引きずられる母 第二章 山村の生活 1 極貧の山村での生活 2 貧しさの根源にある物々交換 3 近代文学が描いた都会と田舎 4 経済的視点の醸成 5 教育現場の物々交換 6 山村の自然の新しい価値の発見 第三章 朝鮮での日々 1 京釜線の町・芙江 2 岩下家──高利貸しと阿片── 3 笞刑 4 金銭と裏表の論理、そして、盗みの告白 5 子供の尊重と学校教育批判 6 朝鮮の人々と自然 7 無籍者 8 書かなかった/抹消された三・一運動 第四章 上京まで 1 わけのわからぬ力 2 語られなかった男 3 上京──運命からの脱却と虚栄心の行方── 第五章 東京生活 1 苦学生 2 キリスト教への接近と幻滅 3 「虚栄心」の時代 Ⅱ 『何が私をこうさせたか』その後 第六章 『獄窓に想ふ』と『啄木選集』 1『獄窓に想ふ』と『啄木選集』 2 金子文子の石川啄木受容 3『獄窓に想ふ』「自序」五首 4 反強権の思想 5 三行書き 6「我を愛する歌」と「己を嘲るの歌」、そして意識の運動性 7 歌語と発想の類似 8 生活のリアリズムと刹那の感情 第七章 マックス・シュティルナーの「唯一者」の思想 1 シュティルナー『唯一者とその所有』と日本の翻訳状況 2 金子文子の「自己」の発見 3 一九二五年一一月の公判準備調書と提出書面 4 政治運動から哲学運動へ 5 自己犠牲 第八章 アルツィバーシェフ「復讐」の思想 1 日本におけるアルツィバーシェフ受容 2 『労働者 セヰリオフ』 3 宮島資夫とアルツィバーシェフ 4 金子文子の「復讐」 5 アルツィバーシェフの『作者の感想』 第九章 末期の思想 1 爆弾入手計画 2 文子の証言の背後にあるもの 3 獄中の虚栄心とその脱却 4 末期の思想──死刑宣告まで── 5 末期の思想──獄中死まで── 第十章 人間の絶対平等とジェンダーフリー 1 人間の絶対平等を求めて 2 ジェンダーフリーを求めて 初出一覧 金子文子年譜 文献・参考文献 あとがき
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エトセトラ VOL.13 | 水上 文(特集編集)
¥1,540
エトセトラブックス 2025年 ソフトカバー 128ぺージ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ7mm - 内容紹介 - 特集:クィア・女性・コミュニティ 「わたしたち」の場づくり、コミュニティ、言葉をアーカイブする。 ウーマンリブから生まれたレズビアン・コミュニティ、伝説のレズビアン&バイセクシュアル雑誌、そして、Xジェンダーの語りや、様々なセクシュアルマイノリティの集まれる場所……フェミマガジン13号目は、「LGBTQ」から消されてしまいがちな女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する特集号。多数のインタビュー、寄稿、読者投稿「自分の存在を消されたと感じたことはありますか?」など。 - 目次 - 特集:クィア・女性・コミュニティ 特集のはじめに 【寄稿】 杉浦郁子 「女の解放」から「レズビアンの解放」へ ――1970年代半ばから80年代の首都圏におけるレズビアン運動の変容―― 赤枝香奈子 「レズビアン」の連続性と非連続性――清岡純子のレズビアニズム 萩原まみ 「『フリーネ』と『アニース』~バイセクシュアルのわたしが読みたかった雑誌」 岡田実穂 クィア・コミュニティにおける性暴力を可視化する 森あい あるクイアの、阿蘇での10年 ティーヌ 自分と出会うための読書 しゃおはー 『おばあちゃんのガールフレンド』が開いた私の物語 【インタビュー】 若林苗子「ウーマンリブからつながった、レズビアン・フェミニズム」 原ミナ汰「失敗や挫折の積み重ねから生まれた、Xジェンダー/ノンバイナリーの大事な場所」 大江千束「属性だけで一般化せず、対話していくことから始める」 長村さと子「セクシュアリティや年齢、国籍を気にすることなく、誰でも来られる場所をつくる」 パフスクール山賀沙耶・安田恵実「レズビアンの歴史をつなぎながら、コミュニティを広げていく」 【座談会】 あきら✕さときん✕にしむら「私たちの『レズビアン・コミュニティ』 そして、ターリさん」 【読者投稿】 自分の存在を消されたと感じたことはありますか? 特集のおわりに ******************** 寄稿 前野久美子 〈地方の〉本屋のアクションの〈つらなり〉 牧野雅子 医大生による強制性交等事件の無罪判決から考える 小川たまか No信仰、YESシスターフッド BBD騒動から考えた構造の中の私たち 鈴木裕子 【書評】『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト 独立運動を描きなおす』 朝鮮人女性独立運動家の群像が生き生きと描きだされる 漫画 とれたてクラブ ムダ毛人権奥義フェミミーミ・ミーミミ フェミ・レポート 黒田理沙 だれのフェミニズム? 活動を記録する 第一回私のからだデモ 連載 編集長フェミ日記 2025年2月~3月 76 北京会議の前と後~SRHR30年の足跡を探して~ 最終回:北京会議30周年! 第69回CSW69/北京+30に行ってきた! 福田和子 寝た子を起こして、仲良くごはん 第三回 「同和」という言葉をたどる 川﨑那恵 アーティストのフリースペース no.003 super-KIKI 私のフェミアイテム 13 金明和 NOW THIS ACTIVIST vol.12 uhi[鄭優希] etcbookshop通信 - 著者プロフィール - 水上 文 (ミズカミ アヤ) (特集編集) 1992年生まれ。文筆家・批評家。書評・文芸批評等の執筆に加え、ジェンダー・セクシュアリティに関連したエッセイも執筆。「文藝」で文芸季評、丸善雄松堂「學鐙」で文芸季評、「朝日新聞」で「水上文の文化をクィアする」を連載中。また「SFマガジン」で「BL的想像力をめぐって」を瀬戸夏子と共同連載中。単著に『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)、企画・編著に『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』(現代書館)。
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エトセトラ VOL.12 | エトセトラブックス(編集)
¥1,540
エトセトラブックス 2024年 ソフトカバー 144ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 特集:戦争をやめる 「止(と)めようとしたのに」と、あとから言いたくない。 いま、ここで戦争を拒むフェミニストたちの意思表示号。 パレスチナへのジェノサイドはいまだ終わらず、日本も戦争に加担、あるいは戦争準備中としか感じられない昨今。フェミマガジン12号目は、これまで戦争に抗いつづけてきたフェミニストたちの経験と、反戦の意思を集める。戦争と女性史、軍事化にとりこまれるジェンダー問題、アートや詩で戦う表現者たち、各地で反戦活動するアクティビストたちの連帯の可能性などーー戦争と地続きでしかないこの日常において、ともに知り、次に動くための特集。論考、エッセイ、インタビュー、読者投稿ほか。 目次 特集:戦争をやめる 【寄稿】 本山央子「新しい戦争の時代における軍事主義とフェミニズム」 小山田浩子「すいか、クフィーヤ」 ゆか「パレスチナ連帯キャンプ日記」 申知瑛(シン・ジヨン)小山内園子訳「『不在』としてのみ与えられた存在の場所から: フェミニズム作家ヨンミの〈済州島4・3事件とハルマンたちのことば〉」 清末愛砂「力による支配を否定する――平和的生存権・9条・24条のトライアングル平和憲法論」 伊藤春奈(花束書房)「学び直し(アンラーン)の出版運動」 女性史研究者・鈴木裕子の仕事が伝える「女性と戦争」 伊藤春奈(花束書房)「戦争責任から目を逸らさない」 鈴木裕子さんに訊く/鈴木裕子さん自薦・主要編著作 阿部小涼「主権から人権のほうへ」 【インタビュー】 森部聰子「福岡の女たちは、火曜日に街頭で戦争に反対する」 佐藤瑞枝「福岡で女たちの戦後を記録する」 【対談】 いちむらみさこ×ヴァル・リー「東アジアの島に住むアーティストたちは、暴力に抵抗するため想像する」 【詩】 小原麗子「鏡台に関する一章/野菊」 (解説)柳原恵「戦争と家父長制に抗う女(おなご)たち」 ロシア語詩 三編(高柳聡子選・訳) ダリア・セレンコ「死んで蒼ざめたロシアの花婿たち」 ガリーナ・ルインブ「無題」 リュドミーラ・ヘルソンスカヤ「無題」 (解説)高柳聡子「詩はわたしのトラウマである」 【版画】 魔女版画「戦争に抗う女たち」 【漫画】 小林エリカ「『女の子たち風船爆弾をつくる』新聞」 【レポート】 山本瑞穂「原爆、キリシタン、部落の歴史が刻まれた浦上を歩く」 【傍聴記】 小川たまか「エトセトラだから書ける傍聴記@那覇地裁」 【読者投稿】 あなたが最近不安に感じたこと ***************** 【読書会】 水上文・桜庭一樹・高井ゆと里・山崎ナオコーラ・松尾亜紀子「李琴峰『言霊の幸う国で』読書会」 【インタビュー】 クイミー・タンバコに聞く、エクアドルのフェミニズム――苦しんでいる女性がいるなら、なんのための闘いなのか(聞き手・まとめ 岩間香純) 【フェミレポート】 エリフ・エルドアン「トルコのフェミニストたちのフェミサイドとの闘い」 【寄稿】 中上曜子(フランクに書店)「踊る伊藤野枝とわたし」 岩崎眞美子「『不妊手術を選ぶ権利』になぜ私たちは動揺するのか」 石田郁子「何者かになる前に、私は私でしかないし、それで十分過ぎる。」 【連載】 「祖母の話」/#4 河原千春「時代を超えてつなぐ襷(たすき)」 「寝た子を起こして、仲良くごはん」川﨑那恵/第二回「結婚差別」言説を問う 川﨑那恵 「アート・アクティビズム」北原恵/〈100〉「終わらない戦争――キム・キョンファのアトリエを訪ねて(釜山)」 「北京会議の前と後~SRHR30年の足跡を探して~」福田和子/第三回:北京会議のあと、ジェンダー政策で失われたもの アーティストのフリースペース:堅田尚 私のフェミアイテム:碓井ゆい NOW THIS ACTIVIST:山本蓮 etcbookshop通信
