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だれのせい?|ダビデ・カリ(作), レジーナ・ルック-トゥーンペレ(絵), ヤマザキマリ(訳)
¥1,980
green seed books 2023年 ハードカバー 40ページ A4判 縦296mm 横216mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 森に住むクマの兵士は誇り高い戦士。 自分の剣の切れ味を試したくて、なんでもかんでも手当たり次第、森中の木を切っていました。そんなある日、上流のダムから水があふれ、自分の砦が壊れてしまいました。 オレ様の砦を壊したのはだれだ?! 今の世界情勢を映し出しヨーロッパでも注目されているイタリアの人気絵本作家とエストニアの著名絵本画家が描く「自己中なクマの戦士の犯人探し」。思いがけない真実を発見し、驕りと剣を捨て勇気を持って平和を探る物語。漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリ の初のイタリア語翻訳絵本。 前書きなど わたしたちは思い通りにならないことを受け入れるのが不得意です。 生き方も、人間関係も、世界の情勢も、自分の思い通りにならないものは全て不満の要因となり、そして、その不満の原因を、何かのせいにしないと気がすみません。 戦争がおこれば、その原因は自分たちの言うことを聞かない相手の国のせい。 環境破壊の問題も、それを仕組んだ誰かのせい。 社会で面倒なことが色々おこるのは、結局誰かのせい。 責任を問われた誰かにとっても、そうせざるを得なかったのは、自分のせいではなく、誰かのせい。 なにもかもが、誰かのせい。 自分の身に起こった思いがけない出来事の原因を誰かのせいだと決め込み、その誰かを剣でまっぷたつにしまえば問題は解決すると思っている気高いクマの兵士も、彼に責任を追求されて、自分たちのせいじゃないと訴える動物たちも、まるで私たちの属する社会の象徴のように思えてきます。 しかし、自分を不快にさせた“誰か”を懲らしめるつもりでいたクマの兵士は、やがて問題の起因が自分自身にあったことを自覚し、罪の償いをへて、平和という安寧に行きつくのです。 自我や名誉という驕りを捨てる勇気を持ったクマの兵士が、小さな小鳥を愛おしそうに抱いている姿の凛々しくも優しい姿には、つい「私たちの世の中もこんなだったらいいのに」という思いがつのります。 ダビデ・カリさんの、あらゆる時代のあらゆる場所でも通用する壮大な寓話的センスと、それを彩るレジーナ・ルック-トゥーンペレさんの心のこもった丁寧な着彩による美しい絵をつぶさに眺めながら、この絵本に潜む希望というエネルギーに身を委ねたくなりました。 自分にとって初めての翻訳がこの作品だったことをとても嬉しく思います。 ヤマザキマリ ( 訳者のことばより) - 版元から一言 - 剣の切れ味を試すために森中の木を切り倒すクマの戦士。しかし、自分の砦が壊れてしまったことで、ふりかかってきた災難は誰のせい?と犯人探しが始まります。権力を振りかざす主人公の兵士の行動は、プーチンの蛮行を彷彿とさせるタイムリーな本。でも、真実を知ると、自らの責任を認め、剣を勇気に変え、新しい一歩を踏み出します。漫画家・文筆家 ヤマザキマリ が初挑戦したイタリア語翻訳絵本です。 - 著者プロフィール - ダビデ・カリ (ダビデ カリ) (作) 1972年スイス生まれ。イタリア育ち。絵本、児童書、グラフィックノベル作家。これまで180冊以上の著作があり、フランス、ポルトガル、スイス、アメリカ、カナダなど30カ国以上で翻訳出版されている。2006年、「Piano Piano」でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれ、各国から数々の賞を受賞。「THE WRITER」は、ニューヨーク・タイムズの2022年度Best Illustrated Bookに選ばれた。邦訳絵本に「まめまめくん」「うちのネコがきらいです」「ゾウがあのこを 好きになると」など多数。 レジーナ・ルック-トゥーンペレ (レジーナ ルック トゥーンペレ) (絵) 1953年エストニア生まれ。絵本画家。1981年、国立エストニア美術アカデミーのブックデザイン・イラスト学科卒業。今までに90冊以上の絵本を制作。エストニア児童書トップ5に15回に選ばれている。2014年にはIBBY(国際児童図書評議会)のオナー・リストに載った。2019年にはエストニアで最も権威のあるエドガー・ヴァルターイラスト賞を授賞した。 ヤマザキマリ (ヤマザキマリ) (訳) 1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。
