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かいてまなべる冒険ガイド やま!|ピョートル・カルスキ(著), 渋谷友香(訳)
¥3,685
文響社 2026年 ソフトカバー 216ページ A4変型判 縦288mm 横205mm 厚さ19mm - 内容紹介 - おえかき・工作・ゲーム・実験で 知的好奇心がぐんぐん育つ! きみだけの山でずーーーーっと遊べる、 新感覚・知育アクティビティ絵本★ この本は、きみを冒険家にする1冊だ。 登山、山のくらし、いきものたちの知識がたっぷりつまってる。 さあ、ページをめくってきみだけの山をのぼろう。 おえかき・工作・実験ができる105個のワークと 家族や友達と遊べる7つのゲームに挑戦して、 世界にただひとつの「冒険の書」を完成させよう。 - 著者プロフィール - ピョートル・カルスキ (ピョートル カルスキ) (著) ポーランド・ワルシャワ在住の絵本作家、イラストレーター、デザイナー。自由時間はいつもバックパックを背負い、自然のなかですごす。代表作『W MORZE!』は7か国で翻訳され、2017年にポーランド書籍出版協会児童・青少年文学部門「最も美しい本」、2020年には児童青少年文学協会絵本部門でドイツ文学賞2020にノミネートされた。 渋谷友香 (シブヤトモカ) (訳) 東京外国語大学ロシア・東欧課程でポーランド語を専攻。ポーランドのクラクフに1年間留学。卒業後、自動車部品メーカーや輸入商社の勤務、6年間のドイツ在住を経て2020年から翻訳者として映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕・吹替え翻訳を手がける。
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かいてまなべる冒険ガイド うみ!|ピョートル・カルスキ(作・絵), 渋谷友香(訳)
¥3,685
文響社 2024年 ソフトカバー 218ページ A4変型判 縦205mm 横290mm 厚さ19mm - 内容紹介 - おえかき・工作・ゲーム・実験で 知的好奇心がぐんぐん育つ! きみだけの海でずーーーーっと遊べる、 新感覚・知育アクティビティ絵本★ この本は、きみを冒険家にする1冊だ。 船や海、生き物たちの知識がたっぷりつまってる。 さあ、ページをめくって大海原にとびこもう。 おえかき・工作・実験ができる106のワークと 家族や友達と遊べる13のゲームに挑戦して、 世界にただひとつの「冒険の書」を完成させよう。 なぜ海は青いの? 雲には名前があるの? サメの歯は何本? クジラは死ぬとどうなるの? 海の生き物たちのひみつ、船と船乗りにまつわる歴史、世界の海の地理、水圧や浮力、塩水と真水の違い……。 海上の空、雲、風、砂浜から海底1万メートルの深海まで、幅広く学べるアクティビティが盛りだくさん! いかだ作り、⽔陸両⽤⾞の設計、ちんぼつ船を探検、海賊の宝さがしなど、ワクワクする冒険も叶います。 遠出することなく、日焼けすることもなく、本の中で海水浴が、ネイチャー体験ができちゃう参加型絵本! 海・探検・冒険が大好きなお子様、自然を愛する大人の方へのプレゼントブックにも最適です。 - 著者プロフィール - ピョートル・カルスキ (ピョートル カルスキ) (作・絵) ポーランド・ワルシャワ在住の絵本作家、イラストレーター、デザイナー。自由時間はいつもバックパックを背負い、自然のなかですごす。本書"W MORZE!"は7か国で翻訳され、2017年にポーランド書籍出版協会児童・青少年文学部門「最も美しい本」、2020年には児童青少年文学協会絵本部門でドイツ文学賞2020にノミネートされた。 渋谷友香 (シブヤトモカ) (訳) 東京外国語大学ロシア・東欧課程でポーランド語を専攻。ポーランドのクラクフに1年間留学。卒業後、自動車部品メーカーや輸入商社の勤務、6年間のドイツ在住を経て2020年から翻訳者として映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕・吹替え翻訳を手がける。書籍の翻訳は本書がデビュー作となる。
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二重に差別される女たち ないことにされているブラック・ウーマンのフェミニズム|ミッキ・ケンドール(著), 川村まゆみ(訳), 治部れんげ(解説)
¥3,080
DU BOOKS 2026年 ソフトカバー 336ページ 四六判 - 内容紹介 - あなたの「フェミニズム」は大丈夫? 主流の白人フェミニストが提唱する「シスターフッド」に対して、 BLMの時代、「ブラック・フェミニズム」からの切なる訴えとは━━? 白人女性=自分に置き換えると見えてくる、シスターフッドのあるべき姿―― ●米「タイム」誌 2020年読むべき本100に選出 ●ワシントンポスト 2020年注目すべきノンフィクションブックに選出 ●英BBC 2020年ベスト・ブック100に選出 ●NYタイムズ ベストセラーリスト10週間ランクイン 「教育を受け、安定した職業に就く日本のフェミニストが本書を手に取って読むと居心地の悪さを感じる記述が少なくないだろう。ただし、目を逸らさずに『白人女性』 『主流派のフェミニスト』への批判を自分に置き換えながら読み進めてほしい。」 ━━治部れんげ(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授) 主な内容 ・連帯はいまだに白人女性のためのもの ホワイト・フェミニズムの罪――中・上流階級の白人 女性以外を排除するフェミニズムとは ・銃による暴力 セイ・ハー・ネーム――銃に命を奪われた黒人女性たちにも名前はあった ・#FASTTAILEDGIRLSと自由 レイプ・カルチャーへの抵抗――被害者非難より加害者にならない教育を ・降り注ぐ家父長制 コミュニティーに内在する家父長制の害――白人カルチャーを模倣した根深い性差別 との闘い ・〇〇にしては、かわいい コミュニティーの内外に存在するカラリズムとテクスチュアリズム―― 白人至上主義の美学 ・恐怖とフェミニズム ホワイト・フェミニズムよ、白人至上主義の家父長制から抜け出し、異人種への恐怖を 手放して、全女性のために立ち上がれ ・人種と貧困と政治 投票権は民主主義の柱である 万人のために確約せよ ・教育 教師によるいじめ、学校から刑務所へのパイプライン、常駐警官への依存を断ち切る ・アライ、怒り、共犯者 ホワイト・フェミニズムはプラットフォームと人的・物的資源を差し出して、真の支援を 「ミッキ・ケンダルはフェミニストたち――特に白人フェミニスト――に書状を突きつけた。ムーブメントの担い手である我々が記憶にとどめるべき人種差別の歴史と、インターセクショナルな視点及び人種差別反対主義に焦点を当て、前進する必要性を訴えている ――ダイアナ・アンダーソン、『Problematic』著者 「『フッド・フェミニズム』〔原題〕はフェミニスト必読の1冊だ。メインストリームのフェミニスト・ムーブメントの欠陥を問いただし、黒人女性たちについて知るべき知識を提供している。ケンダルはアイデンティティーの多くの交差点に巧みにスポットライトを当て、怒りの美しさとパワーを示している」 ――エリカ・L・サンチェス、『I Am Not Your Perfect Mexican Daughter』著者 「ミッキ・ケンダルの本は、こんにちのフェミニストたちにアクションを起こせと呼び掛けている。わたしは本書で動かしがたい事実と説得力に富む議論を学び、極めて重要な闘いに挑む準備ができた。『フッド・フェミニズム』〔原題〕は万人が読むべき1冊だ」 ――ガブリエル・ユニオン、『We’re Going to Need More Wine』著者 「経済について語る前に、誰もが1年間サービス産業に従事すべきだ。それと同じく、白人のレディは、フェミニズムを語る前に全員この本を読むべきだ。本書に書かれた言葉は真実である」 ――リンダ・ティラド、『Hand to Mouth』著者 - 著者プロフィール - ミッキ・ケンドール (ミッキケンドール) (著) ライター、講演家、ブロガー。彼女の論説は米「『ワシントン・ポスト』」「『ボストン・グローブ』」や英「『ガーディアン』」各紙、米「『タイム』」「『Salon』」「『Ebony』」「『Essence』」各誌をはじめ、さまざまなメディアに掲載されている。米NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の「『Tell Me More』」、衛星テレビ局アルジャジーラの「『The Listening Post』」、英BBCの「『Woman’s Hour』」にも出演し、人種、フェミニズム、シカゴで発生する暴力、科学技術、ポップ・カルチャー、ソーシャル・メディアについて自論を展開。全米各地の大学でも講演を行なっている。SF・ファンタジー作品が対象のローカス賞候補となったアンソロジー『Hidden Youth(隠された青春)』を共同編集。ヒューゴー賞編集者部門候補の「『Fireside Magazine』」の一員でもある。軍を退役したあと、家族とともにシカゴ在住。
