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ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと | アンジェラ・チェン, 羽生有希(翻訳)

¥2,750 税込

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左右社 2023年
ソフトカバー 448ページ
四六判


- 内容紹介 -
セックスって本当に必要?

交際・結婚していたらセックスするのは当たり前?
「男らしく」あるために、男がセックスを主導しなければというプレッシャー。
恋愛と友情を区別するのはセックスなのか。
同性同士の恋愛ではいつもセックスが中心にされる。
フェミニストはいつだって性的に奔放?
「性的に抑圧されているムスリム女性」「性に関心のない障害者」「おしとやかなアジア人女性」というステレオタイプとアセクシュアルの狭間で葛藤。

恋愛、障害、フェミニズム、男らしさ、アイデンティティ、人種──
ロマンティック・アセクシュアルの当事者である著者が、「他者に性的に惹かれない」というアセクシュアルの視点から、私たちの常識を揺さぶる。
著者の経験と100人のインタビューにもとづく唯一無二のルポエッセイ。
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ゴシップは、キスや熱愛を中心に繰り広げられる。誰かと会話するとき、セックスは──誰がしそうで、誰がするかもしれなくて、誰がしたがっているのか──極めて重要な話題になる。たとえ誰も何もしていなくてもだ。そんなふうにみんなが新たにこぞってとりつかれている考えが理解不可能なものに思われることもある。他のみんなの脳がハイジャックされてしまったみたいだ。(本書より)

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目次
著者によるはしがき

Part 1 自己
 プロローグ 
 第1章  アセクシュアリティにたどり着いて 
 第2章  〈否定を通して〉説明する 
 第3章  強制的性愛と(男性の)アセクシュアル存在 

Part 2 変奏
 第4章  お前を解放させてくれよ 
 第5章  ホワイトウォッシュされて 
 第6章  病めるときも健やかなるときも 190

Part 3 他者
 第7章 恋愛再考 
 第8章  十分もっともな理由 
 第9章  他者と遊ぶ、他者で遊ぶ 
 第10章 アナ
 第11章  どこへ向かっているのか、どこまで来たのか 

ありがとう 

原註
索引 
さらに読みたい人のために
版元から一言
近年ドラマ、コミック、映画などでも「アセクシュアル」のキャラクターが登場して注目を集めています。
しかし日本で読めるアセクシュアルについての本はまだほとんどありません。
本書はルポエッセイの形式をとっており、ジェンダー・セクシュアリティについての本を普段読まない読者にも読みやすく、なおかつ日本ではほとんど紹介されていない詳細な議論が盛り込まれていて、研究者からも絶賛の声が集まっています。
発売前、発売後も話題のたえない一冊。


- 著者プロフィール -
アンジェラ・チェン (アンジェラ チェン) (著/文)
ジャーナリスト、ライター。現在、『Wired』の上級エディター。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『アトランティック』『ガーディアン』『パリ・レビュー』『ナショナル・ジオグラフィック』などで執筆。
エース・コミュニティの一員で、学術会議やワールドプライドを含むイベントでアセクシュアリティについて講演を行っている。本書 ACE: What Asexuality reveals about Desire, Society, and the Meaning of Sex が初邦訳。


羽生有希 (ハニュウ ユウキ) (翻訳)
東京大学、東京工業大学ほか非常勤講師。国際基督教大学ジェンダー研究センター研究員。専門はフェミニズム哲学、クィア理論。著作に「コロナ禍の解釈枠組―脅かされる生をめぐるフェミニズム・クィア理論からの試論」(『福音と世界』2020年12月号)など。
主な翻訳はエリザベス・ブレイク『最小の結婚』(久保田裕之監訳、白澤社、2019 年、第1章および第2章を担当)。

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