 
 視線と差異 フェミニズムで読む美術史|グリゼルダ・ポロック(著), 萩原 弘子(翻訳)
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 筑摩書房 2025年 ちくま文庫
ソフトカバー 512ページ
文庫判
- 内容紹介 - 
なぜ美術史から女の存在が抹消されてきたのか? 西洋近代芸術の歴史が記述・記録される過程において強力に働いてきたさまざまな偏りを明らかにし、その学としてのあり方自体に内在する権力構造と性差別を指摘する。その一方で、フェミニズムからの美術史の問いなおしは、往々にして「ニュー・アート・ヒストリー」というかたちで旧来的な美術史の語りに再包摂されてきた。そうした現状についても鋭く批判し、緻密な検証を積み重ねることで美術史そのものに根源的な変革を迫る論争の書。新版への序文をあらたに訳出した決定版。
- 目次 -
謝辞/「ラウトリッジ・クラシックス」版のための序文 
第一章 フェミニズム視点で芸術の歴史に踏みこむ イントロダクション  
第二章 視線、声、権力 フェミニスト美術史学とマルクス主義  
第三章 女性性(フェミニニティ)の空間とモダニティ  
第四章 プレ・ラファエロ派文献における記号としての女 エリザベス・シダルはどう表現されたか  
第五章 フォトエッセイ 女性性の記号  
第六章 記号としての女 その精神分析的解読――ロセッティの「美人画」は意味をもたないか?  
第七章 一九七〇年代を検証する フェミニズム視点に立つ創作実践に見るセクシュアリティと表現――ブレヒト的展望  
旧版訳者あとがき/文庫版訳者あとがき/注/ポロック主要編著一覧/図版一覧/索引
- 著者プロフィール -
グリゼルダ・ポロック  (ポロック グリゼルダ)  (著)
1949年生まれ。イギリスの美術史家・文化研究者。長年、リーズ大学で教鞭をとる。モダニスト美術史、芸術の社会史、フェミニスト美術史を含めて、これまでの美術史研究のありようを批判的に検討したことで知られる。2020年、美術史分野の研究者として初めてホルベア賞を受賞。著書に、Old Mistresses(共著)、On Gauguin、Differencing the Canonなど。
萩原 弘子  (ハギワラ ヒロコ)  (翻訳)
1951年生まれ。大阪府立大学名誉教授。専門は芸術思想史、移民文化論。著書に、『この胸の嵐』、『美術史を解きはなつ』(共著)、『ブラック』、『展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説』、訳書にR・パーカー、G・ポロック『女・アート・イデオロギー』、ジョー・スペンス『私、階級、家族』など。 
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