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げんじものがたり | いしいしんじ

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講談社 2023年 講談社文庫
ソフトカバー 368ページ
文庫判


- 内容紹介 -
“今”の京都の声でよみがえる、源氏物語!

「紫式部が隣でおしゃべりしているかのように綴られる、
若き日の「光君」の物語に、ぐっと引き込まれました」
―本上まなみ(俳優・エッセイスト)

「桐壺」帖から「葵」帖までの9帖を原文に忠実に訳した、
作家・いしいしんじによる平安京の大ベストセラー恋愛物語。

光源氏が誕生する「桐壺」帖から、のちに最愛の女性となる紫の上が登場する「若紫」帖を経て、
正妻・葵の上のもののけによる死が描かれる「葵」帖(源氏23歳頃)まで、
9帖を抄訳して収録。光(ひかる)君(くん)の若き日の成長譚と、さまざまな姫君たちとの華麗な恋愛絵巻が描かれます。
源氏物語に詳しい人はもちろん、読むことを敬遠してきた人へ。
令和に蘇る平安の宮中恋愛劇を、ゆるりとお楽しみください。


- 著者プロフィール -
いしい しんじ (イシイ シンジ) (著/文)
1966年大阪市生まれ。京都大学文学部卒。1996(平成8)年、短篇集『とーきょーいしいあるき』(のち『東京夜話』に改題して文庫化)、2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、16年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説に『トリツカレ男』『プラネタリウムのふたご』『ポーの話』『みずうみ』『よはひ』『海と山のピアノ』『マリアさま』、エッセイに『京都ごはん日記』『且坐喫茶』『毎日が一日だ』『きんじよ』『ピット・イン』など。09年から京都市在住。

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