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旅は老母とともに|伊藤 礼
¥2,750
夏葉社 2025年 ソフトカバー 384ページ 四六判 - 目次 - 教訓 旅は老母とともに ヒロシマ 犬のいる風景 自転車 三川合流 握手したくなるイサベラ・バード 「おれはバカだった」 父母のこと (版元紹介文より)
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ふつうの人が小説家として生活していくには|津村記久子, 島田潤一郎(聞き手)
¥1,760
夏葉社 2026年 ソフトカバー 205ページ 縦180mm
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海と旅と文と 上林曉の本|上林曉, 山本善行(編)
¥2,640
夏葉社 2025年 ハードカバー 240ページ 縦200mm - 内容紹介 - 【巻頭写真】 鈴木理策 【作品集】 「四国路」 「秀才」 「愛の詩集綺譚」 「マヅルカ」 【家族と作家たちが綴る上林曉のこと】 父のこと 大熊伊禰子 頑固な精神 高杉一郎 上林文学の故郷で 大原富枝 上林曉と酒 浅見淵 そばの味 木山捷平 上林先生断章 山高登 上林曉先生訪問記 関口良雄 上林さんを訪ねる 野呂邦暢 上林さんの「顔」 久保孝雄 兄のこと 徳弘睦子 【直筆原稿】 「臘梅」 【上林曉全創作集案内】 山本善行 【父と母の話】 大熊伊禰子 これらに加えて、モノクロの貴重な写真、 年表、山本善行さんのあとがきが入っています。 この1冊を読むと、小説家の人生そのものが 読む者の心に伝わる、そんなイメージで編集しました。 読みどころはたくさんですが、冒頭の鈴木理策さんの 写真だけでも、書店で見ていただきたいです。 (版元紹介文より)
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山の上の家 庄野潤三の本|庄野 潤三
¥2,420
夏葉社 2018年 ソフトカバー 226ページ 縦190mm - 内容紹介 - 庄野潤三(1921~2009)の初めての作家案内。 全著作案内や、単行本未収録作品、家族の手記、家の写真など。 読むと心があたたかくなる、作家のすべて。 庄野潤三、今村夏子、庄野龍也、佐伯一麦、岡崎武志、上坪祐介、北條一浩、宇田智子 装丁 櫻井久 / 写真 白石和弘 (版元紹介文より)
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誕生日のアップルパイ|庄野 千寿子
¥2,420
夏葉社 2024年 ソフトカバー 221ページ 縦190mm
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いちべついらい 田村和子さんのこと|橋口 幸子, 武田 花
¥1,760
夏葉社 2015年 ソフトカバー 160ページ 縦190mm - 内容紹介 - 田村隆一の妻であり、北村太郎の恋人であった女性との日々を綴った、可笑しくて、痛切なメモワール。 装丁写真、武田花。
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さよならのあとで|ヘンリー・スコット・ホランド (著), 高橋和枝 (イラスト)
¥1,430
夏葉社 2012年 ソフトカバー 縦190mm - 内容紹介 - 「この世を去った「私」からあなたに贈る42行の美しい言葉。 弊社は個人的な理由によって、2年前から、祈るような気持ちで この本をつくってきました。大切な人を喪い、かなしみに眠れないとき、 一冊の本が、小さな希望になってほしいと願っています(夏葉社近刊案内より)。」
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本屋で待つ|佐藤友則、島田潤一郎
¥1,760
夏葉社 2022年 ソフトカバー 205ページ 縦180mm - 内容紹介 - 町の人たちがなんでも相談にくる広島の山間の本屋「ウィー東城店」。地域の小売店の可能性と、そこで成長する若者たちの姿を描く。
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私の小さな日本文学|チェ・スミン
¥1,760
夏葉社 2025年 ソフトカバー 204ページ 縦160mm
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ぼそぼそ声のフェミニズム 増補新版|栗田 隆子
¥2,420
作品社 2026年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 「カッコ悪いフェミニストがここにいる」 「弱さ」と共にある、これからの思想のかたちを描き話題を呼んだ名著に、書き下ろし「新しい「ぼそぼそ」たちへ」を加えた、私たちのためのフェミニズム宣言書。 就活・婚活、非正規雇用、貧困、ハラスメント、#MeToo…… 現在の社会が見ないようにしてきた問題を、さらには、それと闘うはずのフェミニズム理論や社会運動からすらこぼれ落ちてきたものを拾い集めて、つぶやき続ける――〈私〉が、そして〈あなた〉が「なかったこと」にされないために。 「弱さ」と共にある、これからのフェミニズムのかたち。 