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本が語ること、語らせること | 青木海青子, 青木真兵

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夕書房 2022年
ソフトカバー 184ページ
四六変型判 縦170mm 横120mm 厚さ13mm


- 内容紹介 -
本を真ん中にすると、自然と心が開放されていく。
本に助けられてきた司書が語る、本と図書館と人生のはなし

奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて6年。夫・青木真兵とともに、山村にひっそりたたずむこの図書館を運営してきた司書・青木海青子による、初めてのエッセイ集です。

人と接するのが苦手で、本という「窓」を持つことで心に明かりを灯してきた著者が、自らの本棚を開放することで気づいたのは、「図書館」の本質的な効用でした。
本棚を前に、まるで鎧を脱ぐようにぽつりぽつりと悩みを打ち明け始める人、お互いの新たな面を発見する友人同士、世界とつながる感覚を得る人……。金銭の介在しない「彼岸の図書館」で静かに生まれる知と心の不思議な循環は、読むということ、本がそこにあることの新たな可能性を示唆しています。

エッセイの間には、ルチャ・リブロで日々行われている独自のレファレンスサービスの延長として、身近な人から寄せられた悩みに3冊の本で答えた8つの記録[司書席での対話]を収録。
本好きな人にはもちろん、日々の生活に頑張りすぎている人にもそっと手渡したい、気持ちがほぐれる優しい一冊です。

私はルチャ・リブロを開けることを通じて、「閉じた世界に窓をつくろうとしている」のかもしれません。つくろうとしているのは、自分自身のためだけでなく、みんなで一緒に外を眺められる広くて大きな窓です。(本書より)
目次
はじめに

お元気でしたか
窓を待つ
司書席での対話1 コロナ禍でリアル会議、どうする?
「公」を作る
司書席での対話2 「婚活」を始めたけれど
謎のおかえし
待つのが好き
司書席での対話3 働かない夫となぜ暮らしているのか
自助を助ける
他者を知る仕組みとしての図書館
怪獣の名づけと
司書席での対話4 自分を語る言葉が見つからない
本が語ること、語らせること
本に助けられた話1 二冊の絵本
本に助けられた話2 「わたしは疲れてへとへとだ。一つの望みも残っていない」
司書席での対話5 「趣味」と言われて
蔵書構築の森
言葉の海に、潜る、浮かぶ
司書席での対話6 評価って何?
真っ暗闇を歩く
七転八倒踊り
司書席での対話7 最近、SNSが苦痛です
司書席での対話8 自分の考えを持ちたい
交差する図書館
図書館の扱う時間のはなし
本に助けられた話3 貸してもらった本

土着への一歩


- 著者プロフィール -
青木海青子 (アオキミアコ) (著/文)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」司書。
1985年、兵庫県神戸市生まれ。約7年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともに奈良県東吉野村にルチャ・リブロを開設。2016年より図書館を営むかたわら、「Aokimiako」の屋号での刺繍等によるアクセサリーや雑貨製作、イラスト制作も行っている。青木真兵との共著に『彼岸の図書館――ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』『山學ノオト2』(エイチアンドエスカンパニー)がある。


青木真兵 (アオキシンペイ) (著/文)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。
1983年、埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。妻・海青子との共著のほか、『手づくりのアジール――「土着の知」が生まれるところ』(晶文社)などがある。

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