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地球は生きている 地震と火山の科学 | 巽 好幸
¥1,166
KADOKAWA 2024年 ソフトカバー 240ページ 文庫判 - 内容紹介 - 46億年前の誕生以来、絶えず動き続けている地球。地震や火山の活動は、地球が私たちと同じく「生きている」ことの現れなのです。中心が5000℃を越える高温であるにもかかわらず、地表は生き物が暮らせる気温に保たれているのは、地球の内部で常に対流現象が起こっているおかげ。地球史上に発生した大事件や内部構造、日本列島に多発する地震と噴火のしくみをマグマ学者がやさしく図解。地球の未来を見つめるための科学講義。 - 目次 - プロローグ 第1章 現在の地球の姿 第2章 地球を襲った大事件 第3章 現在の日本列島の姿 第4章 日本列島に起こった大事件 第5章 地震の話 第6章 火山の話 第7章 リサイクルする地球 エピローグ - 著者プロフィール - 巽 好幸 (タツミ ヨシユキ) (著/文) 1954年生まれ。マグマ学者。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。京都大学教授、東京大学教授などを経て、現在、海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球内部ダイナミクス領域プログラムディレクター。2003年日本地質学会賞、2011年日本火山学会賞を受賞。著書に『地球の中心で何が起こっているのか』(幻冬舎新書)、『地震と噴火は必ず起こる』(新潮選書)、『「美食地質学」入門』(光文社新書)など。
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深海の楽園 日本列島を海からさぐる | 藤岡 換太郎
¥1,100
筑摩書房 2024年 ちくま文庫 ソフトカバー 304ページ 文庫判 - 内容紹介 - 深海に潜ってみれば、地球の変動を引き起こす謎の正体が見えてくる! わかりやすい解説で定評のある地球科学者が、深海底の冒険に読者をご招待。 潜ってみたら驚いた! 地球と生命の歴史を読み解く冒険に読者をご招待 地震や火山など災害の大国・日本。その謎を解く鍵は深海に隠されている! 日本列島の周囲には、4枚のプレート、4つの海流、4つの気団がせめぎあい、地球内部へ沈みこむ4つの海溝がある。深海底に潜れば、地震や火山噴火など、地球の変動を引き起こす現場に接近でき、その現場を直撃できる──。解説のわかりやすさに定評のある地球科学者が、列島の成り立ちを解き明かす深海の冒険に読者をご招待。 - 目次 - 序 章 地球の見方――潜水調査船科学への招待 第一章 地球科学の基礎知識――動かざること大地の如し 第二章 深海から見た東日本列島――古いプレートの沈み込むところ 第三章 深海から見た西日本列島――若いプレートが沈み込むところ 第四章 海の後ろに海がある――日本海の背弧海盆に潜る 第五章 日本列島周辺のプレートの境界 - 著者プロフィール - 藤岡 換太郎 (フジオカ カンタロウ) (本文) 1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。現在は静岡大学客員教授。「しんかい6500」に51回乗船。太平洋、大西洋、インド洋の三大洋人類初潜航を達成。海底地形名に関して海上保安庁長官表彰を受ける。主な著書に『フォッサマグナ』『三つの石で地球がわかる』『海はどうしてできたのか』『見えない絶景』(いずれも講談社ブルーバックス)『深海底の地球科学』(朝倉書店)などがある。
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宇宙の地政学 | 倉澤 治雄
¥1,012
筑摩書房 2024年 ちくま新書 ソフトカバー 272ページ 新書判 - 内容紹介 - 国策から民間へ、国威発揚からビジネスへ、平和利用から軍民一体へ……と大きくシフトする宇宙開発。覇権を争う米国と中国、そして日本の最新事情をレポート。 宇宙開発の最新事情 ニュースの核心を読む! - 目次 - プロローグ 宇宙を制する者が「未来」を手にする 第一章 月をめぐる熾烈な争奪戦 第二章 米中が火花を散らす宇宙の激戦区 第三章 国家の威信をかけた中国の宇宙開発 第四章 躍動する米国の宇宙ベンチャー「ニュースペース」 第五章 日本の宇宙開発と宇宙安全保障 エピローグ 日本が「未来」を手にするために - 著者プロフィール - 倉澤 治雄 (クラサワ ハルオ) (本文) 1952年、千葉県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。フランス国立ボルドー大学第3課程博士号取得(物理化学専攻)。80年、日本テレビ入社。社会部、外報部、政治部、経済部、北京支局長、解説主幹などを歴任。2012年、科学技術振興機構中国綜合研究センター副センター長をへて、独立。現在は科学ジャーナリスト、日本記者クラブ会員、日本科学技術ジャーナリスト会議会員。立教大学、上智大学、獨協大学など非常勤講師。著書には、『原子力船「むつ」――虚構の航跡』(現代書館)、『原発爆発』(高文研)、『原発ゴミはどこへ行く』(リベルタ出版)、『中国、科学技術覇権への野望』(中公新書ラクレ)、『新型コロナワクチン 不都合な真実』(高文研)などがある。