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本州最南端で本屋と本好きが集まって本のことを考えたら 紀伊半島 BOOK marche 2024 → 2025
¥1,000
紀伊半島 BOOK marche 実行委員会 2025年 ソフトカバー 86P A5判 - 内容紹介 - 紀伊半島 BOOK marche 2025 開催(12/20(土)・21(日)会場:田並劇場)に伴い、イベント費捻出のために作成されたZINE。 紀伊半島 BOOK marche 2024のイベントの様子や、出店店舗の紹介など盛りだくさんの内容です。 ZINEの売上がイベントを支えます! ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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Savoir&Faire 土 | エルメス財団
¥2,970
岩波書店 2023年 函入 406ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ31mm - 内容紹介 - 自然素材にまつわる知識や技術の共有を目指すエルメス財団の取り組み、スキル・アカデミー。「木」に続く本書は、フランスで編まれた書籍シリーズ〈Savoir &Faire〉から9本を厳選・翻訳、日本語版オリジナルコンテンツを加え、陶芸、アート、歴史、建築、工業、民俗学などさまざまな切り口から、身近な素材である「土」に迫る。カラー図版多数。 - 目次 - 日本語版に寄せて……オリヴィエ・フルニエ 土とやきもの……ユーグ・ジャケ 黒い土と赤い土……赤坂憲雄 Ⅰ 土と生きる 土壌の豊かさと持続可能な農業における粘土の役割……リディア&クロード・ブルギニョン 生の土の建築──その様々な起源から今日まで……ティエリ・ジョフロワ 土と左官から見た日本の建築史……多田君枝 工業用セラミック分野での主な進歩……アンヌ・ルリッシュ ポートフォリオ《日本典型》……柴田敏雄 Ⅱ 土とつくる 技術、欲望、分類、恐怖──土と向き合う現代日本のアート……バート・ウィンザー=タマキ コンテンポラリー・アートにおける土……ジル・A・ティベルギアン ミケル・バルセロ──地形図 アトリエ訪問……ユーグ・ジャケ 土と手を合わせる……カネ利陶料 ポートフォリオ《土と身体》 Ⅲ 土と動く、土は動かす 釉薬……ジャン・ジレル 西洋陶磁略史──そのいくつかの起源から18世紀末まで……クリスティーヌ・ジェルマン=ドナ アドリアン・デュブシェ国立磁器美術館コレクションでたどる磁器の歴史……セリーヌ・ポール 技術と継承──海を越えて産地になるまで……三川内焼 ポートフォリオ《記憶のかけら》……小川待子、高橋マナミ 日本語版あとがき……説田礼子 写真・図版クレジット 著者・訳者略歴
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新装版 昭和モダン 広告デザイン 1920s-30s | 青幻舎編集部(編), 浅見旬(編)
¥1,760
SOLD OUT
青幻舎 2025年 青幻舎ビジュアル文庫 ソフトカバー 264ページ 文庫判 - 内容紹介 - 懐かしくも新しい。今からおよそ100年前の「デザイン」を一挙収録 ポスター、包装紙、カレンダー、チラシ… 貴重な資料200点超を紹介! カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店などが立ち並び、都市文化が花ひらいた大正・昭和初期。街には広告やポスターがあふれ、人とモノとをつなぐ「デザイン」が高揚感と初々しさを伴ってかたちに表されました。本書では200点を超えるポスターやチラシ、広告などを紹介します。魅力にあふれるデザインの数々をお楽しみください。 ◎掲載例 小印刷物のデザイン(カレンダー・チラシ・便箋・封筒など) カタログ・リーフレット ポスター 包装紙・パッケージ マッチラベル カット 紙面広告
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新装版 昭和モダン 看板デザイン 1920s-30s | 青幻舎編集部(編), 浅見旬(編)
¥1,760
SOLD OUT
青幻舎 2025年 青幻舎ビジュアル文庫 ソフトカバー 264ページ 文庫判 - 内容紹介 - 懐かしくも新しい。今からおよそ100年前の「デザイン」を一挙収録 看板、ディスプレイ、街頭装飾、創作文字… 貴重な資料200点超を紹介! 本書では、日本の都市が大きく変貌を遂げた大正後期から昭和初期、いわゆる「昭和モダン」と呼ばれた時代の看板や街頭装飾、ショーウインドーのデザインを紹介します。カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店などが立ち並び、都市文化が花ひらくなか、看板や街灯装飾などは、街並みの一部ともいえる重要な要素でした。 デザイナーのパイオニアといえる当時の表現者たちのアイデア、魅力溢れる多彩なデザインの世界をお楽しみください。 ◎掲載例 看板のデザイン 売出し街頭装飾 ショーウインドー 店舗・店内 創作図案文字・レイアウト
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オノマトペの現象学 新版 「ぐずぐず」の理由 | 鷲田 清一
¥1,386
SOLD OUT
KADOKAWA 2025年 角川ソフィア文庫 ソフトカバー 304ページ 文庫判 右開き - 内容紹介 - その強度に言葉が追いつかないときに、ひとは音に音を重ねるのだろうか。それとも、言葉が足りないときにそれをぴたり言い当てようとして、ひとはこのように音感でいっきに意味を凝集させようとするのだろうか。あるいは、どこか逸脱しているところがあるという、そんな違和感をさりげなく表明しておこうとして、ひとはこのように特徴ある音を反復するのだろうか。「へとへと」「よれよれ」「だらだら」「ぞくぞく」「ぎすぎす」……けっして鳴っていないはずの音を言い表す言葉たちが、わたしたちの様子を表現して、読めばすとんと腑に落ちる。そんな不思議な「オノマトペ」を、現象学の視点から解きほぐす鷲田哲学の傑作エッセイ。「文庫版のための、やや長いあとがき」を増補した決定版。 - 目次 - 言葉の感触 序にかえて 第一部 声のふるまい オノマトペのさまざまな顔 ぎりぎり/ぐずぐず/ちぐはぐ/ゆらゆら/ふわふわ/ほっこり/ぼろぼろ/なよなよ/にやにや/ねちゃねちゃ 第二部 音の絵 オノマトペの構造 1 音の絵 2 言葉の内臓感覚 3 律動と情調 4 感覚の越境 5 意味の内と外 6 魂の言葉 結びにかえて あとがき 文庫版のための、やや長めのあとがき - 著者プロフィール - 鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ) (著) 1949年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。大阪大学、京都市立芸術大学名誉教授。専門は臨床哲学・倫理学。著書に『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『死なないでいる理由』『〈ひと〉の現象学』『所有論』など多数。
