-
ちゃぶ台9 特集:書店、再び共有地 | 小山哲, 藤原辰史
¥1,980
ミシマ社 2022年 ソフトカバー 208ページ 四六判 - 内容紹介 - 特集:書店、再び共有地 現代に生きる「共有地」たりうる本屋さんを渾身取材!! Seesaw Books(北海道・札幌) ブックカフェ「フルハウス」(福島・南相馬) 栞日(長野・松本) Antenna Books & Cafe ココシバ(埼玉・川口) ポルベニールブックストア(神奈川・鎌倉) ブックハウスひびうた(三重・津) 毎日食堂/MAINICHI STORE(兵庫・南あわじ) ウィー東城店(広島・庄原) 汽水空港(鳥取・東伯) うなぎBOOKS 旧塚本邸(福岡・八女) ◎特集対談 平川克美×辻山良雄 「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった―――喫茶店店主と書店店主が語る」 *特集に寄せて 社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――平川克美『共有地をつくる』 この一文のあと平川さんは、「国家のものでもないし、『私』のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない場所」と共有地を定義づけます。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、縁側など。 これを読んだときすぐに、間違いなく書店もそうだ、と直感しました。なぜなら、私たち(ミシマ社)は書店さんと日々、直取引をおこなうなかで、書店という場が読者、のみならず地域の人たちにとってどんどん「共有地化」しているのを感じていたからです。 いえ、なにも急に起こった現象ではありません。むしろ逆で、かつてはほとんどすべての書店がそうだった。そして、一部はそうでなくなっていた。が、いま再び共有地となっている本屋さんが次々と現れている。同時にその姿はかつてと同じではない。つまり、強すぎる地縁や共同体意識などから解放されてある。 かつてあった、ということは今もできるという裏返し。 かつて、と違うかたちなのは、現代社会が希求するかたちへ変形したということ。 現代の共有地はこうしたふたつの希望を抱えて現出してきつつあるのではないでしょうか。 本特集では、現代に生きる共有地たりうる本屋さんを、普段よりお付き合いさせていただいているミシマ社の営業メンバーたちが取材しました。 ――本誌編集長 三島邦弘 目次 益田ミリ 「いつもの今日」(漫画) 特集:書店、再び共有地 Seesaw Books「行き場を失った人のシェルターに」 ブックカフェ「フルハウス」「ただそこに居ることができる”魂の避難場所”」 栞日「自分のスタバをつくりたかった!?」 Antenna Books&Cafeココシバ「移民の町で」 ポルベニールブックストア「お客さんが『雑談』をする!?」 平川克美×辻山良雄「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった―――喫茶店店主と書店店主が語る」(対談) ブックハウスひびうた「生きづらさを感じる人の居場所として」 毎日食堂/MAINICHI STORE「想像を馳せる買い物」 ウィー東城店「お客さんの要望を聞くうちに『よろず屋』」 汽水空港「『食える公園』という名の畑がある」 うなぎBOOKS 旧塚本邸「ニュルニュルと入り込む」 三島邦弘「おっぱいとトラクター」(ブックレビュー) 津村記久子「西京極の共有地」(エッセイ) 三好愛「でてきたよ」(絵と言葉) 中村明珍「何様ランド―――共有地in周防大島」(エッセイ) 尾崎世界観「会うと」(小説) 内田健太郎「マルシェのない生活」(エッセイ) 高橋久美子/渡邉麻里子 「怒られの二人―――それでも今、行動する理由」(対談) 滝口悠生「勝手と昼寝」(小説) 齋藤陽道「溶けて在る」(フォトエッセイ) 斉藤倫「ゆっくりながれぼし」(児童文学) 前田エマ「高校受験」(エッセイ) 土井善晴「おいしいもの」(随筆) 榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリーPART8」(漫画) 藤原辰史「シェアの痛みから考える」(論考) 松村圭一郎「『共有地の悲劇』が起きない理由」(論考) 作・益田ミリ/絵・平澤一平「モギーさん郵便です」(漫画) 松嶋健「基盤的コミュニズムをめぐる断章―――〈縁〉と多孔性」(論考) 寄藤文平「位置の話。未来の描き方 その3」(絵と言葉) 編集後記