【目次】 はじめに ぼそぼそ声のフェミニズム ●Ⅰ 〈私〉から出発し、女性の貧困を見据えること 1 ないものとされてきた女性たち 2 教える/教わる「女性の問題」 3 シューカツを巡る〈大人〉の欲望のまなざし 4 取り散らかった「私の部屋」から出発する ●Ⅱ 女性を分かつもの 5 労働の「他女」/アカデミックなフェミニズムの「他女」として叫ぶこと 6 〝偽装〟婚活迷走レポート 7 「愚かさ」「弱さ」の尊重 ●Ⅲ 新しい「運動」へ 8 「自立」に風穴を開けるために 9 「気持ち悪い」男・「気持ち悪い」出来事 10 真空地帯としての社会運動 11 「私も」(MeToo)を支えるもの ●Ⅳ 新しい「ぼそぼそ」たちへ 12 「ぼそぼそ声」と「フェミニズム」 あとがき 増補新版へのあとがき - 著者プロフィール - 栗田 隆子 (クリタ リュウコ) (著) (くりた・りゅうこ) 文筆家。1973年生まれ。大阪大学大学院で哲学を学び、シモーヌ・ヴェイユを研究。その後、非常勤職や派遣社員などのかたわら女性の貧困問題や労働問題を中心に新聞・雑誌などで執筆。著書に『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)、『〈シリーズ「あいだで考える」〉ハマれないまま、生きてます――こどもとおとなのあいだ』(創元社)、『呻きから始まる――祈りと行動に関する24の手紙』(新教出版社)、共著に『高学歴女子の貧困――女子は学歴で「幸せ」になれるか?』(光文社新書)、『フェミニズムはだれのもの?――フリーターズフリー対談集』(人文書院)、『1995年――未了の問題圏』(大月書店)など。
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積読こそが完全な読書術である|永田 希
¥990
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 256ページ 文庫判 - 内容紹介 - まずはこの本を読んで、堂々と本を積もう。 うしろめたさを乗り越え、情報の濁流に抗う読書論! 解説 三宅香帆 千葉雅也氏 推薦 「読まずに積んでよい。むしろそれこそが読書だ。 人生観を逆転させる究極の読書術!」 読めないことにうしろめたさを覚える必要などない──情報が濁流のように溢れかえり、消化することが困難な現代において、充実した読書生活を送るための方法論として本書では「積読」を提案する。原理的に「完読不可能」である矛盾を内包する書物という存在を前に、人はいかに読書するのか。「ファスト思考の時代」に対抗する知的技術としての積読入門! 解説 三宅香帆 - 目次 - はじめに 第一章 なぜ積読が必要なのか 情報の濁流に飲み込まれている 読書とは何だったろうか 情報の濁流のなかのビオトープ 蔵書家が死ぬとき、遺産としての書物 第二章 積読こそが読書である 完読という叶わない夢 深く読み込むことと浅く読むこと ショーペンハウアーの読書論 「自前」の考えを作る方法 第三章 読書術は積読術でもある 一冊の本はそれだけでひとつの積読である 読めなくていいし、読まなくてもいい 本を読まない技術 積読のさらなるさまざまな顔 第四章 ファスト思考に抗うための積読 デジタル時代のリテラシー 書物のディストピア 積読で自己肯定する おわりに 解説 さあ、混沌を生きましょう 三宅香帆 - 著者プロフィール - 永田 希(ながた・のぞみ)著述家、書評家。1979年、アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。書評サイト「Book News」主宰。本書『積読こそが完全な読書術である』でデビュー。その他の著書に『書物と貨幣の五千年史』(集英社新書)、『再読だけが創造的な読書術である』(ちくま文庫、近刊)がある。2024年12月に急逝。
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「わたし」が死ぬということの哲学|兼本 浩祐
¥1,034
筑摩書房 2026年 ちくまプリマー新書 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 - 体、こころ、そして「自分」がなくなるとはどういうことか──「死」とは一体どのような事態なのか? 死ぬのは怖い──しかし、「体」が死ぬことと「こころ」が死ぬことは重なり合っていないのならいったい「死」とはどのような事態なのだろうか? 今ここにいて物事を感じている「自分」とは何か。生物学、意識科学、哲学を横断し、根源的な問いに迫る。生きていることの根源に迫り、人間観が刷新される。 目次 はじめに 第一章 体が死ぬということ 1 生物の「死」の科学 2 体のあいまいな境界 3 関係の連なりとしての体 第二章 こころが死ぬということ 1 動物意識──起きていること 2 他動詞的意識──体験し、知覚する 3 通時的意識──一続きの「自分」 第三章 自分が死ぬということ 1 計ることのできる「快」と「死」 2 何が「私」を一続きにするのか 3 社会的死──ホモ・サケルであること 第四章 死への処方箋 1 尊厳療法と辞世の句 2 やってくるものと正岡子規 3 平気で死ぬことと平気で生きること おわりに 文献一覧 - 著者プロフィール - 兼本 浩祐 (カネモト コウスケ) (著) 957年生まれ。すずかけクリニック医師。中部PNESリサーチセンター所長。愛知医科大学名教授。京都大学医学部卒業。専門は精神病理学、臨床てんかん学。著書に『脳を通って私が生まれるとき』(日本評論社)、『心はどこまで脳なのだろうか』『てんかん学ハンドブック』(医学書院)、『専門外の医師のための大人のてんかん入門』(中外医学社)、『なぜ私は一続きの私であるのか』(講談社選書メチエ)、『普通という異常』(講談社現代新書)。詩集に『世界はもう終わるときが来たというので』『深海魚のように心気症を病みたい』『ママちゃりで僕はウルムチに』(東京図書出版)など。
