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YOKOKU Field Notes #02 韓国・勝ち敗けのあわい | コクヨ ヨコク研究所, 工藤 沙希, 田中 康寛, 株式会社ロフトワーク (編集)
¥1,320
コクヨ株式会社 ヨコク研究所 2024年 ソフトカバー 128ページ 25.8 x 18.2 x 0.8 cm - 内容紹介 - 〈YOKOKU FIeld Notes〉は、コクヨが目指す「自律協働社会」の兆しを個別の地域から探索する、 ヨコク研究所のリサーチ活動とそのレポートです。 同じ時代を異なる環境条件で生きる人々の中に身を投じ、フィールドワークを通じてその営みの断片にふれることで、 既存のシステムや規範をかいくぐるオルタナティブな社会のあり方を探り、また問い直すことを目的としています。 〈YOKOKU Field Notes〉シリーズ第2段となる本書では、競争の原理や能力主義の規範が根強い韓国をフィールドに、「勝ち敗けのあわい」を問いの切り口として、6つの活動を巡ります。 ・〈Library tTsome〉 京畿道 城南市 中院区 12~19歳の青少年に無料のサードプレイスを提供する施設公共図書館 ・〈ソウル鉛筆〉 ソウル特別市 鍾路区 対話や読解、廃棄物を使った遊びから子どもの自律性を養う組織 ・〈南海尚州 同苦同楽協同組合〉 慶尚南道 南海郡 尚州面 村を一単位として文化と経済の循環をめさす協同組合 ・〈穀物集〉 忠清南道 公州市 鳳凰洞 在来穀物を介して持続可能な食文化を次世代に手渡すコレクテイブ ・〈1 Euro Project〉 ソウル特別市 城東区 地域と商業の関係を問い直す小商いの複合施設 ・〈DMZ SPACE〉 京畿道 波州市 郡内面 非武装地帯の森から新たな農林業と観光のあり方を提示する6次産業プロジェクト 韓国各地に点在する新たな営みの断片をこれらのケース・スタディから捉え、 人々が不本意な他律的基準に巻き取られることなく、主体のままで他者に揉まれながら共存するための構えを考える一冊です。
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YOKOKU Field Notes #01 台湾・編みなおされるルーツ | ヨコク研究所, 工藤 沙希, 田中 康寛, 山下 正太郎, 株式会社ロフトワーク (編集)
¥1,320
コクヨ株式会社 ヨコク研究所 2023年 ソフトカバー 120ページ 25.8 x 18.2 x 0.8 cm - 内容紹介 - 〈YOKOKU FIeld Notes〉は、コクヨが目指す「自律協働社会」の兆しを個別の地域から探索するヨコク研究所のリサーチ活動とそのレポートです。 同じ時代を異なる環境条件で生きる人々の中に身を投じ、聞き取りや観察を含むフィールドワークを通じてその営みの断片にふれることで、既存のシステムや規範をかいくぐるオルタナティブな社会のあり方を探り、また問い直すことを目的としています。 初作となる鹿児島~甑島でのフィールドリサーチに端を発しその流れを継ぐ〈YOKOKU Field Notes〉第1号となる本書では、外来文化に翻弄されてきた複雑な歴史を背負う台湾をフィールドに、人々が共に生きるための拠り所となる「ルーツ」を問いの切り口として5つの事例を巡ります。 老朽化した台北の巨大団地街一体に根付き、受け継がれる福祉活動の現場〈南機場〉 花蓮の東海岸を舞台に、"魚育"から台湾の海洋食・漁業に光を当てる〈洄遊吧(FISH BAR)〉 教師, 親, 生徒という立場が流動する、原住民語のみの実験学校〈Tamorak 阿美語共學園〉 アミ族の規範と青年同士の協働のあわいで催される音楽フェスティバル〈阿米斯音樂節〉 バンド活動の傍ら農家として地元・旗山のバナナ産業に根ざす〈台青蕉樂團(Youth Banana)〉 これら台湾各地に点在する新たな営みの断片を捉え、変えられない本質としてのルーツに対峙し、自らの存在の意味と居場所を編み直そうとする人々の活動を手がかりに、ルーツの構築可能性について考えます。 目次 リサーチの概要 コラム:台北、市井の生活者より──台湾社会にふれる7つの主題 本編:編みなおされるルーツ 事例1:南機場地区・忠勤里──都市の人生を養い継ぐ 事例2:洄遊吧(FISH BAR)──渦巻く海への感懐 事例3:Tamorak 阿美語共學園──言葉の焚き火を囲んで 事例4:阿米斯音樂節──境界を揺らす “民族” の複音 事例5:台青蕉樂團(Youth Banana)──故郷の根茎が紡ぐ詩 編集後話
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エトセトラ VOL.2 | 山内 マリコ(責任編集), 柚木 麻子(責任編集)
¥1,320
エトセトラブックス 2019年 ソフトカバー 112ページ A4判 縦21mm 横148mm 厚さ7mm 重さ 146g - 内容紹介 - 特集:We Love 田嶋陽子! “日本でいちばん有名なフェミニスト”田嶋陽子を大特集! 世代を超えて集結した執筆陣によるエッセイ・書評や、一般投稿「田嶋陽子さんへの手紙」、そして、田嶋陽子本人へのロングインタビューなどで構成。現代のフェミ作家たち=山内マリコ&柚木麻子責任編集による、最強のフェミ・アイコン田嶋陽子へのリスペクトに満ちた一冊。あの頃、テレビで田嶋先生を観ていた、すべての少女たちへ捧げます! - 目次 - 特集:We Love 田嶋陽子! 【寄稿】 津村記久子/扉の存在を知らせる人 石川優実/田嶋さんの「自分の足を取り戻す」と#KuTooのこと 荒木美也子/前略、田嶋陽子さま 【書評】書く女~田嶋陽子を読む 王谷晶/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパニーズ・カルチャー 斎藤美奈子/空気を読まない彼女の直球ド真ん中な「愛情」論 北村紗衣/田嶋陽子を取り戻す カナイフユキ/恋愛は親離れの始まり?