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コーヒーのあわからうまれたこねこ|エヴァ・ヴォルフォヴァー(イラスト), テレザ・ホルヴァートヴァー(著/文)
¥1,980
東京美術 2023年 ハードカバー 44ページ A4変型判 - 内容紹介 - コーヒーの泡から生まれたこねこが、冬も春も夏も、生まれた家のにおいをもとめて町をさすらいます。チェコのイラストレーター、エヴァ・ヴォルフォヴァーが布の端切れやキッチンクロスなどを使い、刺繍で美しい絵を描いた絵本。「チェコの美しい本コンクール」受賞、「金のリボン賞」(チェコの児童文学賞)推薦作品。 - 著者プロフィール - エヴァ・ヴォルフォヴァー (エヴァヴォルフォヴァー) (イラスト) 1979年、チェコ北西部のテプリツェに生まれる。プラハ工芸美術大学のイラストレーション&グラフィック学科で学ぶ。『コーヒーのあわからうまれたこねこ』は指導教授ユライ・ホルヴァートの元で手がけた卒業制作を出版した初めての絵本で、その後、『家から、庭から』(2011年)や『フリドリーナとアントニーナと小さなミーナ』(2019年)など、ドローイングと、印刷物やテキスタイルのコラージュ、刺繍などを組み合わせて絵本を制作している。チェコ、スロヴァキア、ドイツのほか、日本でも『ブラチスラバ世界絵本原画展』や『糸で描く物語』展など多数の展覧会に参加し、子ども向けの美術教室やワークショップも行っている。 テレザ・ホルヴァートヴァー (テレザホルヴァートヴァー) (著/文) 1973年、プラハ生まれ。カレル大学哲学科言語センターでフランス語と文学を学ぶ。2000年に、画家であり、プラハ工芸美術大学で教鞭をとる夫ユライ・ホルヴァートとともに児童書出版社バオバブを設立。編集、翻訳のほか、『青いトラ』(2005年、邦訳は求龍堂から出版)をはじめ、エヴァ・ヴォルフォヴァーによる刺繍絵本のシリーズのテキストなどを手がけている。2011年には、小さいながら質の高い絵本を発表している出版社をターボル(チェコ南西部)に集める国際フェスティバルTabookを創設して大きな反響を呼び、チェコを中心とする絵本の出版社、作家、読者が集う活気溢れるブックフェアとなっている。
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雑に作る : 電子工作で好きなものを作る近道集|石川 大樹, ギャル電, 藤原 麻里菜
¥2,640
オライリー・ジャパン 2023年 ソフトカバー 312ページ A5判 - 内容紹介 - 「雑でも大丈夫!」初心者を応援する新しい電子工作書籍!本書は、独自のやり方で、作品のアイデアや製作する技術を身に付けて、作品を発表し続けてきた著者陣による、まったく新しい電子工作の書籍です。『Arduinoをはじめよう 第4版』を読み、その中の作例は作ってみたけれど、その先に何を作っていいのか......と迷っている読者を対象に、「雑な作品作りでも大丈夫!」というポジティブな姿勢をもとに、アイデアの出し方や実際の製作のノウハウを約40本紹介します。
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いのる|森崎 和江, 山下 菊二(イラスト),
¥2,750
復刊ドットコム 2016年 ハードカバー 40ページ 縦290mm - 内容紹介 - 1983年、訪問販売のみで発売された伝説の「ピコモス」絵本シリーズが、<五感のえほん>として復刊! 森崎和江と山下菊二という豪華著者同士による『いのる』が、新たな装丁でよみがえります! ▼<五感のえほん>とは? ★復刊ドットコムが放つ、新・絵本レーベルです★ 元々は1983年に、ブリタニカ絵本館ピコモス(日本ブリタニカ社刊/全25巻/監修・谷川俊太郎、小松左京)として“訪問販売でのみ"発売された絵本シリーズ。 再編集にあたり、わたしたちの社会や生活に根付く五感(みる、きく、かんじる…)でのセレクトを行い、<五感のえほん>(全10冊・第1期/第2期)として発刊いたします。 人間の動作的なものに加え、子どもたちが日常の中で直面すること、感じてほしいことを一流作家たちが存分に表現したオリジナル絵本です。 監修者のことば 五感を感じる、認識する。 本絵本シリーズのテーマは、それにつきます。 いのる、あじわう、みる、はなす、きく、なく……。 なにげない生活のなかで、 無意識のうちに始まり行われている感情の動きそのもののきっかけが五感から発生しているのです。 各界の卓越した表現者による本シリーズは、まずは五感を認識してからはじまる発見の絵本だとおもうのです。 