翔びたつ女たち コレット・ドゥブレ淡彩画集|コレット・ドゥブレ(文・絵), 石川美子(著・訳)
¥2,860
残り1点
ベルリブロ 2025年
ソフトカバー 96ページ
A5変型判 縦200mm 横150mm 厚さ8mm
- 内容紹介 -
パリで活動をつづける画家コレット・ドゥブレは1990年にこう宣言した。「わたしのこころみは「限りない」数の絵によって、先史時代から現代にいたる女性のさまざまな姿形をふたたび描きなおすことである。」無数の美術に描かれた女性像を「引用」して淡彩画(ラヴィ)で物語や背景から解き放ち自由に翔びたたせる。来る日も来る日もつづけられるこの作業から近年の36点を選んで精密なカラー印刷で収録、さらにそれらの引用元の絵を添えることで彼女の視線と美しい彩色の再現に努めた。デリダやビュトールとの共同制作もあるコレット・ドゥブレの日本で初めての作品集。画家による文「月は足もとにあり」の翻訳、これら淡彩画の魅力についてのエッセー「視線は存在を自由にする」の執筆は石川美子による。
- 目次 -
「視線は存在を自由にする」(石川美子)
1990年3月の宣言(コレット・ドゥブレ)
Lavis de Colette Deblé
ルーベンス《ディアーナとエンデュミオン》
アンブール《インコをもつ女性》
ブロンズィーノ《辺獄へのキリスト降臨》
ドラクロワ《十字軍のコンスタンティノープル入城》
ブロンズィーノ《赤衣の貴婦人の肖像》
ジェラールとフラゴナール《感心な弟子》
ヴァトー《ディアーナの水浴》
アジェ 写真《ヴィレット界隈、アスラン通り、客引きをする娼婦》
ヴァトー《女占い師》
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》
ジェローム《牡羊の角を生やした女性頭部》
ティツィアーノ《サロメ》
彫刻《壺をもつ女性》
ラリック 宝飾《女とトンボを象った胸飾り》
デューラー 版画《メランコリア1》
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彫刻《女性像》エトルリア骨壺の蓋
マイヨール 彫刻《山》
ドガ《浴槽》
ドガ《女主人のパーティー》
アダン 彫刻《豊穣の女神》
ドガ《浴槽で足をふく女性》
フーケ《聖母子と天使たち》
ジャコメッティ 彫刻《見えないもの》
レジェ 陶芸《両手で撫でられる顔》
ホルスト《願い》
ゾー《旅するジプシー》
テンペスタ《インド諸島の真珠採り》
マネ《プラム酒》
ドラクロワ《オフィーリアの死》
エフラート・ファン・デル・マース《十字架のイエス》
マルテン・ファン・ファルケンボルフ《冬》
プッサン《バッカスの養育》
ブーシェ《ユピテルとカリスト》
「月は足もとにあり」(コレット・ドゥブレ )
- 著者プロフィール -
コレット・ドゥブレ (コレットドゥブレ) (文・絵)
フランスの画家。1944生まれ。1976年にパリで個展を開いて以来、ヨーロッパ中で数多く個展を催している。1990年代から古今の美術作品に描かれた女性の姿形を「引用」して淡彩画(ラヴィ)を描きつづけている。デリダ、ビュトールなど哲学者や詩人との共同制作、アーティスト・ブックも多い。2004年に日本を訪れて日本画の顔彩に魅きつけられ、以降の作品に用いるようになった。2026年、スイスに近いリュサンジュの城館で半世紀にわたる作品と著作の展覧会が行われる。
石川美子 (イシカワヨシコ) (著・訳)
フランス文学者。著書に『山と言葉のあいだ』(ベルリブロ)『ロラン・バルト』(中公新書)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『旅のエクリチュール』(白水社)『自伝の時間』(中央公論社)など。訳書にバルト『零度のエクリチュール』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『ロラン・バルト 喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(以上、みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。
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レビュー
(130)