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どんどん変に… エドワード・ゴーリー インタビュー集成|エドワード・ゴーリー, カレン・ウィルキン(編集), 小山 太一(翻訳), 宮本 朋子(翻訳)
¥2,750
河出書房新社 2023年 ハードカバー 272ページ 15.5 x 2.3 x 21.8 cm - 内容紹介 - 毛皮のコートとテニスシューズ姿でバレエ鑑賞。映画は1日3本、『源氏物語』とネコたちを愛し、生涯独身を貫く。ノンセンスな遊び心に満ちたゴーリーの秘密満載のインタビュー集。 - 著者プロフィール - エドワード・ゴーリー (ゴーリー,E) (著/文) 1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。 カレン・ウィルキン (ウィルキン,カレン) (編集) キュレーター、美術評論家。ゴーリーの良き理解者でもあった。 小山 太一 (コヤマ タイチ) (翻訳) 1974年京都生まれ。立教大学教授。イギリス文学研究者・翻訳者。おもな訳書に、マキューアン_『贖罪』、オースティン『自負と偏見』、ウッドハウス『ジーヴズの事件簿』、ウォー『誉れの剣』三部作など。 宮本 朋子 (ミヤモト トモコ) (翻訳) 1972年福岡生まれ。おもな訳書に、マッキャン『世界を回せ』、グレッグ『ルシアン・フロイドとの朝食』、ゴーリー編『憑かれた鏡』(いずれも共訳)など。
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出口かずみ画集 小八|出口 かずみ
¥2,530
SOLD OUT
ON READING、書肆 吾輩堂 、よもぎBOOKS 、えほんやるすばんばんするかいしゃ(果林社) 2023年 ハードカバー 64ページ 縦176mm 横174mm 厚さ13mm - 内容紹介 - 絵本作家・出口かずみの初画集。 著者と一緒に暮らす猫「小八」が人間界で生きていく様を想像し、描いた作品集です。 掲載点数は、全29点。布上製(クロス装/ハードカバー)、64ページ。 2023年、新装版としてリニューアル。 元々は、2019年にえほんやるすばんばんするかいしゃから発行されたもので、新たに3点を加え新装版として復刊しました。 追加された3点には、もう一匹の愛猫・文六も登場します。 目次 《掲載作品のタイトル一覧》 01 新生活への不安 02 とまどい 03 緊張の瞬間 04 最高の休日 05 ホシにまだ動きはない 06 とりあえず魚で 07 ベテラン 08 ここ一番の見どころ 09 ベストセラー作家 10 決断のとき 11 厳しくも優しい先生 12 三連休 13 良いメーカーのウェア 14 これで完成 15 最終問題 16 高齢化社会 17 先生は大忙し 18 マークされている 19 自分探し 20 おうたの時間 21 昇進の重圧 22 真打披露 23 償い 24 ポチっとな 25 ていねいな暮らし 26 共演NG ‐ ●巻末(新装版で追加された3点) 01 無ければサインでも 02 もう二度と 03 わるい事しか言わない - 著者プロフィール - 出口 かずみ (デグチ カズミ) (著 / 画) 1980年佐賀県生まれ。作品に『ABC かるた ちいさいおじいさんのくらし』『どうぶつせけんばなし』『画集 小八』(以上えほんやるすばんばんするかいしゃ)『うろおぼえ一家のおかいもの』(2022年 The White Ravens選定)『うろおぼえ一家のパーティー』など、絵の仕事に「ポテトむらのコロッケまつり」(文・竹下文子/教育画劇)『たくはいび――ん』(作・林木林/小峰書店)などがある。
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ちいさなトガリネズミ|みやこしあきこ
¥1,540
