 
 海をこえて 人の移動をめぐる物語|松村 圭一郎
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 講談社 2025年
ソフトカバー 288ページ
四六判
- 内容紹介 - 
人の移動を、ひとりの人生として、世界のあり方として、どう語るか?
「私にとって「移動」という問いは、学問的な探究という枠に収まるものではない。むしろ、互いの人生に巻き込み、巻き込まれた者として課された「宿題」なのだ」(本書「はじめに」より)
エチオピアの村で生まれ育ち、海外へ出稼ぎに行く女性たち。長年、村に通う文化人類学者の著者は、その話に耳を傾け、歩みを追いかけてきた。彼女たちの実感やリアリティと、海をこえて移動する人びとを国家の視線でとらえる言説と……。その隔たりをどう問い直し、語るか。考えながら綴るエッセイ。
〈目次〉
はじめに  移動する人が見ているもの
第一章 国境のはざまで 
第二章 フィールドで立ちすくむ 
・フィールドノート1 女性たちの旅立ち
第三章 人類学は旅をする 
第四章 移民が行き交う世界で 
・フィールドノート2 変わる家族のかたち
第五章 移民の主体性をとらえる 
第六章 移動する何者かたち 
・フィールドノート3 知りえない未来を待つ
第七章 「人の移動」という問い 
・フィールドノート4 揺らぐ夢の行方
第八章 移動の「夢」が動かすもの
おわりに 対話をつづけるために
- 著者プロフィール -
松村 圭一郎  (マツムラ ケイイチロウ)  (著)
1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『所有と分配の人類学――エチオピア農村社会から私的所有を問う』(ちくま学芸文庫)、『ブックガイドシリーズ 基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(第72 回毎日出版文化賞特別賞受賞、ミシマ社)、『これからの大学』(春秋社)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『小さき者たちの』(ミシマ社)、『旋回する人類学』(講談社)、『人類学者のレンズ――「危機」の時代を読み解く』(西日本新聞社)など。共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)がある。 
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