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死ってなんだろう。死はすべての終わりなの?|フランソワーズ・ダステュール, アンネ・ヘムステッヘ(絵), 伏見 操(訳)
¥1,430
岩崎書店 2016年 ソフトカバー 72ページ 四六判 - 内容紹介 - どうして死ぬの?死んだらどうなるの?じっくり「死」について考えてみましょう。「死」のさまざまな側面が見えてきます。
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植物園の歩き方 きれい、心地よい、愛おしい さまざまな「うつくしい」を求めて|カシワイ(著)保谷 彰彦(監修)
¥1,980
グラフィック社 2026年 ソフトカバー 160ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 植物愛好家や散歩好きに向けて、植物園のより深い楽しみ方や新たな発見ができる視点を紹介する一冊。 温室や建物の美しさ、地域固有の多様な植物、絶滅危惧種の栽培、人と植物のつながりなどをアンソロジー形式で紹介します。 - 目次 - Chapter1 祝100年日本最古の温室 京都府立植物園 Chapter2 世界の水生植物に出会う 水生植物みずの森 Chapter3 紫色の雲とトロピカルフルーツの世界 宮崎県立有用植物園 Chapter4 絶滅危惧種を栽培する 筑波実験植物園 Chapter5 カピバラとサボテンになごむ 伊豆シャボテン動物公園 Chapter6 博士の愛した植物と記録の集積地 高知県立牧野植物園 Chapter7 植物のパラダイスがもたらすもの 東南植物楽園 Chapter8 ライラック咲き乱れるアカデミック空間 北海道大学植物園 Chapter9 市民の手で作られた愛され野草園 仙台市野草園 Column 植物園の役割とは?/なぜハスの葉は水をはじく?/野草と雑草の違いとは?/ 絶滅危惧種はどうやって決める?/サボテンは温暖化する世界を救う?/ 赤い花を訪れる動物とは?/新種発見はどんなプロセスで行われる?/ まるで花弁のような苞とは?/花の匂いの役割は? 巻末付録:この本で出会った植物図鑑/全国おすすめ植物園リスト(カバー裏面MAP対応)/索引/おもな参考資料 Epilogue おわりに - 著者プロフィール - カシワイ (カシワイ) (著) 漫画家、イラストレーター。京都市在住。書籍や雑誌の表紙、広告のイラストレーションを数多く担当する。 著書に『風街のふたり』1、2 巻(双葉社)、『107号室通信』(リイド社)、『カシワイ作品集 KASHIWAI ILLUSTRATIONS』(玄光社)などがある。線や余白を大切に、作品を描いている。 好きな植物は、シダ類、苔、リンドウ、神社にあるような大きな樹など。 保谷 彰彦 (ホヤ アキヒコ) (監修) (監修・コラム執筆) 植物学者、⽂筆家。東京⼤学⼤学院博⼠課程修了。博⼠ (学術)。専⾨は植物 (主にタンポポ) の進化や⽣態。
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フードスケープ ー私たちは食べものでできている|アーツ前橋
¥2,750
アノニマ・スタジオ 2016年 ソフトカバー 168ページ - 内容紹介 - 群馬県・前橋市の美術館「アーツ前橋」で2016年10月〜2017年1月に開催される展覧会「フードスケープ」展のコンセプトブック。展示作家の作品を中心に、専門家による解説や書籍からの引用、食にまつわる年表、「フードスケープ」を広げるためのブックリストなど、食にまつわるものごとを[自然/社会/文化/変容/身体/とりこむ]という6つのカテゴリーからご紹介。ひと皿の料理ができあがるまでの"向こう側"への想像力を刺激され、視野が広がる1冊です。
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コメと日本人|稲垣 栄洋
¥880
筑摩書房 2026年 ちくま文庫 ソフトカバー 208ページ 文庫判 - 内容紹介 - 植物としてはすこし変わった特性をもつコメやイネを、植物学の見地から、あるいは人との関わりから掘り起こし、それを鏡に人間社会を考える。コムギやトウモロコシと並んで世界三大穀物の一つに数えられるイネ。世界にはたくさんの植物があるのに、なぜ日本人の祖先は数ある植物の中からイネを選び、コメは日本人にとって特別な食べ物になったのか。植物としては奇妙な特徴をもつイネやコメが、田んぼという日本の原風景を作り、経済作物にもなった。植物学を足掛かりに人間文化との深い結びつきをひも解く。 解説 小泉武夫 カバーデザイン 神田昇和 カバーイラスト 日本植物画倶楽部会員 北 博子 - 目次 - 第一章 米って何だ? お米はイネの種子/米は芽を出すか?