偕成社 2022年 ハードカバー 71ページ A5変型判 縦210mm 横160mm - 内容紹介 - ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞などを受賞し、海外からも高い評価を受けている絵本作家が初めて手がける絵童話! トガリネズミは働きもの。朝おきてから夜ねるまで、毎日きまった予定をこなし、つつがなく暮らしています。でも今日はひとつだけ、いつもと違うことがありました! ひとめ見たら忘れられない、つぶらな瞳のトガリネズミ。そのささやかでありふれた日常を、独特のおかしみをもって描きます。 目次 1話 トガリネズミのいちにち 2話 トガリネズミのあこがれ 3話 トガリネズミのともだち - 著者プロフィール - みやこしあきこ (ミヤコシアキコ) (著/文) 1982年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。在学中から絵本を描きはじめ、2009年に『たいふうがくる』で「ニッサン童話と絵本のグランプリ」大賞を受賞しデビュー。2012年『もりのおくのおちゃかいへ』で日本絵本賞大賞を受賞。数々の言語に翻訳出版されている『よるのかえりみち』はボローニャ・ラガッツィ賞(2016年フィクション部門Special Mention)受賞後、ニューヨークタイムズ&ニューヨーク公共図書館The Best Illustrated Children’s Books of 2017、ミュンヘン国際児童図書館The White Ravens 2016に選ばれるなど、海外からの評価も高い。その他の作品に『のはらのおへや』『ピアノはっぴょうかい』『これだれの?』『ぼくのたび』『かいちゅうでんとう』などがある。
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ねこのあいうえお あそぶため うまれてきたのさ ぼくはねこ|石津 ちひろ, 山口 マオ
¥1,980
講談社 2022年 ハードカバー 79ページ A5変型判 - 内容紹介 - 「あ」そぶためうまれてきたのさぼくはねこ、「い」つだっていえでのよういはできている、「う」れしいとしぜんにのどがなってくる……。 言葉遊びの名手・石津ちひろと、「わにわに」シリーズでおなじみの山口マオが、15年以上温め続けた企画がついに実現! 猫の気持ちを5・7・5と木版画でとらえた、猫好きの著者ふたりがおくる、猫のことば絵本。 - 著者プロフィール - 石津 ちひろ (イシヅ チヒロ) (著/文) 1953年、愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。絵本作家、詩人、翻訳家。『なぞなぞのたび』(絵・荒井良二 フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(絵・ささめやゆき 講談社)で日本絵本賞、詩集『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。絵本に『バレエのおけいこ』(絵・庄野ナホコ ブロンズ新社)『ねこは すっぽり』(絵・松田奈那子 こぐま社)『おやつ』(絵・石黒亜矢子 BL出版)『ねこのこね』(絵・おくはらゆめ アリス館)などがある。 これまでともに過ごした猫は、グレオ(アルジェリア出身のグレー猫)、ミミとロロ(群馬県・川場村出身のグレー猫兄弟)。現在は、庭猫のシロ(またの名をもちお)が心の支え。 山口 マオ (ヤマグチ マオ) (著/文) 1958年、千葉県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。イラストレーター、絵本作家、画家。シニカルな猫のキャラクター「マオ猫」でさまざまな作品を展開。絵本に「わにわに」シリーズ(文・小風さち 福音館書店)『おれ、きょうりゅうしんかんせん』(作・片平直樹)『ねこでんしゃ』(ともに交通新聞社)『シグナルとシグナレス』(作・宮沢賢治 三起商行)などがある。千葉県南房総市にオリジナルギャラリー&ショップ「海猫堂」を主宰。 猫との出会いは3歳頃に隣の家から連れてきてしまった子猫を、譲り受けて飼いはじめたカマ子が最初。以来、カマ子の娘・三毛猫チビ子の初出産を見届けたりと、猫との縁は深い。
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キスなんてだいきらい|トミー・ウンゲラー, 矢川 澄子(翻訳)
¥1,870
好学社 2023年 ハードカバー 40ページ B5変型判 - 内容紹介 - おしゃれな色づかいでかわいらしい生きものがぎっしりつまった、イタリア発のさがし絵あそびシリーズ。楽勝な問題から超難問まで、大人も子どもも、ひとりでもみんなでも楽しめるシリーズです。オオカミのバーナードは目がよくないので、ぶあついメガネをかけています。メガネのせいで、こわいオオカミに見えません。「目をきたえよう!」親切なカニさんと海でかくれんぼ。カニさんの出すさまざまな問題に答えるために、バーナードは目をこらします。 目次 プロローグ/遊びかた/さがし絵/こたえ - 著者プロフィール - アニェーゼ・バルッツィ (アニェーゼバルッツィ) (著/文 | イラスト) 1980 年生まれ。