家族という足枷をはずして…… 若竹千佐子/ 女の人生はいつだって面白い 北原みのり/田嶋陽子が教えてくれた優しいフェミニズム 伊藤春奈(花束書房)/どん詰まりの国に突き刺さる女たちの言葉 堀越英美/やんちゃでかわいい「僕」たちの世界で 田嶋陽子出演映像全レビュー(柚木麻子) 田嶋陽子ロングインタビュー〈私〉が生きるためのフェミニズム 【マンガ】 松崎りえこ 知りたい!田嶋陽子さんの“Her"ストーリー 【座談会】 斉藤正美✕山口智美✕山内マリコ✕柚木麻子「私たちが田嶋陽子を好き」な理由 【インタビュー】 板本洋子「花婿学校」とはなんだったのか 【TVと田嶋陽子】 武田砂鉄/キレさせていたのは誰で、何を言っていたのか 柚木麻子 /12歳が出合ったフェミニズム 山内マリコ/ 『そこまで言って委員会NP』観覧記 投稿コーナー「田嶋陽子さんへの手紙」 連載 編集長フェミ日記 2019年7~8月 LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景/宇壽山貴久子 私のフェミアイテム/河村敏栄 etc.bookshop通信 エッセイ ユン・イヒョン「女性について書くこと――多すぎる質問と少しの答え」(すんみ 訳) - 著者プロフィール - 山内 マリコ (ヤマウチ マリコ) (責任編集) 1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2008年「16歳はセックスの齢」で「女による女のためのR‐18文学賞読者賞」を受賞。2012年、同作を含む初の単行本『ここは退屈迎えに来て』を刊行、地方に生きる若い女性のリアルを描いた。小説『アズミ・ハルコは行方不明』『かわいい結婚』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』、エッセイ『皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等』、短篇&エッセイ『あたしたちよくやってる』など著書多数。 柚木 麻子 (ユズキ アサコ) (責任編集) 1981年東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞、同作を含む連作短篇集『終点のあの子』でデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を数多く発表。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生直木賞も受賞した。他の著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』『デートクレンジング』『マジカルグランマ』など多数。
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現代思想2024年2月号 特集=パレスチナから問う -100年の暴力を考える-
¥1,760
青土社 2024年 ソフトカバー 254ページ - 内容紹介 - いま何が起きているのか? ハマスへの「報復」として、パレスチナの地ではイスラエルによる爆撃と封鎖が続いている。目まぐるしく塗り替えられていく情況からは、しかし決していま始まったわけではないパレスチナ/イスラエル問題にねざす差別・植民・占領の歴史が浮かび上がってくる。この地で何が起きているのか――その背景となる構造的暴力に目を凝らす。 目次* 【討議】 パレスチナと第三世界――歴史の交差点から連帯する / 金城美幸+早尾貴紀+林裕哲 【歴史の地平から】 なぜイスラエルは対ガザ戦争において文脈と歴史を抹消したがるのか / イラン・パぺ(早尾貴紀訳) ハマスが仕掛けた「シオニズムの実証実験」――世界は歴史の審判に耐えられるか? /栗田禎子 ガザにおけるハマースの闘い――その意義を考察するための断章 / 臼杵陽 聖域(ハラム)をめぐるパレスチナ人の怒り――「アクサーの大洪水」を生んだもの /山本健介 【「中東」の行方】 ひとつの「民族」を抹殺するということ / 酒井啓子 ガザ攻撃による「ナクバ」の再来 / 錦田愛子 パレスチナ――続くイスラエルの不処罰と国連の無力 / 髙橋宗瑠 付かず離れずの関係――ヨルダンとパレスチナ問題 / 臼杵悠 消えた人影、荒廃のガザ――イスラエル・ハマス戦闘の最前線 / 平野雄吾 【インタビュー】 植民国家の「出発点」を問いなおす――暴力に抗い続ける歴史意識のために / 板垣雄三 【ガザをめぐる実相】 長期にわたる対ガザ戦争 / サラ・ロイ(早尾貴紀訳) シオニズムにとってのガザ地区――サラ・ロイ『ガザ地区』第三版を起点に / 早尾貴紀 続・ダヒヤ・ドクトリン――「勇敢な同志」へと変貌した都合の良い国 / 小田切拓 「我々は人間動物と戦っているのだ」をどのように理解すればよいのか / 保井啓志 ガザ攻撃にみるイスラエルの「水の武器化」 / 玉井良尚 【断絶の先に】 「新しい中東」以後――「裁き」から「革命的平和」へ / 鵜飼哲 脱歴史化の政治――イスラエル、フランス、パレスチナ / 須納瀬淳 「倫理的なもの」への地図――ジュディス・バトラーのパレスチナ/イスラエル論 / 二井彬緒 【応答と連帯】 パレスチナの日常をみつめて / 高橋美香 記憶と人間性の破壊に抗する〈抵抗の文化〉 / 田浪亜央江 死に損ない、生き損ないたちの連帯可能性について / 阿部小涼 この場所を脱植民地化せよ――ジェントリフィケーションとパレスチナの結節点をめぐる一考察 / 森千香子 【この声は聴こえているか】 小説 その十月の朝に / 岡真理 【連載】 佐藤文隆 / 成田龍一 /山下祐介 /山口尚 【研究手帖】 経済学者の限界? / 岩瀬祐介
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ユリイカ2024年3月臨時増刊号 総特集=92年目の谷川俊太郎
¥2,860
