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人間がいなくなった後の自然|カル・フリン, 木高 恵子(翻訳)

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草思社 2023年
ハードカバー 400ページ
四六判


- 内容紹介 -
人間が消えれば、自然は回復・新生する――
これはダークツーリズムでも、廃墟趣味でもない、新時代の「環境人文書」である。

サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞/英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から大絶賛!

戦争の緩衝地帯、かつての産業の衰退地、放射能汚染地域、災害跡地…人間が見捨てた土地は、
実際にはリセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな場所となっていた。
世界中の荒廃し果てた土地を訪ね、自然の回復・新生の実態を追った、人間中心主義以降の時代の、
環境人文学の最先端を行く野心作。

「二年間かけて、最悪のことが起きてしまった場所を旅した。戦争、原子炉のメルトダウン(炉心溶融)、自然災害、砂漠化、毒化、放射能汚染、経済崩壊に見舞われた風景である。世界の最悪の場所ばかりを次々に並べる本書は暗黒の書というべきかもしれない。しかし実のところ、本書は救済の書なのである……ある場所が見違えるほど変わってしまい、すべての望みが絶たれたように見えるとき、どのようにして別の種類の生命の可能性を育むのだろうか。」
(本書より)

●目次
第一部:人間のいない間に
第一章 荒地:スコットランド、ウエスト・ロージアンのファイブ・シスターズ
第二章 無人地帯:キプロスの緩衝地帯
第三章 旧農地:エストニア、ハリュ
第四章 核の冬:ウクライナ、チョルノービリ

第二部:残る者たち
第五章 荒廃都市:アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト
第六章 無秩序の時代:アメリカ合衆国、ニュージャージー州、パターソン

第三部:長い影
第七章 不自然な淘汰:アメリカ合衆国、スタテンアイランド、アーサー・キル
第八章 禁断の森:フランス、ヴェルダン、ゾーン・ルージュ
第九章 外来種(エイリアン)の侵略:タンザニア、アマニ
第一〇章 ローズコテージへの旅:スコットランド、スウォナ島

第四部:エンドゲーム
第一一章 啓示:モンセラトの首都 プリマス
第一二章 大洪水と砂漠:アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ソルトン湖


- 著者プロフィール -
カル・フリン (カル フリン) (著/文)
作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得。著書にオーストラリアの植民地問題を扱った「Thicker Than Water」がある。


木高 恵子 (キダカ ケイコ) (翻訳)
淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として小学館ホームパルその他で勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校、インタースクール大阪校に通学し、英日翻訳コースを修了。訳書に『ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物』(草思社)がある。

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