イタリアにあるデザインの名門大学、Istituto Superiore per le Industrie Artistiche Urbino(ISIA U)で、グラフィックデザインの学位を取得。2011 年より、児童書のイラストレーター・作家として活動中。著書はイタリア、英国、日本、ポルトガル、アメリカ、フランス、韓国で出版されている。邦訳作品に『ゆびゆびあそび』(小学館)などがある。 渡邉理紗 (ワタナベリサ) (翻訳) 国際基督教大学教養学部教育学科卒業。英会話講師として勤務した後、翻訳者を志し、翻訳学校で一年間学ぶ。卒業後は 翻訳会社の編集・コーディネーターとして6年間勤務。現在はフリーランスの編集・翻訳者として活動中。
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【限定復刊】まるのおうさま|谷川俊太郎, 粟津潔(イラスト)
¥1,100
福音館書店 2023年 ハードカバー 24ページ 縦253mm 横232mm 厚さ7mm - 内容紹介 - 詩人・谷川俊太郎の言葉と、グラフィックデザイナー・粟津潔の絵による絵本。まるの王さまと自称するお皿が、シンバルが、タイヤが、ボールベアリングが次々と登場し、次第にまるは真珠やオレンジ、運動会の玉ころがしの玉、トンビの輪になり……。「まる」という存在を機軸に奇想天外に展開していく鮮やかな絵は独特の魅力を放ち、そこに詩人の言葉がテンポよく寄り添います。「かがくのとも」1971年2月号の限定復刊。 - 著者プロフィール - 谷川俊太郎 (タニカワシュンタロウ) (著/文) 1931年、東京都生まれ。『谷川俊太郎詩集』『定義』(ともに思潮社)、『散文』(晶文社)など著書多数。子どもの本の仕事も『あな』『いろ いきてる!』『わたし』『ことばあそびうた』『みみをすます』『おーい ぽぽんた』(以上福音館書店)など多数ある。東京都在住。 粟津潔 (アワヅキヨシ) (イラスト) 1929年、東京生まれ。グラフィック・デザイナー。1955年、ポスター「海を返せ」で日宣美賞受賞。その後、世界映画ポスターコンクール、ポスタービエンナーレなどで受賞。各種博覧会、博物館の基本計画設計およびディレクションを担当するほか、イラストレーションに関する仕事を多く手がける。著書に『デザインの発見』『デザインに何ができるか』『粟津潔デザイン図絵』などがある。2009年没。
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ここはおうち|谷川 俊太郎, junaida(イラスト)
¥2,420
ブルーシープ 2023年 ハードカバー 36ページ B5変型判 縦283mm 横190mm 厚さ20mm - 内容紹介 - いきたいところへ いっちゃう わたし 詩人・谷川俊太郎と画家・junaidaが、 往復書簡のように言葉と絵を交わして編んだ絵本です。 おうちからおでかけする「わたし」と一緒になって、 読むひとも物語のずっと奥へ奥へと旅するような、 そんな喜びに満ちた一冊です。
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ひげらっぱ|ザ・キャビンカンパニー
¥1,540
ひさかたチャイルド 2016年 ハードカバー 24ページ 縦250mm 横250mm - 内容紹介 - ある日ぷーた君が拾ったラッパを吹くと、ママにひげが生え出して。町に出て吹くとパンやビルにもひげが。大胆な発想のユーモア絵本。 - 著者プロフィール - ザ・キャビンカンパニー (ザキャビンカンパニー) (著/文 | イラスト) 阿部健太朗と吉岡沙希の2人組の画家/絵本作家ユニット。ともに1989年大分県に生まれる。 大分大学を卒業後、地元大分県を拠点に、絵本、イラスト、ワークショップなど、様々な分野で幅広く活動している。 『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版)で日本絵本賞読者賞を受賞。他の絵本の作品に『よるです』(偕成社)、『ほこほこのがっこう』(小学館)などがある。
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しんごうきピコリ|ザ・キャビンカンパニー
¥1,430
あかね書房 2017年 ハードカバー 34ページ A4判 - 内容紹介 - 信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。ところが、ピコリ! 信号機がとつぜん水色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。