青土社 2024年 ソフトカバー 462ページ - 内容紹介 - いつでも、どこでも、ずっと谷川俊太郎 なぜ谷川俊太郎には一見して批評が似つかわしくないように思われるのか、それは現代を生きる詩人としておそらくもっとも一般に普及した存在だからだろうか、谷川俊太郎を批評しよう、そうあっさり呼びかけるのはもしかしたら谷川俊太郎自身かもしれない、「谷川俊太郎による谷川俊太郎の世界」(『ユリイカ』1973年11月臨時増刊号)が試みられてから50年、谷川俊太郎によるのではなく、谷川俊太郎に向かっていく。92年目の谷川俊太郎。 line2.gif 総特集*92年目の谷川俊太郎 ❖始まり 往復詩 2023.12-2024.01――第二信まで / 伊藤比呂美×谷川俊太郎 ❖谷川俊太郎の世界へ! 世界の谷川俊太郎・谷川俊太郎の世界 / 連東孝子 谷川俊太郎さんのあとに / 藤井貞和 迎えに来ていただけますか……、谷川さん。 / 和合亮一 ❖孤独のコスモロジー 『二十億光年の孤独』――孤独の旅の軌跡 / ディエゴ・マルティーナ 詩人の中のアトム / 田原 勉強すると、谷川俊太郎の言葉が変身する / 小笠原鳥類 青空を見つめて死なない――谷川俊太郎について / 下西風澄 ❖うたのことば 黙想する谷川さん / 小室等 んぱぱ んぽぽ うん うん――「いまここ」をめぐる旅 / 原田郁子 この気もちはなんだろう / 柴田聡子 ❖谷川俊太郎が聞こえる 歌う谷川俊太郎、そのプロテスト / 坪井秀人 校歌の宇宙 / 細馬宏通 扱いやすさの罠の前で / 森山至貴 子どもの詩人・谷川俊太郎 / 周東美材 ❖採録 今更、谷川俊太郎――谷川作品をめぐるシンポジウム / 伊藤比呂美×尾崎真理子×高橋源一郎×マーサ・ナカムラ×四元康祐 ❖谷川俊太郎を再演する 「詩」を書くよりも / 奥山紗英 谷川俊太郎に共振する――シンポジウム「今更、谷川俊太郎」学生パフォーマンス解題 / 廣瀬楽人 ❖詩人と読む 快楽主義者の詩学 / 大崎清夏 谷川俊太郎だけが詩人なのであって、他に詩人なんていないのかもしれない / 岩倉文也 谷川俊太郎と日本語と私 / 佐藤文香 ❖詩論という試論 狂暴な無垢――谷川俊太郎の詩を読む / 鳥居万由実 谷川俊太郎とはなにか / 佐藤雄一 谷川俊太郎の余白に / 久谷雉 詩における時間性をめぐって――わたしの谷川俊太郎論 / 小野絵里華 ❖創作〈1〉 小説による「朝のリレー」 / 福永信 ❖言語学/詩学/文献学 谷川俊太郎の日本語 / 今野真二 グラドゥス・アド・パルナッスム――谷川俊太郎の詩のかたち / 中村三春 リズムと調べ、あるいは音律 / 工藤貴響 谷川俊太郎の詩をどうやって読めばいいか / 加藤邦彦 ❖本に飛び乗る ボート / 奥村門土(モンドくん) 谷川俊太郎さんと出会い直す / 矢萩多聞 「谷川俊太郎 絵本★百貨展」に「百貨店」と「百貨典」 / ゆめのゆき ❖かたちあるもの しずかでにぎやかな絵本 / 寺村摩耶子 メディア装置と谷川俊太郎 / 和田敬 再論・谷川俊太郎とテレビドラマ / 瀬崎圭二 詩に詩を乗せる――『ピーナッツ』と谷川俊太郎 / 三浦知志 宇宙はわらうか――表情制作論としてのキャラクター、絵文字、詩 / 布施琳太郎 ❖創作〈2〉 ゲゲゲの俊太郎――あるいは闇の谷川俊太郎の錬成 / 山田亮太 ❖この国の詩人 谷川俊太郎の愛国詩――ロスト・ジェネレーションの感動 / 田口麻奈 哲学・文学・ヒューマニズム――谷川徹三についてのエッセイ / 山口尚 戦後文学における「励まし」としての谷川俊太郎――大江健三郎を参照項に / 菊間晴子 擦れ違う世界認識――谷川俊太郎と寺山修司 / 堀江秀史 とめどない実験 / 髙山花子 ❖谷川俊太郎から見る 定義とその周縁を解く / 三瓶玲奈 ラジオアイ ポエムアイ カメラアイ / 青柳菜摘 今日も書いている人 / 瀬尾夏美 ❖詩の果て、空の果て 宇宙と地球と私、そして――谷川俊太郎の静かな絶望について / エリス俊子 言葉になっていない言葉へ――意味を壊し生み出す / 西村ユミ 認識絵本の薔薇十字ポイエーシス――谷川俊太郎讃 / 高山宏 抽象の亀裂に現れるリアル / 郡司ペギオ幸夫 ❖93年目に向かって 〈谷川本〉をめぐる / カニエ・ナハ 装丁・レイアウト(目次・扉・見出し)=矢萩多聞
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製本と編集者 vol.2 | 笠井瑠美子
¥1,320
十七時退勤社 2023年 ソフトカバー 106ページ A5判変形判 - 内容紹介 - これまでの出版業界にとって本を作るということは疑う余地もなく、紙の本を作るということだった。電子書籍が登場し、多くの人たちが当たり前にそれを読む端末を手にし、紙の本の価値を問われるようになって久しいが、それでもまだ紙の本のほうが商売になる(儲かる)という理由で、なんだかんだと紙の本は作られ続けている。けれど商売になるかどうか以前に、どうして紙の本をいいと思うのか説明できるようになりたい。それは自分がこの先もこの仕事を続けていく理由に繋がるはずだからだ。 製本の現場から、三人の編集者へ問いかける これからの本についてのインタビュー、シリーズ第二弾 編者:笠井瑠美子 話す人:松井祐輔(エイチアンドエスカンパニー (H.A.B))、三輪侑紀子(岩波書店)、藤枝大(書肆侃侃房) 松井祐輔 まつい・ゆうすけ 一九八四年、愛知県名古屋市生まれ、春日井市育ち。千葉大学文学部史学科卒。出版取次の株式会社太洋社に勤務の後、株式会社筑摩書房、NUMABOOKSを経て、現在は無所属。二〇一四年に『HAB』を刊行。以降は断続的に『ナンセンスな問い』(友田とん)、『山學ノオト』(青木真兵、青木海青子)、『台湾書店百年の物語』(台湾独立書店文化協会)、『パリと本屋さん』(パリュスあや子)などの書籍を刊行。二〇一四年から「小屋BOOKS」、二〇一五年には移転し「H.A.Bookstore」として実店舗を運営。二〇二〇年に閉店し、現在はwebのみで販売を行う。並行して取次業も担う。本を売って生きている。 三輪侑紀子 みわ・ゆきこ 一九八七年、静岡県浜松市生まれ。二〇一〇年頃から角川春樹事務所書籍編集部アルバイト。二〇一四年頃から編集部員に。二〇一九年岩波書店入社。所属は児童書編集部。二〇二〇年に出産。二〇二一年頃から『図書』編集部にも参加。二〇二三年の担当書は『地図と星座の少女』『ローラ・ディーンにふりまわされてる』『クロスオーバー』『モノクロの街の夜明けに』『ナイチンゲールが歌ってる』。 藤枝大 ふじえ・だい 一九八九年に八丈島で生まれ、関西で育つ。未知谷を経て、二〇一七年より書肆侃侃房で勤務。主に詩歌、海外文学、人文書、文芸誌の編集をしている。短歌ムック「ねむらない樹」 (編集統括)、文学ムック「ことばと」、「現代短歌クラシックス」シリーズのほか、『左川ちか全集』『葛原妙子歌集』『はじめまして現代川柳』『うたうおばけ』『月面文字翻刻一例』『象の旅』『赤の自伝』『路上の陽光』『ベルクソン思想の現在』などの編集を担当。海外文学と詩歌の書店「本のあるところ ajiro」を二〇一八年に立ち上げ、運営している。