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時間が足りない私たちの新定番 「私、天才かも!」レシピ | 長谷川 あかり
¥1,760
講談社 2025年 ソフトカバー 128ページ B5変型判 - 内容紹介 - 料理がしたくても時間がない。料理したいけれど得意じゃない。実は料理ってちょっと面倒……そんな忙しく働くひとへ捧げるレシピ集です。 作ると料理上手な気分になれる、自己肯定感があがる…… と人気の料理家・長谷川あかりさんが、料理のハードルを下げてくれるレシピを考えました。せっかく作るなら「私、天才かも!」と思える料理を作ってみませんか? ・へとへと限界な夜でも作る気になる一品は? ・一人の夜ごはんはスープでいい、スープがいい ・これなら続けられる”20分 のっけ弁”のすすめ ・サラダがいつもワンパターンになってしまう ・「絶対、失敗しないので」レシピがほしい ・ホムパも安心。ぶっつけOKごちそうは? ・おいしい節約レシピが知りたい ほか 作ってみたら「私、天才かも!」と感動するレシピが52点も。ぜひ味わってみてください。 「かけた手間以上のおいしさに驚くはず! これでいい! これがいい。 簡単・気楽・都合のいい私のレシピが あなたの定番となりますように」(長谷川あかり) *〈Amazon特典〉美肌やヘルシーな体作りにぜひ摂りたい!と話題の「もち麦」。管理栄養士でもある長谷川さんによるもち麦をおいしく食べられるレシピ2点がついてきます!(期間限定) - 著者プロフィール - 長谷川 あかり (ハセガワ アカリ) (著) 料理家、管理栄養士。10歳から20歳までタレント・俳優として活躍後、大学で栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得。SNSでのレシピ投稿で注目され、料理本出版のほか、レシピ開発なども手掛けるようになる。なじみのある食材で新しい味わいを作り出すレシピは、「料理上手になった気分を味わえる」「自己肯定感があがる」「ありそうでなかった組み合わせ」として自炊初心者から料理好きまで、幅広く人気を集める。著書に『クタクタな心と体をおいしく満たすいたわりごはん』(KADOKAWA)、『長谷川あかり DAILY RECIPE』(扶桑社)、『材料2つとすこしの調味料で一生モノのシンプルレシピ』(飛鳥新社)ほか。
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私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている | 古賀 及子
¥1,870
晶文社 2025年 ソフトカバー 280ページ 四六判 - 内容紹介 - 人気の日記エッセイ作家が明かす、みんなに読まれる日記の秘密。 「文学フリマ」が毎回入場者数を更新し、日記本がブームになり、自分でも日記を書きたい・noteで公開したい・ZINEにまとめたい……という人が増えているなか、日記エッセイストの第一人者が、日記を書く際の独自の経験知と秘密を大公開。その実践例としての日記もあわせて収録。日記を読みたい人にも、書きたい人にも、いますぐ役立つアイデアと実例が満載の、これからの日記作家に捧ぐメタ日記エッセイ。 「これから私は日記について書きます。これまであちこちに書いたり、お話ししたりしてきた、日記について私なりに思うことを、ほんの少しですが、ここにまとめます。/日記は人それぞれに方法があって、方針があって、ロマンがあるものです。ここに書いたことは、すべて、単なる私の考えでありやり方ですから、どうかその点ご了承ください。てんで勝手に書けるのが、日記のよさのひとつです。」(本文より) - 目次 - 1 私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている おばけは怖いけど、私はこれから、日記について書きます/文ではなく、日記を書こうと決めた/かけがえなさというのは、思いがけなさのなかにあるんじゃないか/前日の景色を観察するためのメモ/日記は、書くだけ、あとは何もいらない/日記と秘密/毎日の日記、よりぬく日記、編集する日記/日記で世界を作る/生きた昨日を、ただ思い出す 2 私が愛するあなたの凡庸のすべて 私が愛するあなたの凡庸のすべて/互いにとっての静けさとなれ/明日が誕生日でないのが信じられない/あずかり知らぬ無限/見るべきは屋根/コツは地上に出ないこと/元気な体の私の隠喩/押すと実現するボタン/人間の味方/欲しいものは無い、有るものが欲しい 3 じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 餅をみちぎる威力を応用し/まだ出す力を持っている/なんだかいつも、これ以上着るものがないし脱ぐものもない気持ちだ/服の似合わなさの絶望をすくう/50メートルって「走」じゃないか/世界が変わる、ここが地点だ/うどんにおなり/地金は売らずにまた会おう/遠くの楽しさはいつもすこし悲しい/てっきりそれが終わりの合図だと/時間の種類の豊富さを味わう/じゃがりこを買う人だけが私にとってかわいい、なんだこの感情は 点と点が線でつながっただけで脱出──あとがきにかえて - 著者プロフィール - 古賀及子 (コガチカコ) (著) 1979年東京生まれ。エッセイスト。著書に日記エッセイ集『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)、『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)、エッセイ集『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)、『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)等がある。
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うみとねこ | マーガレット・ワイズ・ブラウン(著), アン・モーティマー(絵), 木坂涼(訳)
¥1,870
好学社 2025年 ハードカバー 32ページ A4変型判 縦228mm 横260mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 足の先が白い猫、スニーカー。好奇心旺盛なスニーカーが、初めて訪れた海でいろいろな生き物を見つけたり、波の音やにおいを感じます。マーガレット・ワイズ・ブラウンが的確に猫の本質をとらえ、アン・モーティマーが精緻な筆使いで猫の表情を描いた作品です。
