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フェミニズム | 竹村 和子

¥1,309 税込

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岩波書店 2024年 岩波現代文庫
ソフトカバー 234ページ
縦148mm 横105mm 厚さ10mm


- 内容紹介 -
フェミニズムとは、女の解放を意図しながら、「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。(解説=岡野八代)


目次
 はじめに――いまフェミニズムを書くことについて

Ⅰ どこから来て、そしてどこまで来たのか
  前=啓蒙主義の時代
  錯綜性と矛盾の胚胎
  初期の女性運動――セネカ・フォールズ大会の場合
  第一波フェミニズムと「ドメスティック・イデオロギー」
  第二波フェミニズムとマルクス主義
  ジェンダー
  ラディカル性と連帯意識
  本質主義
  精神分析に対する両面的なアプローチ
  セクシュアリティ

Ⅱ どこへ行くのか

 第1章 身体
  1 身体的性差という虚構
  2 〈女のエクリチュール/身体〉のアポーリア
  3 形態論をめぐるフェミニズムの可能性

 第2章 慣習
  1 ジェンダー化され、ジェンダー化するハビトゥス
  2 ホモソーシャルな公的領域
  3 ポスト・ファミリーに向けて

 第3章 グローバル化
  1 境界によって分断される女
  2 他者性の呪縛
  3 グローバル化とフェミニズム

Ⅲ 基本文献案内

 あとがき

 対談 親密圏と公共圏の〈あいだ〉――孤独と正義をめぐって……………齋藤純一・竹村和子
 解説 未来からもたらされた、フェミニズム……………岡野八代


- 著者プロフィール -
竹村 和子 (タケムラ カズコ) (著/文)
竹村和子
Kazuko Takemura
1954‒2011年.元お茶の水女子大学大学院教授.お茶の水女子大学大学院修士課程修了,筑波大学大学院博士課程退学.博士(人文科学).専門は英語圏文学,批評理論,フェミニズム/セクシュアリティ研究.著書に,『愛について』(2002),『文学力の挑戦』(2012),『彼女は何を視ているのか』(2012)ほか,訳書に,J. バトラー『ジェンダー・トラブル』(1999),『触発する言葉』(2004),トリン・T. ミンハ『女性・ネイティヴ・他者』(1995)ほか多数.

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