/イネの芽生え/白米の炭水化物/「せんべい」と「あられ」の違い/もち米という不思議な米/「粳」と「糯」の違い/もち米が呼ぶ幸せ/生米は食べられない/もち米の調理方法/おいしいお米を求めて/人間が守ってきた特別な米/花粉が米に影響する/植物の特殊な受精/もう一つの白い米/日本酒の作り方/さらに日本酒が姿を変える/白米が白い理由/赤飯への思い/皮が重要だ 第二章 イネという植物 第一話 イネとはどんな植物だろう イネの仲間の植物/イネ科の誕生/花びらを捨てたイネ科植物/イネの花の構造/姿を変えたイネ科植物の工夫/大切な部分を守る/ある工夫された工作/そしてイネ科は株になる/素早く成し遂げる/鮮やかな節間伸長/草食動物の生き残り戦略/草食動物の進化/魅力的なイネ科植物の種子/イネ科の種子が人類を救った/そして人は人となった/農業の生まれる場所/農業のはじまり/「糖」の魅力/イネの祖先/湿地に適応したイネ科植物 第二話 日本の米と世界の米 二種類のイネ/リンネのアイデア/山田家の太郎くん/ゴリラ・ゴリラの謎/日本の米と世界の米/ジャポニカを選んだ日本人/米が作った食文化 第三章 田んぼというシステム 水浸しの平野/田んぼに水を張る理由/田んぼの進化/田んぼの開発ブーム/そして平野が開発された/田んぼの面積が二倍になった/田んぼが水をコントロールする/水田は砂漠化しない/農業による環境破壊/田んぼの底力/連作が可能な田んぼ/ごちゃごちゃした日本の風景/生産性の高いイネ/過密な人口を支えるイネ/手をかける農業/世界がうらやむ農業 第四章 米で読み解く日本の歴史 日本の米がやってきた/東日本にイネが広がらなかった理由/稲作と富/時代を大きく変えたもの/その頃、中国大陸では……/鉄の発見/弥生時代からの技術/巨大なクニの出現/大和政権は米が大好き/北限の稲作地帯/肉食の禁止/米が支えた肉食の禁止/田んぼを拡大したい/新しい村々の誕生/お米で決めた単位/米はお金の代わりだった?/どうして米が大切なのか/米が貨幣になった理由/昔の精米技術/江戸患いの謎/米作りへの執念/北の大地の挑戦/産地の北進 第五章 米と日本人 苗字はイネの苗/ひな祭りもこどもの日も田んぼの行事だった/「さの神様」がやってくる/サクラは神様の依代/お月見のススキの意味/国技の相撲と田んぼの関係/稲荷神社にキツネが祭られる理由/水を守るヘビ/田んぼの神様がやってくる/神様を感じる/「米」という神聖なもの/日本人は田植えのリズム/日本人のアイデンティティ/災害を乗り越えて/世界に誇るべきもの 解説:イネを愛する至高の一冊 小泉武夫 - 著者プロフィール - 稲垣 栄洋 (イナガキ ヒデヒロ) (著) 1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、静岡大学大学院教授。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する記述や講演を行っている。著書に、『身近な雑草の愉快な生きかた』『身近な野菜のなるほど観察録』『身近な虫たちの華麗な生きかた』『身近な野の草 日本のこころ』『身近な植物の賢い生きかた』(ちくま文庫)、『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『はずれ者が進化をつくる』『ナマケモノは、なぜ怠けるのか?』(ちくまプリマー新書)など多数。
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もうひとつの戦後80年 「終わりと始まり」の1995年から考える|高橋 哲哉, 三牧 聖子, 須藤 輝彦, 伊達 聖伸
¥693
岩波書店 2026年 岩波ブックレット ソフトカバー 72ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ5mm - 内容紹介 - 「失われた30年」の長い停滞が始まった頃――。1995年に文芸評論家・加藤典洋の「敗戦後論」が提起した論争を入り口に、戦後80年を経た今も未完の戦後責任問題、対米従属から抜け出せない「日本の袋小路」、「戦後」を論じる批評世界の「切断と接続」をめぐって言葉を交わす。混迷を深める諸問題に向き合うための真摯な対話。 目次 はじめに……………伊達聖伸 来たるべき「戦後」について……………高橋哲哉 戦後秩序を否定するアメリカ――日本の選択……………三牧聖子 距離の問題――あるいは戦争と批評……………須藤輝彦 クロストーク あとがき 戦後八〇年も節目の年となるか……………伊達聖伸 Nil desperandum……………高橋哲哉 岐路に立つ日本の選択とは……………三牧聖子 文学の回路……………須藤輝彦 - 著者プロフィール - 高橋 哲哉 (タカハシ テツヤ) (著) 東京大学名誉教授.1956年生まれ.哲学,現代思想.『記憶のエチカ 戦争・哲学・アウシュヴィッツ』(岩波書店),『戦後責任論』(講談社→講談社学術文庫)など 三牧 聖子 (ミマキ セイコ) (著) 同志社大学教授.1981年生まれ.アメリカ政治・外交,国際関係論,平和研究.『Z世代のアメリカ』(NHK出版新書),『アメリカの未解決問題』(共著,集英社新書)など. 須藤 輝彦 (スドウ テルヒコ) (著) 東京大学文学部助教.1988年生まれ.チェコと中央ヨーロッパおよび啓蒙期の文学・思想研究.『たまたま,この世界に生まれて――ミラン・クンデラと運命』(晶文社)など.『群像』で「運命の文学史――終わりから始まる物語」連載中. 伊達 聖伸 (ダテ キヨノブ) (著) 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授.1975年生まれ.宗教学,フランス語圏地域研究.『ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま』(岩波新書),『もうひとつのライシテ――ケベックにおける間文化主義と宗教的なものの行方』(岩波書店)など.