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彼女の最初のパレスチナ人 | サイード ・ティービー, 大津 祥子(訳)
¥2,860
小学館 2025年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - パレスチナ移民たちの心情を描く傑作短篇集 力によって追放され、世界のどこにいようと「よそ者」として日常を引き裂かれ続けるパレスチナ人たちは、あなたのすぐ隣にもいるかもしれない。ーー安田菜津紀氏(Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)推薦! 2022年アトウッド・ギブソン・ライターズ・トラスト・フィクション賞最終候補作 母国について教えた恋人が救済活動に目覚めていく姿に戸惑う医師 かつて暮らした国への小さな投稿によって追い詰められていく数学者 ルームメイトたちに溶け込むために架空の恋人をでっちあげる大学生 正規採用と引き換えに違法なミッションを引き受けてしまう司法修習生 妻と娘のために禁断の取引に手を伸ばしてしまうプログラマー…… 安住の地となるはずの国で心揺らぐパレスチナ移民たちの日々が、珠玉の9篇に。瀬戸際に追い詰められながら自らのアイデンティティを探る姿を多彩な筆致で綴る、カナダ発傑作短篇集。 【編集担当からのおすすめ情報】 2023年秋以降ガザ地区の惨状が世界中に発信されていますが、パレスチナの人々の苦難は1948年の「ナクバ」(イスラエル建国に際して70万人以上のパレスチナ人が難民化)に端を発しています。本作に登場するのも、祖父母や父母、あるいは本人が故郷を失いやむにやまれずカナダに移り住んできたという人たちです。しかし安住の地を得たと思いきや、ふとした局面で差別や偏見、居づらさを感じ、身を小さくする思いで暮らす人々。そんな移民たちの九つの物語です。パレスチナの苦難の歴史とともに、海外からの移住者が増えている今の日本で、彼らの心の内にも思いを馳せるきっかけとなれば幸いです。
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Θの散歩 | 富田 ララフネ
¥2,200
百万年書房 2025年 ソフトカバー 264ページ 四六判 縦128mm 横188mm 厚さ18mm - 内容紹介 - 大江健三郎、荒川洋治、メルヴィル、カフカ、井戸川射子、加藤典洋、聖書、田中小実昌、武田百合子、村上春樹、ドストエフスキー、小島信夫を読むことが子育てに与える影響についてーー。 「小説家を目指す」人たちは、小説を書こうと構えるので、萎縮したり、型に嵌ったりして、何のために書きたいと思ったの? と思うんだけど、この人からは書く楽しさや自由が感じられ……濃密な時間の流れに浸っていると、人生で最も貴重な記憶が何年ぶりかでリアルに蘇ってきた。読んでいてほんとに楽しい。 保坂和志(作家) - 前書きなど - Θが産まれてからしばらくはQも仕事を休んでいて、その間、Θに関することはすべてふたりで分け持っていたから、私も長い本を読む時間がいくらかあったし、長い文章を書く時間だってあったけれども、Θが三か月になり、Qは仕事に戻って、それからはほとんど一日中、私とΘはふたりきりで、本を読む時間もなくなった。もちろん本なんて読まなくてもいいのだが、本当は読みたい。 Θが昼寝でもしてくれればその合間に本を読めるはずだった。しかしΘは昼間、うちでは一切眠らず、眠る代わりにやがて泣き、散歩に連れ出さない限り、泣き止むことがなかった。Θはいくら泣いてもまだ涙は出ない。私は本を読む時間をなんとか捻出したかった。 それで絵本を読み聞かせる代わりに、大江健三郎『燃えあがる緑の木』の冒頭を読み聞かせた。特に理由もなかったが、Θが産まれて以降、私は大江健三郎ばかり読んでいた。(本文より) - 版元から一言 - ZINE『小島信夫の話をしたいのだけれど』が話題を集め、『これは歯的な話』で第七回ことばと新人賞佳作を獲った作家のデビュー小説です。 冒頭数ページを読んだだけで「あ、この作品は間違いない」と思い、刊行を決めました。 百万年書房、今年一番の勝負作です。 - 著者プロフィール - 富田 ララフネ (トミタ ララフネ) (著) 作家。1990年東京都生まれ。京都大学文学部卒。
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犬と いぬのエッセイアンソロジー | 佐藤 愛子(著), 小川 糸(著) ほか
¥990
河出書房新社 2025年 河出文庫 ソフトカバー 248ページ 文庫判 - 内容紹介 - 犬は家族、犬はともだち、犬は恋人、犬は伴侶、犬は鏡……。古今の作家の犬との付き合い方は「みんな違うのになぜか気持ちはみんないっしょ」。犬の魅力を余すところなく伝える39篇。文庫オリジナル - 著者プロフィール - 佐藤 愛子 (サトウ アイコ) (著) 1923年、大阪生れ。『戦いすんで日が暮れて』で直木賞、『幸福の絵』で女流文学賞、『血脈』で菊池寛賞受賞。エッセイにも『九十歳。何がめでたい』『百一歳。終着駅のその席へ』など多数。旭日小綬章受章。 小川 糸 (オガワ イト) (著) 1973年、山形生まれ。小説家。デビュー作『食堂かたつむり』が、イタリアのパンカレッラ賞、フランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。その他おもな著作に『つるかめ助産院』『とわの庭』『小鳥とリムジン』等。
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生活史の方法 人生を聞いて書く | 岸 政彦
¥1,155
SOLD OUT
筑摩書房 2025年 ちくま新書 ソフトカバー 304ページ 新書判 - 内容紹介 - 地域で、大学で、学校で、家族で、個人で。第一人者による、最良の手引き。 沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、「他者の話を聞く」ことについてまとめた一冊。 「ひとりの人間の、人生の語り」が生活史です。この本は、生活史を聞いて原稿を書き、冊子にまとめて作品とするための手引きとして書かれています。生活史の美しさ・おもしろさから、そのむずかしさ・暴力性まで、これまでの考えをまとめた一冊です。 「この本では、生活史を聞いて書くうえでの、技術的なことを含めたさまざまなことが書かれていますが、本書はいわゆる「マニュアル本」ではありません。……聞き取りをめぐるさまざまなことを書いて、それをきっかけに、他者の話を聞くということについて考えてみたい。この本はそんな本です。」 - 目次 - はじめに――生活史を聞いて、書く 作品としての生活史/誰にでもできること/たくさんの生活史/語りを残す 第一章 生活史とは何か 1 生活史とは 生活史からわかること/生活史のおもしろさ/人生、歴史、意味/広がる生活史 2 生活史の事例 第二章 語り手と出会う ―― 調査という「社会関係」 1 どうやって語り手と出会うか 2 トラウマを抱えた人びと、差別され排除された人びと 安易な理解/聞かないと残らない声/語りの搾取 3 構造的な聞きにくさ 調査の現実/社会的つながりの外へ 4 分断そのものを研究する 『地元を生きる』の調査/聞きやすい範囲 5 「聞き取り調査」ということ自体のわかりにくさ もっとも聞きづらいひと/「普通」の人びとへの調査 6 分断を乗り越える 打越正行という希望/那覇のスナックで/時間をかけて関わる/当事者性とはなにか 7 関係性の網の目の中で 8 キーパーソン、リーダー、活動家 9 語り手と聞き手のジェンダーについて 中立の語りはない/語り手のジェンダー/聞き手のジェンダー/安心して語れる場をつくる 第三章 調査の進め方 1 調査のプロセスに入る 2 聞き取りの依頼とアポ取り 電話でのアポ取り/メールでの依頼/理解のされにくさ 3 インタビューの場所 カラオケボックスとラブホテル/意味をもつ場所 4 手土産 相手に合わせて選ぶ/手土産のもつ意味 5 名刺、同意書、「調査のお願い」 調査倫理/同意の意味 6 録音とメモ、ファイルの管理 カセットテープとがっちゃんこ/レコーダー類/参与観察/録音のタイミング/メモ/音環境/バックアップ 7 謝礼、お礼、聞き取りの後 謝礼とお礼/語り手との関係を続けるべきか 8 ゆっくり休む 第四章 語りの聞き方 1 積極的に受動的になる、あるいはピントを合わせない集中 話を聞くとはどういうことか/言葉の連鎖/積極的に受動的になる/ピントを合わせない集中 2 質問をする/しない 最初の質問/事実関係だけを聞かない/物語は生きている 3 「一般論」と生活史 一般論には一般論しか返ってこない/一般的な語り/千差万別な定型 4 差別的表現とどのように向き合うか 5 ぜんぶは聞けない たまたま語られたこと/それぞれの方法 6 聞き手の自己開示 応答責任/前もっての共有 第五章 聞き手から書き手へ――編集と製本 1 文字化する AIと文字起こし/時間と労力 2 編集する そのまま残す/記録されないこと/文字のほうが情報量が多い/すべてを再現しなくていい/匿名化の問題/特定できる場合/匿名化の方法/「ウラ」をとること 3 本人チェック 例外中の例外/本人チェックのやり方 4 印刷・製本 おわりに 読書案内 - 著者プロフィール - 岸 政彦 (キシ マサヒコ) (著) 1967年生まれ。社会学者。京都大学大学院文学研究科教授。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。著作に『同化と他者化』『街の人生』『断片的なものの社会学』『ビニール傘』『マンゴーと手榴弾』『図書室』『リリアン』、共著に『地元を生きる』『生活史論集』、編著に『東京の生活史』『沖縄の生活史』『大阪の生活史』『調査する人生』など多数。
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いいことばかりは続かないとしても | 大崎 清夏
¥2,090
河出書房新社 2025年 ソフトカバー 240ページ 四六変型判 縦180mm 横105mm 厚さ17mm - 内容紹介 - 山にも、街にも、悲しみの先にも。どこにだって発見はある。自然と芸術を求めて旅する最注目詩人の、〈生への祈り〉と〈センスオブワンダー〉に満ちた傑作エッセイ 〓 祝・萩原朔太郎賞!いま最も注目される詩人・大崎清夏の、旅と暮らしとことばの軌跡 〓 熊のいる山奥・湘南の海辺・震災後の能登・ハンセン病資料館・ヴェネチア、そして文学と映画と芸術の中まで――野生動物のようにあちこち移動しながら見つけた、ほのかでたしかな勇気と希望 〓 すみかも生活も人間関係も 何かが変わってしまっても、柔らかい力強さをもって生きてゆくために 〓 「いいことばかりは続かないとしても、あくまでも軽妙に、明るく、希望をもって。(…)どんなに事態が悪化したように見えるときでも、そこに新しく面白いことを見つけることはできる。その先に待ち受ける大仕事にとりかかることはできる。無限の可能性を持った子どもにもう戻れない私たちは、大人として世界を拓けばいい。英語が話せなければ、日本語で語りかければいい。崇高な野生動物になれないなら、人間という変な動物として、生き延びる道を探ればいいのだ」(本文より) 〓 目次 熊に会ったら歌うこと。 遠くにトナカイがいます ちゃんと知りながら、へんなことをやる ムーミンの世界のこと 何かをほんとうに聞くときには…… ミヒャエル・エンデ『モモ』のこと いいことばかりは続かないとしても ウェス・アンダーソンの動物たち 動物と知り合うヒト 岩合光昭さんの写真のこと 港はありません その家に、住んでいた どうぞゆっくり見てください もうひとつの地震日記 快楽主義者の詩学 谷川俊太郎さんのこと いつか眼差しが再び会うまで 『燃ゆる女の肖像』のこと 詩人の副業、詩の日常 『パターソン』のこと 存在しない故郷への旅 『ミリオンダラー・ベイビー』のこと 説明できない理想のために…… 『木のぼり男爵』のこと それはあなたの自由 『さらば、愛の言葉よ』のこと 雪と踊る方法、あるいは訪れの合図 映画『Shari』のこと 大志の歌の祭りに寄せて 安野みつまさ先生へ 池上上々日記 その心は優しかった。 『いのちの芽』の詩人たちと出会った日のこと 中也はポエムか 大衆との合作について 風の展示を見にいく 自然を浴びに、ヴェネチアへ行く 〓 装丁:佐々木暁 画:小城弓子 - 著者プロフィール - 大崎 清夏 (オオサキ サヤカ) (著) 2011年、第一詩集『地面』刊行。詩集『指差すことができない』で中原中也賞、『暗闇に手をひらく』で萩原朔太郎賞受賞。ほか著書に『踊る自由』『目をあけてごらん、離陸するから』『私運転日記』『湖まで』等。
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戦争と芸術の「境界」で語りをひらく 有田・大村・朝鮮と脱植民地化 | 山口祐香(著), チョン・ユギョン/Jong YuGyong(著)
¥2,200