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部落フェミニズム|熊本理抄(編著), 藤岡美恵子, 宮前千雅子, 福岡ともみ, 石地かおる, のぴこ, 瀬戸徐映里奈, 坂東希, 川﨑那恵
¥2,640
エトセトラブックス 2026年 ソフトカバー 288ページ 四六変形判 縦188mm 横131mm 厚さ17mm - 内容紹介 - ないものとされてきた存在を可視化する、 部落女性9人による実践と思想。 婦人水平社100年の姉妹たちの歴史、レイシズムとしての部落差別、識字文集、聞き取り、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、反差別運動、むらの「食」の記憶、地域・コミュニティ…… 被差別部落をルーツに持つ女性たちが、それぞれの研究や活動現場から「部落」を語り直す、これまでになかったフェミニズムの書。 - 目次 - 編者まえがき 第1章 部落女性の「不可視化」とフェミニズム──レイシズムとしての無関心 /藤岡美恵子 第2章 祖母、母、わたしと婦人水平社の姉妹たち/宮前千雅子 第3章 私から、われわれ、そして私へとつながる物語/福岡ともみ 第4章 私が生きのびるための思想・生活・運動/石地かおる(聞き手:のぴこ+川﨑那恵) 第5章 私たちはここにいる/のぴこ 第6章 「食」の記憶に浮かびあがる部落女性たち──ある皮なめしのムラの聞き取りから/瀬戸徐映里奈 第7章 地域・コミュニティにとって「当事者」とは誰か?/坂東希 第8章 私たちが部落を語るために──部落に生きる者たちの系譜/川﨑那恵 第9章 不可視化への歴史的抵抗、主体と権利の奪還/熊本理抄 あとがきにかえた謝辞 - 前書きなど - 編者まえがき 熊本理抄 全国水平社創立から100年となる2022年、部落問題としては異例なほどの賑わいがメディアで見られた。翌年の2023年、波が引いたように静まりかえる。部落にルーツがあることを大切にしながらそれぞれの自己表現で生きる人びと、部落差別を不安に思いながら息をひそめて生きる人びとが、身近に、あるいは現実社会に、いないものにされる日常に戻った。地域レベルでは、婦人水平社100年に関連する取り組みが部落女性の主催で開かれはしている。しかしながら、研究や運動が不在としてきた部落女性を、さらになきものにしようとする100年後の現実世界を生きる目撃者になってしまった。 おりしも「インターセクショナリティ」が人口に膾炙(かいしゃ)していたときである。100年前から部落女性たちが訴えてきた「二重、三重の差別と圧迫」を閑却(かんきゃく)する社会的処遇がいっそう際立ち、ぞっとした。部落解放運動からの歴史抹消と、フェミニズムからの歴史抹消が交差する瞬間に立ち会うことになる。概念としての「インターセクショナリティ」には関心をもつ。しかし、「二重、三重の差別と圧迫」なる表現でみずからの位置と経験を打ち出す部落女性のユニークな視点と実践が、社会をどのように捉え、実際に変えてきたのか、その歴史と思想への関心は示されない。このままではいけない。1920年代に、社会からいないものにされていた部落女性の存在を、一世紀後に生きる私までもが不可視化すれば、二重三重の不可視化に加担することになる。 歴史をさらに繰り返さないため、2023年の夏、エトセトラブックスの松尾亜紀子さんに連絡した。部落女性のフェミニズム思想をテーマに本を出したい。「フェミニズムの本を届ける出版社」であるエトセトラブックスから出したい。フェミニストに届けたい。それが本書の始まりとなる。 エトセトラブックスのホームページには次のように記されている。 まだ伝えられていない女性の声、フェミニストの声を届ける出版社です。 これまでエトセトラ(その他)とされてきた女性の声は無限にあり、フェミニズムの形も個人の数だけ無限にあります。 そんな〈エトセトラ〉を届けるフェミニストプレスです。 伝えても届けても聞かれない声、聞こうともされない声、フェミニズムとは見なされない声、声を聞く機会がもっと開かれているはずの後人から等閑(とうかん)に付される声、女性解放運動のなかで「その他」とされる声、部落解放運動のなかで「その他」とされる声、歴史の「その他」としてさえ記録されない声、無限にありつつも、中心と「その他」の関係は揺るがないと見なされる声。 部落女性の被る抑圧、かれらが担ってきた生活と運動、それらから生まれる思想を本にしたい。書き手自身も部落女性で、自身の経験を絡めながら書く本をつくりたい。そんな私の声を拾った松尾さんからの返事は早かった。「ぜひ刊行したい」。 秋になって松尾さんとの打ち合わせを数回重ねながら、執筆依頼を始めた。部落への帰属意識の程度、部落コミュニティや部落解放運動とのつながりの形態は多様であるが、「部落女性」との自己認識をもっていることを執筆者の共通点とした。本書が呼び水となり、二作目、三作目が出てくれば、この自己認識も問われるだろう。100年後を生きる部落女性たちから批判される本であってほしい。 本書タイトルである「部落フェミニズム」の名付けをめぐり、執筆者から懸念と躊躇が出される。部落に対するヘイトと女性に対するミソジニーが吹き荒れるなか、実名で書くものがもたらす波及効果を想像できないこと、自身の立ち位置をフェミニストとして、その思想をフェミニズムとして定義するのはためらいがあること。明確な答えのないまま、これら疑念と問いを反芻しつつ、発刊に向けて動き出す。全国水平社創立記念日の3月3日、国際女性デーの3月8日、国際人種差別撤廃デーの3月21日、これら歴史的起点を踏まえて、出版目標を2025年3月に設定した。 2023年12月、執筆者がはじめて顔合わせをした。「自己」がいかに多様な属性で成立しているか。歴史と社会構造に「自己」がいかなる影響を受けながら存在しているか。さまざまな社 会課題と社会運動に接点をつくる「自己」はどのような影響を社会構造に与えつつ生きているか。 濃密な自己紹介からすでに本書は始まっていた。 2024年2月、各執筆者の原稿構想をもとに2日間の話し合いをもった。次回には原稿草案をもち寄っての合宿をしたいと提案したときだった。健常者のなかに障害者が一人という構図が常態化しているやりきれなさを、石地かおるさんが言葉にした。健常者を前提とする食事や休憩の時間規範では参加が阻まれること。全身性の障害がある石地さんの身体が見えないまま、石地さんが介助者をどう動かしているかが見えないまま、オンラインで石地さんという人間について述べていくのは限界があること。何か月も前から介助者を手配しなければいけないこと。合宿に到達するまでにいろいろな用意が必要なこと。不可視化されてきた存在を可視化しようとする場が、不可視化を生む。2024年7月の原稿草案読み合わせは、石地さんが活動する自立生活センターリングリングの体験室を借りて、2日間を共に過ごし行なった。 同時代、次代を生きる部落女性に向けて発信したい。発刊までの過程を重視し、執筆者が共同でつくりあげていくものにしたい。部落女性の思想と実践に、執筆者各人の思考と経験を交差させながら、今私たちが考える部落フェミニズムを浮き彫りにしたい。そこで生まれる矛盾と葛藤もそのまま言語化したい。執筆依頼の際にそう伝えた。概念を用いずに、インターセクショナリティを実証することも重視した。書き手の存在、経験、思想がインターセクショナルでないはずがない。インターセクショナルでないフェミニズムもない。 1999年、反差別国際運動(IMADR)が、「マイノリティ女性に対する複合差別研究会」を立ち上げる。「単数の差別などあるのか」「単一要素に還元できる差別があるのか」と核心を突くような質問を幾度か受けた。差別は単独の形態で成立しないこと、一人の人間に一つの形態の差別が影響を与えるなどないことを了解した質問だった。差別を受ける者は感覚的に知っている。 部落だけで生きている人はいない。女性だけで生きている人はいない。自分の立ち位置や困難を、一つの差別で説明するなどできはしない。