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エトセトラ VOL.8|鈴木みのり(特集編集), 和田彩花(特集編集)
¥1,430
エトセトラブックス 2022年 ソフトカバー 144ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 「アイドル」を含めたいろいろな人たちが、心身ともに健やかでいられるには-- 「アイドル」の表象、労働、消費について考える、これまでなかったことにされてきた必要で切実で多様な声を集めた特集号 フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」8号目の特集は、「アイドル」。自身がアイドルの和田彩花、アイドル文化を含めた表象について執筆を重ねてきた鈴木みのりを特集の編集に迎え、労働、心身の健康、ボディイメージやライフスタイルの消費、SNSを巡る諸問題に向き合い、そしてアイドルから得られる希望や喜びとは何かを探る。1408もの声が集まった「アイドルの未来のためのアンケート」も! 特集外も、ジュディス・バトラーへのロングインタビュー、「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」原文掲載など、残しておきたい記録に満ちた一冊。 目次 特集:アイドル、労働、リップ 特集のはじめに 鈴木みのり・和田彩花 【エッセイ】 菅野つかさ「少女時代を通して出会った世界」 野中モモ「『街いちばんのナイス・キッドたち』によせて」 藤野可織「私はいかにしてアイドルの恋愛に一喜一憂するようになったか」 犬山紙子「ファンと消費」 【創作】 岩川ありさ「わたしはこぶしを握りしめる」 【論考】 ハン・トンヒョン「矛盾に満ちた『推される人』たちにかかる負荷が少しでも減ることをいつも願っている」 上岡磨奈「アイドルとあなたとは何も変わらない、同じ人間である」 田中東子「アイドルたちは何を開示しているのか?」 【写真】 藤岡亜弥「熱狂の広島、オバマがヒロシマに来た日」 【インタビュー】 竹内亜矢子「〈自分の身体と折り合いをつける〉ために試してみたいエクササイズとストレッチ」 寺嶋由芙「好きなことを好きでいるために、アイドルの問題を話していきたい」 内藤忍「働くすべての人の『労働』が、守られるために知りたいこと」 【アンケート】 わたしの“アイドル” イ・ラン/宇垣美里/エミリー/太田莉菜/温又柔/カナイフユキ/近藤銀河/佐久間裕美子/佐野亜裕美/柴崎友香/周司あきら/岨手由貴子/仲西森奈 /羽佐田瑶子/valknee/潘逸舟/丸山美佳/宮越里子/森栄喜/WAIFU 1408の声が集まった 「アイドルの未来のためのアンケート」 特集のおわりに 鈴木みのり・和田彩花 ************************************************************ 【インタビュー】 ジュディス・バトラー「反ジェンダー、反多様性にフェミニズムは抵抗する」 (聞き手:清水晶子/ 翻訳:西山敦子(C.I.P. Books)/ 企画・写真:間部百合) 【アーカイブ】 「オープンレター 女性差別的な文化を脱するために」を記録する 【寄稿】 北原恵「イトー・ターリが遺したもの――追悼展示会報告記」 【フェミリポート】 下郷さとみ「ブラジルの政治を、先住民族の女性・マイノリティの手に」 【連載】 「編集長フェミ日記」(2022年8月~10月)鈴木みのり・和田彩花 「ふぇみで大丈夫」ナガノハル/vol.4:ちゃんみな大好き 「ここは女を入れない国」伊藤春奈(花束書房)/第6回:炭鉱と女人禁制 「Who is she?」大橋由香子/第5回:日雇いで働くニコヨンの彼女 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:須藤はる奈 NOW THIS ACTIVIST :門田亜里砂 etc. bookshop通信 【訂正とお詫び】 鈴木みのりさんの「はじめに」冒頭で、時系列に間違いがありました。「この内容は、ジョンヒョンさんと、同じ事務所所属で同じく自死した、IUの友人だった元f(x)のソルリのことも念頭にあったのでしょう。」の一文は、2つ目の段落の最後に入るものでした。ここに訂正とお詫び申し上げます。 前書きなど 特集のはじめに 鈴木みのり 今年の十二月、韓国のアイドルというかKポップのボーイズグループ、SHINeeのメンバー、ジョンヒョンさんの五周忌が訪れます。命日の翌月、二〇一八年の一月、韓国のグラミー賞といわれるゴールデンディスク賞で大賞を受賞した際、ソロアイドル的な立場でデビューした、卓越したシンガーソングライターであるIUがスピーチでこう述べました。〈アーティストは皆誰かを慰める仕事をしています。でも、人間として自分のことを先に考えて慰めてほしいです。表に出してはいけないと思って、逆に病気になったりつらい思いを絶対にしたりしないで欲しい〉(1)と。 その後二〇一九年十一月にIUがリリースした、傑作EPの表題曲『Love poem』の歌詞はきっと、スピーチを昇華した内容だとわたしは思いました。例えば、〈嬉しい時には喜んで悲しい時には泣く、自然なことが自然に表現できて、受け入れられてほしい〉というスピーチに対して、自然体でいるのは難しい、言葉にできない/ならない声なき声の代わりに歌は響きます。またEPで、この曲の前に置かれた『자장가』(Lullaby)は、件のスピーチの際の受賞曲『밤편지』(夜の手紙)と共に、夜を巡り、眠れない孤独に向けられていると感じられます。この内容は、ジョンヒョンさんと、同じ事務所所属で同じく自死した、IUの友人だった元f(x)のソルリのことも念頭にあったのではないでしょうか。 SHINeeのキーくんが、今年八月に出したアルバム収録の、みずから作詞したダンスポップ「I Can’t Sleep」をわたしはどう聴いたらいいのか戸惑います。かつてその時刻のキーくんのインスタライブをわたしも見たことがあったように、外が明るくなる朝四時になっても眠れないという、その歌。屋根のある部屋があること、不安なく布団にくるまれること、朝を迎えられること。そうした安全を誰もが求めているはずと思ってきたけど。 この企画でアイドルと呼ばれる存在は、歌ったり踊ったりするいわゆる「アイドル」だけでなく、特に日本や韓国のテレビ番組、音楽、映画などメディアを通して、ファンや視聴者からイメージを偶像化され、消費される、芸能産業で働く人々をわたしは想定しています。ただ、共同で特集を編集してくれた和田彩花さん、それからエトセトラブックスの松尾亜紀子さんとの協働を通して、その範囲を定めようとは考えませんでした。 エッセイ、論考、散文のような創作のような内容、健康のためのエクササイズ、労働者としての法的な権利、それぞれにとっての「アイドル」、そしてアイドルである/だった人たち、その周囲で働く人たち、活動を応援したりその表現を楽しんだりしてきたファンの人たちの声を集めたアンケート。アイドルと見なされる人々を含めたいろんな人々が、心身ともにできるだけ健やかでいられる状況が目指されるために、必要と考えられるいろんな声を集めたつもりです。読者のみなさんが考えたり休んだり、出入りしたりしやすい内容を目指したので、ささやかでも、きっかけになるとうれしいです。 (1)Kstyle「SHINee ジョンヒョンさんへの想い…IUのメッセージに涙が溢れた「第32回ゴールデンディスクアワード」」 https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2085549 ************************************************************* 特集のはじめに 和田彩花 10歳からアイドルの研修生をはじめ、16歳から25歳までアイドルグループで活動した。 アイドルになりたいという気持ちはそれほど強くなかったため、特に研修期間は習い事の延長線上で楽しんでいた。 15歳でアイドルグループとしてデビューしてから、駅やコンビニの雑誌で自分たちを見かけるようになった。メンバーが卒業すると、大人の(当時10代半ばだった私から見て大人だった)ファンの方が目の前で泣いていた。そういった出来事から社会に出たこと、影響力というものを知った。 その後、グループはどん底といわれる時期が続いた。日本中のライブハウスを回った。お客さんが集まらず、ファンの方が会場を楽しそうに走り回っていた姿を思い出す。 それまで大きな会場でコンサートをしたいと夢を語ったけれど、ライブハウスを巡ってからは数とか大きさでは決められない価値を知った。それから、初めて自分の心がおかしくなってしまう気がしたけど、幼い頃から聞かされていた「何があってもステージに立つ」という根性論で乗り越えた。 20歳前後、どうしたら大人になれるかを考えていた。前髪を伸ばした。