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ときを感じる お宿図鑑 スケッチで巡るレトロ建築ガイド | ときやど 吉宮 晴紀
¥2,200
学芸出版社 2024年 ソフトカバー 192ページ 四六判 - 内容紹介 - 建築を学ぶ傍ら古い宿の魅力に取り憑かれ、日本全国100軒以上を描きながら巡ってきた著者がおくるレトロ宿ガイド。東北から九州・沖縄まで、選りすぐりの35事例を掲載し、その見所を建物のスケッチと豪華な写真で徹底解剖。宿の紹介サイト「ときやど」とも連携し、頁のQRコードから詳細情報を確認できる! 目次 まえがき 本書に登場する宿MAP 本書の見方 ■東北 (山形県)赤倉温泉 湯澤屋|まるで竜宮城!? 温泉街を一望できる珍しい意匠の宿 (山形県)滑川温泉 福島屋|江戸時代の素朴な建物で秘湯を楽しむ温泉宿 (福島県)会津東山温泉 向瀧|地形を活かした庭と建物すべてが見事 column1 宿の建物用語を学ぶ ■関東 (茨城県)平潟港温泉 砥上屋旅館|漁業が栄えた明治時代の雰囲気をよく残した旅館 (栃木県)北温泉 北温泉旅館|日本の湯治文化を堪能できる秘湯の一軒宿 (栃木県)三斗小屋温泉 煙草屋旅館|電気も水道も電波もきていないが絶景野天風呂が魅力的な山小屋 (栃木県)塩の湯温泉 明賀屋本館|山あいのモダニズム温泉旅館建築 (栃木県)日光金谷ホテル|日本で最も長い歴史のあるリゾートホテル (群馬県)四万温泉 積善館|昭和初期の姿をとどめる貴重な浴場は必見 (埼玉県)町田屋旅館|ほぼ明治期のまま、地方の町中らしいコンパクトな旅館建築 (東京都)東京ステーションホテル|東京駅と共に歴史を刻む、レンガ造のホテル (東京都)学士会館|戦前の雰囲気を残す元会員倶楽部施設 (東京都)旅館西郊|下宿から旅館、洋風から和風へ。様々な面影を残す宿 (神奈川県)ホテルニューグランド|昭和初期そのままのロビーはまるで別世界 (神奈川県)塔ノ沢温泉 元湯環翠楼|史上最高の旅館建築 (神奈川県)塔ノ沢温泉 福住楼|すべての部屋で意匠が異なり遊び心あふれる宿 (神奈川県)箱根湯本温泉 萬翠楼福住|泊まれる重要文化財。明治初期の擬洋風建築 (神奈川県)宮ノ下温泉 富士屋ホテル|まるでホテルの博物館。様々な時代のホテル建築を体験できる Column2 宿の変遷を辿る ■中部 (山梨県)下部温泉 湯元ホテル|昭和初期のホテルらしさが残るほぼ旅館の宿 (山梨県)北の勢堂|現役の囲炉裏と共に過ごす甲州兜造の古民家宿 (長野県)井出野屋旅館|『犬神家の一族』でお馴染み。堅牢な建築により100年以上愛された宿 (静岡県)修善寺温泉 新井旅館|水を活かした美しい旅館建築 (静岡県)八百甚|昭和初期のまま目抜き通りに建つ街道旅館 (愛知県)玉田屋旅館|江戸時代から街道を見守ってきた旅籠宿 Column3 宿の照明に注目してみる ■近畿・中国・四国 (京都府)ゲストハウス糸屋|オーナーのセンスが光る京町屋ゲストハウス (京都府)橋本の香|遊郭の面影を色濃く残す宿 (奈良県)奈良ホテル|古都奈良に馴染む明治の和モダン建築 (広島県)いんのしまペンション白滝山荘|宣教師の家として建てられた泊まれるヴォーリズ建築 (香川県)いしや旅館|短冊敷地をうまく利用した街道旅館 (高知県)岬観光ホテル|室戸岬に佇む和洋折衷の別荘建築 Column4 宿泊の作法を心得る ■九州 (長崎県)雲仙温泉 雲仙観光ホテル|外は山小屋、中は豪華客船!? スイス風クラシックホテル (大分県)たけた駅前ホステルcue|城下町でお洒落に営む古民家ゲストハウス (熊本県)球磨川温泉 鶴之湯旅館|球磨川のほとりに佇む木造三階建ての秘境宿 (熊本県)人吉温泉 芳野旅館|住居から料亭、そして旅館に。代々受け継がれるレトロ建築 (鹿児島県)伝泊 高倉のある宿|奄美の島暮らしを体感できる古民家宿 Column5 まだまだある!全国のレトロ宿 (岩手県)大沢温泉 湯治屋/(秋田県)乳頭温泉 黒湯温泉/(山形県)瀬見温泉 喜至楼/(千葉県)大屋旅館/(神奈川県)ホテルニューカマクラ/(神奈川県)小涌谷温泉 三河屋旅館/(山梨県)江戸屋旅館/(長野県)田沢温泉 ますや旅館/(長野県)万平ホテル/(長野県)別所温泉 旅館花屋/(長野県)渋温泉 歴史の宿 金具屋/(岐阜県)下呂温泉 湯之島館/(愛知県)蒲郡クラシックホテル/(京都府)白河院/(大阪府)天見温泉 南天苑/(熊本県)日奈久温泉 金波楼 本書に登場する宿年表 あとがき - 著者プロフィール - ときやど 吉宮 晴紀 (ヨシミヤ ハルキ) (著/文) 千葉大学で建築を学ぶ大学院生。幼少期から家族旅行で各地を旅行し、様々な宿に宿泊してきた。 小学生時代の高速道路のジャンクションの鳥観図に始まり、間取り図やパースなど立体的な絵を描き続けている。大学生になってから文化財の旅館の面白さに惹かれて情報サイトを開設し、併せて小学生のころ読んだ妹尾河童氏の『河童が覗いたヨーロッパ』を思い出しながら独自の断面パースで旅館の建物を記録してまわるようになった。 Webサイト「時を感じる宿に泊まろう~ときやど」主催者、X(旧Twitter)「建築学生の呟き」運営者。
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はてしなき現代住居 1989年以後 | 布野 修司
¥3,300
フォルムアート社 2024年 ソフトカバー 256ページ A5判 352ページ - 内容紹介 - 私たちはどこに棲むのか? 「失われた30年」の日本でさまざまに取り組まれてきた住まいをめぐる試行──この間の住宅を、建築家の作品という表現の問題、家族のかたちや生産技術、災害など社会や環境との関係の両面から捉える決定版。混迷の時代の住宅像から、これからの住まいのあり方を考える。 戦後の住宅供給や居住環境の向上、建築家による生の表現としての家といった住宅を取り巻く課題が一段落した後の「平成」の30年間は、「住宅とはそもそも何か」という自問自答に対し批評性のある回答がさまざまに生み出されたいっぽうで、バブル崩壊に始まり震災をはじめとする天災、伝統的家族像の崩壊、着工数の減少、空き家の増加など、住宅をめぐる困難につぎつぎと直面し、またリノベーションやシェアが市民権を得るなどの変化もあった。本書では住宅をめぐる30年の苦闘の末に、新たな住まいの思想を見出すことを試みる。誰しもの生活に不可欠な「住む」という営みについて、多角的に考えるヒントに満ちた一冊。 1989–2019年の住居50選をカラー掲載するほか、注目の建築家、研究者による論考を多数収録。 - 目次 - はじめに はてしなき現代住居 布野修司 Ⅰ 総論 失われた終の棲家──私たちはどこに棲むのか? 布野修司 Ⅱ 1989–2019の住居50選 熊本県営保田窪第一団地(山本理顕)/ネクサスワールド(磯崎新監修、レム・コールハース+スティーブン・ホール+石山修武+マーク・マック+クリスチャン・ド・ポルザンパルク+オスカー・トゥスケ)/コモンシティ星田(坂本一成)/相模原の住宅(野沢正光)/NEXT21(大阪ガスNEXT21建設委員会)/H(青木淳)/箱の家(難波和彦+界工作舎)/沢田マンション(沢田嘉農)/紙のログハウス(坂茂)/住まいとしてのネットカフェ/「ゼンカイ」ハウス(宮本佳明)/ニラハウス(藤森照信)/大田のハウス(西沢大良)/岐阜県営住宅ハイタウン北方(磯崎新監修、高橋晶子+クリスティン・ホーリー+エリザベス・ディラー+妹島和世)/屋根の家(手塚建築研究所)/アパートメント鶉(泉幸甫)/梅林の家(妹島和世)/東雲キャナルコートCODAN(山本理顕ほか)/森山邸(西沢立衛)/ヨコハマホステルヴィレッジ(岡部友彦)/三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー(荒川修作+マドリン・ギンズ)/ハウス&アトリエ・ワン(アトリエ・ワン)/T house(藤本壮介)/蟻鱒鳶ル(岡啓輔)/2004(中山英之)/IRONHOUSE(椎名英三+梅沢良三)/Sayama Flat(長坂常)/ヨコハマアパートメント(オンデザイン)/HandiHouse projectとつくる家(HandiHouse project)/陸前高田市小友町獺沢第2仮設団地(住田住宅産業+菅原大輔+原田勝之)/みんなの家(伊東豊雄ほか)/経堂の住宅(長谷川豪)/渥美の床(403architecture [dajiba])/頭町の住宅(魚谷繁礼)/駒沢公園の家(miCo.)