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アンカット・ファンク 人種とフェミニズムをめぐる対話 | ベル・フックス, スチュアート・ホール(著), 吉田 裕(訳)

¥2,970 税込

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人文書院 2023年
ソフトカバー 250ページ
四六判 縦188mm 横132mm 厚さ18mm


- 内容紹介 -
カルチュラル・スタディーズとフェミニズムの出会い

ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイデンティティ・ポリティクスなど、20世紀後半の社会状況を踏まえた議論の数々と、それらに自らの人生を重ねた繊細な語りは、四半世紀の時を超えて新鮮な発見とアクチュアリティをもたらす。

「フェミニズムは政治についての女たちの考え方を変えた以上に、わたしの政治についての考え方を変えてしまった。」(ホール)

「場所を失うという感覚こそが、まさにフェミニズムに関して多くの男たちが恐れ続けていることなんですよ。ものの見方においてはっきりとした変化が求められているのは、性差別という観点から自身に染みついた考え方を解体するプロセスなのです。」(フックス)


- 目次 -
序文 ポール・ギルロイ  

はじめに ベル・フックス

一 フェミニズムとの出会い
二 家父長制と人種
三 戯れ、死、病
四 アイデンティティ・ポリティクス、あるいは自己を語ることの不可能性
五 男らしさと不安
六 フェミニズムと連帯の可能性

訳者あとがき
人名索引


- 著者プロフィール -
ベル・フックス (ベルフックス) (著)
1952年、ケンタッキー州生まれ。2021年没。アフリカ系アメリカ人のフェミニスト。ニューヨーク市立大学シティカレッジなどで英米文学やフェミニズムを教える。日本語訳に、『フェミニズムはみんなのもの』(堀田碧訳、新水社、新版:エトセトラブックス)、『とびこえよ、その囲いを』(里見実ほか訳、新水社)、『アメリカ黒人女性とフェミニズム』(大類久恵監訳、柳沢圭子訳、明石書店)、『アート・オン・マイ・マインド』(杉山直子訳、三元社)、『オール・アバウト・ラブ』(宮本敬子、大塚由美子訳、春風社)、『ベル・フックスの「フェミニズム理論」』(野﨑佐和、毛塚翠訳、あけび書房)など。


スチュアート・ホール (スチュアート ホール) (著)
1932年、ジャマイカ生まれ。2014年没。イギリスの文化理論家。バーミンガム大学の現代文化研究センターを率い、カルチュラル・スタディーズを確立した。著書に、Policing the Crsisis' Mugging, the State and Law & Order(Chas Critcherらとの共著、Palgrave, 1978)、The Hard Road to Renewal: Thatcherism and the Crisis of the Left(Verso, 1988)、Essential Essays, Vol. 1 & Vol. 2(Duke University Press, 2019)など。邦訳に、『親密なるよそ者』(吉田裕訳、人文書院)など。


吉田 裕 (ヨシダ ユタカ) (訳)
東京理科大学准教授。専門はカリブ文学及び思想、文化研究。著書に『持たざる者たちの文学史 帝国と群衆の近代』(月曜社)。訳書にノーム・チョムスキー『複雑化する世界、単純化する欲望 核戦争と破滅に向かう環境世界』(花伝社)、ニコラス・ロイル『デリダと文学』(共訳、月曜社)、ポール・ビュール『革命の芸術家 C・L・R・ジェームズの肖像』(共訳、こぶし書房)、ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』(月曜社)、スチュアート・ホール、ビル・シュワルツ『親密なるよそ者』(人文書院)など。

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