女性差別、部落差別といった具合に、差別を切り離せると思っている人たちに、女性差別、部落差別と言えば、自分の経験を説明するに事足りると思っている人たちに、女性差別撤廃、部落差別撤廃を訴えれば、自由への道を切り拓けると思っている人たちに、「あなたの言う女性差別は私の体験を言いあらわせない」「あなたの言う部落差別に私の体験は含まれていない」と異議申し立てをする必要があった。 自分たちの立ち位置と困難を切り分けることなく、またそれらを説明する言葉がないときに、部落女性のつかんだものが「複合差別」だった。複合的な抑圧を生み出すマジョリティ社会を照らす抵抗概念だった。しかしいつのまにか、マイノリティ内部の問題、マイノリティ相互の問題を「発見」したかのように記述し、その「問題」を名付ける言葉へと簒奪(さんだつ)されていった。マジョリティ社会がマイノリティ女性の立ち位置と困難を切り分けてまなざし、説明するための概念、分析する手法になってしまった。複合的な抑圧を被る者が、複合的な圧力を加える側を照射するために磨いてきたのが「複合差別」だったのに。 部落フェミニズムを名乗ることによって、無冠のフェミニズムに付録をつくろうとしているのではない。部落フェミニズムは、本書執筆者たちの創造物でも独占物でもない。部落女性が生きたすべての時代に、差別と抑圧のなかを生きたすべての部落女性が、部落フェミニズムを生きてきた。圧倒的な不可視化と沈黙の強制が働き、私たちがその思想を生き、その思想に生かされることを奪おうとしている。 本書は、今を生きる部落女性が、部落フェミニズムを掘り起こし、書き手の身体を通過させた言葉をもって、未来を生きる者たちに、その思想を手渡す営みである。歴史資料、聞き書き、識字文集、インタビュー、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、ピア・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、フェミニズム、反差別運動、食生活と産業、まちづくり運動をつうじて、私たちが先人に出会ってきたように、本書をつうじて、同時代、そして未来を生きる人たちに出会うことを願いながら。 - 著者プロフィール - 熊本理抄 (クマモト リサ) (編著) 近畿大学人権問題研究所教員。人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティが絡み合ってもたらす抑圧、その抑圧からの自由と解放を求める社会運動に関心がある。研究と運動の主たる現場は、日本、インド、米国、国連。主著に『被差別部落女性の主体性形成に関する研究』(2020年、解放出版社)がある。現在取り組んでいる活動と研究はもりだくさんで、隣保館を中心に行なわれる相談支援、学校における人権教育とジェンダー教育、主体性と関連するマイノリティ女性の学習と労働、同和対策事業等マイノリティを対象とした社会政策など。なかでもとくに聞き取りが大好き。生きてきた軌跡から社会構造に向き合いつづけたい。そしてものづくりが大好き。つぎの人生では職人になりたい。 藤岡美恵子 (フジオカ ミエコ) (著) 法政大学大学院非常勤講師(「国際人権論」を担当)。1980年代末から2000年代半ばまで国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)で専従職員やプロジェクトコーディネーター。その後特定の団体には所属せずNGOと政府の関係、レイシズム、植民地主義の問題にとりくむ。主な論文に「Condemning J. Mark Ramseyer’s Paper “On the Invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan”」(共著、The Asia-Pacific Journal Japan Focus, Volume 19, Issue 9, Number 8, 2021)。共著書に『終わりなき戦争に抗う』(新評論)など。植民地主義にもレイシズムにも正面から向き合って来なかった日本社会で〈反‐反差別〉が勢いを増す中、日本のレイシズムを解明する作業に微力ながら加わりたいと考えている。織物、刺繡が大好きな「布フェチ」。 宮前千雅子 (ミヤマエ チカコ) (著) 大学の非正規研究員と非常勤講師をしています。被差別部落に暮らしたことのない部落出身者。部落の外に、部落問題を含めた人権課題を語りあえるネットワークづくりをしたいと思い、活動してきました。ハンセン病問題やジェンダーの課題、性被害をなくすことにもかかわっています。興味があるのは、マイノリティの近代史。これまで歴史のなかに埋もれ、注目されてこなかったものをあきらかにしたい、そして差別を生み出し再生産する社会のしくみをあぶり出したいと思います。とりわけ最近は、部落女性の歴史をまとめるため奮闘中。100年前の女性たちと対話する日々です。中学生のときから阪神タイガースの大ファン。 福岡ともみ (フクオカ トモミ) (著) 1956年生まれ。人は人をなぜ差別するのだろうかという疑問を持ち生きてきた。1995年、沖縄少女レイプ事件に衝撃をうけ、親友と性暴力被害者やDV被害者のサポートを始める。1999年、DV被害者が加害者となった裁判に関わり、支援とは何かを考える原点となる。2013年、性暴力被害者支援センター・神戸の設立に参画。現NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご理事、ウィメンズカウンセリング京都スタッフ/認定フェミニストカウンセリング・アドヴォケイター。共著『笑顔を取り戻した女たち マイノリティー女性たちのDV被害――在日外国人・部落・障害』(パド・ウィメンズ・オフィス、2007年)、『フェミニストカウンセリングの実践』(世界思想社、2010年)など。趣味は、いつのまにかインドア派。自他ともに認めるテレビっ子。 石地かおる (イシジ カオル) (著) 自立生活センターリングリング障害者スタッフ。24時間介助で地域での自立生活を実践中(私の介助者になりませんか?)。全国自立生活センター協議会ピア・カウンセリング委員会副委員長時代に全国の障害者にエンパワメントを伝える。40代半ばで女性であること、被差別部落にルーツがあることを自覚し、さらなるエンパワメントにチャレンジしている。 【大事に思っていること】優生思想撤廃、人権、差別をなくす取り組み、人とのつながり。 【好きなこと】食べること、料理、スーパー巡り、音楽、推し活、旅、パズルゲーム。 のぴこ (ノピコ) (著) 1983年生まれ。会社員、非婚出産、フェミ登山部。大阪市内の部落で、同和保育、解放子ども会に通い、小学生までを過ごす。制度から周縁化されたこと(すなわち“一般並み”から外れたこと)へ関心を向けてきた最近は、ジェントリフィケーションが進む釜ヶ崎の近くで小さなコミュニティスペースを友人たちと運営している。いつも心に反戦・反天皇制・反家父長制。自律・相互扶助・フェアネスが可能なあり方を模索中。 【好きな場所】本屋、飛行機、クロスバイク、おいしいコーヒーがあるところ、日常の営みが綴られたインターネット、フェミニストと登る山、Three chords and the truthを聞くことが出来るライブ。 瀬戸徐映里奈 (セト ソ エリナ) (著) 1986年関西生まれ。近畿大学人権問題研究所教員。父母の姓を並べて、名乗り始めて16年。名前は、朝鮮読みして「よんりな」と呼ばれることも。研究テーマは、いきものがたべものになり、胃袋に入るまでに生まれる様々な関係をマイノリティの食卓から考えること。特に在日ベトナム人にとっての食と農に注目し、そこから浮かぶ葛藤やつながりの創出、立場による権利の差を考察してきました。自分も耕す土を確保し、種を蒔き、食材を育てたい!と思い、近所によい耕作地を探し中(といいながら、数年経過)。移民・難民問題、在日朝鮮人運動と部落解放運動に関わりつつ、試行錯誤の毎日。 坂東希 (バンドウ ノゾミ) (著) 大阪公立大学教員。関心は、非行・犯罪臨床、トラウマからの回復、修復的司法、コミュニティづくりなど。非行や犯罪行動を有する少年・成人を対象とした教育プログラムの実践と研究に携わる。共著に『アディクションと加害者臨床』、『治療共同体実践ガイド』(いずれも金剛出版)など。和歌山市内の部落に生まれ、高校卒業までを過ごす。反差別国際運動(IMADR)で勤務した後、大阪大学大学院で非行・犯罪領域の心理臨床を学ぶ。同時期に出会った大阪府箕面市の北芝(本文参照)で胃袋をつかまれ、2011年からNPO法人暮らしづくりネットワーク北芝で6年ほど働く。瓶ビール、錆びた鉄、古い木箱、破れやほつれ、穴の空いた布に引き寄せられます。 川﨑那恵 (カワサキ トモエ) (著) 1983年大阪生まれ、京都で娘と2人暮らし。大学の事務職員。シェアキッチン&スペース「スウィングキッチンYour」運営メンバー。部落出身の両親のもとに生まれ、幼い頃父の故郷の部落で暮らす。大阪市立大学入学後、部落問題を学び始める。各地の部落やその他の社会問題(新潟水俣病など)の現場を訪問し、人と出会い腹を割って語り合う飲み会を重ね、標語「寝た子を起こして、仲良くごはん」を思いつく。2024年、同標語を題名にしたエッセイの連載を雑誌『エトセトラ』で開始。これから探究したいテーマは近代日本における部落差別と優生思想、家父長制イデオロギーの形成過程と関連性。暇を見つけては映画館での映画鑑賞・好きなミュージシャンのライブ鑑賞・友人たちとごはん会。
