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私たちがやったこと|レベッカ・ブラウン, 柴田元幸(訳)

¥2,530

残り1点

twililight 2026年
ハードカバー 240ページ
B6変形判 縦170mm 横122mm 厚さ19mm


- 内容紹介 -
互いが不可欠になるために、耳を聞こえなくした“私"と、目を見えなくした“あなた”。
「私」と「あなた」という人間関係の愛の行方を描いたレベッカ・ブラウンの傑作短篇集を復刊!

復刊にあたり、レベッカ・ブラウンによる「二〇二六年復刊に向けての著者あとがき」を収録。
また、訳者・柴田元幸は、訳文のジェンダーを曖昧化する方向に修正。
装画は金井冬樹による描き下ろし。
あらためて、「私」と「あなた」という人間関係は何なのか、思いを巡らせることができる7短篇を収録しています。

“いまこれらの物語を読んでいて、私は語り手たちに、そして物語を書いた人間に言ってやりたい――いつかあなたもその幻滅と怒りを乗り越える、生き抜いて、大丈夫になる、と。そうならせてくれた経験を有難く思うようにさえなる、と。”
(二〇二六年復刊に向けての著者あとがきより)

“レベッカ・ブラウンといえば、まずは、エイズ患者たちを助けた体験に基づく『体の贈り物』と、
幻想的で力強い文章で男女・女女・男男関係の力学を浮き彫りにする本書『私たちがやったこと』を読んでもらいたい――と、訳者としては思う。”
(二〇二六年復刊に向けての訳者あとがきより)


“どんなに手を尽くしても、決して思い通りにはならない「あなた」と向き合うことでしか辿りつけない「私」がいる。そこでは「悲しいね」と「優しいね」が同等の言葉として響くから、わたしはいつも泣いてしまう。”
(きくちゆみこによる推薦コメント)


- 目次 -
結婚の悦び
私たちがやったこと
アニー
愛の詩
ナポレオンの死
いい人間
悲しみ

訳者あとがき
二〇二六年復刊に向けての著者あとがき


- 前書きなど -
『私たちがやったこと』に収められた作品のいくつかは、「私‐あなた」という語り方を採っている。べつに、変わった視点から書いてやろうとか、名前のない人物たちの話を書くぞとか、意気込んで書きはじめたわけではない。単に物語がそういうふうに湧いてきたのだ。何とかして声を届けたいと思っている誰かに手紙を書くみたいに。これらの物語が自分の中のどこから出てきたのかが私にはわかったし、誰に向かって語られているのかもわかった。それらを書くことが、当時の私には必要だったのだと思う。書くことが、何かを理解し説明する助けに、何かを追い払う助けになったのだろう。少なくとも、自分にとって困難なことを元に、何か別のものを作る助けにはなった。
(二〇二六年復刊に向けての著者あとがきより)


- 著者プロフィール -
レベッカ・ブラウン (レベッカ ブラウン) (著)
1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。


柴田元幸 (シバタ モトユキ) (訳)
1954年生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者。
ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドンなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクソン』で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。
文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集。

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