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図解 世界遺産ル・コルビュジエの小屋ができるまで|藤原成曉, 八代克彦 (著)
¥2,860
SOLD OUT
エクスナレッジ 2023年 ソフトカバー 274ページ B5判 - 内容紹介 - -カップ・マルタンの休暇小屋、現地実測図面集- 日本で世界遺産の休暇小屋をつくってみた! 近代建築三大巨匠のひとりが選んだ終の棲家は、わずか5坪の最小限住宅。 この広さや機能では語れない魅力に迫る。 本書は世界遺産にも指定されているカップ・マルタンの休暇小屋を、 フランスでの実測から、日本での建設までをまとめたものです。 詳細な設計図書を多数掲載し、建設過程の様子も写真やイラスト詳しく紹介しています。 さらに考察編として、この建物がなぜ魅力的なのかについても詳しく解説。 この1冊でカップ・マルタンの休暇小屋のすべてがわかります。 「2016年7月、ル・コルビュジエの17の建築作品がユネスコ世界遺産に認定され、 その中に「カップ・マルタンの休暇小屋」も含まれている。 わが国には彼の作品が唯一、上野に国立西洋美術館があるのみである。ビス1 本から忠実に再現しているこのレプリカは、本物を1とすると、少なくとも0 . 5 の価値 はある、と私は考えている。」 ( 本書あとがき、より抜粋) 【著者について】 藤原成暁(ふじわら・なりあき) 東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、鬼頭梓建築設計事務所を経て藤原成曉設計室設立。ものつくり大学名誉教授、日本工学院専門学校非常勤講師。 八代克彦(やしろ・かつひこ) 群馬県生まれ、博士(工学)。東京工業大学工学部建築学科卒業後、中国政府給費留学生として黄土高原の洞穴住居窰洞(ヤオトン)研究で西安冶金建築学院(現西安建築科技大学)に2年間留学。その後、札幌市立高等専門学校(現札幌市立大学)を経て、現在ものつくり大学教授。 目次 1章:紹介編/しらべる ・カップ・マルタンの休暇小屋について 2章:実測編/はかる ・現地での実測と実測の用具 3章:図面編/かく ・実測をもとに作図する ・建築 ・建具 ・家具 ・金物等 4章:建設編/つくる ・原設計から現地実測そして制作図面へ ・工程表 ・1 仮設・土・地業工事 ・2 鉄筋・コンクリート・ 木造軸組工事下ごしらえ ・3 木造軸組工事 ・4 木造軸組・屋根工事 ・5 建具枠工事 ・6 外壁下地・床工事 ・7 外壁仕上げ ・8 建具工事 ・9 内装工事 ・10 塗装工事 ・11 家具工事 ・12 金属・雑工事 ・アトリエ制作 ・墓碑制作 ・ものつくり大学キャンパス 内に完成したレプリカ 5章:考察編/かんがえる ・休暇小屋の分析と考察 ・コルビュジエ年表 ・コルビュジエ ・世界遺産一覧 ・休暇小屋はわずか 45分で生まれた ・休暇小屋に至る アプローチの妙 ・断崖絶壁に穿かれた洞穴 ・1+1=3とする配置計画 ・断面・立面の分析 ・緩衝領域としての前室の役割 ・照らされる壁・ 反射する床 ・さまざまな視線、フレーミングされた窓 ・風の道をつくる窓の配置 ・自然界の要素に対応する開口部 ・見せる家具と隠れた収納 ・カラースキーム ・胎内空間の闇と光 ・灯りの重心・ 照らされる空間 ・壁と天井の目地─たかが目地、されど目地─ ・穿かれた窓 ・モデュロールというヒューマンスケール ・建築と絵画の統合─外向きの壁画・内向きの扉絵─ ・合理性の近傍にある美 ・コスモスとカオスの 二元対比 ・「小さな家」との共通点 ・コルビュジエの弟子の言葉 ・コルビュジエの言葉 6章:資料編 ・カップ・マルタン実測調査と視察 ・カップ・マルタンへ ─小空間を補完する周囲の環境─ ・カップ・マルタン駅から休暇小屋へ ・休暇小屋の周囲の建築 ・ロク・ブリュヌ村を抜けて墓碑へ ・周辺を歩く ・建物周囲を見る ・カップ・マルタンの休暇小屋 図面集 ・カップ・マルタンの休暇小屋 ドローイング集 ・カップ・マルタンの休暇小屋を「起こし絵」(折り紙建築)でつくってみよう ・ル・コルビュジエ、 思想の遺伝子
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水屋・水塚-水防の知恵と住まい|渡邊裕之, 河合孝, 畔柳昭雄, 高橋裕 大西成明 (写真)
¥1,980