土井章史(東京 吉祥寺・トムズボックス主宰) <五感のえほん>シリーズ第7弾は、『いのる』 詩人で作家の森崎和江が著した、日常の中にある“祈り"を生活者の視点で描いた、暖かなおはなし。 戦後シュールレアリスムの第一人者・山下菊二との豪華共演を存分にお楽しみください! あきおの むらの うみの かみさまは おんなの かみさまです なまえは「おいわずさま」と いいます うみの まんなかの ちいさな たかい しまに いらっしゃるのです とおくて ここから みえません 世界遺産候補 宗像沖の島に伝わる 「お言わず様」も登場! ! 『いのる』という行為は、とても神聖でとても身近なものです。 宗教性がうすいと呼ばれる日本でも、私たちは知らず知らずのうちに、お祈りを日常的な行為として行っています。 本作には2017年の世界遺産の登録候補にもなっている、『神宿る島』宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群にも関連する「お言わず様」という古来からのしきたりも作中に登場しています。
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わたしはしらない|まつむらまいこ
¥2,200
果林社 2023年 ハードカバー 56ページ 156×156㎜ - 内容紹介 - 「まどのそとを とおりすぎた モンキチョウの じゅみょうを わたしはしらない」 「あなたの めを とおした せかいの いろを わたしはしらない」 いつもより少しだけ遠くから、「しらないこと」を見つめた絵本です。 < 2023年、新装版としてリニューアル > 元々は、2018年にえほんやるすばんばんするかいしゃから手製本で発行されていたもので、今回のリニューアルに伴い、ハードカバーになりました。 - 仕様:156×156㎜|56ページ|上製(ハードカバー) 印刷:加藤文明社 製本:積信堂 発行元:よもぎBOOKS、URESICA、紙片、えほんやるすばんばんするかいしゃ 発売元:果林社 - 版元から一言 - 「あなたの めを とおした せかいの いろを わたしはしらない」 勉強したり、経験したり、知っていくことで得られる安心もある一方、”知らないこと”があることで安心することがあります。輪郭のない世界を描いた、静かな絵本です。 - 著者プロフィール - まつむらまいこ (マツムラマイコ) (作 / 絵) 画家、絵本作家。1985年、奈良生まれ。京都精華大学でデザインを専攻。 出版物に「あなたはせかいのこども」(ほるぷ出版) 「愛蔵版絵のない絵本」(岩波書店)「いっぴきおおかみとおほしさま」(小学館)など。 私家版の絵本に「まどのむこうには」「わたしのたからばこ」など。娘二人を育てながら、絵を描く。 関連リンク https://note.com/matsumuramaiko/n/n3acbf3e8111f
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Je suis là ここにいるよ|シズカ
¥2,640
月とコンパス 2023年 ハードカバー 48ページ A5変 縦220mm 横130mm 厚さ80mm - 内容紹介 - この世を去った愛猫が、悲しみにくれるボクに寄り添い語りかける――「ここにいるよ」。 愛しい姿、声、しぐさ、ぬくもり、匂い、よみがえる幸せな日の記憶。 大切な存在を失った悲しみを抱きしめ、涙を越えた愛と絆に気づかせてくれる感動の絵本。 透ける用紙をつかったしかけや箔押しカバーが美しく、ギフトにもおすすめです。 「そばにいてほしい、って もう寂しく思わないくらい、愛する存在と溶け合って自分の一部になる、 そんな日がきっとくる。」――――― 坂本美雨(ミュージシャン) 前書きなど この世を去った愛猫が、悲しみにくれるボクに寄り添い語りかける――「ここにいるよ」。 愛しい姿、声、しぐさ、ぬくもり、匂い。よみがえる幸せな日の記憶。 大切な存在を失った悲しみを抱きしめ、涙を越えた愛と絆に気づかせてくれる感動の絵本。 「そばにいてほしい、って もう寂しく思わないくらい、愛する存在と溶け合って自分の一部になる、 そんな日がきっとくる。」――――― 坂本美雨(ミュージシャン) 版元から一言 透ける用紙をつかったページや箔押しカバーが美しく、ギフトにもおすすめです。 - 著者プロフィール - シズカ (著/文 | イラスト) 2016年、『ココニイルヨ』の小さな絵本ダミーを携え、イタリア・ボローニャ・ブックフェアへ。2017年、ベルギーの出版社Alice Jeunesseより 『Je suis là 』で絵本作家デビュー。本作は原案『ココニイルヨ』に立ち返り、再構成した初の日本語版。近著に藤井カゼッタとの共著『ナイアル』(フレーベル館)がある。
