「あの選挙」はなんだったのか 2024衆院選・2025参院選を読み解く | 荻上 チキ(編)
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青弓社 2026年
ソフトカバー 272ページ
A5判 縦210mm 横148mm 厚さ18mm
- 内容紹介 -
「あの選挙」で何が変わり、変わらなかったのか。民意の本当の姿とは。選挙と向き合うための知見を、政治学やデータ分析、アメリカ政治、ジェンダー平等、SNSマーケティング、ジャーナリズム、哲学対話の専門家たちがそれぞれの視点から解説する入門書。
- 目次 -
まえがき 荻上チキ
第1章 自民党はなぜ負けたのか?――消えた小選挙区ボーナスと有権者のリスク認識 飯田 健
1 自民党票の行方
2 消えた小選挙区ボーナス
3 暮らし向き評価と自民党離反
4 悲観的な暮らし向きの見通しと政党のリスク認識
第2章 並立制はどのように日本政治の混迷を深めたのか?――二〇二四年衆院選・与野党逆転の計量分析 菅原 琢
1 衆院並立制と政党政治
2 比例区の多党化と小選挙区の与野党逆転――二〇二四年衆院選結果の概略
3 激化した野党間の候補者の競合
4 立憲民主党候補を支えた国民民主党の党勢拡大
5 共産党大量擁立の影響の評価
6 小選挙区で不利な国民民主党
7 再考を迫られる並立制
第3章 誰が野党を支持しているのか?――脅かされる立憲民主党と躍進する「第三極」 秦 正樹
1 日本政治の分岐点としての二〇二四年衆院選
2 比較のなかの二〇二四年衆院選
3 「立憲民主党の伸び悩み」を科学する
4 新たなステージへ向かう野党
第4章 なぜ民主党は負けたのか?――二〇二四年アメリカ大統領選挙にみるリベラルの敗因 三牧聖子
1 二〇二四年大統領選トランプ再選の衝撃
2 「変化」を訴えられなかったハリス
3 「リベラル」から後退していったハリス
4 気候変動対策で後退したハリス
5 トランプを「平和」の候補にみせたガザ政策の失敗
コラム1 女性が選挙に立候補するとはどういうことか?――「FIFTYS PROJECT ワークショップ報告書 統一地方選挙に出馬した女性候補者が体験した制度課題および社会課題についての調査」をもとに 能條桃子
第5章 いま、メディアは選挙をどう動かしているのか? 辻 愛沙子/荻上チキ
1 選挙とインターネットというメディア
2 選挙を動かしたのはどのメディアだったのか
第6章 二〇二五年参院選は誰が勝ったのか?――日本政治の新たな局面 秦 正樹
1 二〇二五年参院選は「日本政治の転換点」か
2 世論における二〇二五年参院選の意味
3 二〇二五年参院選は誰が「勝った」のか
4 日本政治の新局面としての二〇二五年参院選
第7章 参政党の「躍進」はなぜ起きたのか?――都議選参政党投票者への追跡調査から 荻上チキ/中村知世
1 参政党支持者の基本属性
2 参政党を支持しつづけた人/離脱した人
3 ファクトチェックとメディア接触の影響
4 参政党支持者と外国人嫌悪
5 「YouTube」と陰謀論の親和性
6 参政党支持とは何か
コラム2 選挙はマイノリティーの声を聞くことができているか? 安田菜津紀
第8章 選挙を考えるとはどういうことなのか?――政治と社会と暮らしをめぐる哲学対話 永井玲衣
あとがき 荻上チキ
- 版元から一言 -
執筆者:荻上チキ/飯田 健/菅原 琢/秦 正樹/三牧聖子/能條桃子/辻 愛沙子/中村知世/安田菜津紀/永井玲衣(掲載順)
2024年衆院選と2025年参院選、「あの選挙」は一体なんだったのか?