LIXIL出版 2016年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 84ページ 20.5 x 21 x 0.8 cm - 内容紹介- 平屋に聳え立つ孤高の雄姿。人の背を越す高さの盛り土や石垣を「水塚」、その上に建てられた蔵を「水屋」という。かつて頻繁に洪水に見舞われた地域には、そこに住む人々の知恵から生まれた水防建築がある。人、植物、大切な家財道具などを非難させ守ってきた。 日本大学理工学部畔柳研究室での約15年に及ぶ水害地帯の建築や暮らしに関わる調査研究を土台に、本書では、中部の木曽三川、関東の利根川や荒川、また四国の吉野川流域などの洪水多発地域に見られる身を守るための10種類の建築構造物類を、撮下し図版と代々受け継ぐ持ち主の声を織り込んだ文章で紹介する。人間サイズを超える堤防が造築される昨今、個人や小さな共同体でつくられた水防建築類の今日的意味合いを巻末の論考で語る。川とともにある暮らしにはその動きを柔軟に受け入れる文化があり、その姿は地域のプロフィールとなって美しく印象づける。
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鉄川与助の教会建築|林 一馬, 川上 秀人, 土田 充義, 鉄川 進
¥1,980
LIXIL出版 2012年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 76ページ 20.5 x 21 x 0.8 cm - 内容紹介- 長崎には全国の教会の一割以上を占める約130もの教会がある。禁教の苦しい時代を乗り越え、明治から昭和にかけて建造された。多くは隠れキリシタンの存在と同じように決して華やかな場所に立っているわけではないが、その佇まいは凛として、人々をやさしく包み込む。 本書では、棟梁建築家として長崎の教会建造に惜しみない情熱を燃やし続けた鉄川与助による教会建築の軌跡を、風土色豊かな撮り下し写真とともに辿る。戦前のものだけでもおよそ30棟の教会を建て、うち4棟もの作品が国指定の重要文化財となった類い稀な才能をもった設計者だ。 長崎・五島列島の大工の家に生まれた与助(1879-1976)は、教会建造の手伝いがきっかけで生涯に数多くの教会建築を手がけた。28歳で初めて設計・施工をした木造教会を皮切りに、煉瓦造、石造、鉄筋コンクリート造、また内部空間においてもより高い天井をめざしてリブヴォールト天井や折上天井などの工法を極めるなど、一歩一歩技術を高めながら五島を中心に九州各地で次々と教会を完成させた。技術習得の上で与助に強い影響を与えたド・ロ神父の仕事にも触れながら、信者の夢を叶えるための教会建造に挑み続けた与助による作品を、今なお祈りの地として訪れる人が多い五島列島を中心に厳選し、ディテール豊富に図版構成で紹介する。 論考では、キリスト教の弾圧と迫害の歴史を経て生まれた長崎の教会を建築史的視点で、そして様々な素材を使いこなし、創意工夫を重ねてきた与助の教会建築の魅力をそれぞれ語ってもらう。また、与助の人となりや棟梁としての与助像を、彼を直接知る著者たちが記す。最後に大工道具から窺える質素かつ堅牢を旨とした与助の建築哲学を綴る。 五島列島の美しい風景を垣間見ながら、鉄川与助の教会建築を詳細にひも解く初の書籍。
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愉快な家 西村伊作の建築|黒川 創, 藤森 照信, 坂倉 竹之助, 大竹 誠, 田中 修司
¥1,650
LIXIL出版 2011年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 76ページ 20.4 x 20 x 1 cm - 内容紹介- 大正から昭和にかけて自由闊達に、鮮烈に生きた人物、西村伊作(1884-1964)。 自由な考え方は暮らしそのものにも及び、住宅に対してもいかんなく発揮され、文化的に住まうライフスタイルを伝えようとした。 本書では伊作の思いが凝縮した彼の自邸を紹介。当時としては画期的な、居間中心の間取りや自前で工夫した上下水道の設備、実用的でシンプルな家具など、楽しく心地よく暮らすために生活すべてを設計した伊作の試みを、彼の言葉や詳細図、図版などで詳しく分析する。 また、現存する貴重な建物を当時の写真やエピソードを交え図版豊富に紹介する。 鼎談では、独学だからこそ成し得た発想や、何事にも囚われない姿勢、育った環境による資質や独特の世界観が明かされる。さらに日本の住宅史の中で果たした役割について時代背景や生活改善運動などを絡めながら再考する。 100年も前に生活を芸術として生きた西村伊作。彼の理想の住まい・暮らしのユートピアを記録した貴重な一冊。
