
未来学 人類三千年の〈夢〉の歴史 | ジェニファー・M・ギドリー, 南 龍太(翻訳)
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白水社 2025年
ソフトカバー 210ぺージ
白水社
- 内容紹介 -
SFからテクノトピアまで
未来論が流行している。背景には、危機と不確実性がある。一九七〇年代に流行した折には、資源危機と南北対立を受けていた。本書は、著者が二十五年にわたって「未来学」で発見した、さまざまな側面に光を当てる。
とりわけ、科学的な予測と根拠のない憶測の間に横たわる、未来をめぐって生じる葛藤に、フランクフルト学派の批判理論の観点から光を当てる。
未来は時間なのか場所なのか、あるいは、時間は円環なのか直線なのか。未来について人々が思考をめぐらせてきた三千年にわたる歴史は近代以降、マルサス的な終末論とテクノオプティミズムの両極端で宙ずりになっている。
こうした未来論の整理は、未来を論じる学問的素地がほとんどない日本ではより重要である。一九七〇年前後、小松左京、梅棹忠夫らが未来学の創設を目指し、機運が高まった時期もあったが、その後日の目を見ず、現在に至っている。
預言者からSFまで、ルネサンス・啓蒙思想からテクノトピアまで、人類が夢見た未来を概観するはじめての入門書。オックスフォード大学出版局の入門シリーズ(VSI)の待望の翻訳。
- 著者プロフィール -
ジェニファー・M・ギドリー (ジェニファー エム ギドリー) (著/文)
未来学、心理学の未来、ポストフォーマル教育の分野で40年以上にわたり研究に従事。欧米やアジア、北米、中東の国々で未来志向のプロジェクトの実施に積極的に取り組んできた。不確実性とテクノロジーへの関心が高まる現代において、学術的、組織的な仕事を通じて人間中心の未来の確立を目指している。2009~2017年、世界未来学連盟(WFSF)会長を務める。現在シドニー工科大学非常勤教授(the Institute for Sustainable Futures at the University of Technology)。地球規模の未来の課題と解決策に関するエグゼクティブや専門家向けオンライン教育サービスのGlobal Futures Education創設者。
南 龍太 (ミナミ リュウタ) (翻訳)
世界未来学連盟(WFSF)アソシエイト・日本支部代表、日本未来学会理事。大手情報通信シンクタンクの主任研究員として勤める傍ら、人工知能(AI)や宇宙、脳科学、外国人の多文化共生に関する記事や書籍を執筆。元共同通信社記者。東京外国語大学ペルシア語学科卒。新潟県出身。著書に『生成AIの常識』(ソシム)、『電子部品業界大研究』、『AI・5G・IC業界大研究』(ともに産学社)、翻訳書に『Futures Thinking Playbook』など。
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