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かたちのない民藝をもとめて|表 萌々花
¥2,970
作品社 2026年 ソフトカバー 232ページ 四六判 - 内容紹介 - 旅と民藝を愛する写真家による、世界民藝紀行。 「かたちあるものだけが民藝なのではないことを教えてくれたのも旅だった」――本書より 訪れた土地の民藝品や手しごとの源流をたどるなかで触れた人々の祈りや想いを綴った、約十年の旅の記録。●カラー写真多数● ★民藝の魅力はいびつさにあると思う。歪みや欠け……そこに人のぬくもりを感じ、いとおしくなる。それは旅とよく似ている。――松岡宏大氏(写真家・編集者・ライター) ★百年前、民藝という言葉は、旅のなかで生まれた。百年後、彼女は旅の中で、自分の民藝と出会う。――朝倉圭一氏(工藝店「やわい屋」店主) 【目次】 はじめに 1 メキシコ 2 ベトナム 3 モロッコ 4 エチオピア 5 旅のはじまり おわりに - 著者プロフィール - 表 萌々花 (オモテ モモカ) (著) (おもて・ももか) 1998年岐阜県生まれ。海外でのボランティア活動をきっかけに、写真を撮るようになる。帰国後アシスタントを経て独立。訪れた土地の持つ空気感や風土、時に厳しい現実や死生観を感じさせる作品を発表している。写真集に『沈黙の塔』(2025年)、『traverse(r)』(2024年)、『星霜』(2022年)がある。
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斜め論 空間の病理学|松本 卓也
¥2,420
筑摩書房 2025年 ソフトカバー 320ページ 四六判 - 内容紹介 - ケアは、どうひらかれたのか? 「生き延び」と「当事者」の時代へと至る「心」の議論の変遷を跡付ける。 垂直から水平、そして斜めへ。時代を画する、著者の新たな代表作! === 「現代は、ケア論の隆盛に代表されるように、人と人との水平的なつながりの重要性をいうことがスタンダードになった時代である。けれども、単に水平的であればよいわけではない。 水平方向は、人々を水平(よこならび)にしてしまう平準化を導いてしまうからだ。けれども、水平方向には日常を捉え直し、そこからちょっとした垂直方向の突出を可能にする契機もまた伏在している。ゆえに、垂直方向の特権化を批判しつつ、しかし現代的な水平方向の重視に完全に乗るわけでもなく、「斜め」を目指すこと……。 そのような弁証法的な思考を、精神科臨床、心理臨床、当事者研究、制度論的精神療法、ハイデガー、オープンダイアローグ、依存症といったテーマに即して展開したのが本書のすべてである。」 (あとがきより抜粋) === 自己実現や乗り越えること、あるいは精神分析による自己の掘り下げを特徴とする「垂直」方向と、自助グループや居場所型デイケアなど、隣人とかかわっていくことを重視する「水平」方向。 20世紀が「垂直」の世紀だとすれば、今世紀は「水平」、そしてそこに「ちょっとした垂直性」を加えた「斜め」へと、パラダイムがシフトしていく時代と言える。 本書は、ビンスワンガー、中井久夫、上野千鶴子、信田さよ子、当事者研究、ガタリ、ウリ、ラカン、ハイデガーらの議論をもとに、精神病理学とそれにかかわる人間観の変遷を跡付け、「斜め」の理論をひらいていこうとする試みである。 著者は、2015年のデビュー作『人はみな妄想する』でラカン像を刷新し、國分功一郎、千葉雅也の両氏に絶賛された気鋭の精神医学者。デビューから10年、新たな代表作がここに誕生する。 目次 第一章 水平方向の精神病理学に向けて──ビンスワンガーについて 第二章 臨床の臨界期、政治の臨界期──中井久夫について 第三章 「生き延び」の誕生──上野千鶴子と信田さよ子 第四章 当事者研究の政治 第五章 「自治」する病院──ガタリ、ウリ、そしてラカン 第六章 ハイデガーを水平化する──『存在と時間』における「依存忘却」について 補論1 精神分析とオープンダイアローグ 補論2 依存症臨床の空間──平準化に抗するために - 著者プロフィール - 松本 卓也 (マツモト タクヤ) (著) 松本 卓也(まつもと・たくや):1983 年、高知県生まれ。2008 年3 月、高知大学医学部医学科卒。2015 年3 月、自治医科大学大学院医学研究科修了、博士(医学)。2016 年4 月より、京都大学大学院人間・環境学研究科総合人間学部准教授。研究分野は、精神病理学、精神分析学、精神医学史、病跡学、フランス現代思想。著作に『人はみな妄想する』(青土社)、『心の病気ってなんだろう?』(平凡社)、『創造と狂気の歴史――プラトンからドゥルーズまで』(講談社)、『享楽社会論――現代ラカン派の展開』(人文書院)、翻訳に『現実界に向かって――ジャック=アラン・ミレール入門』(人文書院)、共訳にダリアン・リーダー『ハンズーー手の精神史』(左右社)、ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト―ラカン派精神分析と政治理論』(岩波書店)、共編著に『コモンの「自治」論』(集英社)など。
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ハナの山、里の暮らし 水と木と、野にあるもの史|ハナ・カーシュナー, 沢田 眉香子(著・訳)
¥2,200