/観月橋団地再生計画(オープン・エー)/モクチンレシピ(モクチン企画)/御所西の町家(森田一弥)/LT城西(成瀬・猪熊建築設計事務所)/「スマートパワーステーション」シリーズ(セキスイハイム)/躯体の窓(増田信吾+大坪克亘)/食堂付きアパート(仲俊治)/井上邸(井山武司)/発泡スチロールの家(村上慧)/宙地の間(渡辺菊眞)/ホシノタニ団地(ブルースタジオ)/牛久のおやこ屋根(ツバメアーキテクツ)/Tree-ness House(平田晃久)/庭路地の家(アルファヴィル)/ハートフルタウン三鷹(飯田産業) Ⅲ 現代住居論考 ◇1 集住 Habitation──家族と社会 集まって住むかたち──自治獲得の場として 仲俊治 マイホームの空き家化──マイホーム主義と住宅選択のゆくえ 山本理奈 ストックとリノベーション──住宅のライフサイクル 魚谷繁礼 災害と仮住まい──定住と移住 牧紀男 外国人居住と異文化共生 露木尚文 貧困の住まい 渡邊詞男 映画にみる家族崩壊/成立のかたち 種田元晴 ◇2 テクノロジー Technology──供給と生産 公共住宅の建設・動向・理念の変遷 山岸輝樹 木造住宅の変貌──性能の果てに 権藤智之 エコハウスの登場とその展開──ゼロカーボン時代へ 松元良枝 コーポラティブハウスの展開 織山和久 ファブリケーションの民主化 秋吉浩気 建築家とハウスメーカーの応答関係にみる商品化住宅 山道拓人 ◇3 建築家 Architect──作品と表現 それでも私たちは「作品」を鉤括弧でくくる──伊東豊雄の「みんなの家」から考える 市川紘司 住宅とその周辺について──「接ぎ木」建築へ 橋本健史 動き出す住宅──部分・流転・ネットワーク 辻琢磨 家の「個性」について──これからの表現論ノート 佐藤研吾 年表 日本の住居1989– コモンズのかたち 布野修司 索引 - 著者プロフィール - 布野修司 (フノシュウジ) (著/文 | 編集) 日本建築学会名誉会員。1949年松江(島根県)生まれ。工学博士(東京大学)。建築計画学専攻。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学助手、東洋大学助教授、京都大学助教授、滋賀県立大学教授・副学長を経て日本大学特任教授。日本建築学会副会長、『建築雑誌』編集委員長、建築計画委員会委員長など歴任。「インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究」で日本建築学会賞(1991年)、『近代世界システムと植民都市』で日本都市計画学会賞論文賞(2006年)、『韓国近代都市景観の形成』『グリッド都市──スペイン植民都市の起源、形成、変容、転生』で日本建築学会著作賞(2015年)。主要著書に、『戦後建築論ノ-ト』『スラムとウサギ小屋』『住宅戦争』『裸の建築家──タウンア-キテクト論序説』『建築少年たちの夢』『進撃の建築家たち──新たな建築家像をめざして』など。
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庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵 | 山内 朋樹
¥2,860
フォルムアート社 2023年 ソフトカバー 四六判 - 内容紹介 - 徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生! 庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。 庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、 京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。 庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。 本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える! ----------------- 千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦! 庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。 ----------------- 目次 はじめに――ぼくが庭のフィールドワークに出る理由 第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学①〉 1 ただの石から見られる石へ 2 つくる行為をうながすもの 3 他性の濁流をおさめる 第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵①〉 1 不確かさのなかでともに働く 2 設計図とはなにをしているのか? 第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学②〉 1 石と石とが結びつくとき 2 意図しないものの蓄積とパターン 3 あってないような庭とありてある庭 第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵②〉 1 バラバラの物をDIYで結びつけよ 2 庭師の知恵と物騒な共存 3 物と踊る技術 第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学③〉 1 造形的達成はどこからやってくる? 2 石をかたづけるときに起こること 3 質的飛躍と作庭の終わり おわりに――フィールドワークは終わらない - 著者プロフィール - 山内朋樹 (ヤマウチトモキ) (著/文) 1978年兵庫県生まれ。京都教育大学教員、庭師。専門は美学。在学中に庭師のアルバイトをはじめ研究の傍ら独立。庭のかたちの論理を物体の配置や作庭プロセスの分析から明らかにするフィールドワークをおこなっている。共著に『ライティングの哲学』(星海社、2021年)、訳書にジル・クレマン『動いている庭』(みすず書房、2015年)。
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日本の不思議な名建築111 | 加藤 純, 傍島 利浩(写真)
¥1,980
エクスナレッジ 2024年 ソフトカバー 176ページ B5変型判 - 内容紹介 - 24の不思議な建物を新たに追加し、 『日本の不思議な建物101』がさらにパワーアップ! 「この建物はどうしてこんな形をしているのか」 「建築的にどんな意味が込められているのか」 「建物の見どころはどこか」 不思議で美しい写真とともに紹介します。
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Foodscape フードスケープ 図解 食がつくる建築と風景 | 正田 智樹
¥3,300
SOLD OUT