周囲は、当たり前のように理想の恋愛や結婚観を語り始めたけど、私は当たり前のように恋愛や結婚に興味がなかった。そして、なぜ恋愛の歌(それも多くは異性に向けられた)を歌わなければいけないのかわからなかった。 グループ名が変わった。人も入れ替わった。ここまで結構頑張ったと思っていたけれど、あるとき私の根性論が間違っていると言われた。10代から周囲に言われるまま根性論を叩き込んできたのに、私が責められた。よくわからなくなってしまって、もう一つの居場所であった美術の世界とアイドルの世界を見比べてみた。ああ、いろいろ間違っていた。 最初はうまく言葉にできなかったので、与謝野晶子さんの『「女らしさ」とは何か』をスタッフの方に送って心のモヤモヤを代弁してもらった。そうこうしているうちに心が壊れて、人の痛みを知った。そうなってもなお、根性論から抜け出せず助けを求められなかったので自分の首を締め続けるしかなかった。 アイドルグループを卒業して、行きすぎてしまった思考をリセットした。ときどき、消化できなかった出来事を書き出しながら、痛みに向き合っていくようにもなった。 ここまでの出来事は、ファンを敵に回すためでも、何かの団体の広告塔になっているわけでもない私の悩みの全てであり、避けられなかった現実だ。 今回、アイドルが抱える問題について様々な立場から関心を持ち続けてくれた皆さまの力をお借りしながら、アイドルという職業について考える場をいただいた。 アイドルについて考え始めると、いくつもの偏見や差別が重なること、はっきりと答えを出せない場面にも直面し、秩序を保ったステージで輝くアイドルの姿との対比に何度かくらくらした。 まずは、これまで考えることとされてこなかったアイドルにまつわる様々な出来事を知ってほしい。それらを踏まえた上で、もしよかったら一緒にアイドルの未来に向けて一歩を踏み出してくれたら嬉しい。 - 著者プロフィール - 鈴木みのり (スズキ ミノリ) (特集編集) 1982年高知県生まれ。ジェンダーやセクシュアリティの視点、フェミニズム、クィア理論への関心から小説、映画、芸術などについて「i-D Japan」「キネマ旬報」「現代思想」「新潮」「すばる」などで執筆。2018 年、範宙遊泳『# 禁じられたた遊び』に出演。近刊に『「テレビは見ない」というけれど』(共著/青弓社)。『早稲田文学増刊号 「家族」』(筑摩書房)に短編小説を寄稿。 和田彩花 (ワダ アヤカ) (特集編集) 1994年群馬県生まれ。アイドル。2009年アイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出。リーダーに就任。10年「夢見る15歳」でメジャーデビューを果たし、同年「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。19年アンジュルム、およびHello! Projectを卒業し、アイドル活動を続ける傍ら、大学院でも学んだ美術にも強い関心を寄せる。特技は美術について話すこと。特に好きな画家は、エドゥアール・マネ。好きな作品は《菫の花束をつけたベルト・モリゾ》。特に好きな(得意な)美術の分野は、西洋近代絵画、現代美術、仏像。
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エトセトラ VOL.5|小山内園子(責任編集), すんみ(責任編集)
¥1,430
エトセトラブックス 2021年 ソフトカバー 128ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ6mm - 内容紹介 - フェミニストが韓国ドラマを語り、 フェミニズムで韓国ドラマを知る 韓国ドラマは一体なぜこんなにも私たちを熱くするのか? 数々の名ドラマが生まれてきた背景を探り、文化をアップデートしてきた女性たちのことばを聴く。進みつづける韓国ドラマに、私たちも続けるはず。 目次 特集:私たちは韓国ドラマで強くなれる はじめに 小山内園子 【韓国ドラマの今】 オ・スギョン「#MeToo運動後に韓国ドラマで描かれた女性の物語」(承賢珠訳) ファン・ギュンミン「進化するヒロインたち:韓国ドラマにおける女性像の変遷」 【読者アンケート】 あなたがフェミニズムを感じるドラマ 【韓国ドラマを知る】 韓国ドラマと韓国社会・女性史年表(作成:山下英愛) 金香清「韓国ドラマと言論弾圧の歴史ーー『砂時計』が週4放送だった理由」 成川彩「視聴者の声に敏感な韓国のドラマ作り」 木下美絵「飾らない、飾る必要もない、女性たちの結婚・出産ストーリー」 韓国の女性たちが選ぶ〈両性平等メディア賞〉とは 韓国ドラマの「企画意図」を読む 【インタビュー】 チョン・セラン「ドラマ『保健教師アン・ウニョン』について一問一答」 山下英愛「韓国フェミニズム研究者が語る、ドラマと女性たちの結びつき」 イ・ラン「固定観念をひっくり返してみたくて私はドラマをつくってきた」 【私が好きなドラマと台詞】 松田青子✕『ハイエナ』 小林エリカ✕『愛の不時着』 今井亜子✕『椿の花咲く頃』 アンティル✕『宮廷女官チャングムの誓い』 温又柔✕『愛の不時着』 金承福✕『美しき人生』 【コラム】 河野真理江「『メロ』と『悪女』――韓国宮廷時代劇についての覚書」 西森路代「韓国ドラマのビジュアルは、なぜ日本でラブコメ風になってしまうのか」 【対談】 田房永子✕柚木麻子「私たちは日本のドラマでも強くなれる?」 【編集部座談会】 変化し続ける韓国ドラマにこれからもついていきます! おわりに すんみ 【連載】 編集長フェミ日記 2020年11月~2021年4月 小山内園子・すんみ (新連載!)ふぇみで大丈夫 ナガノハル/vol.1:女は経済的自立で自由になるか? ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第3回:甲子園と女人禁制 Who is she? 大橋由香子/第3回:乳を売る彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 森本優芽 NOW THIS ACTIVIST 津賀めぐみ etcbookshop通信 【寄稿】 いちむらみさこ「感動ビジネスと家父長制組織のオリンピック・パラリンピック」 岩川ありさ「呼びかけと応答――フェミニズム文学批評という革命」 - 著者プロフィール - 小山内園子 (オサナイ ソノコ) (責任編集) 1969年生まれ。東北大学教育学部卒業。NHK報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。訳書に、姜仁淑『韓国の自然主義文学』(クオン)、キム・シンフェ『ぼのぼのみたいに生きられたらいいのに』(竹書房)、チョン・ソンテ『遠足』(クオン)、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(書肆侃侃房)、キム・ホンビ『女の答えはピッチにある 女子サッカーが私に教えてくれたこと』(白水社)、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』『失われた賃金を求めて』(すんみとの共訳・タバブックス)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(すんみとの共訳・筑摩書房)、カン・ファギル『別の人』(エトセトラブックス)がある。 すんみ (スンミ) (責任編集) 翻訳家・ライター。早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書にキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)、チョン・セラン『屋上で会いましょ う』(亜紀書房)、共訳書にリュ・ジョンフン他『北朝鮮 おどろきの大転換』(河出書房新社)、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェ ミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』(タバブックス)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房)などがある。
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エトセトラ VOL.4|石川優実(責任編集)
¥1,430