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食と建築土木 : たべものをつくる建築土木|二村 悟, 小野 吉彦(写真), 後藤 治
¥2,530
LIXIL出版 2013年 ソフトカバー 207ページ 縦21mm - 内容紹介 - 食べものつくる建築土木(丸干し大根の大根櫓(宮崎県宮崎市田野町) 柿屋(京都府綴喜郡宇治田原町) ほか) 土地の特性を活かすちえのかたち(木造ビニールハウス(愛媛県伊方町) 遠州灘の砂防(静岡県掛川市) ほか) 山・里の美味しい食べもの(串柿の柿屋(和歌山県伊都郡かつらぎ町) 凍み豆腐干し(福島県福島市) ほか) くらしを守り、くらしを彩る(ナヤ、スベリ(愛媛県伊方町) 壁結(福岡県うきは市)) 海・川のめぐみをうけとるしかけ(海苔ヒビ(三重県南伊勢町) カキ養殖(台湾金門島) ほか)
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ソビエトアジアの建築物 ソ連時代の中央アジアを巡る記録|ロベルト・コンテ(編集 | 写真), ステファノ・ぺレゴ(編集 | 写真), 石田 亜矢子(翻訳)
¥2,200
グラフィック社 2022年 ソフトカバー 192ページ A5変型判 - 内容紹介 - かつてソビエト連邦構成共和国であったカザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン。 1950年代からソ連崩壊にいたるまで、数々のモダニズム建築がこの地に建造されました。 本書は、イタリア人写真家のロベルト・コンテとステファノ・プレゴが中央アジアを横断し、写真におさめてきたソ連時代の建築遺産の記録です。 目次 中央アジアの都市を書き換える(文/マルコ・ブッティーノ)/ウズベク・ソビエト社会主義共和国/タジク・ソビエト社会主義共和国/カザフ・ソビエト社会主義共和国/キルギス・ソビエト社会主義共和国/ソビエト連邦時代の中央アジアにおけるモダニズム建築(文/アレッサンドロ・デ・マジストリス) - 著者プロフィール - ロベルト・コンテ (ロベルト コンテ) (編集 | 写真) 1980年生まれ。2006年に写真を撮り始める。 現在、建築設計事務所、アーティスト、デザイナーと連携し、アバンギャルド様式から、戦後のモダニズム、ブルータリズム、そして現代建築と20世紀の建築物の記録に取り組んでいる。 ステファノ・ぺレゴ (ステファノ ペレゴ) (編集 | 写真) 1984年生まれ。2006年、廃墟となったミラノの産業用地の写真を撮り始め、以後、ヨーロッパ中の廃墟を何百箇所も記録してきた。 旧ユーゴスラビアを訪れたことをきっかけに、近年、かつての社会主義国のモダニズムおよびブルータリズム建築の撮影に専心している。 石田 亜矢子 (イシダ アヤコ) (翻訳) 早稲田大学教育学部国語国文科卒。 読売新聞社(英字新聞)に勤務したのち、アートとデザイン専門のフリーランスライターに転向。 現在、主にアート及びデザイン本の翻訳を手がけている。
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世界の名建築ヒストリア | マグダレーナ・イェレンスカ, アカプルコスタジオ(イラスト), 佐々木申子(翻訳)
¥1,980
SOLD OUT
エクスナレッジ 2021年 ソフトカバー 92ページ A4変型判 - 内容紹介 - 世界の名建築とその歴史が分かる ポーランド発の建築絵本! どうして石は古代から建築の材料として使われてきたの? どうしてコンクリートの建物がいっぱいつくられるようになったの? そんな素朴な疑問をピラミッドやパルテノン神殿などの古代建築から グッゲンハイム美術館やブルジュ・ハリファなどの近代・現代建築物まで 世界の102の名建築とともに読みときます。 シドニーのオペラハウスは105万以上のタイルが使われている! エンパウア・ステート・ビルは1日1階という超スピード工事で完成した! アヤソフィアには古代ギリシャ神殿の破片が使われている! などなど 明日、誰かに話したくなる名建築の秘密ももりだくさんです。 難しいことは一切なし! お洒落なイラストとともに 世界の名建築をめぐりましょう! 建築好きはもちろん、これまで建築に興味を持った方がない方にもオススメです。