木立の文庫 2025年 ソフトカバー 192ページ 四六変形判 縦168mm 横123mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 陶製手榴弾を模した架空の焼き物「大村焼」が刻む歴史と表現――。 若手研究者と現代美術作家による対話、論考、エッセイ、そして抵抗のアート。自由を奪われた人々について言葉を交わし、社会とつながり、考え続けるためのたしかな試み。 有田焼がうまれた400年前から現在まで繰り返された戦争と移動、排外主義を考えるために、さまざまな歴史課題を問い直しながら、差別と忘却に抗う言葉を記録する。 - 目次 - [まえがき]「場違い」な私たち――朝鮮と日本をめぐる境界の歴史 チョン・ユギョン 第1章 「大村収容所」から「大村焼」まで 山口祐香 第2章 〈大村焼〉シリーズ/ドットシリーズ/KKWANG!シリーズ 作品解説 チョン・ユギョン 第3章 [対談]ローカルからとらえなおす「戦争と芸術」 第4章 B面の日韓越境史 山口祐香 第5章 [対談]「境界線」でぶつかる音を表現し、語る 第6章 牛歩と遊歩──制度のはざまを歩く チョン・ユギョン 第7章 「故郷」をつくる――有田・人とうつわの400年史 山口祐香 本書のテーマをもっと考えるためのBOOK GUIDE 主要参考文献 初出一覧 - 版元から一言 - この国が引き起こした植民地支配や戦争と地続きの排外主義や差別をそれぞれが語り、怒りを共有し、あきらめないためにぜひ読んでいただきたい1冊です。 - 著者プロフィール - 山口祐香 (ヤマグチ ユカ) (著) 1993年佐賀県生まれ。九州大学韓国研究センター助教。2021年九州大学大学院地球社会統合科学府博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、ソウル大学日本研究所客員研究員、神戸大学国際協力研究科特命助教などを経て、現職。 専門は、戦後日韓関係史、在日コリアン史、市民運動史。最近は現代日韓におけるアートと多文化共生にも関心を広げている。主著として、『「発見」された朝鮮通信使―在日朝鮮人歴史家・辛基秀の歴史実践と戦後日本』(単著、法律文化社、2024年)など。 チョン・ユギョン/Jong YuGyong (チョン ユギョン) (著) 1991年兵庫県生まれ、福岡県在住。2014年に朝鮮大学校美術科を卒業。 2017年からソウルを拠点に作家活動を続けていたが、韓国の兵役法の改正により徴兵対象となったため、2020年末に日本へ帰国。作品では、朝鮮人の「移動」の歴史を検証し、恣意的に引かれる「境界線」や、戦争と文化との関係に問いを投げかけており、近年は有田焼や大村収容所の歴史を調査しながら作品を発表している。 公式WEBサイト:jongyugyong.com
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からだは語る 身体性とジェンダーの精神分析 | A. レマ, 鍛冶美幸(訳), 村井雅美(訳)
¥3,960
木立の文庫 2025年 ソフトカバー 304ページ B5変形判 縦216mm 横168mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 昨今、美容整形手術/施術は一般的になりつつあり、ジェンダー・アイデンティティにまつわる議論も活発に交わされています。そうしたなか本書は、心の器としての“からだ”を介して“わたし”が再-創造されていく様を、多くの実例からビビッドに描きます。――本書の登場人物は、美容整形や身体改造、倒錯的な性行動、ネット世界での耽溺、排泄行為などの、自らの“苦悩”を「無痛」化する作業に囚われています。そして、こうした行動では癒されないとわかった時、かれらは「心と対話する」相談室の門を叩くのでした。 - 目次 - 序 章◆身体が語るとき ・体現化された自己 ・ふたつの身体を心に留めて ・相談室のなかの身体 ・母 体 第1章◆羨望と母体――美容整形の精神力動 ・現代の美容整形 ・母親にまつわる風景 ・自己-製空想 ・再生空想 ・完全一致空想 ・現実をつくり直す 第2章◆いったい、誰の皮膚なのか?――屍姦幻想の精神的機能 ・カウチの上の身体 ・わたしの母の家で ・皮膚と屍姦幻想 ・自分の皮膚のなかで生きる 第3章◆純粋な決定の秩序――仮想世界で成長する ・テクノロジカルな体現化の誘惑と危険 ・思春期の身体/精神病空間に浮かぶ仮想身体 ・ノーボディであること ・仮想空間における身体の運命 第4章◆過去なき現在――思春期の性別移行における時間的統合 ・カップルの時間 ・雲の上で生きる ・時間的つながり 第5章◆もって生まれた身体と、自分そのものである身体 ・カウチから出て ・体現化された自己と、見られるという体験 ・自分自身にくつろいで ・トランスセクシュアルの心に至る道 第6章◆トラウマと身体――映画 《私が、生きる肌》 ・喪失に対する倒錯 ・良い対象が生き残ること 第7章◆分析家の身体と設定――体現化された設定と共生的転移 ・体現化された設定と共生的転移 ・身体的な逆転移と「警告の物語」 ・最初の二年間 ・要するに ・共生、分析家の身体 第8章◆ラプンツェル再考――髪の無意識的意味 ・髪にまつわる物語 ・髪の精神的なルーツ ・もっとも露出した身体的境界 第9章◆カウチから離れて――分析家のトイレの心理的な使い方 ・トイレと秘密――隠匿と分泌物 ・トイレット・ブレストとしての分析家のトイレ 第10章◆自己の起業家たち――変身リアリティ番組の精神的・社会的機能 ・自己の再創造 ・プロジェクトとしての身体 ・変身リアリティ番組の残忍さ ・完全な監視状態 ・まなざしの倫理 【訳者のメッセージ】 フロイトは「自我は真っ先に身体自我である」と述べ、心の機能は身体を基盤にしているとした。さらに精神分析家ウィニコットは、「精神という言葉は、身体的な部分、感情、機能、つまり、身体的に生き生きしていることを想像力によって練り上げること」と述べ、身体と精神が不可分な、むしろひとつのものであると述べている。 また哲学者の市川浩は、精神と身体を「同一の現実に付けられた二つの名前にほかならない」と述べ、それを〈身(み)〉という語で表現した。 私は本書のタイトルに示した“からだ”という語を用いて、これを表現したいと考える。…… 【訳者のメッセージ: つづき】 ……市川浩は、精神と身体を「同一の現実に付けられた二つの名前にほかならない」と述べ、それを〈身(み)〉という語で表現した。 私は本書のタイトルに示した“からだ”という語を用いて、これを表現したいと考える。そこには、「身体が精神の殻からとして、身みと分かちがたい外皮のようにそれを守り、時に器となっている」という意味を込めている。 本書は、精神分析の諸理論に加え、脳科学や哲学にまで敷衍した豊かな論考が、豊富な症例の紹介とともに、臨場感あふれる筆致で記されている。その魅力は、こうした“からだ”が語る深遠な「精神-身体」の世界へ読者を導いてくれる点にあろう。 - 著者プロフィール - A. レマ (エー レマ) (著者) タヴィストック・アンド・ポートマンNHS財団トラスト: 心理療法開発部門ディレクター、ポートマン・クリニック: 成人対象心理療法コンサルタント。英国精神分析協会の会員であり、ロンドン大学精神分析部門の客員教授、エセックス大学健康人間科学部: 心理療法の名誉教授を務めている。また、UCL心理療法介入研究センター: 臨床ディレクターであり、ローマ・サピエンツァ大学ウィニコット研究所およびローマ・ウィニコット・センター: 客員教授でもある。 Routledge“ New Library of Psychoanalysis”シリーズの編集者、国際精神分析協会誌の地域編集者の一人である。これまでに、精神分析や身体、トラウマに関する多くの著書がある。 鍛冶美幸 (カジ ミユキ) (訳者) 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学、臨床心理学)。