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現代思想2024年2月号 特集=パレスチナから問う -100年の暴力を考える-

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青土社 2024年
ソフトカバー 254ページ


- 内容紹介 -
いま何が起きているのか?
ハマスへの「報復」として、パレスチナの地ではイスラエルによる爆撃と封鎖が続いている。目まぐるしく塗り替えられていく情況からは、しかし決していま始まったわけではないパレスチナ/イスラエル問題にねざす差別・植民・占領の歴史が浮かび上がってくる。この地で何が起きているのか――その背景となる構造的暴力に目を凝らす。

目次*
【討議】
パレスチナと第三世界――歴史の交差点から連帯する / 金城美幸+早尾貴紀+林裕哲
【歴史の地平から】
なぜイスラエルは対ガザ戦争において文脈と歴史を抹消したがるのか / イラン・パぺ(早尾貴紀訳)
ハマスが仕掛けた「シオニズムの実証実験」――世界は歴史の審判に耐えられるか? /栗田禎子
ガザにおけるハマースの闘い――その意義を考察するための断章 / 臼杵陽
聖域(ハラム)をめぐるパレスチナ人の怒り――「アクサーの大洪水」を生んだもの /山本健介
【「中東」の行方】
ひとつの「民族」を抹殺するということ / 酒井啓子
ガザ攻撃による「ナクバ」の再来 / 錦田愛子
パレスチナ――続くイスラエルの不処罰と国連の無力 / 髙橋宗瑠
付かず離れずの関係――ヨルダンとパレスチナ問題 / 臼杵悠
消えた人影、荒廃のガザ――イスラエル・ハマス戦闘の最前線 / 平野雄吾
【インタビュー】
植民国家の「出発点」を問いなおす――暴力に抗い続ける歴史意識のために / 板垣雄三
【ガザをめぐる実相】
長期にわたる対ガザ戦争 / サラ・ロイ(早尾貴紀訳)
シオニズムにとってのガザ地区――サラ・ロイ『ガザ地区』第三版を起点に / 早尾貴紀
続・ダヒヤ・ドクトリン――「勇敢な同志」へと変貌した都合の良い国 / 小田切拓
「我々は人間動物と戦っているのだ」をどのように理解すればよいのか / 保井啓志
ガザ攻撃にみるイスラエルの「水の武器化」 / 玉井良尚
【断絶の先に】
「新しい中東」以後――「裁き」から「革命的平和」へ / 鵜飼哲
脱歴史化の政治――イスラエル、フランス、パレスチナ / 須納瀬淳
「倫理的なもの」への地図――ジュディス・バトラーのパレスチナ/イスラエル論 / 二井彬緒
【応答と連帯】
パレスチナの日常をみつめて / 高橋美香
記憶と人間性の破壊に抗する〈抵抗の文化〉 / 田浪亜央江
死に損ない、生き損ないたちの連帯可能性について / 阿部小涼
この場所を脱植民地化せよ――ジェントリフィケーションとパレスチナの結節点をめぐる一考察 / 森千香子
【この声は聴こえているか】
小説 その十月の朝に / 岡真理

【連載】
佐藤文隆 / 成田龍一 /山下祐介 /山口尚
【研究手帖】
経済学者の限界? / 岩瀬祐介

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