-
ストリートスナップファイト | 新多 正典
¥2,200
ソフトカバー 45ページ 256 × 364 mm - 内容紹介 - モノクロ都市風景写真集。 光と影が作る奇譚画集。 世に跋扈する心象風景写真への異議申立。
-
写真家のみなさん、一旦お花を撮るのはやめましょう | 新多 正典
¥2,200
ソフトカバー 52ページ 210 × 297mm - 内容紹介 - モノクロ都市風景写真集『ストリートスナップファイト』の副読本です。 『ストリートスナップファイト』の製作後記でありつつも、写真を取り巻く概論集として作りました。 「左ページにテキスト・右ページに写真」を配置する一定のリズムで構成し、このZINE単体で独立したエッセイ集として仕上げています。 また、本作は全編リソグラフ印刷で構成し、ハンドメイドの製本で仕上げています。 先行販売したPARK GALLERYによるレビュー https://note.com/park_diary/n/n29a631bc909d
-
パイナップルシューズ vol.1 |大阿久佳乃
¥500
2022年 ソフトカバー 46ページ A5 - 内容紹介 - 2000年生まれ、三重県鈴鹿市ご出身の大阿久佳乃さんによるエッセイや詩などが収録されています。 以前に書かれていた『パンの耳』も当店でも大変好評でした。 今回季刊誌として発表されていく予定とのことで大変楽しみです。 是非お早めに。
-
NEUTRAL COLORS 3|加藤直徳
¥2,750
SOLD OUT
NEUTRAL COLORS 2022年 257x182x15㎜ 264ページ - 内容紹介 - オフセットとリソグラフを融合させた唯一無二の印刷で話題となった雑誌NEUTRAL COLORSの第3号。特集:大人になって見る行きたい学校の夢 前号が「子どものための学校」特集だとすれば、第3号は「大人のための学校」特集。自分がもう一度行きたい学校とはどこか?大人になったいま、これからの学びについてゆっくりと考えてみました。 CONTENTS ●インドネシア/ドイツ/山口 自分のグッドスクールはどこにある? 写真=Panji Purnama Putra/文=加藤直徳 ●スイス わたしの「造形」を探して 写真=Hanna Biker/文=岡本菜穂(SIRI SIRI) ●エッセイ あの生徒のこと 永田益豊(元小学校教員) 遠藤直哉(私立学校教頭) 石田 誠(特別支援学校教員) ●インタビュー 尹雄大:学ぶことの意味 温又柔(作家) 山縣良和(ファッションデザイナー) 上間陽子(琉球大学教授) 福森伸(しょうぶ学園施設長) ●USA バークリーで鳴る音は 写真・文=唐木 元 ●対談 16通の往復書簡 文=愼允翼・西村亮哉 ●川崎 Outside the School 談=磯部 涼/写真=細倉真弓 ●名古屋 港まちグッドスクールダイアリー 写真=今井正由己・江本典隆・三浦知也/文=加納大輔 ●オランダ Werkplaats Typografie学校案内 文=加納大輔/翻訳=深井佐和子 ●SEX EDUCATION 静かに読んで聞かせる性教育 イラスト=水野 咲/文=加藤直徳 ●エッセイ 「あのとき」の学習日誌 写真・文=岸田 繁(くるり) ●座談会 大学時代とはなんだったのか ぶっちゃけ座談会 AKIRA(元SEALDs) haru.(HIGH(er)magazine編集長) 能條桃子(NO YOUTH NO JAPAN代表) 編集=平山 潤/文=西山 萌 ●東京 その男たち、学ランにつき 写真・文=numa ●秋田(AIU) 普通の大学生 文=佐藤寧々/写真=岩根 愛/編集=佐藤 啓 ●エッセイ 日常というノイズに耳をひらく 文=dj sniff/写真=山本 華 ●フランス 新たな自己を受け入れる旅 写真・文・コラージュ=宮本 武 ●岡山 光を視る 写真=中川正子/文=加藤直徳 ●福島 旅立ちのとき 写真=西村亮哉/文=本間美和 (出版社紹介文より) https://neutral-colors.com/books_post/neutral-colors-3/