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PIHOTEK 北極を風と歩く|荻田 泰永, 井上 奈奈
¥3,080
講談社 2023年 ハードカバー 32ページ A4変型判 - 内容紹介 - 「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。 北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。 頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。 北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。 たった一人、北極を歩いている。 命を支える道具 食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。 氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。 歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より) 「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより) - 著者プロフィール - 荻田 泰永 (オギタ ヤスナガ) (著/文) 北極冒険家。2000年よりカナダ北極圏やグリーンランド、北極海で主に単独徒歩での冒険を実施。これまでに17回の北極行を経験。2018年には日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功。2017植村直己冒険賞受賞。これまでに、北極と南極を1万km以上踏破。 井上 奈奈 (イノウエ ナナ) (著/文) 作家、画家。本に纏わる色々。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。国内外での個展やアートフェアにて作品発表を続け、近年は絵本作品を発表。2018年絵本『くままでのおさらい』特装版がドイツライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。 主な著作い『ちょうちょうなんなん』『猫のミーラ』『星に絵本を繋ぐ』がある。
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世界 文字の大図鑑 謎と秘密|ヴィタリ・コンスタンティノフ, 青柳正規(監修), 若松宣子(翻訳)
¥3,190
西村書店 2023年 ハードカバー 72ページ A4変形 - 内容紹介 - 世界11カ国で刊行! 台湾OPEN BOOK優良図書賞受賞、ドイツの最も美しい本賞、ドイツ児童文学賞などノミネート多数! 楔形文字から絵文字まで、200以上の文字が登場。驚異のビジュアルブック。 約5500 年前に文字は発明された。石や骨に模様を刻んでいた時代から長い時を経て、いまやコンピュータには15万もの文字を表示できるようになり、日々、人々は膨大なメッセージを送り合っている。世界中で生まれた最初の文字とはどのようなものだったのか?文字の考案者はどんな人なのか?言語・社会・歴史・文化を背景に、多種多様な文字の世界を大胆に描く! どんなに小さな集団の文字にも平等な筆者の愛が詰まった本。東京外国語大学教授、言語学オリンピック日本委員会委員長 風間伸次郎さん推薦!
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夜と猫|エリザベス コーツワース, 藤田 嗣治(イラスト), 矢内 みどり(翻訳)
¥3,080
SOLD OUT