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コクトーの食卓|レーモン・オリヴェ(著)ジャン・コクトー(画、イラスト)辻 邦生(翻訳)
¥1,100
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 272ページ 文庫判 - 内容紹介 - パリ最古級にして最高峰のレストラン、ル・グラン・ヴェフールを率いた名シェフの著者が、"天才のひらめき"で通じ合った友人ジャン・コクトーのために作った料理のレシピ集。スープから前菜、メイン、野菜料理、デザート、カクテルまで、選りすぐりの一皿について、大らかかつ潤いに富んだ説き方で〈おいしさ〉を作る調理法の詳細を記述する。 解説:稲田俊輔 カバーデザイン 水戸部功 - 目次 - ある不遇な芸術の舞台裏 ジャン・コクトー 食卓のコクトー エマニュエル・ベルル 【スープ】 コンソメ/つばめの巣/ヴィシソワーズ/ゲノレ/牡蠣のスープ 【前菜】 牡蠣のカクテル/生野菜のサラダ/アボカド/タコス/アボカドのサラダ詰め 【卵料理】 目玉焼き/ 卵のゼリー寄せ 【魚貝料理】 オマールの網焼き オルフェ風/舌びらめの冷製/舌びらめのフライ ブール・ドゥ・ノワゼット添え/テュルボのスフレ 包み焼き/モナコのピエール大公風ひめじ/魚のパテ ちどりの卵入り/コレット風クリビアック/帆立貝 【肉料理】 ピカタのパプリカ風味/鴨の冷製 双頭の鷲風/ハムのスフレ ポトマック風/ベアティーユの串焼き/ほろほろ鳥の雛 ジャン・コクトー風/山しぎのマスプローネ風/山しぎのロースト テレーズ叔母風/ジャン・コクトー風ガランティーヌ/じゅずかけ鳩のフランベ/ひなしゃこのはしばみ風味/新鮮なフォア・グラの葡萄風味/牝鹿のトゥルヌド 栗のピュレ添え/フィレ肉の網焼き サント・ソスピール風/若鶏のソテー ヴィルフランシュの教会風/仔羊の背肉 パレ─ロワイヤルの即興劇風/仔牛のフィレ肉 フェルナン・ポワン風/仔羊のチョップ ミリ─ラ─フォレ風 【野菜料理】 セープのレモンかけ/アーティチョークのモンタンシエ風/じゃがいものマドレーヌ風 四季のサラダ/葉レタスのウルトビーズ風/酢/四盗賊の酢/薔薇酢/花あれこれ 【デザート】 アイスクリームの菫添え/椰子の実 異郷の花添え/苺のジャン・コクトー風/葡萄園の桃 赤ワイン漬け/木苺のコロール/円卓のスフレ/くるみのフォンダン/アル・ブラウンの勝利者杯/マカロンのダルジュロ風 カクテル 日々の味 料理の味―あとがきにかえて― 辻邦生 邦訳『コクトーの食卓』に寄せて 井上究一郎 文庫版解説 稲田俊輔 - 著者プロフィール - レーモン・オリヴェ (オリヴェ レーモン) (著) 1909-90 フランス料理界を代表する名シェフ。パリの老舗レストラン、ル・グラン・ヴェフールを率い、素材の持ち味を生かす料理で評価され、著名な政財界の重鎮や、知識人、芸術家が顧客として名を連ねた。また家庭料理の普及にも大きく貢献した。 ジャン・コクトー (コクトー ジャン) (画、イラスト) 1889-1963 フランスの詩人・小説家・劇作家・映画監督。前衛芸術の中心人物として活躍し、『恐るべき子供たち』『美女と野獣』など多彩な作品を残した。絵画や批評にも才能を示し、シュルレアリスムとも交流しながら独自の幻想世界を築いた。 辻 邦生 (ツジ クニオ) (翻訳) 1925-99 小説家・フランス文学者。西洋美術や古典文化に深く通じ、『背教者ユリアヌス』『安土往還記』など歴史と思想を融合した文学世界を確立した。明晰な文体と精神性の高い評論でも知られる。
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男と女とチェーンソー 現代ホラー映画におけるジェンダー|キャロル・J・クローヴァー(著), 小島朋美(訳)
¥3,300
晶文社 2026年 ソフトカバー 496ページ 四六判 - 内容紹介 - なぜ女は逃げ、叫び、そして生き残るのか? なぜ男は女を追い、殺し、そして見つめるのか? 『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『13日の金曜日』など、ホラー映画史を代表する作品群を通して、現代社会における性と権力の神話と構造を照らし出す。ホラー研究、フェミニズム批評、さらにはファン文化にも大きな影響を与えた記念碑的著作。 「本書の目的は、ホラー映画の観客そのものについての研究ではないし、ホラー映画というジャンルそのものについての考察でもない。本書が探求するのは、「観客の多数派」(若い男性)と、特定のホラー映画において際立つ女性のヴィクティム゠ヒーローとの関係である。この組み合わせは、映画観賞という行為そのものについて、そして表象のポリティクス、転移のポリティクス、さらには批評と理論のポリティクスに関しても、多くの示唆を与えてくれるものだと私は考えている」(本書より) カバー・本文イラスト:學 ブックデザイン:小川純(オガワデザイン) - 目次 - プリンストン・クラシックス版への序文 謝辞 序論──キャリーと男の子たち 第一章──彼女の身体、彼自身 第二章──開く 第三章──仕返し 第四章──ホラーの目 原著あとがき 訳者あとがき 付録 ホラー映画年輪型図解 作品一覧 参考文献 索引 - 著者プロフィール - キャロル・J・クローヴァー (キャロルジェイクローバー) (著) カリフォルニア大学バークレー校名誉教授。中世北欧文学と映画史・映画理論を専門とし、とりわけホラー映画におけるジェンダー表象の研究で知られる。本書で提起された〈ファイナル・ガール〉概念は、ホラー研究/フェミニズム批評のみならずファン文化にも大きな影響を与えた。2018年には初期アイスランド文化研究への貢献によりアイスランド共和国からファルコン勲章ナイト十字章を、2020年にはホラー研究への長年の貢献に対してブラム・ストーカー賞生涯功労賞を授与されている。 小島朋美 (コジマトモミ) (訳) 翻訳者、編集者。早稲田大学法学部卒。映画パンフレット文化の紹介と保存を目的とした自主団体「映画パンフは宇宙だ!」でZINE制作や企画を手がけるかたわら、海外ホラー映画の宣伝やインタビュー翻訳、パンフレット編集などにも携わる。本書の翻訳には、ホラー映画に人生を救われてきた者としての敬意と偏愛を込めて取り組んだ。
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中世モンスターのはなし 装飾写本でたどる|ダミアン・ケンプ (著), マリア・L.ギルバート (著), 堀口容子 (翻訳)
¥2,640
美術出版社 2026年 ハードカバー 100ページ 19.7 x 15.8 x 1.4 cm - 内容紹介 - 中世に制作された装飾写本の挿絵やページの片隅には、たくさんの奇妙なモンスターたちが描かれました。時祷書や旅行記、騎士物語に生き生きとした姿で登場する彼らは、現代の私たちが見ても新鮮な驚きに満ちています。本書は、中世ヨーロッパの装飾写本に描かれた、個性的なモンスターたちの絵とともに、中世に信じられていた想像上のいきものや、聖書や英雄伝説で語られるモンスターの逸話をまとめたものです。 大英図書館(ロンドン)、J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)、ボドリアン図書館(オックスフォード)、アミアン市立図書館から至宝が集結。細やかな挿絵から欄外装飾に隠れていた不思議なモンスターまで、およそ100点を収録。セイレーンやユニコーン、狼人間などファンタジーでもお馴染みのモンスターはもちろん、パノティイ、ブレムミュアエ、シノセファリのような異郷にすむとされていたモンスター、英雄の竜退治伝説、聖人を誘惑する悪魔、恐ろしい地獄の描写まで……写本に描かれたユーモラスな姿とともに、それぞれの特徴やエピソードを紹介します。中世の人々の豊かな想像力が生み出した、ちょっぴり怖くて不思議な世界をお楽しみください。 ダミアン・ケンプ&マリア・L.ギルバートによる『Medieval Monsters』(The British Library)の日本語翻訳版。『中世ネコのくらし』『中世イヌのくらし』に続く、装飾写本シリーズ第3弾の登場です。