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ポコンペンペンばけがっせん|ザ・キャビンカンパニー
¥1,650
アリス館 2020年 ハードカバー 25ページ B5変型判 - 内容紹介 - あれ、なんだと思う? 想像力を育む絵本 舞台は広く深い海。夜と朝の境界のようなちょっぴり不思議な色の海。眺めていると、水面に「にょっ!」と何かが出てきます。逆光のせいか、シルエットしか分かりません。あれ、一体何だと思う? と、絵本が問いかけてくるのですが・・・。 ザ・キャビンカンパニーならではの美しい色彩で描かれる、遊ぶ心たっぷりの絵本です。 【編集担当からのおすすめ情報】 子どもと一緒に親子で読んでも、盛り上がること間違いなし! 読み聞かせにもおすすめです。
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にょっ!|ザ・キャビンカンパニー
¥1,430
小学館 2016年 ハードカバー 34ページ AB判 - 内容紹介 - あれ、なんだと思う? 想像力を育む絵本 舞台は広く深い海。夜と朝の境界のようなちょっぴり不思議な色の海。眺めていると、水面に「にょっ!」と何かが出てきます。逆光のせいか、シルエットしか分かりません。あれ、一体何だと思う? と、絵本が問いかけてくるのですが・・・。 ザ・キャビンカンパニーならではの美しい色彩で描かれる、遊ぶ心たっぷりの絵本です。 【編集担当からのおすすめ情報】 子どもと一緒に親子で読んでも、盛り上がること間違いなし! 読み聞かせにもおすすめです。
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たぷの里 | 藤岡 拓太郎
¥1,320
ナナロク社 2019年 ハードカバー 42ページ 17.7 x 16.8 x 1 cm - 内容紹介 - ギャグ漫画家である藤岡拓太郎による絵本。 店主の友人のお子さんは本当に何度読んでも笑ってくれるので、親子共にお気に入りの一冊だとか。 絶妙なリズムとイラストにハマる人続出です。 対象年齢:赤ちゃんから君まで
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食客論|星野 太
¥1,760
講談社 2023年 ソフトカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 傍らで食べるもの――それはだれか? ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。 第一章 共生 第二章 孤食 第三章 口唇 第四章 食客 第五章 海賊 第六章 異人 第七章 味会 第八章 坐辺 第九章 飲食 第十章 寄生(プロローグ) あとがき - 著者プロフィール - 星野 太 (ホシノ フトシ) (著/文) 1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は美学、表象文化論。 主な著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、『美学のプラクティス』(水声社、2021年)、『崇高のリミナリティ』(フィルムアート社、2022年)。主な訳書にジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論――カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020年)などがある。
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ニンジンジン|キューライス
¥1,430
白水社 2023年 ハードカバー 32ページ B5変型判 縦259mm 横182mm 厚さ8mm - 内容紹介 - にんじんの形をしてる不思議な生きもの、ニンジンジン。 そのニンジンジンを食べるために追いかける、2匹のウサギたち。 ウサギはいろいろな方法でニンジンジンを捕まえようとするが、ニンジンジンは華麗に逃れていく! ニンジンジンは捕まるのか!? 口ずさみたくなる七五調は、読み聞かせにもぴったりです。
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タンタンタンゴはパパふたり|ジャスティン・リチャードソン, ピーター・パーネル, ヘンリー・コール(絵), 尾辻 かな子(訳), 前田 和男(訳)
¥1,650