臨床心理士、公認心理師。アメリカ・ダンスセラピー協会認定ダンス/ムーブメント・セラピスト(BC-DMT)、日本集団精神療法学会認定スーパーヴァイザー。日本精神分析協会精神分析的精神療法家センター研修生。 現在、文教大学人間科学部臨床心理学科・同大学院人間科学研究科臨床心理学専攻教授。長谷川病院、代官山カウンセリングルーム勤務。 著書に『思春期・青年期のこころとからだ』〔岩崎学術出版社, 2012年〕がある。共著書に『心理臨床における「見立て」』髙橋靖恵監修・西見奈子編〔福村出版, 2025年〕、『心理臨床に生きるスーパーヴィジョン』髙橋靖恵・西見奈子編〔日本評論社, 2024年〕、“Embodied Perspectives in Psychotherapy” Payne, H. Ed.〔Routledge, 2019〕、『心理的援助アプローチのエッセンス』神田久男編著〔樹村房, 2013年〕、『ダンスセラピー』飯森眞喜雄・町田章一編〔岩崎学術出版社, 2004年〕、『芸術療法』徳田良仁・大森健一・飯森眞喜雄・中井久夫・山中康裕編〔岩崎学術出版社, 1998年〕などがある。 村井雅美 (ムライ マサミ) (訳者) 米国ニューハンプシャー大学大学院心理学部博士課程中途退学。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(臨床実践指導学講座)単位取得退学。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師。日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー。 現在、医療法人岡クリニック、大阪公立大学に勤務。 著書に『からだの病いとこころの痛み』、『もの想うこころ』ともに〔木立の文庫, 2019年〕がある。共著書に『精神分析臨床での失敗から学ぶ』松木邦裕・日下紀子・根本眞弓編〔金剛出版, 2021年〕、訳書に『精神病というこころと出会う―ローゼンフェルド臨床の現在性』〔木立の文庫, 2025年〕、共訳書に『対象の影』館直彦監訳〔岩崎学術出版社, 2009年〕、『フロイト』後藤基規・弘田洋二監訳〔里文出版, 2007年〕、『被虐待児の精神分析的心理療法』平井正三・鵜飼奈津子・西村富士子監訳〔金剛出版, 2006年〕、『精神分析という経験―事物のミステリー』館直彦・横井公一監訳〔岩崎学術出版社, 2004年〕などがある。
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明治のナイチンゲール 大関和物語 | 田中 ひかる
¥924
中央公論新社 2025年 中公文庫 ソフトカバー 360ページ 文庫判 - 内容紹介 - NHK朝ドラ「風、薫る」原案! 明治時代、「カネのために汚い仕事も厭わず、命まで差し出す賤業」と見なされていた看護婦。家老の娘に生まれながら、この「賤業」につき、生涯をかけて看護婦の制度化と技能の向上に努めた大関和。和は離婚して二人の子を育てる母親でもあった。和とともに看護婦となり、彼女を支え続けた鈴木雅もまた、二人の子を持つ「寡婦」であった。これは近代日本において、看護婦という職業の礎を築いた二人のシングルマザーの物語である。 【目次より】 ●第一章 故郷黒羽 家老の娘/「嫁田」の友/田打桜/物言う嫁 ●第二章 鹿鳴館 パン・ペルデュ/牧師植村正久/鉄道馬車に乗って/「看病婦」と「看護婦」/婦人慈善市/大山捨松からの誘い/リディア・バラの決意/メアリー・トゥルー/横浜の貧民窟/鄭永慶の最期 ●第三章 桜井看護学校 「東の慈恵」「西の同志社」/校長矢島楫子 /断髪の新入生 /広瀬梅の苦学/『Notes on nursing』/火屋磨き/「不義の子」/病院実習/「器械出し」の名人/花魁心中騒動/「泣キチン蛙」/トレインド・ナースの誕生 ●第四章 医科大学附属第一医院 「白衣の天使」/松浦里子と本多銓子/「我朝のナイチンゲールとならん」/医師との軋轢/「求めよ、さらば与えられん」 ●第五章 越後高田「知命堂病院」 高田女学校/廃娼演説会/木下尚江との出会い/瀬尾原始との再会/心の夢/鈴木雅、天然痘と戦う/日本初の派出看護婦会/婦人矯風会の授産施設/赤痢の村へ/村人たちの抵抗/「避病院」の改良/国恩と信仰/日清戦争と看護婦/「衛生園」にかけた夢/岡見京との邂逅/梅と「ルツ子」/車上の花見/慈愛館の昼餉 ●第六章 東京看護婦会 派出看護婦会の乱立/後藤新平との約束/監獄署へ通う/木下尚江からの求婚/相馬愛蔵の誠意/遊郭から逃げた少女/『派出看護婦心得』/心の死/箱根への隠遁/鈴木雅の引退/「貴官の剣を貸し給え」/『婦人従軍歌』/六郎の結婚/慰問袋運動 ●第七章 大関看護婦会 復彦との再会/炊き出しでの出会い/「生まれては苦界、死しては浄閑寺」/大関看護婦会/六郎の客死/内務省「看護婦規則」/大山捨松、スペイン風邪に倒れる/鈴木雅との別れ/関東大震災 ●おわりに - 著者プロフィール - 田中ひかる (タナカヒカル) (著) 一九七〇年東京都生まれ。学習院大学法学部卒業。専修大学大学院文学研究科修士課程にて歴史学を、横浜国立大学大学院環境情報学府博士課程にて社会学を専攻。博士(学術)。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行っている。著書に『月経と犯罪 〝生理〟はどう語られてきたか』『「オバサン」はなぜ嫌われるか』『「毒婦」 和歌山カレー事件20年目の真実』『生理用品の社会史』『明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語』など。
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駅から徒歩138億年 | 岡田 悠
¥1,980
産業編集センター 2025年 ソフトカバー 364ページ 四六判 - 内容紹介 - ウェブ記事累計1300万PVを超えるライター岡田悠の最新作は、多摩川を河口から源流まで散歩した道程と思考の記録「川歩記」と、果てなき好奇心が場所と時間を飛び越えていく不思議でやさしい10編の日常旅エッセイ。 全長138kmの多摩川を少しずつ歩きながら、これまでの旅を思い出す。古いカーナビの案内で歩いたり、17年前に2秒見えた海を探したり、学生時代に住んでいた寮に泊まったり――それは、空間の移動と時間の移動を組み合わせることによって生まれる、「自分だけの旅」だった。 目次 ◇川歩記① ◆25時間の録音データ ◆25年前の子供たちと道くさをする ・旅する方法「通う」 ◇川歩記② ◆いるはずのない親戚がXで見つかった話 ◆仮想空間をさまよえる「私」に逢いに行く ・旅する方法「調達する」 ◇川歩記③ ◆17年前に2秒見えた海を探す ◆静岡に5週連続で行く ・旅する方法「やり残す」 ◇川歩記④ ◆いつか訪れた街をAIと思い出す ◆古いカーナビの案内で歩く ・旅する方法「混ぜる」 ◇川歩記⑤ ◆学生時代に住んでいた寮に泊まる ◆10年後の宿を予約する ◇川歩記⑥ - 著者プロフィール - 岡田 悠 (オカダ ユウ) (著) 1988年兵庫県生まれ。東京都在住。文筆家。ウェブメディア「オモコロ」等で記事を執筆し好評を博す。旅行や散歩、観察や検証が好き。著作に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)、『1歳の君とバナナへ』(小学館)。
