マインド・エベレスト Mind Everest | 関 健作
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Type Slowly 2025年
ソフトカバー 168ページ
A5変形判 縦196mm 横150mm 厚さ14mm
- 内容紹介 -
エベレスト登頂に成功した写真家による絵日記
「世界一の稜線をこの目で見たい」
40歳、仕事も家庭も不満はない。
ただ、エベレストへの憧れだけがどうしても消えなかった。
登頂を決意したその日から山頂アタック当日まで、
溢れ出る感情とイメージを毎日ノートに綴った
4か月間の絵日記。
「エベレストに登る。そして、必ず生きて帰ってくる」
資金集め、日々のトレーニング、家族への思い。
準備を尽くしても消えない不安、現場での予期せぬトラブル。
それでも見たい未知の景色。
毎日エベレストを描き続けることで浮かび上がってきた
僕の心の中ーーMind Everest
- 前書きなど -
「いつかっていつ?」
エベレストの挑戦は妻のこんな一言からはじまった。
「いつかはエベレストに登ってみたい」学生時代から憧れている山の話をすることがあった。ある日、エベレストの話しをしていると、冒頭の言葉が返ってきた。彼女の言葉はまるで銃口を突きつけられているように鋭かった。それが冗談ではなく真剣なものだと察したからだ。「あなたはもう若くない。本気でエベレストに登りたいのなら今がいちばん若い時。行くなら今しかないでしょ」というのだ。たくさんの言い訳が胸の奥から次々と湧き出てきた。「お金ないでしょ、エベレスト登山にいくらかかると思っているんだ? 登山に2か月という期間が必要。その間仕事なしでどうやって家族を養うんだよ? 死ぬリスクだってある。もし死んだら君と娘はどうやって生きていくんだ?」そんな言葉たちだ。その根っこには得体のしれない大きな恐怖が渦巻いていた。それでも妻はまっすぐに「今年だったら応援するよ」と僕に伝えてくれたのだ。諦める理由はいくらでも出てくる。けれどこの機会を逃したら一生エベレストには登れないだろう。恐怖以上の大きな憧れが私を突き動かした。
2024年1月、エベレストの登山を決めた。「登る」と決めた瞬間から胸の中には不安や恐怖、様々な感情が溢れ出した。夢の中に何度も出てくるエベレストのことを考えると鼓動が高鳴り、体温が上がっていくのを感じる。とめどなく浮かんでくる膨大なイメージと言葉をノートに綴った。何かに昇華しなければこの興奮を抑えることができなかったのだ。
浮かんでは綴り、想いを書き、憧れの山を描いた。登頂までの日々をただただ記録していった。その時間を重ね、自分の気持ちと向き合い続けたら、自分の心がどのように変化するのか、それを知りたくて続けたのがこの絵日記「Mind Everest」である。
- 著者プロフィール -
関 健作 (セキ ケンサク) (著)
1983年千葉県生まれ。順天堂大学在学中に中国側・ネパール側のエベレストベースキャンプを訪れ、ヒマラヤに魅了される。大学卒業後の2007年から3年間、ヒマラヤ山脈の国・ブータンで教員として勤務。その経験をきっかけに、2011年よりフォトグラファーとして活動を開始。ヒマラヤの国々を中心に撮影を続けている。
第13回「名取洋之助写真賞」、APAアワード2017文部科学大臣賞などを受賞。著作に『ブータンの笑顔 新米教師が、ブータンの子どもたちと過ごした3年間』などがある。
2024年5月13日、念願だったエベレストに登頂。
https://www.kensakuseki-photoworks.com
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