-
nice things. issue65
¥1,760
情景編集舎 2021年 - 内容紹介 - 出版元の会社の倒産により休刊となってしまったnice things.。 ファンも多かったことから、クラウドファンディングなどを経て2020年に復刊。 本号は復刊第4号。 テーマは「素敵と出会おう。楽しいを作ろう。」です。
-
nice things. issue63
¥1,760
情景編集舎 2021年 - 内容紹介 - 出版元の会社の倒産により休刊となってしまったnice things.。 ファンも多かったことから、クラウドファンディングなどを経て2020年に復刊。 本号は復刊第2号。 テーマは「扉をあけたいお店」です。
-
NEKKO magagine issue 1
¥1,210
根っこマガジン 2021年 - 内容紹介 - 創刊号の特集は「選挙」。 編集部で昨年、実際に京都市会議員選挙に挑戦したドキュメント。 立候補することで見えた沢山のことは今後の社会を作り上げていく大きなヒントだと、そんな視点で振り返る特集になっている。 市民目線からの歴史学者・藤原辰史さんとの対談、彫刻家・安藤栄作さんへのインタビュー、小説家・いしいしんじさんの寄稿なども収録。
-
MOMENT 2:都市の変わらなさに戸惑うとき 私たちのすること
¥1,980
リ・パブリック 2020年 ソフトカバー 162ページ B6版変形 - 内容紹介 - 変わらない都市の現実に、 私たちはどのように介入するのか? MOMENTは、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索する人たちのためのトランスローカルマガジンです。創刊2号の特集は「都市の変わらなさに戸惑うとき、私たちのすること」。時代や情勢が大きく動くとき、浮かび上がる膠着した私たちの社会の基盤となるシステム—人はその変わらない現実と向き合いながら、どのように介入するのか。デトロイト、台北、鳥取などを訪ね、地域に深く根ざしつつも臆さず変化に踏み出すトランスローカリストたちの実践を探索します。 デトロイト・オルタナティブ・シティガイドから、台湾の公共空間スタディ、本屋とパン屋とオールドスモークサウナをめぐる鳥取・岡山の旅、香山哲の新作コミック、磯野真穂と植本一子の対談、サンフランシスコの路上の岩に関する報告......などなど、2号にしてフルリニューアルでお届けします!
-
【IWAKAN】 Volume 03|特集 政自
¥1,650
2021年 - 内容紹介 - 世の中の当たり前に"違和感"を問いかけるマガジン 2020年10月に創刊したIWAKANは、世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添う雑誌。それらの違和感に100点の答えを出すのではなく、共に考え、新たな当たり前を共に創造し、提案していきたい。ジェンダーや性別の当たり前に違和感を投じた創刊号・特集「女男」は累計1,500冊を発行。2021年3月には、2号目「特集 愛情」を発売しました。 ◆特集 政自 政治におけるジェンダーギャップのみならず、法律や制度を決める場所に男女以外のジェンダーや立場をもつ人々が参画できていない現状。一部の属性の人たちだけで政治を続けた先の未来に、多様な属性を持つ人々の声が政治に反映されない現状に、国会議員のジェンダーギャップが私たちの暮らしを蔑ろにしてきた過去に、いまこの瞬間から向き合う一冊です。今号では、政治の当たり前に、様々な角度から“違和感”を問いかけています。 ◆目次 イシヅカユウ× Kan 対談「政治化される声」/ イシヅカユウ、Kan ASIAN WAVES / 見市健、古橋綾、熱田敬子 アカデミアにおける政治的アクティビズム / 生駒夏美、加藤恵津子 SCUM MANIFESTO / Clotilde Puy STUDY OUR ISSUE / 井田奈穂 人生は「誰と、どこで、どう出会ったか」 / 薮内美佐子 触覚と横断 / 小玉智輝 PEOPLE VOICE OPINION Let the people speak! 