求龍堂 2023年 ハードカバー 72ページ B5変判 - 内容紹介 - 画家・藤田嗣治は第二次世界大戦後の1949年に日本を離れ、NY経由で翌年フランスへ戻る旅に出た。このNY滞在中に、藤田は詩人で小説家のエリザベス・コーツワースの猫にまつわる詩に絵を提供する。大晦日とお正月のわずか2日間で描き下ろされた十数点の猫たちの吸い寄せられるように美しい素描群は、コーツワースの詩とともに一冊の絵本となった。出版当初、本書には、「この叙情詩は、お日様のような暖かさの野イチゴの呼吸のように、読者の意識に落とし込まれる。田園生活を知り、愛して、そのリズムと美しさを確実に表現できるただ一人のひとだ。」(キャロル・M. リチー、ボストントラベラー)という賛辞が寄せられた。いかに人々へ深い幸福感を与えたかが感じ取れる。藤田とコーツワースをつなぐ「猫」の神秘と謎、温かさ。猫を深く愛した二人の創造者が生んだ幻の名著が、70年の時を超えて現代に甦る。すべての猫を愛する、詩を愛する、藤田嗣治の作品を愛する人々へ贈る。 - 目次 - 夜会/猫はどこにいるの/母と娘/日曜日/隠遁者/平穏なヤカン/ある雪の夜に/炉端の子猫/雨/暗闇の詩/田舎の庭/田舎の猫/猫とオーロラ/夜の足跡/風と雨/自動車と猫/黄色い猫/道連れ/子猫/ある若い猫の肖像/開いた扉/ロックアウト/子猫たちが遊ぶ時/猫/おまえがしたいように/単純な方式/クリスマス・イブ/白鳥の綿毛、という名の子猫/四月の夜の嵐/島の猫/まぼろし/男と子猫/亡命者/猫を呼び込む/おわりに 矢内みどり/エリザベス・コーツワースについて/藤田嗣治について
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ぼくのサビンカ|ラデック・マリー, 出久根育
¥1,540
ブロンズ新社 2023年 ハードカバー 32ページ A4変型判 縦210mm 横210mm - 内容紹介 - いっしょにいるのがだいすき!ねこのサビンカとぼくの、しあわせないちにち。チェコで出版の絵本を、出久根育みずから翻訳。
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こやたちのひとりごと|谷川俊太郎, 中里和人
¥1,760
アリス館 2023年 ハードカバー 40ページ - 内容紹介 - 山里や海岸にひっそりとたっている小屋たちが、一人一人語り出します。「からっぽじゃないよ」「ぼくをたてたひとは えらくない えらくないから すきなんだ」など、ユーモアのある言葉で、ものを見るのが楽しくなる絵本。 2007年に出版されていた本をもとに、8ページ増やし、写真を選び直して、文の一部を改訂しました。 中里さんは、年を重ねた人々の肖像写真を撮るかのように、日本全国の小屋を撮影してきました。 谷川さんの、小屋たちが語っているかのような文で、読んだ人が世界に引き込まれます。 この本を読んだ後には、街を歩くときにも小さな家が気になり、お気に入りの小屋を見つけたくなりました。 すべてのものに命が宿っている、という感覚を子どもたちに楽しんで欲しいと思っています。 - 著者プロフィール - 谷川俊太郎 (タニカワシュンタロウ) (著/文) 詩人。1931年東京都生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詩賞、1975年『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』(集英社)で第三十四回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』(思潮社)で第一回萩原朔太郎賞など受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。 絵本作品に『あな』『わたし』(以上、福音館書店)、『もこもこもこ』(文研出版)、『へいわとせんそう』(ブロンズ新社)、『ぼくとがっこう』(アリス館)など多数。写真絵本に『こっぷ』(福音館書店)、『あさ/朝』『ゆう/夕』『きらきら』(以上アリス館)があり、読者に参加をうながす企画本『すき好きノート』(アリス館)などもある。 中里和人 (ナカザトカツヒト) (著/文) 写真家。1956年三重県多気町生まれ。日本各地の社会的景観や夜景などのランドスケープ作品を数多く発表。2000年からは、国内外で、写真インスタレーション展、写真ワークショップを開催している。 写真集に『湾岸原野』(六興出版)、『小屋たちの肖像』(メディアファクトリー)、『キリコの街』(ワイズ出版)、『路地』(清流出版)、『東京』(木土水)、『R』(冬青社)、『ULTRA』(日本カメラ社)、『Night in Earth』『URASHIMA』(以上、蒼穹社)。共著に『夜旅』(文・中野純 河出書房新社)、『SELF BUILD』(文・石山修武 交通新聞社)などがある。 2003年第十五回写真の会賞、2006年さがみはら写真新人奨励賞授賞。東京造形大学名誉教授。
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ねこは わたしの まねばかり|クォン・ユンドク, キム・ファン(訳)
¥1,760