ポット出版 2008年 ハードカバー 32ページ A4変型判 - 内容紹介 - 動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。 ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。 ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。 ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。 ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。 そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。 他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。 ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。 なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、読み終わった後、ほんのりあたたかい気持ちになれる絵本です。 子供たちにも、そして大人たちにも、読んでもらえるとうれしい一冊です。 - 著者プロフィール - ジャスティン・リチャードソン (リチャードソン,J.(ジャスティン)) (文) Justin Richardson, M. D., 医学博士。コロンビア大学とコーネル大学の准教授。 子どもが知りたいのに質問しづらい、そして親には答えづらい セックスについて答えた著書があり、New York Times紙をはじめ、 テレビ番組の Todayや 20/20、ラジオ番組NPR's Morning Editionで 親たちへのアドバイスを行っている。 ピーター・パーネル (パーネル,P.(ピーター)) (文) Peter Parnell 脚本家。最新作QEDはブロードウェイで上演。 テレビドラマ“The West Wing”(邦題「ザ・ホワイトハウス」)の元共同プロデュサー。ニューヨーク在住。 ヘンリー・コール (コール,H.(ヘンリー)) (絵) Henry Cole イラストレーター。 ハーヴィ・ファイアスティーン作の絵本「The Sissy Duckling」のイラストをはじめ 多くの絵本を手がけるなど、活躍ぶりは多才。ワシントンD.C.在住。 尾辻 かな子 (オツジ カナコ) (訳) Otsuji, Kanako 1974年生まれ。同志社大学商学部卒業。 2003年28歳のときに、最年少で大阪府議会議員に初当選。 05年にレズビアンであることをカミングアウト。日本初の同性愛を公表した議員となる。 07年、参議院選挙に立候補。著書に『カミングアウト~自分らしさを見つける旅』(講談社、2005)など。 前田 和男 (マエダ カズオ) (訳) Maeda, Kazuo 1947年東京生まれ。東京大学農学部卒業。 翻訳家、ノンフィクション作家、編集者として活動する傍ら企画会社を経営。 著書に『足元の革命』(新潮新書、2003)、 訳書に『パウエル リーダーシップの法則』(kkベストセラーズ、2002)など。
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たまごのはなし|しおたにまみこ
¥1,210
ブロンズ新社 2023年 ハードカバー 48ページ 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 注目の絵本作家、しおたにまみこ初の絵童話!ある日とつぜん目をさましたたまご。はじめて歩き、はじめて話す。マシュマロを起こして、キッチンの台を降り、探検にも出かけます。読めばよむほどに引きこまれる不思議なお話を、3話収録。 目次 第1話 めをさましたら 第2話 さんぽ 第3話 あめのひ
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ライラックどおりのおひるごはん みんなでたべたい せかいのレシピ|フェリシタ・サラ, 石津 ちひろ(翻訳)
¥1,760