民主党政権を挟みながらも、自公政権が長く続いてきた日本政治。2024年の衆院選では、与党が過半数を割るという大きな変化が起こった。この変化は、期待されていたような「政権交代への作用」を実際に生み出したのだろうか。驚きや戸惑い、さらには予想外の熱気など、様々な反応がみられるなかで、「あの選挙」の結果と過程から何を学び、どのように理解すべきなのか。その全体像はいまだにみえていない。
国民民主党の躍進、立憲民主党の伸び悩み、日本維新の会の凋落、参政党の急速な伸長、多様化する少数政党、そして自民党と公明党の連立与党の衆参両院での過半数割れによって生まれた新たな政権の枠組み。いまの政治状況は、本当に国民が望んだものであり、「民意」が反映された結果なのだろうか。
・「あの選挙」で起こったこと/起こらなかったこと
・「あの選挙」で変わってしまったこと/変わらなかったこと
・「あの選挙」で届いた声/届かなかった声……
選挙のたびに入れ替わる、注目政党や選挙手法のトレンド。目まぐるしく変わる状況を前に一度立ち止まり、考え、対話するための土台となる知見を、政治学、データ分析、アメリカ政治、ジェンダー平等、SNSマーケティング、ジャーナリズム、哲学対話の専門家たちがそれぞれの視点から解説。そして、そこからみえる「民意」の本当の姿とは。
「あの選挙」から「次の選挙」へ進んでいくために。
いまだからこそ知っておきたい、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書の第2弾。
- 著者プロフィール -
荻上 チキ (オギウエ チキ) (編著)
評論家。ストップいじめ!ナビ代表理事。社会調査支援機構チキラボ所長。ラジオ番組『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)メインパーソナリティ。著書に『社会問題のつくり方』(翔泳社)、『いじめを生む教室』(PHP研究所)など多数。
社会調査支援機構チキラボ (シャカイチョウサシエンキコウチキラボ) (企画)
2021年設立。社会的な議論が必要なトピックスについて実態調査をおこない発信。私たちの暮らす環境や構造がもたらす問題を明らかにしたうえで、解決課題に持続的に取り組む。これまでに手がけたプロジェクトは「ストーカー規制法改正に向けたつきまとい実態調査」「「宗教2世」当事者1,131人への実態調査」「芸能・メディア分野におけるハラスメントや圧力問題についての実態調査」「2025年東京都議選・参院選 有権者の政治意識 継続調査」など。
「社会調査支援機構チキラボ」(https://www.sra-chiki-lab.com)
飯田 健 (イイダ タケシ) (著)
同志社大学法学部政治学科教授。専門は日本とアメリカの有権者の選挙での投票行動・世論。著書に『有権者のリスク態度と投票行動』(木鐸社)、共著に『政治行動論』(有斐閣)、『計量政治分析』(共立出版)など 。
菅原 琢 (スガワラ タク) (著)
政治学者。専門は政治過程論。選挙と政治についてデータをもとにした分析を世に広く提供し、メディアなどの調査や分析のアドバイザーも務めている。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」、政治の計量分析に特化したニュースレター「菅原琢の政治分析」を運営。著書に『データ分析読解の技術』(中央公論新社)、『世論の曲解』(光文社)、共著に『調査の論理』(勁草書房)、『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会)、『平成史【完全版】』(河出書房新社)など。
秦 正樹 (ハタ マサキ) (著)
大阪経済大学情報社会学部准教授。専門は政治心理学・実験政治学。日本における野党政治や陰謀論・フェイクニュースの受容メカニズムについての実証研究。著書に『陰謀論』(中央公論新社)など。
三牧 聖子 (ミマキ セイコ) (著)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門はアメリカ政治外交史。著書に『Z世代のアメリカ』(NHK出版)、『戦争違法化運動の時代』(名古屋大学出版会)、共著に『トランプのアメリカ』(東京大学出版会)など。
能條 桃子 (ノウジョウ モモコ) (著)
FIFTYS PROJECT代表。2019年、デンマーク留学中に若者の政治参加を促すNO YOUTH NO JAPAN設立。20年、一般社団法人化。22年、「政治分野のジェンダー不平等、私たちの世代で解消を」と掲げ20代・30代の女性、ノンバイナリーなどの立候補を呼びかけ支援するFIFTYS PROJECT設立(一般社団法人NewScene代表理事)。慶應義塾大学大学院経済学研究科修士卒。「TIME」誌が選ぶ次世代の100人 TIME100 NEXT 2022選出。
辻 愛沙子 (ツジ アサコ) (著)
arca代表取締役/クリエイティブディレクター。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性がある事業作り」と「世界観にこだわる作品作り」の2つを軸にして広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。リアルイベント、商品企画、ブランドプロデュースまで、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションをおこなう。2019年春、女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマにした「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年秋から24年3月まで、報道番組『news zero』にて水曜パートナーをレギュラーで務める。多方面にわたって、作り手と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。
中村 知世 (ナカムラ チヨ) (著)
社会調査支援機構チキラボ特任研究員。教育社会学者、博士(教育学)。東京大学非常勤講師、放送大学客員准教授。地方の高校教育環境をジェンダーの視点から研究。主な論文に「高校教育とジェンダー秩序」(「教育学研究」第92巻第3号)。
安田 菜津紀 (ヤスダ ナツキ) (著)
認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録しつづけている。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。著書に『国籍と遺書、兄への手紙』(ヘウレーカ)ほか。
永井 玲衣 (ナガイ レイ) (著)
人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらく。問いを深める哲学対話や、政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」などでも活動。著書に『これがそうなのか』(集英社)、『さみしくてごめん』(大和書房)、『世界の適切な保存』(講談社)、『水中の哲学者たち』(晶文社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
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