あかね書房 2022年 ハードカバー 33ページ 23.8 x 1 x 24.4 cm - 内容紹介 - 学校にいってかえってくると、うちにはだれもいません。いちにちじゅうたいくつです。でも、もうだいじょうぶ。あるひ、ねこがうちにやってきたんです。ねこ好き必見! 女の子のまねばかりするねこの姿がユニークで温かい! そして、一歩踏み出す、小さな勇気も描かれています。韓国を代表する絵本作家のひとり、クォン・ユンドクが手がけた、美しくて可愛い絵本です。
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移動するものたち|イッサ・ワタナベ
¥1,980
小学館集英社プロダクション 2022年 ハードカバー 40ページ B4判 縦230mm 横230mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 「いきものたちはどこへいくのか、バッグがからっぽだとわかったとき、いきるおどろきとよろこびのはながひらいた」 ――谷川俊太郎(詩人) 「いろんな報道で「数」としてしか扱われなかった移民・難民の人々が色あざやかな動物に姿を借りて、圧倒的な絶望(黒)のなか、 ささやかな希望を追って歩きだした。こんなにファンタスティックな世界に、こんなに切ないリアリティが感じさせる絵と絵と絵。 ワニやゾウやフラミンゴやウサギの間に身を置くと、世界が裏返ってみえるかもしれない。」 ――金原瑞人(翻訳家) 「ページの奥から、まっすぐ語りかけてくる声が聞こえる。言葉がないのに。言葉がないからこそ。」 ――岸本佐知子(翻訳家) 仏ソルシエール賞 2021年フィクション部門受賞 カタルーニャ本屋大賞 2021年絵本部門受賞 国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ 2020」選定 全米児童図書評議会「OUTSTANDING INTERNATIONAL BOOKS LIST 2021」選定 木の葉がなくなってしまった黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち。さまざまな脅威に直面しながら国境を越える彼らの旅には、常に死の影がつきまとう――。 世界的な問題となっている「移民」「難民」の現実を、擬人化した動物たちの姿に寄せてイラストのみで描き出したサイレント絵本。 - 著者プロフィール - イッサ・ワタナベ (イッサ ワタナベ) (著/文) ●イッサ・ワタナベ[著]……1980年リマ生まれ。母親はイラストレーターで父親は詩人。 リマのペルー・カトリック大学で文学を学んだのち、マヨルカ島へ渡り美術とイラストを学ぶ。 アートを通して多数の社会統合のプロジェクトを主宰しており、2012年にラ・カイシャ財団社会事業賞を受賞した。 2018年にはボローニャ国際絵本原画展に入選。作画を担当した主な絵本に『いいこにして、マストドン!』(邦訳版:ワールドライブラリー)がある。
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つきのこうえん|竹下文子(著/文), 島野雫(イラスト)
¥1,595
パイ・インターナショナル 2023年 ハードカバー 40ページ A4変型判 縦260mm 横215mm - 内容紹介 - つきの こうえんに あそびに こない? 圧倒的な画力で描く、満月の夜のふしぎな物語 るなちゃんは寝る前におかあさんに本を読んでもらうのが大好き。でも、今夜はおかあさんがなかなか来てくれません。すると、窓の外に男の子が現れて、つきのこうえんに遊びに行かない? と誘います。るなちゃんは、ふわんと空に浮かびます。そこは、パジャマ姿の子どもたちが集まるふしぎなこうえんでした。 - 著者プロフィール - 竹下文子 (タケシタフミコ) (著/文) 東京学芸大学教育学部卒業。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞。文章を担当した主な絵本に、『なまえのないねこ』(小峰書店)、『ねえだっこして』(金の星社)、『なんでもモッテルさん』(あかね書房)、『げんきになったよこりすのリッキ』(偕成社)などがある。 島野雫 (シマノシズク) (イラスト) 東京藝術大学日本画専攻卒業。著書に『おなかのなかで』『うずらかあさんとたまご』(共に教育画劇)がある。
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ヴィクターのはいしゃさん|いずみまいこ
¥1,650