BL出版 2023年 ハードカバー 40ページ A4変型判 縦298mm 横229mm 厚さ11mm - 内容紹介 - ライラックどおり10ばんちのたてものから きょうもいいにおいがただよってくる。だれがなにをつくっているのかな。ある部屋からはトマトソース、別の部屋からはカレーのにおい。バナナケーキのあまいにおいやキッシュの焼けるにおいまで。料理ができたら集まって! 世界のいろんな国の料理を、みんなでいっしょにいただきましょう! 材料の絵とレシピで料理のイメージが広がります。 - 著者プロフィール - フェリシタ・サラ (フェリシタ サラ) (著/文 | イラスト) オーストラリアで育ち、西オーストラリア大学を卒業後、イタリアに移住。独学でイラストを学び、絵本とアニメーションの分野で活躍している。おもな作品に『せかいでさいしょのポテトチップス』『ライラックどおりのおひるごはん』(BL出版)、『ドラゴンのお医者さん』(岩崎書店)、『怪物があらわれた夜-フランケンシュタインが生まれるまで』(光村教育図書)などがある。イタリアのローマ在住。 石津 ちひろ (イシヅ チヒロ) (翻訳) 愛媛県生まれ。絵本作家、詩人。絵本『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、詩集『あしたのあたしはあたらしいあたし』で三越左千夫少年詩賞を受賞。おもな絵本に『くだものだもの』(福音館書店)、「こねこのかぞえうた」シリーズ(BL出版)など。「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『おばあちゃんとバスにのって』(鈴木出版)、『スワン―アンナ・パブロワのゆめ』『ライラックどおりのおひるごはん』(BL出版)などの翻訳絵本も多数。
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穴の本 | ピーター・ニューエル, 高山宏(訳)
¥1,760
亜紀書房 2016年 ハードカバー 56ページ B5変型判 - 内容紹介 - ふしぎな穴を のぞいてごらん 世界一周 つきぬけた! 少年が撃ったピストルで、本の真ん中に穴が開いたと思ったら、ピストルの弾は時空を超えて、世界のあちこちに穴をあけてしまいます。 ページをめくるたび、真ん中に空いた穴から、水道管が破裂したり、木の枝が折れたり、子供のぶらんこのひもが切れたり…… 絵本の魔術師ピーター・ニューエルのヘンテコでたのしい仕掛け絵本です。 - 著者プロフィール - ピーター・ニューエル (ピーター ニューエル) (著) アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。イラストレーター・マンガ家・絵本作家。『ハーパーズ・バザー』などの雑誌・新聞で活躍。マーク・トウェインやスティーヴン・クレインの作品の挿絵も手がける。絵本に『さかさまさかさ』『ななめ本』『ロケット本』ほか多数。 高山宏 (タカヤマ ヒロシ) (訳) 岩手県生まれ。批評家・翻訳家。大妻女子大学比較文化学部教授。著書に『アリス狩り』『近代文化史入門』ほか多数。翻訳書にルイス・キャロル『不思議の国のアリス』、ジョン・フィッシャー『キャロル大魔法館』ほか多数。
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いちじくのはなし | しおたにまみこ
¥1,210
ブロンズ新社 2023年 ハードカバー 48ページ A5判 縦210mm 横148mm - 内容紹介 - 子どもも大人も虜にした、不思議な絵童話『たまごのはなし』第2弾!おはなしかいを舞台に、ほらふきいちじくが大かつやく!こよいはなすは、まことのぼうけんものがたり。どうぞごゆるりとおたのしみください。第1話 ぼうけんのはじまり、第2話 オレンジのなみだ、第3話 キッチンでおきたこと。
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ナイトランチ |エリック・ファン, ディーナ・シーファリング(イラスト), 橋本 あゆみ(翻訳)
¥2,200
化学同人 2023年 ハードカバー 40ページ 縦261mm 横248mm - 内容紹介 - 夜になると、夜行性の動物たちが「ナイトランチ」を訪れます。キツネにはミンスパイ、アナグマにはサンドイッチ。お店の中はジュージュー、パチパチと、おなかが空く音で満たされていきます。けれども外には、パンのかけらを探す一匹のネズミ。仕事を終えたフクロウは、ネズミをお店に招き入れて…。
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カキワリの劇場 |小林 賢太郎
¥1,980