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宮沢賢治きのこ文学集成 | 宮沢 賢治(著), 飯沢 耕太郎(編)
¥2,970
SOLD OUT
作品社 2025年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - とりて来し 白ききのこを見てあれば なみだながるる 寄宿のゆうべ “日本を代表するきのこ文学者”宮沢賢治の短歌・詩・小説・童話を集成! 『泉鏡花きのこ文学集成』に続く、「きのこ文学」シリーズ第二弾! その魅力を説く「編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治」付! 楢夫(ならお)は夕方、裏の大きな栗の木の下に行きました。其(そ)の幹の、丁度(ちょうど)楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。まん中のは大きく、両がわの二つはずっと小さく、そして少し低いのでした。 楢夫は、じっとそれを眺めて、ひとりごとを言いました。 「ははあ、これがさるのこしかけだ。けれどもこいつへ腰をかけるようなやつなら、ずいぶん小さな猿だ。そして、まん中にかけるのがきっと小猿の大将で、両わきにかけるのは、ただの兵隊にちがいない。いくら小猿の大将が威張(いば)ったって、僕のにぎりこぶしの位もないのだ。どんな顔をしているか、一ぺん見てやりたいもんだ」 そしたら、きのこの上に、ひょっこり三疋(さんびき)の小猿があらわれて腰掛けました。(「さるのこしかけ」より) 【内容目次】 短歌四首 詩:何をやっても間に合わない/休息/おい けとばすな/スタンレー探検隊に対する二人のコンゴー土人の演説/秘境/林と思想 小説・童話 さるのこしかけ/三人兄弟の医者と北守将軍/あけがた/車/ビジテリアン大祭/税務署長の冒険(抄録)/谷/二人の役人/どんぐりと山猫/狼森と笊森、盗森/鹿踊りのはじまり/土神ときつね/朝に就ての童話的構図 編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治 飯沢耕太郎 - 著者プロフィール - 宮沢 賢治 (ミヤザワ ケンジ) (著) 1896年岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)卒業。1921年から花巻農学校で教諭を務める。1926年に退職し、羅須地人協会を設立、農業技術指導などを行なうが、1928年に過労で倒れ、以後は療養生活を続けながら執筆活動を行なう。1933年9月21日没。享年37。生前に刊行された単著は、詩集『春と修羅』(1924)、童話集『注文の多い料理店』(1924)のみであったが、1934~35年には文圃堂から全3巻の全集が、1939~44年には十字屋書店から全6巻+別巻1の全集が刊行された。戦後も筑摩書房から数次にわたって全集が刊行されている。 飯沢 耕太郎 (イイザワ コウタロウ) (編) 1954年生まれ。写真評論家、きのこ文学研究家。きのこ関連の著書に、『世界のキノコ切手』(プチグラパブリッシング、2007)、『きのこ文学大全』(平凡社新書、2008)、『マジカル・ミステリアス・マッシュルーム・ツアー』(東京キララ社、2010)、『きのこのチカラ きのこ的生き方のすすめ』(マガジンハウス、2011)、『フングス・マギクス 精選きのこ文学渉猟』(東洋書林、2012)など、編書に、『きのこ文学名作選』(港の人、2010)、『きのこ文学ワンダーランド』(共著、DU BOOKS、2013)、『世界のかわいいきのこデザイン』(共著、DU BOOKS、2016)、『きのこ漫画名作選』(Pヴァイン、2016)、『泉鏡花きのこ文学集成』(作品社、2024)など、監修に、玉木えみ『少女系きのこ図鑑』(DU BOOKS、2013)、玉木えみ『増殖・少女系きのこ図鑑』(DU BOOKS、2015)などがある。
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本当にやる!できる!必ずやる!: アイスランドの女性の休日 | リンダ・オウラヴスドッティル (著, イラスト), 朱位昌併 (著)
¥2,310
ゆぎ書房 2025年 ハードカバー 34ページ 四六判27.6 x 1 x 22.2 cm - 内容紹介 - 1975年10月24日、アイスランド女性の9割が職場と家庭での仕事を放棄した。 「女性の休日」と呼ばれた一斉ストライキに参加した日のことを、母が娘に語り伝え、ユーモアを交えて軽やかに描き出す。(↓↓あらすじ詳細) 【アイスランド女性文学賞2023ノミネート】ほか多数。 原作者による巻末解説あり。 【後援】駐日アイスランド大使館 【協力】東京都多摩市 (東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会でアイスランドのホストタウン 2025 年にレイキャビク市と友好関係構築に関する覚書を締結) 映画『女性の休日』日本公開と同時期発売。2025/10/25(土)よりシアター・イメージフォーラム他全国順次公開(配給:kinologue) *****あらすじ詳細***** 小学生くらいの女の子ヴェーラは、ママと一緒に、今年の「女性の休日」(女性ストライキ)に出かけます。そのとき、ママは子どもの頃、 1975年10月24日の「女性の休日」にお母さんに連れられて参加した日のことを話してくれます。 なぜ女性たちがストライキを起こすことになったのか。 かつては学校に行けるのは男の子だけだった。女の子たちが学校へ行き、外で働く女性たちが増えていっても、家族の世話を担うのは女性たちで給料は男の人たちの半分だった、と。 1975年に国連が「国際女性年」を宣言し、アイスランドの女性たちは、行動を起こします。 ――「社会で女性がどれほど 大切なやくわりを はたしているのか 世界に見せる時がきた!」って思ったわ。 ――想像してみて。社会の半分の人が すべての仕事とやくわりを 一日休んだら どうなるか。 立場を超えた女性たちが――主婦も会社や役所で働く人も、農業に従事する人や漁船で働く人たちも、お年寄りや学生でも、首都レイキャヴィークだけでなく地方の小さな町に住む人でも同じように――この歴史的なストライキ「女性の休日」に参加しました。 なんと、「アイスランド女性の90%が 家庭と職場での仕事を放棄した」のです。 この誇り高い一日を力強く、また、子守と家事をいきなり担うことになった男性たち・父親たちの「長い金曜日」を軽やかに描き出します。