講談社 2026年 ソフトカバー 312ページ 四六判 - 内容紹介 - ニューヨークから加賀温泉郷・山中温泉へ。アメリカ人女性ジャーナリストが出会い、 深く体験した、里山の暮らしと食と工芸・文化。欧米の高感度な旅行メディアも注目。 美しく豊かな日本の里山に没入する15章。「里山のレシピ」も収録! 水 一、酒の伝道師 和酒B A R縁がわ 日本酒への情熱 二、茶の道 茶の湯 季節の移ろいと作法、もてなしの心 三、菊の水 総湯、菊の湯 山中節 芸妓の伝統芸 四、酒の女神 獅子の里 女人禁制の酒蔵で働く 木 五、木とウイスキー 山中漆器 木工の超絶技巧 六、漆の木 漆かきとろくろ研修所 七、森の囲炉裏 大土の古民家と炭焼き 八、失くしたものと、見つけたもの 蘇った我谷盆 野にあるもの 九、鴨池のサムライ 非公開の秘技、古式投網・坂網猟 十、紙の上 雁皮の収穫と紙漉き 十一、猪の年 イノシシ猟 解体と料理 十二、山の名人 神の宿る奥山での山菜採り 栽培 十三、八十八の手間 杉水町の田んぼ 棚田での米作り 十四、トトロの庭 荒れた畑を再生し、伝統野菜を育てる 十五、こいこい祭 雨のcome on ! festival レシピ:すこ、栗ようかん、酒粕アイス、卵の味噌漬け、真夜中の唐揚げ、よもぎ団子、漁師風シチュー、わさびのグリーンピクルス、鴨ネギ串、梅干し、ラーメン・ボロネーゼ、なんでも天ぷら、梅にぎり、小豆ジャムとバターサンド、柿の葉ずし - 著者プロフィール - ハナ・カーシュナー (ハナ・カーシュナー) (著) ライター、アーティスト、フードスタイリスト。 シアトル郊外の小さな農場で育ち、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで学ぶ。作品は『ニューヨーク・タイムズ』、『T Magazine』、『Vogue』、『Saveur』、『Taste』、『Food52』、『Atlas Obscura』、『Food & Wine』などに掲載されている。自ら修復した山中温泉の古民家とNYブルックリンと行き来しながら、食やライフスタイルについて取材・発信している。 沢田 眉香子 (サワダ ミカコ) (著・訳) 編集・著述業。[エルマガジン]編集長を経てフリー。『京都うつわさんぽ』(光村推古書院)、『バイリンガル茶の湯BOOK』(淡交社)他。『世界に教えたい日本のごはんWASHOKU』(淡交社)でグルマン世界料理本グランプリ受賞。京都新聞美術展評、NHK関西ラジオワイド「アート情報」担当
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絶望しかけた女子のための世界史|ティチュー・ルコック, 鳥取 絹子(訳)
¥2,530
大和書房 2026年 ソフトカバー 320ページ 四六判 縦188mm 横130mm 厚さ21mm - 内容紹介 - 歴史に存在していた無数の女性たちを最新研究で可視化。絶望の先にある希望をひらく新しい歴史本 目次 イントロダクション 女性たちは決して黙っていなかった Ⅰ 先史時代 1 先史時代、女性は存在していたの? 先史時代の人=洞窟にいる大男/ 教科書はウソをついていた? / 先史時代の時間スケールはとてつもなく長い/ 「女性は狩りをしなかった」と信じている人へ/ 歴史はわかりやすくは語れない/ 「おばあさん」社会的有用説/母親は家にいるもの―それはたった200年前の幻想 2 ヴィーナス小像と女性の地位 洞窟壁画という最後の手がかり/ アボリジニの証言/ アートが示すもう一つの問い/ ヴィーナスは「ポルノ」だった? / 「お守り」だったのかもしれない/ 性器はいつから恥ずかしくなったのだろう/ なぜ「男性が上で、女性が下」となったのか/ 最新技術を使うのは男性で、単純な道具は女性? /「血の理論」から家父長制へ 3「仕事」が生まれ、女性差別がはじまる 弱肉強食ではない社会/ 平等社会の終わり? 「定住」がもたらした暗い影/ 墓が語る真実――富と身分、そして暴力のはじまり/ 女性が〝生命の中心〞ではなくなる/ 人類が「仕事」するようになった理由/ 剣の誕生、そして「戦争」の誕生/ 「最初にわかった文字の書き手は女性」という事実/ フェミニストたちのシンボル Ⅱ 古 代 4 古代の女性戦士と女性市民 通過儀礼、熊になり裸でランニングする女の子/ 誰も知らない女狩人「アタランテの物語」/ こんなに強い女の子、大好き/DNAが暴いた女性戦士/女性の墓の四分の一は女性戦士のもの/ 馬中心の男女平等な生活/ 「進歩主義」を疑え! / 「女性は男性の失敗作」とされていく/ 「女性は気分や子宮に従う」という論理 Ⅲ 中 世 5 中世では、女王や女騎士が権力を行使していた 中世を支配した女、ブルンヒルド女王/ 「姉殺し」からすべては始まる/ 警察組織を制度化/ 影響力を持った女性たち/ 武装した女性は中世にもいた/ ジャンヌ・ダルクの立ち位置 6 女性たちは大聖堂を建設していた 妻を殴る権利/ 音楽家の一三パーセントは女性だった/ トップレベルの写本絵師から医師、スパイまで/ 中世版ひきこもり? 独居房での一生/ 九平方メートルの「祈り」/ 死ぬまでひとりの四六年間 7 大監禁 女は、大学へは行かせない/ 知識人がしかけた女性差別/ 生来激しい性欲の持ち主――中世が描いた女性像/ ルネサンスの陰――女性排除の始まり/ 女王はいらない――悪名高き?サリカ法の誕生/ 身分より性別! 8 「 魔女狩り 」から逃れる ベストセラー『魔女に与える鉄槌』が女性差別を煽る/ 母も隣人も魔女? /「可愛い娘さん」の価値は若さ、美しさ/ 「女性にはルネサンスがありましたか?」