エトセトラブックス 2020年 ソフトカバー 128ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ6mm - 内容紹介 - フェミマガジン4号目のテーマは「女性運動とバックラッシュ」! #KuToo運動の石川優実とともに、女性の運動を知る特集号。 70年代ウーマンリブ以降日本で運動してきた女性たちの話に耳を傾け、エッセイや漫画で女性運動史を学び、そして女性が声をあげる度に毎度起きてきた「バックラッシュ」とは一体何か考える論考も充実。600人の読者が参加した「あなたの#MeTooと怒りをきかせてください」アンケートをはじめ、ハイヒール着用について大手企業25社へのアンケート、漫画表現について出版各社へも質問しています。 声をあげ立ち上がってきた女性たちと連帯し、運動を実践する一冊です! 目次 特集:女性運動とバックラッシュ 声をあげ立ち上がった女たちの年表(作成:大橋由香子) 【インタビュー:運動の女性たちにきく】 米津知子 山田満枝 高木澄子 福島みずほ 正井禮子 【写真・エッセイ】 松本路子 【コラム:女たちの運動史】 佐藤繭香/サフラジェット 大島史子/女性参政権運動 柚木麻子/青鞜 伊藤春奈(花束書房)/炭鉱女社会 大橋由香子/中ピ連 斉藤正美/メディアの中の差別を考える会 小川たまか/性暴力を許さない女の会 【論考:運動とバックラッシュ】 斉藤正美・山口智美 三浦まり 飯野由里子 北原みのり 【#MeTooアンケート】 600人が答えた「あなたの#MeTooと『怒り』についてのアンケート」 【#KuTooアンケート】 職場でのヒール着用について企業25社にアンケート 【対談】 伊藤詩織✕石川優実 【鼎談】 飯田光穂✕遠藤まめた✕石川優実 【表現とジェンダーバイアスを考える】 論考:楠本まき「言葉/思考/記録/行動」 出版社アンケート 【アンケート】 疲れないで運動をつづけていく方法 【連載】 編集長フェミ日記 石川優実 ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第2回:歌舞伎と女人禁制 Who is she? 大橋由香子/第2回:捕まってしまった彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム nichinichi NOW THIS ACTIVIST 女たちの戦争と平和資料館(wam) etcbookshop通信 Feminist Report 塚原久美「アフターコロナの世界の中絶」 【詩】 モジャ・カーフ/相川千尋訳 「ヒジャブ・シーン#7」「食器を洗ってくれる男が好きだ」 前書きなど はじめに 石川優実 「バックラッシュ」という言葉を私が知ったのは、#KuTooという運動を始めた頃だろうか。 「フェミニズムが盛り上がった後には必ずと言っていいほど揺り戻しがある、それが私は怖い」 そう言っている女性がいて、私はその日初めてバックラッシュというものの存在を認識した。2019年6月、まさに私はそのバックラッシュ真っ最中だったように思う。 「#KuTooは女性差別に対する運動です」そう明言して以降、私や#KuTooにはずっとバックラッシュが起こっている。デマをばらまく、孤立させようとする、嫌がらせリプライを毎日送る、運動が失敗したということにする(厚労省のパンフに掲載され、企業も運動の影響を受けフラットシューズもありにした、という報道があったにもかかわらず……!)、私の性格が悪いから賛同者が増えないということにする(署名は3万集まったにもかかわらず……!)、「死ね」という言葉を投げつける……。 でも、なんだろう。これってあんまり、「初めての経験」という感じがしない。これまでにもこんなようなことは薄っすらと、しかしずっと経験してきたような気がする。 女だという理由で嫌がらせをされたり、セクハラを受けたり、噓をついていると決めつけられたり、男に性的に見られたいに決まっていると思われたり、仕事の能力がないということにされたり。思い返せば、生きてきた33年間ずっとバックラッシュ的なものに苦しめられていたような気がしてならない。 さて、ではそのバックラッシュにはどんな効果(?)があるのだろうか? 私がフェミニズムに出会い、性差別への反対活動を始めた頃、応援してくれる知人にこう言われたことがある。 「これからは自分自身との戦いになると思う。いつでも自分自身を信じて頑張って」と。 今になってとてもその言葉の意味を痛感する。バックラッシュには、自分を信じさせなくなる効果があると思う。自分は間違っているんじゃないかと思わせる効果があると思う。自分のことを大嫌いにさせる効果があると思う。そして、もしその効果通りに私自身がなったとしたならば、私は女性運動の全てをやめるだろう。私自身をもやめてしまうかもしれない。 でも、もう一度よくよく考えてみよう。フェミニズムに出会うまでの約30年間、私はずっと自分を信じられなかったし、自分は間違っているんじゃないかと思ってきたし、自分のことが大嫌いだった。ずっとずっと、女性差別というバックラッシュを受け、まんまとその効果通りの自分で生きてきたのだった。 でも、フェミニズムと出会った今はもう違う。 #KuTooで受けたバックラッシュとずっと受けてきた性差別がほぼ重なるように、これらは奴らの「いつものやり口」なのだ。 女性を自分たちの都合の良い存在でいさせるため、自信を無くさせ、主体性を無くさせるためのいつものやり口。 ウーマンリブの田中美津さんは著書の中で、「リブは『男は敵だ』と煽っているとよく報じられました。そんなこと一度だって言ったことないのに」と書いていた。ほら、ここでもおんなじ、「いつものやり口」が使われている。#KuTooだって、一度も男が悪いと言ったことはないのに石川優実は男性差別主義者だ、とか言われている。 「なんだよ、こいつら誰が何やっても女性運動にはおんなじこと言ってんじゃん」と知った私は、とても心が楽になった。むしろ、これは付き物だ。私が正しいことをしている証拠のようにも思えた。 これって、#MeTooをした時の「私も同じように自分を責めていました」と同じ現象なのではないか。その事実を知ることによって、みんな同じなんだということを知ることによって、これは私側の問題じゃないんだということに気がつくことができた。 問題はいつでも、嫌がらせやハラスメント、性暴力や性差別をする側にある。 私のせいでバックラッシュや性差別は行われているのではない。それに気がついた時の安心感、心強さ。それをもうすでに#MeTooをはじめとする様々な連帯で体験していたではないか。 ということで、そんな例を、たくさん集めてみようと思う。これまでの女性運動にはどんなことがあって、どんなバックラッシュがあったのか。知識は勇気になる。知識は優しさになる。知識は自分を助けてくれる。知識は他の誰かのことを助けることができる。 フェミニストは過激だから賛同が得られない? 日本のフェミニズムは本質からずれている? そんな攻撃的な言葉遣いじゃ誰も聞いてくれない? 認めてもらうには配慮を? これまで言われてきたことは、本当にそうなのだろうか。 歴史と事実をぜひ、知りたい。それを知ることによって、私は、私たちは自分自身を信じることをやめずに、時に楽しく、時に激しく、女性運動をし続けていくことができるのではないかと思う。 - 著者プロフィール - 石川優実 (イシカワ ユミ) (責任編集) 1987年生まれ、愛知県出身。俳優、アクティビスト。18歳から芸能活動を開始。2017年、グラビアアイドル時代に受けた性被害を告発し、#MeTooムーブメントの中で話題となる。2019年、職場で女性のみにヒールやパンプスを義務付けることは性差別であるとして#KuToo運動を展開、厚生労働省へ署名を提出した。この運動は世界中のニュースで取り上げられ、同年10月英BBCにより世界の人々に影響を与えた「100 Women」に選出された。著書に『#KuToo : 靴から考える本気のフェミニズム』(現代書館)。
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エトセトラ VOL.2 | 山内 マリコ(責任編集), 柚木 麻子(責任編集)
¥1,320
エトセトラブックス 2019年 ソフトカバー 112ページ A4判 縦21mm 横148mm 厚さ7mm 重さ 146g - 内容紹介 - 特集:We Love 田嶋陽子! “日本でいちばん有名なフェミニスト”田嶋陽子を大特集! 世代を超えて集結した執筆陣によるエッセイ・書評や、一般投稿「田嶋陽子さんへの手紙」、そして、田嶋陽子本人へのロングインタビューなどで構成。現代のフェミ作家たち=山内マリコ&柚木麻子責任編集による、最強のフェミ・アイコン田嶋陽子へのリスペクトに満ちた一冊。あの頃、テレビで田嶋先生を観ていた、すべての少女たちへ捧げます! - 目次 - 特集:We Love 田嶋陽子! 【寄稿】 津村記久子/扉の存在を知らせる人 石川優実/田嶋さんの「自分の足を取り戻す」と#KuTooのこと 荒木美也子/前略、田嶋陽子さま 【書評】書く女~田嶋陽子を読む 王谷晶/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパニーズ・カルチャー 斎藤美奈子/空気を読まない彼女の直球ド真ん中な「愛情」論 北村紗衣/田嶋陽子を取り戻す カナイフユキ/恋愛は親離れの始まり?家族という足枷をはずして…… 若竹千佐子/ 女の人生はいつだって面白い 北原みのり/田嶋陽子が教えてくれた優しいフェミニズム 伊藤春奈(花束書房)/どん詰まりの国に突き刺さる女たちの言葉 堀越英美/やんちゃでかわいい「僕」たちの世界で 田嶋陽子出演映像全レビュー(柚木麻子) 田嶋陽子ロングインタビュー〈私〉が生きるためのフェミニズム 【マンガ】 松崎りえこ 知りたい!田嶋陽子さんの“Her"ストーリー 【座談会】 斉藤正美✕山口智美✕山内マリコ✕柚木麻子「私たちが田嶋陽子を好き」な理由 【インタビュー】 板本洋子「花婿学校」とはなんだったのか 【TVと田嶋陽子】 武田砂鉄/キレさせていたのは誰で、何を言っていたのか 柚木麻子 /12歳が出合ったフェミニズム 山内マリコ/ 『そこまで言って委員会NP』観覧記 投稿コーナー「田嶋陽子さんへの手紙」 連載 編集長フェミ日記 2019年7~8月 LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景/宇壽山貴久子 私のフェミアイテム/河村敏栄 etc.bookshop通信 エッセイ ユン・イヒョン「女性について書くこと――多すぎる質問と少しの答え」(すんみ 訳) - 著者プロフィール - 山内 マリコ (ヤマウチ マリコ) (責任編集) 1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2008年「16歳はセックスの齢」で「女による女のためのR‐18文学賞読者賞」を受賞。2012年、同作を含む初の単行本『ここは退屈迎えに来て』を刊行、地方に生きる若い女性のリアルを描いた。小説『アズミ・ハルコは行方不明』『かわいい結婚』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』、エッセイ『皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等』、短篇&エッセイ『あたしたちよくやってる』など著書多数。 柚木 麻子 (ユズキ アサコ) (責任編集) 1981年東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞、同作を含む連作短篇集『終点のあの子』でデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を数多く発表。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生直木賞も受賞した。他の著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』『デートクレンジング』『マジカルグランマ』など多数。