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手紙を書くよ | 橋本亮二(編著)
¥1,540
十七時退勤社 2022年 ソフトカバー 180ページ 四六判 - 内容紹介 - 「誰かのことを思うとき、風景がまず浮かぶ。出会ったときのこと、再会を喜んだこと、ともに涙したこと。そのとき流れていた音、まわりにあった本。そのことをそれ単体としても読めるものとしてエッセイのように書き、手紙をしたためる。呼応したり、しなかったりするだろう。そんなかたちの本を作りたいと思った」 エッセイから書き出され、二往復される手紙、そしてエッセイで結ばれる。五人との交感。 目次 手にしてくださった、どなたかへ 光あれ 祈り 社会を開く 「いいね」をやめる、そして「いいな」へ あの日のことおぼえてる? 点と点をつなぐ 「あの日」から 歩きながら考える Hさんのテディベア
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本屋なんか好きじゃなかった | 日野剛広
¥1,430
十七時退勤社 2023年 ソフトカバー 152ページ A6判 - 内容紹介 - 12のエッセイ・6つの書評・5年間にわたる日記で構成された、文庫サイズの小さな本です。 書店員歴30年、千葉県佐倉市・志津の地で10年店長を務める著者が奮闘する日々の記録。 本屋として場を構えること。本を読むこと。音楽を聴くこと。文章を書くこと。 職業人としての矜持、政治に対しての怒り、店に足を運ぶお客への謝意、作家・出版社・同業者との連携の可能性。 真摯でありながら、ちょっと抜けていたり、それでも飽くなき向上心がある著者の文章に心打たれます。 (装画:大石トロンボ)
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音と言葉の日々 | 橋本亮二
¥1,210
十七時退勤社 2023年 ソフトカバー 92ページ B6判 - 内容紹介 - 二年ぶりのエッセイ集。音楽を聴く、人の声に耳を傾ける。 本のある場にいき、書かれた本、読まれた本と交感する。 リーガルリリー YAON をめざし、 世田谷ピンポンズ十周年記念公演で結ばれた暮らしの記録。 音楽をたくさん聴いて、本をたくさん読もう。 その日々を言葉として綴ろう。高鳴りとともにそう思った。 装画:小林紗織 目次 はじめに あいを受けとる 四月二十三日の記録 [ 黄金色の卵焼き ] バイト気分の雑魚 本屋イトマイの扉 五月二十七日の記録 [ 他人の顔 ] tayu-tau 六月の記録 [ 岩手・紫波〜盛岡ツアー ] 雨雲の向こうに 七月二日の記録 [ 日比谷野外大音楽堂・リーガルリリー ] 雨樋の記憶 九月の記録 [ 早稲田スコットホール・世田谷ピンポンズ十周年記念公演 ] 鳴り続ける音
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エトセトラ VOL.9 | 伊藤春奈(花束書房)(特集編集)
¥1,540
エトセトラブックス 2023年 ソフトカバー 144ページ A5判 縦210mm 横148mm 厚さ8mm - 内容紹介 - 特集:NO MORE 女人禁制! 「女人禁制」は、もういらない! マイノリティへの差別・排除と深くつながる 「女人禁制」の歴史を探りながら、 国や家父長制が追い出してきたものはなにか、 その底にあるのはなにかを知る特集号。 昔から、宗教や伝統のかたちを借りて、特定の職業や場所、集団に女性を入れない仕組みをつくってきた国、日本。21世紀になっても、大相撲、甲子園、古典芸能、山、プロの厨房、祭りなどなど、多くの場に「女人禁制」文化が残っています。フェミマガジン9号目は、女性史を中心としたライター・編集者の伊藤春奈をゲスト編集長に、多様な書き手や語り手が集まり、この問題を考えます。 エッセイ、インタビュー、読者投稿、漫画、いまだ「女性」が登れない「大峰山」への質問も! 誰かをどこかに「入れない」システムはもう終わりにしよう。 目次 特集:NO MORE 女人禁制! 特集のはじめに 【読者投稿】 あなたが知っている「女人禁制」 【論考・エッセイ・漫画】 源淳子「『女人禁制』と天皇制」 堀越英美「『山の神』と『女芸人』に求められてきたもの」 柚木麻子「ラーメンいちから作ってみたら自然と腕組みしちゃってた記」 山崎ナオコーラ「『女人禁制』と『源氏物語』と出家、ついでに私」 はらだ有彩「能・卒都婆小町と私」 佐藤瑞枝「博多祇園山笠――このホモソーシャルな世界」 (地元の声/永島順子) 林葉子「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」 金貴粉「ハンセン病療養所に生きた在日朝鮮人女性たち」 川﨑那恵「『アナーカ部落フェミニストの会』創立への呼びかけ」 堀江有里「性への忌避――キリスト教の女性嫌悪・同性愛嫌悪をめぐる断想」 鳥山純子「家父長制はマザコン生成装置なのか――現在モロッコの嫁姑問題から」 牧野雅子「女性専用車両の存在は何を意味しているのか」 【インタビュー】 性善寺・柴谷宗叔「性的マイノリティも地元の人も誰もが入れる『みんなの寺』」 ナモナモ寺・野世阿弥「寺という場所から仏教やフェミニズムをちょっとずつ開く」 桂二葉「まっすぐ自分の声が出せるように」 【アンケート】 女人禁制「大峰山」への質問 「女人禁制」を続ける理由はなんですか? 