/ 研究されていない彼女たち 9 女性作家、忘れられた名詞と職業 「男性名詞」を先に置け/ 言葉の戦場――男性化されたフランス語/ 「知性=男性」のために消された女性たち/ 『ブルータス』は誰の作品? / シェイクスピアに才能ある妹がいたら? / 「抹消」は、いまも続いている/ この男を殺したい―強姦魔の顔を描いた画家/ クオーター制の「真実」 Ⅳ 近現代 10 啓蒙時代の「 女学者 」たち モリエール『女学者』で、女を笑うことを笑おう/ ルソーは言う「女性は男性に気に入られ、役に立ち、愛してもらう」もの/ 「性別二元論」の誕生/ 人は男か女、それ以外はモンスター/ 人種差別は、なにかと「便利」だった/本当にあったメス豚(被告人)の裁判/ 理想の女「聖母マリア」という幻想 11 消された女性革命家たち 「パンをよこせ! 」と言ったのは誰? / 彼女たちは「平等」を書き、貼り、叫んだ/ 革命は、女性を「市民」にしなかった/ 狂った女? シャルロット・コルデー/ 「女は家にいるものだ」/ 夫は、不倫した妻と間男を殺してもいい 12 一九世紀は、ドレスと処女と「 女の人形 」 「新しい男らしさ」がもたらしたもの/ 着飾りだした女性たちの背景/ 従順で処女で信心深い「若い女性」/ 人形遊びは「母親ごっこ」/ 永遠の病人/男性の職業、女性の職業/ 「いなかったこと」にされた女性作家/ デパートの登場――管理された自由/ 外で働きながら、いい母親でいるべきだ? 13 一九世紀の男性階級への抵抗 笑いものにされ、消され、それでも闘った/ 「名もなき家事」に気づいてしまった/ 投票所へ――見える存在になろうとした/ 女子教育の拡大と限界/バカロレアを取得した初の女性/ ブルジョワとプロレタリアの垣根を越えた結びつき/ セクハラ工場長への告発/ 名もなき女性闘士たち/ 窓ガラスを割るという政治――右派女性の転向/ 「フェミニスト」という言葉が世に出たとき 14 銃声の中に? それとも台所に? ―― 女たちの二〇世紀のはじまり バルテレミー事件――赤ん坊を殺した娘に拍手が送られた日/ 戦争は、女性を解放したのか? / 拒み続けた女性参政権/ 「よき妻、よき母」を国家がつくる/ 家事は科学? 「家庭術」がひらいた新しい道/ 五〇〇グラムのジャガイモの皮をむく時間は? / 華美な家具が憎まれはじめる/ コルセットを脱いだ理由 15 戦争は男だけのものではなかった ―― 第二次世界大戦 八〇万人の女性兵士が消された/ ナチスが分類―産む女か、産まない女か/ 母子が最初に殺された理由/ すごい女性、エミリエンヌについて/ 沈黙させられた多くのレイプ/ 丸坊主にされた女性たち/ 終わらない性暴力の物語と、人種差別/ 「どうしたら、あなたたちを許せるのか」 16 戦後、女性は市民になった――はずだった 条件つきの市民権/ 不幸な〝主婦〞たち―大卒女子を追った社会調査/ 人工中絶は権利ではなかった/ 三四三人のマニフェスト/ ボビニー裁判――レイプされた少女が裁かれるということ/ 人工中絶が合法化へ! / 彼女たちを忘れてはいけない 17 さて、女性差別は終わった? 「アルファ男性」という神話/ 「男は支配する側として生まれている」のウソ/ 「卵子と精子のストーリー」のウソ/ 男性の暴力性は「自然」ではない 結 章 忘れないために新しい歴史を知る
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ぼくらニセなかよし|出口かずみ
¥1,540
小学館 2026年 ハードカバー 40ページ A4変型判 - 内容紹介 - そもそも〝ニセなかよし〟って…なに!? こはちとぶんろくは、とっても仲が悪くていつもけんかばかりしている猫。ある日、「なかよしコンテスト」が開催されることを知った2匹。優勝賞品は、おいしいお魚1年ぶん! 「なんだって!?」 「これは優勝するしかないな…」 2匹はさっそく、なかよしになる練習を始めることにしました。さて、2匹のたくらみはうまくいくのでしょうか? 「うろおぼえ一家」の絵本シリーズなどでおなじみ、出口かずみさんの創作絵本です。 思わずくすっと笑ってしまう、シュールでとぼけた作風で大人気の出口さん。この『ぼくらニセなかよし』でも、出口さんの魅力である「ほっこりするゆるさ」と「シュールな可笑しさ」が炸裂しています。 子どもも大人も、猫好きさんもそこまででもない人も…誰もが笑顔になれる絵本です。 ※この作品は、2024年秋に日本マクドナルド「ほんのハッピーセット」の「えほん」として配布され、大人気を博しました。 市販書籍化にあたり、新たな描きおろしを加えてページを増やし、サイズもぐーんと大きくしました。 【編集担当からのおすすめ情報】 作者の出口かずみさんは大の愛猫家。実生活でも2匹の猫「小八(こはち)」「文六(ぶんろく)」と暮らしています。 なにを隠そう、このリアルこはちとぶんろくが、ほぼ毎日けんかばかりしている〝ニセなかよし〟なんだそう。毎日2匹を見ている出口さんの頭のなかでは、こはちとぶんろくの物語が日々、生まれているんでしょうね。だから、この絵本の中の2匹はこんなに生き生きとして楽しそうなんだと思うのです。猫たちのちょっとした仕草や表情をとらえた描写も、出口さんの猫への大きくて深~い愛情であふれています。 一度ハマるとクセになって抜けられない(!?)出口かずみワールドをぜひ!お楽しみください。 (前後の見返しにある「なかよしコンテスト しゅつじょうしゃリスト」の中には、出口さんのお知り合いの愛猫もいるとか、いないとか…!?)