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エトセトラ VOL.3|長田 杏奈(責任編集)
¥1,430
エトセトラブックス 2020年 ソフトカバー 132ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ6mm - 内容紹介 - フェミマガジン3号目のテーマは「身体」! 責任編集は、美容ライターとして活躍、初の著書『美容は自尊心の筋トレ』で多くの女性の心をときほぐした長田杏奈がつとめます。 1300人もの回答が集まった、身体にまつわるアンケート企画「エトセトラ・リポート2020」をはじめ、漫画や短歌、写真、女子プロレスラーへの熱いインタビュー、「身体」の視野を広げるエッセイ、そして、性教育からリプロダクティブ・ヘルス/ライツの問題意識マップまで、多様な書き手が集結! MY BODY MY CHOICE MY VOICE 私のカラダを私が決めるため、いまみんなで「身体」とフェミニズムを語ろう。 目次 特集:私の 私による 私のための身体 1334人が答えたエトセトラ・リポート2020~わたしが語る、わたしの身体~ 【マンガ】はらだ有彩「謎の生物ウネウネ いい感じの気持ちよさを探す旅に出るの巻」 【エッセイ】松田青子「生理! 生理! 生理!」 【写真】コムラマイ「近づくほどに遠ざかる/身体」 【短歌】佐藤弓生「スカートになりたい」 【Re:ボディ】 ハヤカワ五味✕吉野なお「布一枚から始める身体革命」 北原みのり「私の私による私のためのプレジャー」 磯野真穂「髪は生やして、手足は脱毛?――けむくじゃらの人類学」 綾屋紗月「ジェンダー化されにくい私の身体」 鈴木みのり「引き裂かれた身体を表象する」 アンティル「癒えない乳房」 規範を超えて躍動する女子プロレスラーの身体 インタビュー:里村明衣子/橋本千紘/愛海/朱崇花 「誰でも女子プロレス体験記」渋谷チカ 【カラダと権利】 アクロストン「子どもたちが自分の頭で考える・対話するための性教育」 早乙女智子「産婦人科医が語るマイボディ・マイチョイス」 福田和子「避妊の権利なんでないの」 牧野雅子「性暴力被害者のリアルと、法の中のファンタジー」 塚原久美「妊娠するからだとガラパゴス中絶」 齋藤有紀子「堕胎罪と母体保護法」 【連載】 編集長フェミ日記 長田杏奈 (新連載)ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第1回:大相撲と女人禁制 (新連載)Who is she? 大橋由香子/第1回:中絶の罪に問われた彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 亀石みゆき NOW THIS ACTIVIST 後藤稚菜 etcbookshop通信 (Feminist Report) コロナ禍は新しいフェミニズムを生むか(ドイツの女性たちから)山口侑紀 【特別寄稿】 すんみ「より良いところに、ずっと遠くまで――ユン・イヒョンの『作家活動中止』をめぐって」 - 著者プロフィール - 長田 杏奈 (オサダ アンナ) (責任編集) 1977年神奈川県生まれ。ライター。女性誌やWEBで美容の記事やインタビューを手がける。2019年フェミニズム視点で、多様な美しさを提案した初の著書『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)が話題となり、版を重ねている。「儚さと祝福」をコンセプトに、生花を使ったアクセサリーを製作する「花鳥風月lab」の活動も行う。近刊に『あなたは美しい。その証拠を今からぼくたちが見せよう。』(大和書房)。
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エトセトラVOL.1|田房永子(責任編集)
¥1,100
エトセトラブックス 2019年 ソフトカバー 96ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ6mm - 内容紹介 - 毎号、新しい編集長がいちばん伝えたいテーマを特集するフェミマガジン創刊! 大手コンビニチェーンが、2019年8月末日までに「成人向け雑誌」の販売を中止する方針を決定。私たちの生活に欠かせないコンビニという場所に「エロ本」があったこと/なくなることについて、田房永子が編集長となって、二度とないタイミングで60人のリアルな声を集めました。 エッセイ=瀧波ユカリ、北原みのり、小川たまか、少年アヤ、武田砂鉄など、作家や漫画家、書店店長、成人誌の作り手からの寄稿他、一般投稿による40人の賛否激論フォーラム、各社コンビニへのアンケート、もちろん田房永子のエッセイ漫画も! 身近なテーマからフェミニズムを考える、新しい雑誌の誕生です。 目次 (目次) 特集/コンビニからエロ本がなくなる日 寄稿 小川たまか/北原みのり/伊野尾宏之 デジスタ小保方/ドルショック竹下/武田砂鉄 瀧波ユカリ/水谷さるころ/少年アヤ 安達茉莉子/高橋フミコ/清田隆之 一般投稿40人による賛否激論・投稿フォーラム 漫画 かつてコンビニにはエロ本があった コンビニに抗議できなかった話 田房永子 アンケート 「コンビニからエロ本がなくなること」について、コンビニ各社へお尋ねしました。 連載 編集長フェミ日記 2019年1~2月 LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 長田杏奈 NOW THIS ACTIVIST 福田和子 etc.bookshop通信 - 著者プロフィール - 田房永子 (タブサ エイコ) (責任編集) 1978年東京都生まれ。漫画家、ライター。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年より男性向けエロ本、実話系雑誌、スポーツ新聞の風俗欄で連載を持つ。10年より「ラブピースクラブ」などの女性向けWEBサイトで連載を持ち、意識が完全にフェミニズムへシフトする。母からの過干渉の苦しみと葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を12年に刊行、ベストセラーに。他の著書に、男性中心社会における女性の苦しみにピントを当てた『ママだって、人間』(河出書房新社)、『他人のセックスを見ながら考えた』(ちくま文庫)など多数。
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複眼人|呉 明益(著), 小栗山 智(訳)
¥1,430
KADOKAWA 角川文庫 ソフトカバー 432ページ 文庫判 - 内容紹介 - 太平洋に浮かぶ神話的な島と、近未来の台湾。二つの島に巨大な「ゴミの島」が押し寄せる時、謎の「複眼人」が姿を現す――。世界14か国で翻訳。台湾現代文学の担い手による代表的長編、待望の本邦初訳! - 著者プロフィール - 呉 明益 (ゴ メイエキ) (著) 1971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1997年に短編集『本日公休』でデビュー。小説やエッセイ、写真評論など多彩な作品を生む。二作目の長編となる本作で一躍脚光を浴びる。同年に短編『歩道橋の魔術師』、2016年『自転車泥棒』、2019年に『雨の島』を刊行。本書は14か国で翻訳されている。台湾現代文学を代表する作家の一人。 小栗山 智 (オグリヤマ トモ) (訳) 日中通翻訳者。東京外国語大学中国語学科卒業、台湾輔仁大学翻訳学研究所日中通訳科修了。香港で放送通訳、金融翻訳などのインハウス通翻訳を経て、現在はフリーランス。訳書に猫夫人『店主は、猫』(天野健太郎と共訳/WAVE出版)、辛永勝・楊朝景『台湾名建築めぐり』(エクスナレッジ)等がある。
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飯麺湯 台湾小吃どんぶりレシピ 食堂、屋台、夜市で食べる小腹メシ。|口尾 麻美
¥1,760
