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日常性の哲学 萩原朔太郎エッセイ・セレクション

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鹿美社 2026年
ソフトカバー 312ぺージ
四六判


- 内容紹介 -
【日本近代詩の父、晩年の思索】
晩年にエッセイの普及に力を注いだ萩原朔太郎。その知られざる軌跡が明らかに。日本文学の行く末を案じた天才詩人が記す50編のエッセイ・セレクション。


- 目次 -
はじめに‐日常性の哲学

Ⅰ 気になる人間と文化

 言葉のない恋愛
 日本の家
 幸福について
 音楽について
 巡査の話
 復活した耶蘇の話
 日常口語の批判と目的性
 日本の女
 所得人 室生犀星
 野蛮への悦びーー文明の悲哀ーー
 北支事変について
 ホテルと旅館
 老年と人生
 ダンヂイズムについて
 科学への不信
 作文の話
 公衆道徳について
 住宅について
 読書と教育について
 キリスト教の秘密
 前欧州大戦の頃
 蟻と近代戦争
 頼朝の髑髏
 我等何をなすべきかーー青年の為にーー

Ⅱ 様々なる場所ともの

 秋日漫談
 ラヂオ漫談
 移住日記
 夏帽子
 動物園
 東洋の太鼓
 ゴム風船
 ゴム長靴
 悲しい新宿
 我が故郷を語る
 春の旅
 喫茶店にて
 東京風景
 風俗時評

Ⅲ 自分とは何者か

 孤独な旅人
 孤独者の独語
 隣人への挨拶
 永遠の退屈
 学校教師の話
 朗らかの話
 狼言
 秋宵記ーー独身生活についてーー
 病床生活からの一発見

Ⅳ 随筆とエッセイ

 エッセイのない文壇
 随筆の革命

解説ー晩年の朔太郎 堀辰雄
編集後記
編者補論ー随筆の思想/エッセイの思想
萩原朔太郎関係年譜


- 前書きなど -
白鳥氏の名づける「日常性の哲学」は、エッセイの訳語としては好訳ではない。だがエッセイの説明として明解であり、日本の文壇に指示することが多分にある(本文より)

近頃日本の文壇では「日常性の哲学」ということが言われて居るが、元来文学者の生活には、常に「哲学する日常性」が必要なのである。即ちゲーテも言っているように、詩人に必要なものは哲学でなくして、哲学する精神である。ベルクソンやデルタイは言う。真の意味の哲学者とは、哲学を学問する人のことでなくして、哲学する精神を気質し、且つメタフィジックを直覚する人のことである。即ち真の哲学者とは所謂「哲学者」の謂でなくして「詩人」の謂である。(本文より)


- 版元から一言 -
今まであまり顧みられてこなかった近代詩の父、萩原朔太郎の晩年に書かれたエッセイのセレクションです。

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