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中世ネコのくらし 装飾写本でたどる|キャスリーン・ウォーカー゠ミークル (著), 堀口容子 (著)
¥2,640
美術出版社 2024年 ハードカバー 96ページ 19.7 x 15.8 x 1.4 cm - 内容紹介 - ネコは中世を通じて写本にしばしば描かれました。ネズミと共に大切なペットとして、時には寓話の賢いキャラクターや、悪魔の化身として…様々な姿で表現されてきました。 本書は中世ヨーロッパの装飾写本のなかから、ネコが描かれた美しいページとともに、中世のネコの生活の様子や物語のネコが登場する逸話をご紹介します。中世におけるネコのくらしや人間との関係性を魅力的に描き出した1冊です。 The British Libraryから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『CATS in Medieval Manuscripts(中世装飾写本のネコたち)』の日本語翻訳版です。
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中世イヌのくらし 装飾写本でたどる|キャスリーン・ウォーカー゠ミークル (著), 堀口容子 (著)
¥2,640
美術出版社 2025年 ハードカバー 96ページ 19.7 x 15.8 x 1.4 cm - 内容紹介 - 愛すべき友であり、忠実な仲間、イヌ。その昔から人と共にくらし、友として、仕事のパートナーとして、現在に至るまで親密な関係を築いてきました。 そんなイヌたちは、美しい中世の装飾写本にも様々な姿で登場します。本書は大英図書館の装飾写本コレクションから、装飾写本に描かれた個性的なイヌの絵を集めました。拡大図を多く掲載し、ページの余白に小さく描かれたイヌであっても、じっくり眺めるとその表情の豊かさに驚かされます。 さらに中世の文献を紐解き、中世のイヌにまつわる逸話をご紹介します。飼い主を守り戦う勇敢な忠犬、貴族にかわいがられ贅沢にくらす愛玩犬、イヌに関する不思議な迷信など……中世の人々な豊かな文化と、イヌのくらしぶりに触れてみませんか? The British Libraryから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『DOGS in Medieval Manuscripts』の日本語翻訳版。
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「できなさ」からはじまる倫理学|野崎 泰伸
¥2,200
大月書店 2026年 ソフトカバー 216ページ 四六判 縦190mm 横135mm 厚さ15mm - 内容紹介 - 能力や生産性が高いという尺度を捨てて、「できなさ」から社会を見てみると…。生きづらさを生み出す分断の時代だからこそ、「生の無条件の肯定」を掲げ、「共に生きる」社会と人の関係を考える。 目次 序章 わたしの身体、わたしの倫理─当事者として考える出発点 第1章 「他者」とは誰か──「支える/支えられる」を超えて コラム1 「命を選ぶ」とは、どういうことだろう? 第2章 「共に」とはどういう状態か?──分断社会における共生のリアリティ コラム2 「もっと努力しろ」って、誰のため? 第3章 「豊かに」とは何か?――障害の経験が開く価値の地図 コラム3 「できない」を分かち合う社会へ 第4章 「生きる」とはどんなことか?――困難のなかにある倫理的主体 コラム4 障害者は生まれないほうがよかったのか? 第5章 「掟」はどこから来るのか? コラム5 「掟」について考える――地動説の誕生について 6章 判断するということ――生の肯定と応答の倫理 コラム6 「トロッコ問題」から「ふだんの倫理」へ――すべての命を大切にするという考え方 終章 倫理とは、未来に向けた対話である――「問いつづけること」の重要性 - 著者プロフィール - 野崎 泰伸 (ノザキ ヤスノブ) (著) 立命館大学非常勤講師。哲学・倫理学を専門とする研究者であると同時に、先天的な脳性マヒを抱え、二次障害により車イスを使用しながら生活する「当事者」。
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そんな気がする|武田 砂鉄
¥1,870
筑摩書房 2026年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - この話、前にも書いたかもしれない――。考えすぎのプロが帰ってきた! 一回きりの日常に何度でも立ち止まる、不毛で豊かなエッセイ123本。 著者プロフィール 武田 砂鉄 (タケダ サテツ) (著) 1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりライターに。ラジオパーソナリティとしても活躍している。『紋切型社会』(朝日出版社、のちに新潮文庫)で「第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞」「第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。他の著書に『べつに怒ってない』(ちくま文庫)、『テレビ磁石』(光文社)、『「いきり」の構造』(朝日新聞出版)などがある。2025年、第28回みうらじゅん賞を受賞した。
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目の見えない人が見ている世界|アンドリュー・リーランド(著), 濱浦奈緒子(訳)
¥2,970
朝日新聞出版 2026年 ソフトカバー 408ページ 四六判 - 内容紹介 - 「もやもやだらけの社会と自分。でも人生は変化する答えを追いかける旅のようなものなのだ」――伊藤亜紗氏(東京科学大学未来社会創成研究員/リベラルアーツ研究教育院教授) NYタイムズ、Amazonほか数々のメディアなどでベストブックに選出、ピューリツァー賞メモワール部門最終候補作。40代の著者は小学生で網膜色素変性症を発症、時間をかけて視力を失っていく。周囲との関係性の変化、見えない世界の感覚などを積極的に取材・体験し記録する。アイデンティティの葛藤と好奇心に満ちた挑戦の物語であり魅力的な紀行文。【目次】■はじめに 終わりのはじまり不安定なふたつの楕円とフライドポテト/”広大な世界”を旅する/視野を失うさなかゆえの恐怖/幼い息子のみずみずしい問い<第1部 見せかけの不自由歩行>■第1章 星を見る視覚上jの耳鳴り/星が見えなくなった/歴史のなかの”目の見えない人”/婚約の日の冗談/パパにはわるいおめめがついている/杖にまつわる恥ずかしさ■第2章 目が見えない人の全国組織目の見えない3000人が集う/1パーセントの特権階級/目の見えない人が”見つめる”顔/フルタイムのプロの物乞い/クスリをやっていると間違えられて/UCバークレー初の目の見えない卒業生/音響式信号機は「無力」の象徴になる?/男の子とトマトがくれた希望■第3章 定義によって見えなくなる視力検査の歴史/恐ろしい検査のフルコース/やっと「法的盲」になれる!/「視力があることを神に感謝しなさい」だと!?/憎たらしい包丁のかくれんぼ/ユダヤ人としてのアイデンティティ/目の見えないユダヤ人にナチスがしたこと/目で見た美しさは、もう、楽しまないことにした<第2部 失われた世界>■第4章 男性のまなざし「目が見えなくなる夫を持つのは大変でしょう」/か弱いと思われたくない/妻のいらだち/もし『ウォーキング・デッド』なら/視覚とセックスの関係/スティービー・ワンダーは見ていた/目の見えない男の「いやらしい目つき」/眼球を取ることは懲罰目的の去勢だ■第5章 カメラ・オブスクラモネもセザンヌも目が悪かった/オリエンテーションとモビリティ/アートを視覚以外で見る/伴走者のナレーション/音声解説の萌芽/どんな解説が好きか、でわかること/カメラのPR動画に解説が必要な理由■第6章 バベルの図書館ジェイムズ・ジョイスの小説/爆発して水浸しになた4キロの呪いの本/ヘレン・ケラーの生きた時代/聴覚で作成した論文はダメなのか/指は3本ずつ使え!/擦り切れた指先から伝わる感覚/1年生のような朗読者/まるでテニスの試合観戦のように/自分の手で書けなくなる不安■第7章 作り手たち「見えない人のために」から生まれた数々の発明/LPはオーディオブックの副産物だった/アップル社をたどると……/熟練のトラブルシューターたちに会いに行く/まなざしをオフできる場所/アマゾン社の天才研究員/アシスティブ・テクノロジーの進化/障害が気づかれなくなる未来<第3部 体系的な知の習得>■第8章 見えないことに抗うゆっくりで、とらえにくく、存在している/85万ドル