特集のおわりに ************************************************************ 【寄稿】 吉田亜矢子「渋谷区、美竹公園・神宮通公園野宿者排除に抗して」 長田杏奈「被害者非難の温度を測る」 【対談】 小川たまか✕有馬ゆきみ「フェミニストのライターと弁護士が語る『性暴力』の周辺 VOL.1」 【漫画】 とれたてクラブ「ワタシってディ→バディ→バしてるから」 【新連載】 「祖母の話」/#1高柳聡子「光なき朝を生きて」 「北京会議の前と後」福田和子/第1回「日本各地から北京へ!草の根の女性たち」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈97〉渋谷パルコでゲリラ・ガールズ展――ポストフェミニズム時代の『アート』」 【連載】 「編集長フェミ日記」2022年12月~2023年3月 「Who is she?」大橋由香子/第6回:取り上げる彼女たち 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:奥薗和子 NOW THIS ACTIVIST :末原真紀 etc. bookshop通信 前書きなど 「特集のはじめに」 伊藤春奈 毎日、頭のすぐ上を厚い雲で覆われているような重苦しさを感じてから、ずいぶんと経つ。 新型コロナウィルス感染症が広まりつつあった頃、感染者を追いつめるようなパニックをみて、私はハンセン病における「無らい県運動」を思い起こした。患者を強制隔離する法律のもと、「らい患者一掃」などと称して感染者を排除した運動である。コロナ禍初期、老親のいる某県の感染状況を注視していた私は、陽性者が出た銀行にコンクリート片が投げ込まれるという古典的な事件を知りぞっとした。偶然だが、この県は戦後、無らい県運動のトップに躍り出たことがある。 感染者が適切なケアを受けられず、社会に排除と差別を引き起こすという点でふたつの感染症はよく似ている。コロナ禍でも、ステイホーム、三密など、国が繰り出すキャッチーなワードに人々は翻弄され、不安が解消されないままDVや自死数が増えた。この「不安」は「恐怖」をうみかねないから、とても厄介だ。さらにこの間、国会議員が同性愛者への差別発言を繰り返し、かつ差別を禁止することを拒み、女性支援団体へのデマが吹き荒れた。私は、土俵で救命活動をした看護師たちが下りろと命じられたとき以来の怒りを感じた。人心の荒廃は続いている。 2018年、土俵問題が起きてからまもなく、東京医大の入試不正問題が発覚した。この2件は、根の深いところでつながっていると思う。医療の「正当な」仕事とは医師であり、看護師がサブ的に見なされてきたことは、そのジェンダーバランスからして明らかだ。土俵から下りろと看護師が言われたのは、ケア労働への軽視があるからだろう。その軽視があからさまにビジュアル化してしまったため、相撲協会は「緊急時、非常時は例外」とするとして「謝罪」し、幕切れとした。 相撲協会が公表している「女人禁制」の理由は、「男が上がる神聖な戦いの場、鍛錬の場」であり、神事であり伝統文化だからというものだ。宗教や伝統にもとづく権威性を帯びた場とは「男」の職場であり、「女人」は入ってはならない。これが「女人禁制」のロジックであり、甲子園球場、古典芸能、山、祭りなど、「女人禁制」文化が色濃い分野にもあてはまる。たとえば板前は男が鍛錬する正当な修行であり仕事だが、家庭料理は「母親」「妻」による無償ケアワークである、といった具合に。 「男の甘えを許してほしい」とは、いまも結界を解かない山の関係者の発言だ(詳細は本特集を参照)。これもまた「女人禁制」の本質をよくあらわしていると思う。看護はしろ、ただし男の土俵に入るな。田舎に帰って出産しろ、そうすれば奨学金は出してやる。家事・育児・介護もしろ。ただし祭りには参加するなよ。――「男女」からなる家父長制秩序を守りたいというのが「男の甘え」なのだろう。 政治・経済・文化を限られた層だけでまわし、ケア労働は女性や外国人労働者に丸投げ。無策の感染症対策に自然破壊と五輪強行、入管や労働現場における外国人への人権侵害など、この間に数々の暴力がまかり通ってきた。それらを支えているのは、「女人禁制」が歴史的に築き上げてきた、男女/公私二元論、異性愛主義、家族主義、性別役割分業などである。マイノリティへの差別システム「女人禁制」は、もはやこの国のお家芸だ。だからこれらを死守するために「(同性婚は)家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」などと総理大臣が言ってはばからない。 そもそも、人のあり方も営みも、二元的に割り切れるものではない。 「名前」があれば、なんなと生きていける世界なんですよ。――この特集の制作中に聞いた言葉だ。「名前」とは、何代目何右衛門とか、何千世とか、家父長制のもとで継がれてきた、地位や名誉、家柄、権威みたいなものだ。 100年もすれば人は死ぬ。だから「名前」など紙きれに等しいと思うが、おそらく世間では逆にとられているのだろう。では、「名前」を持たない人たちのあゆみは、どれほど語られてきただろうか。望む「名前」を得られなかった人への抑圧が、「伝統」や家父長制のもとに続いているということも。「名前」など持たずとも自分だけの生をもとめた人にこそ、私はひどく惹かれる。 もちろん「伝統」にはいい面もたくさんあるし、私も基本的に好きなものが多い。すべてが移り変わるからこそ世界は美しく、必ず巡ってくる別れのかなしさや変わらぬ人間のありようが、見事な結晶となって「伝統」をうむこともあっただろう。しかし、それがただの「名前」となって、ある属性の理想を再生産するだけのものになってしまったらどうだろう。また「名前」は、ときに「〇〇道」といった金看板を掲げて権威化されてきた。権威化され整備された道路も、いまはひび割れ、無様な姿をさらしているようにも見える。 一方で、その道端から新たな道をひらく人たちもいる。ときに茨で邪魔されながらも、一歩ずつ踏み固めて。道は、当たり前に誰でも入れて、進んでいけるものであってほしい。 この特集は、これまで私が『エトセトラ』で「女人禁制」をテーマに連載してきたことから企画された。「女人禁制」について知ることは、誰が「女人」を、どう規定してきたかの歴史を知ることでもある。そこには目を覆いたくなるような差別の歴史も重なっている。ただ、その差別とは最初から自然にあったものではない。すべて人間がつくりだしたものだ。 