
「透明」になんかされるものか ――鷲田清一エッセイ集 | 鷲田 清一
¥2,035 税込
残り1点
なら 手数料無料で 月々¥670から
別途送料がかかります。送料を確認する
¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
朝日出版社 2025年
ソフトカバー 284ぺージ
四六判
- 内容紹介 -
哲学者・鷲田清一、6年ぶりのエッセイ集!
ウクライナや震災、未知のウイルスなど、答えのでない出来事に隠れた問題の本質を、深くやさしい言葉で解き明かす。
日々流れてくるニュースをどう受け止めればよいかわからない人、さらに一歩踏み込んで考えてみたい人に。
======
疑いもなくじぶんはここにいる(はず)なのに、それがだれにも見えていない、
このことを「透明」というふうに表現している文章に、ここ数日間のあいだに立て続けに出会った。
見えているのにだれも見ていないものを見えるようにするだけでなく、
だれかの存在をそのように見えなくしている社会の構造そのものを見えるようにしていかなければならない。
社会について考えるということには、少なくともそうした課題が含まれているとおもう。」(プロローグより)
======
・ウクライナやガザの地で起こっている戦争を、日本の私たちはどう受け止めればいいのか
・コロナウイルスの経験を人類は今後にどう生かすのか
・戦禍のウクライナから来日した詩人が話したこと
・旧ジャニーズや政治家の会見に見られる「ずるい言葉」
・SDGsという「わかりやすい正しさ」が隠しているもの ……
まぎれもなくそこにあるのに、
だれの眼にも映らないようにされている物事を、見えるようにする60篇。
★考える足がかりとなる、読書リスト付き!
- 著者プロフィール -
鷲田清一 (ワシダキヨカズ) (著)
1949年生まれ、哲学者。大阪大学教授・総長、京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長などを歴任。哲学の視点から、身体、他者、言葉、教育、アート、ケアなどを論じるとともに、さまざまな社会・文化批評をおこなう。著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『岐路の前にいる君たちに』(朝日出版社)、『所有論』(講談社、和辻哲郎文化賞)など多数。朝日新聞にて「折々のことば」を連載中。
-
レビュー
(119)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥2,035 税込