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Global Workplace Review vol.4:Civic Node / 都市のエンパワメント|コクヨ ワークスタイル研究所 (著), 関拓弥 (編集), 田中康寛 (編集), 荒井胤海 (その他)
¥1,320
コクヨ株式会社ワークスタイル研究所 2026年 ソフトカバー 119ページ A5判 - 内容紹介 - Global Workplace Reviewは、グローバル視点で先駆的・独創的なワークプレイス事例を特集するワークプレイスメディアです。オフィス、コワーキングスペース、公共空間、都市、をリサーチの領域としながら、これからの働く場のあり方を考えます。 企業の社会に対する姿勢がその価値を左右する現代。ESG投資やパーパス経営への関心が続く中、オフィスは単なる「働く空間」から、地域社会との新たな「結節点(Node)」へと再定義されつつあります。 本号では、「Civic Node:都市のエンパワメント」を特集テーマに掲げ、オフィスを街にひらき、未来への投資として地域共生を始めた企業の最前線を追いました。 ロボットと共生するオフィスや街を共創する銀行など、ソウル、バンコク、アムステルダム、シドニーの4都市における先端的な事例を取材。さらに「15分都市」の提唱者カルロス・モレノ氏をはじめとする4名の専門家の知見を交え、地域社会と相互に成長し合うオフィスの可能性を深く掘り下げています。 人事総務・経営企画・都市開発など、これからのオフィスの役割や価値の再定義を模索されている皆様にご活用いただける一冊です。 (1)CASE STUDY:4都市の先端事例 ・NAVER(韓国):未来を共創するテストベッド ・True Digital Park(タイ):成功が循環する東南アジアのハブ ・ING(オランダ):銀行が中心地になる街 ・Bourke & Bowden(オーストラリア):工業地帯に現れたオアシス (2)Interview:専門家が語る未来のビジョン ・Carlos Moreno:「15分都市」が描くワークプレイスの未来 ・Barrie Barton:人々を目覚めさせるプレイス・メイキング ・小野裕之:「持続可能なプレイス・メイキング」6つの視点 ・長坂常:Sketching the Workplace in 2035(10年後のスキーマ建築計画)
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インターセクショナリティ 現代世界を織りなす力学|土屋 和代(編), 井坂 理穂(編)
¥2,860
東京大学出版会 2024年 ソフトカバー 192ページ A5判 - 内容紹介 - 多様性に満ちた現代社会を理解するうえでいま最も重要概念のひとつと呼ばれる「インターセクショナリティ(交差性)」。この分析概念を用いて、様々な地域の歴史、社会、文化のいかなる諸相が浮き彫りになるのかを、様々な角度からアプローチし、新しい世界への認識を導き出す。 - 目次 - 序 「インターセクショナリティ」に何ができるのか(土屋和代) Ⅰ インターセクショナリティをめぐる「過去」と「現在」 1.権力性の交差の場としての物語(速水淑子) 2.二〇〇年前の「交差点」と「地下室」(アルヴィ宮本なほ子) 3.リプロダクティヴ・ジャスティスとインターセクショナリティ(土屋和代) 4.社会運動、司法言説、歴史叙述(岡田泰平) 5.現代インドから「インターセクショナリティ」を考える(井坂理穂) Ⅱ インターセクショナリティから読み解く現代世界 6.インターセクショナリティ(交差性)に関する四つの疑問(和田毅) 7.イスラエルにおける性的少数者/動物の権利運動とパレスチナ問題(保井啓志) 8.エイズから新型コロナ、白紙運動からフェミニズム運動へ(阿古智子) 9.インターセクショナリティに抗するフランス?(伊達聖伸) 10.安心をもたらさないインターセクショナリティへ(清水晶子) - 著者プロフィール - 土屋 和代 (ツチヤ カズヨ) (編) 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。 カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院博士課程修了。博士(歴史学)。専門はアメリカ現代史、人種・エスニシティ研究、ジェンダー研究。 著書に Reinventing Citizenship: Black Los Angeles, Korean Kawasaki, and Community Participation (Univ. of Minnesota Press, 2014)、共著に『私たちが声を上げるとき―アメリカを変えた10の問い』(集英社新書、2022年)など、共訳書に『アメリカ黒人女性史―再解釈のアメリカ史・一』(勁草書房、2022年)など。 井坂 理穂 (イサカ リホ) (編) 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。 ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。博士(歴史学)。専門は南アジア近代史。 著書にLanguage, Identity, and Power in Modern India: Gujarat, c. 1850-1960 (Routledge, 2022)、共編著に『食から描くインド――近現代の社会変容とアイデンティティ』(春風社、2019年)、訳書にアミタヴ・ゴーシュ『シャドウ・ラインズ――語られなかったインド』(而立書房、2004年)など。
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ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々|ア・コベイブ(著), 小林美香(訳)
¥3,520
サウザンブックス社 2024年 ソフトカバー 256ページ A5変形判 縦210mm 横150mm 厚さ20mm - 内容紹介 - 女の子にもなりたくないし、男の子にもなりたくない。 私はただ、自分自身でいたい。 クィア、ノンバイナリーのコミック作家マイア・コベイブの自叙伝。 自身の生い立ち。幼少期から思春期で過ごした環境、そして、青年期にかけてクィアをテーマにした音楽や漫画、ファンタジー作品と出会い、自身の性のあり方に向き合い出すことで、生まれた、気づき、葛藤、戸惑いを丁寧に描く。 ひとりの人間の、ありのままの記録。 2020年 アメリカ図書館協会 アレックス賞受賞 2020年 ストーンウォール図書賞名誉賞(ノンフィクション部門)受賞 - 前書きなど - 高校に入ると、自分は 女性と男性の魂を 半分ずつ持って持って生まれてきたと 思うようになった。(本文より) 版元から一言 世界10カ国以上で翻訳された本書、ついに日本版が完成! コミック作家のマイアにとって初の長編作品となる本作は、ノンバイナリー ・ジェンダーとして生きる人の等身大の姿と経験を映し出しており、性別二元論の枠組みを窮屈に感じる人、社会の中で強制されるジェンダー規範に対して違和感を抱く人、自分自身のあり方を偽らずに生きたいと願う人の心に共鳴する要素に充ちている。 成長の過程で経験する身体の変化や、家族や身近な人たちとの関わり合いや、多様なジェンダーのあり方の実践する人たちとの対話を重ねていく中で、自らのジェンダーやセクシュアリティのあり方をどのように表現したら良いのかを模索し、「彼」および「彼女」の二元論に巻き込まれてしまう人称代名詞に対して違和感を抱き、「ノンバイナリー ・ジェンダー」というジェンダー自認を持つに至るまでの丁寧な記録。 - 著者プロフィール - マイア・コベイブ (マイア コベイブ) (著) アメリカのコミック作家。クィア、ノンバイナリー・ジェンダー、そして無性愛者。カリフォルニア美術大学のコミック専攻で修士号を取得。アイデンティティ、セクシュアリティ、反ファシズム、お伽話、ホームシックをテーマとした作品を手がける。『Gender Queer: A Memoir(ジェンダー・クィア 私として生きてきた日々)』はコベイブ初の長編作品で、2020年にアメリカ図書館協会の一部門であるヤングアダルト図書館サービス協会アレックス賞(12歳から18歳のヤングアダルトにとりわけ好まれる成人向け書籍10冊に贈られる賞)、ストーンウォール賞(LGBTQに関する優れた英語圏の作品対象)イスラエル・フィッシュマン・ノンフィクション部門名誉賞を受賞。 https://redgoldsparkspress.com Instagram:@redgoldsparks 小林美香 (コバヤシ ミカ) (訳) 発起人・翻訳:小林美香(こばやし・みか) 写真・ジェンダー表象研究。大学や各種学校で教鞭をとるほかに、国内外の雑誌などへの寄稿や編集、翻訳などを手がける。展覧会、ワークショップの企画や、写真で制作活動を行う人を対象としてコンサルティングを手がけている。著書に『ジェンダー目線の広告観察』(現代書館、2023年)など。 Twitter:@marebitoedition Instagram:@mika__kobayashi
