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数学する身体|森田真生
¥605
新潮社 2018年 新潮文庫 ソフトカバー 240ページ 文庫判 縦151mm 横106mm 厚さ9mm - 内容紹介 - 数学はもっと人間のためにあることはできないのか。最先端の数学に、身体の、心の居場所はあるのか――。身体能力を拡張するものとして出発し、記号と計算の発達とともに抽象化の極北へ向かってきたその歴史を清新な目で見直す著者は、アラン・チューリングと岡潔という二人の巨人へと辿り着く。数学の営みの新たな風景を切りひらく俊英、その煌めくような思考の軌跡。小林秀雄賞受賞作。
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読む幾何学|瀬山 士郎
¥990
KADOKAWA 2023年 角川ソフィア文庫 ソフトカバー 240ページ 文庫判 - 内容紹介 - 「円の定義とは?」「2点を結ぶ最短距離は直線か?」 想像力の果てに広がる幾何学の世界を鮮やかなロジックで解き明かす。 目次 第1章 二等辺三角形の底角定理 第2章 二等辺三角形の底角定理再訪問 第3章 三角形の二辺の和をめぐって 第4章 長さの大小に関係したいくつかの話題 第5章 2点を結ぶ最短距離は直線であることの証明 第6章 長さの和を最小にする問題 第7章 三角形の内角和と平行線定理 第8章 補助線の楽しさ 第9章 奇妙に難しい問題 第10章 円の話 第11章 探偵小説としての幾何学 付録 偽書『ユークリッド原論』――幻の『原論』第14巻 - 著者プロフィール - 瀬山 士郎 (セヤマ シロウ) (著/文) 1946年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院理学研究科修了。群馬大学教育学部教授を経て、群馬大学名誉教授。数学教育協議会会員。専攻は位相幾何学(トポロジー)。著書は『読む数学』『読む数学 数列の不思議』『読む数学記号』『読むトポロジー』(いずれも角川ソフィア文庫)、『はじめての現代数学』ハヤカワ文庫NF)、『幾何物語』(ちくま学芸文庫)、『数学 想像力の科学』(岩波科学ライブラリー)、『頭にしみこむ微分積分』(技術評論社)など多数。
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計算する生命|森田 真生
¥1,870
新潮社 2021年 ソフトカバー 240ページ 縦191mm 横130mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 壮大な計算史に吹き込まれた生命の本質に迫る、若き独立研究者の画期的論考! 「人間が機械を模倣する」計算が加速し続ける現代にあっても、人は、記号を操って結果を生み出すだけの機械ではない。思考し、意味を考え、現実を新たに編み直し続ける「計算する生命」なのだ。小林秀雄賞受賞作『数学する身体』から5年。若き独立研究者が迫る、機械と生命の対立を越え、計算との新たな関係が形作る未来とは。