連載中、ひとりで「女人禁制」を考えれば考えるほど、なぜこの差別がうまれ、なぜまだ続いているのか、そしてなぜあまり関心を持たれないのかと疑問が膨らんでいった。その答えを探るための言葉を、信頼する書き手や語り手たちと一緒に集めたつもりだ。それによって、「女人禁制」がマイノリティへの差別・排除と深くつながっていることを示せたと思う。 くりかえすが、「女人禁制」のような差別は自然に発生したものではない。人間がつくったのだから、人間がやめることができるはずだ。「女人禁制」という嘘の言葉は、もういい加減過去のものにしたい。 - プロフィール - 伊藤春奈(花束書房) (イトウ ハルナ ハナタバショボウ) (特集編集) 編集者・ライター。近著『「姐御」の文化史 幕末から近代まで教科書が教えない女性史』(DU BOOKS) 。「花束書房」名義で北村兼子の広報活動と、女性史を中心とした出版プロジェクトを主宰。花束書房から『ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記』(パメラ・トーラー著、西川知佐訳)、『未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄』(花束書房編、2023年5月刊行予定)を刊行。『群像』(講談社)にて「ふたり暮らしの〈女性〉史」連載中。
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うもれる日々|橋本亮二
¥1,210
十七時退勤社 148mm×108mm - 内容紹介 - “社の定時は18時半だ。入社当時は18時だったが、いつのまにか30分もアディショナルタイムが付いた。よっしゃ逆転できんぞ追いついてこいという気持ちと、えーなんでやねんはよホイッスル吹いてーやという気持ちとが綱引きしている。” 出版社の営業職、橋本亮二による、本を売って、読んで、人と会って、ごはんを食べて、そして日々机の上をサグラダファミリアのように積み上げていく日々の記録。 新レーベル「十七時退勤社」からの第一弾。
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B面の歌を聞け 2号 酒との付き合い|太田明日香
¥1,100
夜学舎 A5判 48ページ - 版元紹介文より - 目次 巻頭言 ・インタビュー 楽しさと面白さを分かち合いたくなる味 木谷ワイン 木谷一登さんインタビュー お話を聞いた人 木谷一登さん いつまでも心地よい気分が続くお燗の秘訣 酒うらら 道前理緒さんインタビュー お話を聞いた人 道前理緒さん ・特集 酒との付き合い方 雑に飲んで、雑に死ぬ。 綿野恵太 酒豪と言われた私が、お酒をやめてみたら。 江角悠子 ムスリムとお酒 バーヌ ワインと生活と 丸茂正裕 地獄の沙汰も酒次第か? 神田桂一 コンビニで摂れるハードドラッグ 小田晶房 ・読書案内 酒と戦とコロナと女 太田明日香 ・投稿 コロナと酒 小池利彦 吉田類『酒場放浪記』をB面的に眺めている 立石尚史 〈お酒にまつわるただのおしゃべり〉 ふふふのZINEメンバー(野呂巧、井上有紀、よしのさくら) ・特別企画 紙上B面ラジオ C面について 話し手 モリテツヤ ・特別付録 コロナと酒年表 48ページ、2色刷り デザイン 小田晶房 印刷 Hand Sawpress KYOTO 題字 山下陽光(途中でやめる) 取材、編集、執筆 太田明日香
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本を抱えて会いにいく|橋本亮二
¥1,210
十七時退勤社 148mm×108mm - 内容紹介 - だから人に会いたくなる。どんな話をしよう。あなたはどんな顔をするだろう。 向き合っている時間はひとりぼっちでも、どこかで必ず誰かとつながっている。 小説を読む。音楽を聴く。文字を綴る。 世田谷ピンポンズ 過ごす一日いちにちが積み重なり、月となり年となる。 それは失われたものではなく、たしかに生きた証。(はじめにより) 六月の記録/二回目の文学フリマをめざして/フルーツ星人/Re :デザインの力/犀の角/交わさずに触れ合う/ 眠りと再会/大きくて広い/水のまわりにいる鳥、魚、蟬/時間泥棒/ かもめブックスギャラリー「ひきつづきうもれる日々」生態記録日記/光が届く/兄ちゃんのこと/音楽と人/ 歩きながら考える/本の姿/『サキの忘れ物』一歩を踏み出す/『赤い砂を蹴る』作品との出合い/ 『息のかたち』長く、深く、強く/『ほとんど記憶のない女』手元に届く本/同じ時間を生きる/水平な視座に立つ
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GRAIN|新多正典
¥550
2023年 12ページ A4版 - 内容紹介 - 。 写真家の新多正典氏によるZINE。 写真×タブロイドの新しいシリーズ第二号です。 ブラジルのスラム街の人々と、リソグラフ印刷が非常にマッチした作品。
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GRAIN|新多正典
¥550
2023年 12ページ A4版 - 内容紹介 - 。 写真家の新多正典氏によるZINE。 写真×タブロイドの新しいシリーズ第一号です。 全編リソグラフ印刷
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透明人間さよなら|和田拓海
¥880
本屋メガホン 2023年 目玉クリップ綴じ 24ページ 138mm×128mm - 内容紹介 - 。 ----- "ゲイに生まれて嫌だなと思う瞬間は、自分が発した言葉で大切な人をこの世からいないことにしてしまう瞬間だ。あえて過激な言葉で表現すると、自分の恋人を自分の手で殺す瞬間だ。同棲しているのに一人暮らしだと嘘をつく時、彼のことをただの友達だと説明する時、僕はこれまでゲイとして生きてきて何回も恋人を殺したし、ゲイである自分自身を殺してきた。言葉で。自分を守るために発した言葉がブーメランみたいに返ってきて結果的に自分を傷つけるという何とも滑稽なループの中で生きてきたと思う。"(「はじめに」より) ----- ゲイとして生きる本屋メガホン店主が、これまで感じてきた違和感やなぜ本屋を開業しようと思ったか等について書いたZINEです。他人からの一方的な発言や自らの無意識の言動によって、透明人間のようにないものとされてきたゲイとしての自分自身や恋人を、書くことで取り返すことを本書では試みました。 「小さな声を大きく届ける」第一歩として、まずはマイノリティとして生きる自分自身の小さな声に耳を傾け、それをZINEとして綴じることで本屋としてのコンセプトを読んで理解できるものになればと思っています。