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 224ページ A5判 縦148mm 横210mm 厚さ20mm - 内容紹介 - 地形と気候に応じた食がつくる建築と風景の図解集。カレマ村のワイン、アマルフィのレモン、小豆島の醤油、多気町の日本酒等、日本とイタリア16の食の生産現場を読み解く。蓄熱する石積みの段々畑、風を呼込む櫓、光や湿気を採り入れる窓等、自然のリズムとともにある食生産と人の暮らしを取り戻す為の建築の問いと手がかり - 目次 - プロローグ 1 食の生産とフードスケープ 1-1 イタリアの食文化に学ぶ -スローフードの発祥 1-2 エコロジカルな転回 チェントロ・ストリコからテリトーリオへ 1-3 エコロジカルな治具とスローフード・アーキテクチャー 1-4 調査方法とドローイング 2 イタリアのフードスケープ 2-1 カレマ村のワイン 2-2 ボルミダ渓谷のワイン 2-3 トレントの貴腐ワイン 2-4 ムリアルド村のにんにく 2-5 ジベッロ村のクラテッロ 【生ハムコラム】パルマの生ハム・コロンナータ村のラード 2-6 モデナのバルサミコ酢 2-7 ヴェスヴィオ山のトマト 2-8 アマルフィのレモン 2-9 トラパニの塩 【チーズコラム】 【対談】藤原辰史 3 日本のフードスケープ 3-1 四郷の串柿 【干し柿コラム】宇治田原の柿、畑地区柿小屋 3-2 醤の郷 【醤油コラム】埼玉の弓削多醤油 【味噌コラム】石井味噌 3-3 てしま天日塩ファーム 【塩コラム】珠洲の塩 【塩コラム】赤穂の塩 3-4 多気町の日本酒 【日本酒コラム】灘五郷、知多半島酒造 3-5 八女茶 3-6 田野町の大根櫓 【大根コラム】大根コラム:山之村の寒干し大根 3-7 橘本のみかん 【対談】塚本由晴 エピローグ フードスケープの維持・更新 - 著者プロフィール - 正田 智樹 (ショウダ トモキ) (著/文) 1990年千葉県生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。2016-17年イタリアミラノ工科大学留学。現地ではSlow Foodに登録されるイタリアの伝統的な食品を建築の視点から調査。2018年-現在 大手設計事務所在籍。
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具体的な建築 観察から得る設計の手がかり | 伊藤 暁
¥2,970
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 208ページ 四六判 - 内容紹介 - ーーーーーーーー 「建築はもちろん、本づくり、デザイン、料理、DIYなど、何かをつくるすべての人に役立つ工夫が詰め込まれています。」 内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)推薦! 内沼晋太郎「本チャンネル」にて紹介! 「工夫せよ!と風景はいう――『具体的な建築 観察から得る設計の手がかり』(学芸出版社)著者・伊藤 暁さん、編集者・中井きいこさん インタビュー」 ・Youtube https://www.youtube.com/watch?v=TC-El7Cnq0Y ・Spotify https://open.spotify.com/episode/61pRKhLI7K99xUpaP2eoth ーーーーーーーー 建材としての植物、地形と既製品ブロックの折り合い、カウンター足元に設置されたビールケース、風に耐えるための小屋のかたち。そこら辺にある小屋・蔵・構築物などを観察すると、そこにはつくるためのヒントが溢れていた。素材、機能、地形、技術、気候風土という5つを切り口に、観察を通して具体的に建築を考える - 目次 - I 素材 【その場で手に入るものを使う】 タイヤ垣 材の長さ 重すぎると動かせない 植物も建材 部材から素材へ 鉄のつっかえ棒 石積みと単管 コラム|「絡まり」を見る 設計事例|WEEK神山 【材の特性に従う】 左官と面材 固いものと柔らかいもの 素材の強度と腐食 【材の特性を活かす】 石の集水口 粒度で使い分ける 竹のバリエーション コラム|繰り返して上達する Ⅱ 機能 【付け足して補う】 車と橋の幅 既成部材の組み合わせ 足元を守る 地形に寄り掛かる階段 ビールケースでも十分 車輪への対応 設計事例|ほんの庵 【形態に直結する】 可変の度合いを調整する コラム|設営・撤収・運搬 ボールを遮るかたち 屋根だけの雨水対策 熱で空気を動かす 人の面と雨の面 設計事例|軽井沢の住宅 生き物が過ごす小屋 干物を作る小屋 設計事例|筑西の住宅 Ⅲ 地形 【地形に沿わせる】 下屋で調整する 傾斜に応答するかたち 設計事例|菊名の住宅 造成の労力 コラム|人力・重機・形態 【平場を作る】 懸造り 余白の使われ方 キメラ 柱と擁壁 【衝突を形態化する】 斜面と平面 機能と地形の拮抗 設計事例|横浜の住宅 地形と既製品 既製品の調整代 地形の論理と建物の論理 設計事例|WEEK神山 Ⅳ 技術 【縛る】 素人でも使える接合技術 仕口加工不要 【積む】 石垣 石と芝生 おとめ石 組積と横架材 【張る】 吊るための選択 遮るもの 設計事例|横浜の住宅 【塗る】 塗装の抽象と具体 【敷く】 材と施工の精度 設計事例|久我山の住宅 【留める】 固定の原理 設計事例|ほんの庵 Ⅴ 気候風土 【外的要因への応答】 地面に近づく 雪を割る 雪を遠ざける 風に耐える 配置と屋根勾配 バッファーを設ける 設計事例|筑西の住宅 組立・撤去・保管 風をいなす 【内部環境を調整する】 外的要因を選ぶ 越冬する小屋 設計事例|鹿嶋の住宅 - 著者プロフィール - 伊藤 暁 (イトウ サトル) (著/文) 建築家。東洋大学理工学部建築学科准教授。1976年東京都生まれ。横浜国立大学大学院修了後、aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所に勤務。2007年に伊藤暁建築設計事務所を設立し、2017年~東洋大学で教鞭をとる。2010年より継続していた徳島県神山町での取り組みを、2016年ベネチアビエンナーレ国際建築展日本館展示に出展し、特別表彰を受賞。主な作品に「えんがわオフィス」「WEEK神山」「横浜の住宅」「筑西の住宅」など。主な著書に『共感・時間・建築』(2019,TOTO出版)、『en: Art of nexus』(2016,TOTO出版)、『3.11以後の建築:社会と建築家の新しい関係』(2014,学芸出版社)など。
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建築思想図鑑 | 松田 達, 横手 義洋, 林 要次, 川勝 真一, 寺田 晶子(イラスト)
¥2,750
学芸出版社 2023年 ソフトカバー 256ページ A5判 - 内容紹介 - 建築思想を理解すれば、つくる建築、語る言葉の説得力が増す。いま知っておくべき建築思想63項目の基本を、本質を押さえたイラストと、気鋭の執筆陣による解説で理解できる入門書。難しそうな言葉でも、まずはイラストを眺めて一歩を踏み出し、建築の奥深さに触れてみよう!時代の流れや項目同士の結びつきも見えてくる。 - 目次 - はじめに(松田達) 建築思想マップ(林要次) 建築思想関連年表(松田達) 第1章 近代以前(~1851) 01 調和比例論(横手義洋) 02 建築のオーダー(横手義洋) 03 ルネサンスの理想都市(松田達) 04 匠明(小岩正樹) 05 バロック都市計画(横手義洋) 06 ピクチャレスク(横手義洋) 07 原始の小屋(横手義洋) 08 類型論(戸田穣) 09 建築様式(横手義洋) 10 空想的社会主義(林要次) 11 ラスキンの建築保存論(頴原澄子) <コラム>旅に出よう(1) イタリア:ローマにて建築2000年の伝統を味わう 第2章 近代1(1851~1914) 12 折衷主義(横手義洋) 13 構造合理主義(林要次) 14 美術建築(林要次) 15 アーツ・アンド・クラフツ運動(林要次) 16 市区改正(松田達) 17 形態は機能に従う(林要次) 18 建築進化論(倉方俊輔) 19 装飾と犯罪(本橋仁) 20 我国将来の建築様式を如何にすべきや(林要次) 21 田園都市(松田達) 22 未来派(横手義洋) 23 法隆寺再建非再建論争(野村俊一) <コラム>旅に出よう(2) ヨーロッパ:ビルディングタイプを辿る旅 ─劇場を例に 第3章 近代2(1914~1945) 24 建築非芸術論(林要次) 25 ロシア・アヴァンギャルド(本田晃子) 26 分離派建築会(天内大樹) 27 ノイエ・ザッハリヒカイト(川勝真一) 28 イタリア合理主義(鹿野正樹) 29 考現学(川勝真一) 30 近代建築の5原則(林要次) 31 有機的建築(松田達) 32 アテネ憲章(川勝真一) 33 ほんもの/いかもの(種田元晴) 34 インターナショナル・スタイル(岩元真明) 35 複製技術時代の芸術作品(砂山太一) 36 レス・イズ・モア(松田達) <コラム>旅に出よう(3) アメリカ:シカゴの近代建築食い倒れ旅(川勝真一) 第4章 現代1(1945~1970) 37 モデュロール(林要次) 38 縄文と弥生(豊川斎赫) 39 実の透明性/虚の透明性(服部真吏) 40 シチュアシオニスト・インターナショナル(南後由和) 41 メタボリズム(豊川斎赫) 42 