人といることの、すさまじさとすばらしさ | きくち ゆみこ
¥2,420 税込
残り1点
なら 手数料無料で 月々¥800から
別途送料がかかります。送料を確認する
¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
twililight 2025年
ソフトカバー 272ページ
四六判 縦188mm 横127mm
- 内容紹介 -
植本一子さん、安達茉莉子さん、推薦!
人間関係101の人たちへ。
“「ああもう無理だ、くたくただ 」、相変わらずベッドに大げさに倒れ込みながら、「でも それってなんでなの?」「じゃあどうしたら楽になる?」まるで何かの実験みたいにしつこく自分に問いかけて、消耗しない人との距離を、毎日言葉でさぐっている(わからなくなれば、入門クラスの生徒よろしく、書店に、図書館に駆け込んで、先達たちの言葉をあおぎながら)”(「はじめに」より)
2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを定期的に発行し、2023年にはtwililightから初めてのエッセイ集『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』を刊行した翻訳・文筆家のきくちゆみこ。
今作『人とともにいることの、すさまじさとすばらしさ』は、あたらしく引っ越してきた郊外の団地で、長年苦手としてきた「人とともにいること」の学びと向き合う日々を綴った日記エッセイ。
“遠くの生に思いを寄せながらも、身近なところにいる、それでも自分とはちがう「他者」へのまなざしを変えなくては、たどり着けない場所があるような気がしていた。ケアをじゅうぶんに発揮しながら絶え間なく人と向き合い、それでいて自分を消耗させない方法をなんとか見つけたかった。
だからこそ、家族よりは遠く、それでも「いま・ここ」で日々関わることになった団地やコミュニティについて、そこにどっぷり浸かっている自分について、書いてみたかったんだと思う。”(「あとがき」より)
前作同様、twililight web magazineでの連載をまとめ、書籍化にあたって全12回に「アフター・トーク」を書き下ろしました。
装画は中島ミドリ、デザインは横山雄。
“書くことが、時間をかけることが、わたしをケアフルでいさせてくれることを、これまでの経験で知っていたから。くり返しにしか思えない日々のなかにこそ、奇跡のような瞬間が隠れていることを、見慣れたはずの顔の上に、ふと思いがけない表情が浮かぶことを、書くことがずっと教えてくれていたから。”(同前)
《推薦コメント》
植本一子
「ひとりではできないことを、人といなくてはできないことを経験するために生まれてきて。この世界には生きる価値があるのだと気づかせてくれる。」
安達茉莉子
「人といることは、本当は秘儀のよう。団地、高速道路、図書館、海――日記という形式から織られる物語の糸先は、私やあなたの織物にもつながっている。」
- 目次 -
まえがき
1「秘儀は赤い道で起こる」
2024年9月♡日(水)の日記
2「名前、人をつなぐ呪文としての①」
2024年10月 日(日)の日記
3「名前、人をつなぐ呪文としての②」
2024年10月 日(金)の日記
4「ていねいさと親しさのあいだで」
2024年11月 日(土)の日記
5「ときにはストレンジャーになって」
2024年12月 日(水)の日記
6「Three is the magic number」
2025年1月 日(水)の日記
7「お風呂のパラダイス」
2025年2月 日(火)の日記
8「枝の上の小鳥たち」
2025年3月 日(木)の日記
9「花の陰」
2025年4月 日(金)の日記
10「共感の先、共感の手前」
2025年5月 日(土)の日記
11「贈与の輪っか」
2025年6月 日(日)の日記
12「身体を持った幽霊」
2025年7月 日(木)の日記
13「ケア-フルな山小屋」、そしてあとがき
- 著者プロフィール -
きくちゆみこ (キクチユミコ) (著)
文章と翻訳。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを定期的に発行。zineをもとにした空間の展示や言葉の作品制作も行う。主な著書に『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』(twililight)、訳書に『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)などがある。現在はルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーに取り組みつつ、新しく引っ越してきた郊外の団地にて、長年苦手としてきた「人とともにいること」の学びと向き合っている。
-
レビュー
(127)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