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存在している 書肆室編|村田 奈穂, 柏原萌
¥1,430
日々詩書肆室 2023年 ソフトカバー 116ページ A5判 - 内容紹介 - 。 HIBIUTA AND COMPANYに集うひとびとが、ここへたどり着くまで……どこへ行こうと出発し、どんな道を歩いてきたのかを、それぞれの言葉で語った書物です。 一ヶ月に1冊ずつ刊行予定、第一弾は編集室/出版部。 十代で北は北海道・南は鹿児県沖永良部島までさまざまな場所で働いてきた亜美さん ずっと無職でいたいともがきつづけ、やっとのことで採用された新採の仕事を半日でやめた井上 ふたりが出会うまでのエッセイ二編収録。
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存在している 編集室編|井上 梓, 南野 亜美
¥800
日々詩書肆室 2023年 ソフトカバー 56ページ A6判 - 内容紹介 - 。 HIBIUTA AND COMPANYに集うひとびとが、ここへたどり着くまで……どこへ行こうと出発し、どんな道を歩いてきたのかを、それぞれの言葉で語った書物です。 一ヶ月に1冊ずつ刊行予定、第一弾は編集室/出版部。 十代で北は北海道・南は鹿児県沖永良部島までさまざまな場所で働いてきた亜美さん ずっと無職でいたいともがきつづけ、やっとのことで採用された新採の仕事を半日でやめた井上 ふたりが出会うまでのエッセイ二編収録。
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日々詩編集室アンソロジーvol.1 わかち合い|日々詩書肆室
¥1,000
日々詩書肆室 2023年 ソフトカバー 48ページ A5判 - 内容紹介 - 。 31名の寄稿者さんの作品……写真、エッセイ、小説、イラスト、詩など、 HIBIUTA AND COMPANYのスタッフのエッセイ、 HIBIUTA AND COMPANYの着想を得たフランス・パリ「シェイクスピア&カンパニー書店」への旅行記でアンソロジーを編みました。 表紙はリソグラフ&シルクスクリーン印刷。 本文はリソグラフ印刷です。 A5版/48ページ 表紙にたくさん種類があります。どんな表紙が届くかはお楽しみ。
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NEUTRAL COLORS 4|加藤 直徳
¥2,970
NEUTRAL COLORS 2023年 ソフトカバー 272ページ B5 正寸 H257mm × W182mm 印刷:オフセット・リソグラフ - 内容紹介 - 第 4 号 「仕事」特集 「仕事とはなにか?働く意味は?」という根源的な問いとともに、 ベーシックインカムの可能性を探究しながら取り組んだイシュー。 まずは自分が「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、 ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる。 ヨーロッパ及び世界流通へ、飛び込み営業の結果やいかに。 美濃和紙の工房に“臨時”で弟子入りし、オリジナル和紙を漉き込む。 福島の故郷に戻り人生を模索する女性、空飛ぶ車を開発するテック企業、 消えゆく文字の仕事「写植」を記憶し、落選中の政治家にフォーカスする。 障害を持つ人が働くほんとうの意味、宮大工が思考する木と石の建築物。 アリ植物の夢を見て、シンガポールのインディペンデント出版に触発される。 校正という仕事の裏側、写真家が養蜂に見る“脱成長”への道——。 NEUTRAL COLORS ならではの手刷り感溢れる印刷、 泣きたくなるくらい正直で内面に刺さるテキスト、 雑多でページをめくるたびに驚きがあるデザイン。 紙でしか味わえない新しい雑誌体験がここにあります。
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NEUTRAL COLORS 3|加藤直徳
¥2,750
NEUTRAL COLORS 2022年 257x182x15㎜ 264ページ - 内容紹介 - オフセットとリソグラフを融合させた唯一無二の印刷で話題となった雑誌NEUTRAL COLORSの第3号。特集:大人になって見る行きたい学校の夢 前号が「子どものための学校」特集だとすれば、第3号は「大人のための学校」特集。自分がもう一度行きたい学校とはどこか?大人になったいま、これからの学びについてゆっくりと考えてみました。 CONTENTS ●インドネシア/ドイツ/山口 自分のグッドスクールはどこにある? 写真=Panji Purnama Putra/文=加藤直徳 ●スイス わたしの「造形」を探して 写真=Hanna Biker/文=岡本菜穂(SIRI SIRI) ●エッセイ あの生徒のこと 永田益豊(元小学校教員) 遠藤直哉(私立学校教頭) 石田 誠(特別支援学校教員) ●インタビュー 尹雄大:学ぶことの意味 温又柔(作家) 山縣良和(ファッションデザイナー) 上間陽子(琉球大学教授) 福森伸(しょうぶ学園施設長) ●USA バークリーで鳴る音は 写真・文=唐木 元 ●対談 16通の往復書簡 文=愼允翼・西村亮哉 ●川崎 Outside the School 談=磯部 涼/写真=細倉真弓 ●名古屋 港まちグッドスクールダイアリー 写真=今井正由己・江本典隆・三浦知也/文=加納大輔 ●オランダ Werkplaats Typografie学校案内 文=加納大輔/翻訳=深井佐和子 ●SEX EDUCATION 静かに読んで聞かせる性教育 イラスト=水野 咲/文=加藤直徳 ●エッセイ 「あのとき」の学習日誌 写真・文=岸田 繁(くるり) ●座談会 大学時代とはなんだったのか ぶっちゃけ座談会 AKIRA(元SEALDs) haru.