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文豪たちの住宅事情 | 田村景子, 小堀洋平, 田部知季, 吉野泰平
¥1,980
笠間書院 2021年 ソフトカバー 360ページ 四六判 - 内容紹介 - 一生借家住まい(夏目漱石)、20坪の庭が全宇宙(正岡子規)、化物屋敷から瀟洒な洋館へ(佐藤春夫)、46か所住んで土蔵の書斎が終の棲家(江戸川乱歩)、「どこに住んでも同じことである」(太宰治)、竹に始まり竹に終わる(水上勉)……。住んだ家、住んだ土地から見えてくる文豪たちの人生と文学。 本書は、夏目漱石から水上勉まで、総勢30名の文豪を取り上げ、なぜ文豪はその「土地」に住んだ(選んだ、引っ越した)のか、またなぜ、その「家」を選んだのかを、人生の流れを通してその「事情」を解説します。 文豪が住んだ土地の当時の状況、住宅の値段や家賃、住宅内外の人間関係やエピソードも、エッセイや小説からの引用でわかりやすく紹介。 深い内容ながらも、親しみやすいデザインとイラストで、文学・文豪好きから、文学散歩のお供にと、幅広い層におすすめできる内容です。 【目 次】 はじめに 目次 夏目漱石の住宅事情/森鷗外の住宅事情/正岡子規の住宅事情/泉鏡花の住宅事情/樋口一葉の住宅事情/与謝野晶子の住宅事情/田山花袋の住宅事情/島崎藤村の住宅事情/島村抱月の住宅事情/佐藤春夫の住宅事情/永井荷風の住宅事情/芥川龍之介の住宅事情/志賀直哉の住宅事情/江戸川乱歩の住宅事情/室生犀星の住宅事情/堀辰雄の住宅事情/萩原朔太郎の住宅事情/小林多喜二の住宅事情/斎藤茂吉の住宅事情/太宰治の住宅事情/石川啄木の住宅事情/谷崎潤一郎の住宅事情/川端康成の住宅事情/中原中也の住宅事情/宮沢賢治の住宅事情/中島敦の住宅事情/林芙美子の住宅事情/松本清張の住宅事情/寺山修司の住宅事情/水上勉の住宅事情 おわりに column 田端、馬込、阿佐ヶ谷、三鷹…文士村ができた理由 円本ブームにみる家とお金の関係 軽井沢文壇には文豪しかいない? 目次 はじめに 目次 夏目漱石の住宅事情/森鷗外の住宅事情/正岡子規の住宅事情/泉鏡花の住宅事情/樋口一葉の住宅事情/与謝野晶子の住宅事情/田山花袋の住宅事情/島崎藤村の住宅事情/島村抱月の住宅事情/佐藤春夫の住宅事情/永井荷風の住宅事情/芥川龍之介の住宅事情/志賀直哉の住宅事情/江戸川乱歩の住宅事情/室生犀星の住宅事情/堀辰雄の住宅事情/萩原朔太郎の住宅事情/小林多喜二の住宅事情/斎藤茂吉の住宅事情/太宰治の住宅事情/石川啄木の住宅事情/谷崎潤一郎の住宅事情/川端康成の住宅事情/中原中也の住宅事情/宮沢賢治の住宅事情/中島敦の住宅事情/林芙美子の住宅事情/松本清張の住宅事情/寺山修司の住宅事情/水上勉の住宅事情 おわりに column 田端、馬込、阿佐ヶ谷、三鷹…文士村ができた理由 円本ブームにみる家とお金の関係 軽井沢文壇には文豪しかいない? - 著者プロフィール - 田村景子 (タムラケイコ) (著/文 | 編集) 1980年群馬県前橋市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院博士後期程修了。博士(学術)。現在、和光大学准教授。主な著書に『三島由紀夫と能楽―「近代能楽集」、または堕地獄者のパラダイス』(勉誠出版)、監修本として『文豪の家』『文豪の風景』(エクスナレッジ)など。 小堀洋平 (コボリヨウヘイ) (著/文) 1986年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。同大学助手・次席研究員(研究院講師)、皇學館大学助教・准教授を経て、現在和洋女子大学准教授。主な著書に『田山花袋 作品の形成』(翰林書房)。 田部知季 (タベトモキ) (著/文)1989 年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員DC1、同PDを経て、現在、早稲田大学講師(任期付)。主な論文に「明治俳壇の喧囂な終局―虚子の俳壇復帰とその時代―」(『日本近代文学』2020.11)など。 吉野泰平 (ヨシノタイヘイ) (著/文) 吉野泰平(よしの・たいへい)。1990年静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、早稲田大学他非常勤講師。共著書に『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)など。主な論文に「松本清張「黒地の絵」と「実話」の変遷―「事実」の「書き方」の試行―」(『社会文学』2017.2)など。