都市のイメージ(吉村有司) 43 プラグイン・シティ(木内俊彦) 44 住宅は芸術である(セン・クアン) 45 見えない都市(松田達) 46 群造形(豊川斎赫) 47 すべては建築である(川勝真一) 48 か・かた・かたち(浜田晶則) 49 類推的都市(片桐悠自) 50 ラーニング・フロム・ラスヴェガス(高砂充希子) <コラム>旅に出よう(4) フランス:ル・コルビュジエの世界を旅しよう(松田達) 第5章 現代2(1970~) 51 アドホック(川勝真一) 52 神殿か獄舎か(豊川斎赫) 53 ポスト・モダニズム(松田達) 54 脱構築主義の建築(入江徹) 55 様相論(松田達) 56 消費の海に浸らずして新しい建築はない(山本至) 57 ビッグネス(稲垣拓) 58 テクトニック(高橋堅) 59 メイド・イン・トーキョー(吉村英孝) 60 動線体/決定ルール、あるいはそのオーバードライブ(西澤徹夫) 61 負ける建築(中村航) 62 アルゴリズム(松田達) 63 デジタルファブリケーション(クマタイチ) <コラム>旅に出よう(5) 日本:建築旅行オススメ都道府県私的ベスト10(松田達) 建築書の影響力(横手義洋) 建築思想を拓いた世界の建築家32(川勝真一) 建築思想を拓いた日本の建築家32(川勝真一) 参考文献 索引 - 著者プロフィール - 松田 達 (マツダ タツ) (著/文 | 編集) 1975年石川県生まれ。建築家、静岡文化芸術大学デザイン学部准教授。専門:建築学、都市学。1999年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。隈研吾建築都市設計事務所を経て、パリ第12大学パリ都市計画研究所にてDEA課程修了。東京大学先端科学技術研究センター助教等を経て、現職。著書に『記号の海に浮かぶ〈しま〉(磯崎新建築論集 第2巻)』(岩波書店、2013年)、『ようこそ建築学科へ! 建築的・学生生活のススメ』(学芸出版社、2014年)(いずれも共著)ほか。作品に《JAISTギャラリー》ほか。 横手 義洋 (ヨコテ ヨシヒロ) (著/文 | 編集) 1970年鹿児島県生まれ。建築史家、東京電機大学未来科学部建築学科教授。専門:西洋建築史、近代建築史。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学助教、イェール大学研究員を経て現職。著書に『イタリア建築の中世主義』(単著、中央公論美術出版、建築史学会賞受賞)、『近代建築史』(共著、市ヶ谷出版)、『日本建築思想史』(共著、太田出版)など。 林 要次 (ハヤシ ヨウジ) (著/文 | 編集) 1975年神奈川県生まれ。建築家・建築学者、芝浦工業大学特任研究員、センブンノイチ株式会社共同代表。専門:設計意匠、建築理論、建築教育。芝浦工業大学卒業。横浜国立大学大学院修了。パリ第8大学D.E.A.(建築・都市設計)課程修了後、日仏で建築・都市設計修行。近代日本のフランス建築理論と教育手法の受容の研究で博士(工学)取得。訳書にル・コルビュジエ著『パリの運命』(彰国社、共訳者:松本晴子)。 川勝 真一 (カワカツ シンイチ) (著/文 | 編集) 1983年兵庫県生まれ。建築リサーチャー、キュレーター。2008年京都工芸繊維大学大学院建築設計学専攻修了。2008年に建築的領域の可能性をリサーチするプロジェクトRADを設立。以後、建築展覧会キュレーション、市民参加型ワークショップの企画・運営、都市やまちづくりのためのリサーチなどの実践を通じ、建築と社会の関わり方を探っている。 寺田 晶子 (テラダ ショウコ) (イラスト) 早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。広告、書籍、雑誌、壁画制作、企業・店舗のVIなど、イラスト、デザインを手がける。過去に、東急ハンズ(現ハンズ)、UR都市機構、鹿島建設、JR東日本、京都水族館の広告など。
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ソフトシティ 人間の街をつくる|ディビッド・シム, 北原 理雄(翻訳)
¥3,960
鹿島出版会 2023年 ハードカバー 262ページ B5変型判 - 内容紹介 - ヤン・ゲール理論の実践書。 刊行2年で20か国語に翻訳された待望の書、ついに日本で発売。 近年、人にやさしい建築と都市計画を扱った文献が増えているが、『ソフトシティ』はそこに加わった重要な一冊である。実際、建築と都市計画はもっとソフトになる必要がある。――ヤン・ゲール(序文より) ヤン・ゲールの「人間の街」の理念は世界に広がり、各地でプロジェクトが動き出すようになった。デザインから実現の段階に入ったといってよい。それでは、どのようにして「人間の街」を実現すればよいのか? 読者はその答えを本書に見いだすことができるだろう。――「訳者あとがき」より - 目次 - 日本語版への序 序文 ヤン・ゲール はしがき 序論 建物のあいだのアクティビティからソフトシティへ 隣人と暮らす 街区をつくる 都市化社会でローカルに暮らす 生活の時間 街に出る、人と交わる 過密化し分断された世界で 生活の重層化 天候と共生する 気候変動の時代に ソフトは壊れにくい 9つの基準 住みよい都市的密度のために フォトエッセイ ソフトジャパン――日本各地で目にしたソフトな新旧都市現象 訳者あとがき - 著者プロフィール - ディビッド・シム (ディビッド シム) (著/文) 1966年スコットランド生まれ。スウェーデンの都市デザイナー、建築家。 スコットランドの建築学生だった19歳の時、ヤン・ゲールの講義を聴いて感銘を受け、スカンジナビアに渡って建築を学ぶ。ルンド大学(スウェーデン)で教鞭をとった後、2002年からゲール・アーキテクツに参加し、クリエイティブディレクターを務める。その間、世界各地の都市でマスタープラン、都市戦略、都市デザインを手がけ、特にクライストチャーチ(ニュージーランド)の震災復興計画で高い評価を得た。高密度のなかで人間的スケールを維持し、人びとが快適に交流し暮らせるソフトな街づくりを先導。『ソフトシティ』は、出版後2年で約20か国語に翻訳され、住みよく持続可能な都市の指針となっている。現在はスウェーデンにコンサルタント会社を設立し、世界中で精力的に仕事をしている。 北原 理雄 (キタハラ トシオ) (翻訳) 1947年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業。同大学院修了、工学博士。 名古屋大学助手、三重大学助教授、千葉大学大学院教授を経て、同大学名誉教授。 [著書・訳書]『都市設計』『都市の個性と市民生活』『公共空間の活用と賑わいまちづくり』『生活景』(いずれも共著)、G. カレン『都市の景観』、J. ゲール『建物のあいだのアクティビティ』『人間の街』、M. カーモナほか『パブリックスペース』、A. マタン+P. ニューマン『人間の街をめざして――ヤン・ゲールの軌跡』(いずれも鹿島出版会)など。
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空間の未来|ユ・ヒョンジュン(兪炫準), オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳)
¥2,200