(HIGH(er)magazine編集長) 能條桃子(NO YOUTH NO JAPAN代表) 編集=平山 潤/文=西山 萌 ●東京 その男たち、学ランにつき 写真・文=numa ●秋田(AIU) 普通の大学生 文=佐藤寧々/写真=岩根 愛/編集=佐藤 啓 ●エッセイ 日常というノイズに耳をひらく 文=dj sniff/写真=山本 華 ●フランス 新たな自己を受け入れる旅 写真・文・コラージュ=宮本 武 ●岡山 光を視る 写真=中川正子/文=加藤直徳 ●福島 旅立ちのとき 写真=西村亮哉/文=本間美和 (出版社紹介文より) https://neutral-colors.com/books_post/neutral-colors-3/
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嘘がつけない人 対談と掌篇 Ⅰ 小山田浩子, 大竹昭子
¥990
カタリココ文庫 2021年 ソフトカバー 88ページ 文庫版(w105×h148mm) - 内容紹介 - 同じ文庫サイズ、「工場」「穴」などの作品がある(とわざとらしく書いてますがあの…!)小山田浩子さんと大竹昭子さんの対談に、お互いが執筆した掌編を加えた一冊です。小山田浩子さんといえば、と装画はフィリップ・ワイズベッカーの作品です! (カタリココ文庫より・プレスリリース) <カタリココ文庫>新刊のご案内 『嘘がつけない人』は、小山田浩子と大竹昭子による対談と、両者が書き下ろした二篇の掌篇、「骨董」と「裏焼き」を収めたこれまでにないスタイルのカタリココ文庫です。 小山田の小説作品に描かれているのはごく日常的な光景ですが、読み進むうちにあたかも風景を構成するピースが置き換わり異次元に侵入していくような感覚に引き込まれます。 既知の世界を未知のものに誘導していくのは、全体を俯瞰せずに対象に密着して描いていく改行のほとんどない独特の文体です。 改行しないのではなくて、出来ないのだ、と小山田は述べます。 ふつうに考えたら簡単なはずの改行を入れることがなぜ困難なのか。小山田作品の核心はここにあります。対談ではその謎を幼少期の記憶を遡りながら解いていきます。 文章を書く行為は、なにを描いて、なにを描かないかを選ぶことにより成り立っていますが、この選択を彼女がいかに誠実に、厳密におこなっているかが読み進むにつれて明らかになるでしょう。 掌篇の「骨董」と「裏焼き」は一枚の写真を手がかりにそれぞれが書き下ろしました。 打ち合わせをせずに自由に創作しましたが、二篇とも写っている人物についての物語ではなく、写真という存在そのものに想念をはせる内容になったことを興味深く思います。 このように、同じ写真を見てふたりの作家が作品を書き下ろすというのは、あまり例のない試みです。 掌篇パートの冒頭にその写真が載っていますので、写真と掌篇がどのように関わっているかをお楽しみください。 なお表紙に使われている装画は、小山田のこれまでの作品集と同様にフィリップ・ワイズベッカーの作品を使わせていただきました。 また『嘘がつけない人』というタイトルの由来も本書のなかに見つかります。 小山田作品のファンにとってはもちろんのこと、これから彼女の作品に出会う人々にとっても、本書がその作品世界により深く降りていく吸引力となることを願ってやみません。
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絵にしかできない Ⅰ 諏訪 敦, 大竹昭子
¥1,100
カタリココ文庫 2022年 ソフトカバー 88ページ 文庫版(w105×h148mm) - 内容紹介 - カタリココ文庫10号は画家、諏訪敦と大竹昭子による対談『絵にしかできない』をお届けいたします。諏訪敦は緻密な描法で知られ、絵画制作に注ぎ込むエネルギー、技術、パッションは尋常ではありません。 写真と絵画はどちらも二次元の表現ですので、対象が克明に描きだされている場合、写真と思いちがいすることがよくありますが、具象絵画には長大な時間と根気を求められ、見かけは似ているようでも両者のあいだには大きな隔たりがあります。「写真みたい」という一言で片づけてしまうと決して見えてこない深淵が、そこには横たわっているのです。 スペイン留学を機に日本人の身体が気になってはじめた舞踏家の大野一雄・慶人のシリーズ、父の遺体を描くことで互いの関係を見つめ、死の存在を問うた<father>、満蒙開拓団として大陸に渡った祖父母の足跡を調査して描いた<棄民>シリーズなど、彼の創作は詳細な取材を通して自分の足下を深く掘り下げることからスタートします。その過程はまるで文学者のようです。 本号では2019年9月のトークと朗読会<カタリココ>と、彼のアトリエでおこなったつづきの対談を収録し、巻末には彼の活動歴を示す詳細な年譜を載せました。美術家の図録には年譜がないことが多いので、本号でそれが実現できたのを嬉しく思います。
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本屋の周辺 Ⅰ AROUND THE BOOKSTORE | 松永弾正
¥990
H.A.B 2022年 ソフトカバー A6 - 内容紹介 - 旅をして、本屋に赴き、話を聞く。資料を探り、事実を整理し、書き残す。本屋の歴史を繋げていく。いずれ失われてしまうかもしれない遠い未来のために「そこに本屋があった記憶」を留める本屋訪問記。札幌・函館、松本、松山、熊本ほか、新進の書店から、創業一〇〇年を超える老舗古書店まで、全一八店舗を収録。 (訪問した書店) 高野書店(小田原) 雑貨と本 gururi(谷中) 三崎堂書店(三崎) 港文堂書店(横須賀) 愛媛堂書店(松山) 洲之内徹の古本屋(松山)*文献調査 古書リゼット(鹿児島) 天野屋書店(熊本) 古書汽水社(熊本) ポロポロ書店(宮崎) 大野書店(別府) 栄文堂書店(函館) 並樹書店(札幌) 書肆秋櫻舎(松本) 高美書店(松本) 有文堂書店(三崎町)