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ロッコク・キッチン | 川内 有緒

¥2,090 税込

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講談社 2025年
ソフトカバー 304ページ
四六判


- 内容紹介 -
2025年度(第35回)
Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作

みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?
福島第一原発事故から14年、国道六号線(ロッコク)を旅して綴った
温かくておいしい記憶

再生と希望に出会うノンフィクションエッセイ

「福島第一原発事故後を描くのにこんな方法があるのかと驚き、
最後まで見届けなければと思った。(中略)
川内さんが聞き取った孤独な語りも、積み重ねてみれば深い場所でみんな手を繋いでいる。
孤独だけど、孤立してはいない。
川内版の新しい「ロッコク地図」を頼りに、私も旅に出てみたい」 選評より
……最相葉月(ノンフィクションライター/選考委員)


・目次
はじまりのナポリタン 
1 いのはなご飯てなんだ
2 チャイと愛、繰り返される夜明け 
3 カツサンドと見上げた空
4 「3.11」という日常と非日常
5 小さなおうち、具だくさんのお味噌汁
6 鶏ガララーメンと月面探査機
7 もやい直す人々の餃子 
8 風が吹いたその後で
9 嵐のむこうのビスク鍋
10 愛と涙と勇気の中華丼
11 それぞれのカントリー・ロード
12 赤い月という名のじゃがいも
13 自分だけの地図
14 大熊町のカクテルで酔っ払う
15 ざくぎり野菜で作る男のズボラ料理
16 その柿を食べるのか
17 星空のクラムチャウダー
18 うまれたての「あったかキッチン」
19 台所から見える世界
終 ここにいられて嬉しい


- 著者プロフィール -
川内 有緒 (カワウチ アリオ) (著)
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。アメリカ、南米、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどを執筆。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』『ロッコク・キッチン』共同監督。

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