クオン 2023年 ソフトカバー 372ページ 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ22mm - 内容紹介 - 望ましい未来を創造する鍵は、階層間移動を可能にする〈新しい空間〉にある いま韓国でもっとも注目される建築家が、住宅、学校、会社、商業施設、自然環境などの問題を通じて語る、ポストコロナ時代の革新的な都市文明論。 韓国で10万部超のベストセラー 東方神起のチャンミン、SHINeeのオンユらが愛読し、テレビのトーク番組でも絶大な人気を誇る著者の代表作! *本書のカバーにはカラフルなチリが漉き込まれた用紙を用いています。ピンク色などのチリがランダムに表れ、一冊一冊表情が異なります。 - 目次 - 日本語版序文:もっとも似ている二つの国 はじめに:感染症は空間を変え、空間は社会を変える 1章:庭のようなバルコニーのあるマンション 2章:宗教の危機とチャンス 3章:千人の生徒、千通りの教育課程 4章:出勤は続くのか 5章:感染症は都市を解体させるだろうか 6章:地上に公園を生み出す自動運転地下物流トンネル 7章:グリーンベルトの保存と南北統一のためのエッジシティー 8章:商業施設の危機と変化 9章:青年の家はどこにあるのか 10章:国土をバランスよく発展させる方法 11章:空間で社会的価値を作り出す おわりに:気候変動と感染症―新しい時代を作るチャンス 訳者あとがき 前書きなど この本は、新型コロナウイルスの勢いがピークに達した時期に書かれた。現在は日常生活でマスクを外せるほどコロナの影響から解放されつつあるが、ここに書かれた内容はポストコロナ時代にも読まれる価値があると思う。ある人の本性を知るためには、危機に晒された時の様子を見るべきだといわれる。緊迫した危機の状況で本来の姿が現れるからだ。建築と空間、そしてその中の人間と社会も同じだ。コロナ禍のような危機に直面した際に見られる姿が、私たち人間と社会の断面を如実に見せてくれると思う。この本はそうした断面を見ようと努力した、一人の建築家の観察日記だ。私は二〇歳の頃からずっと、空間と人間の関係について考え続けてきた。建築空間は人間の姿を映す鏡と同じだ。建築空間を見ると人間の姿を類推することができる。建築空間が変われば人間は変わり、同じく人間と社会が変われば建築空間も変わる。新型コロナウイルスによって新たに知ることになった人間の姿と、よりよい社会を作るためにどのような空間が必要なのかについて、私の考えをまとめたのが本書だ。 (「日本語版序文」より) - 著者プロフィール - ユ・ヒョンジュン(兪炫準)(著/文) 人文建築家。 弘益大学建築都市学部教授。ユ・ヒョンジュン建築士事務所、およびスペース・コンサルティング・グループ代表建築士。 韓国の延世大学で学士号を、MITとハーバード大学大学院で修士号(建築設計)を取得。その後、世界的な建築家リチャード・マイヤーの設計事務所での勤務を経て現職。 主要な作品として、マグハクトン(Mug Hakdong)・アチウル住宅(PLAIT VILLA)・世宗サンソン教会(The HUG)などがある。またInternational Architecture Award Chicago Athenaeum、German Design Awardなど、国内外で40以上の建築賞を受賞。 建築と社会についてさまざまなメディアで発言するとともに、テレビ番組や自身のユーチューブチャンネル(シャーロック・ヒョンジュン/ 셜록현준)への出演でも注目されている。 著書『都市は何によって生きているのか』『どこで暮らすべきか』『空間が作った空間』『空間の未来』は、韓国の人文社会分野では異例のベストセラーとなった。 オ・スンヨン(呉順瑛)(翻訳) 韓国生まれ、1995年日本留学。東京学芸大学連合大学院学術博士。 新大久保語学院池袋校校長。学習院大学・大妻女子大学で日本文学・ジェンダー・韓国語・日韓関係論など、幅広い講義を担当している。 著書に『臨床文学論 臨床心理学的に読む文学の中の〈わたし〉』(ミンソクウォン)、共著に『キーワードで読む日本文学 春に和歌を、秋には俳句を覚える』(グロセウム)、『楽しく学ぶハングル2』(白帝社)、訳書にキム・オンス『設計者』(クオン)などがある。
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革命と住宅|本田 晃子
¥2,970
ゲンロン 2023年 ソフトカバー 348ページ 四六判 - 内容紹介 - 革命は「家」を否定する。 社会主義の理念を実体化すべく生み出された、ソビエト/ロシアの建築の数々。しかしその実態は当初の計画からかけ離れ、狭小で劣悪な住宅環境と、建てられることのない紙上の「亡霊建築」に分離していく。理想と現実に引き裂かれた建築から見える、大国ロシアが抱える矛盾とはなにか。そしてそこで生きる人びとの姿はどのようなものだったのか。webゲンロンの人気連載「亡霊建築論」と「革命と住宅」が大幅な加筆のうえ一冊に。 - 著者プロフィール - 本田 晃子 (ホンダ アキコ) (著/文) 1979年岡山県岡山市生まれ。1998年、早稲田大学教育学部へ入学。2002年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学表象文化論分野へ進学。2011年、同博士課程において博士号取得。日本学術振興会特別研究員、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター非常勤研究員、日露青年交流センター若手研究者等フェローシップなどを経て、現在は岡山大学文学部准教授。著書に『天体建築論 レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会)。
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本のある空間採集 : 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法 | 政木 哲也
¥2,750
※トンガ坂文庫もご掲載いただいております!! 学芸出版社 2023年 ソフトカバー 192ページ A5判 - 内容紹介 - ---書店観察の新しいかたちがここに。--- 永江朗さん推薦!全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、空間を実測・図解した一冊。オルタナティブな小拠点に凝縮された、店主の創意工夫、地方や都市の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。 目次 はじめに ○東北・関東甲信越 青森県 まわりみち文庫|飲み屋小路にひっそりと積まれた木箱書架 新潟県 今時書店|現役高校生がデザインした書籍との対話空間 宮城県 book cafe 火星の庭|ひとりでいる人に寄り添う、都市のシェルター的本棚 栃木県 BOOK FOREST 森百貨店|地元の子どもと世界をつなぐ絵本のブックツリー 群馬県 REBEL BOOKS|デザイナー店主がつくりあげたブルーグレーのローカル基地 東京都 気流舎|2間角のシュタイナー建築はカウンターカルチャーの聖地 東京都 Readin’ Writin’ BOOKSTORE|40㎡の巨大壁面書架を見下ろすまちの奥座敷 東京都 Title|本が主となった民家の9m書架&隠れ家カフェ 東京都 COW BOOKS|ステンレスの内装の中で熟成された古書のある居場所 長野県 栞日|書物が発するメッセージを拡声させるアップサイクル書架 長野県 遊歴書房|門前町の一角で時空を超える、世界地図を体現したギャラリー型書架 *Column1 2時間1本勝負の「実測」 ○北陸・東海・近畿 富山県 ひらすま書房|旧郵便局のタイムレスな空間が引き寄せる古書と人の縁 石川県 オヨヨ書林 新竪町店|ぼんやりのんびり本を探せる大うなぎの寝床 石川県 石引パブリック|美大生たちの目を奪う巨大書架のビジュアルブック 静岡県 ひみつの本屋|私的に本と出会う、元映画館のチケットブース 静岡県 みんなの図書館さんかく|一箱本棚でつくる駅前商店街の溜まり場 静岡県 フェイヴァリットブックスL|友だちの家に擬態した本好きの楽園 愛知県 TOUTEN BOOKSTORE|カフェバーカウンターは奥に伸びる書架への入口 三重県 トンガ坂文庫|漁村でつくりあげた本のある暮らしとポップな異世界 三重県 USED BOOK BOX|内法80㎝四方の極小図書館 大阪府 toi books|都会の5坪空間に光る54のインデックス棚 大阪府 居留守文庫|増殖しつづける木箱で埋め尽くされた本の迷宮 大阪府 LVDB BOOKS|長屋を貫く鋼管足場書架と静けさをまとう書物たち 京都府 誠光社|6枚の袖壁がつくるほどよい没入感 京都府 ba hutte.