みらいパブリッシング 2023年 ハードカバー 32ページ A5判 縦150mm 横222mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 第9回絵本出版賞ぶっちぎりの大賞!!美麗な絵、ファンタジックなストーリーに魅了される 「Dr.ヴィクター!たすけてくださーーーーーーーい!!」 「ふーむ、さて、どうしようかのう・・・そうだ、いいアイデアをおもいついたぞ!」 歯科クリニックの院長Dr.ヴィクターは きれいずきでがんばりやの助手たちと、毎日いそがしく働いています。 歯に悩みを抱える患者を天才歯科医ヴィクターが鮮やかに解決! 「前は歯並びがガタガタで笑えなくて、ひとりぼっちだったの。Dr.ヴィクターが、とってもおしゃれな矯正装置を作ってくれたから、自信をもって笑顔になれたわ」(まっくらやみのおばけの子ども エボニー) Dr.ヴィクターにとって、みんなの歯の悩みを解決するのは人生の喜び。 どうやって歯を治すかは、絵本を読んでからのお楽しみ! - 著者プロフィール - いずみまいこ (イズミマイコ) (著/文) 岩手県生まれ。大学在学中にグラフィックデザインとファッションデザインを学ぶ。アパレル企業でファッションデザイナーを経たあと、絵本制作を始める。本作『ヴィクターのはいしゃさん』で、第9回絵本出版賞大賞を受賞。
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よるよ|コジヤジコ, 中山信一(イラスト)
¥1,650
偕成社 2023年 ハードカバー 31ページ B5変型判 縦250mm 横200mm - 内容紹介 - とある夜。海にうかぶ島に、3匹の動物がいました。いぬと、くまと、ねこです。 海に星がひとつ、落ちました。すると、星の光は海からむくむくと顔をだし、かがやく夜の虹になって、空へとのびていくではありませんか! 動物たちは、のびる虹に連れられて、夜空のうえで出会いました。 「どもどもど」「わんわんわ」「やあやあや」 夜の虹の世界は、摩訶不思議。虹のうえでトランポリンみたいに跳ねたり、虹のなかでプールみたいに泳いだりと、3匹はへんてこな冒険を楽しみます。そのうちに、虹にあいた大きな穴を見つけて……? 「さかさことば(回文)」からひろがるふしぎな夜のできごとを、何層にも重なり合うクレヨンが、色鮮やかに描きだします。 夜の静けさのなかにナンセンスなユーモアがあふれる、ことば遊び絵本です。 - 著者プロフィール - コジヤジコ (コジヤジコ) (著/文) 1977年生まれ。回文家。 会社員をするかたわら、回文づくりをライフワークとして、ZINEなどを制作。 作を担当した絵本に『まくらからくま』がある。 中山信一 (ナカヤマシンイチ) (イラスト) 1986年神奈川県生まれ。イラストレーター。 広告や書籍、アパレルグッズなど幅広い分野のイラストを手がける。 絵を担当した絵本に『うそ』、『音でよむ昔ばなし ももたろう』がある。 またラッパーとしても活動しており、HIPHOPユニット「中小企業」やソロによる音源、アルバムも発表している。
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オマヌケかぞくの たのしい いちにち | ジェームズ・マーシャル(イラスト), ハリー・アラード, こみや ゆう(翻訳)
¥1,540
小学館 2023年 ソフトカバー 32ページ B5判 - 内容紹介 - 世界一〈へんてこりん〉な家族です。 朝起きたらまずお風呂でご飯をたべて、芝刈り機でじゅうたんを刈って、スプリンクラーで植物に水やりをして……あれれ? なんだかこの家族、様子がおかしいぞ。そんな彼らの不思議で愉快な1日を追いかけます。壁に掛けられた絵や猫の表情など、細かな場所にも注目してみてください。 【編集担当からのおすすめ情報】 かのモーリス・センダックが「天才」と称えたジェームズ・マーシャル。そして彼と数多くの作品でタッグを組んだハリー・アラード。黄金ペアの代表作「THE STUPID」シリーズが、小宮由さんの名訳とともに登場です。
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へいわとせんそう | たにかわしゅんたろう, Noritake(イラスト)
¥1,320
ブロンズ新社 2023年 ハードカバー 32ページ 縦185mm 横185mm - 内容紹介 - くらべてみると、みえてくる。「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人や物や場所を見開きごとにくらべると、平和と戦争のちがいがみえてくる。これまでになかった平和絵本!