あかね書房 2023年 ハードカバー 50ページ 縦310mm 横210mm - 内容紹介 - 「自分のことがきらいだ。変わりたい」と考えている男が、まよいこんだ劇場。そこでは、舞台美術の大道具、「カキワリ」だけで展開するショーが行われていた。第一幕は月面、第二幕はニワトリ、第三幕はシーラカンス……。登場するものたちはバラバラ。しかし、別の何かに変わろうとしていることが共通していた。男が見たのは変身願望からの夢なのか、それとも……。劇作家の小林賢太郎が、絵と文を手掛けた絵本。 - 著者プロフィール - 小林賢太郎 (コバヤシケンタロウ) (著/文 | イラスト) 1973年4月17日生まれ。神奈川県横浜市出身。多摩美術大学卒。舞台、映像など、エンターテインメント作品の企画、脚本、演出をてがける。また、小説、絵本、漫画などの執筆もおこなう。絵本作品には、『うるうのもり』(講談社)、翻訳を担当した「オレ、カエルやめるや」シリーズ(マイクロマガジン社)がある。
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エルメスのえほん おさんぽステッチ|100%ORANGE
¥2,640
講談社 2022年 ハードカバー 32ページ A4変型判 - 内容紹介 - 首輪を作ってくださいと犬がやってきました。りすはかばんを、カンガルーはポケットを。ものづくりの精神が描かれるエルメスの絵本。 - 著者プロフィール - 100%ORANGE (ヒャクパーセントオレンジ) (著/文) 及川賢治と竹内繭子の2人組で、イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。東京都在住。
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大きな 大きな 大きな 足あと: もし全人類がひとりの超巨人だったら|ロブとトム・シアーズ, きたむら さとし (翻訳)
¥2,420
創元社 2022年 ハードカバー 96ページ 18.1 x 1 x 25 cm - 内容紹介 - 全人類が1人の巨人に! 地球の未来は?! 人類すべてを合体させて、 ひとりの超巨人を作ってみる。 超巨人になった〈わたしたち〉は、 地球の未来のために何ができるかな? 地球に存在する 数字だけだったら想像するのも難しい 大きなものや多いものを、 わかりやすいサイズに合体させて、 いろんなものと比べてみると、 びっくりするようなことがあらわれた! 〈合体人間〉 地球生物への最大の脅威、 そしてまた最大の希望。 ・目はサッカーコート大に! ・64mの〈合体ホホジロザメ〉もひとつかみ! ・地球一周3時間で走れる! そんな超巨人が巻き起こすものは…… ********* ◆斎藤幸平先生 推薦! (東京大学准教授、 大ベストセラー『人新世の「資本論」』著者) すごい科学実験から見えてくる現実と、 この地球で、みんなが仲良く生きていくためのヒント。 そしたら次に資本主義の良くない点も見えてくるはず (本当に負荷をかけているのは誰だろう?) ********* わたしたち人類は80億人もいる。 みんな息をして、食べ、そわそわして、 むずかしいことを考えたりしている。 とにかく、ものすごい数だ…… ……そうかな? 人類すべてを合体させて、 ひとりの超巨人を作ってみる。 すごく賢い生き物 とは言えないかもしれないけれど、 〈合体人間〉は少しずつ気づき始める。 自分たちがこの地球という惑星の未来に、 どんな問題を引き起こしてしまったかを。 あらゆる数値や統計とまた 「合体理論」を利用した この〈自然科学絵本〉は あなたを含めたすべての人類のための、 自己発見の旅になるでしょう。 【もくじ】 世界には80億ちかい数の人間がいる。 ここで、ちょっと考えてみよう。 世界中の人間をすべて1か所に集めたとしたら 人間を全部まとめた、たったひとりの巨人を思い浮かべてみる 合体マシン 地球上の人間みんなが集まって、ひとつの体に 〈合体人間〉 目はサッカーコートとおなじくらいの大きさ 長い足で走れば地球一周3時間きっかりで走れる 〈わたしたち〉って、そうとう頭がいい? 野生のトラをすべて誘い出して合体させてみる 〈わたしたち〉つまり〈合体人間〉だけが巨大なわけじゃない 〈合体アフリカゾウ〉が年々どれだけ縮んでいるか見てごらん 海はずいぶんさびしいところになってしまった 〈合体イヌ〉 〈合体食べ物〉 人類は、ものをムダにしてしまうところがある 〈合体希少鉱物〉 地球全体が呼吸困難におちいりはじめている 地球はもう穴だらけ 〈わたしたち〉は木を切り倒すのも大好きだ 海に捨てているプラスチックのことを考えてみる 〈わたしたち〉もひどい状況の中にいる 過去に生きていた990億人分の人間のオバケ 地球上のすべての生物を合体させてみる でかいゴミのかたまり 巨大な脳全部を使って新しいゴールに向かったなら 大きな挑戦