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なぜ人は締め切りを守れないのか | 難波 優輝
¥1,980
SOLD OUT
堀之内出版 2025年 ソフトカバー 288ページ 四六判 - 内容紹介 - ●千葉雅也さん推薦! 私たちは実のところ、「締め切り」のことをよく知らないまま生きている。 ときに私たちを苦め、ときに私たちを奮い立たせる「締め切り」とは何なのか? 「締め切り」から、現代社会に深く埋め込まれたルールを描き出し、豊かな生き方を探る哲学的冒険。 “我々は、いわば「時間的な無理」をさせられている。生きることの柔軟性をどう取り戻すか。この時間論には、哲学の新しい文体がある。すごく良い本だと思った。元気が出る本だ。” ──千葉雅也 時間について:時間とはそもそも何なのか? 計画について:昔の人はもっとのんびり生きていた 仕事について:無理な要求から逃れる方法は? 死について:最大にして最後の締め切りを考える ●締め切りの間を縫って、私たちが〈いい時間〉を手に入れるために “残業によって得られる賃金は計算できる。さまざまな締め切りの集合体である「プロジェクト」は、時間を対価に成果を提示する。いっぽうで、愛する人と過ごす時間、趣味に没頭する時間の価値は計算が難しい。私たちは、〈いい時間〉を計量することができずにいるのだ──。” - 目次 - 序章 なぜ人は締め切りを守れないのか 第1章 いい時間とわるい時間──私たちはどんな「今」を生きたいのか? 第2章 プロジェクト──私たちから時間を奪うもの 第3章 生きている時間──私たちはいつも何かに間に合わない 第4章 いろいろな遊びの時間を旅する──時間の遊び論 第5章 いい時間をつくる──時間正義のためのデザイン 第6章 デッドライン──死から締め切りの本性を考える あとがき ブックガイド 新しい時間をデザインするために 参考文献 - 著者プロフィール - 難波優輝 (ナンバ ユウキ) (著) 1994年生まれの美学者。専門は、分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。他の著作に『物語化批判の哲学〈わたしの人生〉を遊びなおすために』(講談社現代新書、2025年7月発売予定)、『SFプロトタイピング』(共編著、早川書房、2021年)。
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三重の本
¥1,280
京阪神エルマガジン社 2025年 エルマガMOOK ソフトカバー 104ページ 25.7 x 21 x 0.5 cm 九鬼町の特集ページがあるほか、スズキナオさんが尾鷲でハシゴ酒をするなど、東紀州地域が大きく取り上げられています。トンガ坂文庫も登場します! 表紙はtupera tupera! - 内容紹介 - 関西からはアクセス至便な“お隣さん”三重県。海も山も豊かで、北勢・中勢・伊勢志摩・伊賀・東紀州とタテに長い三重県だからこそ、それぞれで独自のカルチャーが生まれ、エリアをまたげばここは異国? な特別体験が待っている。 2025年からはじまる神宮の式年遷宮や125社参りをはじめ、注目の街や店、人を掘り下げて紹介。慌ただしく巡ったらもったいない! “のんびり”が心地良い、三重の魅力に気付いて欲しい。 【伊勢志摩】 式年遷宮はじまる。 ゆっくりはじめる、神宮125社参り。 伊勢うどん再考。 心地のいい伊勢の名酒場案内。 神島 Kamishima graphy 菓子に囲まれた街に生まれて。 【東紀州】 尾鷲・九鬼で過ごす休日。 幻の“美熊野牛”を知っているか? 海も山も絶景の宝庫(勝手に)熊野八景。 雨のち晴れ尾鷲ハシゴ酒日和。 【北勢】 スローな時間が流れる、関・亀山。 扉開けば別天地、平田町たよしのこと。 動く! いなべの2人の生産者。 茶畑の風景LOVE!女性が元気なお茶畑。 【伊賀】 名張で醸す、ワインの未来予想図。 米がいい、水がいい、伊賀・名張の酒。 建築を歩く伊賀上野城下町。 【中勢】 津の味、はじめて物語。 実はスゴイぞ!三重のミュージアム。 肉好きの楽園!? 松阪の偏愛肉事情。 祝・国宝!船形埴輪に古代ロマンをのせて。 県南部のローカルスーパーがおもしろい。 伊勢志摩、東紀州、北勢、伊賀、中勢、ランチ手帳。
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夜の木【13刷】|シャーム, バーイー, ウルヴェーティ, 青木恵都 訳
¥4,400
タムラ堂 2025年 ハードカバー 40ページ 35cm×23cm - 内容紹介 - 2008年のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 (版ごとに表紙の絵柄が変わります。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました。まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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夜の木【12刷】|シャーム, バーイー, ウルヴェーティ, 青木恵都 訳
¥3,960
タムラ堂 2023年 ハードカバー 40ページ 35cm×23cm - 内容紹介 - 2008年のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 (版ごとに表紙の絵柄が変わります。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました。まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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Calico the Wonder Horse | Virginia Lee Burton
¥3,300
世界文化社 2016年 ハードカバー64ページ 25.4 x 1.0 x 17.8 cm 英語 - 内容紹介 - カクタス郡のずっと西のほうに、キャリコという名前の馬が住んでいました。見た目はあまりきれいではありませんでしたが、とても賢く、まるで稲妻のように速く走ることができました。悪党スチューイ・スティンカーがクリスマスイブにサンタクロースを襲おうとたくらんだとき、キャリコはクリスマスを救うことができるでしょうか? 本書は、『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』の作者でありコールデコット賞受賞作家でもあるヴァージニア・リー・バートンによる、古典的名作の刊行75周年を記念した特別版です。新しいカバーで装いを新たにし、あらゆる年齢の子どもたちへのクリスマスプレゼントにぴったりの一冊です。