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世界の名建築ヒストリア | マグダレーナ・イェレンスカ, アカプルコスタジオ(イラスト), 佐々木申子(翻訳)
¥1,980
エクスナレッジ 2021年 ソフトカバー 92ページ A4変型判 - 内容紹介 - 世界の名建築とその歴史が分かる ポーランド発の建築絵本! どうして石は古代から建築の材料として使われてきたの? どうしてコンクリートの建物がいっぱいつくられるようになったの? そんな素朴な疑問をピラミッドやパルテノン神殿などの古代建築から グッゲンハイム美術館やブルジュ・ハリファなどの近代・現代建築物まで 世界の102の名建築とともに読みときます。 シドニーのオペラハウスは105万以上のタイルが使われている! エンパウア・ステート・ビルは1日1階という超スピード工事で完成した! アヤソフィアには古代ギリシャ神殿の破片が使われている! などなど 明日、誰かに話したくなる名建築の秘密ももりだくさんです。 難しいことは一切なし! お洒落なイラストとともに 世界の名建築をめぐりましょう! 建築好きはもちろん、これまで建築に興味を持った方がない方にもオススメです。
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すごい!ミミックメーカー 生き物をヒントに 世界を変えた発明家たち | クリステン・ノードストロム, ポール・ボストン(イラスト), 竹内 薫(監修), 今井 悟朗(翻訳)
¥1,980
西村書店 2023年 ソフトカバー 46ページ A4変型判 - 内容紹介 - 生き物の世界にはおどろきがいっぱい。ミミックメーカーは生き物のすぐれたところやしくみを見つけて研究し、まねをして、人びとの役に立つ新しいテクノロジーや製品を発明します。 10人のミミックメーカーを紹介しましょう。日本人の仲津英治さんもその一人。どの人も不思議がり、疑問を投げかけ、生き物や自然からすばらしいアイデアを集めています。生き物たちは最高の先生です! 目次 カワセミが新幹線に!? 葉っぱが太陽電池に!? サメのはだが抗菌加工に!? 昆虫が集水ボトルに!? 菌と暮らして強いイネに!? ザトウクジラが風力発電に!? カエデの種が空飛ぶマシンに!? ヤモリがくっつくシートに!? - 著者プロフィール - クリステン・ノードストロム (クリステンノードストロム) (著/文) 文●クリステン・ノードストロム(Kristen Nordstrom) ノンフィクションの作家、教師。アメリカ・カリフォルニア州にあるSTEAM*の小学校で教える。自身の授業では、子どもたちが外へ出て、見たものをスケッチし、疑問を投げかけ、自分たちの発明品を考えだしており、だれもがミミックメーカーになれると信じている。本書が初めての著作。 ポール・ボストン (ポールボストン) (イラスト) 絵●ポール・ボストン(Paul Boston) イギリスの南ウェールズに住んで、子ども向けの本にイラストをせっせと描いている。この本に取り組んでから、いつか自分でサマライ・ドローンを飛ばしてみたいと思っている。さらに、日本へ旅行して新幹線で山地に入り、カワセミやホタルを探しに行きたいとも考えている! 竹内 薫 (タケウチカオル) (監修) 監修●竹内 薫(たけうち かおる) 1960年東京生まれ。猫好きサイエンス作家。YES International School 校長。主著に『99.9% は仮説』(光文社)、『宇宙のかけら』(青土社)など、訳書に『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)など、監修書に『気温が1度上がると、どうなるの?』(西村書店)などがある。地球環境問題や犬猫の殺処分問題などでも積極的に発言している。趣味は野鳥撮影、カポエイラ、ルービックキューブ。 今井 悟朗 (イマイゴロウ) (翻訳) 訳●今井 悟朗(いまい ごろう) 1971年横浜生まれ。主な訳書に『もしもせかいがたべものでできていたら』(フレーベル館)、『スチームパンク・ストーリー』『引き算のデザイン』(グラフィック社)など。
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あらしと わたし: しぜんの なかで いきる | ジェイン・ヨーレン (著), ハイジ E.Y. ステンプル (著), クリスチャン&ケビン・ハウデッシェル (イラスト), まつかわ まゆみ (翻訳)
¥1,815
評論社 2022年 ソフトカバー 32ページ 23.5 x 0.8 x 25.8 cm - 内容紹介 - 風がまわる竜巻。ふきすさぶ雪や氷。燃える森。あれる海――。 気候の変化にともない、子どもたちも今までにない異常気象にさらされ、ときにこわい思いをしています。本書は、竜巻、吹雪、山火事、台風をとりあげ、家族が災害にそなえ、脅威のさなかでもあたたかな生活をおくり、力強く回復するすがたをえがきます。 しぜんは ちからづよくて、いきいきしている。 でも、わたしも ちからづよくて、いきいきしている。 自然の力に畏敬の念をはらうと同時に、脅威はやがて去る、そして、「わたしたちもまた自然と同じように力がある」とはげまします。 巻末に、気象についての解説付き!