|極薄敷地から通りに滲み出す超私的選書空間 奈良県 とほん|商店街に新風を吹き込む軽やかな角材ストラクチャー 奈良県 人文系私設図書館ルチャ・リブロ|辺境でこそ出会える1冊が待つ、山中の開架閲覧室 和歌山県 本屋プラグ|椅子も机も書架になる、自由奔放な居心地 *Column2 「作図」は孤独な作業 ○中国・四国 岡山県 蟲文庫|美観地区の古民家で交錯する店主の世界と本の世界 岡山県 451BOOKS|シンボリックな螺旋階段で巡る書架のキューブ 広島県 弐拾dB|深夜の元医院建築で本に没入する催眠的読書体験 広島県 READAN DEAT|レトロビルの佇まいを再編集した3つの小空間 鳥取県 汽水空港|セルフビルドで変化しつづける湖畔の書店小屋 島根県 artos Book Store|もの・人・音楽を本でつなぐ交易空間の配置計画 山口県 ロバの本屋|バイタリティとユーモアで山奥の元牛舎をセルフリノベ 香川県 本屋ルヌガンガ|大階段から棚板まで、本と目が合う一瞬を設計する 香川県 へちま文庫|本を引き立てる家具と読みたくなる風景 愛媛県 書房ドミンゴ|駄菓子屋的な距離感で近所の子どもの好奇心をかきたてる *Column3 本のある空間とまちの関係 ○九州・沖縄 福岡県 MINOU BOOKS|本との出会いを誘発する賑やかな窓際書架 福岡県 ナツメ書店|元時計店の意匠と呼応する精緻な配架計画 熊本県 橙書店|ひしめく本と人との遭遇を静かに見守るカウンター 鹿児島県 古書リゼット|ビルの共用部を書店空間とした本箱のパッサージュ 沖縄県 市場の古本屋 ウララ|つい足を止めてしまう、通りにはみ出た個性派本棚 全国 BOOK TRUCK|フェスから団地まで、出会いを詰め込んで走る移動書店 *Column4 予定調和ではない本との出会い 店舗情報 おわりに
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建築と触覚 空間と五感をめぐる哲学|ユハニ・パッラスマー, 百合田 香織(翻訳)
¥3,300
草思社 2022年 ソフトカバー 208ページ 函入 四六判 - 内容紹介 - すべてが視覚情報化され消費されていくかのような昨今、 建築が本来もつ「五感を統合する」という役割を今こそ見直すべきである。 メルロ=ポンティ、バシュラールらの議論を踏まえながら、 建築における触覚、聴覚、味覚、嗅覚の重要性を再考し、 あるべき本流の空間とは何かを問う。 ラスムッセン、クリスチャン・ノルベルグ=シュルツらの精神を継承する、 北欧の最重要建築理論家による著、待望の邦訳。 スティーヴン・ホール推奨。 「パッラスマーは単なる理論家ではない。 現象学的に洞察する力をもつすぐれた建築家だ。 分析不可能な諸感覚の建築を実践に移し、 その現象学的な性質でもって自身が建築哲学について著してきたものを具象化している。」 世界的建築情報サイトArchiDailyが選ぶ、名建築書ベスト150に選出。 <目次より> 前書き 「薄氷」スティーヴン・ホール 序論 世界に触れる 第一部 視覚と知識 視覚中心主義への批判 ナルシストの眼とニヒリストの眼 声の空間と視覚の空間 網膜の建築、立体感の喪失 視覚イメージとしての建築 物質性と時間 「アルベルティの窓」の拒絶 視覚と感覚の新たなバランス 第二部 身体中心 複数の感覚による経験 陰影の重要性 聴覚の親密さ 静寂、時間、孤独 匂いの空間 触覚の形状 石の味 筋肉と骨のイメージ 行為のイメージ 身体的同化 身体の模倣 記憶と想像の空間 多感覚の建築 建築の役割 - 著者プロフィール - ユハニ・パッラスマー (ユハニ パッラスマー) (著/文) 現代のフィンランドを代表する建築家、建築思想家。ヘルシンキ工芸大学学長、フィンランド建築博物館館長、ヘルシンキ工科大学建築学部教授・学部長を歴任。著作にThe Thinking Hand: The Thinking Hand: Existential and Embodied Wisdom in Architecture (John Wiley & Sons, 2009)、The Embodied Image: The Embodied Image: The Imagination and Imagery in Architecture (John Wiley & Sons, 2011)などがある。 百合田 香織 (ユリタ カオリ) (翻訳) 神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了。専攻は建築/建築史研究室。公務員として公共プロジェクトに従事し英国赴任同行を機に退職。建築を巡りつつ翻訳スクールに通い翻訳者として活動を始める。訳書『名建築は体験が9割』『名建築の歴史図鑑』『世界の夢の動物園』(以上、エクスナレッジ)、『配色デザインカラーパレット』(ビー・エヌ・エヌ)など。
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巨匠たちの住宅 20世紀住空間の冒険|淵上 正幸
¥2,860
青土社 2023年 ハードカバー 272ページ 四六判 - 内容紹介 - 「20世紀の建築家は住宅で勝負をした。住宅にエネルギーのすべてを賭け、哲学のすべてをぶちこんだ。」――隈研吾 モダニズム建築の真髄は、住宅にあり! ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト、アドルフ・ロース、ル・コルビュジエ……20世紀を生きた巨匠たちが、住宅建築に込めた創造性のすべて。建築設計は住宅に始まって住宅に終わる。実際に訪ね歩いて、書き綴られた貴重な名建築探訪。
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桂離宮のブルーノ・タウト ドイツ・ロマン主義と禅の精神世界|長谷川 章
¥3,960
工作舎 2022年 ハードカバー 304ページ A5判 - 内容紹介 - 亡命先の日本で桂離宮と運命的な出会いを果たし、その美しさを世界に伝えた建築家、ブルーノ・タウト。『画帖 桂離宮』 はタウトが毛筆で一気に描き上げた、二十六葉の桂離宮論=建築空間論である。ドイツ語で書かれた原文を丹念に読み解き、タウトが見出した 「関係性の芸術」 とその精神に迫る。 目次 まえがき 『画帖桂離宮』とは何か 第1章◉桂離宮―『画帖桂離宮』の誕生 第1節 桂離宮のブルーノ・タウト 第2章◉ 御庭―『画帖桂離宮』の前半の構成と主題 第2節 表紙 第3節 思惟するのは視覚である 第4節 御殿へのアプローチ 第5節 御庭の松琴亭へ 第6節 松琴亭から賞花亭へ 第7節 新御殿の御庭と伊勢 第8節 御庭から導き出された結論 第3章◉御殿―『画帖桂離宮』の後半の構成と主題 第9節 御殿の意匠 第10節 空間の軸と動線 第11節 建築家の三つの条件 第12節 芸術の精神への変換 第13節 惜別の辞 あとがき 関係性の美学から中動態の美学へ - 著者プロフィール - 長谷川 章 (ハセガワ アキラ) (著/文) 1954年東京生まれ。1979年早稲田大学大学院修士課程修了。1985年DAAD西ドイツ政府所給費留学(アーヘン工科大学)。『北ドイツ表現主義建築の研究』で工学博士(早稲田大学)。東京造形大学教授、早稲田大学非常勤講師。専門はドイツ近代建築史。2019年に『ブルーノ・タウト研究─ロマン主義から表現主義へ』(ブリュッケ、2017)で日本建築学会著作賞受賞。著書に『ドイツ表現主義の建築』(鹿島出版会、1989)『世紀末の都市と身体─芸術と空間あるいはユートピアの彼方へ』(ブリュッケ、2000)、『芸術と民族主義─ドイツ・モダニズムの源流』(ブリュッケ、2008)、『絵画と都市の境界─タブローとしての都市の記憶』(ブリュッケ、2014)、『分離派建築会─日本のモダニズム建築誕生』(共著、京都大学学術出版会、2020)、『田園都市と千年王国─宗教改革からブルーノ・タウトへ』(工作舎、2021)。建築設計に「横浜人形の家」(商業環境デザイン大賞、神奈川県建築コンクール優秀賞受賞、1986)、「渋谷東急百貨店東横店」(北米照明学会特別表彰受賞、1988)。
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画文でわかる モダニズム建築とは何か|藤森 照信, 宮沢 洋(イラスト)
¥2,090
