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近代日本陶芸史 ゲテモノからニセモノ、そして現代アートへ | 藤原 貞朗
¥2,420($15.42)
講談社 2026年 ソフトカバー 288ぺージ 四六判 - 内容紹介 - 欧米のギャラリストが熱狂する日本陶芸。 それは、アヤシイ歴史のるつぼの中で育まれた。 何て言ったって皆コッピーさ──北大路魯山人 いまや「日本人だけが知らない現代アート」と世界で賞される日本陶芸は、実は昭和元年から現代アートであり続けてきた。 柳宗悦は「下手もの」に内なる美を見出し、 民藝派を批判する魯山人は古陶を「コッピー」し、 加藤唐九郎は「永仁の壺」というシミュラクルで人々を幻惑した。 さらに「前衛陶芸」「オブジェ焼き」「モダニズム陶芸」を経て、桃山以来の磁場をもつ「茶碗」をもポストモダン化するほどの、表現が渦巻き爆発するカオスが現出している。 フォルムの美を追究し日本・近代を内破する陶芸家たちの百年史。 [本書より] 陶芸は常にモダンアートであり、現代アートだった。この視点から出発することによって、多様性の名の下にカオスと化した陶芸史を交通整理して、すっきりと見通せる「近代日本陶芸史」を編む必要がある。 [本書の内容] はじめに──陶芸は常にモダンアートであり、現代アートだった 第一章 はじまりとしての「下手もの」革命──リーチ、富本憲吉、柳宗悦 第二章 シミュレーショニズムとしての古典復興──北大路魯山人の「コッピー」 第三章 アヤシイニセモノの仮想世界(パラレル・ワールド)──近代陶芸としての「永仁の壺」 第四章 戦争と陶芸──モダニズムとナショナリズム 第五章 「ニセモノの制度化」と伝統のブランディング──荒川豊蔵《隨縁》神話の誕生 第六章 戦後陶芸の「退行」と「転倒」──岡部嶺男と八木一夫のメランコリアと処方箋 第七章 「モダニズム陶芸」と近代の超克──加守田章二と栗木達介 第八章 茶碗の居場所──近代陶芸の「外部」からポストモダンへ 第九章 現代陶芸の「ラディカリズム」とジェンダー 第十章 「空虚な日本」とアナクロニズムの現代陶芸史 あとがき──林康夫「浪江に捧ぐ」(二〇二四年)から 主要参考文献 図版一覧 人名索引 - 著者プロフィール - 藤原 貞朗 (フジハラ サダオ) (著) 1967年、大阪府に生まれる。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程退学。リヨン第二大学第三課程、大阪大学大学院助手を経て、現在、茨城大学人文社会科学部教授。博士(文学)。専門は美学・美術史。主な著書に、『ルーヴル美術館 ブランディングの百年』(講談社選書メチエ)、『オリエンタリストの憂鬱 植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』(めこん、渋沢・クローデル賞本賞、サントリー学芸賞)、『共和国の美術 フランス美術史編纂と保守/学芸員の時代』(名古屋大学出版会、吉田秀和賞)、共著書に『山下清と昭和の美術 「裸の大将」の神話を超えて』(名古屋大学出版会)、訳書に『潜在的イメージ モダン・アートの曖昧性と不確定性』(ダリオ・ガンボーニ著、三元社)、『塹壕の戦争 1914─1918』(タルディ著、共和国)などがある。
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工芸とたのしむ 四季と自然、日々の暮らし|国立工芸館
¥1,210($7.71)
美術出版社 2023年 ソフトカバー 100ページ A5判 - 内容紹介 - 国立工芸館所蔵作品から約150点の作品を掲載。好ましいと感じるもの、なぜか気になるもの。作品をじっくり見ていくと、自分が心惹かれた理由がわかるかもしれません。工芸作品の鑑賞、というと少し難しそうに感じますが、実は工芸は、私たちの暮らしに常に寄り添っているものなのです。本書は、国立工芸館の多様な作品を紹介しながら、生活に溶け込むうつわにも季節が描かれていること、憧れの工芸品は眺めているだけでもこころ洗われるものであることなど。作品の魅力を通じて、日本の四季、日常を豊かに映し出す1冊です。英文併記。
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椅子クラフトはなぜ生き残るのか | 坂井素思
¥2,200($14.02)
左右社 2020年 ソフトカバー 256ページ 四六判 - 内容紹介 - 古代エジプト文明以来、人間とともにあり、 専門職人たちの手でつくられてきた椅子は、近代を迎えて大きな転機を迎える。 大量生産と機械化の時代を潜り抜け、手づくりの小規模生産が生き残るのはなぜか。 ものづくりの将来と日本の経済社会を見据え、クラフツ経済の現代的課題と強みをさぐる。 【図版多数掲載】 近年、他業種の傾向に反して木製家具製造業で、 従業員3人以下の事業所数シェアが増大しているのはなぜだろうか。 椅子という商品には、生産や流通をめぐる経済構造に特別な点があるのだろうか。 作り手そして購入者にとっての、椅子の魅力と特性とは何だろうか。 近代椅子の名作、現代日本の椅子作家の作品に触れながら、 職人たちの小規模生産が生き残る椅子づくりの世界に多角的にせまる。 目次 まえがき 第一章 なぜ椅子クラフツを取り上げるのか 第二章 椅子クラフツ生産はいかに行われているか 第三章 近代椅子はどのように変化してきたか 第四章 なぜ椅子をつくるのか 第五章 椅子に何を求めるか 第六章 生活文化の中の椅子 第七章 椅子の社会的ネットワークはどのようにして可能か 終 章 椅子からみる経済社会 あとがき