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政治的に無価値なキミたちへ|大田 比路
¥1,650
イースト・プレス 2023年 ソフトカバー 320ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ19mm - 内容紹介 - キミを「政治的存在」にするために、この本は生まれた。 早稲田大学の政治入門講義を書籍化。 イデオロギーと聞くと、なんか嫌悪感が湧いてくる――? 「1票」なんて、無意味だ、ただのゴミ――。世界最高レベルの授業料で大卒資格を買い、労働という苦痛に「やりがい」という神秘的感覚を見出し生きる、キミたちへ。佐久間裕美子氏、竹田ダニエル氏、推薦! - 目次 - はじめに 1、価値 2、人権 3、教育 4、労働 5、階級 6、結婚 7、生命 8、秩序 9、刑罰 10、象徴 11、政府 12、国民 13、恐怖 おわりに - 著者プロフィール - 大田比路 (オオタヒロ) (編) 早大法,早大院(修士),早大政経助手を経て,現在は個人投資家。新宿在住。早大講師(社会科学領域、非常勤)を兼任。https://twitter.com/xlix
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体の居場所をつくる|伊藤 亜紗
¥2,090
朝日出版社 2026年 ソフトカバー 312ページ 四六判 - 内容紹介 - 居場所は、私たちがどのように生きたいか、その価値基準そのものです。 濱口竜介さん(映画監督)絶賛! 「11人の永い回復。それぞれが生きづらいはずなのに、奇妙な快活さと楽天性が本書を貫いている。一人ひとりの「工夫」、それに対する著者の「リスペクト」が織り合わされ、私たちは生を見つめ直す視点をもらう。あえて言いたい、何と面白いのか!」 摂食障害、ナルコレプシー、ALSなどの障害や病気の当事者。診断がつかない人、治療の道がない人、人種的マイノリティ―― 本書に登場する11名は、体に「問題」を抱えながら、日々の工夫の積み重ねで、どのように「体の居場所」をつくってきたのか。 一人ひとりから出てくる言葉は、ときに文学のようにファンタジックで、そこには、その人の何十年分かの人生が結晶のように凝縮されています。それに耳をかたむけ、ともに悩み、混沌とした状況を進む手すりとなるような言葉を探すために伴走する――そうして綴られた、生きるための究極の工夫とは? --------------------------------------------------------- 本書に収められた十一の章は、居場所をつくり、整え、試すその繊細な営みをつづったものです。 願わくば、本書が、どんなシビアな意思決定の場面でも、世間のプレッシャーにさらされて硬くならず、のびのびと自分の心地よさに問いかけることができるようになるための、余白をつくる手がかりになるとよいなと思っています。(エピローグより) - 目次 - プロローグ 第一章 体とまた出会いたい 第二章 脂は敵だから好き 第三章 日常にひそむスイッチ 第四章 帝国主義者のまなざし 第五章 電車の中のチマチョゴリ 第六章 希望と分断のお薬 第七章 グニャグニャでいてやろう 第八章 因果関係の外で 第九章 グレーの中で生きる 第十章 ベールの向こうに 第十一章 自分が花みたい エピローグ - 著者プロフィール - 伊藤亜紗 (イトウアサ) (著) 1979年生まれ。美学者。東京科学大学未来社会創成研究院DLab+ディレクター、リベラルアーツ研究教育院教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学(文学博士)。 主な著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社選書メチエ)、『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(講談社学術文庫)、『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』(文藝春秋)など多数。 第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、第19回日本学士院学術奨励賞受賞。
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宮本常一 民俗学を超えて|木村 哲也
¥1,056
岩波書店 2026年 岩波新書 ソフトカバー 248ページ 新書判 縦188mm 横129mm 厚さ23mm - 内容紹介 - 生涯をかけて各地を旅し、人々の声に耳を傾けつづけた宮本常一。『忘れられた日本人』をはじめとする仕事は、従来の日本像を見直す民俗学の成果であるとともに、民俗学を超えて、多大な影響を与えてきた。網野善彦、司馬遼?太郎ら、宮本の言葉と行動を受けとめ独創的な仕事を成した人々を通して、今に生きる宮本民俗学を考える。 【目次】 プロローグ 故郷・周防大島から 旅の原風景 対照的な二人の祖父 出稼ぎと移民の島 女の世間 民俗学への道 仕事と評価 宮本常一を受け継ぐ人びと 第一章 明治維新を聞き書きする――鶴見俊輔と『日本の百年』 庶民から見た明治維新 干支でひとまわり六〇年という時間感覚 明治百年記念の国家事業に対抗 『日本の百年』の方法 鶴見俊輔にとっての聞き書き 宮本常一と思想の科学研究会 近くて遠い過去 第二章 世間師の発見――安丸良夫と民衆思想史 ある世間師との出会い 宮本常一の大阪時代 『旧事談』の新規性 安丸良夫の民衆思想史への影響 民衆史研究者との距離 農村出身者としての感覚 第三章 非農業民への視座――網野善彦による歴史の読み直し 非農業民への着目 網野善彦と日本常民文化研究所月島分室 「百姓」とは何か 東日本と西日本 海民の世界 宮本常一再評価に先鞭 宮﨑駿アニメへの示唆 第四章 離島から日本を見る――谷川雁のコミューン構想と島尾敏雄の「ヤポネシア」論 離島振興という問題 島の文化 谷川雁とトカラ列島臥蛇島 現代のコミューンを幻視する リアリズムとロマンティシズム 島尾敏雄の「ヤポネシア」論 「ヤポネシア」論の広がり 宮本常一の南島論 第五章 「土佐源氏」をめぐって――石牟礼道子と詩的インスピレーション 「土佐源氏」誕生 『忘れられた日本人』という書名 石牟礼道子の「土佐源氏」評 『遠野物語』の受容 「餓鬼阿弥蘇生譚」としての「土佐源氏」 第六章 「される側」からのルポルタージュ――本多勝一の方法 森崎和江の宮本常一批判 調査地被害 「される側」からの衝撃 庄屋の台所の五〇個のハンコ アイヌ文化を記録・保存する 第七章 人の移動と文化の伝播――司馬遼太郎と『街道をゆく』 土佐で稼いだ長州大工 司馬遼?太郎との面会 傍流から歴史を見る 『街道をゆく』における宮本常一への言及 エピローグ 「日本」をめぐって――鶴見良行のアジア学 海から見た日本 個別性と普遍性 小川徹太郎による批判 鶴見良行のアジア学 既存の「日本」像への挑戦 主要参考文献 図版出典一覧 あとがき
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はじめての縄文のくらしえほん|譽田亜紀子(著), スソアキコ(絵), 宮尾亨(監修)
¥2,200