彰国社 2022年 ソフトカバー 128ページ A5変型判 縦209mm 横149mm 厚さ11mm - 内容紹介 - 藤森照信によるモダニズム建築論を宮沢洋が描くイラストとともに楽しく学ぶ入門書。世界中の都市に鉄とガラスとコンクリートでつくられた四角い箱が立ち並んでいるのはなぜか? 歴史主義建築が席巻していた19世紀から一転、インターナショナル・スタイルがどのように生まれ世界に広がったのか、その謎に迫る。 目次 はじめに 宮沢洋 第1章 歴史主義建築はなぜ消えたのか 第2章 モダニズムと日本の伝統 第3章 人間の造形感覚 第4章 振り出しに戻った人類の建築 補講1 大宗教時代の建築を考える:中国や日本の寺はなぜ横長になってしまったのか 補講2 藤森照信塾長に聞く:「神は死んだ」からの「原点ゼロ」 おわりに 藤森照信
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1階革命 私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり|田中 元子
¥1,980
晶文社 2022年 ソフトカバー 280ページ 四六判 - 内容紹介 - 1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる! 1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。 日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。 “私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)” 【目次】 まえがき 第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで 第2章 喫茶ランドリーの日常 第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として 第4章 グランドレベルのデザイン11の事例 第5章 水と空気とグランドレベル 第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために あとがき - 著者プロフィール - 田中元子 (タナカモトコ) (著/文) 株式会社グランドレベル代表取締役。1975年茨城県生まれ。2004年より建築関係のメディアづくりに従事。2010年よりワークショップ「けんちく体操」に参加。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーに、株式会社グランドレベルを設立。さまざまな施設や空間、まちづくりのコンサルティングやプロデュースを手がける。2018年「喫茶ランドリー」開業。2019年「JAPAN/TOKYO BENCH PROJECT」始動。主な著書に『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(エクスナレッジ)ほか。主な受賞に「2018年度グッドデザイン特別賞 グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」、「2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)」ほか。
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英国の民家 解剖図鑑|マシュー・ライス, 岡本 由香子(翻訳), 中島 智章(監修)
¥2,420
エクスナレッジ 2022年 ソフトカバー 166ページ B5変型判 縦208mm 横180mm 厚さ16mm - 内容紹介 - 英国王チャールズ3世 推薦! ベストセラー『英国建築の解剖図鑑』『英国教会の解剖図鑑』の著者の第一作。 英国の田舎を彩る、小さな民家。 何代にもわたって住み継がれてきた家々を、 窓や扉、屋根の細部にいたるまで画家の目で詳細に記録した、 いわば「英国古民家カタログ」。 カントリーハウスやお城だけではない、 市井の人々が暮らしてきた民家にこそ、 英国の魅力が隠されているのです。 資料やガイドブックとしてはもちろん、 眺めるだけで英国を旅している気分になる一冊です。 序文を英国王チャールズ3世(執筆当時はプリンス・オブ・ウェールズ)が寄稿、 解説は『日本でもできる!英国の間取り』の山田佳世子さんが執筆しています。 ■著者紹介 マシュー・ライス(Matthew Rice ) 画家、デザイナー、作家。『英国建築の解剖図鑑』『英国教会の解剖図鑑』(ともにエクスナレッジ刊)をはじめ、英国の建築に関する著書多数。 陶芸家のエマ・ブリッジウォーターとの長年にわたるコラボレーションでも知られる。 現在はオックスフォード近くにある中世のゲートハウスに住んでいる。 ■訳者紹介 岡本由香子(おかもと・ゆかこ) 静岡県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に10年勤務。 児童書からノンフィクションまで幅広い分野の翻訳を手掛ける。 『英国教会の解剖図鑑』『英国教会の解剖図鑑』(ともにエクスナレッジ)など訳書多数。 ■監修者紹介:中島智章(なかしま・ともあき) 1970年福岡市生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。 現在、工学院大学建築学部建築デザイン学科・教授。 著書に『西洋の名建築がわかる七つの鑑賞術』(エクスナレッジ)、 共著に『パリ・ノートル=ダム大聖堂の伝統と再生 歴史・信仰・空間から考える』(勉誠出版)などがある。 『英国建築の解剖図鑑』『英国教会の解剖図鑑』監修。
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ブルーノ・タウトの工芸 : ニッポンに遺したデザイン|Taut, Bruno, 庄子 晃子(監修)
¥1,980
LIXIL出版 2013年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 74ページ 縦210mm - 内容紹介 - ブルーノ・タウトの工芸作品-螺鈿/木工/竹工/硝子/漆/照明/椅子/玩具 建築家の休日 面影を求めて(意匠/手技/次代へ/再考 工芸デッサン) SIEDLUNG 建築作品 ブルーノ・タウトと建築作品 工芸作品に見る創造-偉大な日本の伝統との対話
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ソビエトアジアの建築物 ソ連時代の中央アジアを巡る記録|ロベルト・コンテ(編集 | 写真), ステファノ・ぺレゴ(編集 | 写真), 石田 亜矢子(翻訳)
¥2,200
SOLD OUT
グラフィック社 2022年 ソフトカバー 192ページ A5変型判 - 内容紹介 - かつてソビエト連邦構成共和国であったカザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン。 1950年代からソ連崩壊にいたるまで、数々のモダニズム建築がこの地に建造されました。 本書は、イタリア人写真家のロベルト・コンテとステファノ・プレゴが中央アジアを横断し、写真におさめてきたソ連時代の建築遺産の記録です。 目次 中央アジアの都市を書き換える(文/マルコ・ブッティーノ)/ウズベク・ソビエト社会主義共和国/タジク・ソビエト社会主義共和国/カザフ・ソビエト社会主義共和国/キルギス・ソビエト社会主義共和国/ソビエト連邦時代の中央アジアにおけるモダニズム建築(文/アレッサンドロ・デ・マジストリス) - 著者プロフィール - ロベルト・コンテ (ロベルト コンテ) (編集 | 写真) 1980年生まれ。2006年に写真を撮り始める。 現在、建築設計事務所、アーティスト、デザイナーと連携し、アバンギャルド様式から、戦後のモダニズム、ブルータリズム、そして現代建築と20世紀の建築物の記録に取り組んでいる。 ステファノ・ぺレゴ (ステファノ ペレゴ) (編集 | 写真) 1984年生まれ。2006年、廃墟となったミラノの産業用地の写真を撮り始め、以後、ヨーロッパ中の廃墟を何百箇所も記録してきた。 旧ユーゴスラビアを訪れたことをきっかけに、近年、かつての社会主義国のモダニズムおよびブルータリズム建築の撮影に専心している。 石田 亜矢子 (イシダ アヤコ) (翻訳) 早稲田大学教育学部国語国文科卒。 読売新聞社(英字新聞)に勤務したのち、アートとデザイン専門のフリーランスライターに転向。 現在、主にアート及びデザイン本の翻訳を手がけている。