怒れるべき時に一緒に怒れる社会に / Akira the Hustler MIMESIS / Boundary Studies “ワタシ”と政治 不在の中のわたし / Sho Akita クリーンな世界の裏側 憧れとコンプレックスが生み出すいびつなファンタジー / 高田冬彦 Dialogue for Solidarity / シャン、Isobel、mina、ラビアナ ひとり妄想選挙ポスター / super-KIKI Planet Andromeda: Transition Day 政治の話をしましょうか / Ana ラディカルな穏健 / 佐々木ののか Stopped Making Sense / Noemi Minami なんちゃら話 / 須田レーナグレイス、雨夜 不完全な私のビューティーハンドブック / Yuri Abo Asian Gaze / 潟見陽 from loneliness books IWAKAN Open Art Contest from Contributors (出版社紹介文より)
-
【IWAKAN】 Volume 02|特集 愛情
¥1,650
2021年 - 内容紹介 - 世の中の当たり前に"違和感"を問いかけるマガジン ■雑誌 IWAKAN 2020年10月に創刊したIWAKANは、世の中の当たり前に“違和感”を問いかけることをコンセプトに、”違和感”を抱く人たちに寄り添う雑誌。それらの違和感に100点の答えを出すのではなく、共に考え、新たな当たり前を共に創造し、提案していきたい。ジェンダーや性別の当たり前に違和感を投じた創刊号・特集「女男」は、初版500冊が発売から2日で完売し、1ヶ月半で3度増刷・累計1,500冊を発行しました。 ■特集:愛情 社会が作り上げた恋愛のルールに違和感を感じる私たちに寄り添うために、規範的なジェンダーやセクシュアリティ、またはバイナリーにとらわれない愛のあり方を考えてみる一冊です。恋愛のゴールは結婚、他者に愛し愛されることが幸福、愛は一途で不変であるべき、証明できる愛こそが正しい…。愛は自由なはずなのに、何故こんなにも多くのルールに縛られなくてはいけないのでしょうか?今号では、恋愛という当たり前に、様々な角度から“違和感”を問いかけています。 違和感瞬間「泡沫の縁」 クィアの物語、愛、表現の再思 / Lucas LaRochelle from Queering The Map 推しに捧げる愛のこと Academic Love 〜憲法学における愛〜 / 志田陽子 憧れ / Niko Wu 性の役割を脱がせる、愛の対話 / 橘みつ STUDY OUR ISSUE / 足立区役所、松岡宗嗣 ON OPENING YOURSELF / Elin McCREADY 愛情/服従 / Jeremy Benkemoun 離婚回顧録 煙酒嫌夫人の占術室 / Mrs. Belladonna 愛には多くの顔がある あなたの顔もその一つ / Ana Karkar 娘達のレクイエム / 徒花ブルーム × Yuki Kasai Pare Love Confessions 愛の告白 Decision to Dive / Kelly Belter ラディカルな穏健 / 佐々木ののか Stopped Making Sense / Noemi Minami なんちゃら話 / 須田レイナグレース、雨夜 不完全な私のビューティーハンドブック / Yuri Abo Asian Gaze / 潟見陽 from loneliness books 政治の話をしましょうか / Ana (出版社紹介文より)
-
木について語る | エリック・マタレーゼ
¥700
anaguma文庫 2019年 ソフトカバー 180 × 130 mm - 内容紹介 - 奈良県川上村に住んでいた、エリック・マタレーゼさんのエッセイ集。 日英バイリンガルです。
-
川上村のアマゴ釣り、と井戸探し | エリック・マタレーゼ
¥770
anaguma文庫 2021年 ソフトカバー 180 × 130 mm - 内容紹介 - 奈良県川上村に住んでいた、エリック・マタレーゼさんのエッセイ集。 日英バイリンガルです。
-
動物と人間 | エリック・マタレーゼ
¥500
anaguma文庫 2018年 ソフトカバー 180 × 130 mm - 内容紹介 - 奈良県川上村に住んでいた、エリック・マタレーゼさんのエッセイ集。 日英バイリンガルです。