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翔びたつ女たち コレット・ドゥブレ淡彩画集|コレット・ドゥブレ(文・絵), 石川美子(著・訳)
¥2,860
ベルリブロ 2025年 ソフトカバー 96ページ A5変型判 縦200mm 横150mm 厚さ8mm - 内容紹介 - パリで活動をつづける画家コレット・ドゥブレは1990年にこう宣言した。「わたしのこころみは「限りない」数の絵によって、先史時代から現代にいたる女性のさまざまな姿形をふたたび描きなおすことである。」無数の美術に描かれた女性像を「引用」して淡彩画(ラヴィ)で物語や背景から解き放ち自由に翔びたたせる。来る日も来る日もつづけられるこの作業から近年の36点を選んで精密なカラー印刷で収録、さらにそれらの引用元の絵を添えることで彼女の視線と美しい彩色の再現に努めた。デリダやビュトールとの共同制作もあるコレット・ドゥブレの日本で初めての作品集。画家による文「月は足もとにあり」の翻訳、これら淡彩画の魅力についてのエッセー「視線は存在を自由にする」の執筆は石川美子による。 - 目次 - 「視線は存在を自由にする」(石川美子) 1990年3月の宣言(コレット・ドゥブレ) Lavis de Colette Deblé ルーベンス《ディアーナとエンデュミオン》 アンブール《インコをもつ女性》 ブロンズィーノ《辺獄へのキリスト降臨》 ドラクロワ《十字軍のコンスタンティノープル入城》 ブロンズィーノ《赤衣の貴婦人の肖像》 ジェラールとフラゴナール《感心な弟子》 ヴァトー《ディアーナの水浴》 アジェ 写真《ヴィレット界隈、アスラン通り、客引きをする娼婦》 ヴァトー《女占い師》 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》 ジェローム《牡羊の角を生やした女性頭部》 ティツィアーノ《サロメ》 彫刻《壺をもつ女性》 ラリック 宝飾《女とトンボを象った胸飾り》 デューラー 版画《メランコリア1》 広告写真 彫刻《女性像》エトルリア骨壺の蓋 マイヨール 彫刻《山》 ドガ《浴槽》 ドガ《女主人のパーティー》 アダン 彫刻《豊穣の女神》 ドガ《浴槽で足をふく女性》 フーケ《聖母子と天使たち》 ジャコメッティ 彫刻《見えないもの》 レジェ 陶芸《両手で撫でられる顔》 ホルスト《願い》 ゾー《旅するジプシー》 テンペスタ《インド諸島の真珠採り》 マネ《プラム酒》 ドラクロワ《オフィーリアの死》 エフラート・ファン・デル・マース《十字架のイエス》 マルテン・ファン・ファルケンボルフ《冬》 プッサン《バッカスの養育》 ブーシェ《ユピテルとカリスト》 「月は足もとにあり」(コレット・ドゥブレ ) - 著者プロフィール - コレット・ドゥブレ (コレットドゥブレ) (文・絵) フランスの画家。1944生まれ。1976年にパリで個展を開いて以来、ヨーロッパ中で数多く個展を催している。1990年代から古今の美術作品に描かれた女性の姿形を「引用」して淡彩画(ラヴィ)を描きつづけている。デリダ、ビュトールなど哲学者や詩人との共同制作、アーティスト・ブックも多い。2004年に日本を訪れて日本画の顔彩に魅きつけられ、以降の作品に用いるようになった。2026年、スイスに近いリュサンジュの城館で半世紀にわたる作品と著作の展覧会が行われる。 石川美子 (イシカワヨシコ) (著・訳) フランス文学者。著書に『山と言葉のあいだ』(ベルリブロ)『ロラン・バルト』(中公新書)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『旅のエクリチュール』(白水社)『自伝の時間』(中央公論社)など。訳書にバルト『零度のエクリチュール』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『ロラン・バルト 喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(以上、みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。
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山と言葉のあいだ|石川 美子
¥2,860
ベルリブロ 2023年 ソフトカバー 288ページ 縦194mm 横131mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 山を見つめ人と本を見つめる随筆集。パリ、アヴィニョン、シャモニー、グルノーブル、などの場所。ラスキン、デュマ、スタンダール、永井荷風、幸田文、須賀敦子、などの文章。深い外国体験と東西文学の素養に裏打ちされ、ゆくりなく想起される過去の風景や言葉をきっかけに、人生の美しさと哀しみが綴られる。読み返すたびに静かな感動と新しい発見がある十一の物語。 - 目次 - 遠い記憶の引きだし ラスキンの石の隠れ場 セザンヌの山とミヨー家の庭 沈黙の修道院と黒い鳥 デュマの熊のステーキ シャモニーの裏山のフキ 白いアルヴ川と荷風の物語 名前とは最後のため息 故郷の山に帰るスタンダール 山を生きる人たちの言葉 静かな背中の山と本 - 著者プロフィール - 石川美子 (イシカワヨシコ) (著) 著書に『自伝の時間』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『ロラン・バルト』(中公新書)。訳書にロラン・バルト『零度のエクリチュール』『記号の国』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)、フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。