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水屋・水塚-水防の知恵と住まい|渡邊裕之, 河合孝, 畔柳昭雄, 高橋裕 大西成明 (写真)
¥1,980
LIXIL出版 2016年 LIXIL BOOKLET ソフトカバー 84ページ 20.5 x 21 x 0.8 cm - 内容紹介- 平屋に聳え立つ孤高の雄姿。人の背を越す高さの盛り土や石垣を「水塚」、その上に建てられた蔵を「水屋」という。かつて頻繁に洪水に見舞われた地域には、そこに住む人々の知恵から生まれた水防建築がある。人、植物、大切な家財道具などを非難させ守ってきた。 日本大学理工学部畔柳研究室での約15年に及ぶ水害地帯の建築や暮らしに関わる調査研究を土台に、本書では、中部の木曽三川、関東の利根川や荒川、また四国の吉野川流域などの洪水多発地域に見られる身を守るための10種類の建築構造物類を、撮下し図版と代々受け継ぐ持ち主の声を織り込んだ文章で紹介する。人間サイズを超える堤防が造築される昨今、個人や小さな共同体でつくられた水防建築類の今日的意味合いを巻末の論考で語る。川とともにある暮らしにはその動きを柔軟に受け入れる文化があり、その姿は地域のプロフィールとなって美しく印象づける。
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想い出の昭和型板ガラス 消えゆくレトロガラスをめぐる24の物語 | 吉田 智子, 吉田 晋吾, 石坂 晴海
¥1,980
小学館 2023年 ソフトカバー 96ページ B5変型判 - 内容紹介 - 稀少な型板ガラス60種の図鑑も収録! 「昭和型板ガラス」とは、かつてはどこの家でも窓や建具、食器棚の扉などに使われていた模様入りの板ガラス。多彩な模様のかわいらしさや、今では国内でほぼ生産されなくなっているという稀少さから、ここ数年、SNSなどでたびたび話題となっています。 pieniの吉田智子さん、晋吾さんは、そんな型板ガラスに魅せられ、古家から回収し、雑貨にリメイクして販売してきました。そんなふたりがあるとき、「昭和型板ガラスの想い出」を集めることを思い立ちます。ホームページやSNSで募集をかけると、さまざまな人たちのなにげない、けれどあたたかく、なつかしい“昭和の日常”の物語が寄せられました。エピソードをたくさんの人に知ってほしいーーその思いから、やがてふたりはnoteや音声配信メディアを使って「想い出」の発信を開始します。 本書はそうして集まったエピソードから、24の「昭和型板ガラスをめぐる物語」を収録。さらに「昭和型板ガラス」が詳しくわかる解説や、pieniさんが収集した模様60種のデザイン・名前・サイズ感がわかる「昭和型板ガラス図鑑」も収録。昭和型板ガラスの魅力をたっぷり堪能できる一冊です。 【編集担当からのおすすめ情報】 知っている世代にはなつかしく、知らない世代には新しい。そんな不思議な魅力をもつ型板ガラスの「記憶」と「記録」をひもときました。図鑑ではデザインや名前に加え、インターネットの画像などからはわかりにくいそれぞれの模様の“サイズ感”もわかるように構成しています。昭和好き、ガラス好き必読の一冊です。 目次 Prologue 物語がはじまるまでの物語 Part1 記憶の中の昭和型板ガラス Part2 昭和型板ガラスのの物語 Epilogue つなげる仕事の“その先”へ
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世界の名建築ヒストリア | マグダレーナ・イェレンスカ, アカプルコスタジオ(イラスト), 佐々木申子(翻訳)
¥1,980
エクスナレッジ 2021年 ソフトカバー 92ページ A4変型判 - 内容紹介 - 世界の名建築とその歴史が分かる ポーランド発の建築絵本! どうして石は古代から建築の材料として使われてきたの? どうしてコンクリートの建物がいっぱいつくられるようになったの? そんな素朴な疑問をピラミッドやパルテノン神殿などの古代建築から グッゲンハイム美術館やブルジュ・ハリファなどの近代・現代建築物まで 世界の102の名建築とともに読みときます。 シドニーのオペラハウスは105万以上のタイルが使われている! エンパウア・ステート・ビルは1日1階という超スピード工事で完成した! アヤソフィアには古代ギリシャ神殿の破片が使われている! などなど 明日、誰かに話したくなる名建築の秘密ももりだくさんです。 難しいことは一切なし! お洒落なイラストとともに 世界の名建築をめぐりましょう! 建築好きはもちろん、これまで建築に興味を持った方がない方にもオススメです。
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教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方 | 坂牛卓
¥924
中央公論新社 2023年 中公文庫 ソフトカバー 256ページ 新書判 - 内容紹介 - 名建築の意匠に感動し、上質な旅館で心を癒す。格別な建築とそう でない建築は何が違うのか? 建築の見方と作り方を知れば、生活 は快適になり、楽しみが増す。だが、学問・産業として発展してき た建築の世界は複雑だ。本書は、歴史をたどり、「観賞」「設計」「社会」という三つのアプローチで、基礎から建築を堪能する入門書である。建築を志す学生、なりわいにする企業人、見て楽しみたい読者にとっても、よき導き手になる。 - 著者プロフィール - 坂牛卓 (サカウシタク) (著/文) 1959年東京生まれ。博士(工学)。1985年UCLA大学院修了。1986年東京工業大学大学院修了。1998年よりO.F.D.A.associatesを主宰。日建設計、信州大学工学部教授を経て、現職。主な作品に「長野県信用組合本社ビル」、「するが幼稚園」、「リーテム東京工場」、「松ノ木のあるギャラリー」(インターナショナル・アーキテクチャー・アウォード2015年)、「運動と風景」(SD賞2017年)。著書『建築の規則』(ナカニシヤ出版、2008)、『建築の条件』(LIXIL出版、2017)、『建築の設計力』(彰国社、2020)、『会社を辞めて建築家になった』(フリックスタジオ、2023)。
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ル・コルビュジエ|八束 はじめ
¥1,012
講談社 2022年 講談社学術文庫 ソフトカバー 224ページ 文庫判 - 内容紹介 - 20世紀を代表する、最も有名な前衛建築家、ル・コルビュジエ(1887-1965)。 「全ての建築家にとっての強迫観念(オブセッション)」「近代建築の言語そのもの」……。 スイスの若き時計工芸家は、なぜこれほどまでの世界的名声を勝ち得たのか。 師との出会いと決別、数多のコンペティション落選や学界との論争、生涯転身し続けた作風の背景――。 建築界の巨匠を“人文主義者”という視点で捉え直し、豊富な図版と共に、その全体像をクリアに描き出す! 「あなたが何か新しいことを考えたと思っても、 コルブ(=ル・コルビュジエ)はそれをもうやってしまっている」 ―イギリスの建築家アリソン・スミッソン(「序章」より) 目 次 序 章 ル・コルビュジエとは誰か? 第一章 見出されたもの 第二章 「開かれた目」と「ものを見ない目」 第三章 「建築を擁護する」 第四章 「彎曲の法則」 第五章 「直角の詩」 第六章 「開かれた手」 年譜 あとがき 学術文庫版あとがき 本書の原本は、1983年9月、岩波書店より20世紀思想家文庫として刊行されました。 - 著者プロフィール - 八束 はじめ (ヤツカ ハジメ) (著/文) やつか・はじめ 1948年、山形県生まれ。建築家、建築評論家、芝浦工業大学名誉教授。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院博士課程中退。磯崎新アトリエ勤務後、独立。著書に、『逃走するバベル 建築・革命・消費』『批評としての建築 現代建築の読みかた』『空間思考』『思想としての日本近代建築』『ロシア・アヴァンギャルド建築』『ル・コルビュジエ 生政治としてのユルバニスム』、共著に『未完の帝国 ナチス・ドイツの建築と都市』など多数。