グラフィック社 2025年 ソフトカバー 160ページ A5変型判 縦148mm 横210mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 台湾には「小吃」と呼ばれる小腹を満たすのにちょうどいいサイズの料理が街中にあふれている。 数ある「小吃」がある中で、その象徴的な小さめサイズのどんぶりに着目。 代表的なごはんもの、麺類、汁物の再現料理をまとめたレシピ集。 - 目次 - 台湾の米/台湾の麺 /台湾の湯(スープ)/ひき肉のスープ、つけダレ /台湾の味の決め手、「王道の薬味」 /つけ合わせでお好みの小吃をグレードアップ /台湾度をアップさせる調味料/手作り辣椒醬 飯炕肉飯(角煮ごはん) /台式咖哩飯(台湾式カレー丼) /排骨飯(台湾風カツ丼) /八寶粥(伝統ぜんざい) /古早味油飯(伝統おこわ) /台南蝦仁飯(台南名物のえびごはん) /魯肉飯(豚肉煮込みごはん) /雞肉飯(鶏肉ごはん) /瓜仔肉燥飯(きゅうりの漬物入り肉そぼろ丼) /雞腿飯(鶏もも肉丼) /地瓜粥(さつまいものお粥) /緑豆粥(緑豆のお粥) /高麗菜鹹飯(キャベツの炊き込みごはん) /蝦捲飯(えびのすり身揚げ丼) /豆干炒肉絲飯(干し豆腐と豚肉の細切り炒め丼/麻油雞飯(黒ごま油炒めの鶏肉ごはん) /生菜包肉鬆飯(肉味噌レタス包みごはん) /油葱拌飯(揚げねぎごはん) 049 麺大腸蚵仔麵線(モツと牡蠣のとろみそうめん) /肉骨茶麵(バクテー麺) /肉燥麵(肉そぼろ麺) /切仔麵(もやしスープ麺) /榨菜肉絲湯麺(ザーサイと豚肉の細切り炒め麺) /陽春麵(かけうどん) /炒麵(台湾式汁焼きそば) /鹹米苔目(太ビーフンスープ) /紅燒牛肉麵(ピリ辛牛肉麺) /魯麵(五目とろみ麺) /排骨酥麵(豚軟骨揚げ麺) /白菜粉絲湯(白菜と春雨のスープ麺) /麻醬辣油涼麵(ごまダレあえ麺) /乾意麵(あえイーメン) /沙茶炒米粉(焼きビーフン) /米粉湯(台湾風汁ビーフン) /眷村炸醬麵(肉味噌あえ麺) 湯玉米湯(台湾式コーンスープ)/花枝丸湯(イカのつみれスープ) /蚵仔湯(牡蠣のスープ) /四神湯(モツの薬膳スープ) /黄豆芽蕃茄湯(豆もやしとトマトのスープ) /紫菜蛋花湯(海苔と卵のスープ) /玉米排骨湯(とうもろこしとスペアリブのスープ) /餛飩湯(ワンタンスープ) /台式味噌湯(台湾式味噌汁) /下水湯(モツのスープ) /貢丸湯(つみれスープ) /酸辣湯(サンラータン) /魷魚羹(スルメイカのとろみスープ) /蘿蔔湯(大根のスープ) /金針赤肉湯(豚肉と金針菜のスープ) /虱目魚湯(サバヒーのスープ) /酸菜排骨湯(スペアリブと漬物のスープ) 小吃をめぐる旅 Snap1 ~10蛤仔麵(はまぐり麺)/排骨酥湯(豚軟骨のスープ)/鹹米苔目(太ビーフンスープ)/ 蝦仁飯(えびごはん) /雞肉飯(鶏肉ごはん)/街角の屋台 /綜合湯・麵(ミックススープ)/旗魚米粉湯(かじきビーフンスープ)/麵線(とろみそうめん) /清粥(お粥)/定番ペアリング! /夜市の小吃! 134 飯 /食材を探しに~ 「猪肉」 麺 /台湾は麺天国! 湯 /食材を探しに~ 市場は食材図鑑 小吃菜単(メニュー) /小吃どんぶりのある風景 /どんぶりコレクション /食堂アイテムコレクション 156 - 著者プロフィール - 口尾 麻美 (クチオ アサミ) (著) 旅で出会った食材や道具、ライフスタイルが料理のエッセンス。 異国の家庭料理やストリートフード、食文化に魅せられ写真に収めている。道具好きで各国のキッチン道具を収集している。 2022年、各国のローカルフードとお酒を楽しめる HAN をオープン。 著書に 『まだ知らない 台湾ローカル 旅とレシピ』グラフィック社 『旅するインテリア』ケンエレブックス 「旅するキッチン」家の光協会 ほか
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オールド台湾食卓記 祖母、母、私の行きつけの店|洪 愛珠(著), 新井 一二三(訳)
¥2,420
書肆侃侃房 2025年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - 台北・迪化街、地元・蘆州、香港、東南アジア……各地の食べ物や買い物をめぐる祖母、母、私の思い出。台北文学賞を受賞した話題のエッセイ、待望の邦訳刊行! - 著者プロフィール - 洪 愛珠 (ホン アイジュ) (著) 1983年生まれ。新北市五股出身。ロンドン芸術大学メディア学院卒業。グラフィックデザイナー。文筆家。デビュー作である本書で、台北文学賞、林栄三文学賞、鍾肇政文学賞を受賞。 新井 一二三 (アライ ヒフミ) (訳) 明治大学理工学部教授。訳書に蔡瀾『人生の味わい方、打ち明けよう』(KADOKAWA)、日本語の著書に『台湾物語』(筑摩選書)など。中国語の著作も多数。
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日台万華鏡 台湾と日本のあいだで考えた|栖来 ひかり
¥1,760
書肆侃侃房 2025年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 台湾在住で日本人の著者が、2016~2023年 にかけて“日台のあわい”で書き続けた33篇のエッセー。台湾社会や日台の文化比較、歴史的交錯から、映画やアート、ジェンダー、LGBTQにまつわる話題まで広く言及し、リアルな台湾をあわいの視点からあぶりだす。 「こんな発想をする人が国境をまたいで現れることをずっと待っていました。 複数の言語、複数の文化の中に身を置く著者が、ややこしくねじれた社会やジェンダー、歴史や文化といった様々な事象の乱反射を、未来を照らす“ひかり”に変換しようとする姿は感動的! 文化先進国台湾を知る最良の一冊にして自分たちを知るための最高の書。」 ――大友良英(音楽家) 「とても信じられない! これほどまで台湾に愛情を注いでくれる日本人女性がいたとは。 そしてなにより、台湾の人や文化を観察したこの一篇一篇の描写が、台湾人よりも台湾らしいなんて驚きだ! ようこそ、わたしたちの台湾へ。」 ――魏德聖(映画監督『セデック・バレ』『海角七号 君想う、国境の南』) 2023年5月上旬全国書店にて発売予定。 【もくじ】 はじめに どうしてわたしは台湾について考えるのか 本書の表記について 社会 1 「BRUTUS」台湾特集の表紙に台湾人が不満を感じた理由 2 移民共生先進国・台湾にみる「お手伝いさん」のススメ 3 Kolas Yotaka氏の「豊」は絶対に「夜鷹」ではない―氏名表記から考える多元化社会と文化 4 台湾は日本を映す鏡―台湾の「核食」輸入問題から考える 5 日本人はどうして席を譲らないのか?―台湾の「同理心」と日本の「自己責任」から考える 6 台湾を愛した新聞記者の死 7 なぜ台湾で「誠品書店」が生まれたのか? 8 台湾の「先手防疫」と日本の「ホトケ防疫」 9 新型コロナ問題で台湾が教えてくれたこと―マイノリティーへの向き合い方 10 まさかの時の友こそ、真の友―日本のワクチン支援、台湾人を感動させたもうひとつの意味 11 台湾に関するフェイクニュースの見分け方と台湾理解 ジェンダー 12 台湾からみえた日本の「女人禁制」問題 13 台湾LGBTQ映画からみる多様性という未来 14 「同性婚反対」に傾いた台湾社会の矛盾 15 バラの少年少女たちへ―台湾、同性婚法制化への道のり 16 日本人女優を起用した台湾のコンドーム広告に違和感を抱いた理由 17 有縁千里来相会(縁でむすばれ、千里を越えて)―台湾に嫁いだ日本人妻たちの百年 日台文化比較 18 「ショーロンポー」は台湾料理?―多文化の融合から考える台湾の豊かな食 19 「山本頭」ってなに!?―台湾で独自の進化を遂げた「男らしさ」のイメージ 20 キョンシーから台湾妖怪まで―日本視点で読み解く台湾ホラー映画ブーム 21 日本人が命をかけて食べる魚「フグ」―日・中・台・港の食文化比較 歴史交錯 22 洗骨―日本と台湾と沖縄にある生と死の間の世界 23 台湾和牛のルーツ?―千年の牛、見島ウシを訪ねて 24 日本人のバナナ好き、ルーツは台湾にあり―歴史伝える門司港の「バナちゃん節」 映画・アート・本 25 忘れたの? それとも、思い出すのが怖い?―台湾映画『返校』を観て考える、歴史への向き合い方 26 そうだ、台湾映画みよう―中国資本に侵食される台湾エンタメ界の苦境と希望 27 台湾映画の魅力―台湾のうしろ頭をみる 28 金馬奨とはなにか―近年の金馬奨授賞式をとおして考えたこと 29 80年の時を超え、台湾と日本を結ぶ一枚の絵 30 日本の民芸運動に影響を与えた台湾竹工芸 31 麗しき故郷、台湾―湾生画家・立石鉄臣を巡って 32 かつて最前線だった島の芸術祭、馬祖ビエンナーレ─トポフォビアからトポフィリアへ 33 台湾の「肖像画」描く文学 あとがき 台湾と日本、「おもろい」の万華鏡 初出一覧/主な参考文献 - 著者プロフィール - 栖来ひかり (スミキヒカリ) (著) 文筆家・道草者。1976年生まれ、山口県出身。京都市立芸術大学美術学部卒、2006年より台湾在住。台湾に暮らす日々、旅のごとく新鮮なまなざしを持って、失われていく風景や忘れられた記憶を見つめ、掘り起こし、重層的な台湾の魅力をつたえる。 著書に『在台灣尋找Y字路/台湾、Y字路さがし。』(玉山社、2017年)、『山口、西京都的古城之美:走入日本與台灣交錯的時空之旅』(幸福文化、2018年)、『台湾と山口をつなぐ旅』(西日本出版社、2018年)、『時をかける台湾Y字路─記憶のワンダーランドへようこそ』(図書出版ヘウレーカ、2019年)、『台日萬華鏡』(玉山社、2022年)挿絵やイラストも手掛ける。
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文学散歩の研究|岡野 裕行
¥2,640