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ジオ・ポンティとカルロ・モリーノ: ドムスへの道程 | キース・イヴァン グリーン, 岸本 雄二 (翻訳)
¥3,960
鹿島出版会 2011年 ハードカバー 270ページ - 内容紹介 - 戦後イタリアデザイン界の天使と悪魔、父と異端児の相克。 モダニズムの全盛期、対極的な二人は生き生きとした建築本来の姿、「ドムス」を追い求めた。その詩的で不可思議な世界を、気鋭の建築学者が読み解く。
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芸術家たち1 建築とデザインの巨匠 編 | 河内タカ
¥1,650
オークラ出版 2019年 ソフトカバー 160ページ - 内容紹介 - 教養として知っておきたい「アート」を楽しみながら、読んで学べる、 入門者のためのアートガイドブック『芸術家たち』。 シリーズ化を目指して刊行する一冊目のテーマは、「建築・デザイン編」。 著書『アートの入り口』や雑誌『&Premium』の連載、日本経済新聞のコラムなどで知られる 著者・河内タカが、20世紀の現代建築とモダンデザインの礎を築いた巨匠31組の 偉大な足跡を洒脱なエッセイで紹介していきます。 2020年の東京オリンピックを前にますます高まる建築とデザインへの社会的な関心。 学生から、教養として建築やデザインを学びたいと考えるビジネスパーソンまで、 多くの人の知的好奇心を刺激し、その世界へと誘う入門書の登場です。
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芸術家たち2 ミッドセンチュリーの偉人 編 | 河内タカ
¥1,650
オークラ出版 2020年 ソフトカバー 160ページ - 内容紹介 - 芸術家の人生を読んで知る。より多くの人がアートに親しみ、楽しむきっかけを作る1冊です。 約30年間をアメリカで過ごし、ニューヨークを拠点にアートや写真のキュレーション、そして写真集の編集を数多く手がけてきた河内タカ氏が、世界の建築家・デザイナー総勢31名をピックアップし、それぞれのアーティストについて作家同士のつながりやネットワークとストーリーを交えて語ります。そして、イラストレーターのサンダースタジオによる独自の視点で切り取った各アーティスト、いわゆる一般的なポートレートではなくそのアーティストにまつわる要素がしっかりと表現されたイラストでご紹介。河内氏の軽妙な語り口と、サンダースタジオによるユーモア溢れるポートレートのコラボレーションです。 敷居の高い“アート”ですが手に取りやすい内容、デザインになっているため、より多くの人がアートに親しみ、楽しむきっかけを作りたいと考えております。第2弾目は、ミッドセンチュリーで活躍していたアーティストたちのお話しです。
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丹下健三建築論集|豊川 斎赫
¥924
岩波書店 2021年 文庫判 288ページ - 内容紹介 - 世界のTANGE──。国際的建築家として丹下健三の名を知らしめたのは、その作品のみならず、彼の論説と思想であった。人間と建築にたいする深い洞察と志。「美しきもののみ機能的である」との言葉に象徴される独自の美意識。建築の化身と呼ばれた不世出の建築家による重要論考を集成する。二巻構成のうちの建築論篇。 目次 Ⅰ 建築家の構想力について MICHELANGELO 頌(しょう)――Le Corbusier 論への序説として 現在日本において近代建築をいかに理解するか――伝統の創造のために 現代建築の創造と日本建築の伝統 無限のエネルギー:コンクリート 芸術の創造性について Ⅱ 建築の設計について 日本の建築家――その内部の現実と外部の現実 おぼえがき――建築設計家として民衆をどう把握するか 建築家は民衆をどう把えるか Ⅲ 建築の美について インダストリアル デザインと建築――自由な娘たち 芸術の定着と統合について――三人展を機会に グロピウスの残した余韻 『桂』序 サンパウロ・ビエンナーレ展の焦点 対立をふくんだ芸術の協同 編者解説……………豊川斎赫