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birthday はじめてのえほん baby sees
¥1,100
ワールドライブラリー 2017年 ハードカバー 縦20mm - 内容紹介 - あかちゃんが夢中になる、ふしぎな絵本。 あかちゃんの視覚の発達を研究して作られた、はじめてのえほん baby sees シリーズ。ドットや太線で構成されたデザイン、はっきりした配色にあかちゃんが惹きつけられます。世界のことばでお誕生日をお祝いする嬉しいメッセージつき。
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ちぐはぐソックス | Hek, Youp van't, Tolman, Marije, 野坂 悦子(翻訳)
¥1,650
ワールドライブラリー 2017年 ハードカバー 縦280mm - 内容紹介 - みんなと違うって、楽しい! ねぇ、どうして右も左も同じソックスをはかなくちゃならないの?少年サムが、右と左、別々のソックスをはくと大流行!学校のみんなや、パパやママ、街の人たち、そして…。細かいところまで描かれたイラストと少年サムの行動に、ワクワク、ウキウキさせられる物語です。
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しっぽばなし | ツシャール・ワイエダ マユール・ワイエダ(イラスト), アヌーシュカ・ラビシャンカール(著/文), 谷川 俊太郎(翻訳)
¥3,960
世界文化社 2023年 ハードカバー 32ページ 縦257mm 横254mm 厚さ11mm - 内容紹介 - タラブックスの世界で最も美しいハンドメイド絵本 自分のかけがえのない価値に気付く、ちいさなねこの物語 インドのチェンナイにある出版社タラブックスは、 古くから少数先住民族に伝わる芸術を、 一冊一冊手作りで美術品のような絵本にし、 世界に届けてきました。 紙を漉き、染め、一色ずつシルク印刷を施し、 最後は丁寧に手作業で製本していきます。 『しっぽばなし』は、ちいさなねこが 理想のしっぽ探しの旅へ出かける物語。 ありのままの自分の大切さに気付いていきます。 ワルリ族にルーツをもつ芸術家、ワイエダ兄弟により、 自然や生きものを繊細なタッチで表現。 そして、谷川俊太郎氏の珠玉のことばでお届けします。 シリアルナンバー入り。 - 著者プロフィール - ツシャール・ワイエダ マユール・ワイエダ (イラスト) インド、ワルリ族の画家。マハーラーシュトラ州のガンジャード村に兄弟として生まれる。少数先住民族「ワルリ族」のルーツを持つ。ムンバイ大学でアニメーションとビジネスマネジメントを学ぶなかで、故郷の村で一族が紡いできた豊かな文化の魅力に惹きつけられる。ガンジャード村に拠点を置き制作をする一方で、海外での活動の場を拡げる。伝統に彼らの視点を融合させ、新しいワルリアートを生み出している。 アヌーシュカ・ラビシャンカール (著/文) インドを代表する詩人。詩、民話、ノンフィクションと、児童に向けた数多くの作品を手がける。『Tiger on a Tree』(日本語版『トラさん、トラさん、木のうえに!』/評論社)はインドで版を重ね、長く読み継がれている。フランス、ドイツ、イギリス、アメリカなど海外でも、子どものための朗読会やワークショップを開き、広く活躍。主な著書は『Captain Coconut and the Case of the Missing Bananas』(タラブックス)他多数。 谷川 俊太郎 (タニカワ シュンタロウ) (翻訳) 詩人。1931年東京生まれ。第一詩集『二十億光年の孤独』を発表。以来、絵本、翻訳、作詞、シナリオなど幅広い分野で活躍。主な絵本作品に『わたし』(福音館書店)、『もこもこもこ』(文研出版)、翻訳絵本『スイミー』(好学社)他多数。近著に『ぼく』(岩崎書店)、『へいわとせんそう』(ブロンズ新社)などがある。
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せかいでさいしょのポテトチップス | Sala, Felicita, Renaud, Anne, 千葉 茂樹(翻訳)
¥1,650
BL出版 2018年 ハードカバー 34ページ 縦260mm - 内容紹介 - クラムさんの店にやってきた「こだわりや」のお客さんの注文にユーモアたっぷりに応じたクラムさんは…。ポテトチップス誕生のお話。