文学通信 2026年 ソフトカバー 342ページ 四六判 - 内容紹介 - 文学を主題としてまちをめぐり歩く、文学散歩。 私たちは文学散歩で何を見に行くのだろう。 文学散歩は現在、各地域の文学愛好団体や郷土史研究会などが市民向けイベントとして開催したり、各自治体の公共図書館が文学を主題としてまちをめぐり歩くワークショップとして企画したり、あるいは小中高等学校の国語科の授業や学校図書館や、大学教育の一環としても行われている。 これらはどう生まれ、どう変貌してきたのか。 また、これからどうなっていくのか。 それらを考えることは、私たちが文学散歩というフィルターを通して、それぞれの地域社会をどのように見てきたのかという視線を明らかにすることにもつながっていく。 「文学散歩」は「歩く」だけではなく、実は「語る」力も生み出す。 これからの地域社会をどう考え、世界をどう言葉で表現していくのか。 私たちは文学散歩という活動を通して、過去から託されてきた「言葉」をどう受け取り、未来につなぐのか。 これから「文学散歩」を企画するすべての人、必読! 自治体、公共図書館、中高図書館、大学文学部必携書です。 【私たちには自分の暮らすまちについて語る言葉を紡ぎだす力がある。それは言葉というもの、文学というものが私たちに与えてくれる力の一つである。言葉はまちのなかに自分の痕跡を残す力である。言い換えればそれは「詩」を書く行為と呼ぶにふさわしいものである。あるいは「詩」という表現形式には特にこだわらずに、自分自身のまちでの暮らし思いを綴った散文形式の文章もそれに含まれるだろう。まちの言葉はみんなの言葉である。まちに暮らす私たちは、誰もが各々の生きている時代における詩人の一人である。】…第6章「言葉を残す「文学散歩」」より - 目次 - 凡例 序章 1 文学的な痕跡とは何か 作家の暮らしの痕跡 まちのなかの文学 文学的な痕跡をたどる活動 変化していくイメージ 2 「文学散歩」を再定義する より広く捉えるために 六つの種類 3 本書の構成 第1章 日本における「文学散歩」の発達史 1 実践し始める野田宇太郎 2 「文学散歩」の誕生とその評価 どのように生まれたか 文学的な痕跡のアーカイブ 古典とは背に廻った未来である 模倣され上書きされる 3 紀行文学として書き記した野田 4 「私」が除かれる案内記 観光を目的とした形態へ 無味乾燥な案内記 公共財化する「文学散歩」 5 市民に開かれた百科事典の編集 観光と図書館、そしてウィキペディア 「文学情報」をウィキペディアに 6 歩く、書く、語る 書くための「文学散歩」 語るための「文学散歩」 7 「私」の出来事を「私たち」の物語へ 第2章 図書館サービスとしての「文学散歩」 1 実施主体としての図書館 2 図書館の集会活動「読書会」「研究会」 3 「文学散歩本」の出版史 考案以前の一九四〇年代後半 草創期の一九五〇年代 展開期の一九六〇年代 安定期の一九七〇年代 転換期の一九八〇年代 情報共有と開催支援をする一九九〇年代 地域資料を活用する二〇〇〇年代 ウェブ時代の二〇一〇年代 4 時代ごとの特徴と出版傾向 第3章 「文学散歩」を拡張する人々 1 普通名詞になる「文学散歩」 野田の手を離れていく それでもイメージは確立していく 賛同者たちの活動 2 野田宇太郎の理念を継承する「文学散歩友の会」 模倣による洗練化 図書館サービスとの結びつき 文学碑の意味を問う 対象領域の拡張 3 学校教育のなかの「文学散歩」 都道府県レベルの国語教育研究会の取り組み 仙台市教育委員会による手引き 4 文化事業としての「文学散歩」 改訂される『上毛文学散歩』 何度も刊行される『軽井沢文学散歩』 自治体でシリーズをつくる 5 観光協会による「文学散歩本」 6 連載記事としての「文学散歩」 朝日新聞社と木原直彦の『北海道文学散歩』 7 「文学選集」への転用 比喩的な表現として名づけられる 「文学散歩」から「文学館」へ 第4章 日本郷土文藝叢書刊行会と復刻本出版の試み 1 地域限定の復刻本の出版と図書館の資料収集 2 野田宇太郎が展開する出版事業 日本郷土文藝叢書刊行会による復刻本 延長線上の復刻本 3 日本における復刻本と復刻雑誌の出版 日本近代文学館による復刻本の出版 日本近代文学研究所と日本近代文学館による復刻雑誌出版 日本近代文学館と野田の活動 4 各図書館における復刻本の所蔵状況 復刻本の作品別所蔵図書館 復刻本の図書館別所蔵作品数 復刻本の都道府県別所蔵図書館数 国立国会図書館における復刻本の所蔵状況 5 文学的な痕跡の可視化 6 もう一つの復刻活動「芽起庵」 第5章 「文学散歩」という着想 1 「文学散歩」を始める 2 思想の背景にいる鷗外・杢太郎・荷風 「文学散歩」で何を見るのか 「文学散歩」は何のために行うのか 「文学散歩」をどのように行うか 3 史上初の「文学散歩」の領域 『新東京文学散歩』収録の索引の検討 4 日が落ちるまで 5 点と点がつながる/線と線が混じりあう 第6章 言葉を残す「文学散歩」 1 まちの言葉はみんなの言葉 2 私の言葉を残す公共財としての日記 3 世界を言葉におきかえる あとがき 巻末図表 野田宇太郎と図書館および文学館による「文学散歩本」の出版史と文学散歩関連の出来事(第2章【図3】) 野田宇太郎の取り組みと日本近代文学館による復刻本の出版事業との比較(第4章【図2】) - 著者プロフィール - 岡野 裕行 (オカノ ヒロユキ) (著) 1977年、茨城県生まれ。図書館情報大学、同大学大学院博士前期課程を経て、2006年に筑波大学大学院図書館情報メディア研究科図書館情報メディア専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、皇學館大学文学部国文学科准教授(図書館司書課程担当)。専門分野は図書館情報学と日本近現代文学。主な研究テーマは文学館、文学散歩、文学アーカイブ、ウィキペディアタウン、学生協働、読書文化、ビブリオバトルなど。 ビブリオバトル普及委員会代表理事(2015~2021年)、一般社団法人ビブリオバトル協会副代表理事(2016~2024年)、伊勢河崎一箱古本市実行委員会(2015年~現在)、NPO法人知的資源イニシアティブ理事(2019年~現在)などを務める。 主要著作──『三浦綾子書誌』(勉誠出版、2003年)、『三浦綾子 人と文学』(勉誠出版、2005年)、『文学館出版物内容総覧 ─図録・目録・紀要・復刻・館報─』(日外アソシエーツ、2013年)、『ライブラリー・オブ・ザ・イヤー選考委員長の日記 二〇二二年』(散策舎、2024年)など。
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暮らしの中の小さな革命|eri
¥2,475
光文社 2026年 ソフトカバー 192ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ13mm - 内容紹介 - ファッションディレクターとして、そしてアクティビストとして、様々な分野で活躍するeriが、自分の物選びの基準、エシカルとものづくりの関係など、多くの葛藤を経て今考えていることを綴ったフォトエッセイ。ファッションアイテムからインテリア、雑貨、思い出の品まで、eriの愛するものを一堂に並べて紹介することで、「もの選び」の哲学が見えてくる。この社会がより良い場所になるための選択、ヒントが満載。
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熊 人類との「共存」の歴史[新版]|べアント・ブルンナー(著), 伊達 淳(訳)
¥2,750
白水社 2026年 262ページ 四六判 - 内容紹介 - 駆除でもなく、保護でもない。 慈愛と畏敬を持って接すべき大切な隣人でありながら、人の生命を脅かす害獣としても扱われる。 二分法では永遠に解くことのできない熊と人間との深い関係性を、豊富な知見から徹底的に引き出した名著。 いま読まれるべき本だと、ぼくは思う。 石川直樹 有史以来、人間は熊と他の動物とは異なる特別な関係を結んできた。原初の人類にとって、熊は「狩る/狩られる」の関係にあり、自然崇拝の象徴でもあった。ところが、時代が下るにつれて家畜を襲う害獣として疎まれるようになっていく。ヨーロッパやアフリカのように絶滅に追いやられた地域もある。 他方、『三びきのくま』、『くまのプーさん』、『ジャングル・ブック』のように、熊ほど人間に愛され、その想像力に訴えかけてきた動物もいない。狩猟家として名を馳せたアメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトの愛称を冠した可愛らしいテディベアに象徴されるように、熊はなぜ人間にとってこれほど矛盾に満ちた存在なのだろうか。 本書では、熊と人が辿ってきた長い歴史を読み解きながら、熊という存在について16の切り口から考察する。幅広い文献を渉猟し、熊にまつわる伝説や言い伝え、さまざまな時代の証言や観察記録、(ときに奇抜な)学説が紹介され、時代ごとに人が熊をどのように見てきたかを概観することができる。 文化史と自然史の交わるところに焦点を当て、今後われわれは熊といかに関係を築いていくべきかを本書は問いかける。 - 目次 - 序文 第1章 熊の辿ってきた道 第2章 変異 第3章 ドウクツグマの謎 第4章 誤解 第5章 異国での発見 第6章 熊の個性 第7章 音、感覚、合図 第8章 ペットとしての熊 第9章 東シベリアでの観察者 第10章 対峙する 第11章 狩る者と狩られる者 第12章 イヌイットとホッキョクグマ 第13章 もっと、もっと近くに 第14章 熊のショー 第15章 熊の代役 第16章 熊恐怖症 エピローグ 謝辞/参考文献に関して 訳者あとがき 図版クレジット/参考文献/索引 - 著者プロフィール - べアント・ブルンナー (ベアント ブルンナー) (著) 1964年生まれ。ベルリン自由大学、ベルリン経済大学を卒業。フリーランスの文筆家、ノンフィション作品の編集者。歴史、文化、科学を横断するさまざまなテーマの著作多数。邦訳に『水族館の歴史』『月』(以上、白水社)がある。最新作はUnterwegs ins Morgenland. Was Pilger, Reisende und Abenteurer erwarteten, und was sie fanden(2024)。 伊達 淳 (ダテ ジュン) (訳) 1971年生まれ。和歌山県那智勝浦町出身。関西学院大学商学部、東京外国語大学欧米第一課程卒業。訳書に、B・オキャロル『マミー』、D・モリス『フクロウ その歴史・文化・生態』『サル その歴史・文化・生態』、T・エンジェル『フクロウの家』、A・エンライト『グリーン・ロード』(以上、白水社)、B・オキャロル『チズラーズ』『グラニー』(以上、恵光社)、B・クラウス『野生のオーケストラが聴こえる サウンドスケープ生態学と音楽の起源』(みすず書房)、D・モリス『アートにみる身ぶりとしぐさの文化史』(三省堂)がある。