パイ インターナショナル 2019年 ハードカバー 52ページ A4変型判 縦304mm 横218mm - 内容紹介 - 1万年前の日本の暮らしをのぞいてみよう! 紀元前14,000年ごろから紀元前300年ごろまで、1万年以上続いた縄文時代。動物や魚、木の実などを採集しながら自然と共存し、家や道具など暮らしに使うものは全て手作りしていました。生活の道具だった土器や土偶は驚くほど個性的で、まるで優れた芸術作品ともいえます。縄文人の洋服や道具の作り方、肉や魚の調理法など、縄文時代の暮らしを見応えのあるイラストで解説します。便利さに頼らず、自然の恵みの中で生きてきた縄文人の暮らしを通して、「生きるってどういうこと?」をあらためて考えさせてくれる絵本です。 - 著者プロフィール - 譽田亜紀子 (コンダアキコ) (著) 文筆家。岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。縄文時代や土偶に関する執筆や講演会を精力的に行っている。著書に『知られざる縄文ライフ』(誠文堂新光社)、『土偶界へようこそ』(山川出版社)、『縄文のヒミツ』(小学館)、『新版土偶手帖』(世界文化社)他多数。近著に『増補改訂版 はじめての土偶』(世界文化社)。 スソアキコ (スソアキコ) (絵) 石川県生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業。資生堂宣伝部、オートモード平田を経て独立し、帽子クリエーター・イラストレーターに。著書に『楽しいカタチの帽子』( 文化出版局)、『スソアキコのひとり古墳部』( イースト・プレス)、絵本『かぞくマン』( コクヨ)、NHK みんなのうた「きょうも茶ッピーエンド」など。 宮尾亨 (ミヤオトオル) (監修) 新潟県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程中退(文学修士)。2000年より新潟県立歴史博物館専門研究員。共単著に『講座日本の考古学3縄文時代〈上〉』(青木書店)、『縄文土器を読む』(アム・プロモーション)、『土偶コスモス』(羽鳥書店)、『縄文はいつから!? 地球環境の変動と縄文文化』(新泉社)など。
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ねこのずかん|大森裕子, 今泉忠明(監修)
¥1,100
白泉社 2019年 コドモエのえほん ハードカバー 28ページ B5変型判 縦177mm 横177mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 大人気ずかんシリーズ第3弾。猫の種類、生態から「猫語」「猫と仲良くなるには?」まで、無類の猫好きが贈る、猫のすべて。
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いぬのずかん|大森 裕子
¥1,100
白泉社 2025年 コドモエのえほん ハードカバー 28ページ B5変型判 縦177mm 横177mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 大ヒット「コドモエのずかん」シリーズ待望の最新刊。 生態、種類から「犬語」「犬と友達になるには?」まで。 たくさんのわんこ&飼い主さんたちを取材し、色鉛筆の緻密なタッチで愛情たっぷりに描き出す、犬のすべて。 単行本化にあたり、「犬との暮らし」「犬の一生」の章を加筆。 犬好きはもちろん、犬を飼ってみたい人にもおすすめです。
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あかちゃん|tupera tupera
¥1,320
ブロンズ新社 2016年 ボードブック 22ページ 縦195mm 横195mm - 内容紹介 - まんまる絵本登場!にこにこにっこりいいおかお、のあかちゃんが・・・!?だれもがおかあさんになっちゃう絵本。 - 著者プロフィール - tupera tupera (ツペラツペラ) (著) 亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメーションなど、様々な分野で幅広く活動中。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当している。『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)にて第18回日本絵本賞読者賞受賞。主な著書に、『かおノート』(コクヨS&T)『木がずらり』(ブロンズ新社)『ワニーニのぼうけん』(婦人之友社)『やさいさん』(学研教育出版)『パンダ銭湯』(絵本館)『うんこしりとり』(白泉社)など。http://www.tupera-tupera.com/
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けだもの赤子|エドワード・ゴーリー, 柴田 元幸(訳)
¥1,540
河出書房新社 2026年 ソフトカバー 72ページ B5変型判 縦172mm 横190mm 厚さ10mm - 内容紹介 - ゴーリー生誕100年! みんなから忌み嫌われる、世にも奇妙な赤ん坊をめぐる救いようのない物語。恐ろしくて過酷で心が痛む赤子の運命。不幸な子どもを描く絵本作家の真骨頂にして衝撃の1作。 - 著者プロフィール - エドワード・ゴーリー (ゴーリー,E) (著) 1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。 柴田 元幸 (シバタ モトユキ) (訳) 1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。P・オースター、S・ミルハウザーをはじめ現代アメリカ小説の翻訳多数。著書に、『生半(半=旧字)可な學者』(講談社エッセイ賞)など。
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呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて|角 悠介
¥2,640
作品社 2025年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - ★作品社公式noteで「まえがき」公開中→「呪文の言語学 試し読み」で検索! 呪文もことばである。 ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている――。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。 ◎附:「言語学者から魔女へのインタビュー」 ◎カヴァー写真:スクリプカリウ落合安奈 * 〈ちちんぷいぷい〉、〈アブラカダブラ〉、〈ビビディ・バビディ・ブー〉……この世はさまざまな「呪文」で溢れている。(…)幼いころの私たちにとって身近なものであった呪文だけれども、そもそもあれは何だろうか。単なる語の羅列に過ぎないのだろうか。(…)本書では、(…)言語学者が「呪文という聖域」に片足を突っ込んで、先人たちの研究を足掛かりにさらに深いアプローチを試みる。――本書より * 【目次】 まえがき 1 魔女 2 魔術 3 呪文 言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ あとがき 注/参考文献/図版出典 - 著者プロフィール - 角 悠介 (スミ ユウスケ) (著) (すみ・ゆうすけ) 1983年東京生まれ。言語学博士。ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長。神戸市外国語大学客員研究員。ルーマニア文化学院ルーマニア語講師。アテネ・フランセ講師(ラテン語)。東京外国語大学オープンアカデミー講師(ルーマニア語、ロマ語)。北マケドニア国立聖キリル・メトディウス大学講師(ロマニ語)。国際ロマ連盟(IRU)日本代表、言語文化専門員。日本エスペラント協会、NPO法人「地球ことば村・世界言語博物館」、日本ロマンス語学会会員。紘武館道場(東京都板橋区)門人・杖道六段。 ルーマニアのバベシュ・ボヨイ大学にて西洋古典学(ラテン語・古典ギリシア語)学士号、ハンガリーのブダペスト大学(ELTE)にて西洋古典学修士号、ルーマニアのコンスタンツァ・オヴィディウス大学にて言語学博士号を取得。ベラルーシ共和国ミンスク国立言語大学にも短期留学。日本とルーマニアの在外公館と連携し、言語・文化交流を主軸とした両国の友好関係の促進を目指して活動する一方、東欧を中心にロマ民族(=ジプシー)の言語ロマニ語のフィールドワーク研究を行う。言語を通じたロマ民族への貢献により、欧州議会、国際ロマ連盟、ロマ文化団体から表彰・感謝状を受ける。 著書に『ロマニ・コード――謎の民族「ロマ」をめぐる冒険』(夜間飛行、2022年)、『ニューエクスプレスプラス ロマ(ジプシー)語』(白水社、2021年)など。 X:@ivsvce