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わかりやすさの罪|武田 砂鉄
¥946
朝日新聞出版 2024年 朝日文庫 ソフトカバー 344ページ 文庫判 - 内容紹介 - “わかりやすさ"の妄信、あるいは猛進が、私たちの社会にどのような影響を及ぼしているのだろうか。「すぐにわかる! 」に頼り続けるメディア、ノウハウを一瞬で伝えたがるビジネス書、「4回泣ける映画」で4回泣く人たち……。「どっち」?との問いに「どっちでもねーよ! 」と答えたくなる機会があまりにも多い日々。私たちはいつだって、どっちでもないはず。納得と共感に溺れる社会で、与えられた選択肢を疑うための一冊。 - 目次 - はじめに1 「どっちですか」?の危うさ2 「言葉にできない」3 要約という行為4 「2+3=○」「○+○=5」5 勝手に理解しないで6 理解が混雑する7 「一気にわかる! 」必要性8 人心を1分で話すな9 なぜそこで笑ったのか10 なぜ笑うのか、なぜ笑えないのか11 全てを人に届ける12 説明不足13 「コード」にすがる14 ノイズを増やす15 4回泣けます16 コーヒーを吹くかもしれない17 深いって何だろう18 見せかけの優位19 偶然は自分のもの20 わざと雑にする21 そんなこと言ってないのに22 自分に迷わない人たち23 みんなで考えすぎ24 人はいつもぐちゃぐちゃ
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地域が主役の自治体災害対策 参加・協働・連携の減災マネジメント|阪本 真由美
¥2,750
学芸出版社 2026年 ソフトカバー 244ページ 四六判 縦188mm 横127mm 厚さ20mm - 内容紹介 - 想定外の災害を地域主体のボトムアップ型で乗り越えるには「連携」と「協働」、組織をつなぐ「コミュニケーション」が不可欠だ。自治体の業務マネジメント、応急対策、避難所運営を、阪神・淡路、熊本、能登半島の地震、西日本豪雨の経験から語る。今後、起こりうる南海トラフ地震を乗り越えるために求められることは何か。 - 目次 - はじめに 第1章 市町村の災害対策を機能させる 1. 日本の災害対策システムの特徴と課題 2. 災害対策システムができるまでの動き 3. 災害が起きた時の対応体制 4. 確立されていない災害対策本部の設置基準 5. 災害対策本部の設置から運営まで 6. 想定外の災害に備えるための組織マネジメント 7. 災害マネジメント人材を育成する 第2章 被災市町村の災害時業務マネジメント 1. 熊本地震(2016年)にみる益城町の対応 2. 住民の目線で考える業務継続計画 3. 阪神・淡路大震災(1995年)で被災した芦屋市の窓口業務再開 4. 東日本大震災(2011年)で被災した釜石市の窓口業務再開 5. 窓口業務再開の手順と工夫 6. ワンストップ窓口の設置と被災者支援の質の向上 7. 災害時の行政サービスの継続 第3章 大規模広域災害を乗り切る自治体間連携―2011年東日本大震災 1. 重要な役割を担う自治体間の応援協力 2. 宮城県にみる県域の受援情報把握の課題 3. 自治体の自主的な連携による支援 4. 被災地支援のためのロジスティクス 5. 大規模広域災害時の受援体制構築に向けて 第4章 避難所運営―災害関連死を防ぐ 1. 災害時の避難所運営をめぐる課題 2. 避難者数と避難理由を把握する 3. 避難所生活における災害関連死 4. 「動かない」と「動けない」 5. 避難所の衛生環境をめぐる課題 6. 優先されるべきなのは「公平性」よりも「必要性」 7. 多様な人との協働による避難所運営 第5章 避難情報と住民の避難行動 1. 市町村が発令する避難情報 2. どのタイミングでどの避難情報を出すのか 3. 西日本豪雨(2018年)における住民の避難行動 4. 避難スイッチをオンにするための取り組み 5. 避難情報を住民の身近な情報とするために 第6章 地域住民と自治体によるコミュニケーション型防災 1. 誰が主役となり防災を進めるのか 2. 災害時の地域コミュニティの役割 3. 地区防災計画により地域コミュニティを活性化する 4. 住民参加型の防災と市町村の役割 5. 共助により地域の災害対応力を高める おわりに - 著者プロフィール - 阪本 真由美 (サカモト マユミ) (著) 兵庫県立大学減災復興政策研究科教授。専門は、減災コミュニケーション、防災教育、地域防災。災害による被害を軽減するとともに、地区防災計画・個別避難計画等を通した災害に強い地域づくりに取り組んでいる。国際協力機構(JICA)で開発途上国への国際協力に携わった後に、京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。人と防災未来センター、名古屋大学減災連携研究センターを経て現職。国土強靭化推進会議委員、兵庫県防災会議委員、内閣府個別避難計画作成モデル事業アドバイザリーボード委員など。令和6年防災功労者防災担当大臣表彰受賞。
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だめ連の働かないでレボリューション!|神長 恒一,ペペ 長谷川
¥990
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 336ページ 文庫判 - 内容紹介 - 30年間、あまり働かずあまり消費しない生き方をしてきた「だめ連」の、仕事(しのぎ)と、遊びと、諸活動の実践法。福祉系や学童保育の仕事。驚きのしのぎ方や、衣食住。自然遊びや人との交流、路上アクション、DIYフェス等。労働問題の闘い方も。楽しく生きるための必読書!『だめ連の「働かないで生きるには?!」』を元に再編集。 解説 雨宮処凛、高祖岩三郎 帯推薦文 栗原康 カバーデザイン 岩瀬聡 【だめ連(だめれん)】 1992年、会社を10カ月で辞め無職だった神長恒一(1967~)と、大学に留年中だったペペ長谷川(1966~2023)が結成。労働と消費中心でない自由な生を実践。著書に、『だめ!』(だめ連編、河出書房新社、1999年)、『だめ連宣言!』(だめ連編、作品社、1999年)、『だめ連の「働かないで生きるには?!」』(神長恒一、ペペ長谷川、筑摩書房、2000年)、『だめ連の資本主義よりたのしく生きる』(現代書館、2024年)など。 - 目次 - 文庫版まえがき 第1章 しのぎ方、あれこれ! 第2章 住むとこ、どうする? さまざまな住み方! 第3章 カネがなくても楽しめる! 衣食、遊び 第4章 だめ連とは何か? 第5章 平日昼間無職者の悩み 第6章 自己実現よりアクティビズム! 第7章 閉じた家族よりも交流オルタナライフ~! 第8章 職場やバイト先で、どう闘う!? 第9章 だめ連の、ここが問題だっ 第10章 アナーキーに熱くレボリューション! ニヒっていてもつまらない 【諸活動コラム】 [しのぎ方あれこれ]はるちゃん、[畑]根岸恵子、[テント暮らし]さっちゃん、[キャンプ]山ん猫又、[DIY DJパーティー]Makossa、[祭り]くまたろう、[気候変動]究極Q太郎、[交流]マリオ、[歌]森人、[イベント]イカ、[オルタナスペース]藤原はづき、[路上アクション]浅羽道介、[ミニコミ]鶴峰まや子、[オルタライフ]太田やくーと、[DIY]池田喬 【座談会】経済中心とは違う人生の面白さ イカ、加納穂子、加納土、究極Q太郎、神長恒一 【インタビュー】バイト労働者のあしたはどっちだ?! 連帯労組・相蘇道彦、石橋新一 だめ連かんたん活動紹介 単行本あとがき 神長恒一 ペペ長谷川 文庫版あとがき 神長恒一 解説 高祖岩三郎、雨宮処凛 帯推薦文 栗原康 - 著者プロフィール - 神長 恒一 (カミナガ コウイチ) (著) :1967年東京生まれ。無職、フリーター生活30年。だめ連。そのほかいろいろ活動。あんまり働かず、寝るのと遊ぶのが好き。週末は、オルタナティブなイベントに行って交流しがち。 ペペ 長谷川 (ペペ ハセガワ) (著) 1966年埼玉生まれ。バイト暮らし30年。だめ連。バンド「ロバートDEピーコ」ボーカルなどいろいろ。オルタナティブ・スペース「あかね」「なんとかBAR」の 日替わりスタッフを長年続けた。 交流しまくりの人生。2023年2月、死去。
